JP5828433B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンターや複写機などの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体の表面にトナー像を形成した後、定着装置によって記録媒体とトナー像を加熱及び加圧することで、トナー像を記録媒体に定着させている。
上記の定着装置の方式としては、記録媒体とトナー像を加熱及び加圧するための定着ニップを定着ローラーと加圧ローラーによって形成する方式が知られている。上記の定着ローラーは、例えば、金属製の芯金の外周面をトナー離型性の高い樹脂で被覆することによって形成されている。また、上記の定着ローラーを加熱するための熱源としては、例えばハロゲンヒーターが用いられている。このハロゲンヒーターは、例えば、定着ローラーの芯金の内部に配置される。
一方で、ハロゲンヒーターの代わりにIHコイルを熱源として用いる方式(所謂「IH(Induction Heating)方式」)が知られている。上記のIHコイルは、通電により磁界を発生させるようになっている。
このようなIH方式の定着装置の中には、定着ローラーと加圧ローラーによって定着ニップを形成するのではなく、定着ベルトと加圧ローラーによって定着ニップを形成するものが存在する。上記定着ベルトは、回転可能な無端状のベルトによって構成されている。そして、上記IHコイルが発生させる磁界の作用によって定着ベルトにうず電流が発生し、定着ベルトが発熱するようになっている。
また、定着ベルトの回転方式としては、定着ベルトの内径側に配置される一又は複数のローラーと共に定着ベルトを回転させる方式が知られている。一方で、定着ベルトの内径側に押圧部材を配置し、この押圧部材に対して定着ベルトを摺動させる方式(所謂「摺動ベルト方式」)も知られている。
このような摺動ベルト方式の定着装置においては、定着装置の構成部品のアライメントのずれや定着装置内の温度の変化等に起因して、定着ベルトが回転軸方向片側に寄ってしまうことがあり、このような定着ベルトの寄りを規制することが重要な課題の一つとなっている。
このような課題を解決するための構成として、樹脂部材(例えば、樹脂キャップや樹脂リング)によって定着ベルトの端部を保持すると共に、定着ベルトの回転軸方向への上記樹脂部材の移動を規制することで、定着ベルトの寄りを抑える構成が存在する。しかしながら、このような構成を採用すると、定着ベルトの端部と樹脂部材が摺擦することで、定着ベルトの端部に割れが発生したり、樹脂部材が削れてしまったりする恐れがある。
そこで、特許文献1には、定着ベルト(特許文献1の「定着フィルム20」参照)と、定着ベルトの端部に装着されるキャップ部材(特許文献1の「従動リング28」、「従動リング34」参照)と、定着ベルトとキャップ部材の間に介装される弾性部材(特許文献1の「弾性リング27」、「弾性部材33」参照)と、を備えた定着装置が開示されている。
特開平10−48977号公報
特許文献1の図1に記載された構成の課題について、本願図10を用いて説明する。この構成においては、定着ベルト101の内径側にキャップ部材102の一部が挿入されており、定着ベルト101とキャップ部材102の間に弾性部材103が介装されている。このような構成では、加圧ローラーからの圧力(本願図10の矢印a参照)に応じて定着ベルト101を内径側に変形させようとしても、弾性部材103の圧縮変形量(本願図10の矢印b参照)しか定着ベルト101を変形させることができない。そのため、定着ベルト101を内径側に大きく変形させたい場合(定着ニップの幅を大きくしたい場合)に対応することが困難である。
次に、特許文献1の図6に記載された構成の課題について、本願図11を用いて説明する。この構成においては、定着ベルト101の外径側をキャップ部材102の一部が覆っており、定着ベルト101とキャップ部材102の間に弾性部材103が介装されている。このような構成を採用すれば、定着ベルト101の内径側への変形が制限されないため、定着ベルト101の変形量を十分に確保することが可能となる。
しかしながら、定着ベルト101には回転軸方向片側に寄る力(本願図11の矢印c参照)が加わっており、この力によって弾性部材103がキャップ部材102に押し付けられている。そのため、定着ニップを通過した定着ベルト101が外径側に復元する際に、キャップ部材102と弾性部材103の接触部分(本願図11のd部分参照)に引っ掛かりが生じ、定着ベルト101の外径側への復元が阻害されてしまう。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着ニップを通過した定着ベルトをスムーズに外径側に復元させると共に、キャップ部材及び弾性部材の摩耗を抑制することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転軸を中心に回転する定着ベルトと、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧回転体と、前記定着ベルトの端部に装着されるキャップ部材と、前記定着ベルトの前記端部と前記キャップ部材の間に介装される弾性部材と、を備え、前記キャップ部材は、前記定着ベルトの前記端部の前記回転軸方向外側を覆う本体部と、前記本体部から前記回転軸方向内側に向かって延出し、前記定着ベルトの前記端部の外径側を覆うフランジ部と、を備え、前記弾性部材は、前記定着ベルトの前記端部が挿入されるベルト挿入部と、前記ベルト挿入部よりも外径側に設けられ、前記フランジ部が挿入されるキャップ挿入部と、前記ベルト挿入部及び前記キャップ挿入部よりも前記回転軸方向外側に設けられ、前記本体部の前記回転軸方向内側の面と接触する接触部と、を備え、前記定着ベルトが内径側に変形すると、前記ベルト挿入部を前記キャップ挿入部に対して内径側に移動させるように前記弾性部材が弾性変形し、前記本体部の前記回転軸方向内側の面と前記接触部の間の少なくとも一部に空隙が生じることを特徴とする。
このように本体部の回転軸方向内側の面と接触部の間の少なくとも一部に空隙が生じることで、定着ニップを通過した定着ベルトが外径側に復元する際に、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の間に引っ掛かりが生じにくくなる。そのため、定着ベルトをスムーズに外径側に復元させることが可能となる。また、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の間の少なくとも一部に空隙が生じることで、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の間の摩擦を軽減することが可能となる。これに伴って、キャップ部材及び弾性部材の摩耗を抑制することができる。
また、ベルト挿入部をキャップ挿入部に対して内径側に移動させるように弾性部材が弾性変形するため、ベルト挿入部を外径側に復元させるような弾性力が弾性部材に生じることになる。これに伴って、定着ニップを通過した定着ベルトを外径側により一層復元させやすくなる。
また、キャップ部材のフランジ部が定着ベルトの端部の外径側を覆うように設けられている。そのため、定着ベルトの内径側への変形がフランジ部の存在によって制限されることがなく、定着ベルトの内径側への変形量を十分に確保することが可能となる。これに伴って、定着ベルトを内径側に大きく変形させたい場合(定着ニップの幅を大きくしたい場合)に対応することが可能となる。
また、前記弾性部材は、前記回転軸方向に延びる第1壁部と、前記第1壁部から内径側に向かって屈曲される第2壁部と、前記第2壁部から前記回転軸方向内側に向かって屈曲される第3壁部と、前記第1壁部から外径側に向かって屈曲される第4壁部と、前記第4壁部から前記回転軸方向外側に向かって屈曲される第5壁部と、を備え、前記ベルト挿入部は、前記第1壁部と前記第2壁部と前記第3壁部とによって囲まれるように形成され、前記キャップ挿入部は、前記第1壁部と前記第4壁部と前記第5壁部とによって囲まれるように形成され、前記接触部は、前記第2壁部の前記回転軸方向外側の面に形成されていても良い。
このような構成を採用することで、ベルト挿入部、キャップ挿入部及び接触部を簡易な構成によって形成することが可能となる。
前記定着ベルトが内径側に変形すると、前記ベルト挿入部と前記定着ベルトの前記端部の間の少なくとも一部に空隙が生じ、前記キャップ挿入部と前記フランジ部の間の少なくとも一部に空隙が生じても良い。
このような構成を採用することで、定着ニップを通過した定着ベルトが外径側に復元する際の復元力を向上させることが可能となる。
前記本体部の前記回転軸方向内側の面には、リブが設けられていても良い。
このような構成を採用することで、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の接触面積を小さくすることが可能となる。そのため、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の摺動性を高めて、本体部の回転軸方向内側の面と接触部の間に引っ掛かりが発生するのを一層効果的に防止することができる。
前記定着装置は、前記キャップ部材の外周部に設けられる被検知部と、前記被検知部の回転を検知する検知部と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、検知部の検知結果に基づいて定着ベルトが回転しているか否かを判別することが可能となる。そのため、定着ベルトが回転していない状態で定着ベルトが熱源によって加熱されるような事態を回避することができる。
前記定着装置は、前記弾性部材の外周部に設けられる被検知部と、前記被検知部の回転を検知する検知部と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、検知部の検知結果に基づいて定着ベルトが回転しているか否かを判別することが可能となる。そのため、定着ベルトが回転していない状態で定着ベルトが熱源によって加熱されるような事態を回避することができる。
前記定着装置は、前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧する押圧部材と、前記押圧部材を支持する支持部材と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、定着装置の熱容量を小さくし、定着ベルトを迅速に昇温させることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着ニップを通過した定着ベルトをスムーズに外径側に復元させると共に、キャップ部材及び弾性部材の摩耗を抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルトの後端部周辺を示す側断面図である。 図3のIV−IV面図である。 図3のV−V断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルトが内径側に変形している状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルトの後端部周辺を示す側断面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルトの後端部周辺を示す側面図である。 従来の定着装置の構成を示す側断面図である。 従来の定着装置の構成を示す側断面図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2〜図5を用いて定着装置18について説明する。
以下、説明の便宜上、図2における紙面手前側を、定着装置18の前側(正面側)とする。図3の矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。図3の矢印Iは前後方向内側を示し、図3の矢印Oは前後方向外側を示している。
図2、図3に示されるように、定着装置18は、定着ベルト21と、定着ベルト21の下方に配置される加圧ローラー22(加圧回転体)と、定着ベルト21の上方に配置されるIH定着ユニット23と、定着ベルト21の内径側に配置される支持部材24と、定着ベルト21の内径側において支持部材24の左側に配置される補強部材25と、定着ベルト21の内径側において支持部材24の下側に配置される押圧パッド26(押圧部材)と、定着ベルト21の内径側において支持部材24及び押圧パッド26の左側から下側に亘って配置される摺接部材27と、定着ベルト21の内径側において支持部材24の上側に配置される磁気遮蔽部材28と、定着ベルト21の内径側において磁気遮蔽部材28の上側に配置されるガイド部材30と、定着ベルト21の内径側において支持部材24の左側に配置されるサーミスター31(温度検知部)と、定着ベルト21の内径側において支持部材24の左上側に配置されるサーモカット32と、定着ベルト21の端部21aに装着されるキャップ部材33と、定着ベルト21の端部21aとキャップ部材33の間に介装される弾性部材34と、を備えている。なお、定着ベルト21の端部21aとは、本実施形態では、定着ベルト21の前後両端部のことである。
定着ベルト21は、可撓性を有する無端状の薄肉ベルトであり、前後方向に長い円筒状を成している。定着ベルト21は、前後方向に延びる回転軸Aを中心に回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト21の回転軸方向である。
定着ベルト21は、例えば、基材層と、この基材層を被覆する離型層と、によって構成されている。定着ベルト21の基材層は、例えばニッケルやステンレス等の金属やPI(ポリイミド)等の樹脂によって形成されている。定着ベルト21の離型層は、例えば、PFA等のフッ素系樹脂によって形成されている。定着ベルト21は、基材層と離型層の間に弾性層を備えていても良い。この弾性層は、例えばシリコンゴムによって形成されている。
加圧ローラー22は、前後方向に長い円筒状を成している。図2に示されるように、加圧ローラー22は、定着ベルト21に圧接しており、定着ベルト21と加圧ローラー22の間には定着ニップ38が形成されている。そして、この定着ニップ38を用紙が通過することで、用紙とトナー像が加熱及び加圧され、用紙にトナー像が定着されるように構成されている。
加圧ローラー22は、定着フレーム(図示せず)に回転可能に支持されている。加圧ローラー22は、駆動モーター等の駆動源(図示せず)に接続されている。加圧ローラー22は、例えば、円筒状の芯金39と、この芯金39に周設される弾性層40と、この弾性層40を被覆する離型層(図示せず)と、によって構成されている。加圧ローラー22の芯金39は、例えばステンレスやアルミニウム等の金属によって形成されている。加圧ローラー22の弾性層40は、例えばシリコンゴムやシリコンスポンジによって形成されている。加圧ローラー22の離型層は、例えばPFA等のフッ素系樹脂によって形成されている。
図2に示されるように、IH定着ユニット23は、ケース部材41と、ケース部材41内に収納されるIHコイル42(熱源)と、を備えている。IHコイル42は、定着ベルト21の外径側に配置されており、定着ベルト21の外周に沿って円弧状に設けられている。
支持部材24は、前後方向に延びており、定着ベルト21を貫通している。支持部材24は、例えば一対のL字状の板金を組み合わせて形成されており、矩形の断面形状を有している。支持部材24の右下隅部には、下方に向かって突出する支持突起43が設けられている。
図3に示されるように、支持部材24の前後両端部は、定着ベルト21の前方と後方にそれぞれ配置された固定部材44に固定されている。固定部材44は、例えば、定着フレーム(図示せず)に固定されているか、又は、定着フレームの一部を成している。
支持部材24の前後両端部には、リング状の寄り止め部材45が固定されている。寄り止め部材45は、固定部材44よりも前後方向内側に配置されている。寄り止め部材45の前後方向内側の面には、円環状の突起部46が設けられている。
図2に示されるように、補強部材25は、上下方向に延びる第1補強部47と、第1補強部47の下端から右側に向かって屈曲される第2補強部48と、を備えており、断面略L字状を成している。
押圧パッド26は、前後方向に延びている。押圧パッド26の上面は、支持部材24の下面に固定されている。これにより、押圧パッド26が支持部材24に支持されている。押圧パッド26の下面は、定着ベルト21を下側(加圧ローラー22側)に向かって内径側から押圧している。押圧パッド26は、支持部材24の支持突起43と補強部材25の第2補強部48の間に挟み込まれている。
摺接部材27は、例えばシート状を成している。摺接部材27は、上下方向に延びる第1接触部50と、第1接触部50の下端から右側に向かって屈曲される第2接触部51と、を備えている。第1接触部50は、支持部材24の左側部と補強部材25の第1補強部47の間に挟み込まれている。第2接触部51は、押圧パッド26の下面と定着ベルト21の間に挟み込まれている。そして、定着ベルト21が回転すると、定着ベルト21が押圧パッド26及び第2接触部51に対して摺動するように構成されている。つまり、本実施形態の定着装置18は、所謂「摺動ベルト方式」である。
磁気遮蔽部材28は、上側に向かって円弧状に湾曲する湾曲板部52と、湾曲板部52の左右両端部から下方に向かって延びる平板部53と、を備えている。磁気遮蔽部材28は、例えば、無酸素銅等の非磁性で導電性の良い材料から形成されている。磁気遮蔽部材28は、IHコイル42が発生させる磁界が支持部材24を貫くのを防止している。
ガイド部材30は、磁気遮蔽部材28の上側を覆うように設けられている。ガイド部材30は、例えば、磁性体によって形成されており、IHコイル42が発生させる磁界の作用によって発熱し、定着ベルト21を加熱する機能を有している。ガイド部材30は、磁気遮蔽部材28の各平板部53に取り付けられる取付部54と、各取付部54を接続し、上側に向かって円弧状に湾曲する接続部55と、を備えている。接続部55は、定着ベルト21を内径側からガイド(張架)している。
サーミスター31は、前後に間隔をおいて複数個設けられている。サーミスター31は、定着ベルト21の通紙領域(最大サイズの用紙が通過する領域)と非通紙領域(最大サイズの用紙が通過しない領域)にそれぞれ配置されている。サーミスター31は、磁気遮蔽部材28の湾曲板部52に固定されるハウジング56と、ハウジング56に一端部が取り付けられる板バネ57と、板バネ57の他端部に固定される端子58と、を備えている。端子58は、板バネ57によって定着ベルト21の内周面に一定の圧力で押し当てられている。つまり、本実施形態のサーミスター31は、接触式である。端子58は、シート60によって覆われている。
サーモカット32は、磁気遮蔽部材28の湾曲板部52に固定されている。サーモカット32は、定着ベルト21の通紙領域と間隔を介して対向している。サーモカット32は、定着ベルト21の通紙領域の温度が所定値以上になった場合に、IHコイル42からの磁界の発生を停止させ、定着ベルト21の過昇温を防止する機能を有している。
キャップ部材33は、例えば、液晶ポリマーやPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の耐熱性樹脂によって形成されている。図3に示されるように、キャップ部材33は、定着ベルト21の端部21aの前後方向外側を覆う本体部61と、本体部61の外径側の端部から前後方向内側に向かって延出し、定着ベルト21の端部21aの外径側を覆う円筒状のフランジ部62と、を備えている。
キャップ部材33の本体部61は、定着ベルト21の回転軸Aと略垂直に設けられている。本体部61には、円形の連通穴63が前後方向に設けられており、この連通穴63を支持部材24が貫通している。本体部61の前後方向外側の面には、寄り止め部材45の突起部46が当接している。これにより、キャップ部材33の前後方向外側への移動が規制されている。図4に示されるように、本体部61の前後方向内側の面64(以下、「内側面64」と称する。)には、複数個(本実施形態では8個)のリブ65が突設されている。複数個のリブ65は、定着ベルト21の回転軸Aを中心とする放射状に設けられている。
図3に示されるように、キャップ部材33のフランジ部62は、定着ベルト21の回転軸Aと略平行に設けられている。フランジ部62は、定着ベルト21の外周面と間隔を介して設けられている。
弾性部材34は、例えば、シリコンゴム等の耐熱性ゴムによって構成されている。弾性部材34は、前後方向に延びる円筒状の第1壁部71と、第1壁部71の前後方向外側の端部から内径側に向かって屈曲される第2壁部72と、第2壁部72の内径側の端部から前後方向内側に向かって屈曲される第3壁部73と、第1壁部71の前後方向内側の端部から外径側に向かって屈曲される第4壁部74と、第4壁部74の外径側の端部から前後方向外側に向かって屈曲される第5壁部75と、を備えている。第1壁部71は、定着ベルト21の端部21aとキャップ部材33のフランジ部62の間に挟み込まれている。
弾性部材34には、第1壁部71と第2壁部72と第3壁部73とによって囲まれるようにして、円環状のベルト挿入部76が形成されている。ベルト挿入部76は、凹部状を成しており、前後方向内側に向かって開口されている。ベルト挿入部76には、定着ベルト21の端部21aが挿入されている。ベルト挿入部76と定着ベルト21の端部21aは接着されていない。
弾性部材34には、第1壁部71と第4壁部74と第5壁部75とによって囲まれるようにして、円環状のキャップ挿入部77が形成されている。キャップ挿入部77は、凹部状を成しており、前後方向外側に向かって開口されている。キャップ挿入部77には、キャップ部材33のフランジ部62が挿入されている。キャップ挿入部77とフランジ部62は、接着されていない。キャップ挿入部77の前後方向内側の端部77aは、ベルト挿入部76の前後方向外側の端部76aよりも前後方向内側に配置されている。キャップ挿入部77は、ベルト挿入部76よりも外径側に設けられている(図5参照)。
図3に示されるように、弾性部材34には、第2壁部72の前後方向外側の面に、接触部78が設けられている。接触部78は、ベルト挿入部76及びキャップ挿入部77よりも前後方向外側に設けられている。接触部78は、キャップ部材33の本体部61の内側面64に設けられた複数個のリブ65と接触している。
上記のように構成されたものにおいて、用紙にトナー像を定着させる際には、駆動源(図示せず)によって加圧ローラー22を回転させる(図2の矢印B参照)。このように加圧ローラー22を回転させると、加圧ローラー22に圧接する定着ベルト21が加圧ローラー22とは逆方向に従動回転する(図2の矢印C参照)。このように定着ベルト21が回転すると、定着ベルト21の端部21aと各弾性部材34の間の摩擦力及び各弾性部材34と各キャップ部材33の間の摩擦力によって、各キャップ部材33及び各弾性部材34が従動回転する。一方で、定着ベルト21が回転しても、支持部材24、押圧パッド26及び摺接部材27は停止状態を保持する。
また、用紙にトナー像を定着させる際には、IHコイル42に高周波電流を流す。これに伴って、IHコイル42が磁界を発生させ、この磁界の作用によって定着ベルト21に渦電流が発生し、定着ベルト21が発熱する。この状態で、用紙が定着ニップ38を通過すると、用紙及びトナー像が加熱及び加圧されて、用紙にトナー像が定着される。
上記のように用紙にトナー像を定着させる際に、定着ベルト21が定着ニップ38を通過する時には、図6に白抜き矢印Dで示されるように、加圧ローラー22(図6では図示せず)が定着ベルト21を上側に押圧する。この押圧により、定着ベルト21が内径側に変形すると、ベルト挿入部76をキャップ挿入部77に対して内径側に移動させるように弾性部材34が弾性変形する。これに伴って、弾性部材34の第1壁部71が前後方向に対して傾斜すると共に、弾性部材34の接触部78がキャップ部材33の本体部61のリブ65に対して傾斜して、接触部78の外径側部分とリブ65の外径側部分の間に空隙が生じる(図6のE部分参照)。
そのため、定着ニップ38を通過した定着ベルト21が外径側に復元する際に、リブ65と接触部78の間に引っ掛かりが生じにくくなり、定着ベルト21をスムーズに外径側に復元させることが可能となる。また、接触部78の外径側部分とリブ65の外径側部分の間に空隙が生じることで、接触部78とリブ65の間の摩擦を軽減することが可能となる。これに伴って、キャップ部材33及び弾性部材34の摩耗を抑制することができる。
また、上記のように定着ベルト21が内径側に変形すると、弾性部材34のベルト挿入部76と定着ベルト21の端部21aの間の一部に空隙が生じ(図6のF部分参照)、弾性部材34のキャップ挿入部77とキャップ部材33のフランジ部62の間の一部に空隙が生じる(図6のG部分参照)。そのため、定着ニップ38を通過した定着ベルト21が外径側に復元する際の復元力を向上させることが可能となる。
また、上記のように、ベルト挿入部76をキャップ挿入部77に対して内径側に移動させるように弾性部材34が弾性変形するため、ベルト挿入部76を外径側に復元させるような弾性力が弾性部材34に生じることになる。これに伴って、定着ニップ38を通過した定着ベルト21を外径側により一層復元させやすくなる。
また、本実施形態では、キャップ部材33のフランジ部62が定着ベルト21の端部21aの外径側を覆うように設けられている。そのため、定着ベルト21の内径側への変形がフランジ部62の存在によって制限されることがなく、定着ベルト21の内径側への変形量を十分に確保することが可能となる。これに伴って、定着ベルト21を内径側に大きく変形させたい場合(定着ニップ38の幅を大きくしたい場合)に対応することが可能となる。
また、ベルト挿入部76は、第1壁部71と第2壁部72と第3壁部73とによって囲まれるように形成され、キャップ挿入部77は、第1壁部71と第4壁部74と第5壁部75とによって囲まれるように形成され、接触部78は、第2壁部72の前後方向外側の面に形成されている。このような構成を採用することで、ベルト挿入部76、キャップ挿入部77及び接触部78を簡易な構成によって形成することが可能となる。
また、本体部61の内側面64には、放射状のリブ65が設けられている。そのため、本体部61の内側面64と接触部78の接触面積を小さくすることが可能となり、本体部61の内側面64と接触部78の摺動性を高めて、本体部61の内側面64と接触部78の間に引っ掛かりが発生するのを効果的に防止することができる。
また、定着装置18は、所謂「摺動ベルト方式」を採用しており、定着ベルト21を下側(加圧ローラー22)側に向かって押圧する押圧パッド26と、押圧パッド26を支持する支持部材24と、を備えている。そのため、定着装置18の熱容量を小さくし、定着ベルト21を迅速に昇温させることが可能となる。
本実施形態では、本体部61の内側面64に放射状のリブ65を設けることで本体部61の内側面64と接触部78の摺動性を高めたが、他の異なる実施形態では、本体部61の内側面64と接触部78の間にリング状のシートを介装することで本体部61の内側面64と接触部78の摺動性を高めても良い。
本実施形態では、所謂「摺動ベルト方式」の定着装置18に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、定着ベルト21の内径側に配置される一又は複数のローラーと共に定着ベルト21を回転させる方式の定着装置18に本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、加圧ローラー22のみに駆動源(図示せず)から駆動を入力する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、定着ベルト21のみに駆動源から駆動を入力しても良いし、加圧ローラー22と定着ベルト21の両方に駆動源から駆動を入力しても良い。
本実施形態では、IHコイル42を熱源として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ハロゲンヒーターやセラミックヒーター等のヒーターを熱源として用いても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、図7及び図8を用いて説明する。図7の矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。図7の矢印Iは前後方向内側を示し、図7の矢印Oは前後方向外側を示している。なお、キャップ部材81以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の番号を図中に付し、説明を省略する。また、キャップ部材81について第1の実施形態と同様の部分については、第1の実施形態のキャップ部材33と同一の番号を図中に付し、説明を省略する。
キャップ部材81のフランジ部62の外周部(キャップ部材81全体の外周部にも相当する)には、被検知部82が突設されている。図8に示されるように、被検知部82は、略扇形を成している。被検知部82は、等角度間隔で複数個(本実施形態では90度間隔で4個)設けられている。
図7に示されるように、キャップ部材81のフランジ部62の上方には、センサー83(検知部)が配置されている。センサー83は、例えばPIセンサー(Photo Interrupter Sensor)であり、被検知部82に向かって発光する発光部84と、発光部84からの光を受光する受光部85と、を備えている。
上記のように構成されたものにおいて、被検知部82が回転していない状態(つまり、定着ベルト21、キャップ部材81及び弾性部材34が回転していない状態)においては、センサー83の発光部84から受光部85に至る光路が被検知部82によって開閉されず、センサー83の受光部85の受光量がHigh又はLowのままで一定になる。この場合には、定着ベルト21が回転していないと判別することができる。
一方で、被検知部82が回転している状態(つまり、定着ベルト21、キャップ部材81及び弾性部材34が回転している状態)においては、センサー83の発光部84から受光部85に至る光路が被検知部82によって連続的に開閉されるので、センサー83の受光部85の受光量がHighとLowの間で連続的に切り替わる。この場合には、定着ベルト21が回転していると判別することができる。
このような構成を採用することで、センサー83の検知結果に基づいて定着ベルト21が回転しているか否かを判別することが可能となる。そのため、定着ベルト21が回転していない状態で定着ベルト21が加熱されるような事態を回避することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について、図9を用いて説明する。図9の矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。図9の矢印Iは前後方向内側を示し、図9の矢印Oは前後方向外側を示している。なお、弾性部材90以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の番号を図中に付し、説明を省略する。また、弾性部材90について第1の実施形態と同様の部分については、第1の実施形態の弾性部材34と同一の番号を図中に付し、説明を省略する。
弾性部材90の第5壁部75(弾性部材90全体の外周部に相当する)には、被検知部91が設けられている。被検知部91には、複数個の切欠部92と、各切欠部92の形成間隔に設けられる複数個の非切欠部93と、が周方向に交互に設けられている。
弾性部材90の第5壁部75の上方には、センサー94(検知部)が配置されている。センサー94は、例えば、反射式の光学センサーであり、検知対象物までの距離を検知する機能を有している。
上記のように構成されたものにおいて、被検知部91が回転していない状態(つまり、定着ベルト21、キャップ部材33及び弾性部材90が回転していない状態)においては、センサー94からの光が、被検知部91の非切欠部93に当たり続けるか、又は、被検知部91の切欠部92を通過してキャップ部材33のフランジ部62に当たり続ける。そのため、センサー94から検知対象物までの距離が一定となる。この場合には、定着ベルト21が回転していないと判別することができる。
一方で、被検知部91が回転している状態(つまり、定着ベルト21、キャップ部材33及び弾性部材90が回転している状態)においては、センサー94からの光が、被検知部91の非切欠部93とキャップ部材33のフランジ部62に交互に当たる。そのため、センサー94から検知対象物までの距離が連続的に切り替わる。この場合には、定着ベルト21が回転していると判別することができる。
このような構成を採用することで、センサー94の検知結果に基づいて定着ベルト21が回転しているか否かを判別することが可能となる。そのため、定着ベルト21が回転していない状態で定着ベルト21が加熱されるような事態を回避することができる。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
21 定着ベルト
21a (定着ベルトの)端部
22 加圧ローラー(加圧回転体)
24 支持部材
26 押圧パッド(押圧部材)
33 キャップ部材
34 弾性部材
38 定着ニップ
61 本体部
62 フランジ部
65 リブ
71 第1壁部
72 第2壁部
73 第3壁部
74 第4壁部
75 第5壁部
76 ベルト挿入部
77 キャップ挿入部
78 接触部
82 被検知部
83 センサー(検知部)
91 被検知部
94 センサー(検知部)
A (定着ベルトの)回転軸

Claims (8)

  1. 回転軸を中心に回転する定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧回転体と、
    前記定着ベルトの端部に装着されるキャップ部材と、
    前記定着ベルトの前記端部と前記キャップ部材の間に介装される弾性部材と、を備え、
    前記キャップ部材は、
    前記定着ベルトの前記端部の前記回転軸方向外側を覆う本体部と、
    前記本体部から前記回転軸方向内側に向かって延出し、前記定着ベルトの前記端部の外径側を覆うフランジ部と、を備え、
    前記弾性部材は、
    前記定着ベルトの前記端部が挿入されるベルト挿入部と、
    前記ベルト挿入部よりも外径側に設けられ、前記フランジ部が挿入されるキャップ挿入部と、
    前記ベルト挿入部及び前記キャップ挿入部よりも前記回転軸方向外側に設けられ、前記本体部の前記回転軸方向内側の面と接触する接触部と、を備え、
    前記定着ベルトが内径側に変形すると、前記ベルト挿入部を前記キャップ挿入部に対して内径側に移動させるように前記弾性部材が弾性変形し、前記本体部の前記回転軸方向内側の面と前記接触部の間の少なくとも一部に空隙が生じることを特徴とする定着装置。
  2. 前記弾性部材は、
    前記回転軸方向に延びる第1壁部と、
    前記第1壁部から内径側に向かって屈曲される第2壁部と、
    前記第2壁部から前記回転軸方向内側に向かって屈曲される第3壁部と、
    前記第1壁部から外径側に向かって屈曲される第4壁部と、
    前記第4壁部から前記回転軸方向外側に向かって屈曲される第5壁部と、を備え、
    前記ベルト挿入部は、前記第1壁部と前記第2壁部と前記第3壁部とによって囲まれるように形成され、
    前記キャップ挿入部は、前記第1壁部と前記第4壁部と前記第5壁部とによって囲まれるように形成され、
    前記接触部は、前記第2壁部の前記回転軸方向外側の面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着ベルトが内径側に変形すると、前記ベルト挿入部と前記定着ベルトの前記端部の間の少なくとも一部に空隙が生じ、前記キャップ挿入部と前記フランジ部の間の少なくとも一部に空隙が生じることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記本体部の前記回転軸方向内側の面には、リブが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記キャップ部材の外周部に設けられる被検知部と、
    前記被検知部の回転を検知する検知部と、を更に備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記弾性部材の外周部に設けられる被検知部と、
    前記被検知部の回転を検知する検知部と、を更に備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を支持する支持部材と、を更に備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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