JP2014059507A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に生じるシワを抑制した上で、記録媒体に形成されるトナー画像の濃度むらを抑制することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】一次転写ロールは、クラウン形状され、二次転写ロールは、フレアー形状とされている。さらに、一次転写ロールにおけるニップ幅比率yとし、二次転写ロールにおけるニップ幅比率xとすると、関係式(1)1.20≦x≦1.80、及び関係式(2)2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13が、満たされている。これにより、記録媒体に生じるシワを抑制した上で、記録媒体に形成されるトナー画像の濃度むらが抑制される。
【選択図】図1
【解決手段】一次転写ロールは、クラウン形状され、二次転写ロールは、フレアー形状とされている。さらに、一次転写ロールにおけるニップ幅比率yとし、二次転写ロールにおけるニップ幅比率xとすると、関係式(1)1.20≦x≦1.80、及び関係式(2)2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13が、満たされている。これにより、記録媒体に生じるシワを抑制した上で、記録媒体に形成されるトナー画像の濃度むらが抑制される。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載された画像形成装置は、像保持体ドラムにトナー像を形成し、一次転写ロールによって像保持体ドラムから中間転写ベルトにトナー像を転写して、トナー像を中間転写ベルトに中間的に担持し、中間転写ベルトに担持されたトナー像を二次転写ロールによって記録材に転写するように構成されている。そして、一次転写ロールの中央部と両端部との半径の差、及び二次転写ロールの中央部と両端部との半径の差が、シャフトにおける均一荷重分布の撓みの式から算出される最大撓み量の1.1〜2.3倍とされている。
本発明の課題は、記録媒体に形成されるトナー画像の濃度むらを抑制することである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、トナー画像が形成される像保持体と、前記像保持体に形成されたトナー画像を回転しながら転写体に転写すると共に、軸方向中央における前記転写体とのニップ幅に対する軸方向端部における前記中間転写体とのニップ幅の比をyとする一次転写部材と、前記一次転写部材によって前記転写体に転写されたトナー画像を回転しながら記録媒体に転写すると共に、軸方向中央における前記転写体とのニップ幅に対する軸方向端部における前記転写体とのニップ幅の比をxとすると、下記式(1)及び式(2)が満たされる二次転写部材と、を備えることを特徴とする。
1.20≦x≦1.80・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13・・(2)
2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13・・(2)
本発明の請求項1の画像形成装置によれば、本構成を有さない場合に比べ、記録媒体に形成されるトナー画像の濃度むらを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を図1〜図11に従って説明する。なお、画像形成装置を正面視して、各図に示す矢印X方向は右方向、矢印−X方向は左方向、矢印Y方向は上方向、矢印−Y方向は下方向、矢印Z方向は奥行き方向、矢印−Z方向は手前方向に相当する。
(全体構成)
図11に示されるように、画像形成装置10は、上下方向(Y方向)の下側から上側へ向けて、記録媒体の一例としてのシート部材Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上側に設けられ用紙収容部12から供給されるシート部材Pに画像形成を行う主動作部14と、主動作部14の上側に設けられ原稿(図示省略)を読み取る原稿読取部16と、各部へシート部材Pを搬送する搬送部18と、主動作部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する主制御部20と、を含んで構成されている。そして、画像形成装置10は、複数のフレーム部材で構成された筐体としての装置本体10Aを備えている。
図11に示されるように、画像形成装置10は、上下方向(Y方向)の下側から上側へ向けて、記録媒体の一例としてのシート部材Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上側に設けられ用紙収容部12から供給されるシート部材Pに画像形成を行う主動作部14と、主動作部14の上側に設けられ原稿(図示省略)を読み取る原稿読取部16と、各部へシート部材Pを搬送する搬送部18と、主動作部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する主制御部20と、を含んで構成されている。そして、画像形成装置10は、複数のフレーム部材で構成された筐体としての装置本体10Aを備えている。
〔用紙収容部〕
用紙収容部12は、サイズの異なるシート部材Pを収容可能な第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28を備えている。第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28は、収容されたシート部材Pを一枚ずつ送り出す送り出しロール32と、送り出されたシート部材Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30に搬送する搬送ロール34と、を備えている。
用紙収容部12は、サイズの異なるシート部材Pを収容可能な第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28を備えている。第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28は、収容されたシート部材Pを一枚ずつ送り出す送り出しロール32と、送り出されたシート部材Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30に搬送する搬送ロール34と、を備えている。
〔搬送部〕
搬送部18は、搬送ロール34に対して搬送路30の下流側に配置され、シート部材Pを一枚ずつ搬送する複数の搬送ロール36を備えている。さらに、シート部材Pの搬送方向で搬送ロール36に対して下流側には、シート部材Pを一端停止させると共に、決められたタイミングで後述する二次転写位置へシート部材Pを送り出すことで画像転写の位置合せを行う位置合せロール38が配置されている。
搬送部18は、搬送ロール34に対して搬送路30の下流側に配置され、シート部材Pを一枚ずつ搬送する複数の搬送ロール36を備えている。さらに、シート部材Pの搬送方向で搬送ロール36に対して下流側には、シート部材Pを一端停止させると共に、決められたタイミングで後述する二次転写位置へシート部材Pを送り出すことで画像転写の位置合せを行う位置合せロール38が配置されている。
搬送路30の上流側部分は、画像形成装置10の正面視において、矢印Y方向に向けて用紙収容部12の−X方向側から主動作部14の−X方向側下部まで直線状とされている。また、搬送路30の下流側部分は、主動作部14の−X方向側下部から主動作部14のX方向側下部に設けられた排紙部13まで延びている。
さらに、搬送路30には、シート部材Pの両面に画像形成を行うためにシート部材Pが搬送及び反転される両面搬送路31が接続されている。なお、両面搬送を行わないときのシート部材Pの搬送方向は、矢印Aで示されている。
両面搬送路31は、画像形成装置10の正面視において、主動作部14のX方向側下部から用紙収容部12のX方向側まで矢印Y方向に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送されたシート部材Pの後端が進入するとともに図示の−X方向側(矢印Bで示す)にシート部材Pを搬送する搬送部35とを備えている。そして、搬送部35の下流側端部は、搬送路30の位置合せロール38よりも上流側に案内部材(図示省略)により接続されている。なお、図11において、搬送路30と両面搬送路31との切り替えを行う切替部材、及び反転部33と搬送部35との切り替えを行う切替部材については図示を省略する。
〔原稿読取部〕
原稿読取部16は、複数の原稿(図示省略)を置くことが可能な原稿置台41と、一枚の原稿が載せられるプラテンガラス42と、プラテンガラス42に載せられた原稿を読み取る原稿読取装置44と、読み取られた原稿が排出される原稿排出部43と、を備えている。
原稿読取部16は、複数の原稿(図示省略)を置くことが可能な原稿置台41と、一枚の原稿が載せられるプラテンガラス42と、プラテンガラス42に載せられた原稿を読み取る原稿読取装置44と、読み取られた原稿が排出される原稿排出部43と、を備えている。
原稿読取装置44は、プラテンガラス42に載せられた原稿に光を照射する光照射部46と、光照射部46によって照射され原稿から反射された反射光をプラテンガラス42と平行な方向に反射させて折り返す1個のフルレートミラー48及び2個のハーフレートミラー52と、フルレートミラー48及びハーフレートミラー52によって折り返された反射光が入射する結像レンズ54と、結像レンズ54によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子56と、備えている。
光電変換素子56によって変換された電気信号は、画像処理装置(図示省略)で画像処理され画像形成に用いられるようになっている。また、フルレートミラー48は、プラテンガラス42に沿ってフルレートで移動し、ハーフレートミラー52は、プラテンガラス42に沿ってハーフレートで移動するようになっている。
〔主動作部〕
主動作部14は、シート部材P上にトナー画像を形成する画像形成部60と、画像形成部60によって形成されたシート部材P上に形成されたトナー画像を熱と圧力によりシート部材Pに定着する定着装置100と、を備えている。
主動作部14は、シート部材P上にトナー画像を形成する画像形成部60と、画像形成部60によって形成されたシート部材P上に形成されたトナー画像を熱と圧力によりシート部材Pに定着する定着装置100と、を備えている。
[画像形成部]
画像形成部60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び ブラック(K)の各トナーに対応した像保持体62K、62C、62M、62Yを備える画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yと、像保持体62K、62C、62M、62Yの外周面に向けて光ビームLを出射して露光を行う露光ユニット66K、66C、66M、66Yと、画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yで形成されたトナー画像をシート部材P上に転写する転写ユニット68と、を含んで構成されている。
画像形成部60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び ブラック(K)の各トナーに対応した像保持体62K、62C、62M、62Yを備える画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yと、像保持体62K、62C、62M、62Yの外周面に向けて光ビームLを出射して露光を行う露光ユニット66K、66C、66M、66Yと、画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yで形成されたトナー画像をシート部材P上に転写する転写ユニット68と、を含んで構成されている。
なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別する必要がある場合は、数字の後にY、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、同様の構成でY、M、C、Kを区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kの記載を省略する。
[露光ユニット(画像形成部)]
露光ユニット66は、光源(図示省略)から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー:符号無し)で走査すると共に反射ミラーを含む複数の光学部品で反射して、各色のトナーに対応した光ビームLを像保持体62へ向けて出射する構成となっている。また、像保持体62は、露光ユニット66の下方側(−Y方向側)に設けられている。
露光ユニット66は、光源(図示省略)から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー:符号無し)で走査すると共に反射ミラーを含む複数の光学部品で反射して、各色のトナーに対応した光ビームLを像保持体62へ向けて出射する構成となっている。また、像保持体62は、露光ユニット66の下方側(−Y方向側)に設けられている。
[画像形成ユニット(画像形成部)]
図10に示されるように、画像形成ユニット64は、矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能とされた円柱状の像保持体62と、像保持体62の外周面と対向して回転方向の上流側から下流側へ順に配置された帯電器72、現像器74、及びクリーニング部材76と、を含んで構成されている。
図10に示されるように、画像形成ユニット64は、矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能とされた円柱状の像保持体62と、像保持体62の外周面と対向して回転方向の上流側から下流側へ順に配置された帯電器72、現像器74、及びクリーニング部材76と、を含んで構成されている。
そして、帯電器72と現像器74は、像保持体62の外周面で帯電器72と現像器74との間の位置に光ビームLが照射されるように配置されている。また、像保持体62の外周面で現像器74とクリーニング部材76との間の位置には、後述する転写体の一例としての中間転写ベルト82が接触している。
像保持体62は、モータ(図示省略)の駆動により矢印+R方向に回転可能となっている。また、帯電器72は、一例として、ワイヤに電圧を印加してコロナ放電により像保持体62の外周面をトナーと同極性に帯電させるコロトロン方式の帯電手段で構成されている。ここで、帯電した像保持体62の外周面に画像データに基づいて光ビームLが照射されることで、潜像(静電潜像)が形成されるようになっている。
現像器74は、一例として、磁性体からなるキャリア粒子とマイナスに帯電したトナーが混合された現像剤Gを収容しており、周方向に複数の磁極を有するマグネットロール(図示省略)が内側に設けられた円筒状の現像スリーブ75が設けられている。そして、現像器74は、現像スリーブ75が回転することにより像保持体62と対向する部位で磁気ブラシを形成する。さらに、現像器74は、電圧印加手段(図示省略)によって現像スリーブ75に現像バイアスが印加されることで、像保持体62の外周面の潜像をトナーで顕在化させてトナー画像(現像剤像)を形成するようになっている。なお、各現像器74には、画像形成部60の上方に設けられた各トナーカートリッジ79(図11参照)からトナーが供給されるようになっている。
クリーニング部材76は、像保持体62の外周面と接触するクリーニングブレード77を備えており、像保持体62の外周面に残留したトナーをクリーニングブレード77で掻き落として回収するようになっている。また、像保持体62の回転方向で現像器74よりも下流側には、現像器74で現像されたトナー画像が一次転写される中間転写ベルト82が設けられている。
[転写ユニット(画像形成部)]
図11に示されるように、転写ユニット68は、無端状の中間転写ベルト82と、像保持体62から中間転写ベルト82上にトナー画像を一次転写させる一次転写部材の一例としての一次転写ロール84と、中間転写ベルト82上で順次重ねられたトナー画像をシート部材Pへ二次転写させる二次転写部材の一例としての二次転写ロール86及び補助ロール88と、を含んで構成されている。
図11に示されるように、転写ユニット68は、無端状の中間転写ベルト82と、像保持体62から中間転写ベルト82上にトナー画像を一次転写させる一次転写部材の一例としての一次転写ロール84と、中間転写ベルト82上で順次重ねられたトナー画像をシート部材Pへ二次転写させる二次転写部材の一例としての二次転写ロール86及び補助ロール88と、を含んで構成されている。
また、中間転写ベルト82の内側には、回転駆動される駆動ロール92と、回転可能に備えられた複数の搬送ロール94とが配置されている。そして、この中間転写ベルト82は、一次転写ロール84K、84C、84M、84Y、駆動ロール92、搬送ロール94、及び補助ロール88に巻き掛けられている。これにより、中間転写ベルト82は、駆動ロール92が図示の反時計周りに回転すると、矢印C方向(図示の反対時計回り方向)に周回移動するようになっている。
一次転写ロール84は、一例として、ステンレス鋼などの金属で構成された円柱状のシャフトの周囲に弾性層(図示省略)が形成された構成となっており、シャフトの両端部がベアリングで支持されることにより回転可能となっている。また、一次転写ロール84は、電源(図示省略)からシャフトにトナーの極性とは逆極性の電圧(正の電圧)が印加されるようになっている。
二次転写ロール86は、一例として、一次転写ロール84と同様の構成となっており、搬送路30における位置合せロール38の下流側に配置され回転可能に設けられている。また、二次転写ロール86は、補助ロール88とで中間転写ベルト82を挟むように中間転写ベルト82の外周面に二次転写位置で接触している。
そして、二次転写ロール86は接地されている。また、補助ロール88は、二次転写ロール86の対向電極を形成しており、補助ロール88の外周面に接触配置された金属製の給電ロール(図示省略)を介して二次転写電圧が印加されるようになっている。ここで、補助ロール88に二次転写電圧(負の電圧)が印加され、補助ロール88と二次転写ロール86との間に電位差が生じることにより、二次転写ロール86と中間転写ベルト82との接触部に搬送されるシート部材P上に中間転写ベルト82上のトナー画像が二次転写されるようになっている。なお、一次転写ロール84の形状及び二次転写ロール86の形状等については、詳細を後述する。
シート部材Pの移動方向で二次転写ロール86よりも下流側には、トナー画像の二次転写が終了したシート部材Pを定着装置100へ搬送する搬送ベルト96が設けられている。搬送ベルト96は、支持ロール97と駆動ロール98とに巻きかけられ、定着装置100へシート部材Pを搬送するように周回移動するようになっている。
(全体構成の作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
シート部材Pに画像を形成する場合には、図10に示されるように、各像保持体62が帯電器72によって帯電されると共に、画像データに応じて各露光ユニット66から出射された光ビームLによって露光され、像保持体62に静電潜像が形成される。
続いて、各像保持体62の外周面に形成された静電潜像は、現像器74によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像として現像される。
続いて、各像保持体62の表面に形成された各トナー画像は、一次転写位置で、各一次転写ロール84によって中間転写ベルト82上に順次、多重転写される。そして、中間転写ベルト82上に多重転写されたトナー画像は、二次転写位置で、搬送路30を搬送されてきたシート部材P上に二次転写ロール86及び補助ロール88によって二次転写される。
続いて、トナー画像が転写されたシート部材Pは、搬送ベルト96により定着装置100に向けて搬送される。そして、定着装置100では、シート部材P上のトナー画像が加熱、加圧されることで定着される。トナー画像が定着されたシート部材Pは、一例として、排紙部13に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。
なお、画像が形成されていない非画像面にトナー画像を形成する場合(両面画像形成の場合)は、定着装置100で表面に画像定着を行った後、シート部材Pを両面搬送路31に送り込んで裏面の画像形成及び定着を行う。
(要部構成)
次に、一次転写ロール84の形状及び二次転写ロール86の形状等について説明する。
次に、一次転写ロール84の形状及び二次転写ロール86の形状等について説明する。
一次転写ロール84は、図4に示されるように、クラウン形状(軸方向の中央が軸方向の両端部に対して大径化した形状)とされている。なお、図4の実線では、像保持体62及び一次転写ロール84の分解斜視図を示し、2点鎖線では、像保持体62及び一次転写ロール84が中間転写ベルト82に接触している装置稼動時の状態を示す。
また、一次転写ロール84が中間転写ベルト82と接触している状態で、図5に示されるように、一次転写ロール84の周面が、中間転写ベルト82を介して像保持体62から押圧されている。
図6(B)には、一次転写ロール84の回転軸方向中央における断面が記載され、図6(A)、図6(C)には、一次転写ロール84の回転軸方向両端部における断面が記載されている。なお、回転軸方向両端部とは、一次転写ロール84が中間転写ベルト82と接触している領域における一次転写ロール84の回転軸方向両端部である。一次転写ロール84の回転軸方向中央でのニップ幅W1(図6(B)参照)は、一次転写ロール84がクラウン形状とされているため、一次転写ロール84の回転軸方向両端部でのニップ幅W2(図6(A)、図6(C)参照)より通常大きくされている(一次転写ロール84のクラウン量が少ない場合は、逆転することもある)。また、一次転写ロール84のニップ幅とは、一次転写ロール84と中間転写ベルト82との接触領域における中間転写ベルト82の搬送方向に沿った幅(距離)である。
なお、各図に示す一次転写ロール84については、クラウン形状であることが容易に把握できるように誇張して記載している。また、ニップ幅についても、ニップ幅の違いが容易に把握できるように誇張して記載している。
一方、二次転写ロール86は、図7に示されるように、フレアー形状(軸方向の両端部が軸方向の中央に対して大径化した形状)とされている。なお、図7の実線では、補助ロール88及び二次転写ロール86の分解斜視図を示し、2点鎖線では、補助ロール88及び二次転写ロール86が中間転写ベルト82に接触している装置稼動時の状態を示す。
二次転写ロール86が中間転写ベルト82と接触している状態で、図8に示されるように、二次転写ロール86の周面が、中間転写ベルト82を介して補助ロール88から押圧されている。
図9(B)には、二次転写ロール86の回転軸方向中央における断面が記載され、図9(A)、図9(C)には、二次転写ロール86の回転軸方向両端部における断面が記載されている。なお、回転軸方向両端部とは、二次転写ロール86が中間転写ベルト82と接触している領域における二次転写ロール86の回転軸方向両端部である。
二次転写ロール86の回転軸方向中央でのニップ幅W3(図9(B)参照)は、二次転写ロール86がフレアー形状とされているため、二次転写ロール86の回転軸方向両端部でのニップ幅W4(図9(A)、図9(C)参照)より小さくされている。
なお、各図に示す二次転写ロール86については、フレアー形状であることが容易に把握できるように誇張して記載している。また、ニップ幅についても、ニップ幅の違いが容易に把握できるように誇張して記載している。
さらに、一次転写ロール84において、回転軸方向中央における中間転写ベルト82とのニップ幅W1に対する回転軸方向端部における中間転写ベルト82とのニップ幅W2の比であるニップ幅比率(W2/W1)をyとする。そして、二次転写ロール86において、回転軸方向中央における中間転写ベルト82とのニップ幅W3に対する回転軸方向端部における中間転写ベルト82とのニップ幅W4の比であるニップ幅比率(W4/W3)をxとすると、下記式(1)及び式(2)が満たされるように、一次転写ロール84及び二次転写ロール86の形状が決められている。
1.20≦x≦1.80・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13・・(2)
2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13・・(2)
(要部構成の作用)
一次転写ロール84をクラウン形状とすることで、図6に示されるように、回転軸方向中央でのニップ幅W1は、回転軸方向両端部でのニップ幅W2より通常大きくなる(一次転写ロール84のクラウン量が少ない場合は、逆転することもある)。これにより、回転軸方向中央において像保持体62と一次転写ロール84との間を流れる電流は、回転軸方向両端部において像保持体62と一次転写ロール84との間を流れる電流より通常大きくなる。
一次転写ロール84をクラウン形状とすることで、図6に示されるように、回転軸方向中央でのニップ幅W1は、回転軸方向両端部でのニップ幅W2より通常大きくなる(一次転写ロール84のクラウン量が少ない場合は、逆転することもある)。これにより、回転軸方向中央において像保持体62と一次転写ロール84との間を流れる電流は、回転軸方向両端部において像保持体62と一次転写ロール84との間を流れる電流より通常大きくなる。
このため、一次転写位置でのトナーが逆極性(本実施形態では、トナーがマイナスに帯電しているため、トナーがプラスになる)になる割合については、回転軸方向中央が、回転軸方向両端部よりも通常大きくなる。
一方、二次転写ロール86をフレアー形状とすることで、図9に示されるように、回転軸方向中央でのニップ幅W3は、回転軸方向両端部でのニップ幅W4より小さくなる。これにより、回転軸方向中央において補助ロール88と二次転写ロール86との間を流れる電流は、回転軸方向両端部において補助ロール88と二次転写ロール86との間を流れる電流より小さくなる。
このため、二次転写位置でのトナーが逆極性になる割合については、回転軸方向両端部が、回転軸方向中央よりも大きくなる。
このように、一次転写位置で生じた回転軸方向におけるトナーの逆極性となる割合の差が、二次転写位置で打ち消されるため、シート部材Pに転写されるトナーの帯電量の分布が、回転軸方向で一定の範囲内に入る。このため、トナー画像の濃度むらが抑制される。
また、二次転写ロール86をフレアー形状とすることで、回転軸方向両端部側でのシート部材Pへのニップ圧が、回転軸方向中央でのシート部材Pへのニップ圧より大きくなる。ニップ圧とは、搬送されるシート部材Pを中間転写ベルト82と二次転写ロール86とで挟み込む力である。
これにより、シート部材Pの幅方向の両端部が、中央部に比して強く中間転写ベルト82と二次転写ロール86との間に挟み込まれる。このため、シート部材Pに生じるシワが抑制される。
(評価)
ここで、シート部材Pに生じるシワ、及びシート部材Pに形成されるトナー画像の濃度むらについて評価を行った。
ここで、シート部材Pに生じるシワ、及びシート部材Pに形成されるトナー画像の濃度むらについて評価を行った。
評価を行う実験室の温度を28°C、湿度を85%RHとした。さらに、評価に用いられる画像形成装置10のプロセススピード(印字速度)を308〔mm/s〕とした。また、帯電量が−22.3〔μC/g〕の黒色(K)のトナーを用いて評価を行った。シート部材Pに形成されるトナー画像の画像密度(エリアカバレッジ)については60%とした。
さらに、シート部材Pには、シワ評価時にはA4サイズのブライトリサイクル(坪量67g/m2 、富士ゼロックス(株)製)を用い、濃度むら評価時にはSRA3サイズのJ紙(坪量82g/m2、富士ゼロックス(株)製)を用いた。
〔評価方法〕
[シワ評価]
ニップ幅比率xを複数の水準に設定してシート部材Pに生じるシワについて評価を行った。具体的には、目視によって、シート部材Pに生じたシワを評価した。
[シワ評価]
ニップ幅比率xを複数の水準に設定してシート部材Pに生じるシワについて評価を行った。具体的には、目視によって、シート部材Pに生じたシワを評価した。
[濃度むら評価]
ニップ幅比率y及びニップ幅比率xを複数の水準に設定してシート部材Pに形成されるトナー画像の濃度むらについて評価を行った。具体的には、X―Rite(エックスライト)のモデル938を用いてΔE(色差)を評価した。
ニップ幅比率y及びニップ幅比率xを複数の水準に設定してシート部材Pに形成されるトナー画像の濃度むらについて評価を行った。具体的には、X―Rite(エックスライト)のモデル938を用いてΔE(色差)を評価した。
〔評価基準・評価結果〕
[シワ評価]
シワが発生した場合は、「×」とし、シワが発生していない場合は、「○」とした。図3に示されるように、ニップ幅比率xが、1.2〜1.8の間では、シート部材Pにシワが発生しないことが分かる。
[シワ評価]
シワが発生した場合は、「×」とし、シワが発生していない場合は、「○」とした。図3に示されるように、ニップ幅比率xが、1.2〜1.8の間では、シート部材Pにシワが発生しないことが分かる。
[濃度むら評価]
ΔEが2.0未満の場合は、濃度むらについての画像品質が良好であり「◎」とし、ΔEが2.0以上4.0未満の場合は、濃度むらについての画像品質が許容可能とし「○」とし、ΔEが4.0以上の場合は、濃度むらについての画像品質が許容不可能とし「×」とした。
ΔEが2.0未満の場合は、濃度むらについての画像品質が良好であり「◎」とし、ΔEが2.0以上4.0未満の場合は、濃度むらについての画像品質が許容可能とし「○」とし、ΔEが4.0以上の場合は、濃度むらについての画像品質が許容不可能とし「×」とした。
図2には、シート部材Pにシワが発生しなかったニップ幅比率x(1.2〜1.8)における、濃度むら評価の結果が表として記載されている。二次転写ロール86のニップ幅比率xが変わることで、濃度むら評価が「◎」又は「○」となる一次転写ロール84のニップ幅比率yが変わることが分かる。なお、図2の表で示す「―」は、評価を行っていない箇所である。なお、従来(市場に出ている)の画像形成装置に用いられている一次転写ロールのニップ幅比率yは、1.42程度(クラウン量は75〔μm〕)であり、このニップ幅比率yでは、この表から分かるように二次転写ロール86のニップ幅比率xにかかわらず濃度むらが発生してしまう。
また、図1には、図2に記載された「◎」又は「○」の範囲をグラフで示すために、下記関係式についてのグラフが記載されている。
図1の横軸は二次転写ロール86のニップ幅比率xを示し、縦軸は一次転写ロール84のニップ幅比率yを示している。曲線Hは、y=2.01e−0.63xを示す曲線であり、曲線Jは、y=2.01e−0.63x+0.13を示す曲線であり、曲線Kは、y=2.01e−0.63x−0.13を示す曲線である。ニップ幅比率yが曲線K以上曲線J以下である範囲(斜線部)で、濃度むら評価が「◎」又は「○」となっている。
以上評価結果かも分かるように、上記式(1)及び(2)が満たされることで、前述したように、シート部材Pに生じるシワを抑制した上で、シート部材Pに形成されるトナー画像の濃度むらが抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、中間転写体の一例として中間転写ベルト82を用いて説明したが、特にベルトに限られず、円柱状の中間転写ロール等であってもよい。
10 画像形成装置
62 像保持体
82 中間転写ベルト(転写体の一例)
84 一次転写ロール(一次転写部材)
86 二次転写ロール(二次転写部材)
62 像保持体
82 中間転写ベルト(転写体の一例)
84 一次転写ロール(一次転写部材)
86 二次転写ロール(二次転写部材)
Claims (1)
- トナー画像が形成される像保持体と、
前記像保持体に形成されたトナー画像を回転しながら転写体に転写すると共に、軸方向中央における前記転写体とのニップ幅に対する軸方向端部における前記中間転写体とのニップ幅の比をyとする一次転写部材と、
前記一次転写部材によって前記転写体に転写されたトナー画像を回転しながら記録媒体に転写すると共に、軸方向中央における前記転写体とのニップ幅に対する軸方向端部における前記転写体とのニップ幅の比をxとすると、下記式(1)及び(2)が満たされる二次転写部材と、
1.20≦x≦1.80・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
2.01e−0.63x−0.13≦y≦2.01e−0.63x+0.13・・(2)
を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2012
- 2012-09-19 JP JP2012205655A patent/JP2014059507A/ja active Pending
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