JPH06166337A - 農用トラクタのフロントptoケース支持構造 - Google Patents
農用トラクタのフロントptoケース支持構造Info
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- JPH06166337A JPH06166337A JP32152292A JP32152292A JPH06166337A JP H06166337 A JPH06166337 A JP H06166337A JP 32152292 A JP32152292 A JP 32152292A JP 32152292 A JP32152292 A JP 32152292A JP H06166337 A JPH06166337 A JP H06166337A
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- JP
- Japan
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- case
- frame
- pto case
- machine body
- front pto
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- Agricultural Machines (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右一対の機体前部フレームを備えた農用ト
ラクタにおいて、フロントPTO軸を備えたフロントP
TOケースを、機体前側下部にコンパクトに連結できる
ように、又、フロントPTOケースを少ない数のボルト
でブラケット及び機体前部フレームに連結できるように
構成する。 【構成】 フロントPTOケース2の前面が機体前部フ
レーム3の前端よりも機体内方側に位置し、且つ、フロ
ントPTOケース2が機体前部フレーム3の間に位置す
るように、このフロントPTOケース2をブラケット4
を介して着脱自在に機体前部フレーム3に連結する。そ
して、フロントPTOケース2の左右の両側面の各々を
左右のブラケット4にボルト12を介して連結し、且
つ、機体前部フレーム3の前端に連結されたフレーム1
3の機体内方側部に、フロントPTOケース2の前面上
部を当て付け、ブラケット4の前側下部に設けられた突
部14の機体内方側部に、フロントPTOケース2の前
面下部を当て付けてフロントPTOケース2の全体を固
定する。
ラクタにおいて、フロントPTO軸を備えたフロントP
TOケースを、機体前側下部にコンパクトに連結できる
ように、又、フロントPTOケースを少ない数のボルト
でブラケット及び機体前部フレームに連結できるように
構成する。 【構成】 フロントPTOケース2の前面が機体前部フ
レーム3の前端よりも機体内方側に位置し、且つ、フロ
ントPTOケース2が機体前部フレーム3の間に位置す
るように、このフロントPTOケース2をブラケット4
を介して着脱自在に機体前部フレーム3に連結する。そ
して、フロントPTOケース2の左右の両側面の各々を
左右のブラケット4にボルト12を介して連結し、且
つ、機体前部フレーム3の前端に連結されたフレーム1
3の機体内方側部に、フロントPTOケース2の前面上
部を当て付け、ブラケット4の前側下部に設けられた突
部14の機体内方側部に、フロントPTOケース2の前
面下部を当て付けてフロントPTOケース2の全体を固
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農用トラクタにおいて、
機体前部フレームの前端に連結される作業装置に、動力
を伝達するフロントPTOケースの支持構造に関する。
機体前部フレームの前端に連結される作業装置に、動力
を伝達するフロントPTOケースの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなフロントPTOケースを装
備した農用トラクタの一例が、特開昭56−99822
号公報に開示されている。この構造においては、機体前
部フレーム(前記公報の第2図及び第3図中の5,6)
の前端に、フロントPTOケース(前記公報の第2図中
の17)を、ブラケット(前記公報の第2図及び第4図
中の22)を介して連結している。
備した農用トラクタの一例が、特開昭56−99822
号公報に開示されている。この構造においては、機体前
部フレーム(前記公報の第2図及び第3図中の5,6)
の前端に、フロントPTOケース(前記公報の第2図中
の17)を、ブラケット(前記公報の第2図及び第4図
中の22)を介して連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、フロン
トPTOケースを機体前部フレームの前端に連結してい
ると、作業装置を機体前部フレームに連結していない場
合に、フロントPTOケースが機体前部フレームから前
方に突出するような状態となるので、特に畦に接近した
位置で旋回を行うと、フロントPTOケースが畦に接触
してしまうおそれがある。そして、フロントPTOケー
スをブラケットにより機体前部フレームに連結する場
合、連結構造の簡素化(特にフロントPTOケースをブ
ラケットに連結する為のボルトの数を減らす点)におい
ても改善の余地がある。本発明は旋回時にフロントPT
Oケースが畦等に接触するようなことがないように、
又、フロントPTOケースの連結構造の簡素化を図るこ
とを目的としている。
トPTOケースを機体前部フレームの前端に連結してい
ると、作業装置を機体前部フレームに連結していない場
合に、フロントPTOケースが機体前部フレームから前
方に突出するような状態となるので、特に畦に接近した
位置で旋回を行うと、フロントPTOケースが畦に接触
してしまうおそれがある。そして、フロントPTOケー
スをブラケットにより機体前部フレームに連結する場
合、連結構造の簡素化(特にフロントPTOケースをブ
ラケットに連結する為のボルトの数を減らす点)におい
ても改善の余地がある。本発明は旋回時にフロントPT
Oケースが畦等に接触するようなことがないように、
又、フロントPTOケースの連結構造の簡素化を図るこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな農用トラクタのフロントPTOケース支持構造にお
いて、次のように構成することにある。つまり、機体前
方側に突出するフロントPTO軸を備えたフロントPT
Oケースを、このフロントPTOケースの前面が左右一
対の機体前部フレームの前端よりも機体内方側に位置
し、且つ、フロントPTOケースが左右の機体前部フレ
ームの間に位置する機体前部フレームの部分に、左右一
対のブラケットを介して着脱自在に連結すると共に、フ
ロントPTOケースの左右の両側面の各々を、左右のブ
ラケットにボルトを介して連結し、且つ、左右の機体前
部フレームの前端に亘って架設連結されたフレームの機
体内方側部に、フロントPTOケースの前面におけるボ
ルトよりも上方の部分を当て付け、ブラケットの前側下
部に設けられた突部の機体内方側部に、フロントPTO
ケースの前面におけるボルトよりも下方の部分を当て付
けてある。
うな農用トラクタのフロントPTOケース支持構造にお
いて、次のように構成することにある。つまり、機体前
方側に突出するフロントPTO軸を備えたフロントPT
Oケースを、このフロントPTOケースの前面が左右一
対の機体前部フレームの前端よりも機体内方側に位置
し、且つ、フロントPTOケースが左右の機体前部フレ
ームの間に位置する機体前部フレームの部分に、左右一
対のブラケットを介して着脱自在に連結すると共に、フ
ロントPTOケースの左右の両側面の各々を、左右のブ
ラケットにボルトを介して連結し、且つ、左右の機体前
部フレームの前端に亘って架設連結されたフレームの機
体内方側部に、フロントPTOケースの前面におけるボ
ルトよりも上方の部分を当て付け、ブラケットの前側下
部に設けられた突部の機体内方側部に、フロントPTO
ケースの前面におけるボルトよりも下方の部分を当て付
けてある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると例えば図2,3,4
に示すように、フロントPTOケース2の前面が、左右
の機体前部フレーム3の前端(フレーム13の前端)よ
りも機体内方側に位置し、フロントPTOケース2が左
右の機体前部フレーム3の間に位置することになるの
で、フロントPTOケース2が機体前部フレーム3の前
端から前方や左右外方に突出しない。
に示すように、フロントPTOケース2の前面が、左右
の機体前部フレーム3の前端(フレーム13の前端)よ
りも機体内方側に位置し、フロントPTOケース2が左
右の機体前部フレーム3の間に位置することになるの
で、フロントPTOケース2が機体前部フレーム3の前
端から前方や左右外方に突出しない。
【0006】図3及び図4に示すように、左右一対のブ
ラケット4を介してフロントPTOケース2を機体前部
フレーム3に連結する場合、フロントPTOケース2の
左右両側面を左右のブラケット4の各々に左右一対のボ
ルト12で連結していると、この左右のボルト12を支
点としてフロントPTOケース2の姿勢が前後に傾くこ
とになる。しかし、フロントPTOケース2においてボ
ルト12よりも上方の部分が、フレーム13の機体内方
側部に当て付けられ、フロントPTOケース2において
ボルト12よりも下方の部分が、ブラケット4の突部1
4の機体内方側部に当て付けられているので、左右のボ
ルト12を支点とするフロントPTOケース2の前後傾
斜が止められて、フロントPTOケース2が図3及び図
4に示す状態で、機体前部フレーム3に固定される。こ
れにより、フロントPTOケースの左右両側面を左右の
ブラケットの各々に連結する為のボルトを備えるだけで
よく、これ以外に特に連結用のボルトは必要ない。
ラケット4を介してフロントPTOケース2を機体前部
フレーム3に連結する場合、フロントPTOケース2の
左右両側面を左右のブラケット4の各々に左右一対のボ
ルト12で連結していると、この左右のボルト12を支
点としてフロントPTOケース2の姿勢が前後に傾くこ
とになる。しかし、フロントPTOケース2においてボ
ルト12よりも上方の部分が、フレーム13の機体内方
側部に当て付けられ、フロントPTOケース2において
ボルト12よりも下方の部分が、ブラケット4の突部1
4の機体内方側部に当て付けられているので、左右のボ
ルト12を支点とするフロントPTOケース2の前後傾
斜が止められて、フロントPTOケース2が図3及び図
4に示す状態で、機体前部フレーム3に固定される。こ
れにより、フロントPTOケースの左右両側面を左右の
ブラケットの各々に連結する為のボルトを備えるだけで
よく、これ以外に特に連結用のボルトは必要ない。
【0007】
【発明の効果】以上のように、フロントPTOケースを
機体前部フレームに対し機体内方側に連結して、外方に
突出しないように支持することにより、旋回時にフロン
トPTOケースが畦等に接触する状態を未然に防止で
き、農用トラクタの旋回性能を向上させることができ
た。そして、フロントPTOケースを左右のブラケット
の各々に連結する為のボルトを備えればよく、このボル
トだけでフロントPTOケースを連結固定できるので、
連結用のボルトの数を少なくすることができ連結構造の
簡素化及びコストダウンを図ることができた。
機体前部フレームに対し機体内方側に連結して、外方に
突出しないように支持することにより、旋回時にフロン
トPTOケースが畦等に接触する状態を未然に防止で
き、農用トラクタの旋回性能を向上させることができ
た。そして、フロントPTOケースを左右のブラケット
の各々に連結する為のボルトを備えればよく、このボル
トだけでフロントPTOケースを連結固定できるので、
連結用のボルトの数を少なくすることができ連結構造の
簡素化及びコストダウンを図ることができた。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1及び図2に示すように、前輪8及び後輪9で
支持された機体の前部にエンジン15、後部にミッショ
ンケース16、中央に操縦部17を備えて農用トラクタ
を構成している。図2及び図3に示すように、機体前方
側に突出するフロントPTO軸1を備えたフロントPT
Oケース2が、機体前部フレーム3に連結されている。
エンジン15の前向きの出力軸(図示せず)からの動力
が、ユニバーサルジョイント部を備えた伝動軸20を介
して、フロントPTOケース2の入力軸28(図4及び
図8参照)に伝達されており、エンジン15からの動力
をフロントPTO軸1に伝動及び伝動遮断操作可能な湿
式の多板クラッチ(図示せず)が、フロントPTOケー
ス2に内装されている。図2に示すようにエンジン15
の出力軸(図示せず)にプーリー21が連結されて、ス
プライン軸43がプーリー21に連結されている。そし
て、ラジエータ24用のファン25の入力プーリー26
とプーリー21とに亘って、伝動ベルト27が巻回され
ている。
する。 (1)図1及び図2に示すように、前輪8及び後輪9で
支持された機体の前部にエンジン15、後部にミッショ
ンケース16、中央に操縦部17を備えて農用トラクタ
を構成している。図2及び図3に示すように、機体前方
側に突出するフロントPTO軸1を備えたフロントPT
Oケース2が、機体前部フレーム3に連結されている。
エンジン15の前向きの出力軸(図示せず)からの動力
が、ユニバーサルジョイント部を備えた伝動軸20を介
して、フロントPTOケース2の入力軸28(図4及び
図8参照)に伝達されており、エンジン15からの動力
をフロントPTO軸1に伝動及び伝動遮断操作可能な湿
式の多板クラッチ(図示せず)が、フロントPTOケー
ス2に内装されている。図2に示すようにエンジン15
の出力軸(図示せず)にプーリー21が連結されて、ス
プライン軸43がプーリー21に連結されている。そし
て、ラジエータ24用のファン25の入力プーリー26
とプーリー21とに亘って、伝動ベルト27が巻回され
ている。
【0009】(2)次に、機体前部フレーム3へのフロ
ントPTOケース2の連結構造について説明する。図
3,4,7に示すようにフロントPTOケース2用のブ
ラケット4が左右一対備えられており、フロントPTO
ケース2の左右両側面の各々が、左右のブラケット4の
各々に左右一対のボルト12により連結されている。一
方のブラケット4の下部に、後述する油圧シリンダ7用
の支持ブラケット14(突部に相当)が固定され、左右
のブラケット4の底部に亘って底板29がボルト連結さ
れており、ボルト12よりも下方においてフロントPT
Oケース2の下部前面が、支持ブラケット14の機体内
方側部に当て付けられている。
ントPTOケース2の連結構造について説明する。図
3,4,7に示すようにフロントPTOケース2用のブ
ラケット4が左右一対備えられており、フロントPTO
ケース2の左右両側面の各々が、左右のブラケット4の
各々に左右一対のボルト12により連結されている。一
方のブラケット4の下部に、後述する油圧シリンダ7用
の支持ブラケット14(突部に相当)が固定され、左右
のブラケット4の底部に亘って底板29がボルト連結さ
れており、ボルト12よりも下方においてフロントPT
Oケース2の下部前面が、支持ブラケット14の機体内
方側部に当て付けられている。
【0010】図8に示すように、板材を箱状に折り曲げ
て形成されたフレーム13が、左右の機体前部フレーム
3の両前端に亘って連結されており、このフレーム13
の前側面にブラケット31がボルト連結されている。そ
して、一つのユニット状になっているフロントPTOケ
ース2及び左右のブラケット4において、図3,4,8
に示すように、フロントPTOケース2の上部をフレー
ム13の機体内方側に挿入して当て付け、左右のブラケ
ット4をフレーム13の横側面に着脱自在にボルト連結
する。又、ブラケット4において後述するトップリンク
6用の支持部4aを、ブラケット31にボルト連結す
る。
て形成されたフレーム13が、左右の機体前部フレーム
3の両前端に亘って連結されており、このフレーム13
の前側面にブラケット31がボルト連結されている。そ
して、一つのユニット状になっているフロントPTOケ
ース2及び左右のブラケット4において、図3,4,8
に示すように、フロントPTOケース2の上部をフレー
ム13の機体内方側に挿入して当て付け、左右のブラケ
ット4をフレーム13の横側面に着脱自在にボルト連結
する。又、ブラケット4において後述するトップリンク
6用の支持部4aを、ブラケット31にボルト連結す
る。
【0011】これによって図3及び図4に示すように、
フロントPTOケース2の左右両側面の各々が、左右の
ブラケット4の各々に左右一対のボルト12により連結
されるのであり、ボルト12よりも上方において、フロ
ントPTOケース2の上部前面がフレーム13の機体内
方側部に当て付けられ、ボルト12よりも下方におい
て、フロントPTOケース2の下部前面が支持ブラケッ
ト14の機体内方側部に当て付けられて、フロントPT
Oケース2が固定される。そして、フロントPTOケー
ス2の前面が、左右の機体前部フレーム3の前端(フレ
ーム13の前端)よりも機体内方側に位置するのであ
り、フロントPTOケース2が左右の機体前部フレーム
3の間に位置することになる。
フロントPTOケース2の左右両側面の各々が、左右の
ブラケット4の各々に左右一対のボルト12により連結
されるのであり、ボルト12よりも上方において、フロ
ントPTOケース2の上部前面がフレーム13の機体内
方側部に当て付けられ、ボルト12よりも下方におい
て、フロントPTOケース2の下部前面が支持ブラケッ
ト14の機体内方側部に当て付けられて、フロントPT
Oケース2が固定される。そして、フロントPTOケー
ス2の前面が、左右の機体前部フレーム3の前端(フレ
ーム13の前端)よりも機体内方側に位置するのであ
り、フロントPTOケース2が左右の機体前部フレーム
3の間に位置することになる。
【0012】(3)次に、ブラケット4に支持されるト
ップリンク6、ロアリンク5及び油圧シリンダ7等につ
いて説明する。図3,4,7,8に示すように、左右の
ブラケット4の下部外面に支持ブラケット32が固定さ
れており、一方のブラケット4の下部内面に支持ブラケ
ット14が固定されている。そして、一方のブラケット
4の支持ブラケット14,32に一本のピン33が挿入
されて、このピン33によりロアリンク5及び油圧シリ
ンダ7が揺動自在に支持されており、他方のブラケット
4の支持ブラケット32に、ロアリンク5がピン33を
介して揺動自在に支持されている。
ップリンク6、ロアリンク5及び油圧シリンダ7等につ
いて説明する。図3,4,7,8に示すように、左右の
ブラケット4の下部外面に支持ブラケット32が固定さ
れており、一方のブラケット4の下部内面に支持ブラケ
ット14が固定されている。そして、一方のブラケット
4の支持ブラケット14,32に一本のピン33が挿入
されて、このピン33によりロアリンク5及び油圧シリ
ンダ7が揺動自在に支持されており、他方のブラケット
4の支持ブラケット32に、ロアリンク5がピン33を
介して揺動自在に支持されている。
【0013】左右のブラケット4の前部から上向きに支
持部4aが一体で延出されて、前述のように、支持部4
aがブラケット31にボルト連結されている。そして、
箱状のトップリンク6がピン34により左右の支持部4
aに揺動自在に支持されて、油圧シリンダ7がトップリ
ンク6に接続されており、1個のトップリンク6及び2
個のロアリンク5に亘りA型フレーム35が連結されて
いる。
持部4aが一体で延出されて、前述のように、支持部4
aがブラケット31にボルト連結されている。そして、
箱状のトップリンク6がピン34により左右の支持部4
aに揺動自在に支持されて、油圧シリンダ7がトップリ
ンク6に接続されており、1個のトップリンク6及び2
個のロアリンク5に亘りA型フレーム35が連結されて
いる。
【0014】以上の構造により、A型フレーム35に作
業装置(図示せず)を連結して、フロントPTOケース
2のフロントPTO軸1からこの作業装置に動力を伝達
するのであり、油圧シリンダ7により作業装置を昇降操
作する。そして、図8に示すようにフロントPTOケー
ス2、左右一対のブラケット4、トップリンク6、左右
一対のロアリンク5、油圧シリンダ7及びA型フレーム
35が一つのユニット状に形成されるのであり、このユ
ニットを前述のようにして機体前部フレーム3に着脱す
ることができるのである。
業装置(図示せず)を連結して、フロントPTOケース
2のフロントPTO軸1からこの作業装置に動力を伝達
するのであり、油圧シリンダ7により作業装置を昇降操
作する。そして、図8に示すようにフロントPTOケー
ス2、左右一対のブラケット4、トップリンク6、左右
一対のロアリンク5、油圧シリンダ7及びA型フレーム
35が一つのユニット状に形成されるのであり、このユ
ニットを前述のようにして機体前部フレーム3に着脱す
ることができるのである。
【0015】(4)図1の2点鎖線に示すように、前輪
8及び後輪9の間にリンク51を介してモア10を支持
できるように構成しており、このモア10の前部に連結
されるリンク11をブラケット4に連結できるように構
成している。次に、ブラケット4において、モア10用
のリンク11を支持する構造について説明する。図6及
び図7に示すように、左右のブラケット4の下部に亘っ
て一本の操作軸36が回動自在に支持されて、操作軸3
6の一端に操作レバー36aが固定されており、左右の
ブラケット4の内側部において操作軸36に左右一対の
フック部材37が固定されている。一方のブラケット4
にロックピン38が図6の紙面左右方向にスライド操作
自在に支持されている。このロックピン38はバネ39
により突出側(図6の紙面左方)に付勢されており、ロ
ックピン38を図6の紙面右方に引き抜いて保持してお
ける切欠きを備えた支持ブラケット45が、ブラケット
4に固定されている。
8及び後輪9の間にリンク51を介してモア10を支持
できるように構成しており、このモア10の前部に連結
されるリンク11をブラケット4に連結できるように構
成している。次に、ブラケット4において、モア10用
のリンク11を支持する構造について説明する。図6及
び図7に示すように、左右のブラケット4の下部に亘っ
て一本の操作軸36が回動自在に支持されて、操作軸3
6の一端に操作レバー36aが固定されており、左右の
ブラケット4の内側部において操作軸36に左右一対の
フック部材37が固定されている。一方のブラケット4
にロックピン38が図6の紙面左右方向にスライド操作
自在に支持されている。このロックピン38はバネ39
により突出側(図6の紙面左方)に付勢されており、ロ
ックピン38を図6の紙面右方に引き抜いて保持してお
ける切欠きを備えた支持ブラケット45が、ブラケット
4に固定されている。
【0016】以上の構造により図6及び図5(イ)に示
すように、操作レバー36aにより左右のフック部材3
7を下向きに操作して、左右一対のリンク11に亘って
連結されたロッド40を、左右のフック部材37に掛け
る。次に、図5(ロ)に示すように操作レバー36aに
より、左右のフック部材37を上向きに操作して、ロッ
クピン38を一方のフック部材37のロック孔37a
(図5(イ)参照)に挿入して、左右のフック部材37
を固定する。そして、以上とは逆の操作を行うことによ
り、リンク11をフック部材37から取り外すことがで
きる。
すように、操作レバー36aにより左右のフック部材3
7を下向きに操作して、左右一対のリンク11に亘って
連結されたロッド40を、左右のフック部材37に掛け
る。次に、図5(ロ)に示すように操作レバー36aに
より、左右のフック部材37を上向きに操作して、ロッ
クピン38を一方のフック部材37のロック孔37a
(図5(イ)参照)に挿入して、左右のフック部材37
を固定する。そして、以上とは逆の操作を行うことによ
り、リンク11をフック部材37から取り外すことがで
きる。
【0017】(5)図9及び図1に示すように、左右の
機体前部フレーム3とミッションケース16の左右両側
面とに亘り、左右一対の機体後部フレーム47が連結さ
れている。機体前部フレーム3及び機体後部フレーム4
7は角パイプ状に形成されているので、ミッションケー
ス16内の潤滑油を作動油として、機体後部フレーム4
7内から機体前部フレーム3内を通してポンプ48に供
給し、このポンプ48から各油圧装置に供給するように
構成している。この場合、機体前部フレーム3と機体後
部フレーム47の連結部分においてパイプ50を接続し
ており、作動油を機体後部フレーム47内から、パイプ
50を介して機体前部フレーム3内に送り込むように構
成している。このように、パイプ50を連結すると、機
体後部フレーム47から機体前部フレーム3への連結部
分において作動油漏れがなくなると共に、機体後部フレ
ーム47と機体前部フレーム3との連結部分も補強され
る。
機体前部フレーム3とミッションケース16の左右両側
面とに亘り、左右一対の機体後部フレーム47が連結さ
れている。機体前部フレーム3及び機体後部フレーム4
7は角パイプ状に形成されているので、ミッションケー
ス16内の潤滑油を作動油として、機体後部フレーム4
7内から機体前部フレーム3内を通してポンプ48に供
給し、このポンプ48から各油圧装置に供給するように
構成している。この場合、機体前部フレーム3と機体後
部フレーム47の連結部分においてパイプ50を接続し
ており、作動油を機体後部フレーム47内から、パイプ
50を介して機体前部フレーム3内に送り込むように構
成している。このように、パイプ50を連結すると、機
体後部フレーム47から機体前部フレーム3への連結部
分において作動油漏れがなくなると共に、機体後部フレ
ーム47と機体前部フレーム3との連結部分も補強され
る。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】農用トラクタの全体側面図
【図2】フロントPTOケース及びエンジン付近の側面
図
図
【図3】フロントPTOケース付近の縦断側面図
【図4】フロントPTOケース付近の縦断正面図
【図5】フロントPTOケース用のブラケットにおける
リンク(前後輪の間のモア連結用)の連結部付近の側面
図
リンク(前後輪の間のモア連結用)の連結部付近の側面
図
【図6】フロントPTOケース用のブラケットにおける
リンク(前後輪の間のモア連結用)の連結部付近の正面
図
リンク(前後輪の間のモア連結用)の連結部付近の正面
図
【図7】フロントPTOケース、ブラケット、トップリ
ンク、ロアリンク、油圧シリンダ及びA型フレーム等の
分解斜視図
ンク、ロアリンク、油圧シリンダ及びA型フレーム等の
分解斜視図
【図8】ユニット状のフロントPTOケース及び機体前
部フレームの斜視図
部フレームの斜視図
【図9】機体前部フレーム及び機体後部フレーム付近の
側面図
側面図
1 フロントPTO軸 2 フロントPTOケース 3 機体前部フレーム 4 ブラケット 12 ボルト 13 フレーム 14 ブラケットの突部
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前方側に突出するフロントPTO軸
(1)を備えたフロントPTOケース(2)を、このフ
ロントPTOケース(2)の前面が左右一対の機体前部
フレーム(3)の前端よりも機体内方側に位置し、且
つ、前記フロントPTOケース(2)が前記左右の機体
前部フレーム(3)の間に位置する前記機体前部フレー
ム(3)の部分に、左右一対のブラケット(4)を介し
て着脱自在に連結すると共に、 前記フロントPTOケース(2)の左右の両側面の各々
を、前記左右のブラケット(4)にボルト(12)を介
して連結し、且つ、前記左右の機体前部フレーム(3)
の前端に亘って架設連結されたフレーム(13)の機体
内方側部に、前記フロントPTOケース(2)の前面に
おける前記ボルト(12)よりも上方の部分を当て付
け、前記ブラケット(4)の前側下部に設けられた突部
(14)の機体内方側部に、前記フロントPTOケース
(2)の前面における前記ボルト(12)よりも下方の
部分を当て付けてある農用トラクタのフロントPTOケ
ース支持構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32152292A JPH06166337A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 農用トラクタのフロントptoケース支持構造 |
SE9303405A SE9303405L (sv) | 1992-12-01 | 1993-10-15 | Traktor försedd med en främre kraftuttagsaxel |
DE19934336492 DE4336492C2 (de) | 1992-12-01 | 1993-10-26 | Traktor mit einer vorderen Zapfwelle |
CH332693A CH689550A5 (fr) | 1992-12-01 | 1993-11-05 | Tracteur ayant un arbre avant de prise de force. |
AT227893A AT407861B (de) | 1992-12-01 | 1993-11-10 | Traktor mit einer vorderen zapfwelle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32152292A JPH06166337A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 農用トラクタのフロントptoケース支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06166337A true JPH06166337A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18133514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32152292A Pending JPH06166337A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 農用トラクタのフロントptoケース支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06166337A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017149322A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32152292A patent/JPH06166337A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017149322A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 井関農機株式会社 | トラクタ |
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