JPH06159718A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH06159718A
JPH06159718A JP4333815A JP33381592A JPH06159718A JP H06159718 A JPH06159718 A JP H06159718A JP 4333815 A JP4333815 A JP 4333815A JP 33381592 A JP33381592 A JP 33381592A JP H06159718 A JPH06159718 A JP H06159718A
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ceiling
motor
winding
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸込グリル11を吊支する複数のワイヤ22の巻
取り長さにバラツキが発生した場合でも、吸込グリル11
の全面を天井パネル8に当接させる。 【構成】 複数のワイヤ22毎にこれを巻取り又は巻戻す
ためのスプロール21とこれを駆動するための正逆回転可
能なモータ20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井内に埋め込んだり、
天井から吊り下げることによって天井に設置される空気
調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の天井埋込型空気調和機の1例が図
6及び図7に示されている。天井1内に埋設されたユニ
ット本体2の内部には熱交換器7、ドレンパン10、送風
機6、フアンモータ5、導風板12等が配置され、このユ
ニット本体2にはその下部開口を覆う天井パネル8が着
脱自在に装着されている。天井パネル8の中央部には吸
込口3が形成され、この吸込口3の両側には吹出口4が
形成されている。吸込口3には吸込グリル11が嵌合さ
れ、その背後にはフィルタ13が着脱自在に係止されてい
る。
【0003】天井パネル8の内壁に取り付けられたブラ
ケット15には正逆転可能なモータ20が固定されており、
このモータ20に駆動されるスプロール21には4本のワイ
ヤ22の基端が巻着されている。これらのワイヤ22の先端
はブラケット16に取り付けられたガイドローラ23を経て
吸込グリル11の4つの角隅部にそれぞれ連結されてい
る。
【0004】しかして、フィルタ13を洗浄する場合に
は、モータ20を逆回転させる。そして、スプロール21か
ら4本のワイヤ22が巻き戻されて吸込グリル11が水平状
態のまま所定の高さに降下したときモータ20を停止させ
る。この状態で床上の作業者が吸込グリル11からフィル
タ13を取り外してこれを洗浄する。
【0005】洗浄が終了すれば、フィルタ13を吸込グリ
ル11に再び取り付け、モータ20を正回転させることによ
りスプロール21がワイヤ22を巻き取る。そして、吸込グ
リル11が上昇して天井パネル8の下面に当接したとき、
モータ20を停止させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記空気調和機におい
ては、4本のワイヤ22を1つのスプロール21に巻き取っ
ているため、ワイヤ22の伸縮量の相違等により各ワイヤ
22の巻取り長さにバラツキが発生すると、吸込グリル11
を上昇させた際に、最も短いワイヤ22が連結された吸込
グリル11の角隅部が天井パネル8に当接すると、モータ
20に負荷が掛かって停止してしまうので吸込グリル11の
全面を天井パネル8の下面に当接させることができない
という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、熱交換器、送風機等を内蔵したユニッ
ト本体を天井に設置し、天井パネル又はフィルタを内蔵
した吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤを巻き
上げることによって上記ユニット本体又は天井パネルの
下部に着脱自在に装着してなる空気調和機おいて、上記
複数のワイヤ毎にこれを巻取り又は巻戻すためのスプロ
ールとこれを駆動するための正逆転可能なモータを設け
たことを特徴とする空気調和機にある。
【0008】第2の発明の要旨とするところは、熱交換
器、送風機等を内蔵したユニット本体を天井に設置し、
天井パネル又はフィルタを内蔵した吸込グリルをこれに
連結された複数のワイヤを巻き上げることによって上記
ユニット本体又は天井パネルの下部に着脱自在に装着し
てなる空気調和機おいて、上記複数のワイヤを個別に巻
取り又は巻戻すための複数のスプロールと正逆転可能な
モータとの間に負荷が所定値を越えたときトルクの伝達
を解除するトルクリミッタを介装したことを特徴とする
空気調和機にある。
【0009】複数のワイヤを巻き上げることによって天
井パネル又は吸込グリルが上昇して上記ユニット本体又
は天井パネルの下部に到達した後上記モータに短時間の
逆回転とこれより長時間の正回転とを交互に一回以上繰
り返させる制御装置を設けることができる。
【0010】
【作用】第1の発明においては、天井パネル又は吸込グ
リルが傾いたまま上昇してその一部がユニット本体又は
天井パネルに当接すると、この一部に連結されたワイヤ
を巻き取るスプロールを駆動するモータに負荷が掛かっ
てこれが空回りし、このモータが空回りしている間に他
のスプロールがそれぞれのワイヤを巻き取るので、他の
ワイヤに連結された部分が順次上昇する。
【0011】第2の発明においては、天井パネル又は吸
込グリルが傾いたまま上昇してその一部がユニット本体
又は天井パネルに当接すると、この一部に連結されたワ
イヤを巻き取るスプロールに負荷が掛かってトルクリミ
ッタがトルクの伝達を遮断し、このスプロールが停止し
ている間に他のスプロールがそれぞれのワイヤを巻き取
るので、他のワイヤに連結された部分が順次上昇する。
【0012】天井パネル又は吸込グリルが上昇してユニ
ット本体又は天井パネルに到達した後モータに短時間の
逆回転とこれより長時間の正回転とを交互に一回以上繰
り返させる制御装置を設ければ、モータが逆回転する度
に天井パネル又は吸込グリルの位置が補正され、モータ
が正回転する度に天井パネル又は吸込グリルの傾きが是
正される。
【0013】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。吸
込グリル11の4つの角隅部にはそれぞれワイヤ22の先端
が連結され、これら複数のワイヤ22はそれぞれリング24
を経て各別のスプロール21に巻装されている。そして、
これら各スプロール21は各別のモータ20の出力軸20a に
固着されている。他の構成は図6及び図7に示す従来の
ものと同様である。
【0014】しかして、フィルタ13を洗浄する場合、各
モータ20を逆回転させることにより各スプロール21から
それぞれワイヤ22を巻き戻して吸込グリル11を下降させ
る。フィルタ13の洗浄が終了すれば、各モータ20を正回
転させ、各ワイヤ22を各スプロール21に巻き取ることに
より吸込グリル11を上昇させて天井パネル8の吸込口3
内に嵌合する。
【0015】スプロール21におけるワイヤ22の巻取り状
態の相違やワイヤ22の伸縮量の相違等により各ワイヤ22
の巻取り長さにバラツキが発生した場合、吸込グリル11
は傾いたまま上昇し、最も短いワイヤ22に連結された吸
込グリル11の1の角隅部が天井パネル8に当接すると、
このワイヤ22を巻き取るモータ20に負荷が掛かって空回
りし、このモータ20が空回りをしている間に他のモータ
20がそれぞれのワイヤ22を巻き取ることによって他のワ
イヤ22に連結された吸込グリル11の角隅部を順次上昇さ
せることができ、従って、吸込グリル11の全面を天井パ
ネル8の下面に当接させて吸込口3内に嵌合することが
できる。
【0016】図2には本発明の第2の実施例を示す制御
ブロック図が示されている。31は吸込グリル11が上昇し
て天井パネル8に到達したことを検出する検出手段で、
例えば、天井パネル8に取り付けられたリミットスイッ
チ等からなる。この検出手段31として吸込グリル11の降
下に要したモータ20の逆回転時間を記憶して置き、モー
タ20の正回転時間が逆回転時間を超えたとき吸込グリル
11が天井パネル8に到達したと検出しうるものでも良
い。32はコントローラで、検出手段31からの信号を受信
したとき、モータ20に指令して短時間の逆回転とこれよ
り長時間の正回転とを交互に1回以上繰り返すように制
御する。他の構成は図1に示す第1の実施例と同様であ
る。
【0017】しかして、吸込グリル11が天井パネル8に
到達したとき、検出手段31からの信号を受信したコント
ローラ32からの指令に基づき各モータ20が短時間だけ逆
回転して吸込グリル11が降下し、続いて、各モータ20が
逆回転時間よりも長い時間正回転して吸込グリル11が上
昇する。そして、この操作が数回繰り返される。
【0018】各ワイヤ22の巻取り長さにバラツキが発生
し、吸込グリル11が傾いたまま上昇してその1の角隅部
が、図3に示すように、天井パネル8の下部に当接する
ことによって吸込グリル11が正常な位置に納まらない場
合には、各モータ20が逆回転する度に吸込グリル11が天
井パネル8から離れることによって吸込グリル11の位置
が補正され、各モータ20が正回転して短いワイヤ22に連
結された吸込グリル11の角隅部が天井パネル8に到達す
る度にこのワイヤ22を巻き取るモータ20に負荷が掛かっ
て空回りし、このモータ20が空回りしている間に他のモ
ータ20がそれぞれのワイヤ22を巻き取る。この結果、全
てのワイヤ22の巻取り長さが等しくなり吸込グリル11は
水平状態となってその全面が天井パネル8の下面に当接
して吸込口3に嵌合する。
【0019】図4及び図5には本発明の第3の実施例が
示されている。図4に示すように、吸込グリル11の4つ
の角隅部に連結された4本のワイヤ22はそれぞれリング
24、ガイドローラ23を経て各別のスプロール21に巻装さ
れ、これらスプロール21はトルクリミッタ25を介して1
のモータ20の出力軸20a に取り付けられている。
【0020】トルクリミッタ25は図5(A) 、(B) に示す
ように、出力軸20a に嵌合する2つ割とされたスリーブ
25a 、25b と、これらスリーブ25a 、25b をその外周か
ら挟持して出力軸20a に圧接させるスプリング25c から
なり、スプリング25c の圧接力を適宜選定することによ
ってトルクリミッタ25に掛かる負荷が所定値を越えたと
きスリーブ25a 、25b と出力軸20a とがスリップして、
出力軸20a とスプロール21との間のトルク伝達を遮断す
るようになっている。
【0021】しかして、各ワイヤ22の巻取り長さにバラ
ツキが発生し、吸込グリル11が傾いたまま上昇してその
1の角隅部が天井パネル8に当接すると、この角隅部に
連結された最も短いワイヤ22を巻き取るスプロール21に
負荷が掛ってこのスプロール21とモータ20の出力軸20a
との間に介装されたトルクリミッタ25がこれらの間のト
ルク伝達を遮断し、このスプロール21が停止している間
に他のスプロール21がそれぞれのワイヤ22を巻取る。
【0022】なお、このトルクリミッタ25は図1に示す
第1の実施例の各スプロール21とモータ20との間に介装
することができる。また、このモータ20は第2の実施例
のコントローラ32によって制御することもできる。
【0023】そして、上記各実施例においては、吸込グ
リル11を上昇させているが、天井パネル8を上昇させて
ユニット本体の下部に当接するようにすることができ
る。
【0024】
【発明の効果】第1の発明においては、複数のワイヤ毎
にこれを巻取り又は巻戻すためのスプロールとこれを駆
動するための正逆転可能なモータを設けたため、吸込グ
リル又は天井パネルが傾いたまま上昇してこの一部が天
井パネル又はユニット本体に当接すると、このワイヤを
巻き取るモータに負荷が掛かって空回りをし、このモー
タが空回りしている間に他のモータがそれぞれのワイヤ
を巻き取るので、吸込グリル又は天井パネルの全面を天
井パネル又はユニット本体に当接させることができる。
【0025】第2の発明においては、複数のワイヤを個
別に巻取り又は巻戻すための複数のスプロールと正逆転
可能なモータとの間に負荷が所定値を越えたとき動力の
伝達を解除するトルクリミッタを介装したため、天井パ
ネル又は吸込グリルが傾いたまま上昇してその一部がユ
ニット本体又は天井パネルに当接すると、この一部に連
結されたワイヤを巻き取るスプロールに負荷が掛かって
トルクリミッタがトルクの伝達を遮断し、このスプロー
ルが停止している間に他のスプロールがそれぞれのワイ
ヤを巻き取るので、他のワイヤに連結された部分が順次
上昇する。
【0026】また、吸込グリル又は天井パネルが上昇し
て天井パネル又はユニット本体の下部に到達した後、各
モータに短時間の逆回転とこの逆回転時間よりも長時間
の正回転とを交互に1回以上繰り返させれば、各ワイヤ
の巻取り長さにバラツキがあってもモータが逆回転する
度に吸込グリル又は天井パネルの位置が補正され、モー
タが正回転する度に吸込グリル又は天井パネルの傾きが
是正されるので、吸込グリル又は天井パネルを正常な位
置に納めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる空気調和機の要
部斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係わる制御ブロック図
である。
【図3】上記第2の実施例に係わる吸込グリルの到達状
態を示す部分的断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係わる空気調和機の要
部斜視図である。
【図5】上記第3の実施例におけるトルクリミッタを示
し、(A) は正面図、(B) は(A)のB−B矢に沿う断面図
である。
【図6】従来の空気調和機を示す縦断面図である。
【図7】図6の部分的拡大図である。
【符号の説明】
1 天井 2 ユニット本体 6 送風機 7 熱交換器 8 天井パネル 13 フィルタ 11 吸込グリル 20 モータ 21 スプロール 22 ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器、送風機等を内蔵したユニット
    本体を天井に設置し、天井パネル又はフィルタを内蔵し
    た吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤを巻き上
    げることによって上記ユニット本体又は天井パネルの下
    部に着脱自在に装着してなる空気調和機おいて、上記複
    数のワイヤ毎にこれを巻取り又は巻戻すためのスプロー
    ルとこれを駆動するための正逆転可能なモータを設けた
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 熱交換器、送風機等を内蔵したユニット
    本体を天井に設置し、天井パネル又はフィルタを内蔵し
    た吸込グリルをこれに連結された複数のワイヤを巻き上
    げることによって上記ユニット本体又は天井パネルの下
    部に着脱自在に装着してなる空気調和機おいて、上記複
    数のワイヤを個別に巻取り又は巻戻すための複数のスプ
    ロールと正逆転可能なモータとの間に負荷が所定値を越
    えたときトルクの伝達を解除するトルクリミッタを介装
    したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記複数のワイヤを巻き上げることによ
    って上記天井パネル又は吸込グリルが上昇して上記ユニ
    ット本体又は天井パネルに到達した後上記モータに短時
    間の逆回転とこれより長時間の正回転とを交互に一回以
    上繰り返させる制御装置を設けたことを特徴とする請求
    項(1)又は(2)記載の空気調和機。
JP4333815A 1992-11-20 1992-11-20 空気調和機 Expired - Lifetime JP2923150B2 (ja)

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