JPH06158091A - 原羽毛用洗浄剤組成物 - Google Patents
原羽毛用洗浄剤組成物Info
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- JPH06158091A JPH06158091A JP4339711A JP33971192A JPH06158091A JP H06158091 A JPH06158091 A JP H06158091A JP 4339711 A JP4339711 A JP 4339711A JP 33971192 A JP33971192 A JP 33971192A JP H06158091 A JPH06158091 A JP H06158091A
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- Japan
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- acid
- carbon atoms
- alkyl
- nonionic surfactant
- alkylene oxide
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/66—Non-ionic compounds
- C11D1/722—Ethers of polyoxyalkylene glycols having mixed oxyalkylene groups; Polyalkoxylated fatty alcohols or polyalkoxylated alkylaryl alcohols with mixed oxyalkylele groups
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 高級アルコールのエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド付加体のアルキルエーテルからなる一般式
１の非イオン界面活性剤、脂肪酸ポリオキシアルキレン
エステルアルキルエーテルからなる一般式２の非イオン
界面活性剤、およびアミノポリカルボン酸塩、ポリリン
酸塩、カルボン酸塩等の多価金属イオン封鎖剤を含む原
羽毛用洗浄剤組成物。 Ｒ１−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｍ・（Ａ１Ｏ）ｎ−
Ｒ１′ （１） （Ｒ１：炭素数８〜２２の直鎖または分岐アルキル基ま
たはアルケニ基、Ｒ１′：炭素数１〜４のアルキル基ま
たは水素、Ａ１Ｏ：炭素数３〜４のアルキレンオキシド
基、ｍ：４〜２０、ｎ：１〜８） （Ｒ２：炭素数７〜２１の直鎖または分岐アルキル基ま
たはアルケニル基、Ｒ２′：炭素数１〜４のアルキル基
または水素、ＯＡ２：炭素数２〜４のアルキレンオキシ
ド基、ｐ：５〜８０） 【効果】 低濃度で優れた脱脂力が得られ、土ぼこりを
強力に洗浄し、高品質の羽毛が得られる。
レンオキシド付加体のアルキルエーテルからなる一般式
１の非イオン界面活性剤、脂肪酸ポリオキシアルキレン
エステルアルキルエーテルからなる一般式２の非イオン
界面活性剤、およびアミノポリカルボン酸塩、ポリリン
酸塩、カルボン酸塩等の多価金属イオン封鎖剤を含む原
羽毛用洗浄剤組成物。 Ｒ１−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｍ・（Ａ１Ｏ）ｎ−
Ｒ１′ （１） （Ｒ１：炭素数８〜２２の直鎖または分岐アルキル基ま
たはアルケニ基、Ｒ１′：炭素数１〜４のアルキル基ま
たは水素、Ａ１Ｏ：炭素数３〜４のアルキレンオキシド
基、ｍ：４〜２０、ｎ：１〜８） （Ｒ２：炭素数７〜２１の直鎖または分岐アルキル基ま
たはアルケニル基、Ｒ２′：炭素数１〜４のアルキル基
または水素、ＯＡ２：炭素数２〜４のアルキレンオキシ
ド基、ｐ：５〜８０） 【効果】 低濃度で優れた脱脂力が得られ、土ぼこりを
強力に洗浄し、高品質の羽毛が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄力が良好で、すす
ぎ時の廃水の透視度が高く、かつ、洗浄後の乾燥羽毛か
らのほこり立ちが極めて少ない原羽毛用洗浄剤組成物に
関する。
ぎ時の廃水の透視度が高く、かつ、洗浄後の乾燥羽毛か
らのほこり立ちが極めて少ない原羽毛用洗浄剤組成物に
関する。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６１−６０７９４号公報にみられ
るように、原羽毛に付着している油脂、土ぼこりを洗浄
するために、非イオン界面活性剤を主活性成分とする洗
浄剤が従来から使用されている。しかしながら、これま
での洗浄剤では洗浄力が不足しているために、長期保存
時に羽毛に異臭が発生する問題があった。特に汚れのひ
どい羽毛では２回洗浄を繰り返して行う方法が適用され
ており、作業性、コスト性の問題のほか、羽毛の損傷が
増え、品質の劣化が問題である。
るように、原羽毛に付着している油脂、土ぼこりを洗浄
するために、非イオン界面活性剤を主活性成分とする洗
浄剤が従来から使用されている。しかしながら、これま
での洗浄剤では洗浄力が不足しているために、長期保存
時に羽毛に異臭が発生する問題があった。特に汚れのひ
どい羽毛では２回洗浄を繰り返して行う方法が適用され
ており、作業性、コスト性の問題のほか、羽毛の損傷が
増え、品質の劣化が問題である。
【０００３】また、従来の洗浄処理剤では土ぼこり除去
性が低いので、土ぼこりが残り、原羽毛洗浄時のすすぎ
において廃水の透視度が低くなり、廃水の排水前に処理
を行うことが必要となるため作業性が悪い。さらに、洗
浄後の乾燥羽毛からのほこり立ちが多く、製品形態上の
点からも問題である。
性が低いので、土ぼこりが残り、原羽毛洗浄時のすすぎ
において廃水の透視度が低くなり、廃水の排水前に処理
を行うことが必要となるため作業性が悪い。さらに、洗
浄後の乾燥羽毛からのほこり立ちが多く、製品形態上の
点からも問題である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好な洗浄
力を有し、土ぼこり除去能が高く、原羽毛洗浄後のすす
ぎ時における廃水の透視度が高められ、かつ、洗浄後の
乾燥羽毛からのほこり立ちが極めて少ない原羽毛用洗浄
剤を狙ったものである。
力を有し、土ぼこり除去能が高く、原羽毛洗浄後のすす
ぎ時における廃水の透視度が高められ、かつ、洗浄後の
乾燥羽毛からのほこり立ちが極めて少ない原羽毛用洗浄
剤を狙ったものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の原羽毛用洗浄剤
組成物は、化３で示されるアルコール混合アルコキシレ
ート型の非イオン界面活性剤を１種類以上含有すること
を特徴とする。
組成物は、化３で示されるアルコール混合アルコキシレ
ート型の非イオン界面活性剤を１種類以上含有すること
を特徴とする。
【０００６】
【化３】Ｒ1−Ｏ−(ＣＨ2ＣＨ2Ｏ)m・(Ａ1Ｏ)n−Ｒ1′ （Ｒ1 ：炭素数８〜２２の直鎖または分岐を有するアル
キル基またはアルケニル基 Ｒ1′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 Ａ1Ｏ ：炭素数３〜４のアルキレンオキシド基 ｍ ：４〜２０ ｎ ：１〜８）
キル基またはアルケニル基 Ｒ1′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 Ａ1Ｏ ：炭素数３〜４のアルキレンオキシド基 ｍ ：４〜２０ ｎ ：１〜８）
【０００７】また、さらに化４で示される脂肪酸ポリオ
キシアルキレンエステル型の非イオン界面活性剤の１種
類以上を併用することにより、いっそう効果が発揮され
る。また、多価金属イオン封鎖剤の併用で、さらにより
高性能となる。
キシアルキレンエステル型の非イオン界面活性剤の１種
類以上を併用することにより、いっそう効果が発揮され
る。また、多価金属イオン封鎖剤の併用で、さらにより
高性能となる。
【０００８】
【化４】 （Ｒ2 ：炭素数７〜２１の直鎖または分岐を有するアル
キル基またはアルケニル基 Ｒ2′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 ＯＡ2 ：炭素数２〜４のアルキレンオキシド基 ｐ ：５〜８０）
キル基またはアルケニル基 Ｒ2′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 ＯＡ2 ：炭素数２〜４のアルキレンオキシド基 ｐ ：５〜８０）
【０００９】
【発明の実施態様】上記の化３で示されるアルコール混
合アルコキシレート型の非イオン界面活性剤におけるＲ
1 Ｏは、炭素数８〜２２、好ましくは炭素数８〜１８の
アルコール残基である。アルコール残基として、具体的
には、オクタノール、２−エチルヘキサノール、ラウリ
ルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール、天然動植物油脂由来の脂
肪酸を還元して得られる高級アルコールや合成アルコー
ル等のアルコール残基が挙げられる。これら、アルコー
ル残基は単独で用いてもよく、２種以上が混合されてい
ても良い。
合アルコキシレート型の非イオン界面活性剤におけるＲ
1 Ｏは、炭素数８〜２２、好ましくは炭素数８〜１８の
アルコール残基である。アルコール残基として、具体的
には、オクタノール、２−エチルヘキサノール、ラウリ
ルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール、天然動植物油脂由来の脂
肪酸を還元して得られる高級アルコールや合成アルコー
ル等のアルコール残基が挙げられる。これら、アルコー
ル残基は単独で用いてもよく、２種以上が混合されてい
ても良い。
【００１０】植物由来の天然脂肪酸としては、例えばと
うもろこし油、綿実油、ヒマシ油、パーム油、パーム核
油、落花生油、菜種油、ゴマ油、大豆油、サフラワー
油、ヤシ油等から得られる。動物由来の天然脂肪酸とし
ては豚油、牛脂油、ニシン油、イカ油、鯨油等から得ら
れる。
うもろこし油、綿実油、ヒマシ油、パーム油、パーム核
油、落花生油、菜種油、ゴマ油、大豆油、サフラワー
油、ヤシ油等から得られる。動物由来の天然脂肪酸とし
ては豚油、牛脂油、ニシン油、イカ油、鯨油等から得ら
れる。
【００１１】前記化３で示されるアルコールアルコキシ
レート型の非イオン界面活性剤において、Ａ1 Ｏは炭素
数３〜４のアルキレンオキシド基であり、具体的にはプ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシドが付加しているこ
とを示す。
レート型の非イオン界面活性剤において、Ａ1 Ｏは炭素
数３〜４のアルキレンオキシド基であり、具体的にはプ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシドが付加しているこ
とを示す。
【００１２】エチレンオキシドＥＯとアルキレンオキシ
ドＡ1 Ｏの付加形式はランダム付加、ブロック付加のい
ずれでもよく、ブロックの場合はＲ1 −Ｏ−Ａ1 Ｏ−Ｅ
Ｏ−Ｒ1´ 、Ｒ1 −Ｏ−ＥＯ−Ａ1 Ｏ−Ｒ1´ いずれで
も良い。上記のアルコール混合アルコキシレート型非イ
オン界面活性剤は、単独もしくは２種類以上組み合わせ
て用いることが可能である。
ドＡ1 Ｏの付加形式はランダム付加、ブロック付加のい
ずれでもよく、ブロックの場合はＲ1 −Ｏ−Ａ1 Ｏ−Ｅ
Ｏ−Ｒ1´ 、Ｒ1 −Ｏ−ＥＯ−Ａ1 Ｏ−Ｒ1´ いずれで
も良い。上記のアルコール混合アルコキシレート型非イ
オン界面活性剤は、単独もしくは２種類以上組み合わせ
て用いることが可能である。
【００１３】アルコール混合アルコキシレート型非イオ
ン界面活性剤は、洗浄に際して原羽毛に対し０．１重量
％以上加えるのが望ましく、好ましくは０．５〜７重量
％が良い。添加量が０．１重量％より低い場合は洗浄力
が不十分であり、一方、７重量％を超えて加えても効果
は変わらない。
ン界面活性剤は、洗浄に際して原羽毛に対し０．１重量
％以上加えるのが望ましく、好ましくは０．５〜７重量
％が良い。添加量が０．１重量％より低い場合は洗浄力
が不十分であり、一方、７重量％を超えて加えても効果
は変わらない。
【００１４】Ｒ1′ は水素または炭素数１〜４のアルキ
ル基であり、好ましくは水素である。また、ｍはエチレ
ンオキシドの付加モル数を示し４〜２０、好ましくは４
〜１６の整数である。一方、ｎはアルキレンオキシドＡ
1 Ｏの付加モル数を示し１〜８、好ましくは１〜５の整
数である。
ル基であり、好ましくは水素である。また、ｍはエチレ
ンオキシドの付加モル数を示し４〜２０、好ましくは４
〜１６の整数である。一方、ｎはアルキレンオキシドＡ
1 Ｏの付加モル数を示し１〜８、好ましくは１〜５の整
数である。
【００１５】前記化４で示される脂肪酸ポリオキシアル
キレンエステル型の非イオン界面活性剤におけるＲ
2 は、炭素数７〜２１、好ましくは１０〜１８の脂肪酸
残基である。脂肪酸残基を構成する脂肪酸は、具体的に
はオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ド
デカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカ
ン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン
酸、ノナデカン酸、イコサン酸、オレイン酸、エライジ
ン酸、リノール酸、リノレイン酸や、前述の植物性、動
物性由来の天然脂肪酸であってもよいし、合成脂肪酸で
あっても良い。
キレンエステル型の非イオン界面活性剤におけるＲ
2 は、炭素数７〜２１、好ましくは１０〜１８の脂肪酸
残基である。脂肪酸残基を構成する脂肪酸は、具体的に
はオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ド
デカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカ
ン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン
酸、ノナデカン酸、イコサン酸、オレイン酸、エライジ
ン酸、リノール酸、リノレイン酸や、前述の植物性、動
物性由来の天然脂肪酸であってもよいし、合成脂肪酸で
あっても良い。
【００１６】Ｒ2′ は水素または炭素数１〜４のアルキ
ル基であり、好ましくは水素または炭素数１〜２のアル
キル基である。ＯＡ2 は、炭素数２〜４のアルキレンオ
キシド基であり、具体的にはエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシドであり、これらは単独
で付加してもよく、２種以上を混合して付加していても
よい。混合付加の場合は、ランダム付加でもブロック付
加でもよい。ｐはアルキレンオキシドの付加モル数を示
し、５〜８０、好ましくは５〜２５の整数である。
ル基であり、好ましくは水素または炭素数１〜２のアル
キル基である。ＯＡ2 は、炭素数２〜４のアルキレンオ
キシド基であり、具体的にはエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシドであり、これらは単独
で付加してもよく、２種以上を混合して付加していても
よい。混合付加の場合は、ランダム付加でもブロック付
加でもよい。ｐはアルキレンオキシドの付加モル数を示
し、５〜８０、好ましくは５〜２５の整数である。
【００１７】脂肪酸ポリオキシアルキレンエステル型非
イオン界面活性剤は、例えば、アルコールＲ2′ＯＨ に
アルキレンオキシドを付加反応させて付加物とし、次に
これと脂肪酸または脂肪酸エステルとをそれぞれエステ
ル化反応あるいはエステル交換反応させる方法（製法−
１）や、脂肪酸にアルキレンオキシドを付加させて付加
物とし、つぎに必要に応じてこれとハロゲン化アルキル
を反応させる（製法−２）ことにより、得ることができ
る。また、脂肪酸とアルコールとのエステル化物Ｒ2Ｃ
ＯＯＲ2′に、特定の触媒を用いてアルキレンオキシド
を付加反応させる方法（特開平４−２７９５５２号公報
参照）によっても製造することができ、この方法（製法
−３）に従うことにより、純度の高い脂肪酸ポリオキシ
アルキレンエステル型非イオン界面活性剤が得られるの
で特に好ましい。
イオン界面活性剤は、例えば、アルコールＲ2′ＯＨ に
アルキレンオキシドを付加反応させて付加物とし、次に
これと脂肪酸または脂肪酸エステルとをそれぞれエステ
ル化反応あるいはエステル交換反応させる方法（製法−
１）や、脂肪酸にアルキレンオキシドを付加させて付加
物とし、つぎに必要に応じてこれとハロゲン化アルキル
を反応させる（製法−２）ことにより、得ることができ
る。また、脂肪酸とアルコールとのエステル化物Ｒ2Ｃ
ＯＯＲ2′に、特定の触媒を用いてアルキレンオキシド
を付加反応させる方法（特開平４−２７９５５２号公報
参照）によっても製造することができ、この方法（製法
−３）に従うことにより、純度の高い脂肪酸ポリオキシ
アルキレンエステル型非イオン界面活性剤が得られるの
で特に好ましい。
【００１８】上述の（ａ）アルコール混合アルコキシレ
ート型非イオン界面活性剤と（ｂ）脂肪酸ポリオキシア
ルキレンエステル型非イオン界面活性剤とを併用する場
合、重量比で（ａ）／（ｂ）＝１００／０〜５／９５、
好ましくは９０／１０〜５０／５０であり、洗浄に際し
ての合計添加量は原羽毛に対して０．１〜７重量％、好
ましくは０．５〜７重量％が良い。
ート型非イオン界面活性剤と（ｂ）脂肪酸ポリオキシア
ルキレンエステル型非イオン界面活性剤とを併用する場
合、重量比で（ａ）／（ｂ）＝１００／０〜５／９５、
好ましくは９０／１０〜５０／５０であり、洗浄に際し
ての合計添加量は原羽毛に対して０．１〜７重量％、好
ましくは０．５〜７重量％が良い。
【００１９】本発明の原羽毛洗浄剤組成物に上記非イオ
ン界面活性剤の他、多価金属イオン封鎖剤を併用するこ
とにより、油洗浄力を維持したまま、洗浄後の羽毛から
のほこり立ちをさらに抑えることができる。
ン界面活性剤の他、多価金属イオン封鎖剤を併用するこ
とにより、油洗浄力を維持したまま、洗浄後の羽毛から
のほこり立ちをさらに抑えることができる。
【００２０】多価金属イオン封鎖剤としては、以下のも
のが例示される。 （１） アミノポリカルボン酸のアルカリ金属塩：エチ
レンジアミンテトラ酢酸（ＥＤＴＡ）、シクロヘキサジ
アミンテトラ酢酸（ＣｙＤＴＡ）、グリコールエーテル
テトラ酢酸（ＧＥＤＴＡ）、ジエチレンポリアミンテト
ラ酢酸（ＤＴＰＡ）、トリエチレンテトラミンヘキサ酢
酸（ＴＴＨＡ）、ニトリロトリ酢酸（ＮＴＡ）、テトラ
エチレンペンタミンヘプタ酢酸（ＴＰＨＡ）、ヒドロキ
シエチルエチレンジアミントリ酢酸（ＨＥＤＴＡ）、エ
チレンジアミンテトラプロピオン酸（ＥＤＴＰ）、ジア
ミノシクロヘキサンテトラ酢酸（ＤＣＴＡ）等のアルカ
リ金属塩、この中でエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウムが望ましい。
のが例示される。 （１） アミノポリカルボン酸のアルカリ金属塩：エチ
レンジアミンテトラ酢酸（ＥＤＴＡ）、シクロヘキサジ
アミンテトラ酢酸（ＣｙＤＴＡ）、グリコールエーテル
テトラ酢酸（ＧＥＤＴＡ）、ジエチレンポリアミンテト
ラ酢酸（ＤＴＰＡ）、トリエチレンテトラミンヘキサ酢
酸（ＴＴＨＡ）、ニトリロトリ酢酸（ＮＴＡ）、テトラ
エチレンペンタミンヘプタ酢酸（ＴＰＨＡ）、ヒドロキ
シエチルエチレンジアミントリ酢酸（ＨＥＤＴＡ）、エ
チレンジアミンテトラプロピオン酸（ＥＤＴＰ）、ジア
ミノシクロヘキサンテトラ酢酸（ＤＣＴＡ）等のアルカ
リ金属塩、この中でエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウムが望ましい。
【００２１】（２） アミノカルボン酸のアルカリ金属
塩：α−アラニン、グルタミン酸、グリシン、イミノジ
酢酸、ピコリン酸、システイン等のアルカリ金属塩があ
り、アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リ
チウムがあり、ナトリウム塩が望ましい。
塩：α−アラニン、グルタミン酸、グリシン、イミノジ
酢酸、ピコリン酸、システイン等のアルカリ金属塩があ
り、アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リ
チウムがあり、ナトリウム塩が望ましい。
【００２２】（３） ポリリン酸のアルカリ金属塩：ピ
ロリン酸、トリポリリン酸、テトラポリリン酸、トリメ
タリン酸、テトラメタリン酸等のアルカリ金属塩があ
り、アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リ
チウムがある。この中で、ピロリン酸カリウムが好まし
い。
ロリン酸、トリポリリン酸、テトラポリリン酸、トリメ
タリン酸、テトラメタリン酸等のアルカリ金属塩があ
り、アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リ
チウムがある。この中で、ピロリン酸カリウムが好まし
い。
【００２３】（４） カルボン酸のアルカリ金属塩：ク
エン酸、リンゴ酸、シュウ酸、酒石酸、乳酸、サリチル
酸、スルホサリチル酸、フタル酸、マレイン酸、マロン
酸、安息香酸、ギ酸、酢酸、アセチルアセトン等のアル
カリ金属塩があり、アルカリ金属としては、ナトリウ
ム、カリウム、リチウムがある。この中で、クエン酸ナ
トリウムが好ましい。
エン酸、リンゴ酸、シュウ酸、酒石酸、乳酸、サリチル
酸、スルホサリチル酸、フタル酸、マレイン酸、マロン
酸、安息香酸、ギ酸、酢酸、アセチルアセトン等のアル
カリ金属塩があり、アルカリ金属としては、ナトリウ
ム、カリウム、リチウムがある。この中で、クエン酸ナ
トリウムが好ましい。
【００２４】（５） ポリアミン化合物：エチレンジア
ミン（Ｅｎ）、ジエチレントリアミン（Ｄｌｅｎ）、ト
リアミノトリエチルアミン（Ｔｒｅｎ）、トリエチレン
テトラミン（Ｔｒｌｅｎ）、ペンタエチレンヘキサアミ
ン（Ｐｅｎｔｅｎ）、ジアミノプロパン（ＤＡＰ）、ト
リアミノプロパン（ＴＡＰ）
ミン（Ｅｎ）、ジエチレントリアミン（Ｄｌｅｎ）、ト
リアミノトリエチルアミン（Ｔｒｅｎ）、トリエチレン
テトラミン（Ｔｒｌｅｎ）、ペンタエチレンヘキサアミ
ン（Ｐｅｎｔｅｎ）、ジアミノプロパン（ＤＡＰ）、ト
リアミノプロパン（ＴＡＰ）
【００２５】（６） アミン化合物：トリエタノールア
ミン（ＴＥＡ）、ジアミノジエチルスルフィド（Ｄ
Ｓ）、チオ尿素、チオセミカルバイド、２，２′−ジピ
リジル、１，１０−フェナントロリン、８−オキシキノ
リン−５−スルホン酸（ＨＱＳ）
ミン（ＴＥＡ）、ジアミノジエチルスルフィド（Ｄ
Ｓ）、チオ尿素、チオセミカルバイド、２，２′−ジピ
リジル、１，１０−フェナントロリン、８−オキシキノ
リン−５−スルホン酸（ＨＱＳ）
【００２６】（７） 高分子キレート剤：ポリアクリル
酸、アクリル酸／マレイン酸コポリマー、マレイン酸／
イソブテンコポリマー、マレイン酸／オレフィンコポリ
マー、マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー、
マレイン酸／イソアミレンコポリマー、ヒドロキシポリ
アクリル酸、およびこれらのナトリウム塩がある。
酸、アクリル酸／マレイン酸コポリマー、マレイン酸／
イソブテンコポリマー、マレイン酸／オレフィンコポリ
マー、マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー、
マレイン酸／イソアミレンコポリマー、ヒドロキシポリ
アクリル酸、およびこれらのナトリウム塩がある。
【００２７】多価金属イオン封鎖剤は、洗浄に際して原
羽毛に対し０．０１重量％以上加えるのが望ましく、好
ましくは０．０５〜２重量％が良い。この添加量が０．
０１重量％より低い場合は、非イオン界面活性剤との相
乗効果が認められず、２重量％以上加えても効果は変わ
らない。洗浄処理温度は５〜７０℃程度で使用すること
ができ、温度が高いほど十分な脱脂力を得られる。
羽毛に対し０．０１重量％以上加えるのが望ましく、好
ましくは０．０５〜２重量％が良い。この添加量が０．
０１重量％より低い場合は、非イオン界面活性剤との相
乗効果が認められず、２重量％以上加えても効果は変わ
らない。洗浄処理温度は５〜７０℃程度で使用すること
ができ、温度が高いほど十分な脱脂力を得られる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の原羽毛用洗浄剤組成物によれ
ば、着油分の高い原羽毛であっても低濃度で優れた脱脂
力が得られ、かつ、土ぼこりを強力に洗浄するので、清
浄で高品質の羽毛が得られる。また同時に、二度洗いの
手間が省け、処理コストを大幅に削減することができ
る。
ば、着油分の高い原羽毛であっても低濃度で優れた脱脂
力が得られ、かつ、土ぼこりを強力に洗浄するので、清
浄で高品質の羽毛が得られる。また同時に、二度洗いの
手間が省け、処理コストを大幅に削減することができ
る。
【００２９】
【実施例】活性成分として、表１に示した各種の非イオ
ン界面活性剤と多価金属イオン封鎖剤を溶かした洗剤を
用い、以下の手順で原羽毛を洗浄して残脂率を測定し
た。さらに、すすぎ性として透視度と、乾燥羽毛からの
ほこり立ちを測定し、それらの結果を表１に示した。
ン界面活性剤と多価金属イオン封鎖剤を溶かした洗剤を
用い、以下の手順で原羽毛を洗浄して残脂率を測定し
た。さらに、すすぎ性として透視度と、乾燥羽毛からの
ほこり立ちを測定し、それらの結果を表１に示した。
【００３０】（１） 残脂率 洗浄試験機としてスクラボメーターを用い原羽毛（中国
産、着油分６％）５ｇとゴム玉１０コ（径１ｃｍ）およ
び各種濃度の洗液を入れ、浴比２６、洗浄温度５０℃、
硬度３°ｄＨ（ＣａＯ／ＭｇＯ＝４／１）で２０分間洗
浄した。洗浄後、流水で１時間すすいでから、遠心脱水
（１０００ｒｐｍ，１分）した。続いて、１０５℃の恒
温槽中で１時間乾燥後、得られた洗羽毛に対しジククロ
メタンを溶媒としてソックスレー抽出（４時間）を行
い、数１により残脂率を求めた。
産、着油分６％）５ｇとゴム玉１０コ（径１ｃｍ）およ
び各種濃度の洗液を入れ、浴比２６、洗浄温度５０℃、
硬度３°ｄＨ（ＣａＯ／ＭｇＯ＝４／１）で２０分間洗
浄した。洗浄後、流水で１時間すすいでから、遠心脱水
（１０００ｒｐｍ，１分）した。続いて、１０５℃の恒
温槽中で１時間乾燥後、得られた洗羽毛に対しジククロ
メタンを溶媒としてソックスレー抽出（４時間）を行
い、数１により残脂率を求めた。
【００３１】
【数１】
【００３２】（２） 透視度 残脂率の測定と同様の洗浄条件で得られた洗羽毛３ｇと
精製水３００ｍｌを三角フラスコにいれ、羽毛と水を十
分馴染ませてから振とう機を用い４５分間振とうした。
懸濁液をガラス濾過機（Ｇ−１）で濾過し、透視度計で
透視度を測定した。
精製水３００ｍｌを三角フラスコにいれ、羽毛と水を十
分馴染ませてから振とう機を用い４５分間振とうした。
懸濁液をガラス濾過機（Ｇ−１）で濾過し、透視度計で
透視度を測定した。
【００３３】
【表１】 実 施 例 比 較 例 試料No. １ ２ ３ ４ ５ ６ 活性成分(wt％)： 非イオン活性剤*3 非イオンＡ 3.6 3.6 − 1.8 1.8 − 非イオンＢ − − 2.0 − − − 非イオンＣ − − − 1.8 − − 非イオンＤ − − − − 1.8 3.6 非イオンＥ − − − − − 3.6 イオン封鎖剤 ＥＤＴＡＮａ*2 − 0.8 − − − 1.5 ピロリン酸Ｋ − − 0.8 − − − クエン酸Ｎａ − − − 0.5 − − 評価： 残存率(％) 0.81 0.79 0.75 0.75 0.80 3.20 透視度(mm) 930 1050 960 1100 970 310 ほこり立ち*1 ○ ○ ○ ○ ○ × ＊１） ほこり立ちの評価基準 ○：ほこり立ちが認められない ×：ほこり立ちが認められる ＊２） ＥＤＴＡＮａ：エチレンジアミンテトラ酢酸ナ
トリウム ＊３） 非イオン活性剤：内容の説明は表２の通り
トリウム ＊３） 非イオン活性剤：内容の説明は表２の通り
【００３４】
【表２】表２：非イオン界面活性剤 付加モル数 構 造 ＥＯ ＰＯ 非イオンＡ ラウリルアルコールＥＯＰＯ付加体*1 6 2 非イオンＢ Ｃ13分枝１級アルコールＥＯＰＯ付加体*2 5 2 非イオンＣ ラウリル酸メチルエステルＥＯＰＯ付加体*3 11 1 非イオンＤ オレイン酸ＥＯ付加体 15 0 非イオンＥ Ｃ12〜Ｃ14直鎖２級アルコールＥＯ付加体*4 12 0 ＊１） ＥＯ：エチレンオキシド，ＰＯ：プロピレンオ
キシド。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、ランダム付加。 ＊２） Ｃ13分枝１級アルコールは、ダイアドール１３
（三菱化成製）。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、末端ブロック
付加。 ＊３） 構造は、Ｃ11Ｈ23ＣＯ(ＥＯ)11(ＰＯ)1ＯＣ
Ｈ3。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、末端ブロック付加。 ＊４） Ｃ12〜Ｃ14直鎖２級アルコールは、ソフタノー
ル120(日本触媒製)。
キシド。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、ランダム付加。 ＊２） Ｃ13分枝１級アルコールは、ダイアドール１３
（三菱化成製）。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、末端ブロック
付加。 ＊３） 構造は、Ｃ11Ｈ23ＣＯ(ＥＯ)11(ＰＯ)1ＯＣ
Ｈ3。ＥＯ，ＰＯ付加形式は、末端ブロック付加。 ＊４） Ｃ12〜Ｃ14直鎖２級アルコールは、ソフタノー
ル120(日本触媒製)。
Claims (3)
- 【請求項１】 下記化１で示される非イオン界面活性剤
を１種類以上含有することを特徴とする原羽毛用洗浄剤
組成物。 【化１】Ｒ1−Ｏ−(ＣＨ2ＣＨ2Ｏ)m・(Ａ1Ｏ)n−Ｒ1′ （Ｒ1 ：炭素数８〜２２の直鎖または分岐を有するアル
キル基またはアルケニル基 Ｒ1′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 Ａ1Ｏ ：炭素数３〜４のアルキレンオキシド基 ｍ ：４〜２０ ｎ ：１〜８） - 【請求項２】 さらに、化２で示される非イオン界面活
性剤を１種類以上含有する請求項１に記載の原羽毛用洗
浄剤組成物。 【化２】 （Ｒ2 ：炭素数７〜２１の直鎖または分岐を有するアル
キル基またはアルケニル基 Ｒ2′ ：炭素数１〜４のアルキル基または水素 ＯＡ2 ：炭素数２〜４のアルキレンオキシド基 ｐ ：５〜８０） - 【請求項３】 さらに多価金属イオン封鎖剤を含有する
請求項１または２に記載の原羽毛用洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4339711A JPH06158091A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 原羽毛用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4339711A JPH06158091A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 原羽毛用洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158091A true JPH06158091A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18330087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4339711A Pending JPH06158091A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 原羽毛用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06158091A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5776206A (en) * | 1995-05-10 | 1998-07-07 | Hoechst Aktiengesellschaft | Surfactant mixture for textile treatment |
| JPH1171328A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-03-16 | Lion Corp | 脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの製造方法、及び該製造方法に用いる複合金属酸化物触媒 |
| JP2005187415A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Lion Corp | 脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテル及びその製造方法 |
| CN105349280A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-02-24 | 安徽卓祥羽毛科技发展有限公司 | 一种水洗羽毛用洗涤剂及其制备方法 |
| CN105368591A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-03-02 | 安徽卓祥羽毛科技发展有限公司 | 一种羽毛用无味除臭剂及其制备方法 |
| CN105368600A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-03-02 | 安徽卓祥羽毛科技发展有限公司 | 一种羽毛原毛用洗涤剂及其制备方法 |
| CN105368603A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-03-02 | 安徽卓祥羽毛科技发展有限公司 | 一种水洗羽绒用洗涤剂及其制备方法 |
| WO2020218224A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 | 原羽毛用洗浄剤及び原羽毛用洗浄液 |
| WO2020218100A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 | 原羽毛用洗浄剤及び原羽毛用洗浄液 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4339711A patent/JPH06158091A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN113710790A (zh) * | 2019-04-25 | 2021-11-26 | 狮王特殊化学株式会社 | 未加工羽毛用洗涤剂和未加工羽毛用洗涤液 |
| CN113710791A (zh) * | 2019-04-25 | 2021-11-26 | 狮王特殊化学株式会社 | 未加工羽毛用洗涤剂和未加工羽毛用洗涤液 |
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