JPS644316Y2 - - Google Patents

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JPS644316Y2
JPS644316Y2 JP1981082283U JP8228381U JPS644316Y2 JP S644316 Y2 JPS644316 Y2 JP S644316Y2 JP 1981082283 U JP1981082283 U JP 1981082283U JP 8228381 U JP8228381 U JP 8228381U JP S644316 Y2 JPS644316 Y2 JP S644316Y2
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transistor
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【考案の詳細な説明】 本考案は直流モータの電流制限回路に関するも
ので、直流モータが外部からロツクされたり、高
負荷により過大電流が流れた時に、直流モータが
焼けたり、発煙したり、破壊するのを防止するこ
とを目的としたものである。
さて、いわゆる、電子ガバナと称する直流モー
タの速度制御装置は、直流モータの回転速度に比
例して駆動コイルに発生する逆起電力と基準電圧
とを比較し、両者の差電圧によつて制御用トラン
ジスタを制御して直流モータの回転速度を一定に
保つ動作を実行する。
ところで、かかる電子ガバナを半導体集積回路
化するのに好適な回路構成が特願昭52−80817号
によりすでに提案されている。
第1図は、上記電子ガバナの回路構成の一例を
示すものである。
第1図において、コレクタが抵抗2を介して電
源端子3に接続され、エミツタが抵抗4を介して
接地されたトランジスタ5と、コレクタが共通接
続され被制御直流モータ1を介して前記電源端子
3に接続され、各エミツタがそれぞれ同一の値に
設定された抵抗6,7,8を介して接地された直
流モータ駆動用トランジスタ9,10,11とが
ベースを共通接続しカレントミラーを構成してい
る。
また、前記トランジスタ5のコレクタに一端が
接続された基準電圧源12の他端に一方の入力端
子が接続され、他方の入力端子が前記トランジス
タ9,10,11のコレクタ共通接点に接続さ
れ、出力端子が前記トランジスタ5および前記ト
ランジスタ9,10,11のベース共通接続点に
接続された比較器13ならびに前記基準電圧源1
2を定電流駆動するための定電流源14、ならび
に前記トランジスタ5のコレクタと前記トランジ
スタ9,10,11のコレクタ共通接続点との間
に接続された抵抗15を具備している。
以上の構成からなる直流モータの速度制御装置
では、基準電圧源12の基準電圧Vrefと直流モ
ータ1の逆起電力Eaとを比較することにより前
記直流モータ1の回転速度を一定にする制御動作
が実行される。
たとえば、外部負荷トルク等の影響によつて直
流モータ1の回転速度が低下した場合、次のよう
な回路動作がなされて回転速度を一定値まで高め
る制御がなされる。すなわち、直流モータ1の回
転速度が低下することにより逆起電力Eaが低下
し、直流モータ駆動用トランジスタ9,10,1
1のコレクタ共通接続点の電位が高くなる。この
ため比較器13の一方の入力電圧が高くなり、前
記比較器13はトランジスタ5,9,10,11
へのベース電流供給量を増す方向に働く。したが
つて、前記直流モータ駆動用トランジスタ9,1
0,11のコレクタ電流が増加するところとな
り、モータ駆動電流Iaが増加して直流モータ1の
回転速度を高める方向の制御がなされる。
第1図の直流モータの速度制御装置において、
直流モータ1の逆起電力をEa、モータ駆動電流
をIa、内部抵抗をRaとし、また基準電圧をVref、
定電流源の定電流をIr、カレントミラーを構成す
るトランジスタ5とトランジスタ9,10,11
との電流比をK、抵抗2の抵抗値をRT、抵抗1
5の抵抗値をRSとすると、直流モータ1の回転
速度Nは、 N=1/Ka〔Vref{1+RT/RS(1+1/K)} +Ia(RT/K−Ra)+RTIr〕 …(1) として表わされる。なお、Kaは直流モータ1の
発電定数である。
さて、いま、前記直流モータ1の内部抵抗Ra
に対応して、抵抗2の抵抗値RTを RT=KRa …(2) に設定しておけば、第(1)式は、 N=1/Ka〔Vref{1+RT/RS (1+1/K)}+RTIr〕 …(3) となり、前記直流モータ1はモータ駆動電流Ia
なわち負荷トルクに影響されず、一定回転速度に
なる。
ところで、第1図に示されるような回路構成か
らなる直流モータの速度制御装置において、直流
モータが外部からロツクされたり、高負荷により
過大電流が流れると、直流モータが焼けたり、発
煙したり、破壊したりする。従つて、従来より第
2図に示されるような電流制限回路を用いて、モ
ータ駆動電流を制限する方法が多用されてきた。
すなわち、第2図の回路においては、直流モー
タ1に直列に挿入された抵抗16の電圧降下をト
ランジスタ17で検出して直流モータ1がロツク
状態などの過負荷状態になつた際、トランジスタ
18をターン・オフさせ、前記トランジスタ5お
よび駆動用トランジスタ9,10,11のベース
電流を分流させて直流モータ1の駆動電流を制限
している。しかし、この方法によると、抵抗16
には直流モータ1の駆動電流がそのまま流れる
為、電力容量の大きいものを使用する必要があ
り、コストアツプになる。さらに、抵抗16での
電圧降下がそのまま直流モータ1のトルクダウン
になり、直流モータ1の特性に多大な悪影響をお
よぼす。なお、第2図において、19はトランジ
スタ18のベース・エミツタ間に接続した抵抗で
ある。
本考案は、これらの問題を解消すると同時に信
頼性の高い、電流制限回路を得るものである。
第3図は、本考案による電流制限回路の一例を
示したものである。第1図に示す直流モータの速
度制御装置の各素子と同様な機能をもつものは同
一図番を付し、その説明は省略する。
さて、第3図において、トランジスタ5のコレ
クタは電流制限検出抵抗20および抵抗2を介し
て電源端子3に接続されている。そして、前記電
流制限検出抵抗20がエミツタ・ベース間に接続
されたトランジスタ21のコレクタはトランジス
タ22のベースに接続され、該トランジスタ22
のエミツタは接地、コレクタは前記トランジスタ
5およびトランジスタ9,10,11のベース共
通接続点に接続され電流制限回路が構成されてい
る。
さて、カレントミラーを構成するトランジスタ
5とトランジスタ9,10,11との電流比はK
なので、前記トランジスタ5を流れる電流I5はモ
ータ駆動電流Iaの1/Kとなり次式で表わされ
る。
I5=Ia/K …(4) したがつて、電流制限検出抵抗20の両端にお
ける電圧降下すなわちトランジスタ21のエミツ
タ・ベース間電圧VBE21は、抵抗値をR20とすると
次式で与えられる。
VBE21=I5×R20=Ia/K×R20 …(5) ここで、VBE21がトランジスタ21のベース・
エミツタ間の閾値電圧(約0.6〜0.7V)以上にな
ると、トランジスタ21はオンし、同時にトラン
ジスタ22もオンし、前記トランジスタ5および
駆動用トランジスタ9,10,11をオフ状態に
移行させるので、モータ駆動電流Iaが制限され
る。
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、抵抗20の値の設定により、モータ駆動電流
Iaに比例した電流を検出して、モータ駆動電流Ia
を適当な値で制限出来る電流制限回路を得ること
が出来る。
また、従来例のように検出抵抗として電力容量
の大きい抵抗を使う必要がないので、コストダウ
ンにもなる。
また、第2図に示す従来例において生ずるよう
なトルクダウンの現象もなく、直流モータの特性
に影響することなく、信頼性の高い電流制限回路
が得られると同時に直流モータの保護装置として
大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直流モータの速度制御装置の電
気回路図、第2図は従来例における電流制限回路
を備えた直流モータの速度制御装置の電気回路
図、第3図は本考案の実施例にかかる直流モータ
の速度制御装置の電気回路図である。 1……直流モータ、2……第1の抵抗、3……
電源端子、4……第2の抵抗、5……第1のトラ
ンジスタ、6,7,8……第3の抵抗、9,1
0,11……第2のトランジスタ(直流モータ駆
動用トランジスタ)、12……基準電圧源、13
……比較器、14……定電流源、15……第4の
抵抗、20……電流制限検出抵抗、21……第3
のトランジスタ、22……第4のトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コレクタが電流制限検出抵抗および第1の抵抗
    を介して電源端子に接続され、エミツタが第2の
    抵抗を介して接地された第1のトランジスタと、
    ベースが前記第1のトランジスタのベースと共通
    接続され、コレクタが直流モータを介して前記電
    源端子に接続され、エミツタが第3の抵抗を介し
    て接地され、かつ、前記第1のトランジスタとカ
    レントミラーを構成する直流モータ駆動用の第2
    のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコ
    レクタに前記電流制限検出抵抗を介して一端が接
    続された基準電圧源の他端に一方の入力端子が接
    続され、他方の入力端子が前記第2のトランジス
    タのコレクタに接続され、出力端子が前記第1お
    よび第2のトランジスタのベース共通接続点に接
    続された比較器と、前記第1の抵抗と前記基準電
    圧源との接続点と第2のトランジスタのコレクタ
    間に接続された第4の抵抗を備えた直流モータの
    速度制御装置において、前記直流モータ駆動用の
    第2のトランジスタに流れる電流に比例して前記
    第1のトランジスタに流れる電流を前記電流制限
    検出抵抗の端子電圧として検出し、 その検出電圧がベース・エミツタ間に印加され
    る第3のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのコレクタに
    接続され、エミツタが接地され、コレクタが前記
    第1および第2のトランジスタのベース共通接続
    点に接続された第4のトランジスタを備え、 前記検出電圧が前記第3のトランジスタのベー
    ス・エミツタ間閾値電圧を超えると、 前記第3および第4のトランジスタをオン状態
    に移行させることにより、 前記第1および第2のトランジスタをオフ状態
    に移行させる構成の電流モータの電流制限回路。
JP1981082283U 1981-06-03 1981-06-03 Expired JPS644316Y2 (ja)

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JPS57195394U JPS57195394U (ja) 1982-12-10
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JPS57195394U (ja) 1982-12-10

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