JP2004317603A - 電子写真装置に適用されるトナー像定着方法 - Google Patents

電子写真装置に適用されるトナー像定着方法 Download PDF

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Yasuhiro Miyake
康弘 三宅
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Abstract

【課題】カールの発生を有効に回避することができ、カールの発生を生じ易い両面印刷機に適用される定着方法を提供する。
【解決手段】電子写真法によってトナー像が表面に転写された転写紙を、所定の定着温度に加熱された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとの間を通過させることにより、該トナー像を転写紙表面に定着させる定着方法において、前記定着に先立って、転写紙の含水率を検知し、検知された含水率に応じて定着温度の制御を行い、含水率が所定の値よりも多く検知された転写紙については、含水率が少なく検知された転写紙の場合に比して低温で定着を行うことを特徴とする。
【選択図】 なし。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンターなどの電子写真法による画像形成装置に使用されるトナー像の定着方法に関するものであり、特に両面印刷機に好適に適用されるトナー像の定着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真法による画像形成装置においては、概説すると、以下のようにして画像形成が行われる。
即ち、感光体を所定極性に一様に主帯電し、所定の画像情報に基づいての光照射により画像露光して静電潜像を形成する。次いで、現像剤を感光体表面に供給して静電潜像を現像して感光体表面にトナー像を形成し、このトナー像を、転写ローラや転写用のコロナ帯電器を用いて所定の用紙(転写紙)に転写する。トナー像が転写された転写紙は、所定の温度に加熱された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとを備えた定着装置に導入され、該ローラ対の間に転写紙を通すことにより、熱、圧力によってトナー像が転写紙表面に定着される。このようにしてトナー像(定着画像)が形成された転写紙(画像形成紙)は、定着装置から排紙され、画像形成装置外に排出されるか、或いは画像形成装置内に再循環されて反対側の面への画像形成、即ち両面定着(2次定着)が行われる。また、トナー像の転写終了後においては、感光体表面に残存するトナーがクリーニングされ、さらに必要により除電が行われ、これにより、画像形成行程の1サイクルが完了し、次の画像形成が行われる。
【0003】
ところで、上記のような画像形成装置において、転写紙がカールしてしまう場合があり、カールした転写紙をそのまま画像形成に供すると、紙詰まり、紙しわ、耳折れなどの不都合の原因となる。特に転写紙の表面にトナー像を定着(一次定着)した後、該転写紙の裏面に、再度トナー像を転写して定着(二次定着)を行う所謂両面印刷を行う場合には、上記のような不都合を生じ易い。即ち、一次定着によりカールした転写紙を、再び画像形成工程に循環させるためである。
【0004】
従って、カールした転写紙を正確に搬送するために、例えば搬送ローラのニップ近傍まで、樹脂製や板金製のガイド板を延ばしたり、取り付け困難な場所にはシート乃至フィルム状のガイドを設けなければならないなどの制約が生じ、また、部品寸法スペックが厳しくなるなどの影響がでている。さらに、印字面に対するガイドとして、画像への影響を抑えるため、幅が0.3mm以下の回転可能なコロなどが使用されているが、印字品質への影響は避けられないのが現状である。
【0005】
上記のような転写紙のカールは、特に転写紙の含水率に関連しており、含水率が多いものほど、カールを生じやすい事が知られており、例えば転写紙の含水率を検知し、その含水率の程度に応じてカール矯正を行う定着方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−178165号公報(特許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法では、画像形成装置内に格別のカール矯正装置を設けなければならず、装置の大型化やコスト高などを回避できない。
【0008】
従って、本発明の目的は、転写紙に発生したカールを矯正するのではなく、カールの発生を有効に回避することが可能なトナー像の定着方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、特にカールの発生を生じ易い両面印刷において、カールの発生を有効に回避することが可能な定着方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、電子写真法によってトナー像が表面に転写された転写紙を、所定の定着温度に加熱された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとの間を通過させることにより、該トナー像を転写紙表面に定着させる定着方法において、
前記定着に先立って、転写紙の含水率を検知し、検知された含水率に応じて定着温度の制御を行い、含水率が所定の値よりも多く検知された転写紙については、含水率が少なく検知された転写紙の場合に比して低温で定着を行うことを特徴とする定着方法が提供される。
【0010】
上記の定着方法においては、
1.給紙カセットに充填されている転写紙を給紙ローラを介して所定の画像形成工程に搬送する際に、転写紙の含水率の検知を行うこと、
2.転写紙表面へのトナー像の一次定着を行った後、転写紙裏面へのトナー像の二次定着を行う両面印刷において、一次定着に際しては、転写紙の含水率の検知及び検知された含水率に基づく定着温度の制御を行い、二次定着に際しては、転写紙の含水率の検知及び検知された含水率に基づく定着温度の制御を行わず、一定の温度で二次定着を行うこと、
3.転写紙の含水率の検知を、転写紙の電気抵抗値を測定することにより行うこと、
が好ましい。
【0011】
【発明の実施形態】
本発明の定着方法が適用される画像形成装置の概略構造を示す図1において、この装置では、画像形成すべき転写紙1が所定の給紙カセットに積載されており、この転写紙1は、給紙ローラ10により、一次搬送経路2に送り出され、一次搬送経路2を通って画像形成部3に搬送される。
【0012】
画像形成部3では、それ自体公知の電子写真法による画像形成が行われる。即ち、感光体ドラム及び該ドラムの周囲に主帯電器、露光用の光学系、現像器、転写装置及びクリーニング装置が配置されており、感光体ドラム表面に所定のトナー像を形成し、このトナー像を転写紙1の表面に転写するように構成されている。
【0013】
トナー像が表面に転写された転写紙1は、定着装置4内に導入され、トナー像が定着される(一次定着)。トナー像が一次定着された転写紙1は、そのまま装置外に排出されるか、或いは反転部5に導入される。反転部3に導入された転写紙(一方の表面に定着画像が形成されている)は、スイッチバックされて2次搬送経路6を通って再び画像形成部3に導入され、トナー像が形成されていない他の面(裏面)にトナー像が転写され、さらに定着装置4に導入されてトナー像の定着が行われる(二次定着)。このようにして両面に定着画像が形成された転写紙1は、装置外に排出される。
【0014】
本発明においては、定着装置に導入する転写紙1について、予め含水率の検知を行っておき、この含水率に応じて定着装置4での定着温度を制御する。即ち、含水率の多いものほど、定着の際の加熱によって揮発する水分量が多いためカールを生じ易い。従って、含水率の多い転写紙については、定着温度を比較的低温に設定し、含水率の少ない転写紙については、定着温度を比較的高温に設定することにより、カールの発生を有効に行うことが可能となる。例えば、含水率が6%未満の転写紙については、定着温度を185℃に設定し、含水率が6〜8%の範囲の転写紙については、定着温度を175℃に設定し、含水率が8%を越える転写紙については、定着温度を165℃に設定しておくのである。
【0015】
また、上記のような含水率による定着温度の制御は、一次定着のみについて行えばよく、二次定着に際しては、一定の定着温度(例えば175℃)に設定しておけばよい。即ち、二次定着に際しては、既に一次定着での加熱により、転写紙中の水分がある程度揮発しており、その含水率は著しく低レベルとなっているためである。
【0016】
従って、本発明では、含水率の検知を、転写紙1を給紙カセットから給紙ローラ10によって一次搬送経路6に送り出す際に行うことが好適である。
【0017】
図2は、上記のような含水率検知を行うための給紙カセットの構造を示す部分断面図である。図2において、この給紙カセットでは、カセットハウジング7内に弾性部材8で上方に付勢された支持基板9を有しており、支持基板9の上方に給紙ローラ10が配置されている。即ち、転写紙1は、支持基板9上に積載され、その先端部分は、給紙ローラ10と支持基板9とにより挟持されている。一方、カセットハウジング7には、紙さばきパッド11が設けられており、この紙さばきパッド11は、弾性部材12によって給紙ローラ10に当接されている。
【0018】
本発明においては、上記の紙さばきパッド11を導電性ゴムなどの導電性材料で形成し、このパッド11に通電し、その抵抗変化を測定することにより、転写紙1の含水率を検知する。即ち、転写紙1が給紙ローラ10と紙さばきパッド11との間を通過する際に、パッド11への通電を行い、その抵抗変化を測定することにより、転写紙1の含水率を検知することができる。
【0019】
上記のようにして含水率が検知された転写紙1について、画像形成部3でトナー像が転写され、この転写紙が定着装置4内に導入されると、検知された含水率に基づいて、制御された定着温度で定着が行われる。このような定着装置の概略構造を図3に示した。
【0020】
図3において、この定着装置(図1の概略図では4で示されている)は、所定のユニット枠内に収容された定着ローラ14と加圧ローラ15とのローラ対を有している。
【0021】
定着ローラ14は、内部にハロゲンランプ等の熱源16を備えており、さらに、その表面には、接触型温度センサであるサーミスタ17が当接されている。また加圧ローラ15は、バネ等の弾性部材18で定着ローラ14に圧接されている。このようなローラ対の間に転写紙1を通すことにより、熱及び圧力によってトナー像が転写紙1の表面に定着される。
【0022】
即ち、前述した紙さばきパッド11での通電によって検知された転写紙1の含水率に応じて、サーミスタ17によって定着ローラ14の表面温度(定着温度)が制御され、所定の定着温度で転写紙1表面への定着(一次定着)が行われる。一次定着終了後、この転写紙1は、装置外へ排出されるか、或いは二次定着、即ち両面印刷を行う場合には、反転部3に導入してスイッチバックし、2次搬送経路6から画像形成部3に導入され、その裏面にトナー像が転写され、再び定着装置4に導入されて二次定着が行われ、外部に排出される。既に述べた通り、二次定着では、一定の温度で定着が行われる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、転写紙の含水率に応じて定着温度を制御することにより、カールの発生を有効に回避することが可能となり、転写紙のカールを矯正するための部材を設ける必要が無く、さらには、カールした転写紙の搬送や画像形成のための制約を有効に回避することができる。
本発明の定着方法は、特にカールの発生を生じ易い両面印刷に有効に適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着方法が適用される画像形成装置の概略構造を示す図。
【図2】本発明の定着方法において、転写紙の含水率検知手段を備えた給紙カセットの構造を示す部分断面図。
【図3】本発明の定着方法が好適に実施される定着装置の概略構造を示す図。
【符号の説明】
1:転写紙
4:定着装置
10:給紙ローラ
11:紙さばきパッド
14:定着ローラ
15:加圧ローラ
17:サーミスタ

Claims (4)

  1. 電子写真法によってトナー像が表面に転写された転写紙を、所定の定着温度に加熱された定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラとの間を通過させることにより、該トナー像を転写紙表面に定着させる定着方法において、
    前記定着に先立って、転写紙の含水率を検知し、検知された含水率に応じて定着温度の制御を行い、含水率が所定の値よりも多く検知された転写紙については、含水率が少なく検知された転写紙の場合に比して低温で定着を行うことを特徴とする定着方法。
  2. 給紙カセットに充填されている転写紙を給紙ローラを介して所定の画像形成工程に搬送する際に、転写紙の含水率の検知を行う請求項1に記載の定着方法。
  3. 転写紙表面へのトナー像の一次定着を行った後、転写紙裏面へのトナー像の二次定着を行う両面印刷において、一次定着に際しては、転写紙の含水率の検知及び検知された含水率に基づく定着温度の制御を行い、二次定着に際しては、転写紙の含水率の検知及び検知された含水率に基づく定着温度の制御を行わず、一定の温度で二次定着を行う請求項2に記載の定着方法。
  4. 転写紙の含水率の検知を、転写紙の電気抵抗値を測定することにより行う請求項1乃至3の何れかに記載の定着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015025708A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 アルプス電気株式会社 画像形成装置
US9599939B2 (en) 2013-12-11 2017-03-21 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus with different fixing temperatures for each side in duplex fixing
CN111003308A (zh) * 2019-11-25 2020-04-14 江西省中子能源有限公司 一种18650锂电池贴纸装配设备

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