JP5671848B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1の画像形成装置は、回転可能に設けられた加熱ロールと、加熱ロールに圧接され加熱ロールと共に回転する無端ベルトと、無端ベルトの内側に設けられ無端ベルトを加熱ロールに押圧して接触ニップ域を形成する弾性押圧部材と、を有しており、記録シートに関する情報に基づいて弾性押圧部材の位置を可変設定することで、接触ニップ域の加圧状態を変更している。
特許第3959556号
本発明は、定着による記録媒体の変形を抑えることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、装置本体に設けられ、記録媒体に現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、前記装置本体に装着され、前記現像剤像形成手段で形成された記録媒体上の現像剤像を定着する定着手段と、前記定着手段に設けられ、該定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類を示す情報を有する識別部材と、前記装置本体に設けられ、前記装置本体に装着されている前記定着手段の前記識別部材の情報により前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類を識別し、画像形成に用いる記録媒体が前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体とは異なる種類の記録媒体であるとき、前記定着手段の動作は停止せず、前記現像剤像形成手段の動作を停止して画像形成を禁止する禁止手段と、を有する。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、記録媒体の種類を表示して使用者に選択させる選択手段がさらに設けられ、前記禁止手段が、前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類のみを前記選択手段へ表示させる。本発明の請求項3に係る画像形成装置は、前記定着手段は、現像剤像を加熱する加熱部材と、前記加熱部材を加圧する加圧部材とを有し、前記識別部材は、抵抗体であり、搬送される記録媒体に対して前記加熱部材側とは反対側に配置されている。
請求項1の発明は、定着手段が定着する記録媒体とは異なる種類の記録媒体への画像形成を禁止する禁止手段を有しない構成と比べて、定着による記録媒体の変形を抑えることができる。
請求項2の発明は、定着する記録媒体とは異なる記録媒体が選択可能となっている構成に比べて、定着することが禁止される記録媒体を誤って選択してしまうのを防ぐことができる
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 本発明の実施形態に係る標準タイプの定着装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の種類を識別する方法を示す模式図である。 (A)、(B)本発明の実施形態に係る厚紙用の定着装置、封筒用の定着装置を示す模式図である。 (A)厚紙を異なる2種類の定着装置で定着したときのカールの発生状態を示す模式図である。(B)封筒を標準タイプの定着装置で定着したときのしわの発生状態を示す模式図である。(C)封筒を封筒用の定着装置で定着したときの状態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る定着装置の種類を識別して操作パネルの表示内容を変更する方法を示す模式図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
図1には、実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(矢印Y方向)の下側から上側へ向けて、複数種類の記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録媒体の一例としての記録用紙Pに画像形成を行う主動作部14と、主動作部14の上に設けられ原稿(図示省略)を読み取る原稿読取部16と、主動作部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御すると共に禁止手段の一例である制御部20と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、画像形成装置10の装置本体10Aの上下方向を矢印Y方向、水平方向を矢印X方向と記載する。
用紙収容部12は、サイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28が設けられている。第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28には、収容された記録用紙Pを一枚ずつ送り出す送り出しロール32と、送り出された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30に搬送する搬送ロール34とが設けられている。
また、搬送路30における搬送ロール34よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール36が設けられている。さらに、搬送路30における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一端停止させるとともに決められたタイミングで後述する二次転写位置へ送り出すことで位置合せを行う位置合せロール38が設けられている。
搬送路30の上流側部分は、画像形成装置10の正面視において、矢印Y方向に向けて用紙収容部12の左側から主動作部14の左側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路30の下流側部分は、主動作部14の左側下部から主動作部14の右側面に設けられた排紙部15まで設けられている。さらに、搬送路30には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路31が接続されている。なお、両面搬送を行わないときの記録用紙Pの搬送方向は、矢印Aで示されている。
両面搬送路31は、画像形成装置10の正面視において、主動作部14の右側下部から用紙収容部12の右側まで矢印Y方向に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともに図示の左側(矢印B方向)に記録用紙Pを搬送する搬送部35とを有している。そして、搬送部35の下流側端部は、搬送路30の位置合せロール38よりも上流側に案内部材(図示省略)により接続されている。なお、図1において、反転部33及び搬送部35には複数の搬送ロールが間隔をあけて設けられているが、図示を省略している。また、搬送路30と両面搬送路31との切り替えを行う切替部材、及び反転部33と搬送部35との切り替えを行う切替部材についても図示を省略している。
原稿読取部16は、一枚の原稿が載せられるプラテンガラス42と、プラテンガラス42に載せられた原稿を読み取る原稿読取装置44とが設けられている。原稿読取装置44は、プラテンガラス42に載せられた原稿に光を照射する光照射部46と、光照射部46によって照射され原稿から反射された反射光をプラテンガラス42と平行な方向に反射させて折り返す1つのフルレートミラー48及び2つのハーフレートミラー52と、フルレートミラー48及びハーフレートミラー52によって折り返された反射光が入射する結像レンズ54と、結像レンズ54によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子56とを有している。なお、光電変換素子56によって変換された電気信号は、画像処理装置(図示省略)で画像処理され画像形成に用いられるようになっている。また、フルレートミラー48は、プラテンガラス42に沿ってフルレートで移動し、ハーフレートミラー52は、プラテンガラス42に沿ってハーフレートで移動するようになっている。
一方、主動作部14は、装置本体10A内に設けられ記録用紙P上にトナー画像(現像剤像)を形成する現像剤像形成手段の一例としての画像形成部60と、装置本体10Aに装着され又は装置本体10Aから引抜き可能とされ、画像形成部60で形成された記録用紙P上の現像剤像を定着する定着手段の一例としての定着装置100と、を有している。
画像形成部60は、現像剤の一例としてのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び ブラック(K)の各トナーに対応して設けられた感光体62K、62C、62M、62Yを有する画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yと、感光体62K、62C、62M、62Yの外周面に向けて光ビームLを出射して露光を行う露光ユニット66K、66C、66M、66Yと、画像形成ユニット64K、64C、64M、64Yで形成された画像を記録用紙P上に転写する転写ユニット68と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別する必要がある場合は、数字の後にY、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、同様の構成でY、M、C、Kを区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kの記載を省略する。
露光ユニット66は、光源(図示省略)から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー:符号無し)で走査すると共に反射ミラーを含む複数の光学部品で反射して、各トナーに対応した光ビームLを感光体62へ向けて出射する構成となっている。また、感光体62は、矢印Y方向で露光ユニット66の下方側に設けられている。
図2に示すように、画像形成ユニット64は、矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能に設けられた感光体62と、感光体62の外周面と対向して回転方向の上流側から下流側へ順に配置された帯電器72、現像器74、及びクリーニングユニット76とを含んで構成されている。なお、帯電器72と現像器74は、感光体62の外周面で帯電器72と現像器74との間の位置に光ビームLが照射されるように配置されている。また、感光体62の外周面で現像器74とクリーニングユニット76との間の位置には、後述する中間転写ベルト82が接触している。
感光体62は、アルミニウムなどで構成され導電性を有すると共に接地される円筒状の基材(図示省略)と、この基材の外周面で径方向に順次積層された電荷発生層、電荷輸送層、及び保護層を含む表面層(図示省略)とで構成されており、モータ(図示省略)の駆動により矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能となっている。また、帯電器72は、一例として、ワイヤに電圧を印加してコロナ放電により感光体62の外周面をトナーと同極性に帯電させるコロトロン方式の帯電手段で構成されている。ここで、帯電した感光体62の外周面に光ビームLが照射されることで、潜像(静電潜像)が形成される。
現像器74は、一例として、磁性体からなるキャリア粒子とトナーが混合された現像剤Gを収容しており、複数の磁極を形成するマグネットが内側に設けられた現像スリーブ75が設けられている。そして、現像器74は、現像スリーブ75が回転することにより感光体62と対向する部位で磁気ブラシを形成すると共に、電圧印加手段(図示省略)によって現像スリーブ75に現像バイアスが印加されることで、感光体62の外周面の潜像をトナーで顕在化させてトナー画像(現像剤像)を形成するようになっている。なお、現像器74には、画像形成部60の上方に設けられたトナーカートリッジ79(図1参照)からトナーが供給されるようになっている。
クリーニングユニット76は、感光体62の回転方向に先端側を向けて配置されると共に感光体62の外周面と接触するクリーニングブレード77を有しており、感光体62の外周面に残留した転写残りのトナーをクリーニングブレード77で掻き落として回収するようになっている。また、感光体62の回転方向で現像器74よりも下流側には、現像器74で現像されたトナー画像が一次転写される中間転写ベルト82が設けられている。
一方、図1に示すように、転写ユニット68は、中間転写ベルト82と、感光体62から中間転写ベルト82上にトナー画像を一次転写させる一次転写ロール84と、中間転写ベルト82上で順次重ねられたトナー画像を記録用紙Pへ二次転写させる二次転写ロール86及び補助ロール88とを含んで構成されている。
中間転写ベルト82は、一例として、ポリイミドあるいはポリアミドからなる樹脂にカーボンブラック(帯電防止剤)を含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。また、中間転写ベルト82の内側には、画像形成ユニット64Y及び一次転写ロール84Yの近くに配置されモータ(図示省略)により回転駆動される駆動ロール92と、回転可能に設けられた複数の搬送ロール94とが配置されており、中間転写ベルト82は、一次転写ロール84K、84C、84M、84Y、駆動ロール92、搬送ロール94、及び補助ロール88に巻き掛けられている。これにより、中間転写ベルト82は、駆動ロール92が図示の反時計周りに回転すると、矢印C方向(図示の反対時計回り方向)に周回移動するようになっている。
一次転写ロール84は、一例として、ステンレス鋼などの金属で構成された円柱状のシャフトの周囲にスポンジ層(図示省略)が形成された構成となっており、シャフトの両端部がベアリングで支持されることにより回転可能となっている。また、一次転写ロール84は、電源(図示省略)からシャフトにトナーの極性とは逆極性の電圧が印加されるようになっている。
二次転写ロール86は、一例として、一次転写ロール84と同様の構成となっており、搬送路30における位置合せロール38の下流側に配置され回転可能に設けられている。また、二次転写ロール86は、補助ロール88とで中間転写ベルト82を挟むように中間転写ベルト82の外周面に接触している。なお、二次転写ロール86は接地されている。
補助ロール88は、二次転写ロール86の対向電極を形成しており、補助ロール88の外周面に接触配置された金属製の給電ロール(図示省略)を介して二次転写電圧が印加されるようになっている。ここで、補助ロール88に二次転写電圧が印加され、補助ロール88と二次転写ロール86との間に電位差が生じることにより、二次転写ロール86と中間転写ベルト82との接触部に搬送される記録用紙P上に中間転写ベルト82上のトナー画像が二次転写されるようになっている。
また、駆動ロール92の近くで中間転写ベルト82の外周面と対向する位置には、二次転写後の中間転写ベルト82上の残留トナーや紙粉を除去するクリーニングブレード95が設けられている。なお、中間転写ベルト82の外周面でトナー画像が転写されない非転写領域の基準位置には、一例として、光を反射するシール部材(図示省略)が固定されている。また、このシール部材と対向可能となる位置には、中間転写ベルト82の非転写領域に光を照射すると共に、シール部材で反射された光を受光することで中間転写ベルト82の基準位置を検知する位置センサ(図示省略)が設けられている。これにより、画像形成部60では、位置センサで得られた基準位置の信号に基づいて、各部の画像形成動作が行われる。
一方、記録用紙Pの移動方向で二次転写ロール86よりも下流側には、トナー画像の二次転写が終了した記録用紙Pを後述する定着装置100へ搬送する搬送ベルト96が設けられている。搬送ベルト96は、支持ロール97、駆動ロール98、及び図示しないモータ及びギアを有する駆動手段によって、定着装置100へ記録用紙Pを搬送するように周回移動可能に設けられている。
なお、画像形成装置10では、搬送ベルト96の右下側にレール状の案内部材(図示省略)が設けられており、この案内部材は図示の手前側に引き出し可能となっている。そして、定着装置100は、引き出された案内部材上に載せられ、図示の奥側に押し込まれることにより、装置本体10Aに装着される。また、定着装置100を装置本体10Aから取り出すときは、案内部材及び定着装置100を図示の手前側に引き出してから定着装置100を上方に移動させることで取り出せる。
次に、定着装置100の一例について説明する。
図3に示すように、定着装置100は、定着装置本体を構成する筐体106と、筐体106の内側に設けられトナー画像Tを記録用紙Pに定着する定着ロール102と、定着ロール102の外周面に接触する無端状のベルト部材104と、ベルト部材104の内側に設けられベルト部材104を定着ロール102の外周面に向けて加圧する加圧部120と、を含んで構成されている。なお、図3では、定着ロール102の温度を検知する温度センサの図示を省略している。
筐体106は、図示の左側壁に開口部106Aが形成され、右側壁に開口部106Bが形成されており、開口部106A、106Bの大きさは、記録用紙Pが通過可能な大きさとなっている。そして、記録用紙Pの搬送方向で定着ロール102の前後(図示の左右)には、記録用紙Pを案内するガイド部材118A、118Bが設けられている。これにより、トナー画像Tが未定着状態の記録用紙Pが開口部106Aから進入してガイド部材118Aで案内されると共に、定着ロール102でトナー画像Tが定着された記録用紙Pがガイド部材118Bで案内されて開口部106Bから排出されるようになっている。
また、筐体106には、定着装置100が装置本体10Aに装着されたときに定着装置100の種類を制御部20(図1参照)に識別させるための識別部材の一例としての抵抗体112が設けられている。ここで、定着装置100は、一例として、定着を禁止しない記録用紙Pの種類が主として普通紙の定着装置であり、これを標準タイプと記載する。また、抵抗体112の抵抗値は、標準タイプとして識別するためにR1に設定されている。
抵抗体112は、筐体106の図示の奥側に設けられたコネクタ114の2箇所の端子(図示省略)に配線で接続されている。そして、コネクタ114は、装置本体10A内に設けられたコネクタ116に接続されるようになっている。また、コネクタ116は、後述する禁止手段の一例を構成する識別手段としての抵抗検出部132(図5参照)に配線で接続されている。なお、コネクタ114は筐体106の奥側に設けられているが、図示の便宜上、図3では筐体106の底部に図示している。
定着ロール102は、一例として、円筒状の芯金102Aと、芯金102Aの外周面に被覆された弾性体層102Bとを含んで構成されており、弾性体層102Bの外周面には、フッ素樹脂からなる離型層(図示省略)が被覆されている。また、芯金102Aの内側には、一例として、加熱源となるハロゲンランプ108が設けられている。芯金102Aを構成する材料としては、例えば、アルミニウム、SUS、鉄、銅、真鍮等の金属や合金等が挙げられる。また、弾性体層102Bを構成する材料としては、例えば、シリコーンゴムが挙げられる。
ベルト部材104は、一例として、無端状のポリアミドからなる基材の表面にフッ素樹脂を被覆した構成となっている。そして、ベルト部材104の外周面は、定着ロール102の外周面に対して定着ロール102の回転軸方向に接触して配置されており、定着ロール102とベルト部材104の軸方向が互いに同方向となるように設けられている。
定着ロール102とベルト部材104とは、回転方向が逆方向となるように回転駆動される。このため、定着ロール102とベルト部材104とが接触する領域(以後、加圧領域と記載する)においては、同方向に移動された状態となる。例えば、定着ロール102は、矢印−R方向(図示の反時計回り方向)に回転され、ベルト部材104は、矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転されるため、加圧領域に搬送された記録用紙Pは、定着ロール102とベルト部材104とによって挟まれると共に、定着ロール102とベルト部材104との回転によって、矢印A方向へと搬送される。ここで、図3の左右方向(定着ロール102の回転軸方向と直交する方向)における加圧領域の幅を加圧幅N1とする。
一方、加圧部120は、加圧領域において記録用紙Pの搬送方向(矢印A方向)上流側に配置されベルト部材104を定着ロール102に向けて加圧する第1加圧部材122と、矢印A方向下流側に配置されベルト部材104を定着ロール102に向けて加圧する第2加圧部材124と、ホルダ128とを含んで構成されている。なお、一例として、加圧領域において、第1加圧部材122による加圧幅の方が第2加圧部材124による加圧幅よりも大きくなっており、第1加圧部材122と第2加圧部材124の加圧幅の合計がN1となっている。
第1加圧部材122は、一例として、シリコーンゴムで構成されており、ベルト部材104の軸方向に長い長尺状とされ、第2加圧部材124と並んで矢印A方向上流側に配置されると共に、ホルダ128の上部に設けられたバネ126によりベルト部材104の内周面に向けて付勢され、ベルト部材104を定着ロール102の外周面に押し付けて加圧している。
第2加圧部材124は、一例として、液晶ポリマーを直方体状に形成したものであり、ベルト部材104の軸方向に長い長尺状とされ、ホルダ128の上面に固定されている。そして、第2加圧部材124は、ベルト部材104の内周面に接触すると共に、ベルト部材104を定着ロール102の外周面に押し付けて加圧している。ここで、加圧領域では、第2加圧部材124に部分的に形成された凸状部により、定着ロール102の外周面に歪みが与えられ、定着ロール102の歪みが局所的に大きくなっている。このように、定着ロール102の歪みを局所的に大きくすると、ロール対による定着方式のように加圧領域全体で歪みを生じさせる構成と比較して、小さい歪み量で記録用紙Pの離型性能が得られる。
次に、標準タイプの定着装置100とは異なる厚紙タイプの定着装置150、封筒タイプの定着装置160について説明する。なお、定着装置100と同様の部材が用いられている部位については、定着装置100と同じ符号を付与して説明を省略する。
図4(A)には、定着装置150が示されている。定着装置150は、定着装置100(図3参照)の加圧部120に替えて加圧部130が設けられている。加圧部130は、第1加圧部材122及びバネ126(図3参照)が取り除かれた構成となっており、第2加圧部材124のみで加圧を行っている。このため、定着装置150における加圧領域の加圧幅は、第2加圧部材124のみで形成された加圧幅N2となっており、定着装置100の加圧幅N1よりも小さくなっている。さらに、第1加圧部材122が無いため、加圧領域における記録用紙Pが進入する部位の加圧力が、定着装置100よりも小さくなっている。
ここで、定着装置150は、後述の作用に記載するように、厚紙を定着したときに変形は生じにくいが、普通紙を定着したときに第2加圧部材124による変形が残るため、普通紙の定着には適していない。また、封筒を定着したときに第2加圧部材124による変形でしわが生じるため、封筒の定着には適していない。このように、定着装置150は、定着を禁止しない記録用紙Pの種類が主として厚紙の定着装置であるため、これを厚紙タイプと記載する。
また、定着装置150は、定着装置150が装置本体10Aに装着されたときに定着装置150の種類を制御部20(図1参照)に識別させるための識別部材の一例としての抵抗体152が設けられている。そして、抵抗体152の抵抗値は、厚紙タイプとして識別するために、R1とは異なるR2に設定されている。
一方、図4(B)には、定着装置160が示されている。定着装置160は、定着装置100(図3参照)の加圧部120に替えて加圧部140が設けられている。加圧部140は、バネ126(図3参照)に替えて、バネ126よりも付勢力の小さいバネ164が設けられた構成となっている。このため、定着装置160における加圧領域の加圧幅は、定着装置100の加圧幅N1よりも僅かに小さい加圧幅N3となっており、加圧領域における記録用紙Pが進入する部位の加圧力が、定着装置150よりも大きく且つ定着装置100よりも小さくなっている。
ここで、定着装置160は、後述の作用に記載するように、封筒を定着したときにしわは生じにくいが、普通紙又は厚紙を定着したときに第1加圧部材122による変形に比べて第2加圧部材124による変形の方が大きくなるため、普通紙又は厚紙の定着には適していない。このように、定着装置160は、定着を禁止しない記録用紙Pの種類が主として封筒の定着装置であるため、これを封筒タイプと記載する。
また、定着装置160は、定着装置160が装置本体10Aに装着されたときに定着装置160の種類を制御部20(図1参照)に識別させるための識別部材の一例としての抵抗体162が設けられている。そして、抵抗体162の抵抗値は、封筒タイプとして識別するために、R1、R2とは異なるR3に設定されている。
次に、定着装置100、150、160の識別方法について説明する。
図5には、一例として、定着装置100のコネクタ114を装置本体10Aのコネクタ116に接続した状態が示されている。コネクタ116は、配線を介して抵抗検出部132に接続されており、抵抗検出部132は配線を介して制御部20に接続されている。ここで、制御部20には、図示しないパーソナルコンピュータなどの外部機器又は後述する操作パネル138(図7参照)で選択された記録用紙Pの種類についての選択信号S1と、抵抗検出部132で検出された定着装置100の抵抗体112(抵抗値R1)の識別信号S2とが送られるようになっている。そして、制御部20は、画像形成部60及び定着装置100を含む各部に指示を送って動作を制御するとともに、画像形成部60及び定着装置100の動作を停止する指示信号S3を送るようになっている。
抵抗検出部132は、抵抗体112に電流を供給する供給回路(図示省略)と、抵抗体112の両端間の電圧を測定する電圧測定器(図示省略)とを有しており、供給回路で供給する一定の電流値と電圧測定器で測定された電圧値とにより、抵抗体112の抵抗値を求めるようになっている。さらに、抵抗検出部132では、抵抗値R1が定着装置100、抵抗値R2が定着装置150、抵抗値R3が定着装置160と設定されており、得られた抵抗値から定着装置を識別して、制御部20に識別信号S2を送るようになっている。
制御部20では、選択信号S1に相当する記録用紙Pの種類と、識別信号S2に相当する定着装置が定着を禁止しない記録用紙Pの種類とを比較し、両者が一致する場合には、画像形成部60及び装着されている定着装置の動作を許可する指示信号S3を出力すると共に、画像形成部60及び該定着装置を動作させるようになっている。一方、制御部20では、選択信号S1に相当する記録用紙Pの種類と、識別信号S2に相当する定着装置が定着を禁止しない記録用紙Pの種類とが一致しない場合は、画像形成部60及び装着されている定着装置の動作を禁止する指示信号S3を出力すると共に、画像形成部60及び該定着装置の動作を停止させるようになっている。
なお、本実施形態では、画像形成部60及び装着された定着装置の両方の動作を停止しているが、異なる種類の記録用紙Pに対応した定着装置で定着が行われなければよいので、画像形成工程で上流側にある画像形成部60のみの動作を停止するか、又は装着された定着装置のみの動作を停止するように構成してもよい。即ち、画像形成部60及び定着装置の少なくとも一方の動作が停止されればよい。
ここで、定着装置100、150、160がそれぞれ対応する記録用紙Pの種類の一覧を表1に示す。本実施形態では、一例として、記録用紙Pの種類が普通紙、再生紙、厚紙、OHP(シート)、フィルム、コート紙、及び封筒の7種類となっており、普通紙、再生紙、厚紙、フィルム、コート紙のそれぞれ種類について、A、B(厚さはA<B)の2種類の厚さが設定されている。なお、×が使用禁止、○が禁止しないことを表している。
Figure 0005671848
表1に示すように、標準タイプの定着装置100では、記録用紙Pのうち普通紙A、B、再生紙A、B、OHP、フィルムA、Bに対応している。また、厚紙対応タイプの定着装置150では、記録用紙Pのうち厚紙A、B、コート紙A、Bに対応している。さらに、封筒対応タイプの定着装置160では、記録用紙Pのうち封筒のみに対応している。
なお、制御部20には、カウンタ134及びメモリ(図示省略)が設けられている。カウンタ134は、定着装置100、150、160のそれぞれについて記録用紙Pの定着枚数をカウントして累積するようになっており、例えば、定着装置100から定着装置150に交換されたときは、定着装置100の交換時までの累積値をメモリに保存すると共に、定着装置150による記録用紙Pの定着枚数をカウントして累積し、メモリに保存する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1において、画像形成装置10の電源がON状態のとき、画像形成装置10の抵抗検出部132(図5参照)が、装置本体10Aに装着されている定着装置の抵抗値を検出する。ここでは一例として、装置本体10Aに定着装置100が装着されており、選択信号S1が普通紙に相当する信号であるものとする。
続いて、制御部20は、抵抗検出部132において抵抗値R1(図3参照)が検出されることにより、定着装置100が装着されていることを識別する。さらに、制御部20は、送られてきた選択信号S1(ここでは普通紙)に基づいて記録用紙Pの種類を普通紙と認識すると共に、選択信号S1と識別信号S2とを比較して、両方とも普通紙が設定されていることを認識する。そして、制御部20は、画像形成部60及び定着装置100の動作を許可し、画像形成装置10の各部の画像形成動作を開始する。
一方、指示された記録用紙Pの種類と定着装置が対応する記録用紙Pの種類とが異なる場合、例えば、定着装置100が装着された状態(識別信号S2が普通紙)で、選択信号S1が厚紙又は封筒のとき、制御部20が画像形成部60及び定着装置100の動作を禁止するため、厚紙又は封筒が誤って定着されることはない。
続いて、図1に示すように、画像形成装置10では、各感光体62の外周面が帯電器72で帯電されると共に画像データに応じて各露光ユニット66から出射された光ビームLによって露光され、静電潜像が形成される。続いて、各感光体62の外周面に形成された静電潜像は、各現像器74によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像として現像される。
続いて、各感光体62の表面に形成された各トナー画像は、各一次転写ロール84によって中間転写ベルト82上に順次、多重転写される。そして、中間転写ベルト82上に多重転写されたトナー画像は、搬送路30を搬送されてきた普通紙P上に二次転写ロール86及び補助ロール88によって二次転写される。
続いて、トナー画像が転写された普通紙Pは、搬送ベルト96により定着装置100に向けて搬送され、定着装置100では、普通紙P上のトナー画像が加熱、加圧されることで普通紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された普通紙Pは、一例として、排紙部15に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。なお、画像が形成されていない非画像面にトナー画像を形成する場合(両面画像形成の場合)は、定着装置100で表面に画像定着を行った後、普通紙Pを両面搬送路31に送り込んで裏面の画像形成及び定着を行う。
ここで、図3に示すように、定着装置100において、普通紙Pが定着ロール102とベルト部材104とが接触する加圧領域に進入したとき、普通紙Pは、第1加圧部材122の加圧により下に凸の状態で変形し、第2加圧部材124の加圧により上に凸の状態で変形されるため、変形方向が逆となって相殺され、加圧領域から排出されたときの変形量が少なくなる。これにより、普通紙Pのカール量が低減される。
なお、比較例として、定着装置100を用いて厚紙を定着した場合は、厚紙が加圧領域において特に第1加圧部材122で強く加圧されるため、図6(A)に二点鎖線で示すように、厚紙P1のカール量が大きくなる。また、定着装置100を用いて封筒を定着した場合は、封筒が加圧領域で特に第1加圧部材122により強く加圧されるため、図6(B)に示すように、移動方向における封筒P2の上側P2Aと下側P2Bの移動にずれが生じる。これにより、加圧領域から排出された封筒P2には、しわQが生じることになる。
次に、定着装置150を用いた場合の作用について説明する。
図1において、画像形成装置10の電源がON状態のとき、画像形成装置10の抵抗検出部132(図5参照)が、装置本体10Aに装着されている定着装置の抵抗値を検出する。ここでは、装置本体10Aに定着装置150が装着されており、選択信号S1が厚紙に相当する信号であるものとする。
続いて、制御部20は、抵抗検出部132において抵抗値R2(図4(A)参照)が検出されることにより、定着装置150が装着されていることを識別する。さらに、制御部20は、送られてきた選択信号S1(厚紙)に基づいて記録用紙Pの種類を厚紙と認識すると共に、選択信号S1と識別信号S2とを比較して、両方とも厚紙が設定されていることを認識する。そして、制御部20は、画像形成部60及び定着装置150(図4(A)参照)の動作を許可し、画像形成装置10の各部の画像形成動作を開始する。
一方、指示された記録用紙Pの種類と定着装置が対応する記録用紙Pの種類とが異なる場合、例えば、定着装置150が装着された状態(識別信号S2が厚紙)で、選択信号S1が普通紙又は封筒のとき、制御部20が画像形成部60及び定着装置150の動作を禁止するため、普通紙又は封筒が誤って定着されることはない。
続いて、図1において、前述と同様に、帯電、露光、現像、一次転写、二次転写が行われ、トナー画像が転写された厚紙P1(図4(A)参照)は、搬送ベルト96により定着装置150に向けて搬送される。そして、定着装置150では、厚紙P1上のトナー画像が加熱、加圧されることで厚紙P1に定着され、排紙部15に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。
ここで、図4(A)に示すように、定着装置150において、厚紙P1が定着ロール102とベルト部材104とが接触する加圧領域に進入したとき、厚紙P1は、第2加圧部材124のみで加圧されるため、いわゆるこしの強さで第2加圧部材124の加圧力に抵抗し、変形量が少なくなる。これにより、加圧領域から排出された厚紙P1は、図6(A)に実線で示すようにほぼ真っ直ぐな状態となり、カール量が低減される。なお、定着装置150では、加圧幅(N2)が狭い構成であることから、定着強度が低下するのを補うために、記録用紙Pの搬送速度を減速している。
なお、比較例として、定着装置150を用いて普通紙を定着した場合は、加圧領域において第1加圧部材122が無く、第2加圧部材124のみで強く加圧されるため、カール量が大きくなる。また、定着装置150を用いて封筒を定着した場合は、封筒が加圧領域で第2加圧部材124により強く加圧されるため、図6(B)に示すように、移動方向における封筒P2の上側P2Aと下側P2Bの移動にずれが生じる。これにより、加圧領域から排出された封筒P2には、しわQが生じることになる。
次に、定着装置160を用いた場合の作用について説明する。
図1において、画像形成装置10の電源がON状態のとき、画像形成装置10の抵抗検出部132(図5参照)が、装置本体10Aに装着されている定着装置の抵抗値を検出する。ここでは、装置本体10Aに定着装置160が装着されており、選択信号S1が封筒に相当する信号であるものとする。
続いて、制御部20は、抵抗検出部132において抵抗値R3(図4(B)参照)が検出されることにより、定着装置160が装着されていることを識別する。さらに、制御部20は、送られてきた選択信号S1(封筒)に基づいて記録用紙Pの種類を封筒と認識すると共に、選択信号S1と識別信号S2とを比較して、両方とも封筒が設定されていることを認識する。そして、制御部20は、画像形成部60及び定着装置160(図4(B)参照)の動作を許可し、画像形成装置10の各部の画像形成動作を開始する。
一方、指示された記録用紙Pの種類と定着装置が対応する記録用紙Pの種類とが異なる場合、例えば、定着装置160が装着された状態(識別信号S2が封筒)で、選択信号S1が普通紙又は厚紙のとき、制御部20が画像形成部60及び定着装置160の動作を禁止するため、普通紙又は厚紙が誤って定着されることはない。
続いて、図1において、前述と同様に、帯電、露光、現像、一次転写、二次転写が行われ、トナー画像が転写された封筒P2(図4(B)参照)は、搬送ベルト96により定着装置160に向けて搬送される。そして、定着装置160では、封筒P2上のトナー画像が加熱、加圧されることで封筒P2に定着され、排紙部15に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。
ここで、図4(B)に示すように、定着装置160において、封筒P2が定着ロール102とベルト部材104とが接触する加圧領域に進入したとき、封筒P2は、定着装置100のバネ126(図3参照)よりも付勢力の小さいバネ164で付勢された第1加圧部材122で加圧された後、第2加圧部材124で加圧される。このとき、移動方向における封筒P2の上側P2Aと下側P2Bのずれが抑えられるため、加圧領域から排出された封筒P2は、図6(C)に示すようにほぼ真っ直ぐな状態となり、しわが低減される。
なお、比較例として、定着装置160を用いて普通紙を定着した場合は、加圧領域において第1加圧部材122による加圧力よりも第2加圧部材124による加圧力の方が大きいため、変形量が相殺されずカール量が大きくなる。また、定着装置160を用いて厚紙を定着した場合は、加圧領域で特に第1加圧部材122により強く加圧されるため、図6(A)に二点鎖線で示すように、カール量が大きくなる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
図7に示すように、記録用紙Pの種類(名称)を表示して使用者に選択させる選択手段の一例としての操作パネル138を装置本体10A(図1参照)にさらに設けてもよい。この構成では、抵抗検出部132から送られた識別信号S2に基づいて、制御部20が、定着を禁止しない記録用紙Pの種類に相当する指示信号S4を操作パネル138へ送る。そして、操作パネル138では、指示信号S4に相当する記録用紙Pの種類のみを表示部138Aに表示させ、指示信号S4とは異なる記録用紙Pの種類を表示部138Aに表示させない。これにより、操作パネル138から制御部20へ定着が禁止される記録用紙Pの選択信号S1aが送られることが無くなり、画像形成装置10の使用者は、装着された定着装置に合う記録用紙Pのみを選択することになる。そして、定着に不適当な記録用紙Pが選択対象から強制的に排除されるため、画像形成装置10では、記録用紙Pの定着後のカールやしわといった変形が低減される。
なお、図7の構成では、パーソナルコンピュータから制御部20へ選択信号S1が送られたときは、制御部20が、識別信号S2と選択信号S1とを比較して画像形成部60及び定着装置(一例として定着装置100)に指示信号S3を送るようになっており、例えば、定着が禁止される記録用紙P(厚紙、封筒)の場合には、画像形成部60及び定着装置100の動作を停止させる。また、パーソナルコンピュータから制御部20へ選択信号S1が送られないときは、制御部20が、識別信号S2に基づいて操作パネル138へ指示信号S4を送り、指示信号S4に相当する記録用紙Pの種類のみが表示部138Aに表示される。
ここで、図7の構成において、識別信号S2に相当する記録用紙Pの種類と選択信号S1に相当する記録用紙Pの種類とが異なるとき、制御部20が、選択信号S1を優先して、適正な定着装置への交換を指示するメッセージを表示部138Aに表示させるようにしてもよい。なお、定着ロール102は、電磁誘導方式により加熱される定着ベルトであってもよい。
10 画像形成装置
10A 装置本体
20 制御部(禁止手段)
60 画像形成部(現像剤像形成手段)
100 定着装置(定着手段)
112 抵抗体(識別部材)
132 抵抗検出部(禁止手段)
138 操作パネル(選択手段)
150 定着装置(定着手段)
152 抵抗体(識別部材)
160 定着装置(定着手段)
162 抵抗体(識別部材)

Claims (3)

  1. 装置本体に設けられ、記録媒体に現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、
    前記装置本体に装着され、前記現像剤像形成手段で形成された記録媒体上の現像剤像を定着する定着手段と、
    前記定着手段に設けられ、該定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類を示す情報を有する識別部材と、
    前記装置本体に設けられ、前記装置本体に装着されている前記定着手段の前記識別部材の情報により前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類を識別し、画像形成に用いる記録媒体が前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体とは異なる種類の記録媒体であるとき、前記定着手段の動作は停止せず、前記現像剤像形成手段の動作を停止して画像形成を禁止する禁止手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 記録媒体の種類を表示して使用者に選択させる選択手段がさらに設けられ、
    前記禁止手段が、前記定着手段での定着が禁止されない記録媒体の種類のみを前記選択手段へ表示させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着手段は、現像剤像を加熱する加熱部材と、前記加熱部材を加圧する加圧部材とを有し、
    前記識別部材は、抵抗体であり、搬送される記録媒体に対して前記加熱部材側とは反対側に配置されている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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