JPH06165557A - 直流電動機の速度制御装置 - Google Patents
直流電動機の速度制御装置Info
- Publication number
- JPH06165557A JPH06165557A JP52A JP21949493A JPH06165557A JP H06165557 A JPH06165557 A JP H06165557A JP 52 A JP52 A JP 52A JP 21949493 A JP21949493 A JP 21949493A JP H06165557 A JPH06165557 A JP H06165557A
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- JP
- Japan
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- motor
- terminal
- transistor
- voltage
- resistance
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- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、直流電動機の速度制御装置に関
し、可変抵抗の値により直流電動機の回転数を任意所定
値に設定することを目的とする。 【構成】 2端子C,D間に基準電圧を発生させ、かつ
常に端子Cには端子Dに流れる直流電動機の電機子電流
に比例した電流が流れるように構成された直流電動機の
速度制御用ICを備えた直流電動機の速度制御装置にお
いて、上記端子C,D間にトランジスタのベースと1つ
の端子とを接続すると共に、当該トランジスタの他の1
つの端子を抵抗を介して上記直流電動機の一端に接続さ
れてなり、上記トランジスタの上記他の1つの端子とベ
ースとの間に可変抵抗をもうける。
し、可変抵抗の値により直流電動機の回転数を任意所定
値に設定することを目的とする。 【構成】 2端子C,D間に基準電圧を発生させ、かつ
常に端子Cには端子Dに流れる直流電動機の電機子電流
に比例した電流が流れるように構成された直流電動機の
速度制御用ICを備えた直流電動機の速度制御装置にお
いて、上記端子C,D間にトランジスタのベースと1つ
の端子とを接続すると共に、当該トランジスタの他の1
つの端子を抵抗を介して上記直流電動機の一端に接続さ
れてなり、上記トランジスタの上記他の1つの端子とベ
ースとの間に可変抵抗をもうける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電動機の速度制御
装置、特に任意の設定速度で運転可能にする直流電動機
の速度制御装置に関するものである。
装置、特に任意の設定速度で運転可能にする直流電動機
の速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は直流電動機の速度制御装置の従来
例を示す図である。図において、L1はリアクトル、C
1 はコンデンサ、D1 はダイオード、R1 ないしR3 は
抵抗、VR1 は可変抵抗、Mは直流電動機、1は制御回
路をそれぞれ示している。
例を示す図である。図において、L1はリアクトル、C
1 はコンデンサ、D1 はダイオード、R1 ないしR3 は
抵抗、VR1 は可変抵抗、Mは直流電動機、1は制御回
路をそれぞれ示している。
【0003】図3において、直流電動機Mの端子間には
抵抗R1 ないしR3 及び可変抵抗VR1 よりなる抵抗回
路が接続され、制御回路1においては、直流電動機Mを
流れる電流が端子Dから端子Bに向かう間に当該直流電
動機Mに生じる逆起電力を一定に保つよう上記電流を制
御する。
抵抗R1 ないしR3 及び可変抵抗VR1 よりなる抵抗回
路が接続され、制御回路1においては、直流電動機Mを
流れる電流が端子Dから端子Bに向かう間に当該直流電
動機Mに生じる逆起電力を一定に保つよう上記電流を制
御する。
【0004】なお図示の場合、端子Dに流入する電流と
端子Cに流入する電流とが比例関係をもつようにされて
おり、端子Aは直流電動機Mを起動する際に使用され
る。この場合、直流電動機Mの速度(回転数)は、可変
抵抗VR1 の抵抗値を変えることによって調整すること
ができる。そして、直流電動機Mの温度特性に起因する
回転数の変動を、ダイオードD1 の端子電圧VF が温度
によって変化することにより補償している。
端子Cに流入する電流とが比例関係をもつようにされて
おり、端子Aは直流電動機Mを起動する際に使用され
る。この場合、直流電動機Mの速度(回転数)は、可変
抵抗VR1 の抵抗値を変えることによって調整すること
ができる。そして、直流電動機Mの温度特性に起因する
回転数の変動を、ダイオードD1 の端子電圧VF が温度
によって変化することにより補償している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3図示の如
き従来の回路の場合にはダイオードD1 をもうけること
が必要となり、回路構成上難点がある。また、回転数の
設定に当たって可変抵抗VR1 の抵抗値を設定するよう
にするが、電動機Mに印加される電圧が、当該抵抗値を
rとするとき、1/rに比例する形となって、抵抗値r
の変化量と電動機の回転数Nとの関係が非直線的な関係
となってしまう。
き従来の回路の場合にはダイオードD1 をもうけること
が必要となり、回路構成上難点がある。また、回転数の
設定に当たって可変抵抗VR1 の抵抗値を設定するよう
にするが、電動機Mに印加される電圧が、当該抵抗値を
rとするとき、1/rに比例する形となって、抵抗値r
の変化量と電動機の回転数Nとの関係が非直線的な関係
となってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の点を解決
しており、本発明の直流電動機の速度制御装置は、2端
子C,D間に基準電圧を発生させ、かつ常に端子Cには
端子Dに流れる直流電動機の電機子電流に比例した電流
が流れるように構成された直流電動機の速度制御用IC
を備えた直流電動機の速度制御装置において、上記端子
C,D間にトランジスタのベースと1つの端子とを接続
すると共に、当該トランジスタの他の1つの端子を抵抗
を介して上記直流電動機の一端に接続されてなり、上記
トランジスタの上記他の1つの端子とベースとの間に可
変抵抗をもうけたことを特徴としている。
しており、本発明の直流電動機の速度制御装置は、2端
子C,D間に基準電圧を発生させ、かつ常に端子Cには
端子Dに流れる直流電動機の電機子電流に比例した電流
が流れるように構成された直流電動機の速度制御用IC
を備えた直流電動機の速度制御装置において、上記端子
C,D間にトランジスタのベースと1つの端子とを接続
すると共に、当該トランジスタの他の1つの端子を抵抗
を介して上記直流電動機の一端に接続されてなり、上記
トランジスタの上記他の1つの端子とベースとの間に可
変抵抗をもうけたことを特徴としている。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、トランジスタに接続した
可変抵抗の値を変化させることによって直流電動機の逆
起電圧を設定でき、当該電動機の回転数を任意所定値に
設定することが可能となり、また、可変抵抗の値と回転
数とをいわば直線的な関係にすることが可能となる。
可変抵抗の値を変化させることによって直流電動機の逆
起電圧を設定でき、当該電動機の回転数を任意所定値に
設定することが可能となり、また、可変抵抗の値と回転
数とをいわば直線的な関係にすることが可能となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例回路構成を示す。図
1において、図3の記号と同じものは同じ回路構成素子
を表し、RT は図3図示の抵抗R1 とR2 との並列抵抗
に相当するもの、RS は可変抵抗、Rは抵抗、Tr はト
ランジスタを夫々表している。
1において、図3の記号と同じものは同じ回路構成素子
を表し、RT は図3図示の抵抗R1 とR2 との並列抵抗
に相当するもの、RS は可変抵抗、Rは抵抗、Tr はト
ランジスタを夫々表している。
【0009】図1図示の構成は、図3におけるダイオー
ドD1 に代えてトランジスタTr を用いた構成に対応し
ている。なお、図1図示の場合、図3に示すリアクトル
L1とコンデンサC1 とは省略されている。
ドD1 に代えてトランジスタTr を用いた構成に対応し
ている。なお、図1図示の場合、図3に示すリアクトル
L1とコンデンサC1 とは省略されている。
【0010】図1においては可変抵抗RS の値を設定す
ることによって、電動機Mの速度を設定するようにして
いる。即ち、図示トランジスタTr のコレクタ端子と制
御回路1の端子Dとの間の電圧をVとすると、
ることによって、電動機Mの速度を設定するようにして
いる。即ち、図示トランジスタTr のコレクタ端子と制
御回路1の端子Dとの間の電圧をVとすると、
【0011】
【数1】
【0012】で表される。なお、Vref は端子C,D間
の電圧であり基準電圧を与えているものである。またV
BEはトランジスタのベース・エミッタ間の電圧を表して
いる。一般に抵抗Rは十分に高い値をもつことから、式
(1)は、
の電圧であり基準電圧を与えているものである。またV
BEはトランジスタのベース・エミッタ間の電圧を表して
いる。一般に抵抗Rは十分に高い値をもつことから、式
(1)は、
【0013】
【数2】
【0014】で表される。そして、図示電動機Mに印加
される電圧VM は、
される電圧VM は、
【0015】
【数3】
【0016】で表され、かつ電流Iは
【0017】
【数4】
【0018】で表される。上記の如く上記抵抗Rが十分
に高い値をもつものとすると、電圧VM は、
に高い値をもつものとすると、電圧VM は、
【0019】
【数5】
【0020】で表される。ここで、
【0021】
【数6】
【0022】とおくと、電動機Mの端子電圧VM は、当
該電動機Mの逆起電圧Ea と内部抵抗Ra による電圧降
下Ra IM との和であることから、
該電動機Mの逆起電圧Ea と内部抵抗Ra による電圧降
下Ra IM との和であることから、
【0023】
【数7】
【0024】となり、
【0025】
【数8】
【0026】とおくことによって、 V=Ea …(9) をつくり出すことができ、電動機Mの回転数を一定に保
つことができる。そして、電圧Vは可変抵抗RS の値に
比例する形となって、可変抵抗RS の値を変化させるこ
とによって電動機Mの逆起電圧Ea を設定でき、当該電
動機Mの回転数を任意所定値に設定することが可能とな
る。
つことができる。そして、電圧Vは可変抵抗RS の値に
比例する形となって、可変抵抗RS の値を変化させるこ
とによって電動機Mの逆起電圧Ea を設定でき、当該電
動機Mの回転数を任意所定値に設定することが可能とな
る。
【0027】また、電動機Mの温度特性に起因する回転
数の変動は、温度の上昇に対応して上記式(2)におけ
る電圧VBEが小となり、式(2)における電圧Vが小に
移行されるようになることによって補償される。
数の変動は、温度の上昇に対応して上記式(2)におけ
る電圧VBEが小となり、式(2)における電圧Vが小に
移行されるようになることによって補償される。
【0028】図2は上記図1図示の構成をより実用ある
構成に具体化した実施例を示す。図中の符号1,M,T
r ,RT ,RS ,R3 は図1に対応し、L1 ,C1 は図
3に対応しており、更に符号R4 は可変抵抗、R5 ,R
6 は夫々固定抵抗、C2 ,C 3 は夫々コンデンサ、SW
はスイッチを表している。
構成に具体化した実施例を示す。図中の符号1,M,T
r ,RT ,RS ,R3 は図1に対応し、L1 ,C1 は図
3に対応しており、更に符号R4 は可変抵抗、R5 ,R
6 は夫々固定抵抗、C2 ,C 3 は夫々コンデンサ、SW
はスイッチを表している。
【0029】図2図示構成の場合の動作は、図1図示の
ものと基本的には同じであるが、次の点でより実用性あ
るものとなっている。即ち、 i)リアクトルL1 とコンデンサC1 とを付加して、リッ
プル分による影響を除外するようにしている。
ものと基本的には同じであるが、次の点でより実用性あ
るものとなっている。即ち、 i)リアクトルL1 とコンデンサC1 とを付加して、リッ
プル分による影響を除外するようにしている。
【0030】ii) 可変抵抗R4 を付加することによっ
て、モータの負荷特性が決定される固定抵抗RT の値を
微調整できるようにし、負荷特性を当該微調整によって
選定できるようにしている。
て、モータの負荷特性が決定される固定抵抗RT の値を
微調整できるようにし、負荷特性を当該微調整によって
選定できるようにしている。
【0031】iii)トランジスタTr のコレクタおよび/
またはベースと(+)端子または(−)端子との間に、
コンデンサ単独あるいはコンデンサと抵抗との直列回路
を挿入し、ハンチングを防止し、負荷特性を微調整でき
る範囲を増大できるようにしている。
またはベースと(+)端子または(−)端子との間に、
コンデンサ単独あるいはコンデンサと抵抗との直列回路
を挿入し、ハンチングを防止し、負荷特性を微調整でき
る範囲を増大できるようにしている。
【0032】iv) トランジスタTr のベースをスイッチ
SWオンにて(−)端子に落とすことによって、トラン
ジスタTr を強制的にオフ状態とし、制御回路1の出力
を断状態として直流電動機Mを停止させることができる
ようにしている。
SWオンにて(−)端子に落とすことによって、トラン
ジスタTr を強制的にオフ状態とし、制御回路1の出力
を断状態として直流電動機Mを停止させることができる
ようにしている。
【0033】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、ト
ランジスタに接続した可変抵抗RS を調整することによ
って回転数を所定値に設定でき、また可変抵抗RS の値
と回転数とがいわば直線的な関係となる。
ランジスタに接続した可変抵抗RS を調整することによ
って回転数を所定値に設定でき、また可変抵抗RS の値
と回転数とがいわば直線的な関係となる。
【図1】本発明の一実施例回路構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例回路構成を示す図である。
【図3】従来の構成を示す図である。
M 直流電動機 RS 可変抵抗 1 制御回路 A,C,B,D 制御回路の端子
Claims (1)
- 【請求項1】 2端子C,D間に基準電圧を発生させ、
かつ常に端子Cには端子Dに流れる直流電動機の電機子
電流に比例した電流が流れるように構成された直流電動
機の速度制御用ICを備えた直流電動機の速度制御装置
において、 上記端子C,D間にトランジスタのベースと1つの端子
とを接続すると共に、 当該トランジスタの他の1つの端子を抵抗を介して上記
直流電動機の一端に接続されてなり、 上記トランジスタの上記他の1つの端子とベースとの間
に可変抵抗をもうけたことを特徴とする直流電動機の速
度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5219494A JP2702388B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 直流電動機の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5219494A JP2702388B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 直流電動機の速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165557A true JPH06165557A (ja) | 1994-06-10 |
JP2702388B2 JP2702388B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16736334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5219494A Expired - Lifetime JP2702388B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 直流電動機の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702388B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686085A (en) * | 1979-11-16 | 1981-07-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Controlling device for speed of dc motor |
JPS58207891A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直流電動機の速度制御装置 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP5219494A patent/JP2702388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686085A (en) * | 1979-11-16 | 1981-07-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Controlling device for speed of dc motor |
JPS58207891A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直流電動機の速度制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2702388B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |