JPH1152664A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1152664A
JPH1152664A JP9209493A JP20949397A JPH1152664A JP H1152664 A JPH1152664 A JP H1152664A JP 9209493 A JP9209493 A JP 9209493A JP 20949397 A JP20949397 A JP 20949397A JP H1152664 A JPH1152664 A JP H1152664A
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鶴谷  貴明
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Takehiko Suzuki
健彦 鈴木
Kazuhiro Funatani
和弘 船谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルト表面のひび割れを防止する。 【解決手段】 【要約】感光ドラム1に順次に形成したトナー像を、中
間転写ベルト5dを介して転写材Pに一括して二次転写
する。中間転写ベルト5d上の二次転写残トナーに、中
間転写ベルトクリーニング装置8のクリーニングローラ
8aにより電荷を付与することにより、二次転写残トナ
ーを一次転写と平行して前記第1の像担持体上へ逆転写
させる。二次転写ローラ7の転写幅をWt、クリーニン
グローラ8aの帯電幅をWcとしたとき、Wc≧Wtを
満たすようにする。これにより、中間転写ベルト5d表
面は、中間転写ベルトクリーニングローラ8aによって
常に除電されることになるので、中間転写ベルト5d表
面がチャージアップすることもなく、絶縁破壊も発生し
にくくなり、ひび割れが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
したトナー像を中間転写体を介して転写材に転写する、
電子写真方式のカラー画像形成装置、例えば、複写機、
レーザービームプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、4色フルカラーの画像形成装置
の概略構成を示す。
【0003】同図に示す画像形成装置は、矢印R1方向
に回転する感光ドラム1表面を、帯電部材2によって帯
電し、露光装置11によって露光(L)し、静電潜像を
形成する。現像装置は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器
4a、4b、4c、4dを搭載したロータリ3を回転さ
せることで所定の現像器(同図ではY現像器4a)を感
光ドラム1に対向する現像位置に配置し、感光ドラム1
上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像
する。このトナー像は、ローラ5a、5b、5cに掛け
渡されて中間転写装置5を構成する中間転写ベルト5d
上に、一次転写ローラ6によって一次転写される。一次
転写後の感光ドラム1は、表面に残ったトナー(一次転
写残トナー)が感光ドラムクリーニング装置10によっ
てクリーニングされる。
【0004】上述の帯電、露光、現像、一次転写、そし
てクリーニングの一連の画像形成プロセスを、Yトナー
以外の残りの3色のトナー、すなわち、M、C、Kの各
色のトナーについても繰り返し行って、中間転写ベルト
5d上に4色のトナー像を重ねる。
【0005】この4色のトナー像は、二次転写ローラ7
により、紙等の転写材Pに一括して二次転写された後、
定着装置9による加熱、加圧によって転写材P表面に定
着される。
【0006】二次転写後に、中間転写ベルト5d表面に
残ったトナー(二次転写残トナー)は、中間転写ベルト
クリーニング装置のクリーニングローラ8によって除去
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の画像形成装置に
おいて、二次転写ローラ7の転写幅(軸方向の寸法をい
う。)Wtは、最大転写材幅(転写材Pのうちで幅が最
大のもののその幅)Wp以上に設定しておけば、種々の
幅の転写材Pが給紙されても対応できる。つまり、一般
に、Wt>Wp…に設定されている。
【0008】また、中間転写ベルトクリーニング装置で
ある帯電装置の帯電幅Wcは、最大画像幅Wi以上に設
定しておけばどのような画像の二次転写残トナーに対し
ても電荷を付与することが可能となる。つまり、Wc>
Wi…に設定されている。
【0009】さらに、最大転写材幅Wpと最大画像幅W
iとの関係は、Wp≧Wi…である。
【0010】以上の3つの式、、、すなわち、 Wt>Wp… Wc>Wi… Wp≧Wi… からは、WtとWcとの大小関係については、特定する
ことができない。
【0011】すなわち、式の上からは、Wc≧Wtであ
る必要はまったくないはずである。ところが、実際に
は、Wc<Wtとなるように設定すると、中間転写ベル
ト5a表面のうちの、帯電装置8によって帯電(除電)
されない部分の表層、すなわち二次転写バイアスのみが
印加される部分の表層が短期間で絶縁破壊を起こして微
小な孔があき、その孔が徐々に広がってひび割れとな
り、このひび割れが画像領域にまで達すると画像不良を
招くという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、中間転写ベルト表面の
ひび割れを防ぎ、ひび割れが原因の画像不良を防止する
ようにしたカラー画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
の、請求項1に係る本発明は、第1の像担持体上に形成
されたトナー像を第1の転写手段により第1の転写部位
にて第2の像担持体上に一次転写する工程を複数色のト
ナー像について繰り返して行うことで前記第2の像担持
体上に複数色のトナー像を重ね、これら複数のトナー像
を第2の転写手段により第2の転写部位にて転写材上に
一括して二次転写して転写材上に多色のトナー像を形成
するとともに、前記二次転写後に前記第2の像担持体上
に残った二次転写残トナーに、帯電手段により電荷を付
与することにより、前記二次転写残トナーを一次転写と
平行して前記第1の像担持体上へ逆転写させるカラー画
像形成装置において、前記第2の像担持体が、体積抵抗
率104 〜108 Ω・cm、厚さ0.3〜2mmの無端ベル
ト状の基体上に、体積抵抗率108 〜1018Ω・cm、厚
さ2〜100μmの表層を設けた中間転写ベルトであ
り、前記第2の転写手段の転写幅をWt、前記帯電手段
の帯電幅をWcとしたときに、これらの値を、Wc≧W
tが成立するように設定する、ことを特徴とする。
【0014】請求項2に係る本発明において、前記帯電
手段は、帯電部材として前記中間転写ベルト表面に接触
配置されたローラ状の帯電器を有する、ことを特徴とす
る。
【0015】請求項3に係る本発明において、前記帯電
手段は、帯電部材として前記中間転写ベルト表面に非接
触に配置された帯電電極を有する、ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係るカ
ラー画像形成装置の一例を示す。なお、同図は、4色フ
ルカラーのレーザービームプリンタの概略構成を示す縦
断面図である。
【0018】同図に示す4色フルカラーのレーザービー
ムプリンタ(以下「画像形成装置」という)は、第1の
像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光
ドラム」という)1を備えている。
【0019】感光ドラム1の上方には一次帯電器2及び
露光装置11が配設され、また左方には現像装置3が配
設され、下方には中間転写装置5が配置され、上方には
感光ドラムクリーニング装置10が配設されている。
【0020】上述の感光ドラム1は、アルミシリンダの
外周面にOPC(有機光半導体)、a−Si(アモルフ
ァスシリコン)、CdS(硫化カドミウム)、Se(セ
レン)等の光導電体を塗布して構成したものである。感
光ドラム1は、装置本体(不図示)によって回転自在に
支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1
方向に回転駆動される。
【0021】一次帯電器2は、感光ドラム1表面に接触
配置された帯電ローラであり、電源(不図示)によって
帯電バイアスが印加され、これにより感光ドラム1表面
を所定の極性、所定の電位に均一に帯電するものであ
る。
【0022】露光手段11は、レーザー発振器、反射ミ
ラー11b等を備えており、画像情報に応じた露光
(L)を行って静電潜像を形成するものである。
【0023】現像装置3は、回転自在なロータリ4Aに
搭載された4個の現像器4a、4b、4c、4dを備え
ている。各現像器4a、4b、4c、4dは、それぞれ
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(K)の各色のトナーを収納しており、ロータリ4
Aの回転にともない、それぞれの現像用開口面が常に外
側を向くようにして駆動される。現像装置3は、ロータ
リ4Aの回転によって、感光ドラム1上の静電潜像の現
像に供される現像器(同図ではイエロー現像器4a)
が、感光ドラム1表面に対向する現像位置に配置され、
静電潜像にトナーを付着させて静電潜像を現像するよう
に構成されている。
【0024】中間転写装置5は、支持体として3本のロ
ーラ、すなわち、従動ローラ5a、二次転写対向ローラ
5b、駆動ローラ5cを備えている。これら3本のロー
ラ5a、5b、5cに第2の像担持体としての中間転写
ベルト5dが巻き掛けられている。中間転写ベルト5d
は、エンドレス状(無端状)に形成されたゴムベルトで
あり、駆動手段(不図示)によって矢印R5方向に駆動
される。中間転写ベルト5dの内側における、感光ドラ
ム1とほぼ対向する位置には、一次転写ローラ(第1の
転写手段)6が配置されている。一次転写ローラ6は、
中間転写ベルト5dを感光ドラム1表面に押圧して一次
転写部位t1 を形成している。また、中間転写ベルト5
dの外側における二次転写対向ローラ5bに対応する位
置には、二次転写ローラ(第2の転写手段)7が配設さ
れている。二次転写ローラ7は、中間転写ベルト5dに
対して接離自在に配設されており、接触時には、二次転
写部位t2 を形成する。さらに、中間転写ベルト5dの
移動方向に沿っての二次転写部位t2 と一次転写部位t
1 との間には、中間転写ベルトクリーニング装置(帯電
手段)8が設けられている。
【0025】転写材Pの移動方向についての二次転写ロ
ーラ7の下流側には、転写材P表面に二次転写されたト
ナー像を定着させるための定着装置9が配設されてい
る。
【0026】次に、上述構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0027】感光ドラム1は、駆動手段によって矢印R
1方向に回転駆動され、その表面が一次帯電器2によっ
て帯電される。一次帯電器2には、直流電圧に交流電圧
が重畳された重畳電圧が印加され、これにより、感光ド
ラム1表面は、所定の極性、所定の電位に均一に帯電さ
れる。つづいて、露光装置11のレーザードライバ(不
図示)にイエローの画像情報に従った信号が入力される
と、レーザー発振器11aからレーザー光が発光され
る。このレーザー光は、ポリゴンミラー(不図示)、反
射ミラー11b等を介して感光ドラム1表面に照射さ
れ、照射部分の電荷を除去して静電潜像を形成する。
【0028】この感光ドラム1上の静電潜像は、ロータ
リ4Aの回転によって現像位置に配置されたイエローの
現像器4aによってイエローのトナー像として現像され
る。
【0029】感光ドラム1上のイエローのトナー像は、
電源(不図示)から一次転写ローラ6に印加された一次
転写バイアスによって、中間転写ベルト5d表面に一次
転写される。このとき、中間転写ベルト5dに一次転写
されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転写
トナー)は、感光ドラムクリーニング装置10によって
除去され、感光ドラム1は、次の色のトナー像の形成に
備えられる。
【0030】以上の、帯電、露光、現像、一次転写、ク
リーニング(感光ドラム1の)の一連の画像形成プロセ
スを、上述のイエロー以外の他の3色、すなわちマゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーについても順次に
行って、中間転写ベルト5d上に4色のトナー像を重ね
る。
【0031】中間転写ベルト5d上の4色のトナー像
は、電源(不図示)によって二次転写ローラ7に印加さ
れた二次転写バイアスにより、転写材P上に一括して二
次転写される。なお、転写材Pは、給紙カセット(不図
示)に収納されていたものが、給紙ローラ、搬送ロー
ラ、レジストローラ等を有する搬送装置(いずれも不図
示)によって、中間転写ベルト5dの回転に同期して供
給されたものである。
【0032】二次転写後の転写材Pは、定着装置9に搬
送され、ここで加熱加圧されて表面に4色のトナー像が
定着された後、装置本体外部に排出される。
【0033】上述の二次転写時に転写材P上に二次転写
されないで中間転写ベルト5d表面に残ったトナー(二
次転写残トナー)は、中間転写ベルトクリーニング装置
8によって電荷が付与され、上述のトナー像の一次転写
時に、中間転写ベルト5d表面から感光ドラム1表面に
逆転写され、その後、感光ドラムクリーニング装置10
によって除去される。
【0034】ここで、上述の中間転写ベルト5dについ
て詳述すると、中間転写ベルト5dは、厚さ0.3〜2
mm、体積抵抗率104 〜108 Ω・cmに調整されたアク
リロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタ
ジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレ
ン、塩素化ポリエチレン、アクリルゴム、フッ素ゴム、
ウレタンゴム等を無端状に形成したゴム基層上に、厚さ
2〜100μm、体積抵抗率108 〜1018Ω・cmに調
整されたゴム又はPVdF、PET、ポリカーボネイ
ト、ポリエチレン、シリコーン等の樹脂を表層として設
けた構成となっている。
【0035】また、中間転写ベルト5d表面に残った二
次転写残トナーに電荷を付与するための中間転写ベルト
クリーニング装置8は、帯電部材として複数層によって
形成され、弾性を有するクリーニングローラ(ローラ状
の帯電器)8aと、これに交流電圧を印加する交流電源
8bと、直流電圧を印加する直流電源8cとを備えてい
る。なお、中間転写ベルトクリーニングローラ8aは、
中間転写ベルト5dに対して接離可能に配置されてい
る。
【0036】次に、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0037】図2は、図1における中間転写ベルト5
d、二次転写ローラ7、中間転写ベルトクリーニングロ
ーラ8aについて、それぞれの幅(軸方向長さ、あるい
は転写材Pの搬送方向に向かっての左右方向の長さをい
う)を模式的に示すものである。まず、同図に示すよう
に、これらの部材のうちでは、中間転写ベルト5dの幅
が最も広い。
【0038】次に、二次転写ローラ7の転写幅をWt、
中間転写ベルトクリーニングローラ8aの帯電幅をWc
としたとき、Wc≧Wtと、Wc<Wtとの場合におい
て、中間転写ベルト5dのひび割れ発生にどの程度の差
があるかを検討した。
【0039】共通条件として、二次転写ローラ7に印加
する二次転写バイアスは+10μAの定電流制御とし
た。また、中間転写ベルトクリーニングローラ8aに印
加するバイアス波形は、図3に示すように、ピーク間電
圧が2.5kVPP、周波数が2kHz、デューティー比
がプラス側80%でマイナス側20%、そして、DC電
圧は0Vに設定し、二次転写残トナーにはプラス電荷を
付与しつつ、中間転写ベルト5d表面はほぼ0Vに除電
されるように設定した。
【0040】図6は、中間転写ベルト5dのひび割れ発
生状況を示している。○はまったく発生していない場
合、△は中間転写ベルト5d表面に微小な穴が発生した
場合、×はひび割れが発生した場合、××はひび割れが
画像領域にまで及んだ場合である。
【0041】同図から明らかなように、Wc<Wtの場
合には、耐久枚数5k枚(5000枚)程度で端部に微
小な穴が発生し、10k枚(10000枚)で端部にひ
び割れが発生した。そして、50k枚(50000枚)
ではひび割れが画像領域にまで達成してしまった。
【0042】これに対し、Wc≧Wtの場合には50k
枚で中間転写ベルト全体に微小な穴が発生したものの、
画像不良の原因となるひび割れにまでは至らなかった。
【0043】上述の、Wc<Wtの場合、中間転写ベル
ト5dの端部は、中間転写ベルトクリーニングローラ8
aによって除電されることなく二次転写バイアスが常に
印加されることになり、中間転写ベルト5d表面がチャ
ージアップされる。このため、ベルト表層の高抵抗層へ
電界が集中し、絶縁破壊に至ったものと思われる。
【0044】これに対し、Wc≧Wrの場合、中間転写
ベルト5d表面は、中間転写ベルトクリーニングローラ
8aによって常に除電されることになるので、中間転写
ベルト5d表面がチャージアップすることもなく、絶縁
破壊も発生しにくくなっているものと思われる。
【0045】〈実施の形態2〉図4に、実施の形態2に
おけるカラー画像形成装置の縦断面図を示す。なお、図
1に示すものと同じ構成、作用の部材等については、同
じ符号を付して、その説明は重複説明は適宜省略するも
のとする。
【0046】実施の形態1において、中間転写ベルト5
d表面の二次転写残トナーに電荷を付与する中間転写ベ
ルトクリーニング装置8が、帯電部材として中間転写ベ
ルト5d表面に接触可能な中間転写ベルトクリーニング
ローラ8aを有していたが、これによると、周波数の高
い領域を使用するので微弱ながら帯電音が発生した。ま
た、中間転写ベルトクリーニングローラ8aは、環境変
動に対しては、性能の変化が小さいものの、ややコスト
が高くなるというデメリットもあった。
【0047】そこで、本実施の形態2においては、中間
転写ベルト5d上の二次転写残トナーに電荷を付与する
中間転写ベルトクリーニング装置8の帯電部材として図
5(a)、(b)に示すような非接触型の帯電電極8A
を用いた。帯電電極8Aは、中間転写ベルト5dの搬送
方向に沿った長さが10mm、帯電幅がWcの長板状に形
成され、中間転写ベルト5d表面との間のギャップ幅が
70μmとなるように配設された。帯電幅Wcが二次転
写ローラ7の転写幅Wtよりも広い場合、つまりWc≧
Wtである場合と、この逆、Wc<Wtである場合とに
おいて、前述の実施の形態1とまったく同様の条件で検
討したところ、図6に示す実施の形態1と同様の結果を
得ることができた。すなわち、Wc≧Wtとすれば中間
転写ベルト5dのひび割れを防げることができ、これに
加えて、帯電音の低減、及びコストダウンを図ることが
できた。
【0048】なお、上述の実施の形態1及び実施の形態
2においては、第2の像担持体として、中間転写ベルト
5dを使用した例について説明を行ったが、この中間転
写ベルト5dに代えて、ドラム状の中間転写ドラムを使
用した場合においても、同様の効果を上げることができ
るのはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1の像担持体上に順次に形成したトナー像を、第2の
像担持体を介して転写材に一括して二次転写するととも
に、第2の像担持体上の二次転写残トナーに、帯電手段
により電荷を付与することにより、二次転写残トナーを
一次転写と平行して前記第1の像担持体上へ逆転写させ
るカラー画像形成装置において、第2の転写手段の転写
幅をWt、帯電手段の帯電幅をWcとしたとき、Wc≧
Wtを満たすことにより、第2の像担持体上に発生する
ひび割れを防防止し、ひび割れに起因する画像不良のな
い安定した画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】中間転写ベルト、二次転写ローラ、中間転写ベ
ルトクリーニングローラの幅の関係を示す図。
【図3】実施の形態1におけるクリーニングバイアスの
波形を示す図。
【図4】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図5】(a)は実施の形態2の帯電電極の斜視図。
(b)は実施の形態2の帯電電極と中間転写ベルトとの
ギャップを示す側面図。
【図6】中間転写ベルトクリーニングローラの帯電幅W
cと二次転写ローラ転写幅Wtとの大小関係の違いによ
る中間転写ベルト表層のひび割れの違いを示す図。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光ドラム) 5d 第2の像担持体(中間転写ベルト) 6 第1の転写手段(一次転写ローラ) 7 第2の転写手段(二次転写ローラ) 8 帯電手段(中間転写ベルトクリーニング装
置) 8A 帯電部材(帯電電極) 8a 帯電部材(ローラ状の帯電器) P 転写材 t1 第1の転写部位 t2 第2の転写部位 Wc 帯電手段の帯電幅 Wt 第2の転写手段の転写幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船谷 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体上に形成されたトナー像
    を第1の転写手段により第1の転写部位にて第2の像担
    持体上に一次転写する工程を複数色のトナー像について
    繰り返して行うことで前記第2の像担持体上に複数色の
    トナー像を重ね、これら複数のトナー像を第2の転写手
    段により第2の転写部位にて転写材上に一括して二次転
    写して転写材上に多色のトナー像を形成するとともに、
    前記二次転写後に前記第2の像担持体上に残った二次転
    写残トナーに、帯電手段により電荷を付与することによ
    り、前記二次転写残トナーを一次転写と平行して前記第
    1の像担持体上へ逆転写させるカラー画像形成装置にお
    いて、 前記第2の像担持体が、体積抵抗率104 〜108 Ω・
    cm、厚さ0.3〜2mmの無端ベルト状の基体上に、体積
    抵抗率108 〜1018Ω・cm、厚さ2〜100μmの表
    層を設けた中間転写ベルトであり、 前記第2の転写手段の転写幅をWt、前記帯電手段の帯
    電幅をWcとしたときに、これらの値を、 Wc≧Wt が成立するように設定する、 ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段は、帯電部材として、前記
    中間転写ベルト表面に接触配置されたローラ状の帯電器
    を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電手段は、帯電部材として、前記
    中間転写ベルト表面に非接触に配置された帯電電極を有
    する、 ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008089785A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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