JP6765636B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

定着装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6765636B2
JP6765636B2 JP2016207708A JP2016207708A JP6765636B2 JP 6765636 B2 JP6765636 B2 JP 6765636B2 JP 2016207708 A JP2016207708 A JP 2016207708A JP 2016207708 A JP2016207708 A JP 2016207708A JP 6765636 B2 JP6765636 B2 JP 6765636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixing member
width direction
end side
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016207708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018072376A (ja
Inventor
秀人 檜垣
秀人 檜垣
南野 茂夫
茂夫 南野
弘晃 仁枝
弘晃 仁枝
小木曽 敏夫
敏夫 小木曽
保 池田
保 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2016207708A priority Critical patent/JP6765636B2/ja
Publication of JP2018072376A publication Critical patent/JP2018072376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765636B2 publication Critical patent/JP6765636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着装置および定着装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置に関する。
用紙等の記録媒体上に形成された画像を定着させる定着装置が設けられる。定着装置は、例えば、加熱部材によって加熱された定着部材が、記録媒体の表面を加熱および加圧することで、記録媒体上に画像を定着させることができる。
そして、定着装置には、定着部材の温度を検知する検知部材が設けられており、検知部材の検知温度に基づいて加熱部材の発熱量を調整することで、定着部材の温度を所定の範囲内に管理している。そして、このような検知部材として、定着部材の幅方向端部側に対応する位置に設けられ、定着部材の幅方向端部側の温度を検知する端部側検知部材を備えた定着装置が既に存在する(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1(特開2015−121654号公報)の定着装置では、定着ローラに非接触でその温度を検知するサーモパイルが定着ローラの幅方向端部側に対応する位置に設けられる。このサーモパイルは、定着ローラの幅方向端部側で、定着装置に通紙される用紙の幅方向端部に対応する位置を検知するように設けられている。
また、特許文献2(特開平11−125898号公報)の定着装置では、定着ローラの幅方向中央側と幅方向一端側に、それぞれ定着ローラの温度を検知するサーミスタ感応検知センサが設けられ、それぞれの位置における定着ローラの温度を検知することができる。
ところで、端部側検知部材を定着部材の幅方向端部側に対応する位置に配置しようとした場合、この位置に十分なスペースがなく、端部側検知部材を所望の位置に配置できなくなってしまう場合がある。特に近年では、定着装置や画像形成装置の小型化の要請から、定着部材の幅方向端部側に十分なスペースがない場合が多く、この様な課題を生じやすい。
そして、端部側検知部材を所望の位置に配置できないと、定着部材の狙いの位置を検知することができなくなり、狙い通りの性能を発揮できなくなってしまう場合がある。例えば、端部側検知部材として、定着部材に接触して定着部材の温度を検知する接触式の検知部材を採用する場合、記録媒体の破片(用紙の紙粉等)や現像剤が定着部材を介して端部側検知部材に付着することを防止する目的で、端部側検知部材を、定着部材の幅方向において、記録媒体の最大通過領域よりも外側に配置することが考えられる。このような場合に、スペースの問題で端部側検知部材を記録媒体の最大通過領域の外側に配置できないと、端部側検知部材に現像剤等の異物が付着して、誤検知の原因となってしまう。
この様な事情から、本発明では、端部側検知部材を、定着部材の幅方向端部側の所望の位置に配置することのできる定着装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、回転可能な定着部材と、前記定着部材に当接して回転し、定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する加熱部と、前記定着部材の幅方向端部側の温度を検知する端部側検知部材と、前記定着部材の幅方向端部を保持する保持部材とを備えた定着装置であって、前記端部側検知部材は、その一端側に基部と、その他端側に、前記定着部材に対向し、定着部材の温度を検知する検知部とを有し、前記保持部材は、前記定着部材の幅方向端部外周を覆うようにして保持する保持部と、前記基部が固定される固定部とを有し、前記定着部材の幅方向中央側を幅方向内側、前記定着部材の幅方向端部側を幅方向外側とすると、前記検知部は、前記基部よりも幅方向外側に設けられ、かつ、前記定着部材における記録媒体の最大通過領域よりも幅方向外側に設けられ、前記固定部は、前記定着部材の径方向において、前記定着部材よりも外側に設けられ、かつ、前記定着部材の幅方向において、前記保持部よりも幅方向内側に設けられることを特徴とする。
本発明では、端部側検知部材の検知部を、基部よりも幅方向外側に設ける。これにより、端部側検知部材による定着部材の検知位置を、幅方向のより外側に設けることができると共に、端部側検知部材全体を幅方向のより内側に配置することができる。従って、定着部材の幅方向外側に対応する位置に十分なスペースがない場合でも、端部側検知部材を所望の位置に配置することができる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の定着装置の一例を示す概略構成図である。 ハロゲンヒータの構成を示す断面図である。 各ヒータの幅方向の発熱量を示す図で、(a)図が中央ヒータ、(b)図が端部ヒータの発熱量を示す。 定着装置の外装部の上部分を取り除いた状態の平面図である。 図5の定着ローラの幅方向端部側の拡大図である。 端部側検知部材の一例を示す平面図である。 端部側検知部材の配置を示す斜視図である。 端部側検知部材の異なる配置を示す断面図である。 本発明の異なる構成の定着装置を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、モノクロ画像形成装置である。その装置本体(画像形成装置本体)100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。プロセスユニット1は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等を備える。また、感光体2に対向する位置に、感光体2の表面を露光する露光手段としてのLEDヘッドアレイ6が配置されている。
プロセスユニット1には、画像形成用の粉体であるトナーを収容する粉体収容器としてのトナーカートリッジ7が着脱可能に装着されている。トナーカートリッジ7は、未使用のトナーを収容する未使用トナー収容部8と、使用された廃トナーを収容する廃トナー収容部9とを有する。
また、画像形成装置は、記録媒体としての用紙に画像を転写する転写装置10と、用紙を供給する給紙装置11と、用紙に転写された画像を定着させる定着装置12と、用紙を装置外へ排出する排紙装置13と、タイミングローラとしての一対のレジストローラ17とを備える。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。転写ローラ14は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と接触するように配置されている。また、転写ローラ14は、電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pが収容される給紙カセット15と、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16とを備える。なお、用紙Pには、普通紙のほか、厚紙、薄紙、はがき、封筒、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。さらに、用紙以外に、OHPシートやOHPフィルム等を記録媒体として用いることも可能である。
定着装置12は、用紙に画像を定着させる定着部材としての定着ローラ18と、定着ローラ18に対向して配置される加圧部材としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱手段によって加熱される。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧され、定着ローラ18に接触して定着ニップを形成している。
排紙装置13は、用紙を装置外に排出する一対の排紙ローラ20を備える。また、装置本体100の外装上面部には、排紙ローラ20によって排出された用紙を載置するための排紙トレイ21が形成されている。
また、装置本体100内には、給紙カセット15から、レジストローラ17、転写ローラ14と感光体2との間の画像転写部(転写ニップ)、定着装置12を経由して、排紙ローラ20まで用紙Pを搬送するための搬送路R1が設けられている。さらに、画像形成装置100内には、両面印刷する際に定着装置12を通過した用紙Pを画像転写部に再度搬送するための両面搬送路R2が設けられている。
続けて、図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいてLEDヘッドアレイ6が感光体2の帯電面を露光し、静電潜像が形成される。そして、現像装置4によって感光体2上の静電潜像にトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、レジストローラ17によって搬送を一旦停止される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動を開始し、感光体2上のトナー画像が画像転写部に達するタイミングに合わせて、用紙Pを画像転写部へ搬送する。
そして、用紙Pが画像転写部に搬送されると、転写ローラ14に所定の電圧が印加されることにより生じた転写電界によって感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。また、このとき用紙Pに転写されなかった感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7の廃トナー収容部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって形成される定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上に載置される。
また、両面印刷を行う場合は、定着装置12を通過した用紙Pを装置外に排出せずにスイッチバックさせて両面搬送路R2に送る。用紙Pは両面搬送路R2を通ってレジストローラ17の手前側で搬送路R1に送り込まれ、レジストローラ17によって画像転写部へ再度搬送される。そして、用紙Pの裏面に画像が転写され、定着装置12によって裏面側の画像が定着された後、用紙Pは装置外へ排出される。
図2は、定着装置12の概略断面図である。
図2に示すように、定着装置12は、内部に定着ローラ18や加圧ローラ19が収容される外装部を構成する樹脂製のフレーム部材23を有する。また、定着ローラ18内には加熱部22が設けられている。加熱部22は、2本のハロゲンヒータ(加熱部材)22a、22bからなる。加圧ローラ19は、後述の加圧部材によって定着ローラ18に対して加圧されており、定着ローラ18と加圧ローラ19とが圧接する箇所には定着ニップNが形成されている。
定着ローラ18は、鉄やアルミなどの金属材によって形成された厚さ0.3〜0.7mmの基材と、基材の表面にシリコーンゴム等の弾性部材の表層とが形成されて構成される。表層の表面には、PFA等の離形層が設けられる。基材の厚みを薄くすることにより、定着ローラ18の熱容量を小さくして定着ローラ18を加熱しやすくし、装置の省エネルギー化を図ることができる。また、基材の表面に、直接、離形層を設ける構成とすることもできる。
加圧ローラ19は、鉄などの金属材によって形成された基材と、基材の表面にシリコーンゴムやスポンジで形成された表層とが形成されて構成される。表層の表面には、PFA等の離形層がその表面に設けられる。
装置本体100の側に設けられた駆動源から定着ローラ18に駆動力が伝達されると、定着ローラ18は図2中の矢印Aで示す方向に回転駆動する。また、加圧ローラ19は、回転駆動する定着ローラ18に対して図2中の矢印Bで示す方向に従動回転するように構成されている。このように、定着ローラ18が回転駆動し、加圧ローラ19が従動回転することで、両ローラ18,19によって用紙が挟持されながら搬送されるように構成されている。なお、本実施形態とは反対に、加圧ローラ19を駆動ローラとし、定着ローラ18を従動ローラとしてもよい。
図2を参照しつつ、定着装置12の動作について簡単に説明する。
加熱部22から発せられる輻射熱によって定着ローラ18が所定の温度に加熱され、定着ローラ18と加圧ローラ19とが回転している状態で、用紙Pが図2中の矢印C1で示す方向から定着ニップNへ進入すると、用紙は定着ローラ18と加圧ローラ19とによって挟持されながら搬送される。このとき、用紙上の未定着画像が、定着ローラ18の熱によって加熱されると共に、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって加圧されることで、用紙に画像が定着される。そして、画像が定着された用紙は定着ニップNから図2中の矢印C2方向へ排出される。
図3に示すように、加熱部22は、中央側加熱部材としての中央ヒータ22aと、端部側加熱部材としての端部ヒータ22bからなる。中央ヒータ22aは、幅方向の中央側に、フィラメントがその他の部分より密に設けられた主発熱領域22a1を有する。また、端部ヒータ22bは、幅方向の両端に、主発熱領域22b1、22b1を有する。以下、定着ローラ18の幅方向中央側を幅方向内側、定着ローラ18の幅方向端部側を幅方向外側と呼ぶ。
図4は、定着ローラ18の幅方向(横軸)における、それぞれのヒータの発熱量(縦軸)の分布を示したもので、(a)図は中央ヒータ22a、(b)図は端部ヒータ22bの発熱量をそれぞれ示している。各ヒータは、各ヒータのそれぞれの主発熱領域は、その他の部分よりもフィラメントが密になるように巻き数が多くなっており、発熱量がピークになる。また、主発熱領域以外の部分でも一定のフィラメントが巻かれており、一定量の発熱が行われている。本実施形態では、端部ヒータ22bは、幅方向中央側が、端部ヒータ22bの定格電力の20%程度の電力が付与されるように、フィラメントの巻数を調整している。
このように、主発熱領域が異なる二つのヒータを設けることで、通紙される用紙のサイズに応じて、主に発熱する領域の範囲を変更することができる。つまり、小サイズの用紙が通紙された際には、中央ヒータ22aのみが発熱し、大サイズの用紙が通紙された場合には、中央ヒータ22aと端部ヒータ22bの両方が発熱する。中央ヒータ22aは、小サイズの用紙に対応する幅で主発熱領域22a1が設けられ、例えばA5サイズの用紙幅に対応する幅で設けられている。
図3に示すように、定着ローラ18の表面温度を検知する検知部材として、定着ローラ18の幅方向中央側の温度を検知する中央側検知部材24と、定着ローラ18の幅方向一端側の温度を検知する端部側検知部材25とが設けられる。
中央側検知部材24は、定着ローラ18と離間して設けられており、定着ローラ18に接触せずに定着ローラ18の温度を検知する非接触式の温度検知部材であり、定着ローラ18の幅方向中央側の通紙領域に対応する位置に設けられる。
ここで、仮に、中央側検知部材24を接触式の検知部材とすると、用紙Pから定着ローラ18へ付着する紙粉やトナー等の影響により応答性不良や検知のばらつき等を生じ、誤検知の原因となってしまう。しかし、本実施形態では、中央側検知部材24を非接触式の検知部材とすることで、このような誤検知を防止できる。
端部側検知部材25は、定着ローラ18に接触して設けられた接触式の温度検知部材である。端部側検知部材25は、幅方向において、最大通紙幅(記録媒体の最大通過領域)Hよりも外側の非通紙領域に対応する位置で定着ローラ18に接触している。端部側検知部材25の一例として、本実施形態ではサーミスタが用いられる。
端部側検知部材25を、最大通紙幅Hよりも外側の非通紙領域に対応する位置に設けられることにより、接触式の検知部材であっても、紙粉やトナー等の付着による誤検知を生じることがなく、精度の良い温度検知が可能となる。また、接触式の検知部材は、非接触式の検知部材と比較して、安価で小型のものが多いため、端部側検知部材25を接触式の検知部材とすることで、定着装置のコストダウンや小型化を実現できる。
それぞれの検知部材によって検知された定着ローラ18の温度の情報は、制御部26へ送られる。制御部26は、この定着ローラ18の温度情報に基づいて、中央ヒータ22aおよび端部ヒータ22bの発熱量を制御し、定着ローラ18の表面温度が一定以下になるように管理される。制御部26は、例えば、PID制御により定着ローラ18の温度を制御している。
図5は、定着装置12の外装部の上部分を取り除いた状態の平面図で、図6は図5の端部側検知部材の部分を拡大した拡大図である。
図5及び図6に示すように、定着ローラ18の幅方向一端側には、定着ローラ18の幅方向一端を保持する保持部材27および端部側検知部材25が設けられる。
端部側検知部材25は、その一端側に、基部25bと、その他端側で、定着ローラ18に対向する側に、定着ローラ18に接触してその温度を検知する検知部25aとを有する。
図7は、端部側検知部材25の構成の一例を示す平面図である。
図7に示すように、端部側検知部材25の一端には、基部25bとしてのベース部材25bが設けられる。ベース部材25bは、樹脂によって構成された直方体状の部材である。ベース部材25bには、ネジを挿入するためのネジ孔25b1が設けられる。このネジ孔25b1を介して、例えばフレーム部材23(図2参照)や保持部材27(図6参照)等にネジを取り付けることにより、ベース部材25bをこれらの部材に固定することができる。また、ベース部材25bの一端側には、リード線が接続されている。
図7に示すように、ベース部材25bには、端部側検知部材25の他端側に延びる2本のフレーム25c、25dが設けられる。フレーム25c、25dは、金属製の板状部材である。端部側検知部材25の他端側は、絶縁シート25eに被覆されており、その内側には、検知部25aとしてのサーミスタ素子25aや、サーミスタ素子25aを支持する支持部材(例えば前述のフレーム25c、25dの他端側)が配置されている。
本実施形態では、サーミスタ素子25aが定着ローラ18に接触して設けられており(図6参照)、ベース部材25bが定着ローラ18の外側(図6の上側)に設けられている。ただし、上記の端部側検知部材25は一例であり、例えば、定着ローラ18に接触せずにその温度を検知する非接触式の温度検知部材を端部側検知部材25とし、後述する本実施形態の端部側検知部材25のように配置することもできる。
図6に示すように、検知部25aは、最大通紙領域Hの幅方向外側に設けられ、基部25bは、最大通紙領域H内に設けられる。つまり、端部側検知部材25は、定着ローラ18の中心軸Lと直交する垂線Mに対して、角度αだけ傾けて設けられており、検知部25aは、基部25bよりも幅方向外側に配置されている。
前述したように、接触式の端部側検知部材25を、最大通紙領域Hよりも外側に配置することにより、端部側検知部材25の誤検知を防止できる。しかし一方で、近年では、定着装置や画像形成装置全体の小型化により、最大通紙領域Hよりも外側に十分な端部側検知部材25を配置するためのスペースが設けられない場合も多い。
図8は、本実施形態の端部側検知部材25の保持部材27に対する配置を示す斜視図である。
図8に示すように、保持部材27には、定着ローラ18の幅方向一端側を保持する保持部27aが設けられる。この保持部27aは、定着ローラ18の幅方向一端側を覆うようにしてその定着ローラ18の外周面側に設けられている。このため、端部側検知部材25の基部25bを定着ローラ18の外周面側に設けようとした場合にその干渉が問題となる。つまり、端部側検知部材25を最大通紙領域Hよりも幅方向外側に設け、かつ、垂線M(図6参照)に対して並行に配置しようとすると(基部25bを図8から矢印方向へ傾けた方向に配置しようとすると)、基部25bが保持部27aに干渉してしまう。
これに対して本実施形態の構成では、図8に示すように、端部側検知部材25を垂線Mに対して傾けて配置し、検知部25aを基部25bよりも幅方向外側に設けることにより、上記の問題を解消することができる。つまり、検知部25aを最大通紙領域Hよりも外側に配置すると共に、基部25bを保持部材27に干渉しない位置に設けることができる。このため、定着装置の小型化を実現できると共に、端部側検知部材25に接触式の検知部材を用いた場合であっても、紙粉やトナー等の付着による誤検知を防止することができる。
また、図9に示すように、端部側検知部材25を端部ヒータ22bの主発熱領域22b1に対応する位置に設けることもできる。これにより、端部側検知部材25が、端部ヒータ22bによって加熱された定着ローラ18の幅方向端部側の温度をより正確に検知することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
上述の実施形態の定着装置は、定着部材として定着ローラを備えるものであるが、本発明を適用可能な定着装置は斯かる定着装置に限らない。例えば、図10に示すように、定着部材として無端状の定着ベルト50を備え、加圧ローラ19が定着ベルト50内に配置されたニップ形成部材51に当接することで、定着ベルト50と加圧ローラ19との間に定着ニップNが形成される定着装置に対しても本発明を適用可能である。
1 画像形成装置
12 定着装置
18 定着ローラ(定着部材)
19 加圧ローラ(加圧部材)
22 加熱部
22a 中央ヒータ(中央側加熱部材)
22a1 主発熱領域
22b 端部ヒータ(端部側加熱部材)
22b1 主発熱領域
24 中央側検知部材
25 端部側検知部材
25a サーミスタ素子(検知部)
25b ベース部材(基部)
特開2015−121654号公報 特開平11−125898号公報

Claims (5)

  1. 回転可能な定着部材と、
    前記定着部材に当接して回転し、定着ニップを形成する加圧部材と、
    前記定着部材を加熱する加熱部と、
    前記定着部材の幅方向端部側の温度を検知する端部側検知部材と
    前記定着部材の幅方向端部を保持する保持部材とを備えた定着装置であって
    前記端部側検知部材は、その一端側に基部と、その他端側に、前記定着部材に対向し、定着部材の温度を検知する検知部とを有し、
    前記保持部材は、前記定着部材の幅方向端部外周を覆うようにして保持する保持部と、前記基部が固定される固定部とを有し、
    前記定着部材の幅方向中央側を幅方向内側、前記定着部材の幅方向端部側を幅方向外側とすると、
    前記検知部は、前記基部よりも幅方向外側に設けられ、かつ、前記定着部材における記録媒体の最大通過領域よりも幅方向外側に設けられ、
    前記固定部は、前記定着部材の径方向において、前記定着部材よりも外側に設けられ、かつ、前記定着部材の幅方向において、前記保持部よりも幅方向内側に設けられることを特徴とする定着装置。
  2. 前記端部側検知部材は、前記定着部材に接触してその温度を検知する請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加熱部は、前記定着部材の幅方向中央側に対応する位置に主発熱領域を有し、定着部材の幅方向中央側を主に加熱する中央側加熱部材と、前記定着部材の幅方向端部側に対応する位置に主発熱領域を有し、定着部材の幅方向端部側を主に加熱する端部側加熱部材とを有し、
    前記検知部は、前記端部側検知部材の主発熱領域に対応する位置に設けられる請求項1または2いずれか記載の定着装置。
  4. 前記定着部材の幅方向中央側の温度を検知する中央側検知部材をさらに備え、
    前記中央側検知部材は、前記定着部材に非接触で前記定着部材の温度を検知する請求項1から3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1から4いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
JP2016207708A 2016-10-24 2016-10-24 定着装置、画像形成装置 Active JP6765636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016207708A JP6765636B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 定着装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016207708A JP6765636B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 定着装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018072376A JP2018072376A (ja) 2018-05-10
JP6765636B2 true JP6765636B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=62115163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016207708A Active JP6765636B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 定着装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6765636B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018072376A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944987B2 (ja) 画像形成方法
US9599938B2 (en) Image forming apparatus and image forming method for controlling a primary heating and a secondary heating of a fixing device
US9091976B2 (en) Image heating apparatus
US10809652B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating the same
US8290381B2 (en) Image forming apparatus having stabilizing device
JP6300009B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7437112B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
US20020044801A1 (en) Image forming apparatus and method
JP4829551B2 (ja) 画像形成装置
US8185008B2 (en) Fixing device and image forming apparatus with a temperature detector
JP4673102B2 (ja) 像加熱装置、及びその像加熱装置に用いられるヒータ
JP7000041B2 (ja) 画像形成装置
JP6765636B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JPH02253282A (ja) 定着装置
US11022920B2 (en) Image forming apparatus having a rubbing member that is moveable to abut a fixing belt
JPH02157880A (ja) 画像加熱定着装置
JP6826774B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2560461B2 (ja) 定着装置
JP2019035887A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2018185459A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5584516B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017102164A (ja) 画像加熱装置
JP2004317603A (ja) 電子写真装置に適用されるトナー像定着方法
JP2014215536A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2014056204A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200830

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6765636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151