JP2018185459A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持部材の伸縮に拘らず温度検出器の位置ずれを抑制する。
【解決手段】定着装置13は、トナー像が形成された用紙に接触してトナー像を加熱する定着ベルト21と、定着ベルト21との間を通過する用紙を加圧する加圧ローラー22と、定着ベルト21及び加圧ローラー22を回転可能に支持する定着フレーム20と、前後方向に長い形状を有して、前後方向の両端側で定着フレーム20に支持されていて、前後方向の位置が前端側で位置決めされると共に後端側で位置決めされていない支持部材24と、定着ベルト21の前端側において用紙の非通紙領域に対応する位置で支持部材24に配置されていて、定着ベルト21の温度を検知する温度検知部28と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、用紙等の記録媒体に形成されたトナー像を定着させる定着装置を備える。定着装置は、トナー像を加熱する加熱部材と、記録媒体に対してトナー像を加圧する加圧部材とを備え、更に、加熱部材の加熱を制御するために、加熱部材の温度を検知する温度検知部を備える。
例えば、特許文献1の定着装置は、記録シート(記録媒体)を加熱する加熱部材と、加熱部材と間隔を隔てて対向配置され、加熱部材の温度を検出する温度検出器(温度検知部)と、温度検出器を支持する長尺状の支持部材と、支持部材を支持する定着フレームと、を備えている。
特開2010−276630号公報
しかしながら、支持部材が熱膨張等によって長手方向に伸縮した場合に、支持部材に取り付けられた温度検出器の長手方向の位置がずれてしまうことがある。そして、温度検出器の位置がずれることで、加熱部材の温度を正確に検知できず、加熱部材の温度を安全に制御できないおそれがある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、支持部材の伸縮に拘らず温度検出器の位置ずれを抑制することを目的とする。
本発明の定着装置は、トナー像が形成された記録媒体に接触して前記トナー像を加熱する加熱部材と、前記加熱部材との間を通過する前記記録媒体を加圧する加圧部材と、前記加熱部材及び前記加圧部材を回転可能に支持する定着フレームと、前記加熱部材の回転軸方向に長い形状を有して、前記回転軸方向の両端側で前記定着フレームに支持されていて、前記回転軸方向の位置が一端側で位置決めされると共に他端側で位置決めされていない支持部材と、前記加熱部材の回転軸方向の一端側において前記記録媒体の非通紙領域に対応する位置で前記支持部材に配置されていて、前記加熱部材の温度を検知する温度検知部と、を備えることを特徴とする。
前記温度検知部は、前記記録媒体の通紙領域に対して前記加熱部材の温度勾配が大きくなる位置に配置されるとよい。
上記した定着装置は、前記定着フレームの一端側には、前記支持部材を前記回転軸方向に位置決めする位置決め突起が形成されていて、前記支持部材の一端側には、前記位置決め突起と係合する被位置決め孔が形成されているとよい。
前記支持部材は、前記加熱部材の内部で前記加熱部材を支持するよう構成され、前記位置決め突起及び前記被位置決め孔は、前記加圧部材の前記加熱部材に対する加圧方向側に形成されるとよい。
本発明の画像形成装置は、上記した何れかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、支持部材の伸縮に拘らず温度検出器の位置ずれを抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおける定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおける定着装置の支持部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおける定着装置の支持部材を左側から示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおける定着装置の支持部材を正面から示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、加熱部材の温度分布を示すグラフである。
先ず、本発明の実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Lo、Fr、Rrは、それぞれプリンター1の左側、右側、上側、下側、前側、後側を示している。
プリンター1は、略箱型形状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2の左部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が配置され、プリンター本体2の右部には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、像担持体である感光体ドラム7が回転可能に設けられ、感光体ドラム7の周囲には、帯電器と、トナーコンテナに接続された現像装置と、転写ローラーと、クリーニング装置とが、感光体ドラム7の回転方向に沿って配置される。
プリンター本体2の右部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路10が設けられる。搬送経路10の上流端には給紙部11が給紙カセット3の近傍に設けられ、搬送経路10の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラーによって構成される転写部12が設けられる。搬送経路10の下流部には定着装置13が設けられ、搬送経路10の下流端には排紙部14が排紙トレイ4の近傍に設けられる。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。プリンター1は、外部のコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、画像形成動作を開始する。先ず、画像形成部6の帯電器によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、画像形成部6の現像器がトナーを用いてトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3に収納された用紙は、給紙部11によって取り出されて搬送経路10上を搬送される。搬送経路10上の用紙は、所定のタイミングで転写部12へと搬送され、転写部12によって感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置13へと搬送され、定着装置13によって用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部14から排紙トレイ4に排出される。
次に、定着装置13の構成について図2を参照しながら説明する。定着装置13は、図2に示すように、定着フレーム20と、定着ベルト21(加熱部材)と、加圧ローラー22(加圧部材)と、熱源23と、支持部材24と、押圧部材25と、摺動シート26と、ベルトガイド27と、温度検知部28とを備える。
定着フレーム20は、略箱型状に形成され、用紙の導入口及び導出口をそれぞれ下側及び上側に備える。定着フレーム20は、搬送経路10が導入口及び導出口を通って定着フレーム20を貫通するように、プリンター本体2に取り付けられる。定着フレーム20内では、定着ベルト21及び加圧ローラー22が、搬送経路10を挟んで左側及び右側にそれぞれ配置される。定着フレーム20は、搬送経路10の搬送方向において、定着ベルト21及び加圧ローラー22よりも上流側に用紙の進入ガイドを備え、下流側に用紙の分離板を備えている。
また、図3や図5に示すように、定着フレーム20の前後両端(一端側及び他端側)には、支持部材24を支持する固定支持孔30及び自由支持孔31が定着ベルト21に対応する位置にそれぞれ開口されている。固定支持孔30及び自由支持孔31は、加圧ローラー22の定着ベルト21に対する加圧に平行する方向(例えば、左右方向)において支持部材24よりも長く、この平行方向との交差方向(例えば、上下方向)において支持部材24と略同径の略矩形状で形成される。
固定支持孔30及び自由支持孔31の内周縁部には、加圧ローラー22の加圧方向側の縁部からその反対方向側に突出した位置決め突起32及び係合突起33が形成されている。即ち、位置決め突起32及び係合突起33は、固定支持孔30及び自由支持孔31に挿通された支持部材24に対して突出している。位置決め突起32は、前後方向において支持部材24を位置決めする一方、係合突起33は、前後方向において支持部材24を位置決めすることなく支持部材24を支持する。換言すれば、左右方向に長形の固定支持孔30及び自由支持孔31の中で、加圧ローラー22の加圧方向側の部分は、位置決め突起32及び係合突起33によって支持部材24を支持する部分である一方、加圧方向と反対方向側の部分は、位置決め突起32及び係合突起33に規制されることなく支持部材24を挿通する部分である。
定着ベルト21は、用紙の搬送方向(上下方向)と交差する用紙の幅方向(前後方向)に長い略円筒形状を有する。定着ベルト21は、前後方向に延びた回転軸の周りを回転可能に設けられ、即ち、前後方向が定着ベルト21の回転軸方向である。なお、定着ベルト21は、加圧ローラー22の回転に伴って摺動して回転する摺動ベルトである。また、定着ベルト21は、熱源23によって下記のように誘導加熱される発熱用ベルトも兼ねていて、トナー像が形成された用紙に接触してトナー像を加熱する。定着ベルト21は、可撓性を有していて、例えば、基材層と、この基材層に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層とから構成される。例えば、基材層は、金属によって形成され、弾性層は、シリコンゴム等によって形成され、離型層は、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)等によって形成される。
加圧ローラー22は、前後方向に長い略円柱状に形成されると共に回転可能に取り付けられる。加圧ローラー22は、定着ベルト21の外周面に対して圧接されることで、定着ベルト21と加圧ローラー22との間には定着ニップが形成される。加圧ローラー22の後端部には、駆動ギア(図示せず)が同軸に固定される。加圧ローラー22は、この駆動ギアを介してモーター等の駆動源(図示せず)に接続されていて、この駆動源によって回転駆動される。加圧ローラー22は、定着ベルト21との間の定着ニップを通過する用紙を加圧する。加圧ローラー22は、例えば、円柱状の芯材と、この芯材に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層とから構成される。例えば、芯材は、金属によって形成され、弾性層は、シリコンゴム等によって形成され、離型層は、PFA等によって形成される。
熱源23は、定着ベルト21を覆うような外包形状を有し、定着ベルト21の外側(左側)に配置される。換言すれば、熱源23は、定着ベルト21を挟んで加圧ローラー22とは反対側で、定着ベルト21から所定間隔を空けて配置される。熱源23は、例えば、コイル34に電流を流すことで磁束を生成し、この磁束を定着ベルト21に作用させることで定着ベルト21を誘導加熱(IH:Induction Heating)させるIH定着ユニットで構成される。
支持部材24は、例えば、金属によって、前後方向において定着フレーム20よりも長い略四角筒状に形成される。支持部材24は、定着ベルト21の内部で略中央に配置される。図3に示すように、支持部材24の前後方向両端は、定着フレーム20の固定支持孔30及び自由支持孔31から外側に貫通していて定着フレーム20に支持されている。また、図3、図4、図5に示すように、支持部材24の前端側(一端側)には、固定支持孔30に形成された位置決め突起32と係合する被位置決め孔35が形成される。被位置決め孔35の前後方向の長さは、位置決め突起32の前後方向の厚さと略等しい。支持部材24の後端側(他端側)には、前後方向に長い形状を有して、自由支持孔31に形成された係合突起33によって前後方向に位置決めされることなく係合突起33と係合する被係合孔36が形成される。被係合孔36の前後方向の長さは、係合突起33の前後方向の厚さよりも長い。
この支持部材24の定着フレーム20への取り付けについて説明する。先ず、支持部材24は、定着フレーム20の固定支持孔30及び自由支持孔31の中で、加圧ローラー22の加圧方向と反対方向側の部分に挿通される。これらの固定支持孔30及び自由支持孔31によって、支持部材24は、上下方向に位置決めされる。そして、被位置決め孔35を位置決め突起32に合わせると共に係合突起33を被係合孔36に合わせた状態で、支持部材24が加圧ローラー22の加圧方向側に押さえられて配置される。更に、この支持部材24を内部に備える定着ベルト21が、加圧ローラー22によって加圧方向に加圧される。これらの固定支持孔30及び自由支持孔31、並びに加圧ローラー22の加圧によって、支持部材24は、左右方向に位置決めされる。また、支持部材24の前端側(一端側)は、位置決め突起32によって前後方向に位置決めされ、支持部材24の後端側(他端側)は、前後方向に位置決めされることなく自由支持孔31に支持される。
押圧部材25は、例えば、耐熱性樹脂によって、前後方向に長い略角柱状に形成される。押圧部材25は、定着ベルト21の内部において支持部材24よりも加圧ローラー22側(右側)で支持部材24に取り付けられる。押圧部材25は、定着ベルト21の内周面を加圧ローラー22側(右側)に向かって押圧するように配置されていて、換言すれば、押圧部材25は、定着ベルト21を介して加圧ローラー22を押圧することで、定着ニップを形成し、加圧ローラー22と共に定着ベルト21を挟持搬送する部材である。
摺動シート26は、例えば、フッ素系樹脂によって、押圧部材25よりも摩擦係数が低く滑り性の良好な前後方向に長いシート状に形成される。摺動シート26は、定着ベルト21の内部で、定着ベルト21の内周面と押圧部材25との間に挿入されると共に、支持部材24の右面及び押圧部材25を覆うように配置され、摺動シート26の上下両端が支持部材24の上面及び下面にそれぞれ取り付けられる。摺動シート26は、定着ベルト21の内周面と押圧部材25の摺動面との摺動抵抗を低減すると共に、定着ベルト21の内周面と押圧部材25の摺動面との磨耗も抑制する。
ベルトガイド27は、例えば、コイル34から発生した磁束によって発熱する整磁金属によって、前後方向に長く、定着ベルト21の内周面左側に沿う断面円弧形状を有して、左側で湾曲した略半円筒状で形成される。ベルトガイド27は、定着ベルト21の内部において支持部材24の左側で、円弧形状の外周面が定着ベルト21の内周面左側に沿うように配置され、ベルトガイド27の右部が、支持部材24に取り付けられる。ベルトガイド27は、定着ベルト21に内接されることで、定着ベルト21の回転軌道を補助すると共に安定させる機能を有する。また、ベルトガイド27は、定着ベルト21を透過した漏洩磁束を吸収して発熱を補助すると共に、ベルトガイド27の内部への漏洩磁束を低減する機能も有する。
温度検知部28は、定着ベルト21に接触して定着ベルト21の温度を検知するサーミスタ等で構成される。温度検知部28は、図3や図6に示すように、定着ベルト21に対する用紙の非通紙領域に対応する位置であって、用紙の通紙領域に対して定着ベルト21の温度勾配がより大きくなる位置に配置され、例えば、支持部材24の後端側(他端側)の上面に取り付けられる。温度検知部28は、制御装置15に接続されていて、定着ベルト21の温度の検知結果を制御装置15へと送信する。制御装置15は、温度検知部28の検知結果に基づいて、熱源23による定着ベルト21の加熱を制御する。例えば、制御装置15は、温度検知部28の検知温度が所定温度未満の場合には熱源23への通電を行って加熱を行う一方、検知温度が所定温度以上の場合には熱源23への通電を遮断して加熱を停止する。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)の定着装置13は、トナー像が形成された用紙(記録媒体)に接触してトナー像を加熱する定着ベルト21(加熱部材)と、定着ベルト21との間を通過する用紙を加圧する加圧ローラー22(加圧部材)と、定着ベルト21及び加圧ローラー22を回転可能に支持する定着フレーム20と、前後方向(定着ベルト21の回転軸方向)に長い形状を有して、前後方向の両端側で定着フレーム20に支持されていて、前後方向の位置が前端側(一端側)で位置決めされると共に後端側(他端側)で位置決めされていない支持部材24と、定着ベルト21の前端側(一端側)において用紙の非通紙領域に対応する位置で支持部材24に配置されていて、定着ベルト21の温度を検知する温度検知部28と、を備える。
このような構成とすることにより、温度検知部28を支持する支持部材24が熱膨張等によって前後方向に伸縮する場合でも、温度検知部28の取り付け側である支持部材24の前端側は、定着フレーム20に位置決めされているので、定着ベルト21に対する温度検知部28の位置がずれることを抑制することができる。これにより、温度検知部28の位置のずれに起因する定着ベルト21の温度の誤検知を抑制し、定着ベルト21の加熱制御の誤動作を抑制することができる。
また、温度検知部28は、用紙の通紙領域に対して定着ベルト21の温度勾配が大きくなる位置に配置されるとよい。これにより、定着ベルト21の温度勾配が大きくなる位置が、前後方向において狭い領域にある場合でも、温度検知部28の位置のずれに起因する定着ベルト21の温度の誤検知を抑制することができる。
例えば、定着ベルト21の用紙の通紙領域では、熱源23に対応する領域であるので温度が上昇するが、用紙が接触して通過するため、定着ベルト21の熱が用紙に伝導して温度が降下し易い。一方、定着ベルト21の用紙の非通紙領域では、熱源23に対応しない領域であるので温度が上昇し難いが(図6参照)、熱源23に近い領域では、連続通紙等によって温度上昇することがある。用紙の非通紙領域では、用紙が接触しないため、熱の用紙への伝導に起因する温度降下はあまり望めない。そこで、本実施形態では、用紙の非通紙領域であって熱源23に近い領域、即ち、定着ベルト21の温度勾配が大きくなる位置に温度検知部28を取り付けていて、更に、温度検知部28の位置ずれを抑制している。そのため、上記のように温度上昇があるが温度効果が望めない位置の温度を正確に検知することができる。
また、定着装置13では、定着フレーム20の前端側には、支持部材24を前後方向に位置決めする位置決め突起32が形成されていて、支持部材24の前端側には、位置決め突起32と係合する被位置決め孔35が形成されているとよい。これにより、温度検知部28の取り付け側である支持部材24の前端側を、簡易な構成で確実に位置決めすることができる。
また、定着装置13では、定着フレーム20の後端側には、支持部材24に対して突出した係合突起33が形成されていて、支持部材24の後端側には、前後方向に長く、係合突起33によって前後方向に位置決めされることなく係合突起33と係合する被係合孔36が形成されているとよい。これにより、自由端である支持部材24の後端側を、簡易な構成で、位置決めすることなく支持することができる。
また、定着装置13では、支持部材24は、定着ベルト21の内部で定着ベルト21を支持するよう構成され、位置決め突起32及び被位置決め孔35は、加圧ローラー22の定着ベルト21に対する加圧方向側で形成されるとよい。これにより、加圧ローラー22による定着ベルト21の加圧を利用して、支持部材24の支持及び位置決めを確実に行うことができる。
上記した実施形態では、熱源23としてコイル34を備えたIH定着ユニットを適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、熱源23は、例えば、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターを適用してもよい。また、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターからなる熱源23は、定着ベルト21の外部に設けられてもよいが、定着ベルト21の内部に設けられてもよい。
上記した実施形態では、定着装置13が定着ベルト21としての加熱部材を備える構成を説明したが、加熱部材はこれに限定されず、例えば、定着ローラーを備えて構成されてもよい。
上記した実施形態では、定着ベルト21に接触して定着ベルト21の温度を検知するサーミスタ等の温度検知部28の例を説明したが、温度検知部28はこれに限定されず、例えば、非接触式のサーモパイル等で構成されてもよい。
本実施形態では、モノクロのプリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、カラープリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
6 画像形成部
10 搬送経路
13 定着装置
20 定着フレーム
21 定着ベルト(加熱部材)
22 加圧ローラー(加圧部材)
23 熱源
24 支持部材
25 押圧部材
26 摺動シート
27 ベルトガイド
28 温度検知部
30 固定支持孔
31 自由支持孔
32 位置決め突起
33 係合突起
34 コイル
35 被位置決め孔
36 被係合孔

Claims (5)

  1. トナー像が形成された記録媒体に接触して前記トナー像を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材との間を通過する前記記録媒体を加圧する加圧部材と、
    前記加熱部材及び前記加圧部材を回転可能に支持する定着フレームと、
    前記加熱部材の回転軸方向に長い形状を有して、前記回転軸方向の両端側で前記定着フレームに支持されていて、前記回転軸方向の位置が一端側で位置決めされると共に他端側で位置決めされていない支持部材と、
    前記加熱部材の回転軸方向の一端側において前記記録媒体の非通紙領域に対応する位置で前記支持部材に配置されていて、前記加熱部材の温度を検知する温度検知部と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記温度検知部は、前記記録媒体の通紙領域に対して前記加熱部材の温度勾配が大きくなる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着フレームの一端側には、前記支持部材を前記回転軸方向に位置決めする位置決め突起が形成されていて、
    前記支持部材の一端側には、前記位置決め突起と係合する被位置決め孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記支持部材は、前記加熱部材の内部で前記加熱部材を支持するよう構成され、
    前記位置決め突起及び前記被位置決め孔は、前記加圧部材の前記加熱部材に対する加圧方向側に形成されることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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