JPH10254252A - 転写ベルト及びその製造方法、画像形成装置 - Google Patents

転写ベルト及びその製造方法、画像形成装置

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JPH10254252A
JPH10254252A JP9055256A JP5525697A JPH10254252A JP H10254252 A JPH10254252 A JP H10254252A JP 9055256 A JP9055256 A JP 9055256A JP 5525697 A JP5525697 A JP 5525697A JP H10254252 A JPH10254252 A JP H10254252A
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JP
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transfer belt
belt
rib
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image forming
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JP9055256A
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Naoki Enomoto
直樹 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱輪しにくい中間転写ベルトを提供すること
を課題とする。 【解決手段】中間転写ベルト91の製造工程において
は、当初、内周面側を外に向けた状態で製造する。そし
て、最終的にはこれを裏返すことで、中間転写ベルト9
1を完成させる。脱輪は、この裏返しの際に、リブ92
に歪みが残ることで発生している。従って、裏返す際
に、リブ92に過大な応力が作用しないように、リブ9
2の各所に切り欠き93を設ける。リブの内周側に微少
な孔を設けることでも同様の効果が得られる。また、裏
返した後リブを加熱して歪みを除去することでも同様の
効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置において使用される転写ベルト及びその製造
方法、さらには、この転写ベルトを備えた画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、電子写真方式、熱転
写方式、インクジェット方式などの様々な方式がある。
このうち、電子写真方式による画像形成装置は、高速、
高画質、高静寂性などの点で他の方式に比べて優れてお
り、近年普及してきている。
【0003】この電子写真方式の画像形成装置にも様々
な方式があり、例えば像担持体の表面にカラー像を重ね
た後、一括転写して画像形成を行う多重現像方式や、現
像と転写とのサイクルを繰り返し行う多重転写方式や、
一旦中間転写体上に各色の現像像(トナー画像)を順次
転写した後、転写材上に一括転写する中間転写方式など
がある。このうち、中間転写方式は、混色の心配がない
こと、様々なメディアへの対応が可能であることなどの
理由から注目されている。
【0004】図9は、中間転写方式の画像形成装置の一
例を示す概略構成図である。同図において、回転ドラム
型の電子写真感光体(以下単に“感光ドラム”という)
1の周面には、その図示矢印R1の回転方向に沿って順
に、帯電器2、レーザ光rを回転ドラム1に照射するレ
ーザ露光光学系3、ブラック現像器5,マゼンタ現像器
6,シアン現像器7,イエロー現像器8、中間転写ベル
ト9、クリーナ19および除電露光器17が配置されて
いる。
【0005】そして、上記各色の現像器5,6,7,8
は、不図示の駆動機構により必要に応じて選択的に感光
ドラム1に当接するように構成されている。
【0006】また、中間転写ベルト9は、対向ローラ1
2、駆動ローラ15およびテンションローラ16に巻回
して張設されている。中間転写ベルト9が感光ドラム1
に接触する1次転写部には中間転写ベルト9を介在させ
て1次転写ローラ10が配設され、この1次転写ローラ
10にバイアス電源20が接続されている。また、対向
ローラ12には中間転写ベルト9を介在させて2次転写
ローラ11が配設され、2次転写部が形成されている。
2次転写ローラ11にはバイアス電源21が接続されて
いる。
【0007】なお、図中、符号“13”を付したのは、
2次転写残トナーを中間転写ベルト9より除去するクリ
ーナである。また、符号“14”を付したのは、除電器
である。
【0008】このように構成された画像形成装置におい
て、感光ドラム1は、帯電器2で一様に帯電され、レー
ザ露光光学系3からレーザ光rが照射されて静電潜像が
形成される。そして、感光ドラム1上に形成された静電
潜像は、現像器5,6,7,8により各色について現像
が行われ、順次、中間転写ベルト9上に1次転写され
る。現像器5,6,7,8について上記工程が順次行わ
れた後、中間転写ベルト9上には、4色の重ねカラー画
像が形成されることになる。
【0009】中間転写ベルト9に記録媒体としての転写
紙18を介して2次転写ローラ11が当接し、転写紙1
8上にカラー画像が一括して2次転写される。
【0010】この1次転写工程および2次転写工程につ
いてさらに詳述する。 1次転写工程 感光ドラム1が負極性のOPC感光体である場合、静電
潜像の現像には、負極性トナーが用いられる。したがっ
て、バイアス電源20によって1次転写ローラ10に印
加する転写バイアスは、正極性である。
【0011】中間転写ベルト9には、通常、厚さ100
〜200μm、体積抵抗率を1e11〜1e16Ωcm程
度に調整された樹脂フィルム(例えば、PVdF、ナイ
ロン、PET、ポリカーボネート)を用いる。このよう
に、中間転写ベルト9として薄膜のフィルムを用いるこ
とで、1次転写部における静電容量を大きく(数100
〜数1000pF)できるため、安定した転写電流が得
られる。
【0012】なお、1次転写ローラ10には、転写部位
における体積抵抗率1e5 Ωcm以下のローラを用いる
のが一般的である。 2次転写工程 2次転写部では、対向電極となる対向ローラ12を接地
させるとともに、2次転写ローラ11にはバイアス電源
21により正極性の転写バイアスを印加しておく。そし
て、この状態において、2次転写部に転写紙18を通過
させることで2次転写を行う。なお、対向ローラ12を
接地させる代わりに、適当なバイアスを印加する場合も
ある。
【0013】2次転写工程が終了したのちは、2次転写
後も中間転写ベルトに残っているトナー(2次転写残ト
ナー)を、クリーナ13により除去する。さらにその
後、中間転写ベルト9を除電器14により除電する。除
電器14としては、ACコロナ帯電を用いることが多
い。除電効率を上げるため、一般的には、除電器14の
対向位置に、中間転写ベルト9を介して電極が設けられ
る。なお、1次転写工程終了後も感光ドラム1上に残っ
ているトナー(1次転写残トナー)は、クリーナ19に
より回収され、感光ドラム1は除電露光器17で初期化
されて次のサイクルに備える。
【0014】ところで、中間転写ベルト9としては、上
述の樹脂フィルム以外にも、芯体を有するゴムベルトを
用いたものもある。ゴムベルトを採用するのは主とし
て、高い耐久性が必要な場合である。このようなゴムベ
ルトでできた中間転写ベルト9には、裏面にリブ9a
(図10参照)を設け、このリブ9aを駆動ローラ1
5、テンションローラ16の端部に設けた溝24にはめ
ることによって、該中間転写ベルト9の蛇行を防止した
ものもある。
【0015】しかし、この様なリブ付きゴムベルトは、
リブやベルトを精度良く作成するのが困難であった。そ
こで、本件出願人等は、これまで、このようなリブ付き
のゴムベルトを作成する方法を提案してきた。該製造方
法は、あらかじめゴムベルト表面にリブを形成し、その
後、ベルトの表裏を引っくり返すというものである。以
下、該方法による中間転写ベルト作成の手順を工程ごと
に説明する。
【0016】工程A1.中間転写ベルトに使用するゴム
を、メチルエチルケトン等の溶剤に溶かす。以下、これ
を“ゴム糊”と呼ぶ。
【0017】工程A2.織物の芯体を、このゴム糊に浸
す。
【0018】工程A3.ゴム糊を浸した織物の芯体を、
円筒状の型(マンドレル)に巻き付ける。
【0019】工程A4.マンドレルに巻き付けた芯体の
上に、未加硫のゴムを巻き付ける。
【0020】工程A5.型をかぶせて、加熱、加硫を行
う。
【0021】工程A6.加硫の完了したベルトの表面を
研磨し、リブを形成する。
【0022】工程A7.リブの完成したベルトを型から
外し裏返す。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法によって
作成した中間転写ベルトは、リブの位置精度および芯体
の位置精度(ゴム層内部においての)が共に高い。
【0024】しかし、その一方で、このようにして作成
した中間転写ベルトは、プリント中に中間転写ベルトが
溝から外れる(脱輪)ことがあった。中間転写ベルトが
脱輪すると、当然ながら画像形成装置は動作不能にな
る。そのため、中間転写ベルトの脱輪を防ぐ技術が望ま
れていた。
【0025】本発明は、リブを備えた転写ベルトにおい
て、脱輪を防止した転写ベルト及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0026】本発明は、脱輪のし難い転写ベルトを備え
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、前述した
脱輪の原因を検討した。その結果、製造の最終工程にお
いてベルトを裏返す際にリブが歪んでしまうことが脱輪
の主たる原因であることを見いだした。すなわち、中間
転写ベルト9は円筒状であるため、これを裏返す際には
リブに大きな力が加わることはさけられない。そして、
場所によっては、該中間転写ベルトの材質の弾性限界を
超えて、無理に圧縮あるいは引き延ばされることもあ
る。また、裏返した後も、リブには周方向について圧縮
力が作用し続ける。その結果、リブ9aには歪みができ
る(図7、図8参照)。本願発明は、このような知見に
基づいてなされたものである。
【0028】本発明の第1の態様としては、電子写真方
式の画像形成装置におけるトナー像の転写に使用される
転写ベルトにおいて、円筒状のベルトと、前記ベルト内
周面に設けられ、且つ、物理的な欠落部を備えたリブ
と、を有することを特徴とする転写ベルトが提供され
る。
【0029】前記欠落部は、前記リブの内周側に形成さ
れた切り欠きであってもよい。
【0030】前記物理的欠落部は、前記リブに形成され
た穴であってもよい。
【0031】本発明の第2の態様としては、像坦持体
と、前記像坦持体の表面にトナー像を形成する像形成手
段と、前記像坦持体の表面に形成されたトナー像を転写
材に転写するための、前述した態様の転写ベルトと、を
有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0032】本発明の第3の態様としては、電子写真方
式の画像形成装置においてトナー像の転写に使用される
転写ベルトの製造方法において、前記転写ベルトの内周
面を形成する側を、外側に向けた状態で円筒状のベルト
を形成するベルト形成工程と、前記形成されたベルトに
リブを形成するリブ形成工程と、前記リブの内周面側に
物理的な欠落部分を形成する欠落形成工程と、前記欠落
部分を形成した後、前記ベルトを表裏反転させる反転工
程と、を含んで構成されたことを特徴とする転写ベルト
の製造方法が提供される。
【0033】本発明の第4の態様としては、電子写真方
式の画像形成装置においてトナー像の転写に使用される
転写ベルトの製造方法において、前記転写ベルトの内周
面を形成する側を、外側に向けた状態で円筒状のベルト
を形成するベルト形成工程と、前記形成されたベルトに
リブを形成するリブ形成工程と、前記ベルトを表裏反転
させる反転工程と、前記反転工程の後、前記リブを加熱
する加熱工程と、を含んで構成されたこと、を特徴とす
る転写ベルトの製造方法が提供される。
【0034】作用を説明する。
【0035】転写ベルトの内周面を形成する側を外側に
向けた状態で円筒状のベルトを形成する(ベルト形成工
程)とともに、このベルトの外周面(転写ベルトの内周
面を形成する側)にリブを形成する(リブ形成工程)。
そして、リブの内周面側に物理的な欠落部分(例えば、
切り下記、穴)を形成する(欠落形成工程)。その後、
ベルトを表裏反転させる(反転工程)。該ベルトは円筒
状であるため、該反転の際には大きな応力が加わりがち
である。しかし、リブに欠落部を設けたことで応力が緩
和されるため、歪みが残りにくい。この後、さらにリブ
を加熱すれば(加熱工程)、歪みをより確実に除去でき
る。
【0036】このようにして製造された転写ベルトは、
リブに歪みがないため、画像形成装置に装着して使用し
ている際に脱輪することはない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 [第1の実施形態]該第1の実施形態は、脱輪しにくい
中間転写ベルトを備えた画像形成装置である。該画像形
成装置の構成は、図1に示すとおりである。図1におい
ては、従来例(図10)と同様の機能作用を有する部分
については、同一の符号を付した。本実施形態の画像形
成装置は、中間転写ベルト91以外は、従来例と同様で
ある。従って、ここでは中間転写ベルト91についての
み説明する。
【0038】本実施形態の中間転写ベルト91は、図2
に示すとおり、リブ92の内周面94の各所に切り欠き
93(物理的欠落部分)が設けられている。切り欠き9
3を設けたことにより、後述する製造工程B8において
裏返す際にリブ92に過大な応力が加わることがない。
また、裏返した後、リブ92に作用する周方向の圧縮力
も小さい。
【0039】なお、切り欠き93の深さは、リブの高さ
t(t=2〜4mm程度)の1/3〜2/3程度にする
のがよい。またその幅(内周方向)は、0.5〜2mm
程度の幅とするのが良い。完全にリブ92の底まで切り
欠いてしまうと、強度が不足し却って蛇行が生じやすく
なる可能性がある。
【0040】以上説明したとおり、本実施形態の画像形
成装置に使用されている中間転写ベルト91にはリブ9
2の歪みがない。従って、これを用いた本実施形態の画
像形成装置では、該中間転写ベルト91の脱輪は発生し
ない。
【0041】次に、本実施形態における中間転写ベルト
91の製造方法を説明する。中間転写ベルト91は下記
の工程B1〜工程B8によって製造できる。
【0042】工程B1.中間転写ベルトに使用するゴム
を、メチルエチルケトンに溶かす。以下、これを“ゴム
糊”と呼ぶ。
【0043】工程B2.織物の芯体を、このゴム糊に浸
す。
【0044】工程B3.ゴム糊に浸した織物の芯体を円
筒状の型(マンドレル)に巻き付ける。
【0045】工程B4.マンドレルに巻き付けた芯体の
上に、未加硫のゴムを巻き付ける。
【0046】工程B5.型をかぶせて、加熱、加硫す
る。
【0047】工程B6.加硫の完了したベルト表面を研
磨し、リブ92を成形する。
【0048】工程B7.リブ92に切り欠き93を形成
する。
【0049】工程B8.型から中間転写ベルトを外し、
裏返す。
【0050】このように、切り欠き93は、工程B7に
おいてリブ92に切削等の簡単な加工を施すことで容易
に形成できる。従って、該製造方法を適用するに当たっ
てコスト上昇も少ない。
【0051】本発明における“ベルト形成工程”とは、
該第1の実施形態においては工程B1〜工程B5に相当
する。“リブ形成工程”とは、工程B6に相当する。
“欠落部形成工程”とは、工程B7に相当する。“反転
工程”とは、工程B8に相当する。 [第2の実施形態]該第2の実施形態は、脱輪しにくい
中間転写ベルトを備えた画像形成装置である。該画像形
成装置の構成は、図3に示すとおりである。図3におい
ては、従来例(図10)と同様の機能作用を有する部分
については、同一の符号を付した。本実施形態の画像形
成装置は、中間転写ベルト95以外は、従来例と同様で
ある。従って、ここでは中間転写ベルト95についての
み説明する。
【0052】本実施形態における中間転写ベルト93
は、図4に示すとおり、リブ96の内周面側領域に微少
な穴97が形成されている。穴97の直径は、0.05
〜2mm程度が適当である。このような穴97を設けた
ことで、中間転写ベルト93(あるいは、リブ96)
は、全体としてみた場合における弾性変形可能な範囲が
広がる。また、製造工程において裏返す際に発生する応
力も小さくなる。その結果、製造時に該中間転写ベルト
93を裏返しても、リブ96には歪みが残り難い。な
お、穴97の効果は、原理的には第1の実施形態におけ
る切り欠き93と同様の作用に基づいて得られるもので
ある。しかし、穴97はリブの長手手方向全領域に設け
られているため、応力が局所的に加わった場合でも、第
1の実施形態と比べて歪みが残りにくい(第1の実施形
態では、歪みが残ることなく変形可能な範囲が広がって
いるのは、切り欠き93の部分だけである。切り欠き9
3以外の部分において局所的に大きな応力が加わった場
合には、従来と同様に歪みができる)。
【0053】また、該第2の実施形態では、リブが全長
にわたってつながっているため、第1の実施形態と比べ
て強度的に有利である。
【0054】該第2の実施形態における中間転写ベルト
95は、前述の第1の実施形態における工程B7におい
て、切り欠き93に代わって、穴97を形成することで
製造できる。
【0055】以上説明したとおり本実施形態における中
間転写ベルト95はリブの歪みが小さい。従って、従っ
て、このような中間転写ベルト95を備えた本実施形態
の画像形成装置は、脱輪が発生せず信頼性が高い。 [第3の実施形態]該第3の実施形態は、製造工程にお
いて裏返した後の中間転写ベルトを、そのリブとほぼ同
じ大きさの溝26を備えた型25(図5参照)にはめて
再度加熱することで、リブの歪みを矯正した中間転写ベ
ルトの製造方法である。
【0056】本実施形態の中間転写ベルト98は、以下
の手順で製造される。
【0057】工程C1.中間転写ベルトに使用するゴム
を、メチルエチルケトンに溶かす(以下、これを“ゴム
糊”という)。
【0058】工程C2.織物の芯体を、このゴム糊に浸
す。
【0059】工程C3.ゴム糊を浸した織物の芯体を円
筒状の型(マンドレル)に巻き付ける。
【0060】工程C4.マンドレルに巻き付けた芯体の
上に、未加硫のゴムを巻き付ける。
【0061】工程C5.型をかぶせて、加熱,加硫す
る。
【0062】工程C6.加硫の完了した中間転写ベルト
表面を研磨し、リブを形成する。 工程C7.中間転写ベルトを型から外し、裏返す。
【0063】工程C8.リブ99が溝26にはまるよう
にして、ベルトを型25にはめる。
【0064】工程C9.再度、加熱する。
【0065】工程C10.中間転写ベルトを型から外
す。
【0066】本実施形態の製造方法によれば、中間転写
ベルト98の歪んだリブ99を矯正できる。これは、再
加熱によって、リブ99を構成するゴ厶材のストレスが
解放されるためと思われる。なお、工程C9において
は、リブ99だけを加熱しても、中間転写ベルト98全
体を加熱するのと同等の効果が得られた。
【0067】該第3の実施形態の製造方法によって製造
した中間転写ベルトを備えた該画像形成装置を、図6に
示した。図6においては、従来例(図10)と同様の機
能作用を有する部分については、同一の符号を付して説
明を省略する。
【0068】この画像形成装置では、中間転写ベルト9
8の脱輪が発生しなかった。これは、中間転写ベルト9
8は、製造段階においてリブ99の歪みを矯正されてい
るためと思われる。
【0069】本発明における“ベルト形成工程”とは、
該第3の実施形態においては工程C1〜工程C5に相当
する。“リブ形成工程”とは、工程C6に相当する。
“反転工程”とは、工程C7に相当する。“加熱工程”
とは、工程C8〜C9に相当する。
【0070】以上述べた実施形態は、中間転写ベルトに
ついて本発明を適用したものであった。しかし、本発明
は中間転写ベルトのみならず、通常の、転写ベルト、さ
らにはあらゆるベルトに適用可能である。
【0071】以上述べた実施形態の構成を適宜組み合わ
せてもよいことは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば転写ベ
ルトの脱輪を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像形成装置の
概要を示す図である。
【図2】第1の実施形態における中間転写ベルトの斜視
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である画像形成装置の
概要を示す図である。
【図4】第1の実施形態における中間転写ベルトの構造
を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態において中間転写ベル
トの製造の際に使用する型を示す図である。
【図6】第3の実施形態の中間転写ベルトを備えた画像
形成装置の概要を示す図である。
【図7】製造の最終工程において裏返した後における、
従来の中間転写ベルトの長手方向の断面を示す模式図で
ある。
【図8】製造の最終工程において裏返した後における、
従来の中間転写ベルトの周方向の断面を示す模式図であ
る。
【図9】従来の中間転写ベルトを備えた画像形成装置の
概要を示す図である。
【図10】従来の中間転写ベルトとローラとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 9 中間転写ベルト 9a リブ 25 型 26 溝 91,95,98 中間転写ベルト 92,96、99 リブ 94 リブ内周面 97 穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式の画像形成装置におけるト
    ナー像の転写に使用される転写ベルトにおいて、 円筒状のベルトと、 前記ベルト内周面に設けられ、且つ、物理的な欠落部を
    備えたリブと、 を有することを特徴とする転写ベルト。
  2. 【請求項2】 前記欠落部は、前記リブの内周側に形成
    された切り欠きであること、 を特徴とする請求項1記載の転写ベルト、
  3. 【請求項3】 前記物理的欠落部は、前記リブに形成さ
    れた穴であること、 を特徴とする請求項1記載の転写ベルト、
  4. 【請求項4】 像坦持体と、 前記像坦持体の表面にトナー像を形成する像形成手段
    と、 前記像坦持体の表面に形成されたトナー像を転写材に転
    写するための、請求項1または2記載の転写ベルトと、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 電子写真方式の画像形成装置においてト
    ナー像の転写に使用される転写ベルトの製造方法におい
    て、 前記転写ベルトの内周面を形成する側を、外側に向けた
    状態で円筒状のベルトを形成するベルト形成工程と、 前記形成されたベルトにリブを形成するリブ形成工程
    と、 前記リブの内周面側に物理的な欠落部分を形成する欠落
    形成工程と、 前記欠落部分を形成した後、前記ベルトを表裏反転させ
    る反転工程と、を含んで構成されたこと、 を特徴とする転写ベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 電子写真方式の画像形成装置においてト
    ナー像の転写に使用される転写ベルトの製造方法におい
    て、 前記転写ベルトの内周面を形成する側を、外側に向けた
    状態で円筒状のベルトを形成するベルト形成工程と、 前記形成されたベルトにリブを形成するリブ形成工程
    と、 前記ベルトを表裏反転させる反転工程と、 前記反転工程の後、前記リブを加熱する加熱工程と、を
    含んで構成されたこと、 を特徴とする転写ベルトの製造方法。
JP9055256A 1997-03-10 1997-03-10 転写ベルト及びその製造方法、画像形成装置 Pending JPH10254252A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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