JPH06171052A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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Publication number
JPH06171052A
JPH06171052A JP4324019A JP32401992A JPH06171052A JP H06171052 A JPH06171052 A JP H06171052A JP 4324019 A JP4324019 A JP 4324019A JP 32401992 A JP32401992 A JP 32401992A JP H06171052 A JPH06171052 A JP H06171052A
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JP
Japan
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laminated sheet
manufactured
end plate
sheet
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4324019A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ohori
健一 大堀
Akira Shimizu
明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP4324019A priority Critical patent/JPH06171052A/ja
Publication of JPH06171052A publication Critical patent/JPH06171052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 そり及び寸法変化の少ない積層板を得る。 【構成】 所定数のプリプレグを重ねて加熱加圧して得
られた積層板を鏡板として、この鏡板の間に、構成材料
を挟んで加熱加圧する。鏡板とする積層板は、製造しよ
うとする積層板の物性値に対し曲げ弾性率50〜150
%の範囲、線膨張係数50〜150%の範囲、ガラス転
移点が±15℃であることが好ましく、これらの物性値
が縦、横、厚みの三方向すべてにおいてできるかぎり製
造する積層板に近いことが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、そり、ねじれ及び寸法
変化が少ない積層板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気用積層板は、構成材料を鏡板の間に
挟んで加熱加圧して製造される。加熱加圧した後、通常
はアニーリング処理をして歪を取り除いている。
【0003】主な構成材料は、繊維基材に熱硬化性樹脂
を含浸し、その樹脂をBステージまで硬化させたプリプ
レグ及び金属はくである。金属はくを構成材料としない
積層板もある。
【0004】繊維基材としては、紙、綿リンターなどの
天然繊維、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエ
ステル、アクリルなどの合成繊維及びガラス、アスベス
トなどの無機繊維の織布、不織布又はマットが用いられ
ている。
【0005】熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリブタジエ
ン樹脂、フェノール樹脂などが用いられている。
【0006】金属はくとしては、銅、アルミニウム、ニ
ッケルなどが用いられている。一般には銅はくが最も多
い。厚さは0.009〜0.070mmの範囲で、必要
によって裏面に接着剤層を設けている。
【0007】鏡板としては、ステンレス鋼板が用いられ
ている。ステンレスと積層板とは線膨張係数の差が大き
く、かつ曲げ弾性率も大きいため、成形時に鏡板の拘束
を受け、積層板に歪が残る。これを解決しようとして、
析出硬化型のステンレスを用いるなど種々の試みがなさ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】積層板に歪が残ると、
その後の処理過程(回路加工時のエッチング、部品搭載
時のはんだ付けなど)で、そのため、成形時に生ずる内
部歪みが残留し、配線板加工工程でのそり、ねじれ、寸
法変化が大きくなる。
【0009】そこで、この歪を除去するためにアニーリ
ング処理をしているが、十分ではない。この理由は、積
層板の熱伝導性が悪いためアニーリング効果が均等にな
らず歪を残してしまうためと考えられる。このほか、鏡
板に原因すると考えられる、積層板表面に傷、打痕、熱
変色、さびが発生することもあった。
【0010】本発明は、成形時の歪を少なくして、この
ような諸問題を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】上記の目的を解決する
ために、本発明は、所定数のプリプレグを重ねて加熱加
圧して得られた積層板を鏡板とし、この鏡板の間に、構
成材料を挟んで加熱加圧することを特徴とする積層板の
製造方法である。
【0012】鏡板とする積層板は、製造しようとする積
層板の物性値に対し曲げ弾性率50〜150%の範囲、
線膨張係数50〜150%の範囲、ガラス転移点が±1
5℃であることが好ましく、これらの物性値が縦、横、
厚みの三方向すべてにおいてできるかぎり製造する積層
板に近いことが望ましい。したがって、鏡板及び製造し
ようとする積層板の基材及び樹脂が同一であるようにす
るのが最も好ましい。
【0013】
【作用】鏡板の物性値と製造しようとする積層板の物性
値と近似しているため、鏡板と製造しようとする積層板
とが加圧加熱硬化、冷却時に示す膨張収縮などの変化に
おいて、近い挙動を示すため、積層板が、鏡板に拘束さ
れる程度が小さい。したがって、残留する内部歪みが大
幅に減少する。
【0014】
【実施例】
鏡板の製造 ブロム化エポキシ樹脂100部(重量部、以下同じ)、
ジシアンジアミド3部、硬化促進剤として2−メチル−
4−エチルイミダゾール0.17部をN,N−ジメチル
ホルムアミド25部及び2−メトキシエタノール25部
からなる溶剤に溶解してワニスとした。このワニスを、
ガラスクロス(日東紡、WE−18K−RB84)に樹
脂分44±3%となるように含浸乾燥してプリプレグを
得た。このプリプレグを8枚重ね、その両外層に厚さ1
8μmの銅はくを配し、SUS630材質、厚さ2.0
mmの鏡板の間に挟み、圧力4MPa、熱板温度180
℃で140分間加熱加圧した後、圧力をそのままにして
冷却して積層板を得た。これをエポキシ鏡板とする。こ
のエポキシ鏡板の物性は次の通りである。 曲げ弾性率:縦方向 20580MPa、横方向 18
620MPa ガラス転移点:120℃ ガラス転移点以下の線膨張係数:縦方向 1.6×10
-5/℃、横方向 1.7×10-5/℃、厚さ方向 5.
0×10-5/℃ ガラス転移点以上の線膨張係数:縦方向 83×10-5
/℃、横方向 100×10-5/℃、厚さ方向 230
×10-5/℃ ちなみに、SUS630ステンレス板の物性は次の通り
である。 曲げ弾性率:196000MPa 線膨張係数:1.1×10-5/℃
【0015】積層板の製造 ブロム化エポキシ樹脂100部(重量部、以下同じ)、
ジシアンジアミド3部、硬化促進剤として2−メチル−
4−エチルイミダゾール0.17部をN,N−ジメチル
ホルムアミド25部及び2−メトキシエタノール25部
からなる溶剤に溶解してワニスとした。このワニスを、
ガラスクロス(日東紡、WE−18K−RB84)に樹
脂分44±3%となるように含浸乾燥してプリプレグを
得た。このプリプレグを8枚重ね、その両外層に厚さ1
8μmの銅はくを配し(注:ここまでは、エポキシ鏡板
の製造と同じ)、エポキシ鏡板の間に挟み、圧力4MP
a、熱板温度180℃で140分間加熱加圧した後、圧
力をそのままにして冷却して厚さ1.6mmの両面銅張
積層板を得た。
【0016】比較例1 前記エポキシ鏡板を比較例1とする。
【0017】比較例2 比較例1のエポキシ鏡板(積層板)を175℃で30分
間加熱してアニール処理した後、室温25℃の環境下で
放冷して積層板を30℃まで冷却した。
【0018】実施例及び比較例の両面銅張積層板から、
縦330mm、横250mmの試験片を切り出し、銅は
くをエッチングで全面取り除き、そり及び寸法変化率を
調べた。
【0019】寸法変化は、常態での測定値を基準とし、
各処理後の変化率を求めた。そりは4隅の最大はねあが
りをダイヤルゲージで測定した。その結果を、そりにつ
いては表1に、寸法変化については表2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、積層板に残留する歪を
軽減でき、そり及び寸法変化の小さい積層板を製造でき
る。なお、本発明は、回路を形成した積層板を内層に有
する、いわゆる多層プリント配線板用基板の製造にも有
効である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のプリプレグを重ねて加熱加圧し
    て得られた積層板を鏡板とし、この鏡板の間に、構成材
    料を挟んで加熱加圧することを特徴とする積層板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 鏡板及び製造しようとする積層板の基材
    及び樹脂が同一であることを特徴とする請求項1記載の
    積層板の製造方法。
JP4324019A 1992-12-03 1992-12-03 積層板の製造方法 Pending JPH06171052A (ja)

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JP4324019A JPH06171052A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 積層板の製造方法

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JPH06171052A true JPH06171052A (ja) 1994-06-21

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ID=18161239

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JP4324019A Pending JPH06171052A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 積層板の製造方法

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JP (1) JPH06171052A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111361A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Panasonic Corp 金属張積層板、プリント配線板、多層プリント配線板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111361A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Panasonic Corp 金属張積層板、プリント配線板、多層プリント配線板

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