JP5939715B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンターや複写機などの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体の表面にトナー像を形成した後、定着装置によって記録媒体とトナー像を加熱及び加圧することにより、トナー像を記録媒体に定着させている。
近年、省電力化やウォームアップ時間の短縮に対する要求が高まる中、定着装置の低熱容量化が盛んに検討されている。例えば、定着装置の低熱容量化を実現するためのものとして、可撓性を有する定着ベルトと、定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧部材と、定着ベルトを加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、を備えた定着装置が知られている。この定着装置においては、加圧部材に接続された駆動源によって加圧部材を回転させることで、加圧部材の回転に従動して定着ベルトを回転させ、定着ベルトを押圧部材に対して摺動させるようになっている。
このような構成の定着装置において、トナー像を記録媒体に定着させる動作が繰り返されると、定着ベルトと押圧部材が摺接する部分において押圧部材が摩耗し、定着ベルトの摺動負荷(定着ベルトを押圧部材に対して摺動させるのに必要な負荷)が上昇する。また、定着ベルトの表面や加圧部材の表面も次第に劣化していき、定着ベルトの駆動力(加圧部材に対する定着ベルトの従動性)が低下する。これらの要因により加圧部材と定着ベルトの間でスリップが発生すると、加圧部材の回転に従動して定着ベルトを回転させることができず、定着ベルトの一部が熱源によって局所的に加熱される恐れがある。このような事態が発生すると、定着ベルトの一部が急激に昇温して、定着ベルトが変形する恐れが有る。
このような不具合を防止するために、特許文献1には、定着ベルトの回転状態を検知する回転検知手段を備えた定着装置が開示されている。この従来技術では、回転検知手段のコロが定着ベルトの外周面に当接している。そして、定着ベルトが回転するのと同時にコロが回転することで、定着ベルトの回転状態を検知できるようになっている。
また、特許文献2には、定着ベルト(特許文献2の「薄膜金属スリーブ7B」参照)の端部にキャップ部材(特許文献2の「回動受動部材7d」参照)を装着する構成が開示されている。この従来技術においては、定着ベルトの端部に設けられた凹凸をキャップ部材に設けられた凹凸に組み合わせている。
また、特許文献3には、定着ベルトの端部にキャップ部材(特許文献3の「エンドキャップ部材50」参照)を装着する構成が開示されている。この従来技術においては、定着ベルトの端部に形成される開口部の形状をキャップ部材によって円形に固定化している。
特開2010−072480号公報 特開2003−122149号公報 特開2005−249958号公報
しかしながら、特許文献1においては、紙粉やトナーなどが定着ベルトの外周面又はコロに付着した場合や定着ベルトの内周面に塗布した潤滑剤が定着ベルトの外周面に回り込んだ場合などに、定着ベルトとコロの間でスリップが発生し、定着ベルトの回転状態を回転検知手段によって確実に検知することが困難になる。また、特許文献1においては、定着ベルトの外周面にコロが当接しているため、定着ベルトの外周面とコロの当接部分に応力が集中し、定着ベルトの耐久性が低下する恐れが有る。
また、特許文献2においては、定着ベルトの端部にキャップ部材が固定されており、キャップ部材の回転が定着ベルトに直接伝達されている。このような構成を採用すると、定着ベルトの端部に大きな負荷が掛かり、定着ベルトの端部の機械的強度が低下し、定着ベルトの耐久性の低下に繋がる恐れが有る。
また、特許文献3においては、定着ベルトの端部に形成される開口部の形状がキャップ部材によって円形に固定化されているため、定着ニップにおける定着ベルトの形状の変化に追従して定着ベルトの端部の形状を変化させることができず、定着ベルトの端部に大きな負荷が掛かり、定着ベルトの耐久性が低下する恐れが有る。なお、定着ベルトの回転軸方向の長さを長くすれば、定着ベルトの端部に掛かる負荷を軽減することができるため、上記のような定着ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。しかしながら、上記のように定着ベルトの回転軸方向の長さを長くすると、定着装置が大型化するという新たな問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着装置のコンパクト化を図り、定着ベルトの回転状態を確実に検知し、定着ベルトの耐久性を向上させることを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着ベルトと、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着ベルトの端部に固定される弾性部材と、前記定着ベルトの回転に伴って前記弾性部材に押圧されて回転するキャップ部材と、前記キャップ部材の回転を検出する検出機構と、を備え、前記キャップ部材は、前記弾性部材を貫通させる貫通穴を有し、前記定着ベルトの径方向における前記貫通穴の長さは、前記定着ベルトの径方向における前記弾性部材の長さよりも長いことを特徴とする。
上記のような構成を採用することで、定着ベルトの回転が弾性部材を介してキャップ部材に伝達されることになり、定着ベルトの回転をキャップ部材に直接伝達する場合と比較して、定着ベルトの端部に掛かる負荷を軽減することができる。これに伴って、定着ベルトの耐久性を向上させることが可能となる。
また、定着ベルトの端部に固定される弾性部材によってキャップ部材を押圧することで、定着ベルトの回転に従動してキャップ部材を確実に回転させることが可能となる。そのため、キャップ部材の回転検出を通じて、定着ベルトの回転状態を確実に検知することが可能となる。
また、定着ベルトの径方向における貫通穴の長さが定着ベルトの径方向における弾性部材の長さよりも長いため、定着ニップにおいて径方向内側に定着ベルトが変形した際に、これに追従して、弾性部材を定着ベルトの径方向内側に移動させ、定着ベルトの端部を径方向内側に変形させることができる。そのため、定着ベルトの端部に掛かる負荷を軽減し、定着ベルトの耐久性を更に向上させることが可能となる。更に、定着ベルトの端部に掛かる負荷を軽減するために定着ベルトの回転軸方向の長さを長くする必要が無いため、定着装置のコンパクト化を図ることができる。
前記弾性部材及び前記貫通穴は、円形状の断面を有していても良い。
このような構成を採用することで、弾性部材及び貫通穴を容易に成形することが可能となる。
前記弾性部材及び前記貫通穴は、前記定着ベルトの周方向に長い円弧状の断面を有していても良い。
このような構成を採用することで、弾性部材によってキャップ部材を定着ベルトの周方向に沿って確実に押圧することが可能となる。そのため、定着ベルトの回転に従動してキャップ部材を一層確実に回転させることができる。
前記弾性部材及び前記貫通穴は、前記定着ベルトの周方向に等角度間隔で複数個設けられていても良い。
このような構成を採用することで、弾性部材によってキャップ部材をバランス良く押圧することが可能となる。そのため、定着ベルトの回転に従動してキャップ部材を一層確実に回転させることができる。
前記定着ベルトの径方向における前記弾性部材の内側の端部と前記定着ベルトの径方向における前記貫通穴の内側の端部との間隔は、前記定着ニップにおける前記定着ベルトの変形量よりも大きくても良い。
このような構成を採用することで、定着ニップにおける定着ベルトの変形に追従して、貫通穴内において弾性部材を十分に移動させることができる。
前記定着ベルトの周方向における前記貫通穴の長さは、前記定着ベルトの周方向における前記弾性部材の長さよりも長くても良い。
このような構成を採用することで、弾性部材を貫通穴に貫通させやすくなり、定着装置の組み立て性を向上させることが可能となる。
本発明の定着装置は、前記定着ベルトの回転軸方向における前記キャップ部材の外側に配置される寄り止め部材を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、定着ベルトの回転軸方向における外側へのキャップ部材の移動を規制し、定着ベルトの蛇行を防止することができる。
前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、前記押圧部材を支持する支持部材と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することで、定着装置の熱容量を小さくし、定着ベルトを迅速に昇温させることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着装置のコンパクト化を図り、定着ベルトの回転状態を確実に検知し、定着ベルトの耐久性を向上させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、定着装置を示す側面図である。 図2のIII−III断面図である。 図2のIV−IV断面図である。 図4のY部分の拡大図である。 他の異なる実施形態に係るプリンターの定着装置において、弾性部材及び貫通穴の形状を示す断面図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2〜図5を用いて定着装置18について説明する。
以下、説明の便宜上、図2における紙面左側を定着装置18の前側(正面側)とする。図2の矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。図2の矢印Iは前後方向内側を示し、図2の矢印Oは前後方向外側を示している。
図2等に示されるように、定着装置18は、定着ベルト21と、定着ベルト21の下側(外側)に配置される加圧ローラー22(加圧部材)と、定着ベルト21の上側(外側)に配置されるIH定着ユニット23と、定着ベルト21の内側に配置される支持部材24と、定着ベルト21の内側において支持部材24の下側に配置される押圧部材25と、定着ベルト21の内側において支持部材24の上側に配置されるガイド部材26と、定着ベルト21の前後両端部21a、21bの内周面に固定される弾性部材27と、定着ベルト21の前後両端部21a、21bの前後方向外側に配置されるキャップ部材28と、後側のキャップ部材28の後上側に設けられる検出機構30と、を備えている。
定着ベルト21は、可撓性を有する薄肉ベルトであり、前後方向に長い円筒状を成している。定着ベルト21は、例えば、外径φ20mm〜50mmで形成されている。定着ベルト21は、前後方向に沿って延びる回転軸Aを中心に回転可能に設けられている。
定着ベルト21は、例えば、基材層と、この基材層に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、によって構成されている。定着ベルト21の基材層は、例えば、厚さ30μm〜50μmのNi(ニッケル)によって形成されているか、又は、厚さ50μm〜100μmのポリイミド樹脂によって形成されている。定着ベルト21の基材層をポリイミド樹脂によって形成する場合には、ポリイミド樹脂の中にCu(銅)、Ag(銀)、Al(アルミニウム)等の金属粉末を混ぜても良い。定着ベルト21の弾性層は、例えば、厚さ100μm〜500μmのシリコンゴムによって形成されている。定着ベルト21の離型層は、例えば、厚さ30μm〜50μmのPFA等のフッ素系樹脂によって形成されている。なお、各図において、定着ベルト21の各層(基材層、弾性層、離型層)は、特に区別されずに表示されている。
定着ベルト21の内周面には、押圧部材25に対して摺動する部分に、例えばポリイミド、ポリアミドイミド、PTFE等によって構成されるコーティングが施されている。定着ベルト21の内周面には、押圧部材25に対して摺動する部分に、例えばフッ素グリスやシリコンオイル等によって構成される潤滑剤が塗布されている。
加圧ローラー22は、定着フレーム(図示せず)に回転可能に支持されている。加圧ローラー22は、前後方向に長い円筒状を成している。加圧ローラー22は、定着ベルト21に圧接しており、定着ベルト21と加圧ローラー22の間には定着ニップ32が形成されている。
加圧ローラー22は、例えば、円筒状の芯材33と、この芯材33に周設される弾性層34と、この弾性層34を被覆する離型層(図示せず)と、によって構成されている。加圧ローラー22の芯材33は、例えばステンレスやアルミニウム等の金属によって形成されている。加圧ローラー22の芯材33の後端部には、駆動ギア35が固定されている。駆動ギア35は、モーター等によって構成される駆動源36に接続されている。加圧ローラー22の弾性層34は、例えばシリコンゴムやシリコンスポンジによって形成されている。加圧ローラー22の離型層(図示せず)は、例えばPFA等のフッ素系樹脂によって形成されている。
図3に示されるように、IH定着ユニット23は、ケース部材37と、ケース部材37内に収納されるIHコイル38(熱源)と、を備えている。IHコイル38は、定着ベルト21の外周に沿って円弧状に設けられている。IHコイル38は、定着ベルト21の上側(定着ニップ32とは反対側)に設けられている。IHコイル38は、高周波電流が流されることで、磁界を発生させるように構成されている。
図2に示されるように、支持部材24は、前後方向に延びている。支持部材24は、定着ベルト21を貫通している。支持部材24は、固定部40と、固定部40の前後両側に設けられるシャフト部41と、を備えている。
支持部材24の固定部40は、前後方向に延びている。図3に示されるように、固定部40は、断面矩形状を成している。
図2に示されるように、支持部材24の各シャフト部41は、前後方向に延びている。各シャフト部41の前後方向内側の端部は、支持部材24の固定部40に連結されている。各シャフト部41の前後方向外側の部分は、定着ベルト21の前後方向外側に突出している。各シャフト部41の前後方向外側の部分には、リング状の寄り止め部材42が固定されている。各シャフト部41の前後方向外側の端部は、定着フレーム(図示せず)に固定されている。図4に示されるように、各シャフト部41は、断面正円状を成している。
図2に示されるように、押圧部材25は、前後方向に延びている。押圧部材25は、押圧部43と、押圧部43の下側に配置される摺接部44と、を備えている。
押圧部材25の押圧部43は、例えば、LCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって構成されている。押圧部43の下面(摺接部44側の面)には、シリコンゴム等のエラストマーの層が設けられていても良い。押圧部43の上面は、支持部材24の固定部40の下面に固定されている。これにより、押圧部材25が支持部材24に支持されている。押圧部43の下面は、摺接部44を介して定着ベルト21を下側(加圧ローラー22側)に向かって押圧している。図3に示されるように、押圧部43は、断面略矩形状を成している。押圧部43の右面には、固定突起45が設けられている。
押圧部材25の摺接部44は、例えば、シート状を成している。摺接部44の右端部は、押圧部43の固定突起45に固定されている。摺接部44は、押圧部43と定着ベルト21の間に介装されており、定着ベルト21の内周面に接触している。そして、定着ベルト21が回転すると、定着ベルト21が摺接部44に対して摺動するように構成されている。摺接部44は、例えばPTFE等のフッ素系樹脂によって構成されており、押圧部43よりも摩擦係数が小さい。摺接部44は、定着ベルト21の摺動負荷(定着ベルト21を押圧部材25に対して摺動させるのに必要な負荷)を軽減している。
ガイド部材26は、支持部材24によって支持されている。ガイド部材26は、上側(加圧ローラー22から離間する側)に向かって円弧状に湾曲している。ガイド部材26の外周面は、定着ベルト21の内周面に接触している。ガイド部材26は、IHコイル38が発生させる磁界によって発熱する材料(例えば、Fe−Ni合金等の整磁金属)によって形成されている。
各弾性部材27は、例えば、中実なゴム材(所謂「ソリッドゴム」)によって形成されている。図2に示されるように、各弾性部材27の前後方向内側の部分は、定着ベルト21の前後両端部21a、21bの内周面に接着(固定)されている。各弾性部材27の前後方向外側の部分は、定着ベルト21の前後両端部21a、21bよりも前後方向外側に突出している。図4に示されるように、各弾性部材27は、定着ベルト21の周方向に等角度間隔(本実施形態では180度間隔)で複数個(本実施形態では2個)設けられている。各弾性部材27は、正円形状の断面を有している。
各キャップ部材28は、円環状を成している。図2に示されるように、各キャップ部材28の前後方向外側には、支持部材24の各シャフト部41に固定された寄り止め部材42が配置されている。これにより、各キャップ部材28の前後方向外側への移動が規制されている。後側のキャップ部材28の外周には、第1接続ギア50が設けられている。
図4等に示されるように、各キャップ部材28の中央部には、挿入穴47が前後方向に設けられており、この挿入穴47に支持部材24の各シャフト部41が遊挿されている。
各キャップ部材28の外周部には、挿入穴47の両側(図4の図面上は上下両側)に貫通穴48が設けられており、各貫通穴48を各弾性部材27が貫通している。各貫通穴48は、定着ベルト21の周方向に等角度間隔(本実施形態では180度間隔)で複数個(本実施形態では2個)設けられている。各貫通穴48は、正円形状の断面を有している。各貫通穴48の断面によって形成される正円形状は、各弾性部材27の断面によって形成される正円形状よりも大きい。図5に示されるように、定着ベルト21の径方向における貫通穴48の長さL2は、定着ベルト21の径方向における弾性部材27の長さL1よりも長い。そのため、弾性部材27は、貫通穴48内を定着ベルト21の径方向に移動可能となっている(図4、図5の矢印B参照)。図5に示されるように、定着ベルト21の周方向における貫通穴48の長さM2は、定着ベルト21の周方向における弾性部材27の長さM1よりも長い。
図2に示されるように、検出機構30は、第2接続ギア51と、第2接続ギア51の後側に設けられるパルス板52と、第2接続ギア51とパルス板52を接続する接続軸53と、パルス板52の後上側に配置されるセンサー54と、を備えている。
第2接続ギア51は、後側のキャップ部材28の第1接続ギア50と噛合している。パルス板52には、遮光部55が周方向に列設されている。センサー54は、例えば、PIセンサー(Photo Interrupter Sensor)であり、発光部56及び受光部57を備えている。
上記のように構成されたものにおいて、用紙にトナー像を定着させる際には、駆動源36によって駆動ギア35を回転させる。このように駆動ギア35を回転させると、加圧ローラー22が駆動ギア35と一体に回転する(図3の矢印C参照)。これに伴って、加圧ローラー22に圧接する定着ベルト21が加圧ローラー22の回転に従動して回転する(図3の矢印D参照)。
また、用紙にトナー像を定着させる際には、IHコイル38に高周波電流を流す。これに伴って、IHコイル38が磁界を発生させ、この磁界の作用によって定着ベルト21に渦電流が発生し、定着ベルト21が発熱する。つまり、IHコイル38によって定着ベルト21が加熱される。また、IHコイル38が発生させる磁界によってガイド部材26が発熱し、ガイド部材26によって定着ベルト21が加熱される。この状態で、用紙が定着ニップ32を通過すると、用紙とトナー像が加熱及び加圧されて、用紙にトナー像が定着される。
次に、後側のキャップ部材28の回転検出を通じて定着ベルト21の回転状態を検知する方法について説明する。
定着ベルト21が回転すると、定着ベルト21の回転に従動して各弾性部材27が回転する。このように各弾性部材27が回転すると、図4に矢印Zで示されるように、各弾性部材27が各キャップ部材28の各貫通穴48の内周部分を定着ベルト21の周方向に沿って押圧し、各キャップ部材28が回転する。このように各キャップ部材28が回転すると、後側のキャップ部材28の第1接続ギア50が回転し、後側のキャップ部材28の第1接続ギア50と噛合する第2接続ギア51が回転する。この第2接続ギア51の回転は、接続軸53を介してパルス板52に伝達され、パルス板52が回転する。パルス板52が回転すると、センサー54の発光部56から受光部57に向かって照射された光がパルス板52の遮光部55によって断続的に遮断されるため、センサー54の受光部57の受光量がHighとLowの間で交互に切り替わる。これにより、検出機構30が後側のキャップ部材28の回転を検出する。この場合には、IHコイル38による定着ベルト21に対する加熱が行われる。
一方で、定着ベルト21が停止していれば、各キャップ部材28も停止しており、検出機構30が後側のキャップ部材28の回転を検出することも無い。この場合には、IHコイル38による定着ベルト21に対する加熱が停止される。これにより、定着ベルト21に対する局所的な加熱が防止される。
本実施形態では上記のように、定着ベルト21の前後両端部21a、21bに固定された各弾性部材27に押圧されて各キャップ部材28が回転するように構成されている。このような構成を採用することで、定着ベルト21の回転が各弾性部材27を介して各キャップ部材28に伝達されることになり、定着ベルト21の回転を各キャップ部材28に直接伝達する場合と比較して、定着ベルト21の前後両端部21a、21bに掛かる負荷を軽減することができる。これに伴って、定着ベルト21の耐久性を向上させることが可能となる。
また、定着ベルト21の前後両端部21a、21bに固定される弾性部材27によってキャップ部材28を押圧することで、定着ベルト21の回転に従動してキャップ部材28を確実に回転させることが可能となる。そのため、後側のキャップ部材28の回転検出を通じて、定着ベルト21の回転状態を確実に検知することが可能となる。
次に、定着ベルト21の変形に伴う各弾性部材27の移動について説明する。
図4の二点鎖線は、定着ベルト21が変形する前の定着ベルト21及び各弾性部材27の位置を示している。これに対して、定着ニップ32において径方向内側に定着ベルト21が変形すると、これに追従して、図4に実線で示されるように、各貫通穴48内において各弾性部材27が定着ベルト21の径方向内側に移動し、定着ベルト21の前後両端部21a、21bが径方向内側に変形する。
ここで、定着ベルト21の径方向における各弾性部材27の内側の端部(定着ベルト21の変形前の状態を基準とする)と定着ベルト21の径方向における各貫通穴48の内側の端部との間隔をN1とし、定着ニップ32における定着ベルト21の変形量(加圧ローラー22の定着ベルト21への食い込み量)をN2とすると、N1はN2よりも大きい。そのため、定着ニップ32における定着ベルト21の変形に追従して、各貫通穴48内において各弾性部材27を十分に移動させることができる。
本実施形態では、図5に示されるように、定着ベルト21の径方向における各貫通穴48の長さL2が定着ベルト21の径方向における各弾性部材27の長さL1よりも長い。そのため、前述のように、定着ニップ32において径方向内側に定着ベルト21が変形した際に、これに追従して、各弾性部材27を定着ベルト21の径方向内側に移動させ、定着ベルト21の前後両端部21a、21bを径方向内側に変形させることができる。そのため、定着ベルト21の前後両端部21a、21bに掛かる負荷を軽減し、定着ベルト21の耐久性を向上させることが可能となる。更に、定着ベルト21の前後両端部21a、21bに掛かる負荷を軽減するために定着ベルト21の前後方向の長さを長くする必要が無いため、定着装置18のコンパクト化を図ることができる。
また、定着ベルト21の周方向における各貫通穴48の長さM2が定着ベルト21の周方向における各弾性部材27の長さM1よりも長いため、各弾性部材27を各貫通穴48に貫通させやすくなり、定着装置18の組み立て性を向上させることが可能となる。
また、各弾性部材27及び各貫通穴48が正円形状の断面を有しているため、各弾性部材27及び各貫通穴48を容易に成形することが可能となる。
また、各弾性部材27及び各貫通穴48が定着ベルト21の周方向に等角度間隔(本実施形態では180度間隔)で複数個(本実施形態では2個)設けられているため、各弾性部材27によって各キャップ部材28をバランス良く押圧することが可能となる。そのため、定着ベルト21の回転に従動して各キャップ部材28を一層確実に回転させることができる。
また、中実なゴム材によって各弾性部材27が形成されているため、各弾性部材27によって各キャップ部材28を定着ベルト21の周方向に沿って確実に押圧することが可能となり、各キャップ部材28を一層確実に回転させることができる。
また、各キャップ部材28の前後方向外側に寄り止め部材42が配置されているため、前後方向外側への各キャップ部材28の移動を規制し、定着ベルト21の蛇行を防止することができる。
また、定着装置18は、定着ベルト21を下側(加圧ローラー22側)に向かって押圧する押圧部材25と、押圧部材25を支持する支持部材24と、を備えている。このような構成を採用することで、定着装置18の熱容量を小さくし、定着ベルト21を迅速に昇温させることが可能となる。
本実施形態では、図4に示されるように、各弾性部材27及び各貫通穴48が正円形状の断面を有する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、図6に示されるように、各弾性部材27及び各貫通穴48が定着ベルト21の周方向に長い円弧状の断面を有していても良い。このような構成を採用することで、各弾性部材27によってキャップ部材28を定着ベルト21の周方向に沿って確実に押圧することが可能となる。そのため、定着ベルト21の回転に従動してキャップ部材28を一層確実に回転させることができる。
本実施形態では、各弾性部材27を中実なゴム材によって形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、各弾性部材27をスポンジ状のゴム材によって形成しても良い。このような構成を採用することで、各弾性部材27を安価に製造することが可能となる。
本実施形態では、押圧部材25が押圧部43と摺接部44を備えている場合について説明したが、他の異なる実施形態では、押圧部材25が押圧部43のみを備えていても良い。
本実施形態では、加圧ローラー22に駆動源36から駆動を入力する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、加圧ローラー22と定着ベルト21の両方に駆動源36から駆動を入力しても良い。
本実施形態では、IHコイル38を熱源として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ハロゲンヒーターやセラミックヒーター等のヒーターを熱源として用いても良い。
本実施形態では、定着ベルト21を押圧部材25に対して摺動させる方式の定着装置18に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、定着ベルト21の内径側に配置される一又は複数のローラーと共に定着ベルト21を回転させる方式の定着装置18に本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
21 定着ベルト
21a(定着ベルトの)前端部
21b(定着ベルトの)後端部
22 加圧ローラー(加圧部材)
24 支持部材
25 押圧部材
27 弾性部材
28 キャップ部材
30 検出機構
32 定着ニップ
42 寄り止め部材
48 貫通穴

Claims (9)

  1. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成する加圧部材と、
    前記定着ベルトの端部に固定される弾性部材と、
    前記定着ベルトの回転に伴って前記弾性部材に押圧されて回転するキャップ部材と、
    前記キャップ部材の回転を検出する検出機構と、を備え、
    前記キャップ部材は、前記弾性部材を貫通させる貫通穴を有し、前記定着ベルトの径方向における前記貫通穴の長さは、前記定着ベルトの径方向における前記弾性部材の長さよりも長いことを特徴とする定着装置。
  2. 前記弾性部材及び前記貫通穴は、円形状の断面を有していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記弾性部材及び前記貫通穴は、前記定着ベルトの周方向に長い円弧状の断面を有していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記弾性部材及び前記貫通穴は、前記定着ベルトの周方向に等角度間隔で複数個設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトの径方向における前記弾性部材の内側の端部と前記定着ベルトの径方向における前記貫通穴の内側の端部との間隔は、前記定着ニップにおける前記定着ベルトの変形量よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記定着ベルトの周方向における前記貫通穴の長さは、前記定着ベルトの周方向における前記弾性部材の長さよりも長いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記定着ベルトの回転軸方向における前記キャップ部材の外側に配置される寄り止め部材を更に備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を支持する支持部材と、を更に備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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