JPH0615957Y2 - 油圧ショベル用クレーン装置 - Google Patents

油圧ショベル用クレーン装置

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JPH0615957Y2
JPH0615957Y2 JP7283188U JP7283188U JPH0615957Y2 JP H0615957 Y2 JPH0615957 Y2 JP H0615957Y2 JP 7283188 U JP7283188 U JP 7283188U JP 7283188 U JP7283188 U JP 7283188U JP H0615957 Y2 JPH0615957 Y2 JP H0615957Y2
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JP
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crane
bucket
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hydraulic excavator
bracket
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JP7283188U
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忠行 酒本
義雄 加藤
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コベルコ建機エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧ショベルのバケットリンクに設けられる
油圧ショベル用クレーン装置に関する。
〔従来の技術〕
数ある土工機械の中にあって最も多く使用されている機
種の一つである油圧ショベルは、周知のとおり土砂や破
砕岩等を掘削する機械であって、例えば労働安全衛生規
則第164条により、クレーン作業が禁じられている
が、作業現場の実体上、前記規則第164条の「ただし
書き」による例外規定を運用して、2.9トン未満の重
量の吊荷のクレーン作業を油圧ショベルを用いて行って
いる例が多々ある。このように、油圧ショベルを用いて
クレーン作業を行うに際しては、一般的にバケットの湾
曲した底面にブラケットを機械的手段等により固着し、
そのブラケットの先端に例えば、ワイヤロープ等を介し
てフックを垂設した簡単な構造のものが多く用いられて
いた。
ところが、上記したようなクレーン装置では掘削作業に
際して支障がある為、その都度取外さなければならない
という煩わしさがあった。
このような煩わしさを回避する為に、某社においてクレ
ーン付油圧ショベルが開発された。
このようなクレーン付油圧ショベルのクレーン装置の例
を、その側面図の第5図を参照しながら以下に紹介す
る。
即ち、図において示す符号(52)は油圧ショベルのアーム
(51)の先端に、バケットピン(53)により揺動自在に支持
されるバケットであり、このバケット(52)の装着部位よ
り外側の前記ピン(53)の両端部の各々には、このピン(5
3)の径方向に突出する突出部(54)を有するボス(55)が回
転自在に支持されている。そして、この突出部(54)の各
々の先端にはリンク(56)の一端が接続され、これらのリ
ンク(56)の他端には、荷重検出器が内設される荷重検出
器の収容部(57a)を具備する梁部材(57)の前記収容部(57
a)の反対側がピン(58)により連結されると共に、この収
容部(57a)の端部にフック(59)が垂設されてなる構成に
なっている。
そして、このような構成になる油圧ショベルのクレーン
装置は、土砂や破砕岩等の掘削作業時において、バケッ
ト(52)の揺動範囲を避け得る位置、つまりアーム(51)の
下部面に設けられた取付部(60)に機械的固着手段により
着脱自在に固着されるようになっている。
従って、クレーン作業を行うに際しては、前記固着手段
を解除するだけで容易に吊荷を吊下し得る状態にするこ
とができる。また、クレーン装置の固着状態において
は、何の支障もなく掘削作業を行うことができるように
なっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したようなクレーン付油圧ショベルのクレーン装置
はそれなりに有用であるが、クレーン作業を行う上にお
ける観点からすると、未だに以下に説明するような問題
点を持っている。
即ち、このクレーン付油圧ショベルのクレーン装置を用
いてのクレーン作業においては、バケットがクレーン装
置よりもこの油圧ショベルの前方に位置している為、例
えば壁等に近接した位置の吊荷を吊下する場合には、こ
の吊荷を壁等から離れた位置まで移動した後にこの吊荷
を吊下しなければならないだけでなく、壁等に近接した
位置に吊荷を直接吊下したまま移動させることができな
いので、そのクレーン作業能率が極めて低いという問題
点があった。
従って、本考案は壁等に近接した位置における吊荷のク
レーン作業であってもクレーン作業能率が低下すること
のない油圧ショベル用クレーン装置の提供を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、上記したような問題点を解決する為になされ
たものであって、従って本考案に係る油圧ショベル用ク
レーン装置の構成は、バケットシリンダの先端とバケッ
トの間に介装されるバケットリンクの前面にその先端が
バケットの先端部より前方に突出するクレーンブームを
備えてなる油圧ショベル用クレーン装置であって、前記
ブームを揺動自在に支持するバケットリンクの前面に設
けられるブラケットと、前記ブームの揺動位置よりも上
方でブラケットにより揺動自在に支持され、かつ着脱自
在な連結ピンによりその他端側が前記ブームに連結され
る支持リンクと、これらブームと支持リンクとブラケッ
トとに設けられ、前記ブームと支持リンクとを相対する
方向に揺動させた折り畳み状態において、前記ピンが共
挿通される挿通孔とを備えてなることを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係る油圧ショベル用クレーン装置ではその構成
を以上の如くにしたので、支持リンクにより支持される
クレーンブームの先端にフックが垂下されている関係
上、このフックはバケットよりも先方に位置している。
そして、連結ピンを取外した後、クレーンブームと支持
リンク各々を共にそれらの揺動中心を中心として揺動さ
せると共に、それらの挿通孔とブラケットの挿通孔に取
外した前記ピンを挿通することにより、クレーンブーム
と支持リンクとを共にブラケットを介してバケットリン
クに固定することができる。
〔実施例〕
本考案になる一実施例を、クレーン装置の装着位置説明
図の第1図と、その一部切欠要部側面図の第2図と、掘
削作業時におけるクレーン装置の装着状態を示す正面図
の第3図と、掘削作業時におけるクレーン装置の装着状
態を示す一部切欠要部側面図の第4図とに基づいて以下
に説明する。
即ち、第1図において示す符号(1)は油圧ショベルのア
ームであり、このアーム(1)の先端にはバケット(2)がバ
ケットピン(3)によりそのピン(3)の軸心廻りに揺動自在
に支持されている。また、このアーム(1)の上面に設け
られたブラケットにはバケットシリンダ(4)の一端が枢
着され、その他端はバケットリンク(5)を介してバケッ
ト(2)に連結されている。そして、このバケットリンク
(5)の側面にその先端がバケット(2)の先端部よりも前方
に突出して設けられているのがクレーン装置(10)であ
る。
上記したクレーン装置(10)の構成の詳細は、第2図と第
3図とにおいて示すように、バケットリンク(5)の側面
に、このリンク(5)の長手方向の両端に設けられている
ボス(5a)、(5b)の間隔よりやや短い長さの一対の内側ブ
ラケット(11)を設け、またこのブラケット(11)を挟む位
置の下側にも一対の外側ブラケット(12)を設けた。そし
て、前記両ブラケット(11)、(12)の下端側に穿設された
貫通孔に挿通したクレーンブームピン(13)により、内側
ブラケット(11)よりその内側間隔が大きく、かつ外側ブ
ラケット(12)よりもその外側間隔が小さく、一端に貫通
孔(19)を有するクレーンブーム(14)の他端側を揺動自在
に支持した。
また、この内側ブラケット(11)の上端側の貫通孔には、
この貫通孔に支持リンクピン(15)を挿通して支持リンク
(16)を支持すると共に、この支持リンク(16)の先端と前
記クレーンブーム(14)の長手方向の中心よりも先端側の
貫通孔とに連結ピン(17)を挿通してこれらクレーンブー
ム(14)と支持リンク(16)とを連結した。そして、このク
レーンブーム(14)の連結ピン(17)とクレーンブームピン
(13)の間と、支持リンク(16)の支持リンクピン(15)側よ
りと、内側ブラケット(11)の支持リンクピン(15)側より
とに、連結ピン(17)を取外した後、このクレーンブーム
(14)を上方に揺動させると共に、この支持リンク(16)を
下方に揺動させたときに、それらの中心が合致する前記
連結ピン(17)用の挿通孔(18)を各々穿設してなる構成と
した。
なお、第1図において示すように、このクレーンブーム
(14)の先端に穿設された貫通孔(19)には荷重検出器(6)
を介してフック(7)を垂下するワイヤロープ(8)がピン、
ブラケット等を介して垂設される。
次に、上記したような構成になるクレーン装置(10)の使
用態様について以下に説明する。
即ち、このクレーン装置(10)を装着した油圧ショベルに
よるクレーン作業では、バケット(2)の先端部よりも前
方位置で吊荷を吊下することが可能である。従って、吊
荷が壁等に近接した位置にあっても容易に吊荷を吊下で
きるし、また壁等に近接した位置に容易に吊荷を移動す
ることができるので、壁際等におけるクレーン作業でも
クレーン作業の能率が低下することがない。そして、こ
の油圧ショベルで土砂等の掘削作業を行うときには、第
4図において示すように、連結ピン(17)を取外した後
に、前記クレーンブーム(14)を上方に揺動させると共
に、支持リンク(16)を下方に揺動させて折り畳むことに
より、このクレーンブーム(14)と支持リンク(16)と前記
内側ブラケット(11)の各々に穿設された挿通孔(18)の中
心を合致させ、そしてこれらの挿通孔(18)に取外した前
記連結ピン(17)を挿通すれば、このクレーンブーム(14)
と支持リンク(16)とは共にブラケットを介して前記バケ
ットリンク(5)に固定されるので、何の支障もなく掘削
作業を行うことができる。
なお、前記クレーンブーム(14)の先端側の貫通孔(19)に
挿通するピンを介して垂設されている荷重検出器、フッ
ク等は取外しても良いし、また取外さずにクレーンブー
ム(14)の一側面に機械的手段により固定しても良い。
〔考案の効果〕
本考案では、油圧ショベルのクレーン装置を、バケット
リンクの前面に設けられたブラケットによりその先端が
バケットの先端部よりも前方に突出するクレーンブーム
を揺動自在に支持し、またこのリンクの側面に設けたブ
ラケットにより揺動自在に支持した支持リンクの他端を
着脱自在な連結ピンにより前記クレーンブームと連結す
ると共に、このブームと支持リンクとブラケットとに連
結ピンが共挿通される挿通孔とを備えてなる構成とし
た。
故に、支持リンクにより支持されるクレーンブームの先
端にフックが垂下されているので、このフックはバケッ
トよりも先方に位置している。
従って、従来のクレーン装置のように、フック位置より
も前方にバケットが位置していないので、壁等に近接し
た位置の吊荷の吊下、あるいは壁等に近接した位置への
吊荷の移動を容易に行うことができる。
また、バケットシリンダはバケットを作動操作するシリ
ンダであって、他のブームシリンダやアームシリンダよ
りも微操作可能な構成になっているので、このバケット
シリンダを操作することにより吊荷の微妙な位置調整が
容易に行え得るというクレーン作業上の効果も生じてき
た。
従って、本考案によって壁等に近接した位置における吊
荷のクレーン作業であってもクレーン作業能率が低下す
ることのない極めて優れ、かつ有用な油圧ショベル用の
クレーン装置を実現することができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例になる油圧ショベル用クレーン
装置の装着位置説明図、第2図はこのクレーン装置の一
部切欠要部側面図、第3図は掘削作業時におけるこのク
レーン装置の装着状態を示す正面図、第4図は掘削作業
時におけるこのクレーン装置の装着状態を示す一部切欠
要部側面図、第5図は従来のクレーン付油圧ショベルの
クレーン装置の側面図である。 (1)……アーム、(2)……バケット、(3)……バケットピ
ン、(4)……バケットシリンダ、(5)……バケットリン
ク、(6)……荷重検出器、(7)……フック、(8)……ワイ
ヤロープ、(10)……クレーン装置、(11)、(12)……ブラ
ケット、(13)……クレーンブームピン、(14)……クレー
ンブーム、(15)……支持リンクピン、(16)……支持リン
ク、(17)……連結ピン、(18)……挿通孔、(19)……貫通
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バケットシリンダの先端とバケットの間に
    介装されるバケットリンクの前面にその先端がバケット
    の先端部より前方に突出するクレーンブームを備えてな
    る油圧ショベル用クレーン装置であって、前記ブームを
    揺動自在に支持するバケットリンクの前面に設けられる
    ブラケットと、前記ブームの揺動位置よりも上方でブラ
    ケットにより揺動自在に支持され、かつ着脱自在な連結
    ピンによりその他端側が前記ブームに連結される支持リ
    ンクと、これらブームと支持リンクとブラケットとに設
    けられ、前記ブームと支持リンクとを相対する方向に揺
    動させた折り畳み状態において、前記ピンが共挿通され
    る挿通孔とを備えてなる油圧ショベル用クレーン装置。
JP7283188U 1988-05-31 1988-05-31 油圧ショベル用クレーン装置 Expired - Lifetime JPH0615957Y2 (ja)

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