JPH06167157A - 自動車用ドアロックの閉鎖装置 - Google Patents

自動車用ドアロックの閉鎖装置

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JPH06167157A
JPH06167157A JP34102992A JP34102992A JPH06167157A JP H06167157 A JPH06167157 A JP H06167157A JP 34102992 A JP34102992 A JP 34102992A JP 34102992 A JP34102992 A JP 34102992A JP H06167157 A JPH06167157 A JP H06167157A
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JP
Japan
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latch
door
full
latch position
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Application number
JP34102992A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kobayashi
二三雄 小林
Junichi Shimada
淳一 嶋田
Mikio Honma
幹雄 本間
Koichi Shigematsu
重松  孝一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフラッチ位置で停止してしまったドア
を、駆動手段によりフルラッチ位置に移動させることが
できるようにして、ドアの閉じ忘れを防止する。 【構成】 ドアがフルラッチ位置にある状態から、ドア
の開扉動作を途中で止めて、ドアがハーフラッチ状態で
止まってしまったような場合には、ドアは、ハーフラッ
チ位置であるものの、駆動手段30cが作動することはな
い。その後、ハーフラッチ位置のまま、自動車が走行し
て、車速センサー16が走行を検出すると、制御回路によ
り制御されて駆動手段のモータ30cが作動し、ラッチを
ハーフラッチ位置からフルラッチ位置に移動させて、ド
アを強制的にフルラッチ位置に移動させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるドアの
閉力を軽減するため、ドアロックがハーフラッチ位置に
なったとき、駆動手段によりドアロックをフルラッチ位
置まで、強制的に移動させるようにした自動車用ドアロ
ックの閉鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアロックの閉鎖装置は、ドアを
オープン位置から閉じた場合に、ドアロックがハーフラ
ッチ位置(ドアロックに設けたラッチが車体側に固着さ
れたストライカと辛うじて係合した状態)になると、ハ
ーフラッチ検知スイッチがドアロックのハーフラッチ位
置を検知して、ドアロックのラッチに連係されたクロー
ジャーのモータを作動させて、ドアロックをシール反力
に抗して強制的にハーフラッチ位置からフルラッチ位置
まで閉め切るようになっている。(例えば、特開平3-16
1673号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような装置は、ドアをオープン位置から閉じた際にも、
また、フルラッチ位置から開けた際にも、一旦はハーフ
ラッチ位置を通ることから、ドア閉扉動作時には、クロ
ージャーのモータが駆動するが、ドア開扉動作時は、ク
ロージャーのモータが駆動しないように制御しなければ
ならないため、例えば、ドアをフルラッチ位置から開け
ようとした際に、ドア開扉動作を途中で止めて、ハーフ
ラッチ位置に停止してしまうと、その後は、ハーフラッ
チ検知動作が無効になり、ドアロックをクロージャーに
より閉めることができなくなり、ドアの閉じ忘れが発生
する問題点を有する。本発明は、従来の技術が有する上
記のような問題点に鑑み、一旦ハーフラッチ位置に停止
したドアを、駆動手段によりフルラッチ位置に移動させ
ることができるようにして、ドアの閉じ忘れを防止した
自動車用ドアロックの閉鎖装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の装置は、車体側またはドア側のいずれか一
方に設けられたドアロックに枢着されたラッチが、他方
に設けられたストライカと離脱するオープン位置と、ス
トライカと辛うじて係合するハーフラッチ位置と、スト
ライカと完全に係合し、ドアを閉止位置で拘束しうるフ
ルラッチ位置とに回動するとともに、ラッチが駆動手段
に連繋されて、駆動手段によりラッチをハーフラッチ位
置からフルラッチ位置まで強制的に移動させるようにし
た自動車用ドアロックの閉鎖装置において、ラッチのハ
ーフラッチ位置を検知するハーフラッチ検知スイッチ
と、車両の走行状態を検出する車速センサーとを備え、
ハーフラッチ検知スイッチが、ラッチのオープン位置か
らハーフラッチ位置になったことを検知したとき駆動手
段を作動させ、ラッチのフルラッチ位置からハーフラッ
チ位置になったとき駆動手段が作動しないように制御す
るとともに、ハーフラッチ検知スイッチがハーフラッチ
位置を検出しているとき、車速センサーが走行状態を検
出することにより、駆動手段を作動させる制御回路を設
けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】ドアをオープン位置から閉扉すると、オープン
位置にあるラッチにストライカが係合して、ラッチはハ
ーフラッチ位置に回動させられるとともに、ハーフラッ
チ検知スイッチがハーフラッチを検出して、駆動手段が
作動させられ、ラッチをシール反力に抗してハーフラッ
チ位置からフルラッチ位置に強制的に回動させる。ドア
がフルラッチ位置にある状態から、ドアの開扉動作を途
中で止めて、ドアがハーフラッチ状態で止まってしまっ
たような場合には、ドアは、ハーフラッチ位置であるも
のの、駆動手段が作動することはない。その後、ハーフ
ラッチ位置のまま、自動車が走行して、車速センサーが
走行を検出すると、制御回路により、駆動手段が作動さ
せられて、ラッチはハーフラッチ位置からフルラッチ位
置に移動させられ、ドアを強制的にフルラッチ位置に移
動させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図10に示す(A)は、自動車の車体に前端
がドアヒンジ(図示略)により開閉可能に枢着されたド
ア、(1)は、ドア(A)の後端に固着され、車体側に固着
されたストライカ(20)と係脱可能なドアロック、(10)
は、モータ等の駆動源によりドアロック(1)とストライ
カ(20)との係合を解除作動させる解除手段をなすアクチ
ュエータ、(30)は、ドアロック(1)に連結された駆動手
段をなすクロージャーで、ドア(A)の閉力を軽減するた
め、ドア(A)がハーフラッチ位置になると駆動して、ド
ア(A)をシール反力に抗して強制的にフルラッチ位置ま
で移動させ得るようになっている。
【0007】ドアロック(1)の箱状のボディ本体(1a)
の内部には、図4に示すように、車体側に固着されたス
トライカ(20)と係脱可能なラッチ(2)及びラッチ(2)に
係脱可能なロッキングプレート(3)が設けられ、ドア
(A)の閉止動作時に、ラッチ(2)の係合溝(2a)にボデ
ィ本体(1a)内に相対的に進入してくるストライカ(20)
が係合することによりドア(A)を閉止状態に保持すると
ともに、ラッチ(2)の係合溝(2a)からストライカ(20)
が離脱することにより、ドア(A)を開放し得るようにな
っている。
【0008】ラッチ(2)は、ボディ本体(1a)にラッチ
軸(4)により枢着され、係合溝(2a)が、ストライカ(2
0)の進入方向を向いてストライカ(20)の相対的な進入を
待機する図5に示すオープン位置と、係合溝(2a)にス
トライカ(20)が辛うじて係合し、かつロッキングプレー
ト(3)の爪部(3a)がラッチ(2)のハーフラッチ係合部
(2b)に係合した図6に示すハーフラッチ位置と、スト
ライカ(20)が係合溝(2a)の奥部まで完全に係合し、か
つロッキングプレート(3)がフルラッチ係合部(2c)に
係合してオープン位置方向への回動を阻止して、ドア
(A)を閉止位置に保持する図4及び図7に示すフルラッ
チ位置とに回動することができる。
【0009】また、ボディ本体(1a)の内部には、第
1、2クローズレバー(5)(6)が同軸(5a)上によりそ
れぞれ独立して回動可能に枢着されており、第1クロー
ズレバー(5)は、リンク(8)を介して、ラッチ(2)の連
結部(2d)に連結され、また、第2クローズレバー(6)
の当接部(6a)は、図3に示すようにボディ本体(1a)の
側面に軸(7a)により枢着された第3クローズレバー
(7)の一端に形成された押動部(7b)に当接可能に延出
している。第3クローズレバー(7)は、他端に形成され
た連結部(7c)がワイヤー(30a)を介してモータ駆動によ
り往復動可能なクロージャー(30)の出力部材(30b)に連
結され、出力部材(30b)の移動により牽引されて、図3
に示す不作動位置から矢示方向に回動した作動位置との
間を往復運動することができる。
【0010】(9)は、ボディ本体(1a)に固定されたハ
ーフラッチ検知スイッチで、第1クローズレバー(5)の
カム部(5b)に当接して、ラッチ(2)がオープン位置に
あるときオフし、ラッチ(2)がハーフラッチ位置とフル
ラッチ位置との範囲にあるときオンして、ドアロック
(1)におけるラッチ(2)のハーフラッチ位置を検知し、
ドアロック(1)がオープン位置からハーフラッチ位置に
なったとき、それを検知してクロージャー(30)に駆動制
御指令を出力する。
【0011】第3クローズレバー(7)がクロージャー(3
0)の駆動により不作動位置から作動位置に移動すると、
押動部(7b)が第2クローズレバー(6)の当接部(6a)を
押して、第2クローズレバー(6)を図6において時計方
向に回動させ、この第2クローズレバー(6)の回動によ
り、第2クローズレバー(6)の押動部(6b)が第1クロ
ーズレバー(5)の当接部(5b)に当接して、第1クロー
ズレバー(5)が時計方向に回動させられることにより、
ラッチ(2)は、リンク(8)を介してハーフラッチ位置か
らフルラッチ位置に強制的に回動させられる。
【0012】アクチュエータ(10)は、図11に示すように
ボディ本体(1a)に固設され、モータ(10a)の回転により
解除作動可能な解除レバー(10a)を有して、この解除レ
バー(10a)によりロッキングプレート(3)の突起部(3b)
に当接して、ロッキングプレート(3)の爪部(3a)をラ
ッチ(2)の係合から外すべく解除作動させて、ラッチ
(2)とストライカ(20)との係合を外して、ドア(A)の開
扉を行うことができる。
【0013】図8及び図9に示す(11)は、ドア(A)のア
ウターパネル(A1)に設けられた車外のドア開扉操作手
段をなすアウトサイドハンドルで、エスカッション(11
a)に所定量回動可能に枢着され、その端部(11b)には、
アウトサイドハンドル(11)が矢示方向に回動操作された
ことを検出するアウトサイドスイッチ(開扉スイッチ)(1
2)の検知レバー(12a)に連結されている。図10に示す(1
3)は、ドア(A)の車内側のパネル(A2)に配設された車
内側のドア開扉操作手段をなすインサイドハンドルで、
パネル(A2)に所定量回動可能に枢着され、その端部に
は、インサイドハンドル(13)の操作を検出する図1に示
すインサイドスイッチ(開扉スイッチ)(14)に連結されて
いる。
【0014】(15)は、ドア(A)の車内側に設けられた施
解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)で、タッチ操作で施
錠操作及び解錠操作が可能であり、施錠操作により施解
錠操作スイッチ(15)の施錠スイッチ(15a)がオンする
と、その施錠信号を図1に示すメイン制御部(CPU)(4
0)の入力ポートに入力し、また、解錠操作により解錠ス
イッ(15b)がオンすると、解錠信号をメイン制御部(40)
の入力ポートに入力して、施錠または解錠操作により、
各操作に応じた識別色が発光するダイオードが組み込ま
れている。
【0015】メイン制御部(40)は、施解錠操作スイッチ
(15)の施錠スイッチ(15a)がオンすると、その操作を記
憶して施錠状態を記憶するとともに、施錠状態のとき、
解錠スイッチ(15b)がオンすると、施錠状態をリセット
して解錠状態を記憶する施解錠記憶回路(41)を有してい
る。施解錠記憶回路(41)は、解錠状態を記憶していると
きは、アウトサイドハンドル(11)またはインサイドハン
ドル(13)の操作で、アウトサイドスイッチ(12)またはイ
ンサイドスイッチ(14)がオンすることにより、メイン制
御部(40)の出力ポート(40b)からハイレベルの出力信号
を出力して、アクチュエータ(10)のモータ(10b)を回転
させて、ドアロック(1)のロッキングプレート(3)を解
除作動させてドア(A)の開扉操作を制御するとともに、
施錠状態を記憶しているときは、アウトサイドハンドル
(11)またはインサイドハンドル(13)の操作で、アウトサ
イドスイッチ(12)またはインサイドスイッチ(14)がオン
しても、アクチュエータ(10)のモータ(10b)への電源供
給を不能にして、ドア(A)の開扉操作を無効に制御す
る。
【0016】図1に示す(16)は、自動車の走行状態を検
出する車速センサーで、走行を検出したときオンし、停
止状態を検出したときオフする。(17)は、クロージャー
(30)の出力部材(30a)のニュートラル位置を検知するニ
ュートラル検知スイッチで、出力部材(30a)がモータの
回転により移動して、ラッチ(2)をハーフラッチ位置か
らフルラッチ位置に移動させた後、モータ(30c)の逆転
によりニュートラル位置に復帰する際に、その位置を検
知して、モータ(30c)の回転を停止させる信号を出力す
る。(18)は、リレー等により構成される負荷制御部で、
各ドアに設置される制御回路(B)のメイン制御部(14)の
出力ポート(40b)からオン信号が出力されることにより
オン状態になって、出力信号に応じてアクチュエータ(1
0)のモータ(10b)またはクロージャー(30)のモータ(30c)
に電源(20)の供給可能にして、アクチュエータ(10)の解
除レバー(10a)を解除位置に移動させたり、または、ク
ロージャー(30)の出力部材(30a)を作動位置に移動させ
たりする。(20a)は、メイン制御部(40)に所定の電圧の
電源を供給する電圧変換部である。
【0017】メイン制御部(40)に設けられた判別回路(4
0a)は、ハーフラッチ検知スイッチ(9)が、ラッチ(2)
がオープン位置からハーフラッチ位置に移動してオフ状
態からオン状態に切り替わったときは、出力ポート(40
b)からオン信号を出力してクロージャー(30)を作動制御
し、また、ラッチ(2)が逆にフルラッチ位置からハーフ
ラッチ位置に移動してオン状態のまま切り換えが発生し
ないときは、出力ポート(40b)からオン信号が出力しな
いように制御し、さらに、ラッチ(2)がフルラッチ位置
からハーフラッチ位置に移動してオン状態のまま切り換
えが発生しないときであっても、車速センサー(16)が自
動車の走行を検出してオンになることにより、出力ポー
ト(40b)からオン信号を出力してクロージャー(30)を作
動制御する。すなわち、メイン制御部(40)は、ドア(A)
をオープン位置から閉じた場合は、ドア(A)がハーフラ
ッチ位置になることにより、クロージャー(30)が作動す
るが、ドア(A)をフルラッチ位置から開ける際に、ハー
フラッチ位置を通過してオープン位置になっても、クロ
ージャー(30)が作動しないように制御するとともに、車
速センサー(16)が走行を検出することにより、ドアロッ
ク(1)のラッチ(2)がハーフラッチ位置にある場合は、
クロージャー(30)が作動して、ドア(A)をフルラッチ位
置に閉じるように制御する。
【0018】次に、図2に示すタイムチャートをも参照
して、上記実施例の作用について説明する。ドア(A)が
フルラッチ位置にあるとき、施解錠記憶手段(41)が解錠
状態を記憶していれば、アウトサイドハンドル(11)また
はインサイドハンドル(13)を操作して、アウトサイドス
イッチ(12)またはインサイドスイッチ(14)をオン動作さ
せることにより、アクチュエータ(10)のモータ(10b)が
回転して、解除レバー(10a)の解除作動により、ロッキ
ングプレート(3)の爪部(3a)がラッチ(2)のフルラッ
チ係合部(2c)から離脱して、ドア(A)を開けることが
できる。このド(A)の開動作過程で、フルラッチ位置に
あるラッチ(2)がハーフラッチ位置を経てオープン位置
に移動する際に、ハーフラッチ検知スイッチ(9)が図2
に示すタイム(T1)のようにオン状態からオフ状態に切り
替わるが、判別回路(40a)がそれを判別して、クロージ
ャー(30)は作動することがない。また、ドア(A)がフル
ラッチ位置にあるとき、施解錠記憶手段(41)が施錠状態
を記憶していれば、アウトサイドハンドル(11)またはイ
ンサイドハンドル(13)を解除操作して、アウトサイドス
イッチ(12)またはインサイドスイッチ(14)をオン動作さ
せても、その操作は、施解錠記憶手段により無効にさ
れ、ドア(A)を開けることができない。
【0019】ドア(A)がオープン状態にあるときは、ハ
ーフラッチ検知スイッチ(9)がオフ状態にある。この状
態からドア(A)が閉扉されると、図5に示すオープン位
置にあるラッチ(2)の係合溝(2a)にストライカ(20)が
係合して、ラッチ(2)が図6に示すようにハーフラッチ
位置に回動するとともに、ロッキングプレート(3)の爪
部(3a)がラッチ(2)のハーフラッチ係合部(2b)に係合
する。ラッチ(2)がハーフラッチ位置に移動すると、図
2に示すタイム(T2)のようにハーフラッチ検知スイッチ
(9)がオフ状態からオン状態に切り替わることにより、
判別回路(40a)がそれを判別してクロージャー(30)のモ
ータ(30c)を正転制御して、出力部材(30b)及びケーブル
(30a)を介して第3クローズレバー(7)を図3において
矢示方向に回動させる。第3クローズレバー(7)の回動
により、押動部(7b)が第2クローズレバー(6)の当接
部(6a)を押動して、第2クローズレバー(6)及び第1
クローズレバー(5)を図6に示す位置から時計方向に回
動させ、リンク(8)を介してラッチ(2)をシール反力に
抗してハーフラッチ位置から図7に示すフルラッチ位置
に強制的に回動させる。ラッチ(2)がフルラッチ位置を
若干越えたオーバーストローク位置に移動すると、タイ
ム(T3)に示すようにハーフラッチ検知スイッチ(9)がオ
フすることにより、クロージャー(30)のモータ(30c)が
逆転制御され、出力部材(30b)をニュートラル位置に復
帰させて、第2クローズレバー(6)を図4に示す不作動
位置に復帰させる。
【0020】ドア(A)がフルラッチ位置にある状態か
ら、ドア(A)の開扉動作を途中で止めて、ドア(A)がハ
ーフラッチ状態で止まってしまったような場合には、ド
ア(A)は、タイム(T4)に示すようにハーフラッチ検知ス
イッチ(9)がオン状態のまま、クロージャー(30)が作動
することなくハーフラッチ位置に保持される。しかし、
その後、ハーフラッチ位置のまま、自動車が走行して、
車速センサー(16)が走行を検出してオン状態になると、
判別回路(40a)により判別制御され、クロージャー(30)
のモータ(30c)が正転制御され、第3クローズレバー
(7)、第2クローズレバー(6)、第1クローズレバー
(5)、リンク(8)を介してラッチ(2)をハーフラッチ位
置からフルラッチ位置に移動させて、ドア(A)をハーフ
ラッチ位置からフルラッチ位置に強制的に移動させるこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明は、フルラッチ位
置にあるドアを開けた際に、ドアがハーフラッチ位置に
停止したような場合であっても、車速センサーが走行状
態を検出することにより、駆動手段が作動して、ハーフ
ラッチ位置にあるドアをフルラッチ位置に強制的に閉じ
ることができるので、ハーフラッチ位置にあるドアを確
実にフルラッチ位置にすることができ、ドアの閉じ忘れ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御回路図である。
【図2】本発明の作動状態を示すタイムチャートであ
る。
【図3】ドアロック本体とクロージャーとを示す側面図
である。
【図4】フルラッチ状態にあるドアロックの正面図であ
る。
【図5】オープン状態にあるドアロックの要部の作動説
明図である。
【図6】ハーフラッチ状態にあるドアロックの要部の作
動説明図である。
【図7】フルラッチ状態にあるドアロックの要部の作動
説明図である。
【図8】車外から視たドアの概略側面図である。
【図9】図8におけるC−C線断面図である。
【図10】車内から視たドアの概略側面図である。
【図11】ドアロックの概略図である。
【符号の説明】
(1)ドアロック (2)ラッチ (3)ロッキングプレート (5)第1クローズ
レバー (6)第2クローズレバー (7)第3クローズ
レバー (8)リンク (9)ハーフラッチ
検知スイッチ (10)アクチュエータ(解除手段) (16)車速センサー (15)施解錠操作スイッチ (20)ストライカ (30)クロージャー(駆動手段) (40)メイン制御部 (40a)判別回路 (41)施解錠記憶回
路 (A)ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 孝一 横浜市磯子区丸山一丁目14番7号 株式会 社大井製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側またはドア側のいずれか一方に設
    けられたドアロックに枢着されたラッチが、他方に設け
    られたストライカと離脱するオープン位置と、ストライ
    カと辛うじて係合するハーフラッチ位置と、ストライカ
    と完全に係合し、ドアを閉止位置で拘束しうるフルラッ
    チ位置とに回動するとともに、ラッチが駆動手段に連繋
    されて、駆動手段によりラッチをハーフラッチ位置から
    フルラッチ位置まで強制的に移動させるようにした自動
    車用ドアロックの閉鎖装置において、ラッチのハーフラ
    ッチ位置を検知するハーフラッチ検知スイッチと、車両
    の走行状態を検出する車速センサーとを備え、ハーフラ
    ッチ検知スイッチが、ラッチのオープン位置からハーフ
    ラッチ位置になったことを検知したとき駆動手段を作動
    制御し、ラッチのフルラッチ位置からハーフラッチ位置
    になったとき駆動手段が作動しないように制御するとと
    もに、ハーフラッチ検知スイッチがハーフラッチ位置を
    検出しているとき、車速センサーが走行状態を検出する
    ことにより、駆動手段を作動させる制御回路を設けたこ
    とを特徴とする自動車用ドアロックの閉鎖装置。
JP34102992A 1992-11-30 1992-11-30 自動車用ドアロックの閉鎖装置 Pending JPH06167157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018048532A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置
WO2023182758A1 (ko) * 2021-03-19 2023-09-28 엘지전자 주식회사 차량용 냉장고

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3108771B2 (ja) * 1991-01-08 2000-11-13 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録ヘッド

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