JPH06149092A - 複写機の転写装置 - Google Patents

複写機の転写装置

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JPH06149092A
JPH06149092A JP30348392A JP30348392A JPH06149092A JP H06149092 A JPH06149092 A JP H06149092A JP 30348392 A JP30348392 A JP 30348392A JP 30348392 A JP30348392 A JP 30348392A JP H06149092 A JPH06149092 A JP H06149092A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP30348392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Nagayama
勝浩 永山
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Hideyuki Nishimura
英幸 西村
Yuuichi Kazaki
祐一 蚊崎
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複写機の転写装置において、表面を半導電性
チューブ18c′で被覆した中間転写体10を支持する
支持ローラ18cと、この半導電性チューブ18c′に
当接するアースローラ27とを備え、複写モードによっ
て支持ローラ18cに対するアースローラ27の当接位
置をかえ、最適な転写電流でアースすることを特徴とす
るものである。 【効果】 半導電性チューブ18c′上で転写電流の流
れる経路の抵抗値を変えて転写電流を制御し、中間転写
体上のトナー量が多いときでも少ないときでも最適な転
写が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写体を用いる電
子写真方式の複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体を用いる電子写真方式
の複写機においては、その中間転写体からトナー像を高
電圧にて紙等の第3の媒体へ転写する場合、その転写電
流を転写部から中間転写体に沿ってある距離を隔てた位
置で、中間転写体に直に接したアースローラ等を介して
アースしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の複
写機の転写装置においては、下記のような課題があっ
た。即ち、 1.転写装置の中間転写体は、高分子樹脂フィルムから
なり、この中間転写体を支持し駆動させるために、いく
つかの支持ローラにて支持され1〜4Kg程度のテンシ
ョンがかけられている。この支持ローラの張り若しくは
支持ローラによる屈曲した運動によって中間転写体のフ
ィルムは、大きなストレスを受けており、寿命が機械的
な破壊によって律速されていた。
【0004】2.高分子樹脂からなるベルトの中間転写
体を複数の支持ローラにて駆動させる場合、それらの支
持ローラの平行度が非常に高い精度で要求される。即
ち、もし支持ローラの平行度がずれていた場合、中間転
写体は支持ローラの軸方向に前方若しくは後方側へトラ
ッキングしてしまい画像がずれてしまう。また、最悪の
場合、中間転写体が破損する場合もある。更に、複写機
が中間転写体上で画像を重ね合わせるフルカラー機であ
れば、上記のような現象は致命的な欠点となってしまう
ことがあった。
【0005】3.従来の転写装置のように、中間転写体
からトナー像を高電圧にて紙等の第3の媒体へ転写する
時、その転写電流を転写部より中間転写体に沿ってある
距離を隔てた位置で、その中間転写体を直に接したアー
スローラ等を介してアースする場合、そのアース部が転
写部に対して作像側にあるとき、その電流によって中間
転写体上の画像が乱れることがあった。
【0006】4.そこで、最近では、上記課題を改善若
しくは解決するため、中間転写体を支持する支持ローラ
の表面を半導電性のチューブで被覆し、このチューブ面
にアースローラを当接し、このアースローラを介して転
写電流をアースする転写装置が提案されている。このよ
うな機構の転写装置においては、転写電流を中間転写体
の表面に沿って流さないため、既に中間転写体上に作像
された画像を乱すことがないが、複写機能の多様化、即
ち原稿に対応したコピーモードの多種化によって一度に
転写しょうとする中間転写体上のトナー量が大きく変化
するため、特にトナー量の多いモード若しくはトナー量
の少ないモードにおいて転写不良を引き起こす恐れがあ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複写機の転写装
置は、上記のような課題を解決するため、中間転写体を
用いる複写機の転写装置において、表面を半導電性薄膜
(チューブ)で被覆した該中間転写体を支持する支持ロ
ーラと、該支持ローラの表面に被覆した半導電性薄膜に
当接するアースローラとを備え、複写モードによって支
持ローラに対するアースローラの当接位置を変え、転写
電流をアースすることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本転写装置は、上記のように複写モードによっ
て半導電性薄膜を被覆した支持ローラに対し、当接する
アースローラの位置を変えるものであるから、転写電流
の流れる経路の抵抗値が変わり、従って転写電流を制御
でき中間転写体上のトナー量が多くても少なくても最適
な転写電流を得るものである。
【0009】
【実施例】以下に本発明の転写装置の実施例を、カラー
複写機で説明する。
【0010】カラー複写機は、図1に示すように、機枠
の上面に透明な原稿載置台1を有し、また、この原稿載
置台1の下方には露光光学系2が配設されており、この
露光光学系2は、原稿載置台1上に載置される原稿13
に光を照射する光源ランプ2aと、原稿13からの反射
光を例えば一点鎖線で示すように感光体7上に導く複数
の反射鏡2b…s、光路上に配設された結像レンズ2c
と、赤,緑および青の3原色の色フィルタを有する色分
解フィルタ2dとを備えている。
【0011】上記の露光光学系2の光軸上には、露光走
査された光像が照射される有機感光体(OPC)からな
るドラム状の感光体7が配設されており、この感光体7
の入紙方向側には、転写紙19を収容した給紙カセット
8,9が配設されている。そして、これらの各給紙カセ
ット8,9の上面には、それぞれ給紙ローラ23,24
が設けられており、これらの給紙ローラ23,24は、
転写紙19を給紙カセット8,9から排出して中間転写
体10方向へ送出させるようになっている。
【0012】上記の給紙ローラ23,24からの中間転
写体10方向への送出側には、タイミングローラ25が
配設されており、このタイミングローラ25は、中間転
写体10に同期して回転されるようになっている。ま
た、中間転写体10は、第1〜第3支持ローラ18a,
18b,18cにより回転駆動されるようになってい
る。
【0013】上記中間転写体10の裏面側には、転写ロ
ーラ21が配設されており、第3支持ローラ18cは、
図2に示すように、その外周表面を半導電性薄膜18
c′で被覆し、第3支持ローラ18cに加わる圧力を受
け止める側の半導電性薄膜18c′の表面に当接するア
ースローラ27を配設し、アースしている。
【0014】上記アースローラ27の図示しない中心回
転軸と該アースローラ27の近傍に配設したカム28の
偏心軸29間にアーム30を設け、該アーム30の所要
部分に長孔31を穿設し、該長孔31には固定ピン32
を挿入して図示しない基板に取り付けてなるものであ
る。従ってカム28の回動によってアースローラ27は
破線で示すA位置,実線で示すB位置及び破線で示すC
位置に、支持ローラ18cへの当接位置をかえるもので
ある。
【0015】また、第3支持ローラ18cの配設部位に
おける中間転写体10の表面側には、転写ローラ33が
配設され、該転写ローラ33の表面に直流電圧が印加さ
れる如く直流電源34を接続する。そして、転写ローラ
33の送出側には、剥離プレート20、転写ベルト11
および定着装置12がこの順に配設されている。
【0016】感光体7の外周には該感光体7を帯電させ
る帯電チャージャ16および感光体7を除電する除電ラ
ンプ26が配設されており、帯電チャージャ16の近傍
における感光体7の下方には、感光体7上に残留するト
ナーを除去するクリーニング装置17が配設されてい
る。更にその上部には、感光体7と非接触の状態で白黒
用の現像槽3と、カラー用の現像槽4〜6とが独立して
配設されており、カラー用の現像槽4〜6には、イエロ
ー,マゼンタおよびシアン色のカラー現像剤が個別に収
容されている。
【0017】次に、上記構成のカラー複写機の動作を以
下に説明する。先ず、図示しない複写開始スイッチが押
圧されることで、コピーモードが実行される。このコピ
ーモードは、イエロー,マゼンタおよびシアンをそれぞ
れ現像して中間転写体10に転写させるコピーサイクル
を有しており、コピーモードが実行されると、先ずイエ
ローのコピーサイクルが実行されることになる。
【0018】即ち、原稿載置台1上に載置された原稿1
3に対して光源ランプ2aから光が照射され、露光走査
が行われる。原稿13からの反射光は、反射鏡2b…お
よび結像レンズ2cを介して色分解フィルタ2dに入射
され、この色分解フィルタ2dで色成分別に分解され
る。
【0019】上記の露光走査で色分解フィルタ2dの各
色フィルタを透過した色成分別の光は、帯電チャージャ
16にて均一に帯電された感光体7上に照射され、感光
体7がA部で露光される。これにより、感光体7には、
原稿13の画像に対応したイエローの静電潜像が形成さ
れる。この後、上記の各静電潜像は、色分解フィルタ2
dの補色であるイエローの現像剤を有する現像槽4の対
向部において、現像マグネットローラから供給される現
像剤で現像されて可視化され、トナー像となる。そし
て、このトナー像は、転写ローラ21で中間転写体10
に転写されることになる。
【0020】上記のイエローのコピーサイクルが終了す
ると、感光体7は、クリーニング装置17でクリーニン
グされると共に、除電ランプ26で除電される。そし
て、上記と同様のコピーサイクルでマゼンタおよびシア
ンのトナー像が中間転写体10に転写されることにな
る。
【0021】上記の各コピーサイクルが実行されると、
各色成分別のトナー像は、転写ローラ21により中間転
写体10の同位置へ転写されることになり、各色成分別
のトナーが重ねられることで完成した1つのトナー像を
形成することになる。
【0022】一方、給紙カセット8,9に収容された転
写紙19は、給紙ローラ23,24により1枚ずつタイ
ミングローラ25に給紙され、タイミングローラ25
は、中間転写体10に同期して転写紙19を中間転写体
10と転写ローラ33との間に搬送する。搬送された転
写紙19は、転写ローラ33により、裏面から直流電源
34で1〜3KV程度の高電圧が印加され、転写紙19
と転写するトナー像との間にトナーの転写をさまたげる
エアーギャップをなくすように、図2にしめすように、
転写ローラ33で中間転写体10側へ6〜11KV程度
の強い力で押圧される。
【0023】また、第3支持ローラ13cの心材をゴム
硬度30度以下とし、この心材の表面に被覆する半導電
性薄膜18c′の膜厚を中間転写体10の150μm
程度の膜厚より薄くしておくことにより、転写不良を改
善することができる。
【0024】上記アースローラ27は、第3支持ローラ
18cに加わる力を受け止める側の、該第3支持ローラ
18cの表面に当接して配設されているが、本複写機で
はフルカラーのノーマルモード,写真モード、白黒モノ
カラーのノーマルモード,写真モードの4タイプのモー
ドを持たせており、これらのモードによってアースロー
ラ27をカム28で、A,B若しくはC位置に切り換え
るものである。
【0025】上記転写電流は直流電源34によって付与
されるが、その転写電流は、転写ローラ33の表面から
図示しない用紙,中間転写体10を介して第3支持体1
8cの半導電性薄膜18c′を伝導するが、図2におい
て模式的には実線及び破線で示す方向にアースローラ2
7との接触部分を通じ、該アースローラ27のA位置で
はa部分から、該アースローラ27のB位置ではb部分
から、また該アースローラ27のC位置ではc部分から
アースローラ27に流れアースされる。従って、上記ア
ースローラ27の各位置によって、転写ローラ33との
接触部分とアースローラ27との接触部分間の第3支持
ローラ18cの導電性薄膜18c′の抵抗値が変わり、
A位置,B位置,C位置の順に抵抗値が大きくなる。本
実施例では、上記各モードに対する転写電流は下表の通
りである。
【0026】
【表1】
【0027】尚、上記本発明の実施例で、各部材の最も
効果のあった転写条件は次の通りである。
【0028】≪実施例≫ 中間転写体 膜厚 100〜200μm 抵抗 1×108〜9×109 Ω /cm2 材料 ポリカーボネイトにカーボンを分散 転写ローラ 電圧 1〜3KV 圧力 7〜11Kg/l,l=310mm 材料 アルミニウム,φ =20〜35mm バックアップローラ表面(半導電性チューブ) 膜厚 20〜80 μm 抵抗 1×108〜9×109 Ω/cm2 材料 ポリカーボネイトにカーボンを分散 バックアップローラ(心材) 硬度 30度以下 材料 シリコンゴム アースローラ 位置 バックアップローラ上にて転写ローラ圧接部よ
り90〜180度裏側 材料 鉄 転写時の電流 60〜200μA ≪その他≫ トナー 粒径 平均8〜11μm 帯電量 10〜20μc/g 材料 ポリエステル 付着料 1色 0.6〜1.0mg/cm2 尚、上記バックアップローラは、図1,図2において、
第3支持ローラ18cとして説明したものであり、その
表面とは第3支持ローラ18cに被覆した導電性薄膜1
8c′として説明したものである。
【0029】
【発明の効果】本発明の複写機の転写装置は、叙上のよ
うな構成であるから、アースローラの位置を原稿に対応
したコピーモードによって変えることにより転写電流を
制御して、中間転写体上のトナー量が多くても少なくて
も最適な転写が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー複写機の概略正面断面
図である。
【図2】本発明の転写装置における転写部の原理図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿載置台 2 露光光学系 3,4,5,6 現像槽 7 感光体 8,9 給紙カセット 10 中間転写体 18a,18b,18c 支持ローラ 19 転写ローラ 21,33 転写ローラ 27 アースローラ 28 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蚊崎 祐一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 川本 博司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体を用いる複写機の転写装置に
    おいて、表面を半導電性薄膜で被覆した、該中間転写体
    を支持する支持ローラと、該支持ローラの表面に被覆し
    た半導電性薄膜に当接するアースローラとを備え、複写
    モードによって支持ローラに対するアースローラの当接
    位置をかえ、転写電流をアースすることを特徴とする複
    写機の転写装置。
JP30348392A 1992-11-13 1992-11-13 複写機の転写装置 Pending JPH06149092A (ja)

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JP30348392A JPH06149092A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 複写機の転写装置

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JP30348392A JPH06149092A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 複写機の転写装置

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JPH06149092A true JPH06149092A (ja) 1994-05-27

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ID=17921498

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JP30348392A Pending JPH06149092A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 複写機の転写装置

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