JP7251635B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7251635B2
JP7251635B2 JP2021542900A JP2021542900A JP7251635B2 JP 7251635 B2 JP7251635 B2 JP 7251635B2 JP 2021542900 A JP2021542900 A JP 2021542900A JP 2021542900 A JP2021542900 A JP 2021542900A JP 7251635 B2 JP7251635 B2 JP 7251635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
heat sensitive
thermosensitive
sheet
heater portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021542900A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021039733A1 (ja
Inventor
史人 中元
雅和 上原
裕徳 高橋
友宏 綿谷
雄大 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Publication of JPWO2021039733A1 publication Critical patent/JPWO2021039733A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7251635B2 publication Critical patent/JP7251635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2032Retractable heating or pressure unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2038Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around one or more rotating belt support members

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載された定着装置は、定着アセンブリと、加圧ローラーとを有している。定着アセンブリは、定着フィルム(定着ベルト)と、ヒーターと、温度検知素子(感熱体)とを有している。ヒーターは、定着フィルムの内周面に接触して、定着ニップ部を加熱する。温度検知素子は、ヒーターの温度を検知する。温度検知素子の出力信号に基づいて、定着ニップ部の温度が目標温度に保たれる。温度検知素子は、ヒーターを構成するセラミック基板の表面に配置される。つまり、温度検知素子は、定着フィルムの内部に配置される。
特開2013-218195号公報
しかしながら、複数の温度検知素子によって、ヒーターの複数箇所の温度を検知する場合がある。この場合、複数の温度検知素子の全てを定着フィルムの内部に設置できず、複数の温度検知素子のうちの1つ又はいくつかが、定着フィルムの外部に設置される可能性がある。従って、複数の温度検知素子の設置作業が、煩雑になる。また、定着フィルムの外部に、温度検知素子を設置するためのスペースを確保する必要がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、定着ベルトの外部に感熱体を設置することなく、定着ベルトの内部に感熱体を設置できる定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一局面に係る定着装置は、シートに形成されたトナー画像を前記シートに定着させる。定着装置は、定着ベルトと、加圧部材と、加熱部とを備える。加圧部材は、前記定着ベルトを加圧するとともに、回転軸線の周りに回転する。加熱部は、前記定着ベルトの内周面に対向する。前記加熱部は、ヒーターと、ヒーター保持部材と、第1感熱体と、第2感熱体とを含む。ヒーターは、前記定着ベルトを加熱する。ヒーター保持部材は、前記ヒーターを保持する。第1感熱体は、前記ヒーター保持部材に配置される。第2感熱体は、前記第1感熱体と異なり、前記ヒーター保持部材に配置される。前記ヒーターは、第1ヒーター部分を有する。第1ヒーター部分は、前記ヒーターの長手方向における一対の端部分のうちの一方の端部分である。前記第1感熱体と前記第2感熱体とは、前記第1ヒーター部分に対向し、前記シートの搬送方向に沿って並んでいる。
本発明の別の局面に係る画像形成装置は、画像形成部と、上記定着装置とを備える。画像形成部は、シートにトナー画像を形成する。前記定着装置は、前記トナー画像を前記シートに定着させる。
本発明に係る定着装置及び画像形成装置によれば、定着ベルトの外部に感熱体を設置することなく、定着ベルトの内部に感熱体を設置できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式的断面図である。 本実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る定着装置から定着ベルトを取り除いた状態を示す斜視図である。 図2のIV-IV線に沿った断面図である。 本実施形態に係るヒーター保持部材、第1感熱体、及び、第2感熱体を示す斜視図である。 本実施形態に係るヒーター、第1感熱体、及び、第2感熱体を示す斜視図である。 本実施形態に係る感熱ユニット及び第1ヒーター部分を示す斜視図である。 図2のVIII-VIII線に沿った断面図である。 本実施形態に係るヒーター保持部材及びヒーターを加圧部材の側から見たときの平面図である。 本実施形態の変形例に係る加熱部を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態において、三次元直交座標系のX軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を説明する。図1は、画像形成装置1を示す模式的断面図である。画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機である。以下では、画像形成装置1がモノクロ複合機である実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、読取部10と、給送部20と、搬送部30と、画像形成部40と、定着装置50と、排出部60とを備える。
読取部10は、原稿Gの画像を読み取る。読取部10は、読み取った画像から画像データを生成する。読取部10は、例えば、スキャナーを含む。給送部20は、複数のシートSを収容し、シートSを1枚ずつ搬送部30へ給送する。給送部20は、例えば、カセット及びピックアップローラーを含む。シートSは、例えば、紙製又は合成樹脂製のシートである。搬送部30は、シートSを画像形成部40に搬送する。搬送部30は、例えば、複数の搬送ローラーを含む。
画像形成部40は、電子写真方式によってシートSにトナー画像を形成する。具体的には、画像形成部40は、感光体ドラムと、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、補給装置と、転写装置と、クリーニング装置と、除電装置とを含む。帯電装置は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる。露光装置は、画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラムを露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成する。現像装置は、感光体ドラム上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像を現像し、感光体ドラム上にトナー画像を形成する。補給装置は、現像装置にトナーを補給する。転写装置は、感光体ドラム上のトナー画像をシートSに転写する。クリーニング装置は、転写後に感光体ドラムに残留する残留トナーを除去する。除電装置は、感光体ドラムに残留する電荷を除電する。
搬送部30は、トナー画像が転写されたシートSを定着装置50に搬送する。つまり、搬送部30は、トナー画像が形成されたシートSを定着装置50に搬送する。
定着装置50は、トナー画像を加熱及び加圧して、シートSに形成されたトナー画像をシートSに定着させる。搬送部30は、トナー画像の定着されたシートSを排出部60に搬送する。排出部60は、画像形成装置1の外部にシートSを排出する。
次に、図2~図4を参照して、定着装置50を説明する。図2は、定着装置50を示す斜視図である。図2に示すように、定着装置50は、定着ベルト70と、加圧部材80と、一対のベルト保持部材501とを備える。
定着ベルト70は、無端状であり、略円筒形状を有するとともに、可撓性を有する。定着ベルト70は、第1方向D1に沿って延びる。第1方向D1は、加圧部材80の回転軸線Lの延びる方向を示す。第1方向D1は、シートSの搬送方向DCに略直交する。
定着ベルト70は、複数の層を有する。定着ベルト70は、例えば、ポリイミド層を形成し、更にポリイミド層上に離型層を形成することによって構成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂製の耐熱性フィルムである。
一対のベルト保持部材501は、第1方向D1における定着ベルト70の一対の端部を保持する。
加圧部材80は、定着ベルト70の外周面と当接して定着ベルト70を加圧するとともに、回転軸線Lの周りに回転する。加圧部材80は、第1方向D1に沿って延びる。加圧部材80は、本実施形態では、加圧ローラーである。
加圧部材80は略円柱状である。加圧部材80は、略円柱状の芯金83と、円筒状の弾性層(不図示)と、離型層(不図示)とを有する。芯金83上に弾性層が形成され、弾性層の表面を覆うように離型層が形成される。芯金83は、例えば、ステンレス又はアルミニウムにより形成される。回転軸線Lは芯金83を通る。弾性層は、弾性を有し、例えば、シリコーンゴムにより形成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂により形成される。
図3は、定着装置50から定着ベルト70を取り除いた状態を示す斜視図である。図3に示すように、定着装置50は、加熱部90をさらに備える。加熱部90は、定着ベルト70(図2)を加熱する。
加熱部90は、ヒーター保持部材503と、補強部材505とを備える。ヒーター保持部材503は、第1方向D1に沿って延びる。ヒーター保持部材503は、例えば、耐熱樹脂製である。
補強部材505は、ヒーター保持部材503を補強する。補強部材505は、第1方向D1に沿って延びる。補強部材505は、例えば、細長状の金属製ステー部材である。
図4は、図2のIV-IV線に沿った断面図である。図4では、図面の簡略化のため、加圧部材80の内部構造を省略している。
図4に示すように、加熱部90は、定着ベルト70の内周面に対向する。加熱部90はヒーターHTをさらに備える。ヒーターHTは、定着ベルト70を加熱する。ヒーターHTは、定着ベルト70の内周面に接触している。
ヒーター保持部材503はヒーターHTを保持している。具体的には、ヒーター保持部材503は、第1面F1と第2面F2とを有する。第1面F1と第2面F2とは、互いに第2方向D2に対向する。第2面F2は、第1面F1よりも、加圧部材80に近い。ヒーターHTは、第2面F2に配置される。
加圧部材80は、第2方向D2において定着ベルト70と対向する。第2方向D2は、シートSの搬送方向DCと第1方向D1(図3)とに略直交する。また、第2方向D2は、ヒーターHTに略直交する。
加圧部材80は、定着ベルト70に圧接される。従って、加圧部材80は、定着ベルト70を介してヒーターHTを押圧する。
加圧部材80が定着ベルト70に圧接される箇所に定着ニップ部Nが形成される。加圧部材80が駆動及び回転されると、定着ベルト70が加圧部材80に従動して回転する。従って、シートSは、搬送方向DCに搬送され、定着ニップ部Nを通過する。その結果、トナー画像がシートS上に溶融定着される。
次に、図5~図8を参照して、加熱部90を説明する。図5は、ヒーター保持部材503、第1感熱体SM1、及び、第2感熱体SM2を示す斜視図である。
図5に示すように、加熱部90は、少なくとも1つの第1感熱体SM1と、少なくとも1つの第2感熱体SM2とをさらに備える。本実施形態では、加熱部90は、複数の第1感熱体SM1と、複数の第2感熱体SM2とを備える。具体的には、加熱部90は、2つの第1感熱体SM1と、3つの第2感熱体SM2とを備える。第2感熱体SM2は第1感熱体SM1と異なる。第1感熱体SM1及び第2感熱体SM2の各々は、第1方向D1に沿って延びている。つまり、第1感熱体SM1の第1方向D1の長さは、シートSの搬送方向DCにおける第1感熱体SM1の長さよりも長い。また、第2感熱体SM2の第1方向D1の長さは、シートSの搬送方向DCにおける第2感熱体SM2の長さよりも長い。
複数の第1感熱体SM1及び複数の第2感熱体SM2は、ヒーター保持部材503に配置される。具体的には、複数の第1感熱体SM1及び複数の第2感熱体SM2は、ヒーター保持部材503の第1面F1に配置される。図5には表れていないが、ヒーター保持部材503は、複数の第1感熱体SM1の各々及び複数の第2感熱体SM2の各々に対応して、複数の開口を有する。そして、第1感熱体SM1の検知部が、ヒーター保持部材503の開口に挿入されて、ヒーターHTに対向及び接触する。同様に、第2感熱体SM2の検知部が、ヒーター保持部材503の開口に挿入されて、ヒーターHTに対向及び接触する。
以下、複数の第1感熱体SM1のうちの1つの第1感熱体SM1を「第1感熱体SM11」と記載し、他の1つの第1感熱体SM1を「第1感熱体SM12」と記載する場合がある。また、複数の第2感熱体SM2のうちの1つの第2感熱体SM2を「第2感熱体SM21」と記載し、他の1つの第2感熱体SM2を「第2感熱体SM22」と記載し、更に他の1つの第2感熱体SM2を「第2感熱体SM23」と記載する場合がある。第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21は、感熱ユニットUT1を構成する。
感熱ユニットUT1と、第1感熱体SM12と、第2感熱体SM22と、第2感熱体SM23とは、ヒーター保持部材503の第1面F1上において、第1方向D1に沿って略一直線上に配置される。
図6は、ヒーターHT、第1感熱体SM1、及び、第2感熱体SM2を示す斜視図である。図6は、図5のヒーター保持部材503を取り除いた状態を示している。
図6に示すように、第1感熱体SM1及び第2感熱体SM2の各々は、ヒーターHTの熱を感知する。本実施形態では、第1感熱体SM1及び第2感熱体SM2の各々は、ヒーターHTの温度を検知する。
ヒーターHTは、面状、又は細長薄板状である。ヒーターHTは、第1方向D1に沿って延びる。従って、第1方向D1は、ヒーターHTの長手方向を示す。ヒーターHTは、例えば、セラミックヒーターである。ヒーターHTの厚さは、例えば、約1mmである。
ヒーターHTは、第1ヒーター部分AE1を有する。ヒーターHTは、第2ヒーター部分AE2と、第3ヒーター部分AE3とをさらに有することが好ましい。図6では、理解の容易のために、第1ヒーター部分AE1と第3ヒーター部分AE3との境界を破線LNで示し、第2ヒーター部分AE2と第3ヒーター部分AE3との境界を破線LNで示している。
第1ヒーター部分AE1は、ヒーターHTの第1方向D1における一対の端部分のうちの一方の端部分である。感熱ユニットUT1は、第2方向D2において第1ヒーター部分AE1と対向する。
図7は、感熱ユニットUT1及び第1ヒーター部分AE1を示す斜視図である。図7は、図6の感熱ユニットUT1及び第1ヒーター部分AE1を拡大して示している。
図7に示すように、感熱ユニットUT1を構成する第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とは、第2方向D2において第1ヒーター部分AE1と対向する。本実施形態では、第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とは、第1ヒーター部分AE1に接触している。そして、第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とは、第1ヒーター部分AE1の熱を感知する。具体的には、第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とは、第1ヒーター部分AE1の温度を検知する。
第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とは、シートSの搬送方向DCに沿って並んでいる。従って、本実施形態によれば、第1感熱体SM11又は第2感熱体SM21が、第1方向D1における定着ベルト70(図2)の外部に設置されることを抑制できて、第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21の双方を定着ベルト70の内部に設置できる。つまり、本実施形態では、第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さが比較的短い場合であっても、定着ベルト70の外部に感熱体(第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21)を設置することなく、定着ベルト70の内部に感熱体を設置できる。従って、感熱体を定着ベルトの外部に設置する場合と比較して、感熱体(第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21)の設置作業が容易になる。また、定着ベルト70の外部に、感熱体を設置するためのスペースを確保することが要求されない。
なお、例えば、第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さが比較的短い場合において、第1感熱体SM11と第2感熱体SM21とが、第1方向D1に沿って略一直線上に配置されると、第1感熱体SM11又は第2感熱体SM21を、定着ベルト70の内部に設置できず、定着ベルト70の外部に設置しなければならない場合があり得る。
図8は、図2のVIII-VIII線に沿った断面図である。図8では、図面の簡略化のため、加圧部材80の内部構造を省略している。
図8に示すように、第1感熱体SM11は、第2感熱体SM21よりも、シートSの搬送方向DCの下流に配置される。なお、第1感熱体SM11は、第2感熱体SM21よりも、シートSの搬送方向DCの上流に配置されていてもよい。
また、ヒーター保持部材503は開口PNを有している。そして、第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21は、開口PNを介して、ヒーターHTの第1ヒーター部分AE1と対向及び接触している。図8の例では、開口PNは、第1感熱体SM11に対応する開口と第2感熱体SM21に対応する開口とを合わせた1つの開口として形成されている。
図6に戻って、第1ヒーター部分AE1は、第1対向面101と、第1ヒーター面201とを有する。第1対向面101及び第1ヒーター面201は第2方向D2と略直交する。第1対向面101は、第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21と第2方向D2に対向する。第1ヒーター面201は、第2方向D2において第1対向面101と対向する。
第2ヒーター部分AE2は、ヒーターHTの第1方向D1における一対の端部分のうちの他方の端部分である。第2感熱体SM23は、第2方向D2において第2ヒーター部分AE2と対向する。本実施形態では、第2感熱体SM23は、第2ヒーター部分AE2に接触している。具体的には、第2感熱体SM23は、ヒーター保持部材503(図5)の開口(不図示)を介して、第2ヒーター部分AE2と対向及び接触している。そして、第2感熱体SM23は、第2ヒーター部分AE2の熱を感知する。具体的には、第2感熱体SM23は、第2ヒーター部分AE2の温度を検知する。
第2ヒーター部分AE2は、第2対向面102と、第2ヒーター面202とを有する。第2対向面102及び第2ヒーター面202は第2方向D2と略直交する。第2対向面102は、第2方向D2において第2感熱体SM23と対向する。第2ヒーター面202は、第2方向D2において第2対向面102と対向する。
第2ヒーター部分AE2の第1方向D1の長さと第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さとは、略等しい。
第3ヒーター部分AE3は、ヒーターHTのうち、第1ヒーター部分AE1と第2ヒーター部分AE2との間に位置する部分である。第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さは、第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さよりも長く、第2ヒーター部分AE2の第1方向D1の長さよりも長い。
第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とは、第2方向D2において第3ヒーター部分AE3と対向する。本実施形態では、第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とは、第3ヒーター部分AE3に接触している。具体的には、第1感熱体SM12は、ヒーター保持部材503(図5)の開口(不図示)を介して、第3ヒーター部分AE3と対向及び接触している。また、第2感熱体SM22は、ヒーター保持部材503の開口(不図示)を介して、第3ヒーター部分AE3と対向及び接触している。そして、第1感熱体SM12及び第2感熱体SM22は、第3ヒーター部分AE3の熱を感知する。具体的には、第1感熱体SM12及び第2感熱体SM22は、第3ヒーター部分AE3の温度を検知する。
第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とは、第1方向D1に沿って並んでいる。特に、本実施形態では、第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さが長いため、第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とを、第1方向D1に沿って容易に配置できる。具体的には、第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とは、第1方向D1に沿って略一直線上に並んでいる。
第1感熱体SM12は、第2感熱体SM22よりも、第1ヒーター部分AE1に近い位置に配置される。第2感熱体SM22は、第1感熱体SM12よりも、第2ヒーター部分AE2に近い位置に配置される。なお、第1感熱体SM12が、第2感熱体SM22よりも、第2ヒーター部分AE2に近い位置に配置されてもよい。また、第2感熱体SM22が、第1感熱体SM12よりも、第1ヒーター部分AE1に近い位置に配置されてもよい。
第3ヒーター部分AE3は、第3対向面103と、第3ヒーター面203とを有する。第3対向面103及び第3ヒーター面203は第2方向D2と略直交する。第3対向面103は、第1感熱体SM12及び第2感熱体SM22と第2方向D2に対向する。第3ヒーター面203は、第3対向面103と第2方向D2に対向する。
第1ヒーター部分AE1と第3ヒーター部分AE3と第2ヒーター部分AE2とは、第1方向D1に沿って略一直線上に配置される。第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さと第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さと第2ヒーター部分AE2の第1方向D1の長さとの合計長さは、最大サイズのシートSの幅に略等しい。例えば、最大サイズは、A3サイズであり、最大サイズのシートSの幅は、A3サイズのシートSの短辺の長さを示す。第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さは、最大サイズよりも小さいサイズのシートSの幅に略等しい。例えば、最大サイズよりも小さいサイズは、B5サイズであり、最大サイズよりも小さいサイズのシートSの幅は、B5サイズのシートSの短辺の長さを示す。
引き続き図6を参照して、第1感熱体SM1及び第2感熱体SM2を説明する。
第1感熱体SM1は、サーミスターを含む。
サーミスターは、ヒーターHTの温度を計測する半導体素子である。画像形成装置1は、サーミスターの計測した温度に基づいてヒーターHTを制御する。第1感熱体SM1がサーミスターであることにより、ヒーターHTの温度を制御する精度を向上させることができる。
第2感熱体SM2は、サーモカット又はサーモスタットを含む。
サーモカットは、ワンショット型のサーモスタットのような保護素子である。サーモカットは、ヒーターHTの温度が閾値以上である場合、ヒーターHTへの電力の供給を遮断する。特に、サーモカットでは、一旦ヒーターHTの温度に応じて電力の供給が遮断されると、電力の供給が復帰されない。従って、ヒーターHTの温度が過度に上昇した場合、ヒーターHTによる定着ベルト70に対する加熱を停止する精度を向上させることができる。
サーモスタットは、ヒーターHTの温度が閾値以上である場合、ヒーターHTへの電力の供給を遮断し、ヒーターHTの温度が閾値未満である場合、ヒーターHTへの電力の供給を復帰させる。従って、ヒーターHTによる定着ベルト70に対する加熱を、ヒーターHTの温度変化に対応した細かな精度でオンオフできる。
ここで、図6に示すように、加熱部90は、複数の付勢部材SPをさらに備える。本実施形態では、複数の付勢部材SPは、複数の第1感熱体SM1及び複数の第2感熱体SM2に対応して配置される。そして、複数の第1感熱体SM1の各々及び複数の第2感熱体SM2の各々は、対応する付勢部材SPによって、直接的又は間接的に、ヒーターHTに向かって付勢される。具体的には、補強部材505(図3)が複数の付勢部材SPを押圧することで、複数の第1感熱体SM1の各々及び複数の第2感熱体SM2の各々は、対応する付勢部材SPによって、直接的又は間接的に、ヒーターHTに向かって付勢される。付勢部材SPは、例えば、コイルばねである。
次に、図9を参照して、ヒーターHTを説明する。図9は、ヒーター保持部材503及びヒーターHTを加圧部材80(図4)の側から見たときの平面図である。図9では、理解の容易のために、第1ヒーター部分AE1と第3ヒーター部分AE3との境界を破線LNで示し、第2ヒーター部分AE2と第3ヒーター部分AE3との境界を破線LNで示している。
図9に示すように、ヒーターHTは、基板SBと、第1抵抗発熱体HE1と、第2抵抗発熱体HE2と、第3抵抗発熱体HE3とを備える。第1抵抗発熱体HE1は「第1発熱体」の一例に相当し、第2抵抗発熱体HE2は「第2発熱体」の一例に相当し、第3抵抗発熱体HE3は「第3発熱体」の一例に相当する。
基板SBは、面状、又は細長薄板状である。基板SBは、第1方向D1に沿って延びる。基板SBは、例えば、セラミック基板である。
第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3との各々は、第1方向D1に沿って延びる。第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3とは、第1方向D1に沿って略一直線上に配置される。第3抵抗発熱体HE3は、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2との間に配置される。
第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3との各々は、電力が供給されることによって、発熱する。つまり、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3との各々は、通電されることによって、発熱する。
第1抵抗発熱体HE1は、第1ヒーター部分AE1の第1ヒーター面201に配置される。従って、第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21は、第1抵抗発熱体HE1に起因する熱を感知する。つまり、第1感熱体SM11及び第2感熱体SM21は、第1抵抗発熱体HE1に起因する第1ヒーター部分AE1の温度を検知する。
第2抵抗発熱体HE2は、第2ヒーター部分AE2の第2ヒーター面202に配置される。従って、第2感熱体SM23は、第2抵抗発熱体HE2に起因する熱を感知する。つまり、第2感熱体SM23は、第2抵抗発熱体HE2に起因する第2ヒーター部分AE2の温度を検知する。
第3抵抗発熱体HE3は、第3ヒーター部分AE3の第3ヒーター面203に配置される。従って、第1感熱体SM12及び第2感熱体SM22は、第3抵抗発熱体HE3に起因する熱を感知する。つまり、第1感熱体SM12及び第2感熱体SM22は、第3抵抗発熱体HE3に起因する第3ヒーター部分AE3の温度を検知する。
第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3とは互いに個別に制御されることが可能である。従って、本実施形態によれば、シートSのサイズに応じて、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3とのオン/オフを制御できる。その結果、シートSのサイズが小さい場合には、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2とをオフにすることで、第1ヒーター部分AE1及び第2ヒーター部分AE2の温度上昇を抑制できる。
例えば、シートSの幅が、第1ヒーター部分AE1の第1方向D1の長さと第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さと第2ヒーター部分AE2の第1方向D1の長さとの合計長さと略等しい場合には、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2と第3抵抗発熱体HE3との全てをオンにする。
例えば、シートSの幅が、第3ヒーター部分AE3の第1方向D1の長さと略等しい場合には、第1抵抗発熱体HE1と第2抵抗発熱体HE2とをオフにし、第3抵抗発熱体HE3をオンにする。
また、本実施形態では、第1抵抗発熱体HE1及び第1ヒーター部分AE1に対応して第2感熱体SM21が配置され、第2抵抗発熱体HE2及び第2ヒーター部分AE2に対応して第2感熱体SM23が配置され、第3抵抗発熱体HE3及び第3ヒーター部分AE3に対応して第2感熱体SM22が配置される。従って、第2感熱体SM21~第2感熱体SM23がサーモカット又はサーモスタットである場合、第1抵抗発熱体HE1~第3抵抗発熱体HE3ごとに、温度が閾値以上である場合に電力の供給を遮断できる。
具体的には、第2感熱体SM21は、第1ヒーター部分AE1の温度が閾値以上である場合に、第1抵抗発熱体HE1への電力の供給を遮断する。第2感熱体SM23は、第2ヒーター部分AE2の温度が閾値以上である場合に、第2抵抗発熱体HE2への電力の供給を遮断する。第2感熱体SM22は、第3ヒーター部分AE3の温度が閾値以上である場合に、第3抵抗発熱体HE3への電力の供給を遮断する。
さらに、本実施形態では、第1感熱体SM11がサーミスターである場合、第1感熱体SM11が検知した第1ヒーター部分AE1の温度に応じて、第1抵抗発熱体HE1及び第2抵抗発熱体HE2への電力の供給を制御できる。また、第1感熱体SM12がサーミスターである場合、第1感熱体SM12が検知した第3ヒーター部分AE3の温度に応じて、第3抵抗発熱体HE3への電力の供給を制御できる。
(変形例)
図10を参照して、本発明の実施形態の変形例に係る定着装置50を説明する。変形例に係る定着装置50が、3つの第1感熱体SM1を備える点で、変形例は図1~図9を参照して説明した本実施形態に係る定着装置50と主に異なる。以下、変形例が本実施形態と異なる点を主に説明する。
図10は、本実施形態の変形例に係る定着装置50の加熱部90Aを示す平面図である。図10は、ヒーター保持部材503及びヒーターHTを補強部材505(図4)の側から見たときの平面図である。
図10に示すように、加熱部90Aは、図3~図9を参照して説明した加熱部90の構成に加えて、第1感熱体SM13をさらに備える。第1感熱体SM13は、複数の第1感熱体SM1のうちの更に他の1つの第1感熱体SM1である。第1感熱体SM13は、ヒーター保持部材503の第1面F1上に配置される。第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23は、感熱ユニットUT2を構成する。
感熱ユニットUT2を構成する第1感熱体SM13と第2感熱体SM23とは、第2方向D2(図4)において第2ヒーター部分AE2と対向する。変形例では、第1感熱体SM13と第2感熱体SM23とは、第2ヒーター部分AE2に接触している。そして、第1感熱体SM13と第2感熱体SM23とは、第2ヒーター部分AE2の熱を感知する。具体的には、第1感熱体SM13と第2感熱体SM23とは、第2ヒーター部分AE2の温度を検知する。
第1感熱体SM13と第2感熱体SM23とは、シートSの搬送方向DCに沿って並んでいる。従って、本実施形態の変形例によれば、第1感熱体SM13又は第2感熱体SM23が、第1方向D1における定着ベルト70(図2)の外部に設置されることを抑制できて、第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23の双方を定着ベルト70の内部に設置できる。つまり、変形例では、第2ヒーター部分AE2の第1方向D1の長さが比較的短い場合であっても、定着ベルト70の外部に感熱体(第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23)を設置することなく、定着ベルト70の内部に感熱体を設置できる。従って、感熱体を定着ベルトの外部に設置する場合と比較して、感熱体(第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23)の設置作業が容易になる。また、定着ベルト70の外部に、感熱体を設置するためのスペースを確保することが要求されない。
具体的には、第1感熱体SM13は、第2感熱体SM23よりも、シートSの搬送方向DCの下流に配置される。なお、第1感熱体SM13は、第2感熱体SM23よりも、シートSの搬送方向DCの上流に配置されていてもよい。
また、第2ヒーター部分AE2の第2対向面102は、第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23と第2方向D2に対向する。
特に、変形例では、第1感熱体SM13がサーミスターである場合、第1感熱体SM13が検知した第2ヒーター部分AE2の温度に応じて、第2抵抗発熱体HE2(図9)への電力の供給を制御できる。さらに、第1感熱体SM11がサーミスターである場合、第1感熱体SM11が検知した第1ヒーター部分AE1の温度に応じて、第1抵抗発熱体HE1(図9)への電力の供給を制御できる。
なお、第1感熱体SM13及び第2感熱体SM23は、ヒーター保持部材503の開口(不図示)を介して、ヒーターHTの第2ヒーター部分AE2と対向及び接触している。この場合の開口は、第1感熱体SM13に対応する開口と第2感熱体SM23に対応する開口とを合わせた1つの開口として形成されている。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、または、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
(1)図1~図10を参照して説明した本実施形態及び変形例では、ヒーターHTは、3つのヒーター部分(第1ヒーター部分AE1~第3ヒーター部分AE3)を有していたが、2つのヒーター部分を有していてもよいし、4以上のヒーター部分を有していてもよい。そして、ヒーターHTは、ヒーター部分の数と同数の抵抗発熱体を備える。また、ヒーター部分の各々に対応して、第1感熱体SM1及び第2感熱体SM2が配置されてもよい。この場合、ヒーター部分の各々において、第1感熱体SM1と第2感熱体SM2とが、シートSの搬送方向DCに沿って並んでいてもよい。また、1つのヒーター部分に第1感熱体SM1だけが配置されてもよいし、1つのヒーター部分に第2感熱体SM2だけが配置されてもよい。全てのヒーター部分に第2感熱体SM2が配置されることが好ましい。また、全てのヒーター部分に第1感熱体SM1が配置されていてもよい。
(2)図1~図10を参照して説明した本実施形態及び変形例において、第3ヒーター部分AE3に対応して配置される第1感熱体SM12と第2感熱体SM22とが、シートSの搬送方向DCに沿って並んでいてもよい。
(3)図1~図10を参照して説明した本実施形態及び変形例では、画像形成装置1の例として複合機について説明した。ただし、画像形成装置1は、複合機に限定されず、例えば、コピー機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能のうちの少なくとも1つの機能を備えていればよい。また、画像形成装置1は、モノクロ複合機であったが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置1は、例えば、カラー複合機であってもよい。
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。

Claims (8)

  1. シートに形成されたトナー画像を前記シートに定着させる定着装置であって、
    定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加圧するとともに、回転軸線の周りに回転する加圧部材と、
    前記定着ベルトの内周面に対向する加熱部と
    を備え、
    前記加熱部は、
    前記定着ベルトを加熱するヒーターと、
    前記ヒーターを保持するヒーター保持部材と、
    前記ヒーター保持部材に配置される第1感熱体と、
    前記第1感熱体と異なり、前記ヒーター保持部材に配置される第2感熱体と
    を含み、
    前記ヒーターは、前記ヒーターの長手方向における一対の端部分のうちの一方の端部分である第1ヒーター部分と、
    前記ヒーターの前記一対の端部分のうちの他方の端部分である第2ヒーター部分と、
    前記ヒーターのうち、前記第1ヒーター部分と前記第2ヒーター部分との間に位置する部分である第3ヒーター部分と
    を有し、
    前記加熱部は、複数の前記第1感熱体と、複数の前記第2感熱体とを含み、
    前記複数の第1感熱体のうちの1つの第1感熱体と、前記複数の第2感熱体のうちの1つの第2感熱体とが、前記第1ヒーター部分に対向し、前記シートの搬送方向に沿って並んでおり、
    前記複数の第1感熱体のうちの他の1つの第1感熱体と、前記複数の第2感熱体のうちの他の1つの第2感熱体とが、前記第3ヒーター部分に対向し、前記回転軸線の延びる方向に沿って並んでおり、
    前記複数の第2感熱体のうちの更に他の1つの第2感熱体が、前記第2ヒーター部分に対向している、定着装置。
  2. シートに形成されたトナー画像を前記シートに定着させる定着装置であって、
    定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加圧するとともに、回転軸線の周りに回転する加圧部材と、
    前記定着ベルトの内周面に対向する加熱部と
    を備え、
    前記加熱部は、
    前記定着ベルトを加熱するヒーターと、
    前記ヒーターを保持するヒーター保持部材と、
    前記ヒーター保持部材に配置される第1感熱体と、
    前記第1感熱体と異なり、前記ヒーター保持部材に配置される第2感熱体と
    を含み、
    前記ヒーターは、
    前記ヒーターの長手方向における一対の端部分のうちの一方の端部分である第1ヒーター部分と、
    前記ヒーターの前記一対の端部分のうちの他方の端部分である第2ヒーター部分と、
    前記ヒーターのうち、前記第1ヒーター部分と前記第2ヒーター部分との間に位置する部分である第3ヒーター部分と
    を更に有し、
    前記加熱部は、複数の前記第1感熱体と、複数の前記第2感熱体とを含み、
    前記複数の第1感熱体のうちの1つの第1感熱体と、前記複数の第2感熱体のうちの1つの第2感熱体とが、前記第1ヒーター部分に対向し、前記シートの搬送方向に沿って並んでおり、
    前記複数の第1感熱体のうちの他の1つの第1感熱体と、前記複数の第2感熱体のうちの他の1つの第2感熱体とが、前記第3ヒーター部分に対向し、前記回転軸線の延びる方向に沿って並んでおり、
    前記複数の第1感熱体のうちの更に他の1つの第1感熱体と、前記複数の第2感熱体のうちの更に他の1つの第2感熱体とが、前記第2ヒーター部分に対向し、前記シートの搬送方向に沿って並んでいる、定着装置。
  3. 前記ヒーターは、互いに個別に制御されることの可能な第1発熱体と第2発熱体と第3発熱体とを含み、
    前記第1ヒーター部分は、
    前記第1感熱体及び前記第2感熱体に対向する第1対向面と、
    前記第1対向面に対向し、前記第1発熱体が配置される第1ヒーター面と
    を有し、
    前記第3ヒーター部分は、
    前記第1感熱体及び前記第2感熱体に対向する第3対向面と、
    前記第3対向面に対向し、前記第3発熱体が配置される第3ヒーター面と
    を有し、
    前記第2ヒーター部分は、
    前記第2感熱体に対向する第2対向面と、
    前記第2対向面に対向し、前記第2発熱体が配置される第2ヒーター面と
    を有する、請求項に記載の定着装置。
  4. 前記第1感熱体は、サーミスターを含み、
    前記第2感熱体は、サーモカット又はサーモスタットを含み、
    前記サーミスターは、前記ヒーターの温度を計測し、
    前記サーモカットは、前記ヒーターの温度が閾値以上である場合、前記ヒーターへの電力の供給を遮断し、
    前記サーモスタットは、前記ヒーターの温度が前記閾値以上である場合、前記ヒーターへの電力の供給を遮断し、前記ヒーターの温度が前記閾値未満である場合、前記ヒーターへの前記電力の供給を復帰させる、請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記第1感熱体は、前記第2感熱体よりも、前記シートの搬送方向の下流に配置される、請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記第1感熱体及び前記第2感熱体の各々は、前記シートの搬送方向に略直交する所定方向に沿って延び、
    前記所定方向における前記第1感熱体の長さは、前記シートの搬送方向における前記第1感熱体の長さよりも長く、
    前記所定方向における前記第2感熱体の長さは、前記シートの搬送方向における前記第2感熱体の長さよりも長い、請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  7. 前記第3ヒーター部分に対向する前記第1感熱体は、前記第2感熱体よりも、前記第1ヒーター部分に近い位置に配置され、
    前記第3ヒーター部分に対向する前記第2感熱体は、前記第1感熱体よりも、前記第2ヒーター部分に近い位置に配置される、請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  8. シートにトナー画像を形成する画像形成部と、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の定着装置と
    を備え、
    前記定着装置は、前記トナー画像を前記シートに定着させる、画像形成装置。
JP2021542900A 2019-08-29 2020-08-24 定着装置及び画像形成装置 Active JP7251635B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019157029 2019-08-29
JP2019157029 2019-08-29
PCT/JP2020/031868 WO2021039733A1 (ja) 2019-08-29 2020-08-24 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021039733A1 JPWO2021039733A1 (ja) 2021-03-04
JP7251635B2 true JP7251635B2 (ja) 2023-04-04

Family

ID=74684217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021542900A Active JP7251635B2 (ja) 2019-08-29 2020-08-24 定着装置及び画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11886137B2 (ja)
JP (1) JP7251635B2 (ja)
WO (1) WO2021039733A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003007429A (ja) 2001-06-22 2003-01-10 Canon Inc 安全装置
JP2004309693A (ja) 2003-04-04 2004-11-04 Canon Inc 加熱体、加熱装置及び画像形成装置
JP2006078578A (ja) 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 像加熱装置
US20090175645A1 (en) 2008-01-04 2009-07-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus, fusing device thereof and method of controlling fusing device
JP2013246404A (ja) 2012-05-29 2013-12-09 Canon Inc 像加熱装置
JP2014199470A (ja) 2014-07-30 2014-10-23 シャープ株式会社 定着装置及びその定着装置を備える画像形成装置
JP2016050988A (ja) 2014-08-29 2016-04-11 キヤノン株式会社 定着装置
JP2017015873A (ja) 2015-06-30 2017-01-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017122768A (ja) 2016-01-05 2017-07-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06282059A (ja) * 1993-03-25 1994-10-07 Ricoh Co Ltd シート状記録材料の加熱装置
JPH06314041A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Canon Inc 加熱装置、画像形成装置、及び加熱体
JP6012233B2 (ja) 2012-04-11 2016-10-25 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2020086278A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7232659B2 (ja) * 2019-02-08 2023-03-03 東芝テック株式会社 加熱装置および画像処理装置
JP7514610B2 (ja) * 2019-11-07 2024-07-11 東芝テック株式会社 加熱装置及び画像処理装置
US11402773B2 (en) * 2020-02-07 2022-08-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fuser
JP7522388B2 (ja) * 2020-07-01 2024-07-25 株式会社リコー ヒーター部材、加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP2022028210A (ja) * 2020-08-03 2022-02-16 東芝テック株式会社 画像形成装置
JP7508305B2 (ja) * 2020-08-06 2024-07-01 東芝テック株式会社 画像処理装置
US11250302B1 (en) * 2020-09-09 2022-02-15 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method of image forming apparatus

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003007429A (ja) 2001-06-22 2003-01-10 Canon Inc 安全装置
JP2004309693A (ja) 2003-04-04 2004-11-04 Canon Inc 加熱体、加熱装置及び画像形成装置
JP2006078578A (ja) 2004-09-07 2006-03-23 Canon Inc 像加熱装置
US20090175645A1 (en) 2008-01-04 2009-07-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus, fusing device thereof and method of controlling fusing device
JP2013246404A (ja) 2012-05-29 2013-12-09 Canon Inc 像加熱装置
JP2014199470A (ja) 2014-07-30 2014-10-23 シャープ株式会社 定着装置及びその定着装置を備える画像形成装置
JP2016050988A (ja) 2014-08-29 2016-04-11 キヤノン株式会社 定着装置
JP2017015873A (ja) 2015-06-30 2017-01-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017122768A (ja) 2016-01-05 2017-07-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220350282A1 (en) 2022-11-03
JPWO2021039733A1 (ja) 2021-03-04
US11886137B2 (en) 2024-01-30
WO2021039733A1 (ja) 2021-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2876503B1 (en) Fixing apparatus
US20050006370A1 (en) Image heating apparatus
JP2023052282A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
US20150261149A1 (en) Image forming apparatus
US11221575B2 (en) Image forming apparatus including a plurality of heat generating elements
US10114337B2 (en) Fixing device and image-forming apparatus
US20230400801A1 (en) Heating unit with support member and image processing apparatus incorporating a heating unit
US8185008B2 (en) Fixing device and image forming apparatus with a temperature detector
JP7131367B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US11340545B1 (en) Image forming apparatus including heat transmission member in contact with heater substrate
JP6249836B2 (ja) 定着装置
US9442443B2 (en) Roller having core with an elastic layer including tapered portion and fixing apparatus with such roller
JP7189793B2 (ja) 加熱装置
JP2006267234A (ja) 加熱体及び像加熱装置
JP7251635B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6112730B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7442998B2 (ja) 加熱装置および画像処理装置
JP2018185459A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7380232B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
EP4286954A1 (en) Fixing device
JP7183755B2 (ja) 画像形成装置
JP6819456B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7322253B2 (ja) ヒータおよび定着装置
JP7150427B2 (ja) ヒータおよび定着装置
JP2022139860A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7251635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150