JP2657880B2 - 自動車用ドアロックの閉鎖装置 - Google Patents

自動車用ドアロックの閉鎖装置

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JP2657880B2 JP35475692A JP35475692A JP2657880B2 JP 2657880 B2 JP2657880 B2 JP 2657880B2 JP 35475692 A JP35475692 A JP 35475692A JP 35475692 A JP35475692 A JP 35475692A JP 2657880 B2 JP2657880 B2 JP 2657880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるドアの
閉力を軽減するため、ドアロックがハーフラッチ位置に
なったとき、駆動手段によりドアロックをフルラッチ位
置まで、強制的に移動させるようにした自動車用ドアロ
ックの閉鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアロックの閉鎖装置は、ドアを
オープン位置から閉じた場合に、ドアロックがハーフラ
ッチ位置(ドアロックに設けたラッチが車体側に固着さ
れたストライカと辛うじて係合した状態)になると、ハ
ーフラッチ検知スイッチがドアロックのハーフラッチ位
置を検知して、ドアロックのラッチに連係されたクロー
ジャーのモータを作動させて、ドアロックをシール反力
に抗して強制的にハーフラッチ位置からフルラッチ位置
まで閉めるようになっている。(例えば、特開平3-1616
73号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の装置は、ドアをオープン位置から閉じた際
に、ドアがハーフラッチ位置に一旦停止した場合にも、
また、ハーフラッチ位置に停止することなく一気にフル
ラッチ位置まで移動して閉鎖した場合であっても、ドア
がオープン位置からフルラッチ位置に移動する際には、
ハーフラッチ位置を通過することから、ハーフラッチ検
知スイッチがハーフラッチ位置を検知するため、ドアが
ハーフラッチ位置に停止することなく急閉した場合にあ
っても、クロージャーが作動してしまい、ドア閉鎖後に
作動音が発生して品質感を損ねたり、無駄な電力を消費
してしまう問題点を有する。本発明は、従来の技術が有
する上記のような問題点に鑑み、ドアが急閉した場合に
は、クロージャーを作動させないようにすることによ
り、品質感を向上させ、かつ無駄な電力消費を防止した
自動車用ドアロックの閉鎖装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の装置は、車体側またはドア側のいずれか一
方に設けられたドアロックに枢着されたラッチが、他方
に設けられたストライカと離脱したオープン位置と、ス
トライカと辛うじて係合するハーフラッチ領域と、スト
ライカと完全に係合し、ドアを閉止位置で拘束しうるフ
ルラッチ位置との間を回動するとともに、ラッチが駆動
手段に連繋されて、駆動手段によりラッチをハーフラッ
チ領域からフルラッチ位置まで強制的に移動させるよう
にした自動車用ドアロックの閉鎖装置において、ラッチ
がオープン位置側からハーフラッチ領域に入ったことを
検出する第1検知スイッチと、第1検知スイッチのハー
フラッチ領域検出後、予め設定した時間計時する第1タ
イマーと、ラッチのハーフラッチ領域で、オープン位置
側に寄った位置で近オープン位置を検出し、かつフルラ
ッチ位置側に寄った位置で近フルラッチ位置を検出する
第2検知スイッチと、第1タイマーの設定時間内に、第
2検知スイッチが近フルラッチ位置を検出し、かつその
検出状態が変化しないときは駆動手段の作動を不能にす
る制御回路とを備えたことを特徴としている。
【0005】
【作用】オープン位置からドアを閉じた際に、ドアがハ
ーフラッチ領域を一気に通り過ぎてフルラッチ位置に移
動すると、第1検知スイッチがフルラッチ位置を検知し
て第1タイマーが予め設定された時間作動し、その時間
内に第2検知スイッチがフルラッチ位置を検知して、そ
の後、第2検知スイッチの検知状態が変化しない場合
は、急閉されたと判断され、クロージャーを作動させな
いように制御する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図11に示す(A)は、自動車の車体に前端
がドアヒンジ(図示略)により開閉可能に枢着されたド
ア、(1)は、ドア(A)の後端に固着され、車体側に固着
されたストライカ(20)と係脱可能なドアロック、(10)
は、モータ等の駆動源によりドアロック(1)とストライ
カ(20)との係合を解除作動させる解除手段をなすアクチ
ュエータ、(30)は、ドアロック(1)に連結された駆動手
段をなすクロージャーで、ドア(A)の閉力を軽減するた
め、ドア(A)が後述するハーフラッチ領域に移動すると
駆動して、ドア(A)をシール反力に抗して強制的にフル
ラッチ位置まで移動させ得るようになっている。
【0007】ドアロック(1)の箱状のボディ本体(1a)
の内部には、図5に示すように、車体側に固着されたス
トライカ(20)と係脱可能なラッチ(2)及びラッチ(2)に
係脱可能なロッキングプレート(3)が設けられ、ドア
(A)の閉扉動作時に、ラッチ(2)の係合溝(2a)にボデ
ィ本体(1a)内に相対的に進入してくるストライカ(20)
が係合することによりドア(A)を閉扉状態に保持すると
ともに、ラッチ(2)の係合溝(2a)からストライカ(20)
が離脱することにより、ドア(A)を開放し得るようにな
っている。
【0008】ラッチ(2)は、ボディ本体(1a)にラッチ
軸(4)により枢着され、係合溝(2a)が、ストライカ(2
0)の進入方向を向いてストライカ(20)の相対的な進入を
待機する図6に示すオープン位置と、係合溝(2a)にス
トライカ(20)が辛うじて係合し、かつロッキングプレー
ト(3)の爪部(3a)がラッチ(2)のハーフラッチ係合部
(2b)に係合した図7に示すハーフラッチ位置と、スト
ライカ(20)が係合溝(2a)の奥部まで完全に係合し、か
つロッキングプレート(3)がフルラッチ係合部(2c)に
係合してオープン位置方向への回動を阻止して、ドア
(A)を閉扉状態に保持する図5及び図8に示すフルラッ
チ位置と、フルラッチ位置をさらに若干越えたオーバー
ストローク位置とに回動することができる。なお、ラッ
チ(2)がオープン位置からハーフラッチ位置を経てフル
ラッチ位置に達するまでは、ドア(A)と同期して移動す
るので、ラッチ(2)の上記各位置に対応するドア(A)の
各位置を、ラッチ(2)と同様にそれぞれオープン位置、
ハーフラッチ位置及びフルラッチ位置と呼ぶ。
【0009】また、ボディ本体(1a)の内部には、第
1、2クローズレバー(5)(6)が同軸(5a)上にそれぞ
れ独立して回動可能に枢着されており、第1クローズレ
バー(5)は、リンク(8)を介して、ラッチ(2)の連結部
(2d)に連結され、また、第2クローズレバー(6)の当
接部(6a)は、図4に示すようにボディ本体(1a)の側面
に軸(7a)により枢着された第3クローズレバー(7)の
一端に形成された押動部(7b)に当接可能に延出してい
る。第3クローズレバー(7)は、他端に形成された連結
部(7c)がワイヤー(30a)を介してモータ駆動により往復
動可能なクロージャー(30)の出力部材(30b)に連結さ
れ、出力部材(30b)の移動により牽引されて、図4に示
す不作動位置から矢示方向に回動した作動位置との間を
往復運動することができる。
【0010】(9)は、ボディ本体(1a)に固定された第
1検知スイッチであるハーフラッチ検知スイッチで、第
1クローズレバー(5)のカム部(5b)に当接して、ラッ
チ(2)が後述するオープン領域にあるときオフし、ラッ
チ(2)が後述するハーフラッチ領域とフルラッチ位置に
あるときオン動作して、ドアロック(1)がオープン位置
からハーフラッチ位置になったとき、それを検知して、
クロージャー(30)に駆動制御指令を出力する。なお、オ
ープン領域とは、オープン位置とハーフラッチ位置との
間、ハーフラッチ領域とは、ハーフラッチ位置とフルラ
ッチ位置との間を意味する。また、後述するフルラッチ
領域は、ドア(A)が閉扉状態にあるフルラッチ位置とオ
ーバーストローク位置とを含む範囲とする。
【0011】ラッチ(2)がハーフラッチ位置にあると
き、第3クローズレバー(7)がクロージャー(30)の駆動
により不作動位置から作動位置に移動すると、押動部
(7b)が第2クローズレバー(6)の当接部(6a)を押し
て、第2クローズレバー(6)を図8において時計方向に
回動させ、この第2クローズレバー(6)の回動により、
第2クローズレバー(6)の押動部(6b)が第1クローズ
レバー(5)の当接部(5b)に当接して、第1クローズレ
バー(5)が時計方向に回動させられることにより、ラッ
チ(2)は、リンク(8)を介してハーフラッチ位置からフ
ルラッチ位置に強制的に回動させられる。
【0012】アクチュエータ(10)は、図12に示すように
ボディ本体(1a)に固設され、モータ(10b)の回転により
解除作動可能な解除レバー(10a)を有して、この解除レ
バー(10a)によりロッキングプレート(3)を解除方向に
押動して、ロッキングプレート(3)の爪部(3a)をラッ
チ(2)の係合から外すべく解除作動させて、ラッチ(2)
とストライカ(20)との係合を外して、ドア(A)の開扉を
行うことができる。
【0013】図9及び図10に示す(11)は、ドア(A)のア
ウターパネル(A1)に設けられた車外のドア開扉操作手
段をなすアウトサイドハンドルで、エスカッション(11
a)に所定量回動可能に枢着され、その端部(11b)には、
アウトサイドハンドル(11)が矢示方向に回動操作された
ことを検出するアウトサイドスイッチ(開扉スイッチ)(1
2)の検知レバー(12a)に連結されている。図11に示す(1
3)は、ドア(A)の車内側のパネル(A2)に配設された車
内側のドア開扉操作手段をなすインサイドハンドルで、
パネル(A2)に所定量回動可能に枢着され、その端部に
は、インサイドハンドル(13)の操作を検出する図1に示
すインサイドスイッチ(開扉スイッチ)(14)に連結されて
いる。
【0014】(15)は、ドア(A)の車内側に設けられた施
解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)で、タッチ操作で施
錠操作及び解錠操作が可能であり、施錠操作により施解
錠操作スイッチ(15)の施錠スイッチ(15a)がオンする
と、その施錠信号が図1に示すメイン制御部(CPU)(4
0)の入力ポートに入力され、また、解錠操作により解錠
スイッチ(15b)がオンすると、解錠信号がメイン制御部
(40)の入力ポートに入力されて、各操作に応じた識別色
が発光するダイオードが組み込まれている。
【0015】各ドア(A)に設置される制御回路(B)のメ
イン制御部(40)は、施解錠操作スイッチ(15)の施錠スイ
ッチ(15a)がオンすると、その操作を記憶して施錠状態
を記憶するとともに、施錠状態のとき、解錠スイッチ(1
5b)がオンすると、施錠状態をリセットして解錠状態を
記憶する施解錠記憶回路(41)を有している。施解錠記憶
回路(41)は、解錠状態を記憶しているときは、アウトサ
イドハンドル(11)またはインサイドハンドル(13)が操作
されて、アウトサイドスイッチ(12)またはインサイドス
イッチ(14)がオンすることにより、メイン制御部(40)の
出力ポート(40b)からハイレベルの出力信号が出力さ
れ、負荷制御部(18)をオン状態にして、アクチュエータ
(10)のモータ(10b)に電源供給して、ドアロック(1)の
ロッキングプレート(3)を解除作動させてドア(A)の開
扉操作を可能に制御するとともに、施錠状態を記憶して
いるときは、アウトサイドハンドル(11)またはインサイ
ドハンドル(13)が操作されて、アウトサイドスイッチ(1
2)またはインサイドスイッチ(14)がオンしても、アクチ
ュエータ(10)のモータ(10b)への電源供給を不能にし
て、ドア(A)の開扉操作を無効に制御する。
【0016】図1に示す(16)は、ドア(A)の遊端部に対
向する車体側に設けられた第2検知スイッチをなすドア
スイッチで、ドア(A)がオープン領域にあるときオン
し、またフルラッチ領域にあるときオフするとともに、
ハーフラッチ領域のほぼ中間を境にして、オープン位置
側に寄った近オープン位置でオンして、フルラッチ位置
側に寄った近フルラッチ位置でオフするように設定され
ている。
【0017】(17)は、クロージャー(30)の出力部材(30
a)のニュートラル位置を検知するニュートラル検知スイ
ッチで、出力部材(30a)がモータの回転により不作動位
置から作動位置に移動して、ラッチ(2)をフルラッチ位
置に移動させた後、モータ(30c)の逆転によりニュート
ラル位置に復帰する際に、その位置を検知して、モータ
(30c)の回転を停止させる信号を出力する。(18)は、リ
レー等により構成される負荷制御部で、メイン制御部(4
0)の出力ポート(40b)から出力信号が出力されることに
よりオン状態になって、出力信号に応じてアクチュエー
タ(10)のモータ(10b)またはクロージャー(30)のモータ
(30c)に電源(20)の供給可能にして、アクチュエータ
(2)の解除レバー(2a)を解除位置に移動させたり、ま
たは、クロージャー(30)の出力部材(30a)を作動位置に
移動させたりする。(20a)は、メイン制御部(40)に所定
の電圧の電源を供給する電圧変換部である。
【0018】メイン制御部(40)は、施解錠記憶回路(41)
の他に、さらに、判別回路(40a)、第1タイマー(40c)、
第2タイマー(40d)を有している。第1タイマー(40c)
は、ハーフラッチ検知スイッチ(9)が、ラッチ(2)のハ
ーフラッチ位置を検出してオンした時点から予め設定し
た時間(T1)を計時し、第2タイマー(40d)は、ドアスイ
ッチ(16)が、オフした時点から予め設定した時間(T2)を
計時する。
【0019】なお、ハーフラッチ検知スイッチ(9)とド
アスイッチ(16)と第1タイマー(40c)と第2タイマー(40
d)とクロージャー(30)とは、図3に示すタイムチャート
に示すような関係にある。 A.タイム(TA)において、オープン位置からドア(A)を閉
じた際に、ドア(A)がハーフラッチ領域にあって近オー
プン位置側に停止した場合は、ハーフラッチ検知スイッ
チ(9)がオフからオンに切り換わるとともに、ドアスイ
ッチ(16)がオンのままにある。この場合は、第1タイマ
ー(40c)が予め設定された時間(T1)がタイムアップした
時点で、判別回路(40a)により判別されて、クロージャ
ー(30)の作動を制御する。
【0020】B.タイム(TB)において、オープン位置から
ドア(A)を閉じた際に、ドア(A)がハーフラッチ領域に
おいて近フルラッチ位置側に停止した場合は、ハーフラ
ッチ検知スイッチ(9)がオフからオンに切り換わるとと
もに、ドアスイッチ(16)がオンからオフに切り換わる。
この場合は、第2タイマー(40d)の時間(T2)がタイムア
ップする以前に、ラッチ(2)がシール反力によりハーフ
ラッチ領域の近オープン位置側に押し戻されて、ドアス
イッチ(16)がオフからオンに変化した時点で、判別回路
(40a)により判別され、クロージャー(30)の作動を制御
する。
【0021】C.タイム(TC)において、オープン位置から
ドア(A)を閉じた際に、ドア(A)がハーフラッチ領域を
一気に通り過ぎてフルラッチ位置になった場合は、ハー
フラッチ検知スイッチが(9)がオフからオンに切り換わ
るとともに、ドアスイッチ(16)がオンからオフに切り替
わる。そして、第2タイマー(T2)の時間(T2)がタイムア
ップした時点で、判別回路(40a)により急閉されたと判
断され、クロージャー(30)を作動させないように制御す
る。
【0022】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、実施例の作用について説明する。ステップS1でオー
プン位置からドア(A)を閉扉動作すると、ストライカ(2
0)がラッチ(2)の係合溝(2a)に係合して、ラッチ(2)
がオープン位置からフルラッチ位置に方向に向けて回動
する。そのとき、ロッキングプレート(3)がラッチ(2)
のハーフラッチ係合部(2b)に係合してドア(A)がハー
フラッチ位置で停止すると、ステップS2でハーフラッチ
検知スイッチ(9)がオフからオンに切り換わり、ステッ
プS3で第1タイマー(40c)が予め設定された時間(T1)作
動を開始する。次いで、ステップS4で第1タイマー(40
c)の作動中に、ドアスイッチ(16)がオンからオフに切り
換わったか否かを調べ、ラッチ(2)がハーフラッチ領域
の近オープン位置側にあってオンのままであるならば、
第1タイマー(40c)がタイムアップした時点(ステップS
5)で、クロージャー(30)を作動制御(ステップS6)して、
ラッチ(2)をハーフラッチ位置からフルラッチ領域に回
動させ、ドア(A)が閉じられる。そして、ラッチ(2)が
フルラッチ位置を若干越えたオーバーストローク位置に
移動すると、ハーフラッチ検知スイッチ(9)がオフに切
り換わることにより、クロージャー(30)が逆転して、ニ
ュートラル位置に復帰する。
【0023】また、ステップS4で、ドア(A)がハーフラ
ッチ領域で止まって、第1タイマー(40c)の作動中にラ
ッチ(2)が一旦ハーフラッチ領域の近フルラッチ位置側
まで移動して、ドアスイッチ(16)がオンからオフに切り
換わった場合は、ステップS7でドアスイッチ(16)がオフ
になった時点から第2タイマー(40d)が予め設定された
時間(T2)計時する。次に、第2タイマー(40d)の作動中
に、ドア(A)がシール反力等によりハーフラッチ領域の
近フルラッチ位置側から近ハーフラッチ位置側に押し戻
されると、ステップS8でドアスイッチ(16)がオフからオ
ンに変化し、その時点で次のステップS6に進んで、クロ
ージャー(30)を作動制御して、ドア(A)をハーフラッチ
位置からフルラッチ領域に閉じる。そして、作動終了
後、クロージャー(30)はニュートラル位置に復帰して停
止する。
【0024】ドア(A)を閉扉したとき、ハーフラッチ領
域で停止することなく、一気にフルラッチ位置に移動し
てロッキングプレート(3)がラッチ(2)のフルラッチ係
合部(2c)に係合してドア(A)がフルラッチ位置に保持
された場合は、ステップS8における第2タイマー(40d)
の作動中にドアスイッチ(16)がオフのまま変化しないの
で、ステップS9の第2タイマー(40d)がタイムアップし
た時点で、ドア(A)が急閉されたと判別回路(40a)によ
り判断(ステップS10)され、クロージャー(30)の作動を
無効に制御(ステップS11)する。従って、ドアが急閉さ
れた場合は、クロージャー(30)が作動しない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1タイマーの
設定時間内に、第2検知スイッチが近フルラッチ位置を
検出し、かつその後、検出状態が変化しないときは駆動
手段の作動を無効にしたことにより、ドア閉鎖時に、ド
アがハーフラッチ位置で止まることなく急閉されたとき
は、駆動手段が作動しないので、ドア閉扉後の作動音を
除去することができるとともに、電力消費を最小限に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御回路図である。
【図2】作動状態を示すフローチャートである。
【図3】実施例のタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図4】ドアロック本体とクロージャーとを示す側面図
である。
【図5】フルラッチ状態にあるドアロックの正面図であ
る。
【図6】オープン位置にあるドアロックの要部の作動説
明図である。
【図7】ハーフラッチ位置にあるドアロックの要部の作
動説明図である。
【図8】フルラッチ位置にあるドアロックの要部の作動
説明図である。
【図9】車外から視たドアの概略側面図である。
【図10】図9におけるC−C線断面図である。
【図11】車内から視たドアの概略側面図である。
【図12】ドアロックの概略図である。
【符号の説明】
(1)ドアロック (2)ラ
ッチ (3)ロッキングプレート (5)第
1クローズレバー (6)第2クローズレバー (7)第
3クローズレバー (8)リンク (9)ハーフラッチ検知スイッチ(第1検知スイッチ) (10)アクチュエータ(解除手段) (16)ドアスイッチ(第2検知スイッチ) (15)施解錠操作スイッチ (20)ス
トライカ (30)クロージャー(駆動手段) (40)メ
イン制御部 (40a)判別回路 (40c)
第1タイマー (40d)第2タイマー (41)施
解錠記憶回路 (A)ドア (B)制
御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 二三雄 横浜市磯子区丸山一丁目14番7号 株式 会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 平6−50044(JP,A) 登録実用新案2505445(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側またはドア側のいずれか一方に設
    けられたドアロックに枢着されたラッチが、他方に設け
    られたストライカと離脱したオープン位置と、ストライ
    カと辛うじて係合するハーフラッチ領域と、ストライカ
    と完全に係合し、ドアを閉止位置で拘束しうるフルラッ
    チ位置との間を回動するとともに、ラッチが駆動手段に
    連繋されて、駆動手段によりラッチをハーフラッチ領域
    からフルラッチ位置まで強制的に移動させるようにした
    自動車用ドアロックの閉鎖装置において、ラッチがオー
    プン位置側からハーフラッチ領域に入ったことを検出す
    る第1検知スイッチと、第1検知スイッチのハーフラッ
    チ領域検出後、予め設定した時間計時する第1タイマー
    と、ラッチのハーフラッチ領域内で、オープン位置側に
    寄った位置で近オープン位置を検出し、かつフルラッチ
    位置側に寄った位置で近フルラッチ位置を検出する第2
    検知スイッチと、第1タイマーの設定時間内に、第2検
    知スイッチが近フルラッチ位置を検出し、かつその後、
    検出状態が変化しないときは駆動手段の作動を不能にす
    る制御回路とを備えたことを特徴とする自動車用ドアロ
    ックの閉鎖装置。
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