JPH06161293A - 複写機の転写装置 - Google Patents

複写機の転写装置

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JPH06161293A
JPH06161293A JP31454392A JP31454392A JPH06161293A JP H06161293 A JPH06161293 A JP H06161293A JP 31454392 A JP31454392 A JP 31454392A JP 31454392 A JP31454392 A JP 31454392A JP H06161293 A JPH06161293 A JP H06161293A
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JP
Japan
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roller
intermediate transfer
transfer
tube
grounding
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Pending
Application number
JP31454392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Nishimura
英幸 西村
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
Yuuichi Kazaki
祐一 蚊崎
Katsuhiro Nagayama
勝浩 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複写機の転写装置において、表面を半導電性
薄膜(チューブ)31で被覆した、中間転写体10を支
持する支持ローラ18cと、半導電性薄膜31に当接す
る長片部32と短片部33とを交互に配置した弾性のア
ース部材とからなるものである。 【効果】 中間転写体上に作動された画像を乱すことな
く、低コストの転写機構で良好な転写画像を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写体を用いる電
子写真方式の複写機の転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体を用いる電子写真方式
の複写機においては、その中間転写体からトナー像を高
電圧にて紙等の第3の媒体へ転写する場合、転写電流を
転写部から中間転写体に沿ってある距離を隔てた位置
で、中間転写体に直に接したアースローラ等を介してア
ースしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の複
写機の転写装置においては、下記するような不具合があ
った。
【0004】1.転写装置の中間転写体は、高分子樹脂
フィルムからなり、この中間転写体を支持し駆動させる
ために、いくつかの支持ローラにて支持され1〜4Kg
程度のテンションがかけられている。この支持ローラの
張り若しくは支持ローラによる屈曲した運動によって中
間転写体のフィルムは、大きなストレスを受けており、
寿命が機械的な破戒によって律速されていた。
【0005】2.高分子樹脂からなるベルトの中間転写
体を複数の支持ローラにて駆動させる場合、それらの支
持ローラの平行度が非常に高い精度で要求される。即
ち、もし支持ローラの平行度がずれていた場合、中間転
写体は支持ローラの軸方向に前方若しくは後方側へトラ
ッキングしてしまい画像がずれてしまう。また、最悪の
場合、中間転写体が破損する場合もある。更に、複写機
が中間転写体上で画像を重ね合わせるフルカラー機であ
れば、上記のような現象は致命的な欠点となってしまう
ことがあった。
【0006】3.従来の転写装置のように、中間転写体
からトナー像を高電圧にて紙等の第3の媒体へ転写する
時、転写電流を転写部より中間転写体に沿ってある距離
を隔てた位置で、その中間転写体を直ちに接したアース
ローラ等を介してアースする場合、そのアース部が転写
部に対して作像側にあるとき、その電流によって中間転
写体上の画像が乱れることがあった。
【0007】4.転写ローラの6〜11Kg程度の圧力
により、この圧力を受け止めているローラが湾曲してし
まい、その結果、転写ローラの圧力が前方と後方間で不
均一となり、特に転写部の中間部の圧力が低下し転写不
良を起こしていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複写機の転写装
置は、上記のような課題を解決するため、中間転写体を
用いる複写機の転写装置において、表面を半導電性薄膜
(チューブ)で被覆した、該中間転写体を支持する支持
ローラと、該支持ローラの表面に被覆した半導電性薄膜
に当接する、長片部と短片部とを交互に配置した弾性の
アース部材とからなり、該中間転写体上の転写電流を該
導電性薄膜及び該アース部材を介してアースすることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】本転写装置は、上記課題を解決すると共に、支
持ローラに被覆した導電性薄膜の電気抵抗ムラをアース
部材で分散して中間転写体の回転時にほぼ均一に転写電
流が流れるものである。
【0010】
【実施例】以下に本発明の転写装置のり実施例を、カラ
ー複写機で説明する。
【0011】カラー複写機は、図1に示すように、機枠
の上面に透明な原稿載置台1を有し、また、原稿載置台
1の下方には、露光光学系2が配設されており、この露
光光学系2は、原稿載置台1上に載置される原稿13に
光を照射する光源ランプ2aと、原稿13からの反射光
を例えば一点鎖線で示すように感光体7上に導く複数の
反射鏡2b…と、光路上に配設された結像レンズ2c
と、赤,緑および青の3原色の色フィルタを有する色分
解フィルタ2dとを備えている。
【0012】上記の露光光学系2の光軸上には、露光走
査された光像が照射される有機感光体(OPC)からな
るベルト状の感光体7が配設されており、この感光体7
の入紙方向側には、転写紙19を収容した給紙カセット
8,9が配設されている。そして、これらの各給紙カセ
ット8,9の上面には、それぞれ給紙ローラ23,24
が設けられており、これらの給紙ローラ23,24は、
転写紙19を給紙カセット8,9から排出して中間転写
体10方向へ送出させるようになっている。
【0013】上記の給紙ローラ23,24からの中間転
写体10方向への送出側には、タイミングローラ25が
配設されており、このタイミングローラ25は、中間転
写体10に同期して回転されるようになっている。ま
た、中間転写体10は、第1〜第3支持ローラ18a,
18b,18cにより回転駆動されるようになってお
り、感光体7を回転駆動する駆動ローラ15に圧接され
ている。この駆動ローラ15が圧接されている部位にお
ける中間転写体10の裏面側には、転写チャージャ21
が配設されており、第3支持ローラ18cの配設部位に
おける中間転写体10の表面側には、転写ローラ22が
配設されている。そして、転写ローラ22の送出側に
は、剥離プレート20,搬送ベルト11および定着装置
12がこの順に配設されている。
【0014】上記の露光光学系2から反射光が照射され
る感光体7は、従動ローラ14および駆動ローラ15に
より回転駆動されるようになっている。また、感光体7
の外周の従動ローラ14側には、感光体7を除電させる
帯電チャージャ16および感光体7を除電する除電ラン
プ26が配設されており、帯電チャージャ16の近傍に
おける感光体7の下方には、感光体7上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置17が配設されている。
そして、このクリーニング装置17には、例えばウレタ
ン等からなるクリーニングブレード17a,17aが設
けられており、これらのクリーニングブレード17a,
17aは、感光体7に圧接され、感光体7に残留した例
えばトナー等を掻き落とすようになっている。
【0015】また、感光体7の上方なおける中央部付近
には、感光体7と非接触の状態で白黒用の現像槽と、カ
ラー用の現像槽4,5,6とが配設されており、カラー
用の現像槽4,5,6には、イエロー,マゼンタおよび
シアン色のカラー現像剤が個別に収容されている。
【0016】次に、上記中間転写体10を支持し回転駆
動される第3支持ローラ18cには、図2に示すように
ポリカーボネイトにカーボンを分散した半導電性チュー
ブ31を被覆する。該半導電性チューブ31に当接する
如く、長片部32と短片部33とを交互に複数個配置し
た例えばリン青銅のアース部材34を、上記第3支持ロ
ーラ18cに並設し、所要箇所からアース(接地)す
る。
【0017】本発明にて最も効果のあった転写条件は次
の通りである。
【0018】中間転写体(10) 膜厚 100〜200μm 抵抗 1×108〜1×109Ω/cm2 材料 ポリカーボネイトにカーボンを分散 転写ローラ(22) 電圧 1〜3Kv 圧力 7〜11Kg/l,l=310mm 材料 アルミニウム,φ=20〜35mm 支持ローラ表面の半導電性チューブ(31) 膜厚 20〜80μm 抵抗 1×106〜1×1011Ω/cm2 材料 PFAにカーボンを分散 支持ローラ心材(18c) 硬度 20〜45度 材料 シリコンゴム アース部材(34) 位置 支持ローラ上にて転写ローラ圧接部より90〜
180度裏側 材料 鉄,ステンレス等(導電性樹脂も可) 転写時の電流 90〜110μA その他トナー 粒径 平均8〜11μm 帯電量 10〜20μc/g 材料 ポリエステル 付差量 1色0.6〜1.0mg/cm2 次に、上記構成のカラー複写機の動作を以下に説明す
る。
【0019】先ず、図示しない複写開始スイッチが押圧
されることで、コピーモードが実行される。このコピー
モードは、イエロー,マゼンタおよびシアンをそれぞれ
現像して中間転写体10に転写させるコピーサイクルを
有しており、コピーモードが実行されると、イエローの
コピーサイクルが実行されることになる。
【0020】即ち、原稿載置台1上に載置された原稿1
3に対して光源ランプ2aから光を照射させ、露光走査
が行われる。原稿13からの反射光は、反射鏡2b…お
よび結像レンズ2cを介して色分解フィルタ2dに入射
され、この色分解フィルタ2dで色成分別に分解され
る。
【0021】上記の露光走査で色分解フィルタ2dの各
色フィルタを透過した色成分別の光は、帯電チャージャ
16にて均一に帯電された感光体7上に照射され、感光
体7がA部で露光される。これにより、感光体7には、
原稿13の画像に対応したイエローの静電潜像が形成さ
れる。この後、上記の各静電潜像は、色分解フィルタ2
dの補色であるイエローの現像剤を有する現像槽4の対
向部において、現像マグネットローラから供給される現
像剤で現像されて可視化されトナー像となる。そして、
このトナー像は、転写チャージャ21で中間転写体10
に転写されることになる。
【0022】上記のイエローのコピーサイクルが終了す
ると、感光体7は、クリーニング装置17でクリーニン
グされると共に、除電ランプ26で除電される。そし
て、上記と同様のコピーサイクルでマゼンタおよびシア
ンのトナー像が中間転写体10に転写されることにな
る。
【0023】上記の各コピーサイクルが実行されると、
各色成分別のトナー像は、転写チャージャ21により中
間転写体10の同位置へ転写されることになり、各色成
分別のトナーが重ねられることで完成した一つのトナー
像を形成することになる。
【0024】一方、給紙カセット8,9に収容された転
写紙19は、給紙ローラ23,24により1枚ずつタイ
ミングローラ25に給紙され、タイミングローラ25
は、中間転写体10に同期して転写紙19を中間転写体
10と転写ローラ22との間に搬送する。搬送された転
写紙19は、転写ローラ22により中間転写体10のト
ナー像が転写された後、剥離プレート20により中間転
写体10から分離され、搬送ベルト11により定着装置
12へ導入される。そして、転写紙23へのカラートナ
ー像の定着が行われた後、外部へ排出されることで、1
回のコピーモードが終了することになる。
【0025】上記転写紙19に中間転写体10のトナー
像が転写される際には、転写ローラ22に印加されてい
る1〜3Kv程度の電圧が、該転写紙19及び中間転写
体10を接触部分を介して転写ローラ22と第3支持ロ
ーラ18の半導電性チューブ31間に印加され、該半導
電性チューブ31に当接している長片部32,短片部3
3のアース部材34を経由して90〜110μA程度の
電流が流れアースされる。
【0026】上記半導電性チューブ31の製作時及び該
半導電性チューブ31を第3支持ローラ18cに被覆す
る時の状況により、半導電性チューブ31の各部分での
単位長当たりの電気抵抗に抵抗ムラが生じているが、ア
ース部材34を複数個の長片部32,短片部33で第3
支持ローラ18cの全長に亙って構成して総合電気抵抗
はより均等化され、第3支持ローラ18cの回転時即ち
上記転写時に流れる転写電流が平滑化される。
【0027】
【発明の効果】本発明による複写機の転写装置は、叙上
のような構成であるから、中間転写体に直に圧接するア
ース用ローラをなくすことができ、また転写電流を中間
転写体表面に沿ってアースローラを介して流さないた
め、既に中間転写体上に作像された画像を乱すことがな
く、低コストの転写機構で良好な転写画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー複写機の概略正面断面
図である。
【図2】本発明の複写機の転写装置の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿載置台 2 露光光学系 3,4,5,6 現像槽 7 感光体 8,9 給紙カセット 10 中間転写体 18a,18b,18c 支持ローラ 19 転写紙 22 転写ローラ 31 半導電性チューブ 34 アース部材
フロントページの続き (72)発明者 蚊崎 祐一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 永山 勝浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を半導電性薄膜で被覆した、該中間
    転写体を支持する支持ローラと、該支持ローラの表面に
    被覆した半導電性薄膜に当接する、長片部と短片部とを
    交互に配置した弾性のアース部材とからなり、該中間転
    写体上の転写電流を該導電性薄膜及び該アース部材を介
    してアースすることを特徴とする複写機の転写装置。
JP31454392A 1992-11-25 1992-11-25 複写機の転写装置 Pending JPH06161293A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31454392A JPH06161293A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 複写機の転写装置

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JP31454392A JPH06161293A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 複写機の転写装置

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JPH06161293A true JPH06161293A (ja) 1994-06-07

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ID=18054562

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