JP4208287B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体上に形成したトナー像を一旦、中間転写ベルト上に一次転写し、その後、中間転写ベルト上から転写材上に一括して二次転写して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーの画像形成装置において、感光ドラム(像担持体)上に順次にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、これらトナー像を一次転写ローラによって順次に中間転写ベルト(中間転写体)上に一次転写して中間転写ベルト上で複数色のトナー像を重ね合わせ、その後、これら中間転写ベルト上の複数色のトナー像を二次転写ローラによって紙等の転写材上に一括して二次転写するものが知られている。
【0003】
この画像形成装置にあっては、上述の一次転写ローラは、中間転写ベルトの裏面側に配設されて中間転写ベルトを感光ドラムに押圧し、感光ドラムと中間転写ベルトとの間に帯状の一次転写ニップ部を構成している。一方、二次転写ローラは、中間転写ベルトの裏面側に配設された二次転写対向ローラとに間に中間転写ベルトを挟持し、中間転写ベルトとの間に二次転写ニップ部を構成している。そして、上述の一次転写ローラに一次転写バイアスを印加することで一次転写ニップ部を介して感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルト上に一次転写し、また、二次転写ローラに二次転写バイアスを印加することで二次転写ニップ部を介して中間転写ベルト上のトナー像を転写材上に二次転写するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術において、一次転写ニップ部及び二次転写ニップ部でのニップの状態が適正でない場合には、一次転写時及び二次転写時における中間転写ベルトの帯電状態にムラが発生し、次の画像形成において、転写効率の高い部分と低い部分とが形成されてしまい、画像に濃度ムラが発生するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、一次転写時及び二次転写時の中間転写ベルトの帯電ムラを無くして、連続画像形成時の濃度ムラの発生を防止するようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明は、トナー像が形成される像担持体と、回転可能な中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記像担持体と前記中間転写ベルトが接触する一次転写部を形成する一次転写ローラと、前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記中間転写ベルトを張架する二次転写対向ローラと、前記中間転写ベルトの外周面に接触し、前記二次転写対向ローラとともに前記中間転写ベルトを介して転写材を挟持搬送可能な二次転写部を形成する二次転写ローラと、を有し、前記一次転写部でトナー像を前記像担持体から前記中間転写ベルトに一次転写することを繰り返すことで複数のトナー像を前記中間転写ベルトに重ね合わせた後、前記二次転写部で前記中間転写ベルトに重ね合わせたトナー像を前記中間転写ベルトから転写材に一括して二次転写するとともに、前記一次転写部での前記中間転写ベルトの帯電状態が前記二次転写部での二次転写効率に影響を及ぼし、前記二次転写部での前記中間転写ベルトの帯電状態が前記一次転写部での一次転写効率に影響を及ぼす画像形成装置において、前記一次転写ローラと前記二次転写ローラとの双方を、クラウン形状に形成する、ことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記一次転写ローラを支持する第1の支持部材に、前記像担持体に対する前記一次転写ローラの位置決めを行なう第1の位置決め部材を設け、前記二次転写ローラを支持する第2の支持部材に、前記中間転写ベルトに対する前記二次転写ローラの位置決めを行なう第2の位置決め部材を設ける、ことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記中間転写ベルトの表層抵抗が少なくとも1013Ω・cmである、ことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1、2、又は3の画像形成装置において、前記一次転写ローラがスポンジローラである、ことを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1、2、3、又は4の画像形成装置において、前記二次転写ローラがスポンジローラである、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
〈実施の形態1〉
図8に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。
【0013】
従来から、4色フルカラーの画像形成装置として、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式等のさまざまな方式が用いられている。このうち、電子写真方式を用いたものは、高速、高画質、静粛性の点で他の方式に比べ優れており、近年普及している。この電子写真方式においてもさまざまな方式に分かれており、例えば、感光体表面にカラー像を重ねた後一括転写して像形成を行う多重現像方式、現像−転写のサイクルを繰り返し行う多重転写方式、また、一旦、中間転写体上に各色の現像像を順次に転写した後、転写材上に一括転写する中間転写体方式等がある。このうち、特に、中間転写方式は混色の心配がないこと、さまざまなメディアへの対応が可能であること等の理由から、優れた方式であるとされている。
【0014】
図8に示す画像形成装置は、電子写真方式で、かつ中間転写ベルトを使用した中間転写方式の画像形成装置である。
【0015】
同図に示す画像形成装置は、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段によって矢印R1方向に回転駆動される。
【0016】
感光ドラム1表面は、帯電バイアス印加電源(不図示)により帯電バイアスが印加された帯電器2によって所定の極性、所定の電位に均一に帯電される。
【0017】
帯電後の感光ドラム1表面は、第1色目であるイエローの画像情報に応じてレーザ露光光学系(露光装置)3から発生されたレーザー光4によって走査され、静電潜像が形成される。
【0018】
静電潜像は、現像装置によって現像される。現像装置は、4色の現像器、すなわちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの色のトナーを収納した現像器8、7、6、5によって構成されている。これら現像器8、7、6、5は、感光ドラム1から離間されて配置されており、感光ドラム1上の静電潜像の現像に供されるイエローの現像器8が感光ドラム1表面に当接されて、感光ドラム1上の静電潜像にイエローのトナーを付着させてトナー像として現像する。
【0019】
感光ドラム1上のイエローのトナー像は、中間転写体としての中間転写ベルト9表面に転写される。中間転写ベルト9は、駆動ローラ15、二次転写対向ローラ12、テンションローラ16に掛け渡されており、駆動ローラ15の回転によって矢印R9方向に回転する。また、中間転写ベルト9の内側には一次転写ローラ10が配設されており、中間転写ベルト9を裏面側から感光ドラム1表面に押圧している。これにより、感光ドラム1と中間転写ベルト9との間には、感光ドラム1表面の母線に沿って帯状の一次転写ニップ部N1 が構成される。さらに、一次転写ローラ10には、一次転写バイアス電源20が接続されている。この一次転写バイアス電源20によって一次転写ローラ10に一次転写バイアスを印加する ことを特徴とするにより、感光ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト9表面に一次転写される。
【0020】
トナー像転写後の感光ドラム1は、中間転写ベルト9に転写されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転写残トナー)がクリーニング装置19によっって除去され、さらに表面に残った電荷が除電器17に除去され、次のシアンの画像形成に供される。
【0021】
以上の一連の画像形成プロセス、すなわち、帯電、露光、現像、一次転写、クリーニング、そして除電を、残りの3色(マゼンタ、シアン、ブラック)についても行なって、中間転写ベルト9上で4色のトナー像を重ね合わせる。
【0022】
中間転写ベルト9の4色のトナー像は、紙等の転写材18上に転写される。中間転写ベルト9に対して接離可能に配置された二次転写ローラ11は、二次転写対向ローラ12との間に中間転写ベルト9を挟み込んだときには、帯状の二次転写ニップ部N2 を構成する。二次転写ローラ11には、二次転写バイアス電源21に接続されている。二次転写ローラ11は、中間転写ベルト9上に対する4色目のブラックのトナー像の一次転写が終了すると、中間転写ベルト9に接触されて二次転写ニップ部N2 を構成するとともに、二次転写バイアス印加電源21によって二次転写バイアスが印加される。このとき、中間転写ベルト9上のトナー像にタイミングを合わせるようにして転写材18が二次転写ニップ部N2 に挿通され、これにより、中間転写ベルト9上に4色のトナー像が転写材18上に一括して二次転写される。
【0023】
トナー像転写後の転写材18は、定着器(不図示)に搬送され、ここで加熱、加圧されて表面に4色のトナー像が定着される。
【0024】
一方、トナー像転写後の中間転写ベルト9は、転写材18に転写されないで表面に残ったトナー(二次転写残トナー)が、クリーニングバイアス印加電源22によりクリーニングバイアスが印加されたクリーニングローラ13によって除去され、次の画像形成に供される。
【0025】
上述の画像形成装置についてさらに詳述する。
【0026】
まず、感光ドラム1が例えば負極性のOPC(有機光半導体)感光体であるような場合、レーザー光4による露光部を現像器5〜8で現像する際には負極性トナーが用いられる。したがって、一次転写ローラ10には、一次転写バイアス電源20より正極性の転写バイアスが印加される。ここで中間転写ベルト9は通常厚さ100〜200μm、抵抗1011〜1016Ω・cm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PET、ポリカーボ等の樹脂フィルムや0.5〜2mm厚程度のゴムの基層の上に離型性の良い樹脂層を設けたものを用いることができ、一次転写ローラ10としては105 Ω・cm以下の低抵抗ローラを用いるのが一般的である。
【0027】
次に、二次転写においては、接地又は適当なバイアスが印加された二次転写対向ローラ12を対向電極とし、二次転写ローラ11に二次転写バイアス印加電源21から正極性バイアスを印加した二次転写ローラ11を転写材18の背面から当接させる。
【0028】
以上の行程が終了すると、二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置である離間可能な接触型のクリーニングローラ13にクリーニングバイアス印加電源22より直流成分に交流成分を重畳したバイアスを印加することによって、逆極性の電荷が付与され、一次転写ニップ部N1 を介して感光ドラム1上に逆転写され、その後、クリーニング装置19によって除去される。
【0029】
ここで、中間転写ベルトクリーニングについて詳述する。二次転写残トナーは中間転写ベルト9からトナーが転写材18に転写される際に、トナーとは逆極性の強い電界を受けて、正規の帯電極性(本実施の形態では負極性)とは逆極性(本実施の形態では正極性)に帯電されて中間転写ベルト9上に残っているトナーが多い。しかし、すべてのトナーが正極性に反転しているわけではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持しているトナーも存在している。
【0030】
そこで、二次転写直後にクリーニングローラ13を設け、直流成分に交流成分を重畳したバイアスを印加することによって、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーのうち、中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持しているトナーを逆極性に帯電させる。すると、逆極性に帯電された二次転写残トナーは一次転写ニップ部N1 において感光ドラム1上へ逆転写され、中間転写ベルト9はクリーニングされる。
【0031】
連続プリント(連続画像形成)時においても、中間転写ベルト9上の逆帯電された二次転写残トナーと感光ドラム1上の一次転写される正規トナーのお互いの電荷は、短時間の接触では相殺されないため、感光ドラム1と中間転写ベルト9との一次転写ニップ部N1 で、逆帯電された二次転写残トナーは感光ドラム1上へ、一方、感光ドラム1上の正規帯電しているトナーは中間転写ベルト9上へそれぞれ転写することができ、二次転写残トナーが次のプリント時に転写材18上に転写されることなく、適正な画像が出力される。
【0032】
また、二次転写直後の中間転写ベルト9は、それ自身抵抗、容量を持つため、一次、二次転写時に帯電してしまっている。そのため、連続プリント時において、中間転写ベルト9の帯電状態が1枚目のプリントの一次転写直前と、2枚目以降のプリントの一次転写直前で異なり、一次転写の効率が変わってしまうことによって、プリントの濃度等が変化してしまう。これを避けるために、前に述べたクリーニングローラ13は、中間転写ベルト9を除電し、2枚目のプリントの一次転写直前での中間転写ベルト9の帯電状態を、1枚目のプリントの一次転写直前と同じにする役割も持っている。
【0033】
つづいて、本発明の特徴的な部分について説明する。
【0034】
本実施の形態においては、中間転写ベルト9として、周長400mm、厚さ1mm、抵抗が104 〜108 Ω・cmの低抵抗の基層の上に、PTFE等のフッ素樹脂を分散させた抵抗が1010〜1018Ω・cmの高抵抗の表層を設けたものを用いている。また、本実施の形態においては、一次転写ローラ10として、図2に示すように、芯金10aの表面をスポンジ10bで巻いた、硬度が30〜60度(アスカーC)程度のスポンジローラを用いている。
【0035】
本実施の形態において、一次転写ローラは図8に示すように、中間転写ベルト9を介して感光ドラム1に当接され、その両端には500gの荷重がばね等の弾性部材(不図示)によってかけられている。このとき、一次転写ローラ10として図1に示すようなストレート形状のローラを用いると、両端部の押圧力が中央部に比べて高くなってしまい、一次転写ニップ部N1 が図3に示すように不均一になってしまう。また、図5に示すように一次転写ローラ10の当接状態も、両端部では不適正になり、十分な放電ニップを得られなくなってしまう。そのため、一次転写後の中間転写ベルト9上のトナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態が両端部と中央部で不均一になってしまい、二次転写効率や次色転写時の一次転写効率の不均一を引き起こしてしまっていた。
【0036】
そこで、一次転写ローラ10として、図2に示すようなクラウン形状のローラを用いることによって、図4に示すように、均一な幅の一次転写ニップ部N1 を構成し、また、図6に示すように、中間転写ベルト9に対する一次転写ローラ9の当接状態が、両端部と中央部とで同じになるようにしている。これにより、一次転写後の中間転写ベルト9上のトナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態が均一になり、二次転写効率や次色転写時の一次転写効率の不均一を防ぐことができた。具体的には、本実施の形態では、クラウン形状の一次転写ローラ10として、全長220mm、中央部における直径が14mm、両端部から中央側に10mm入った位置での直径が13.85mmのものを用いている。
【0037】
さらに、二次転写時においても、二次転写ローラ11の二次転写ニップ部N2 や当接状態が不均一の場合は、一次転写後の中間転写ベルト9上のトナートリボや中間転写ベルト9の帯電状態が均一であっても、二次転写後の二次転写残トナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態が不均一となり、クリーニングや次プリント時の一次転写効率のムラを引き起こしてしまう。二次転写残トナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態は、二次転写後にクリーニングローラ13により、DC成分にAC成分を重畳したバイアスを印加することによって、均一にすることは可能であるが、あまりに帯電状態のムラが大きい場合にはAC成分のVPPを大きくする必要があり、窒素酸化物の付着など他の弊害を引き起こしてしまい、好ましくない。そのため、二次転写後の二次転写残トナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態を均一にする必要がある。
【0038】
そこで、一次転写ローラ10について述べたものと同様の理由で、二次転写ローラ11についてもクラウン形状のローラを用いることによって、二次転写残トナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態を均一にすることができ、クリーニングや次プリント時の一次転写効率のムラを防ぐことができた。具体的には、本実施の形態においては、クラウン形状の二次転写ローラ11として硬度が20〜40度(アスカーC)、全長220mm、中央部における直径が18mm、両端部から中央側に10mm入った位置での直径が17.7mmのローラを用いた。
【0039】
以上述べてきたように、一次転写ローラ10及び二次転写ローラ11との双方をクラウン形状とすることによって、トナーのトリボや中間転写ベルト9の帯電状態の不均一化を防ぐことができ、一次転写効率や二次転写効率のムラのない適正な画像を出力することができる。
【0040】
〈実施の形態2〉
図7に、本発明の実施の形態2の構成を示す。
【0041】
本実施の形態においては、実施の形態1と同様、一次転写ローラ10としてクラウン形状のスポンジローラを用いている。
【0042】
同図に示すように、本実施の形態においては、一次転写ローラ10を回転自在に支持する第1の支持部材23を備えており、さらに、第1の支持部材23の両端部に第1の位置決め部材24、24を設けている。これら第1の位置決め部材24、24は、中間転写ベルト9の外側において、感光ドラム1表面の軸方向の両端部の非画像形成部に直接、当接するように配置されている。これら第1の位置決め部材24、24を感光ドラム1表面に当接させることで、感光ドラム1表面に対して第1の支持部材23が精度よく位置決めされ、さらに、この第1の支持部材23に支持された一次転写ローラ10が感光ドラム1表面に対して精度よく位置決めされる。したがって、感光ドラム1とこれに対して精度よく位置決めされた一次転写ローラ10とによって挟持された中間転写ベルト9は、感光ドラム1表面との間に、実施の形態1で説明したような好適な一次転写ニップ部N1 を構成することができる。
【0043】
このような構成を取ることによって、一次転写ローラ10と感光ドラム1との位置関係が機械の振動等の要因に左右されることなく安定するので、例えば硬度が30度以下(アスカーC)の低硬度のローラを用いた場合でも常に適正な一次転写ニップ部N1 及び当接状態を維持することができる。
【0044】
二次転写ローラ11についても、上述の一次転写ローラ10の場合と同じである。
【0045】
すなわち、二次転写ローラ11を回転自在に支持する第2の支持部材(第1の支持部材23と同様。ただし、不図示。)を備えており、さらに、第2の支持部材の両端部に第2の位置決め部材(第1の位置決め部材24、24と同様。ただし、不図示。)を設けている。これら第2の位置決め部材は、中間転写ベルト9の外側において、二次転写対向ローラ12の両端部に直接、当接するように配置されている。これら第2の位置決め部材を二次転写対向ローラ12表面に当接させることで、感光ドラム1表面に対して第2の支持部材が精度よく位置決めされ、さらに、この第2の支持部材に支持された二次転写ローラ11が二次転写対向ローラ12表面に対して精度よく位置決めされる。したがって、二次転写対向ローラ12とこれに対して精度よく位置決めされた二次転写ローラ11とによって挟持された中間転写ベルト9は、二次転写ローラ11表面との間に、実施の形態1で説明したような好適な二次転写ニップ部N2 を構成することができる。
【0046】
このような構成を取ることによって、二次転写ローラ11と二次転写対向ローラ12との位置関係が機械の振動等の要因に左右されることなく安定するので、例えば硬度が30度以下(アスカーC)の低硬度のローラを用いた場合でも常に適正な二次転写ニップ部N1 及び当接状態を維持することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように、一次転写ローラ及び二次転写ローラの双方をクラウン形状とすることによって、トナーのトリボや中間転写ベルトの帯電状態の不均一化を防ぐことができ、一次転写効率や二次転写効率のムラをなくして適正な画像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストレート形状に形成した一次転写ローラを示す正面図。
【図2】クラウン形状に形成した一次転写ローラを示す正面図。
【図3】ストレート形状の一次転写ローラによって形成された不適正な一次転写ニップ部を示す図。
【図4】クラウン形状の一次転写ローラによって形成された適正な一次転写ニップ部を示す図。
【図5】ストレート形状の一次転写ローラの、中間転写ベルトに対する不適正な当接状態を示す図。
【図6】クラウン形状の一次転写ローラの、中間転写ベルトに対する適正な当接状態を示す図。
【図7】実施の形態2の、第1の支持部材、及び第1の位置決め部材を示す図。
【図8】本発明が適用される画像形成装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム)
2 帯電器
3 露光装置(レーザ露光光学系)
4 レーザー光
5 ブラックの現像器
6 マゼンタの現像器
7 シアンの現像器
8 イエローの現像器
9 中間転写ベルト
10 一次転写ローラ
11 二次転写ローラ
12 二次転写対向ローラ
18 転写材
23 第1の支持部材
24 第1の位置決め部材

Claims (5)

  1. トナー像が形成される像担持体と、回転可能な中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記像担持体と前記中間転写ベルトが接触する一次転写部を形成する一次転写ローラと、前記中間転写ベルトの内周面に接触し、前記中間転写ベルトを張架する二次転写対向ローラと、前記中間転写ベルトの外周面に接触し、前記二次転写対向ローラとともに前記中間転写ベルトを介して転写材を挟持搬送可能な二次転写部を形成する二次転写ローラと、を有し、前記一次転写部でトナー像を前記像担持体から前記中間転写ベルトに一次転写することを繰り返すことで複数のトナー像を前記中間転写ベルトに重ね合わせた後、前記二次転写部で前記中間転写ベルトに重ね合わせたトナー像を前記中間転写ベルトから転写材に一括して二次転写するとともに、前記一次転写部での前記中間転写ベルトの帯電状態が前記二次転写部での二次転写効率に影響を及ぼし、前記二次転写部での前記中間転写ベルトの帯電状態が前記一次転写部での一次転写効率に影響を及ぼす画像形成装置において、
    前記一次転写ローラと前記二次転写ローラとの双方を、クラウン形状に形成する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一次転写ローラを支持する第1の支持部材に、前記像担持体に対する前記一次転写ローラの位置決めを行なう第1の位置決め部材を設け、前記二次転写ローラを支持する第2の支持部材に、前記中間転写ベルトに対する前記二次転写ローラの位置決めを行なう第2の位置決め部材を設ける、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写ベルトの表層抵抗が少なくとも1013Ω・cmである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記一次転写ローラがスポンジローラである、ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写ローラがスポンジローラである、ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画像形成装置。
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