JPH06169781A - Hpv‐16 e6およびe7‐遺伝子由来ペプチドの、診断のための使用 - Google Patents

Hpv‐16 e6およびe7‐遺伝子由来ペプチドの、診断のための使用

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JPH06169781A
JPH06169781A JP4208407A JP20840792A JPH06169781A JP H06169781 A JPH06169781 A JP H06169781A JP 4208407 A JP4208407 A JP 4208407A JP 20840792 A JP20840792 A JP 20840792A JP H06169781 A JPH06169781 A JP H06169781A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 HPV‐16関連侵襲性頸癌用の信頼できる
診断マーカーとしての使用のためのウイルス構造を確認
し、HPV‐16関連侵襲性癌の治療コントロールのた
めの特異的手段を提供する。 【構成】 HPV‐16関連侵襲性頸癌の診断確認のた
めのHPV‐16遺伝子由来ペプチドの使用。好ましい
ペプチドは次表に示すHPV‐16 E7aa6‐3
5、HPV‐16 E7aa29‐52、HPV‐16
E6aa1‐23及びHPV‐16 E6aa8‐3
7。 【表1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトパピローマウイルス
16(HPV‐16)関連侵襲性頸癌の診断確認のため
のHPV‐16E6及びE7‐遺伝子由来ペプチドの使
用に関する。更に、本発明は、HPV‐16侵襲性癌の
治療用薬剤の製造のための物質であって特異的HPV‐
16 E6又はE7‐遺伝子由来ペプチドに親和性を有
する抗体にも関する。
【0002】
【従来の技術】HPV‐16はProc.Natl.Acad.Sci.US
A,80,3813-3815(1983) で最初に記載されたヒトパピロ
ーマウイルスの1タイプである。HPV‐16のDNA
配列及びゲノム構成はVirology,145,181-185(1985)で公
表されている。HPVゲノム配列は大部分の前侵襲性及
び侵襲性頸癌から回収され、HPV‐16は世界中のす
べての研究においてこれらの腫瘍で優勢なHPVタイプ
であると認識されている(1)。HPV‐16ゲノムは
頸癌の約50%に存在し、その細胞DNA中にしばしば
組み込まれる(2)。HPV関連癌の血清学的マーカー
を確認(固定)するために多くの試みが行われた。以
前、HPV‐16 E7融合タンパク質に対する血清抗
体は侵襲性頸癌症例の20.5%で、但しコントロール
対象の1.4〜3.8%でもわずかに検出されることが
報告された〔J.Natl.Cancer Inst.,81, page 1698 (198
9)〕。欧州特許出願(EP−A−)90 105 22
2.5号明細書ではHPV‐16タンパク質E4、E
6、E7及びL1における特異的血清反応領域とHPV
‐16 E4、E6、E7及びL1タンパク質に対する
特異的抗体の確認用診断キットについて開示している。
しかしながら、すべての前記研究における血清学的デー
タの解釈は困難であったが、その理由は血清ドナーがウ
イルス学的又は疫学的に充分特徴付けられていないため
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的はHPV‐16関連侵襲性頸癌用の信頼できる診断
マーカーとしての使用のためのウイルス構造の確認であ
った。更に、本発明の目的はHPV‐16関連侵襲性癌
の治療コントロールのための特異的手段を提供すること
であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】これら目的の解決法はH
PV‐16関連侵襲性頸癌の診断確認のための、HPV
‐16遺伝子由来ペプチドの使用である。好ましいペプ
チドはJ.Gen.Virol.,71,page 2709(1990) で開示された
エピトープにまたがるHPV‐16 E7aa6‐3
5、HPV‐16 E7aa29‐52、HPV‐16
E6aa1‐23及びHPV‐16 E6aa8‐3
7である(表3)。更に、HPV‐16 E6又はE7
‐遺伝子由来ペプチドに親和性を有するモノクローナル
又はポリクローナル抗体は頸癌の治療用薬剤の製造のた
めの物質として使用しうることがわかった。本発明の好
ましい局面は腫瘍増殖をコントロールするために使用で
きる細胞毒性化合物(例えば、コレラ毒素)に結合され
た上記親和性を有する抗体である。頸癌の症例‐コント
ロール研究の関係者からの血清が、HPV‐16 E6
及びE7ペプチド並びにインビトロ翻訳完全長HPV‐
16 E6又はE7ポリペプチドとの反応性に関して試
験された。E6及びE7ポリペプチド上のエピトープに
対する血清反応性はHPV‐16関連侵襲性頸癌のマー
カーであるが、但しHPV‐16関連前侵襲性疾患又は
HPV‐16と無関係の侵襲性頸癌のマーカーではない
ことが意外にもわかった。ELISA研究において、症
例とコントロール間の最も明確な差異はペプチドE7a
a6‐35(37%対9%)、ペプチドE7aa6‐3
5又はE7aa29‐52(49%対17%)、ペプチ
ドE7aa6‐35及びE7aa29‐52(16%対
0%)に対する反応性からわかった。HPV‐16が回
収されない侵襲症例及び数ヵ月ないし数年にわたりおそ
らくHPV‐16を保有する頸部上皮内腫瘍形成(CI
N)症例はE6及びE7ペプチドに対するそれらの反応
性に関してコントロールと似ていた。HPV‐16関連
侵襲癌の症例は、HPV‐16がサザンハイブリッド形
成で確認された症例(グループ1A、n=39)及びH
PV‐16がサザンハイブリっド形成ではなくPCRで
確認された症例(グループ1B、n=67)に細分割で
きた。E6及びE7ペプチドに対する抗体優勢はグルー
プ1Bよりもグループ1Aでより高かった(E7aa6
‐38に関して49%対30%;E7aa29‐52に
関して28%対16%;E6又はE7ペプチドに関して
64%対39%;いずれのペプチドに関しても70%対
51%)。これは、HPV‐16関連侵襲癌において抗
体優勢が高くなるほど生殖器路試料における多量のHP
V‐16と関連しており、ひいては大きな腫瘍負担を反
映することを示唆した。免疫学的介入はウイルス病因の
腫瘍のコントロールに関して大きな可能性を与える。E
6及びE7抗原はHPV‐16関連癌の診断及びイメー
ジングにとり有用な標的である。コレラ毒素のような細
胞毒性分子で標識された抗E6/E7抗体は治療可能性
を有する。形質転換ウイルスの初期タンパク質に対する
予防接種は腫瘍進行を妨げて、一部の症例では腫瘍の退
行を誘導することが示された。E7及びE6タンパク質
は自然感染の関係で抗原性である。これは、これらのタ
ンパク質を発現する細胞が免疫エフェクターメカニズム
に接近しうることを意味する。これはHPV関連癌の診
断、予防及びコントロールに関する免疫学的アプローチ
を追求するための理論的根拠に対して支持を与える。
【0005】
【実施例】 例1 ヒト血清によるELISAで使用のためE6上の2つの
エピトープ(E6aa1‐23及びE6aa8‐37)
及びE7上の2つ(E7aa6‐35及びE7aa29
‐52)を表す4種の合成ペプチドを製造した。これら
のペプチドはE6及びE7上におけるエピトープにまた
がっていた(表3)。血清ドナーはスペイン及びコロン
ビアにおいて頸癌の研究に付され、その場合に侵襲性頸
癌及び頸部上皮内腫瘍形成グレード1‐3(CIN1‐
3)の発生症例を挙動的及びウイルス学的特徴に関して
それらの各コントロールと比較された。コントロールは
侵襲癌症例に関して母集団に基づき、CIN1‐3症例
に関して個別的に適合させた。病状は病理学者のグルー
プにより確認された。剥離された頸部細胞はHPVに関
して、その研究の侵襲性要素について ViraPapR 、サザ
ンハイブリッド形成及びポリメラーゼ鎖反応技術で並び
にCIN症例及びコントロールについて ViraPapR 及び
サザンハイブリッド形成で試験した。症例は下記のよう
に病状及びウイルス学的診断に基づき分類した: グループ1:HPV‐16の侵襲症例(Inv‐HPV
‐16); グループ2:他のHPVの侵襲症例(Inv‐他のHP
V); グループ3:HPVが確認されなかった侵襲症例(In
v‐無HPV);及び グループ5:HPV‐16保有CIN症例(CIN‐H
PV‐16)。 侵襲症例に関するコントロールグループ4(Inv‐コ
ントロール)及びCIN症例に関するコントロールグル
ープ6(CIN‐コントロール)はコロンビア‐スペイ
ン研究の対応コントロールから選択した。グループ4コ
ントロールはグループ1、2及び3の年齢分布及び居住
国と適合し、グループ6コントロールはグループ5にお
けるCIN症例の個別的に適合されたコントロールであ
った。侵襲性症例及びコントロール(平均年齢、50
歳)はCIN症例及びコントロール(平均年齢、33
歳)よりも年長であった。血清試料はE6及びE7合成
ペプチドでELISAにおいて1:25希釈で二重に試
験した。マイクロタイタープレート〔イムノールII(Imm
unol II),ダイナテック・ラボラトリーズ(Dynatech La
boratories) ,アーリントン,VA〕のウェルをpH
7.2のリン酸緩衝液中10μg/mlのE7aa6‐38
もしくは20μg/mlのE7aa29‐52で又はpH
9.6の0.06M炭酸緩衝液中25μg/mlのE6aa
1‐23もしくは10μg/mlのE6aa8‐37でコー
トした。アッセイは西洋ワサビペルオキシダーゼに結合
された抗ヒトIgG及びABTS基質溶液で完了させ
た。各血清に関して、緩衝液ウェルの平均反応性は最終
的な吸光度値を計算するためペプチドでコートされたウ
ェルの平均反応性から差し引いた。症例(グループ1、
2、3及び5)の吸光度値の分布をマン・ホイットニー
(Mann Whitney)検定でそれらの各コントロール(グルー
プ4及び6)の場合と比較した。吸光度値に関する有意
差はグループ1症例とグループ4コントロールとの比較
で4種中3種のE6及びE7ペプチドに関してみられ
た。その差異はペプチドE7aa6‐35で最も顕著で
あった(図1〜2)。グループ1血清に関するペプチド
E7aa6‐35の中央吸光度値はグループ4血清に関
する対応値0.009(0.069)と比較して0.0
89(0.482)であり、この差異は非常に高度に有
意であった(p<0.00001)。グループ1におい
て100血清中18はグループ4の177血清中で最高
の吸光度値0.769よりも高い吸光度値をペプチドE
7aa6‐35に対して有した。グループ1においてペ
プチドE7aa6‐35に対する吸光度値の分布もグル
ープ2(p<0.05)、グループ3(p<0.0
5)、グループ5(p<0.001)及びグループ6
(p<0.0003)の場合と有意に異なっていた。グ
ループ1とグループ4の血清との間における顕著ではな
いが高度な有意差は、ペプチドE7aa29‐52(p
<0.00001)(図1〜2)及びペプチドE6aa
8‐37(p<0.001)(データは示されていな
い)に対する反応性に関してもみられた。グループ1血
清においてペプチドE6aa1‐23に対する吸光度値
の分布はグループ4血清の場合と有意には異なっていな
かった(p=0.137)。図1〜2において四分位数
間領域(ボックスの大きさ)により判断したところ、ペ
プチドE7aa29‐52ではなくペプチドE7aa6
‐35の場合にグループ1血清の吸光度値に関して顕著
な変動があった。グループ2(Inv‐他のHPV)、
3(Inv‐無HPV)及び5(CIN‐16)の症例
は対応コントロールの場合と有意には異ならないE6及
びE7ペプチドに対する反応性を有していた。2つのコ
ントロールグループ4及び6の反応性に関する差異も統
計学的に有意ではなかった。これらのデータは、HPV
‐16 E6‐E7ペプチドに対する高い反応性がHP
V‐16関連前侵襲性疾患又はHPV‐16と関連して
いることが示されない侵襲性疾患とではなくHPV‐1
6関連侵襲癌と関連していることを示した。
【0006】例2 個々の血清は、コントロール血清の吸光度値の分布に基
づきアウトライアーを除いたカットオフ吸光度値を用い
て各ペプチドに関し抗体陽性又は抗体陰性として評点し
た。コントロール血清の吸光度値の平均及び標準偏差を
(グループ4及び6に関して別々に)計算し、平均+3
SD以上の値を有する血清は除いた。次いで平均及び標
準偏差を再計算し、余分な血清を必要であれば同基準に
より除いた。このプロセスは残りの血清が除かれなくな
るまで繰返し、最終平均+3標準偏差をカットオフ値と
して採用した。個別的ペプチド及び選択されたペプチド
の組合せに対する抗体について6グループにおける血清
の%は表1で示されている。症例‐コントロール比較に
おいて、有意差は4種のE6及びE7ペプチドの各々と
E6‐E7ペプチドのいくつかの組合せに対する抗体優
勢の点でみられた。これらの差異はグループ1とグルー
プ4との比較においてだけ顕著であった(表1)。グル
ープ1血清の49%及びコントロール血清の17%は少
なくとも1つのE6‐E7ペプチドに対する抗体を有し
ていた(p<0.00001)。個々のペプチドに対す
る抗体を有するグループ1の血清の%はペプチドE7a
a6‐35に関する37%の高さからペプチドE6aa
8‐37に関する10%の低さまでにわたり、グループ
4における対応%は9%及び1%であった(双方の比較
に関して<0.00001のp値)。症例グループ3及
び5はE6‐E7ペプチドに対する抗体優勢に関してそ
れらの対応コントロールと異ならなかったが、但しコン
トロールグループ4の場合と同様にグループ1と異なっ
ていた。2種以上のペプチドに対する抗体はグループ1
で共通であったが、但し他のすべてのグループでは非常
にまれであった。E7の双方のペプチド、E6の双方の
ペプチド及び4種全部のE6‐E7ペプチドに対する抗
体はグループ1血清において各々16%、5%及び2%
でみられたが、但し他のすべての症例又はコントロール
グループからの単一血清においてみられなかった(3種
すべての症例‐コントロール比較に関してp<0.00
001)。
【0007】例3 ELISAにおいてE7ペプチドとの血清反応性の独立
的確認を得るため、グループ1のすべての入手した血清
(n=98)及びグループ4の60血清(26試料中2
4を含むが、そのグループはペプチドE7aa6‐35
又はE7aa29‐52と反応性である)を放射線免疫
沈降アッセイ(RIPA)においてインビトロ転写及び
翻訳系で合成された標識完全長E7ポリペプチドで試験
した(TT‐RIPA)。グループ1及びグループ4血
清の反応性に関して顕著な差異があった;グループ4血
清のわずか3%と比較してグループ1血清の50%がE
7ポリペプチドを免疫沈降させた(p<0.0000
1)。完全長E7 TT‐RIPAとE7ペプチドEL
ISA結果との相関関係はグループ1で高く、グループ
4血清で低かった(表2)。双方のE7ペプチドと反応
した15のグループ1血清のうちすべてがTT‐RIP
Aで確認された。グループ4における血清がいずれも双
方のE7ペプチドと反応しなかったため、グループ4に
関する対応値は得られなかった。ペプチドE7aa6‐
35単独とELISAで反応する血清の場合にTT‐R
IPAではグループ1の81%を確認したが、但しグル
ープ4血清ではわずか7%であり(p<0.0000
1)、ELISAで双方のペプチドと陰性である血清の
場合にTT‐RIPAはグループ1の30%及びグルー
プ4血清の0%で陽性であった(p<0.001)。ペ
プチドE7aa29‐52単独と反応したわずかな血清
の場合に、TT‐RIPAではグループ1血清の20%
及びグループ4血清の11%を確認した。この差異は有
意でなかった(p=0.6)。グループ2、3、5及び
6からの27のE6又はE7ペプチド反応性血清のうち
8つはTT‐RIPAで陽性結果を示した(データは示
されていない)。
【0008】例4 TT‐RIPA結果はシグナルの存在及び強度に基づき
陰性、陽性及び強い陽性として類別した。ペプチドE7
aa6‐35ELISAでの吸光度値の分布はこれらの
TT‐RIPA結果と対応させてグループ1及びグルー
プ4血清に関して図3で示されている。グループ1血清
において、ELISAで高い吸光度値ほどTT‐RIP
Aで強いシグナルと非常によく相関しており;陰性、陽
性及び強い陽性のRIPAスコアに関する平均吸光度値
は各々0.056、0.159及び1.05であった。
逆に、グループ4において2つの血清のみがTT‐RI
PAで陽性であり、強い陽性はなかった。グループ4に
おけるTT‐RIPA陰性血清の平均吸光度値は、グル
ープ1における0.056の値に対して0.1145で
あった。比較吸光度値(0.18〜0.8)におけるE
LISA陽性血清の試験において、TT‐RIPAはグ
ループ4の場合(15血清中1)よりもグループ1の場
合(19血清中15)においてはるかに多く陽性であっ
た(図3)。E6及びE7ペプチドに関するELISA
からの上記データは、HPV‐16E6及びE7上のエ
ピトープに対する抗体がHPV‐16関連侵襲癌に関す
るマーカーであることを明らかに証明している。
【0009】
【表1】 1ペプチドE7aa6‐35、E7aa29‐52、E
6aa1‐23及びE6aa8‐37に関するカットオ
フ値はグループ4における分布に基づき各々0.18、
0.12、0.36及び0.51であり、グループ4に
おける分布に基づき各々0.11、0.12、0.55
及び0.62であった。2 平均年齢 症例‐コントロール比較は、必要な場合にフィッシャー
の正確な確率を用いてカイ二乗検定で行った。** はp<0.01を表し、****はp<0.0001を表
す。
【0010】
【表2】 ****は症例及びコントロールの比較においてp<0.0
01を表す。 TT‐RIPAの記載
【0011】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】ペプチドE7aa6‐35に対する血清の吸光
度値の分布を示す説明図。各分布の要約統計がボックス
プロットで示されている。ボックスの長さは四分位数間
領域に対応し、ボックスの上限は百分順位の75番目を
表し、下限は百分順位の25番目を表す。ボックス中に
おける水平実線は中央値を表す。百分順位の90番目は
ボックスプロットから上方に伸びる線の末端において小
さなバーで示される。各アウトライアー吸光度値は白丸
で個別的に示される。ボックスプロットにおける中央値
に加えて、平均吸光度値がボックスの内側又は外側に存
在する破線で示されている。症例及び対応コントロール
の分布はマン・ホイットニー検定で比較された。
【図2】図1に続く同様の図で、ペプチドE7aa29
−52に対する血清の吸光度値の分布を示す説明図。
【図3】HPV‐16保有癌症例及びコントロールにお
けるTT‐RIPA及びペプチドE7aa6‐35EL
ISA結果の比較を示す説明図。水平ダッシュ線はEL
ISAにおいて血清陽性に関するカットオフを表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 D 8310−2J 33/569 L 9015−2J 33/574 C 9015−2J // C07K 7/10 ZNA 8318−4H C07K 99:00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】HPV‐16関連侵襲性頸癌の診断確認の
    ためのHPV‐16遺伝子由来ペプチドの使用。
  2. 【請求項2】ペプチドがHPV‐16 E7‐遺伝子由
    来ペプチドである、請求項1に記載のペプチドの使用。
  3. 【請求項3】ペプチドがアミノ酸配列PTLHEYMLDLQPETTD
    LYCYEQLNDSSEEEのHPV‐16 E7aa6‐35であ
    る、請求項1又は2に記載のペプチドの使用。
  4. 【請求項4】ペプチドがアミノ酸配列NDSSEEEDEIDGPAGQ
    AEPDRAHYN のHPV‐16 E7aa29‐52であ
    る、請求項1又は2に記載のペプチドの使用。
  5. 【請求項5】ペプチドがHPV‐16 E6由来ペプチ
    ドである、請求項1に記載のペプチドの使用。
  6. 【請求項6】ペプチドがアミノ酸配列MHQKRTAMFQDPQERP
    RKLPQLC のHPV‐16 E6aa1‐23である、請
    求項1又は5に記載のペプチドの使用。
  7. 【請求項7】ペプチドがアミノ酸配列MFQDPQERPRKLPQLC
    TELQTTIHDIILECのHPV‐16 E6aa8‐37であ
    る、請求項1又は5に記載のペプチドの使用。
  8. 【請求項8】HPV‐16 E6又はE7‐遺伝子由来
    ペプチドに親和性を有することを特徴とするモノクロー
    ナル又はポリクローナル抗体。
  9. 【請求項9】HPV‐16 E7aa6‐35に特異的
    である、請求項8に記載の抗体。
  10. 【請求項10】HPV‐16 E7aa29‐52に特
    異的である、請求項8に記載の抗体。
  11. 【請求項11】HPV‐16 E6aa1‐23に特異
    的である、請求項8に記載の抗体。
  12. 【請求項12】HPV‐16 E6aa8‐37に特異
    的である、請求項8に記載の抗体。
  13. 【請求項13】細胞毒性分子で標識された、請求項8〜
    12のいずれか一項に記載の抗体。
  14. 【請求項14】コレラ毒素で標識された、請求項13に
    記載の抗体。
  15. 【請求項15】HPV‐16侵襲性癌の治療用薬剤の製
    造のための、請求項8〜14のいずれか一項に記載のモ
    ノクローナル又はポリクローナル抗体。
JP20840792A 1991-07-13 1992-07-13 Hpv‐16 e6およびe7‐遺伝子由来ペプチドの、診断のための使用 Expired - Fee Related JP3366350B2 (ja)

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DE91111720.8 1991-07-13
EP91111720 1991-07-13

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