JP7442998B2 - 加熱装置および画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、加熱装置および画像処理装置に関する。
画像処理装置として、シートに画像を形成する画像形成装置が利用されている。画像形成装置は、トナー(記録剤)をシートに定着させる加熱装置を有する。加熱装置には、印刷開始までの時間を短縮することが求められている。
特開平5-289555号公報
本発明が解決しようとする課題は、印刷開始までの時間を短縮することができる加熱装置および画像処理装置を提供することである。
実施形態の加熱装置は、フィルム状の筒状体と、発熱体と、ヒータユニットと、伝熱部材と、感温素子と、を持つ。発熱体は、筒状体の内側に配置され、筒状体の軸方向を長手方向とする。ヒータユニットは、発熱体を有し、第1方向の第1面が筒状体の内面に当接する。伝熱部材は、第1面とは反対側のヒータユニットの第2方向の第2面の一部に当接する。伝熱部材は、発熱体の発熱時における第2面の温度分布のピーク位置に溝部を有する。感温素子は、伝熱部材の第2方向の表面に配置される。感温素子は、伝熱部材の第1方向の表面に形成されて伝熱部材をヒータユニットから離間させる溝部の背面位置に配置される。


実施形態の画像処理装置の概略構成図。 実施形態の画像処理装置のハードウエア構成図。 実施形態の加熱装置の正面断面図。 ヒータユニットの正面断面図。 ヒータユニットの底面図。 ヒータ温度計およびサーモスタットの平面図。 第1の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図。 第1の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図。 筒状フィルムの昇温時間を示すグラフ。 連続印刷可能枚数を示すグラフ。 第1の実施形態の第1変形例における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図。 第2の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図。 第3の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図。 第4の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図。 第4の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの平面図。 第4の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図。
以下、実施形態の加熱装置および画像処理装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像処理装置の概略構成図である。実施形態の画像処理装置は、画像形成装置1である。画像形成装置1は、シート(用紙)Sに画像を形成する処理を行う。
画像形成装置1は、ハウジング10と、スキャナ部2と、画像形成ユニット3と、シート供給部4と、搬送部5と、排紙トレイ7と、反転ユニット9と、コントロールパネル8と、制御部6と、を有する。
ハウジング10は、画像形成装置1の外形を形成する。
スキャナ部2は、複写対象物の画像情報を光の明暗として読み取り、画像信号を生成する。スキャナ部2は、生成した画像信号を画像形成ユニット3に出力する。
画像形成ユニット3は、スキャナ部2から受信した画像信号または外部から受信した画像信号に基づいて、トナー等の記録剤により出力画像(以下、トナー像という)を形成する。画像形成ユニット3は、トナー像をシートSの表面上に転写する。画像形成ユニット3は、シートSの表面上のトナー像を加熱および加圧して、トナー像をシートSに定着させる。画像形成ユニット3の詳細は後述される。
シート供給部4は、画像形成ユニット3がトナー像を形成するタイミングに合わせて、シートSを1枚ずつ搬送部5に供給する。シート供給部4は、シート収容部20と、ピックアップローラ21と、を有する。
シート収容部20は、所定のサイズおよび種類のシートSを収納する。
ピックアップローラ21は、シート収容部20からシートSを1枚ずつ取り出す。ピックアップローラ21は、取り出したシートSを搬送部5へ供給する。
搬送部5は、シート供給部4から供給されるシートSを画像形成ユニット3に搬送する。搬送部5は、搬送ローラ23と、レジストローラ24と、を有する。
搬送ローラ23は、ピックアップローラ21から供給されるシートSをレジストローラ24へ搬送する。搬送ローラ23は、シートSの搬送方向の先端をレジストローラ24のニップNに突き当てる。
レジストローラ24は、ニップNにおいてシートSを撓ませることにより、搬送方向でのシートSの先端の位置を整える。レジストローラ24は、画像形成ユニット3がトナー像をシートSに転写するタイミングに応じてシートSを搬送する。
画像形成ユニット3について説明する。
画像形成ユニット3は、複数の画像形成部25と、レーザ走査ユニット26と、中間転写ベルト27と、転写部28と、定着装置30と、を有する。
画像形成部25は、感光体ドラム25dを有する。画像形成部25は、スキャナ部2または外部からの画像信号に応じたトナー像を感光体ドラム25dに形成する。複数の画像形成部25Y,25M,25C,25Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーによるトナー像を形成する。
感光体ドラム25dの周囲には、帯電器、現像器などが配置される。帯電器は、感光体ドラム25dの表面を帯電させる。現像器は、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのトナーを含む現像剤を収容する。現像器は、感光体ドラム25d上の静電潜像を現像する。この結果、感光体ドラム25d上には、各色のトナーによるトナー像が形成される。
レーザ走査ユニット26は、帯電した感光体ドラム25dにレーザ光Lを走査して感光体ドラム25dを露光する。レーザ走査ユニット26は、各色の画像形成部25Y,25M,25C,25Kの感光体ドラム25dを、各別のレーザ光LY,LM,LC,LKで露光する。これによりレーザ走査ユニット26は、感光体ドラム25dに静電潜像を形成する。
中間転写ベルト27には、感光体ドラム25dの表面のトナー像が1次転写される。
転写部28は、中間転写ベルト27上に1次転写されたトナー像を2次転写位置においてシートSの表面上に転写する。
定着装置30は、シートSに転写されたトナー像を加熱および加圧して、トナー像をシートSに定着させる。定着装置30の詳細は後述される。
反転ユニット9は、シートSの裏面に画像を形成するためシートSを反転させる。反転ユニット9は、定着装置30から排出されるシートSを、スイッチバックにより表裏反転させる。反転ユニット9は、反転したシートSをレジストローラ24に向けて搬送する。
排紙トレイ7は、画像が形成されて排出されたシートSを載置する。
コントロールパネル8は、操作者が画像形成装置1を操作するための情報を入力する入力部の一部である。コントロールパネル8は、タッチパネルや各種ハードキーを有する。
制御部6は、画像形成装置1の各部の制御を行う。
図2は、実施形態の画像処理装置のハードウエア構成図である。画像形成装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)91、メモリ92、補助記憶装置93などを備え、プログラムを実行する。画像形成装置1は、プログラムの実行によってスキャナ部2、画像形成ユニット3、シート供給部4、搬送部5、反転ユニット9、コントロールパネル8、通信部90を備える装置として機能する。
CPU91は、メモリ92および補助記憶装置93に記憶されたプログラムを実行することによって制御部6として機能する。制御部6は、画像形成装置1の各機能部の動作を制御する。
補助記憶装置93は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。補助記憶装置93は、情報を記憶する。
通信部90は、自装置を外部装置に接続するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部90は、通信インタフェースを介して外部装置と通信する。
定着装置30について詳しく説明する。
図3は、実施形態の加熱装置の正面断面図である。実施形態の加熱装置は、定着装置30である。定着装置30は、加圧ローラ30pと、フィルムユニット30hと、を有する。
加圧ローラ30pは、フィルムユニット30hとの間でニップNを形成する。加圧ローラ30pは、ニップNに進入したシートSのトナー像を加圧する。加圧ローラ30pは、自転してシートSを搬送する。加圧ローラ30pは、芯金32と、弾性層33と、離型層(不図示)と、を有する。
芯金32は、ステンレス等の金属材料により円柱状に形成される。芯金32の軸方向の両端部は、回転可能に支持される。芯金32は、モータ(不図示)により回転駆動される。芯金32は、カム部材(不図示)に当接する。カム部材は、回転することにより、芯金32をフィルムユニット30hに対して接近および離反させる。
弾性層33は、シリコーンゴム等の弾性材料で形成される。弾性層33は、芯金32の外周面上に一定の厚さで形成される。
離型層(不図示)は、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などの樹脂材料で形成される。離型層は、弾性層33の外周面上に形成される。
加圧ローラ30pの外周面の硬度は、ASKER-C硬度計で9.8Nの荷重において、40°~70°であることが望ましい。これにより、ニップNの面積と加圧ローラ30pの耐久性が確保される。
加圧ローラ30pは、カム部材の回転によりフィルムユニット30hに対して接近および離反することが可能である。加圧ローラ30pをフィルムユニット30hに接近させ、加圧バネにより押圧すると、ニップNが形成される。一方、定着装置30でシートSのジャムが発生した場合において、加圧ローラ30pをフィルムユニット30hから離反させることにより、シートSを取り除くことができる。また、スリープ時など筒状フィルム35が回転停止している状態において、加圧ローラ30pをフィルムユニット30hから離反させることにより、筒状フィルム35の塑性変形が防止される。
加圧ローラ30pは、モータにより回転駆動されて自転する。ニップNが形成された状態で加圧ローラ30pが自転すると、フィルムユニット30hの筒状フィルム35が従動回転する。加圧ローラ30pは、ニップNにシートSが配置された状態で自転することにより、シートSを搬送方向Wに搬送する。
フィルムユニット30hは、ニップNに進入したシートSのトナー像を加熱する。フィルムユニット30hは、筒状フィルム(筒状体)35と、ヒータユニット40と、伝熱部材70と、支持部材36と、ステイ38と、感温素子60と、フィルム温度計64と、を有する。
筒状フィルム35は、筒状に形成される。筒状フィルム35は、内周側から順に、基層と、弾性層と、離型層と、を有する。基層は、ニッケル(Ni)等の材料により筒状に形成される。弾性層は、基層の外周面上に積層配置される。弾性層は、シリコーンゴム等の弾性材料で形成される。離型層は、弾性層の外周面上に積層配置される。離型層は、PFA樹脂などの材料で形成される。
図4は、図5のIV-IV線におけるヒータユニットの正面断面図である。図5は、ヒータユニットの底面図(+z方向から見た図)である。ヒータユニット40は、基板(発熱体基板)41と、発熱体セット(発熱体)45と、配線セット55と、を有する。
基板41は、ステンレス等の金属材料または窒化アルミニウム等のセラミック材料などで形成される。基板41は、長細い長方形の板状に形成される。基板41は、筒状フィルム35の径方向の内側に配置される。基板41は、筒状フィルム35の軸方向を長手方向とする。
本願において、x方向、y方向およびz方向が以下のように定義される。y方向は基板41の長手方向である。後述されるように、+y方向は中央部発熱体45aから第1端部発熱体45b1に向かう方向である。x方向は基板41の短手方向であり、+x方向はシートSの搬送方向(下流側の方向)である。z方向は基板41の法線方向である。+z方向(第1方向)は、基板41に対して発熱体セット45が配置される方向であり、ヒータユニット40において筒状フィルム35と接触する第1面40aが配置される方向である。-z方向(第2方向)は、+z方向とは反対の方向であり、ヒータユニット40において伝熱部材70と接触する第2面40bが配置される方向である。基板41の+z方向の面には、ガラス材料等により絶縁層43が形成される。
発熱体セット45は、図5に示されるように、基板41に配置される。発熱体セット45は、銀・パラジウム合金等により形成される。発熱体セット45の外形は、y方向を長手方向とし、x方向を短手方向とする長方形状に形成される。発熱体セット45のx方向の中心45cは、基板41(ヒータユニット40)のx方向の中心41cより、-x方向に配置される。
発熱体セット45は、y方向に沿って設けられる複数の発熱体45b1,45a,45b2を有する。発熱体セット45は、y方向に並んで配置された、第1端部発熱体45b1と、中央部発熱体45aと、第2端部発熱体45b2と、を有する。中央部発熱体45aは、発熱体セット45のy方向の中央部に配置される。第1端部発熱体45b1は、中央部発熱体45aの+y方向であって、発熱体セット45の+y方向の端部に配置される。第2端部発熱体45b2は、中央部発熱体45aの-y方向であって、発熱体セット45の-y方向の端部に配置される。
発熱体セット45は、通電により発熱する。y方向の幅が小さいシートSは、定着装置30のy方向の中央部を通過する。この場合に制御部6は、中央部発熱体45aのみを発熱させる。一方で制御部6は、y方向の幅が大きいシートSの場合に、発熱体セット45の全体を発熱させる。そのため、中央部発熱体45aと、第1端部発熱体45b1および第2端部発熱体45b2とは、相互に独立して発熱を制御される。また第1端部発熱体45b1および第2端部発熱体45b2は、同様に発熱を制御される。
図4に示されるように、絶縁層43の+z方向の面に、発熱体セット45および配線セット55が形成される。発熱体セット45および配線セット55を覆うように、ガラス材料等により保護層46が形成される。保護層46は、ヒータユニット40と筒状フィルム35との摺動性を向上させる。
基板41の+z方向に形成される絶縁層43と同様に、基板41の-z方向に絶縁層が形成されてもよい。基板41の+z方向に形成される保護層46と同様に、基板41の-z方向に保護層が形成されてもよい。これにより、基板41の反りが抑制される。
図3に示されるように、ヒータユニット40は、筒状フィルム35の内側に配置される。筒状フィルム35の内周面にはグリース(不図示)が塗布されている。ヒータユニット40の+z方向の第1面40aは、グリースを介して筒状フィルム35の内周面に接触する。ヒータユニット40が発熱すると、グリースの粘度が低下する。これにより、ヒータユニット40と筒状フィルム35との摺動性が確保される。
加圧ローラ30pの中心pcとフィルムユニット30hの中心hcとを結ぶ直線CLが定義される。基板41のx方向の中心41cは、直線CLより、+x方向に配置される。発熱体セット45のx方向の中心45cは、直線CL上に配置される。発熱体セット45は、全体がニップNの領域内に含まれて、ニップNの中心に配置される。これにより、ニップNの熱分布が均等になり、ニップNを通過するシートSが均等に加熱される。
伝熱部材70は、銅などの熱伝導率の高い金属材料により形成される。伝熱部材70の外形は、ヒータユニット40の基板41の外形と同等である。伝熱部材70は、ヒータユニット40の-z方向の第2面40bの少なくとも一部に接触して配置される。伝熱部材70の詳細は後述される。
支持部材36は、液晶ポリマーなどの樹脂材料により形成される。支持部材36は、ヒータユニット40の-z方向と、x方向の両側とを覆うように配置される。支持部材36は、伝熱部材70を介してヒータユニット40を支持する。支持部材36のx方向の両端部には丸面取りが形成される。支持部材36は、ヒータユニット40のx方向の両端部において、筒状フィルム35の内周面を支持する。
定着装置30を通過するシートSを加熱するとき、シートSのサイズに応じてヒータユニット40に温度分布が発生する。ヒータユニット40が局所的に高温になると、樹脂材料で形成される支持部材36の耐熱温度を上回る可能性がある。伝熱部材70は、ヒータユニット40の温度分布を平均化させる。これにより、支持部材36の耐熱性が確保される。
ステイ38は、鋼板材料等により形成される。ステイ38のy方向に垂直な断面はU字状に形成される。ステイ38は、U字の開口部を支持部材36で塞ぐように、支持部材36の-z方向に装着される。ステイ38はy方向に伸びる。ステイ38のy方向の両端部は、画像形成装置1のハウジングに固定される。これにより、フィルムユニット30hが画像形成装置1に支持される。ステイ38は、フィルムユニット30hの曲げ剛性を向上させる。ステイ38のy方向の両端部付近には、筒状フィルム35のy方向への移動を規制するフランジ(不図示)が装着される。
感温素子60は、ヒータユニット40の-z方向に配置される。感温素子60は、伝熱部材70の-z方向の表面に配置される。感温素子60は、支持部材36をz方向に貫通する孔の内側に配置される。感温素子60の配線(不図示)は、支持部材36の孔から-z方向に引き出される。感温素子60は、ヒータ温度計62およびサーモスタット(遮断装置)68である。例えば、ヒータ温度計62はサーミスタである。
図6は、ヒータ温度計およびサーモスタットの平面図(-z方向から見た図)である。図6では、支持部材36の記載が省略されている。ヒータ温度計62は、中央部ヒータ温度計62aと、端部ヒータ温度計62bと、を有する。サーモスタット68は、中央部サーモスタット68aと、端部サーモスタット68bと、を有する。中央部発熱体45aの-z方向に、中央部ヒータ温度計62aおよび中央部サーモスタット68aが配置される。一方、第1端部発熱体45b1および第2端部発熱体45b2の-z方向に、端部ヒータ温度計62bおよび端部サーモスタット68bが配置される。
ヒータ温度計62は、伝熱部材70を介してヒータユニット40の温度を検知する。
制御部6(図1参照)は、定着装置30の始動時に、ヒータ温度計62により発熱体セット45の温度を計測する。発熱体セット45の温度が所定温度より低い場合に、制御部6は、発熱体セット45を短時間だけ発熱させる。その後に制御部6は、加圧ローラ30pの回転を開始する。発熱体セット45の発熱により、筒状フィルム35の内周面に塗布されたグリースの粘度が低下する。これにより、加圧ローラ30pの回転開始時におけるヒータユニット40と筒状フィルム35との摺動性が確保される。
ヒータ温度計62は、伝熱部材70の温度を検知する。
制御部6は、定着装置30の運転時に、ヒータ温度計62により伝熱部材70の温度を計測する。制御部6は、伝熱部材70の温度計測結果に基づいて、発熱体セット45への通電を制御する。これにより、支持部材36に接触する伝熱部材70の温度が、支持部材36の耐熱温度未満に維持される。
サーモスタット68は、伝熱部材70を介して検知したヒータユニット40の温度が所定温度を超えた場合に、発熱体セット45への通電を遮断する。その結果、ヒータユニット40による筒状フィルム35の過剰な加熱が抑制される。
フィルム温度計64は、図3に示されるように、筒状フィルム35の内周面に当接する。フィルム温度計64は、筒状フィルム35の温度を検知する。
制御部6は、定着装置30の運転時に、筒状フィルム35のy方向の中央部および端部の温度を計測する。制御部6は、筒状フィルム35のy方向の中央部の温度計測結果に基づいて、中央部発熱体45aへの通電を制御する。制御部6は、筒状フィルム35のy方向の端部の温度計測結果に基づいて、第1端部発熱体45b1および第2端部発熱体45b2への通電を制御する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の伝熱部材70について詳しく説明する。
図7は、第1の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図である。図7は、図8のVII-VII線における断面図である。伝熱部材70は、+z方向の第1面70aに溝部72を有する。溝部72の形成領域では、伝熱部材70がヒータユニット40から離間している。伝熱部材70の第1面70aにおける溝部72の+x方向および-x方向には、ヒータユニット40と当接する当接部73が形成される。
画像形成装置1において印刷を開始するとき、発熱体セット45は筒状フィルム35を定着温度まで上昇させる。発熱体セット45が常温から発熱するとき、発熱初期の温度分布はグラフT1のようになる。グラフT1およびT2は、ヒータユニット40の-z方向の第2面40bにおけるx方向の温度分布を示している。グラフT1に示されるように、ヒータユニット40の第2面40bの温度分布はピーキー(山形状)になる。温度ピーク位置40pは、x方向において発熱体セット45の中央部と同じ位置である。伝熱部材70の溝部72は、ヒータユニット40の温度ピーク位置40pを覆うように形成される。
温度ピーク位置40pに溝部72が形成されない場合には、ヒータユニット40の温度ピーク位置40pに伝熱部材70が当接する。この場合には、ヒータユニット40の熱の多くが伝熱部材70に伝達され、筒状フィルム35に伝達されない。これに対して、温度ピーク位置40pに溝部72が形成される場合には、ヒータユニット40の熱の多くが、伝熱部材70に伝達されずに、筒状フィルム35に伝達される。したがって、筒状フィルム35が効率的に加熱される。
溝部72のz方向の深さHgは、伝熱部材70のz方向の厚さHtの20~50%であることが望ましい。溝部72のx方向の幅Wgは、発熱体セット45のx方向の幅Whより大きくてもよい。これにより、発熱体セット45で発生した熱の多くが、直ちに伝熱部材70に伝達されずに、筒状フィルム35に伝達されやすくなる。したがって、筒状フィルム35が効率的に加熱される。
図9は、筒状フィルムの昇温時間を示すグラフである。実施例および比較例の定着装置について、筒状フィルム35が定着温度になるまでの昇温時間を比較した。比較例の定着装置では、伝熱部材70に溝部が形成されていない。実施例1~3の定着装置では、溝部72のx方向の幅Wg(図7参照)が異なる。実施例1の溝部72の幅Wgが最も小さく、実施例3の溝部72の幅Wgが最も大きい。実施例1および2の溝部72のx方向の幅Wgは、発熱体セット45のx方向の幅Wh(図7参照)より小さい。実施例3の溝部72の幅Wgは、発熱体セット45の幅Wh(図7参照)より大きい。
図9に示されるように、比較例の定着装置では、筒状フィルム35が定着温度になるまでの昇温時間が長い。これに対して、実施例1~3の定着装置では、筒状フィルム35が定着温度になるまでの昇温時間が、比較例の半分程度である。実施例3の昇温時間は、実施例1および2の昇温時間と同等か、それより少し短い。このように、実施例の定着装置では、筒状フィルム35の昇温時間が短くなる。したがって、実施形態の定着装置30では、印刷開始までの時間を短縮することができる。
発熱開始後の発熱体セット45は、供給電力を調整されながら発熱を続けて、筒状フィルム35を定着温度に維持する。発熱体セット45で発生した熱は、筒状フィルム35に伝達され易く、伝熱部材70に伝達され難い。そのため、筒状フィルム35を定着温度に維持するための消費電力が抑制されるとともに、伝熱部材70の温度上昇が抑制される。筒状フィルム35が定着温度に維持されるとき、ヒータユニット40の第2面40bの温度分布は、図7に示されるグラフT2のようになる。グラフT2に示されるように、ヒータユニット40の第2面40bの温度分布はブロード(台形状)になる。温度ピーク位置40pから+x方向および-x方向に離れた位置でも、温度ピーク位置40pと同様の高温になる。伝熱部材70は、溝部72の+x方向および-x方向に当接部73を有する。そのため、ヒータユニット40の+x方向および-x方向の熱が伝熱部材70に伝達され、ヒータユニット40の温度上昇が抑制される。
図10は、連続印刷可能枚数を示すグラフである。実施例および比較例の定着装置について、伝熱部材70の第2面70bの温度が所定温度を超えるまで、連続して印刷可能なシートSの枚数を比較した。比較例の定着装置では、連続印刷可能枚数が少ない。筒状フィルム35を定着温度に維持するとき、伝熱部材70にも多くの熱が伝達されて、伝熱部材70の第2面70bの温度が高温になりやすいと考えられる。実施例1~3の定着装置では、連続印刷可能枚数が比較例の数倍程度である。筒状フィルム35を定着温度に維持するとき、伝熱部材70には多くの熱が伝達されず、しかも伝達された熱は伝熱部材70の各部に分散される。そのため、実施例1~3の定着装置では、伝熱部材70の第2面70bの温度が高温になりにくく、連続して印刷可能なシートの枚数が多くなる。したがって、実施形態の定着装置30では、印刷の生産性を向上させることができる。
図8は、第1の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図である。図8は、図7のVIII-VIII線における断面図である。図8では、感温素子60の記載が省略されている。発熱体セット45が常温から発熱するとき、前述したx方向と同様にy方向においても、ヒータユニット40の第2面40bの温度分布はピーキー(山形状)になる。y方向の温度ピーク位置は、発熱体セット45のy方向の中央部と同じ位置である。伝熱部材70の溝部72は、ヒータユニット40の温度ピーク位置を覆うように形成される。溝部72のy方向の長さLgは、発熱体セット45のy方向の長さLhより大きい。発熱体セット45の形成領域において、溝部72のxz断面の形状は一様である。そのため、発熱体セット45の-z方向における熱的状況が、y方向に沿って略均等になる。これにより、発熱体セット45の+z方向に配置される筒状フィルム35が、y方向に沿って略均等に加熱される。
発熱体セット45は、y方向のサイズが最大のシートSよりも、y方向に長く形成される。溝部72は、発熱体セット45よりもy方向に長く形成される。伝熱部材70は、溝部72よりもy方向に長く形成される。すなわち、伝熱部材70は、y方向において発熱体セット45の外側に伸びる。発熱体セット45のy方向の外側領域の少なくとも一部における、伝熱部材70のxz断面(y方向に垂直な断面)の断面積を第1断面積A1とする。具体的には、溝部72のy方向の外側領域における、伝熱部材70のxz断面の断面積を第1断面積A1とする。一方、発熱体セット45のy方向の内側領域における、伝熱部材70のxz断面の断面積を第2断面積A2とする。伝熱部材70は、第1断面積A1が第2断面積A2より大きくなるように形成される。
伝熱部材70は、溝部72のy方向の外側領域に、ヒータユニット40に当接する当接部74を有する。当接部74は、溝部72の非形成領域である。そのため、当接部74のxz断面の第1断面積A1は、前述された発熱体セット45の内側領域(溝部72の形成領域)の第2断面積A2より大きい。これにより、当接部74の熱容量は、溝部72の形成領域の熱容量より大きくなる。
発熱体セット45は、シートSのy方向のサイズより広い範囲で発熱する。シートSが定着装置30を通過するとき、シートSがヒータユニット40の熱を奪う。ヒータユニット40のy方向において、シートSの通過領域は冷却されるが、シートSの非通過領域は冷却されない。そのため、ヒータユニット40のy方向の両端部が高温になりやすい。
伝熱部材70は、溝部72のy方向の外側領域に当接部74を有する。ヒータユニット40のy方向の両端部の熱は、当接部74から伝熱部材70に伝達されやすい。したがって、ヒータユニット40のy方向の両端部の温度上昇が抑制される。
伝熱部材70は、当接部74および当接部73(図7参照)により、溝部72の全周縁部においてヒータユニット40の第2面40bに当接する。そのため、溝部72はヒータユニット40により密閉される。伝熱部材70は貫通孔75を有する。貫通孔75は、z方向に沿って伝熱部材70を貫通し、溝部72に開口する。伝熱部材70の-z方向に支持部材36(図3参照)が配置される場合は、伝熱部材70の貫通孔75に連続する貫通孔が支持部材36にも形成される。温度上昇により高圧力となった溝部72の空気は、貫通孔75を通って外部に排出される。そのため、伝熱部材70における当接部74および当接部73のヒータユニット40からの浮き上がりが抑制される。これにより、ヒータユニット40の熱が、当接部74および当接部73を介して伝熱部材70に伝達される。
貫通孔75は、発熱体セット45のy方向の外側に形成される。そのため、発熱体セット45の-z方向における熱的状況が、y方向に沿って略均等になる。これにより、発熱体セット45の+z方向に配置される筒状フィルム35が、y方向に沿って略均等に加熱される。
以上に詳述されたように、定着装置30は、筒状フィルム35と、発熱体セット45と、ヒータユニット40と、伝熱部材70と、感温素子60と、を持つ。発熱体セット45は、筒状フィルム35の内側に配置され、筒状フィルム35の軸方向を長手方向とする。ヒータユニット40は、発熱体セット45を有し、+z方向の第1面40aが筒状フィルム35の内面に当接する。伝熱部材70は、第1面40aとは反対側のヒータユニット40の-z方向の第2面40bの一部に当接する。伝熱部材70は、発熱体セット45の発熱時における第2面40bの温度分布のピーク位置40pに溝部72を有する。感温素子60は、伝熱部材70の-z方向の表面に配置される。
ヒータユニット40の温度ピーク位置40pに伝熱部材70の溝部72が形成される。そのため、ヒータユニット40の熱の多くは、伝熱部材70に伝達されずに、筒状フィルム35に伝達される。これにより、筒状フィルム35が効率的に加熱されるので、印刷開始までの時間を短縮することができる。
感温素子60は、伝熱部材70の-z方向の表面に配置される。感温素子60は、伝熱部材70の温度を精度よく検知する。これにより、伝熱部材70の温度を所定温度未満に維持する制御が、精度よく実現される。例えば、所定温度は、伝熱部材70に当接する支持部材36(図3参照)の耐熱温度である。
溝部72の内部に感温素子60が配置される場合と比べて、感温素子60および溝部72の設計自由度が大きくなる。また、感温素子60の配線の引き回しが容易になる。
伝熱部材70は、y方向において発熱体セット45の外側に伸びる。発熱体セット45のy方向の外側領域の少なくとも一部における伝熱部材70のy方向に垂直な断面積を第1断面積A1とする。発熱体セット45のy方向の内側領域における伝熱部材70のy方向に垂直な断面積を第2断面積A2とする。伝熱部材70は、第1断面積A1が第2断面積A2より大きい。
発熱体セット45のy方向の外側領域はシートSの非通過領域であるため、内側領域に比べて高温になりやすい。伝熱部材70の第1断面積A1は、第2断面積A2より大きい。発熱体セット45の外側領域における伝熱部材70の熱容量は、内側領域における熱容量より大きい。そのため、発熱体セット45の外側領域の熱は、伝熱部材70に伝達されやすい。これにより、定着装置30の温度超過を解消するための印刷の一時停止が抑制され、印刷の生産性が向上する。
伝熱部材70は、溝部72の全周縁部においてヒータユニット40の第2面40bに当接する。伝熱部材70は、伝熱部材70を貫通して溝部72に開口する貫通孔75を有する。
温度上昇により高圧力となった溝部72の空気は、貫通孔75を通って外部に排出される。そのため、ヒータユニット40からの伝熱部材70の浮き上がりが抑制される。これにより、印刷時においてヒータユニット40の熱が伝熱部材70に伝達される。
図11は、第1の実施形態の第1変形例における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図である。図11は、第1の実施形態の図8に対応する側面断面図である。第1の実施形態と同様である点についての第1変形例の説明は省略される。
第1変形例における伝熱部材170は、第1の実施形態における伝熱部材70(図8参照)と同様に、第1断面積A1が第2断面積A2より大きくなるように形成される。第1断面積A1は、発熱体セット45のy方向の外側領域の少なくとも一部における、伝熱部材70のxz断面(y方向に垂直な断面)の断面積である。具体的に、第1断面積A1は、溝部72のy方向の外側領域における、伝熱部材70のxz断面の断面積である。一方、第2断面積A2は、発熱体セット45のy方向の内側領域における、伝熱部材70のxz断面の断面積である。
第1変形例における伝熱部材170は、溝部72のy方向の外側領域に、外側溝部76を有する。外側溝部76は、溝部72と同様に、伝熱部材170の+z方向の第1面70aに形成される。外側溝部76のz方向の深さHeは、溝部72のz方向の深さHgより小さい。これにより、溝部72の外側領域における伝熱部材170の第1断面積A1が、内側領域における第2断面積A2より大きくなる。外側溝部76のx方向の幅は、溝部72のx方向の幅と同等か、それより小さい。外側溝部76は、溝部72のy方向の端部から、伝熱部材170のy方向の端部まで形成される。溝部72は、外側溝部76を介して、外部に連通する。そのため、第1変形例の伝熱部材170には、貫通孔75(図8参照)が形成されていない。
第1変形例における伝熱部材170は、第1の実施形態における伝熱部材70と同様に、第1断面積A1が第2断面積A2より大きい。そのため、発熱体セット45の外側領域の熱は伝熱部材70に伝達されやすい。これにより、定着装置30の温度超過を解消するための印刷の一時停止が抑制され、印刷の生産性が向上する。
第1変形例における伝熱部材170は、貫通孔75が形成されない。そのため、伝熱部材70の-z方向に支持部材36(図3参照)が配置される場合でも、伝熱部材70の貫通孔75に連続する貫通孔を支持部材36に形成する必要がない。したがって、支持部材36などの設計自由度が向上する。
(第2の実施形態)
図12は、第2の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図である。第2の実施形態における伝熱部材270は、第2面70bに凸部77を有する点で、第1の実施形態における伝熱部材70とは異なる。第1の実施形態と同様である点についての第2の実施形態の説明は省略される。
伝熱部材270には、第1面70aに溝部72が形成され、第2面70bに凸部77が形成される。凸部77の形成領域における伝熱部材270の-z方向の表面は、凸部77の非形成領域における伝熱部材270の-z方向の表面より、-z方向に配置される。凸部77は、x方向およびy方向において、少なくとも溝部72の形成領域に形成される。溝部72の形成領域における伝熱部材270の-z方向の端部を第1端部72pとする。溝部72の非形成領域の少なくとも一部における伝熱部材270の-z方向の端部を第2端部73pとする。第1端部72pは、第2端部73pより-z方向に配置される。
これにより、伝熱部材270の第2断面積A2が、第1断面積A1に接近する。第2断面積A2は、溝部72の形成領域における伝熱部材270のxz断面の断面積である。第1断面積A1は、溝部72の非形成領域における伝熱部材270のxz断面の断面積である。そのため、溝部72の形成領域における伝熱部材270の熱容量が、溝部72の非形成領域における伝熱部材270の熱容量に接近する。これにより、x方向およびy方向の各部において伝熱部材270の熱容量が平均化され、伝熱部材270の全体の熱容量が大きくなる。
伝熱部材270は、金属板をプレス加工(絞り加工)して形成されてもよい。この場合には、溝部72および凸部77が同時に形成され、伝熱部材270の各部の厚さが略均等になる。溝部72の形成領域における伝熱部材270の第2断面積A2が、溝部72の非形成領域における第1断面積A1と同等になる。これにより、伝熱部材270の熱容量が平均化される。
図9および図10における実施例4は、第2の実施形態の実施例である。実施例4の溝部72のx方向の幅Wg(図7参照)は、実施例2と同じである。図9に示されるように、実施例4の定着装置では、筒状フィルム35が定着温度になるまでの昇温時間が、実施例1~3と同等である。図10に示されるように、実施例4の定着装置では、連続印刷可能枚数が、実施例1~3の2倍程度である。実施例4では、実施例1~3に比べて、伝熱部材270の熱容量が大きい。そのため、伝熱部材270が高温になりにくいと考えられる。
以上のように、第2の実施形態における伝熱部材270では、第1端部72pが第2端部73pより-z方向に配置される。第1端部72pは、溝部72の形成領域における伝熱部材270の-z方向の端部である。第2端部73pは、溝部72の非形成領域の少なくとも一部における伝熱部材270の-z方向の端部である。
これにより、x方向およびy方向の各部において伝熱部材270の熱容量が平均化され、伝熱部材270の全体の熱容量が大きくなる。ヒータユニット40の熱が、伝熱部材270に伝達されやすくなる。したがって、定着装置30の温度超過を解消するための印刷の一時停止が抑制され、印刷の生産性が向上する。
(第3の実施形態)
図13は、第3の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの正面断面図である。第3の実施形態における伝熱部材370は、感温素子60の装着用の凹部78を第2面70bに有する点で、第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態と同様である点についての第3の実施形態の説明は省略される。
伝熱部材370は、第2面70bに凹部78を有する。凹部78の底面に感温素子60が装着される。感温素子60の装着領域における伝熱部材370のz方向の厚さHsは、感温素子60の非装着領域における伝熱部材370のz方向の厚さHtより小さい。凹部78のx方向およびy方向の幅は、感温素子60と同等か、感温素子60より少し大きい。
凹部78の底面に感温素子60が装着されるので、感温素子60とヒータユニット40との距離が短くなる。これにより、感温素子60は、ヒータユニット40の温度を精度よく検知する。
伝熱部材370の第2面70bには、感温素子60の装着領域に凹部78が形成され、感温素子60の非装着領域には凹部78が形成されない。感温素子60の装着領域における伝熱部材370の-z方向の端部を第1端部72pとする。感温素子60の非装着領域の少なくとも一部における伝熱部材370の-z方向の端部を第2端部73pとする。第1端部72pは、第2端部73pより+z方向に配置される。
逆に言えば、第2端部73pは、第1端部72pより-z方向に配置される。これにより、伝熱部材370のxz断面における断面積の減少が抑制され、伝熱部材370の熱容量の低下が抑制される。ヒータユニット40の熱が、伝熱部材270に伝達されやすくなる。したがって、定着装置30の温度超過を解消するための印刷の一時停止が抑制され、印刷の生産性が向上する。
(第4の実施形態)
図14は、第4の実施形態における伝熱部材およびヒータユニットの側面断面図である。図15は平面図であり、図16は正面断面図である。図14は、図15のXIV-XIV線における断面図である。図16は、図15のXVI-XVI線における断面図である。第4の実施形態における伝熱部材470では、溝部72のy方向の端部の形状が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同様である点についての第4の実施形態の説明は省略される。
伝熱部材470は、図14に示されるように、溝部72のy方向の外側領域に、外側溝部82を有する。外側溝部82は、溝部72と同様に、伝熱部材470の+z方向の第1面70aに形成される。外側溝部82のz方向の深さは、溝部72のz方向の深さと同等である。図15に示されるように、外側溝部82のx方向の幅は、溝部72のx方向の幅より大きい。外側溝部82は、発熱体セット45のy方向の端部近傍から、伝熱部材470のy方向の端部まで形成される。y方向における溝部72と外側溝部82との間には、x方向の幅が連続的に変化する中間溝部83が形成される。溝部72は、中間溝部83および外側溝部82を介して、外部に連通する。そのため、第1変形例の伝熱部材170には、貫通孔75(図8参照)が形成されていない。
図16に示されるように、伝熱部材470は、第2面70bに凸部86を有する。凸部86の形成領域における伝熱部材470の-z方向の表面は、凸部86の非形成領域における伝熱部材470の-z方向の表面より、-z方向に配置される。図15に示されるように、凸部86は、x方向およびy方向において、少なくとも外側溝部82の形成領域に形成される。図14に示されるように、外側溝部82の形成領域における伝熱部材470の-z方向の端部を第2端部73pとする。外側溝部82の非形成領域の少なくとも一部における伝熱部材470の-z方向の端部を第1端部72pとする。第2端部73pは、第1端部72pより-z方向に配置される。
伝熱部材470のy方向の端部に形成された凸部86から、伝熱部材470のy方向の内側に向かって、z方向の高さが連続的に変化する傾斜部87が形成される。図15に示されるように、傾斜部87は、x方向およびy方向において、少なくとも中間溝部83の形成領域に形成される。
図14に示されるように、外側溝部82の形成領域における伝熱部材270のxz断面の断面積を第1断面積A1とする。外側溝部82の非形成領域(溝部72の形成領域)における伝熱部材270のxz断面の断面積を第2断面積A2とする。前述されたように、伝熱部材270の第1面70aに外側溝部82が形成される一方で、第2面70bに凸部86が形成される。そのため、伝熱部材470の第1断面積A1は、第2断面積A2と同等である。これにより、外側溝部82の形成領域における伝熱部材270の熱容量は、外側溝部82の非形成領域における伝熱部材270の熱容量と同等である。中間溝部83の形成領域における伝熱部材270の熱容量についても同様である。
以上のように、伝熱部材470は、発熱体セット45の外側領域に外側溝部82を有する。外側溝部82は、発熱体セット45の内側領域に形成される溝部72より、x方向の幅が広い。
そのため、発熱体セット45の外側領域の熱は、筒状フィルム35に伝達されやすい。これにより、筒状フィルム35のy方向の端部が効率的に加熱される。特に、筒状フィルム35を低温状態から加熱する場合に、筒状フィルム35のy方向端部への熱逃げを補うことができる。したがって、筒状フィルム35の低温オフセットが抑制される。
伝熱部材470では、第2端部73pが第1端部72より-z方向に配置される。第2端部73pは、外側溝部82の形成領域における伝熱部材470の-z方向の端部である。第1端部72は、外側溝部82の非形成領域における伝熱部材470の-z方向の端部である。
これにより、x方向およびy方向の各部において伝熱部材270の熱容量が平均化され、伝熱部材270の全体の熱容量が大きくなる。筒状フィルム35が十分に加熱された後に、ヒータユニット40の熱が、伝熱部材270に伝達されやすくなる。したがって、定着装置30の温度超過を解消するための印刷の一時停止が抑制され、印刷の生産性が向上する。
実施形態の画像処理装置は画像形成装置1であり、加熱装置は定着装置30である。これに対して、画像処理装置は消色装置であり、加熱装置は消色部であってもよい。消色装置は、消色トナーによりシートに形成された画像を消色(消去)する処理を行う。消色部は、ニップを通過するシートに形成された消色トナー像を加熱して消色する。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、定着装置30は、ヒータユニット40の温度ピーク位置40pに形成された伝熱部材70の溝部72を持つ。これにより、印刷開始までの時間を短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置(画像処理装置)、A1…第1断面積、A2…第2断面積、S…シート、30…定着装置(加熱装置)、35…筒状フィルム(筒状体)、40…ヒータユニット、40a…第1面、40b…第2面、40p…温度ピーク位置、45…発熱体セット(発熱体)、60…感温素子、70,170,270,370…伝熱部材、72…溝部、72p…第1端部、73p…第2端部、75…貫通孔。

Claims (6)

  1. フィルム状の筒状体と、
    前記筒状体の内側に配置され、前記筒状体の軸方向を長手方向とする発熱体と、
    前記発熱体を有し、第1方向の第1面が前記筒状体の内面に当接するヒータユニットと、
    前記第1面とは反対側の前記ヒータユニットの第2方向の第2面の一部に当接し、前記発熱体の発熱時における前記第2面の温度分布のピーク位置に溝部を有する伝熱部材と、
    前記伝熱部材の前記第2方向の表面に配置され、前記伝熱部材の前記第1方向の表面に形成されて前記伝熱部材を前記ヒータユニットから離間させる前記溝部の背面位置に配置された感温素子と、を有する、
    加熱装置。
  2. 前記伝熱部材は、前記長手方向において前記発熱体の外側に伸び、前記発熱体の前記長手方向の外側領域の少なくとも一部における前記長手方向に垂直な前記伝熱部材の第1断面の第1断面積が前記発熱体の前記長手方向の内側領域における前記長手方向に垂直な前記伝熱部材の第2断面の第2断面積より大きい、
    請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記伝熱部材は、前記溝部の全周縁部において前記第2面に当接し、
    前記伝熱部材は、前記伝熱部材を貫通して前記溝部に開口する貫通孔を有する、
    請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記溝部の形成領域における前記伝熱部材の前記第2方向の第1端部は、前記溝部の非形成領域の少なくとも一部における前記伝熱部材の前記第2方向の第2端部より、前記第2方向に配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱装置。
  5. 前記感温素子の装着領域における前記伝熱部材の前記第2方向の第1端部は、前記感温素子の非装着領域の少なくとも一部における前記伝熱部材の前記第2方向の第2端部より、前記第1方向に配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱装置。
  6. 請求項1に記載の加熱装置を有する、
    画像処理装置。
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