JPH06156622A - クリーンルーム用保管庫 - Google Patents

クリーンルーム用保管庫

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JPH06156622A
JPH06156622A JP4008663A JP866392A JPH06156622A JP H06156622 A JPH06156622 A JP H06156622A JP 4008663 A JP4008663 A JP 4008663A JP 866392 A JP866392 A JP 866392A JP H06156622 A JPH06156622 A JP H06156622A
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Hitoshi Kono
等 河野
Atsushi Okuno
敦 奥野
Masanori Tsuda
正徳 津田
Michihiro Hayashi
満弘 林
Teppei Yamashita
哲平 山下
Masanao Murata
正直 村田
Miki Tanaka
幹 田中
Akiya Morita
日也 森田
Akio Nakamura
昭生 中村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ウエハカセットを気密性のコンテナに収納
し、保管庫内を高度の清浄雰囲気、不活性雰囲気にする
ための構造や機器・装置が不要であり、機器・装置の故
障やこれらの電源喪失等に起因するウエハ汚染や自然酸
化膜の成長が生じる恐れもなく、また保管庫内のメンテ
ナンス作業も自由に行なうことが可能なクリーンルーム
用保管庫を提供する。 【構成】 保管ユニット10の各保管セクションに対し
て保管物を出し入れする移載機構を搭載した移載装置2
0を備え、クリーンルーム内に設けられる保管庫1にお
いて、出し入れされる保管物はパーティクル汚染または
/および化学汚染を嫌う物品Wを気密に収納可能なコン
テナ40であり、コンテナ40に対して物品を自動的に
出し入れする装置30を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンルーム内におい
て、半導体ウエハ、液晶表示基板、レチクルやおよびデ
ィスク類を一時的に保管するクリーンルーム用保管庫に
関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルーム内の物品保管設備として
は、従来、特開平1―41561号公報に記載されたも
のがある。ここに開示されている物品保管設備は、物品
保管室内に、上下方向ならびに横方向に複数の区画収納
空間を有する物品保管棚と、両側に並ぶ物品保管棚間の
中央通路に沿って敷設された一定経路上を走行自在に且
つ昇降ならびに横方向進退自在な荷出入れ機構を有する
搬入出装置を備えている。
【0003】この種の物品保管設備では、物品保管棚の
下部側にエア供給装置を設け、このエア供給装置からの
エアをフイルタを通し清浄空気(クリーンエア)にし
て、物品保管棚の背部から搬入出装置側へ吹き出される
ようにして、塵埃が物品保管棚側へ浮遊し、滞留するの
を防止している。
【0004】更に、搬入出装置は、自走台車上に、荷出
入れ機構を案内する昇降案内装置や昇降駆動装置を搭載
しているので、磨耗による塵埃が発生し、そのままで
は、この塵埃が床下側に吸引除去されることなく物品保
管棚側へ移行して半導体ウエハ等に付着することになる
ので、搬入出装置の自走台車上に搭載している昇降案内
装置や昇降駆動装置等の全体にカバーを被せるとともに
自走台車下面側にエア吸引装置を設けて、カバー内で発
生した上記塵埃をエア吸引装置で下に吸引して、床下側
へ吸引除去するようにしている。
【0005】このように、クリーンルーム内の従来の物
品保管設備では、物品保管棚の背部から上記中央通路側
に向かうクリーンエアの気流を形成せしめて、浮遊塵埃
が物品保管棚の物品(ウエハカセットに収納されている
半導体ウエハ)に付着するのを防止するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
のウエハ保管庫は、内部全体を高清浄雰囲気に維持する
構成であるので、高性能フィルタを用いた大掛かりな清
浄空気供給システムあるいは循環システムが必要であ
り、内部も、その全体を、清浄度を保つための構造、形
状に、また部品材料もこれを考慮して使用しなくてはな
らず、大形で、高価になる他、メンテナンス性が悪いと
いう問題があった。
【0007】また、停電が起こると、清浄空気供給シス
テムあるいは循環システムが停止し、ウエハ保管庫内全
体の清浄度が低下してしまうという問題があり、搬送装
置やその他の構成要素が故障したとき、その故障やメン
テナンスに起因する汚染はウエハ保管庫内全体に広がる
ので、メンテナンスも勝手にはできないという問題もあ
る。
【0008】近年、更に、半導体ICの高集積化が進む
に伴い、保管中の自然酸化による酸化膜の形成が問題と
なってきた。
【0009】図23及び図24は「超LSIウルトラク
リーン テクノロジーシンポジュウム」(1990年1
1月19日)で発表された論文中に記載されているもの
で、図23はシリコン半導体ウエハの自然酸化による酸
化膜の形成と時間との関係を示し、図24はウエハを大
気に曝し自然酸化膜を付け、エピタキャシャル成長させ
た場合のウエハの抵抗率と時間との関係を示している。
この論文によれは、シリコン半導体ウエハを大気さらし
ておくと、図24に示されるように、100〜200分
後には酸化膜の成長率が高くなり、図3に示されるよう
に、抵抗率はクリーニング無し(自然酸化膜を付けた場
合)の場合にはほぼ50分後から急激に高くなってい
る。
【0010】この自然酸化膜の成長を防止するため、ウ
エハの移動、搬送等を不活性ガス(N2 ガス)雰囲気中
で行なう必要が生じ、現在では、O2 の濃度が10pp
m以下、H2 Oの濃度が100ppm以下であるN2
ス雰囲気が要求されるようになっている。
【0011】このため、従来、特別に設計したクリーン
ルーム内で行なわれてきた半導体処理を、当該クリーン
ルーム内に、例えば特開昭60−14623号公報に開
示されているような機械的インターフェース装置を設置
して、この機械的インターフェース装置内または装置内
を上記N2 ガス雰囲気とし、当該装置内で行なうように
なった。
【0012】しかし、物品保管庫は、通常、半導体ウエ
ハを数時間〜数日間にわ亘り保管するので、物品保管庫
内での自然酸化膜の形成が問題となる。
【0013】そこで、本出願人は、ウエハ保管室内を、
常時、不活性ガスで充満させることができ、半導体ウエ
ハ表面の自然酸化膜の成長を抑制することができるウエ
ハ保管設備を特願平3―9401号として出願した。図
18は、このウエハ保管設備を示したものである。
【0014】同図において、100はウエハ保管庫であ
って、二重壁構造となっており、外壁111と内壁11
2との間に空所113が区画され、内壁111で囲まれ
る空間がウエハ保管室114となっている。このウエハ
保管室114の天井はフィルタ壁114A、底は吸引壁
114Bとなっている。また、ウエハ保管庫100の外
壁111の底には排出口111Bが設けられている。ウ
エハ保管室114の左右壁側にはそれぞれウエハ保管棚
115、116が設置され、ウエハ保管棚115、11
6の背部と内壁112との間に流体通路117、118
が設けられている。このウエハ保管棚115、116は
ウエハカセットを収納する複数の区分棚119を有して
おり、各区分棚119と流体通路117もしくは118
との仕切りにはフィルタ120が設けられている。ウエ
ハ保管棚115、116の下部には流体通路117、1
18と連通する空所121、122が区画されており、
この空所121には循環用ポンプ123が配置されてい
る。図示しないが、空所121についても同様である。
130は第1の入出庫口に設けた第1のパスボックス、
131は第2の入出庫口に設けた第2のパスボックスで
あり、それぞれの天井にはフィルタ130A、131A
が配設され、底壁には排出口130B、131Bが設け
られている。
【0015】140は不活性ガス(この例では、N2
ス)のガス貯留タンク(N2 ガスボンベ)、150は流
量制御装置である。141は第1のガス供給配管であっ
て、貯留タンク140から物品保管庫100の天井に伸
び、外壁111と内壁112との間の空所113内に開
口している。151は可変流量のバルブである。142
は第2のガス供給配管であって、貯留タンク140から
パスボックス130の上部に伸びている。152はON
/GFFバルブである。143は第3のガス供給配管で
あって、貯留タンク140からパスボックス131の上
部に伸びている。153はON/GFFバルブである。
154、155および156は常時閉のバルブてある。
【0016】161は第1の酸素濃度計であって、物品
保管庫100内の酸素濃度を測定する。162は第2の
酸素濃度計であって、パスボックス130内の酸素濃度
を測定する。163は第2の酸素濃度計であって、パス
ボックス131内の酸素濃度を測定する。
【0017】流量制御装置150は酸素濃度計161、
162、163が測定した酸素濃度を信号のかたちで取
り込んて監視し、酸素濃度計161の測定値と規定値と
の差に応じてバルブ151の弁開度を制御する。流量制
御装置150は、また、入庫時、バルブ152、153
をセンサ162、163の測定値が規定値になるまであ
るいは所定時間の間だけ開弁する。
【0018】170は中央通路の床に設けられたレール
上を走行する移載装置(スタッカークレーン)である。
181は送風用フアン、182は吸気用フアンである。
【0019】このウエハ保管設備では、ウエハ保管室内
を、常時、不活性ガスで充満させることができるので、
半導体ウエハ表面の自然酸化膜の成長を抑制することが
でき、また、ウエハ保管室内では区分棚の背部から移載
装置側に向かう不活性ガスの気流を生成しているので、
区分棚内の半導体ウエハへの塵埃の付着も防止すること
ができる。
【0020】この例は、ウエハ保管室内全体を不活性ガ
スハージするが、本出願人は、また、ウエハ保管庫の区
分棚を小部屋構造とし、各小部屋毎に不活性ガスパージ
が可能なウエハ保管庫を特願平3−9404号として出
願した。
【0021】これを図19に示す。同図において、20
0はウエハ保管庫内に配設されるウエハ保管ユニットで
あって、図20に示すように、ウエハカセットを収納す
る複数の箱状の区分室211を有しており、縦横に並ぶ
各区分室211の前面開口(ウエハカセットを移載装置
で出し入れする側)には前面扉220が設けられてい
る。
【0022】区分室211は室左壁211Aとの間に流
体供給路213Aを区画するフィルタ212Aと室右壁
211Bとの間に流体排出路213Bを区画するフィル
タ212Bとを有し、両フィルタ212A、212Bは
相互間にウエハ収納空間(ウエハカセットを出し入れさ
れる)214を区画している。
【0023】ウエハ保管棚200の各棚段の段間には、
図19に示すように、ウエハ保管ユニット200の左壁
200Aから右壁200Bに伸びる配管用空間215が
設けられており、この配管用空間215には、図21に
示すように、区分室211の底壁211Cを貫通して流
体供給路213Aに開口するガス供給用配管231A、
区分室211の底壁211Cを貫通して流体供給路21
3Bに開口するガス排出用配管231Bが配設されてい
る。このガス供給用配管231Aはウエハ保管ユニット
200の外に設置される不活性ガス貯留タンク(図示し
ないが、例えばN2 ガスボンベ)にバルブを介在して接
続され、ガス排出用配管231Bは排気バルブを介在し
てウエハ保管庫外へ開口する。また、各区分室211の
前面扉220の周部にはシール部材216が設けられて
いる。
【0024】前面扉220は、図22に示すように、一
方側部から上下に伸びる軸221、222を有し、軸2
21を区分室211から突出する受け部材217で受け
させ、軸222をカップリング223を介してモータ2
24に連結している。前面扉220の裏面の4つの隅み
部からは磁性体ピン241が突出しており、区分室21
1内には、各磁性体ピン241を吸引可能な電磁ソレノ
イド242が配設されている。磁性体ピン241と電磁
ソレノイド242は扉密閉用の自動ロック装置を構成し
ている。なお、カップリング223には多少のガタを持
たせてある。
【0025】この構成においては、ウエハ保管ユニット
200を使用する前に、全区分室211のウエハ収納空
間214の空気をN2 ガスと置換する。このため、各前
面扉220のモータ224を駆動して全前面扉220を
閉めて、電磁ソレノイド242を励磁し上記ロック装置
を作動させる。ロック装置が作動すると、磁性体ピン2
41がカセット収納空間214の背壁側へ吸引されるの
で、前面扉220が区分室211の開口にシール部材2
16を介して強く圧接し、ウエハ収納空間214が密閉
される。
【0026】次いで、各ガス供給用配管231A中のバ
ルブを全開にするとともに各ガス排出用配管231Bの
排出口にある排気用バルブを全開にする。これにより、
前記不活性ガス貯留タンクから各ガス供給配管231A
を通してカセット収納空間214の流体供給路213A
にN2 ガスが送られ、ここに送られたN2 ガスはフィル
タ212Aを通してウエハ収納空間214内に入り、該
ウエハ収納空間214に充満する。ウエハ収納空間21
4を占めていた空気はフィルタ212Bを通過して流体
排出路213Bへ追い出されてガス排出配管231Bに
流れ、ウエハ保管庫外へ排出され、かくして、ウエハ収
納空間214内はN2 ガスに置換される。このガス置換
が終わると、全バルブを閉弁する。
【0027】ウエハ収納空間214内のN2 ガス濃度は
時間の経過により低下するので、補充する必要があり、
このため、流量制御装置を設けてガス供給配管231A
中のバルブを制御する。このバルブの開閉制御は一定時
間間隔毎に所定時間だけ開弁する時間管理方式としても
よいし、カセット収納空間214内の酸素濃度を監視し
て、酸素濃度が規定値を超えると、開弁する制御方式と
してもよい。
【0028】カセット収納空間214内へのウエハカセ
ットの出し入れは、指定された区分室211の自動ロッ
ク装置を解除し、前面扉220のモータ224を駆動し
て該前面扉220を開いて行なう。
【0029】この例では、前面扉220の開動作時以外
はウエハ収納室214を不活性ガス雰囲気となるので、
半導体ウエハの保管中の表面酸化の成長は抑制すること
ができる。
【0030】特願平3―9401号ものは、ウエハ保管
室内全体が不活性ガス雰囲気であるため、人が入ると窒
息する恐れがあり、室内での人による作業の必要が生じ
た場合には、内部ガスを排出し、室内の酸素濃度を測定
し、窒息の恐れがないことを確認したのちでなければ人
が入ることができないという面倒さがあり、クリーンル
ームの換気性が悪い場合には、上記内部ガス排出時、ク
リーンルーム内でも窒息の不安が残る。
【0031】また、ウエハ保管室の不活性ガスを一度排
出したのちに、室内を高純度不活性ガスにするには長い
時間がかかり、この間に保管している半導体ウエハの自
然酸化膜の成長が始まるという問題がある。
【0032】また、高純度不活性ガスは高価であるの
に、内部ガス排出毎に保管庫全体のガスを捨てるため、
その消費量が多いという問題もある。
【0033】上記特願平3―9404号ものは、上記窒
息の問題はないが、不活性ガスを内部で循環させるた
め、一度区分室を開くと、再度パージするとき酸素が中
に入るため、高純度不活性ガス雰囲気を保つことが難し
く、区分室の蓋を開いた時に、不活性ガスをが流出しな
いようにするには構造が相当に複雑になるという問題が
ある。
【0034】本発明は上記した種々の問題を解消するた
めになされたもので、ウエハカセットを裸の状態ではな
く、気密性のコンテナに収納して保管するようにし、保
管庫内を高度の清浄雰囲気、不活性雰囲気にするための
構造や機器・装置が不要であり、その分、従来に比して
小形で安価にすることができ、機器・装置の故障やこれ
らの電源喪失等に起因するウエハ汚染や自然酸化膜の成
長が生じる恐れはなく、また保管庫内のメンテナンス作
業も自由に行なうことが可能で、信頼性を大幅に向上す
ることができるクリーンルーム用ウエハ保管庫を提供す
ることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1は、保管セクシ
ョンを有する保管ユニットと、この保管ユニットの各保
管セクションに対して保管物を出し入れする移載機構を
搭載した移載装置とを備え、クリーンルーム内に設けら
れる保管庫において、上記出し入れされる保管物はパー
ティクル汚染または/および化学汚染を嫌う物品を気密
に収納可能なコンテナであり、当該コンテナに対して前
記物品を自動的に出し入れする装置を備えていることを
特徴とする。
【0036】請求項2は、物品が搬入・搬出される保管
庫の保管物搬入出部には、保管セクションから空または
物品収納コンテナが移載されるコンテナ移載部が設けら
れ、上記保管物搬入出部に対して搬入されたまたは出庫
される上記物品を上記コンテナに対して搬入または搬出
する保管物自動受渡しユニットを備え、上記コンテナは
蓋付の気密に密閉可能なコンテナであって蓋施錠機構を
有し、上記保管物自動受渡しユニットは上記蓋施錠機構
を開閉する錠開閉機構を備えたことを特徴とする。
【0037】請求項3は、コンテナは底蓋付の気密に密
閉可能なコンテナであって当該底蓋は施錠機構を有し、
保管物自動受渡しユニットは上記底蓋の錠を開閉する錠
開閉機構と蓋または容器昇降部を有し、搬入された物品
は上記底蓋上へ庫外から搬入されることを特徴とする。
【0038】請求項4は、保管物搬入出部は不活性ガス
パージ機構を備え、この不活性ガスパージ機構は保管物
搬入出部に搬入された物品のコンテナ内への搬入時に当
該コンテナ内をガス置換することを特徴とする。
【0039】請求項5は、不活性ガスパージ機構は、コ
ンテナ移載部に設けられ保管物通過可能なポートを有し
当該ポート内へ不活性ガス給排気するき給排気口を備え
たプレートと、保管物自動受渡しユニットに設けられコ
ンテナと共動して上記ポートを気密に閉鎖可能で蓋昇降
台ともに昇降可能な機構とからなることを特徴とする。
【0040】請求項6は、1または複数の保管セクショ
ンは不活性ガスパージ機構を備えていることを特徴とす
る。
【0041】請求項7は、不活性ガスパージ機構は、保
管セクションに設けられポートを有し当該ポート内へ不
活性ガス給排気するき給排気口を有するプレートと、蓋
または容器昇降部を有する昇降装置と、上記プレートに
取付けられコンテナと共動して上記ポートを気密に閉鎖
可能な機構とを備え、不活性ガスハージ機構はコンテナ
の底蓋の錠を開閉する錠開閉機構を備えていることを特
徴とする。
【0042】請求項8は、再パージステーションを備え
ていることを特徴とする。
【0043】請求項9は、上記再パージステーション
は、保管ユニット内に設けられ、ポートを有し当該ポー
ト内へ不活性ガス給排気する給排気口を備えコンテナが
移載されるプレートと、蓋または容器昇降部を有する昇
降装置と、上記プレートに取付けられコンテナと共動し
て上記ポートを気密に閉鎖可能な機構とを備え、不活性
ガスハージ機構はコンテナの底蓋の錠を開閉する錠開閉
機構を備えていることを特徴とする。
【0044】請求項10は、物品搬入出部または保管セ
クションの不活性ガスパージ機構が再パージに用いられ
ることを特徴とする。
【0045】請求項11は、保管物搬入出部のコンテナ
移載部に、コンテナ入出庫部が設けられていることを特
徴とする。
【0046】請求項12は、保管物搬入出部が高清浄雰
囲気であることを特徴とする。
【0047】
【作用】本発明では、保管物搬入出部へ外部から搬入さ
れたウエハカセットは、当該保管物搬入出部にある保管
物自動受渡しユニットによりコンテナへ収納され、移載
装置により保管ユニットの保管セクションへ移載され、
ここで保管される。
【0048】また、保管物自動受渡しユニットには、不
活性ガスパージ機能があり、ウエハカセットがコンテナ
内へ搬入される際に、コンテナ内が不活性ガスで置換さ
れるので、ウエハ等は不活性ガス雰囲気内で保管され
る。
【0049】また、各保管セクションにも不活性ガスパ
ージ機構があり、ここで、コンテナ内が不活性ガスで置
換されるので、ウエハは不活性ガス雰囲気内で保管され
る。また、保管ユニットに再パージステーションを設け
てあるので、コンテナ内の不活性ガス濃度を保管中所望
の高純度の濃度に維持することができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0051】図1〜図3において、1はウエハ保管庫全
体を示す。ウエハ保管庫1は2台のウエハ保管ユニット
10、10を収納している。両ウエハ保管ユニット1
0、10は、左右方向に所定間隔を隔てて対向配置さ
れ、両者間に自走式移載装置20が走行するウエハ移載
作業空間を区画している。
【0052】ウエハ保管ユニット10は、図3に示すよ
うに、前記従来の保管棚115、116と同様に多段の
棚11を有する棚式の保管ユニットであるが、ウエハカ
セットWを気密コンテナ40(図7に示す)に収納した
かたちで保管する。棚11には長手方向所定間隔を隔て
て保管セクションSが設けられている。
【0053】このため、ウエハ保管庫1の保管物搬入出
部2には保管ユニット10の棚11から空またはウエハ
カセットWを収納した上記コンテナ40が移載されるコ
ンテナ移載部3と、上記保管物搬入出部2に搬入された
ウエハカセットWをコンテナ40内に搬入し、またウエ
ハカセットWを収納したコンテナ40から当該ウエハカ
セットWを取り出す保管物自動受渡しユニット30(図
3に示す)を備えている。
【0054】ウエハ保管庫1の保管物搬入出部2は上記
ウエハ移載作業空間の一方端部側に位置するので、自走
式移載装置20のハンドリング部25はリンク機構とな
っている。移載装置20は床の保管ユニット10、10
の前面に敷設されたレール21上を前後に走行する本体
部22とこの本体部22から上に伸びるマスト23とこ
のマスト23にガイドされて昇降する昇降部24とこの
昇降部24に支持された上記ハンドリング部を有するス
タッカークレンであって、本体部22は図示しない制御
装置を内蔵している。
【0055】図4において、保管物自動受渡しユニット
30は蓋昇降台31を備えるエレベータであって、昇降
機構は、この例では、ギヤユニット32とモータ33お
よびガイド筒34に収納されたねじ軸35からなり、こ
のねじ軸35に昇降台31の支持軸36の下端部が螺合
している。昇降台31は保管物搬入部2の1つの構成要
素であって、搬入台を兼ねている。空コンテナ移載部3
の移載台はカセット搬入用ポート4を有する環状のプレ
ート5であって、支持台6に固定支持されている。ま
た、保管物搬入出部2を区画する台7に孔8が形成され
ている。昇降台31は上面高さが台7面と面一になる高
さまでこの孔8内へ下降し(搬入位置)、またポート4
内へ上昇する。9は仕切り壁である。
【0056】コンテナ40の把手41A付の容器41は
シール部材43を介しコンテナ蓋42で気密に閉鎖され
るが、このコンテナ蓋42は中空体であって、図7に示
すような錠機構を内蔵している。図において、44はカ
ムである。45板状のロックアームであって、転動子4
5aを有し、長手方向進退可能かつ傾倒可能に片持ち支
持されている。46は支点部材、47はばねである。カ
ム軸44は蓋昇降台31の上壁中央からコンテナ蓋42
内へ伸び、蓋昇降台31上にコンテナ蓋42が同心に載
置された時カム44とスプライン係合する。蓋昇降台3
1は中空体であって、カム軸48を所定角度だけ回動す
るカム軸駆動機構49を内蔵している。このカム軸駆動
機構49とカム軸48とは錠開閉機構を構成している。
【0057】そして、カム44は特殊なカム面を有し、
当該カム44が回転すると、ロックアーム45は嵌合凹
部41Cに向かって図示矢印方向に変位し、先端部が嵌
合凹部41Cに係合する。この係合状態では、容器41
の開口41aとコンテナ蓋42との間はシール材43で
気密にシールされている。43は容器41のフランジ4
1Bの下面に固着されたシール材である。
【0058】この構成において、保管物自動受渡しユニ
ット30の蓋昇降台31が図3に示すようにプレート5
のポート4内に位置しているとする(受渡し位置)。こ
の状態で、空コンテナ40がいずれかの棚11から空コ
ンテナ移載部3へスタッカークレーン20により移載さ
れてプレート5上に載置されると、カム軸48がコンテ
ナ蓋42内へ突出してカム44とスプライン係合する。
空コンテナ40のプレート5上への移載が完了すると、
カム軸駆動機構49が作動し、カム44が回動してロッ
クアーム45がコンテナ蓋中心側へ変位し、嵌合凹部4
1Cとの係合が解かれ、解錠される。容器41とコンテ
ナ蓋42とのロックが解除されると、蓋昇降台31が前
記した搬入位置まで下降する。この時、コンテナ蓋42
は蓋昇降台31とともに下降する。蓋昇降台31が上記
搬入位置に位置決めされると、保管物搬入出部2のエプ
ロン2A上へ移載されていたウエハカセットWが図示し
ない移載ロボット等により蓋昇降台31に載っているコ
ンテナ蓋42上へ移載される。ウエハカセットWがコン
テナ蓋42上へ移載されると、蓋昇降台31が上記受渡
し位置まで上昇する。蓋昇降台31が上記受渡し位置ま
で上昇してコンテナ蓋42が容器41の開口41pを閉
鎖すると、カム軸駆動機構49が作動してカム軸48が
前記とは逆に回動し、ロックアーム45が嵌合凹部41
Cに向かって図示矢印方向に変位し、先端部が嵌合凹部
41Cに係合する。これにより、コンテナ蓋42がシー
ル材43を介して容器41の開口41pを気密にシール
する。このようにして、ウエハカセットWがウエハ保管
庫1内のコンテナ40に気密に収納され、ウエハカセッ
トWを収納したコンテナ40は移載装置であるスタッカ
ークレーン30により指定された棚の指定された保管セ
クションSへ移載され、ここに一時的に保管されるウエ
ハカセットWを収納したコンテナ40から当該ウエハカ
セットWを取り出す場合には、保管物自動受渡しユニッ
ト30の蓋昇降台31が図3に示すようにプレート5の
ポート4内に位置している状態で、ウエハカセットWを
収納したコンテナ40が棚11の保管セクションからコ
ンテナ移載部3へスタッカークレーン20により移載さ
れてプレート5上に載置され、前記したように、カム軸
48がコンテナ蓋42内へ突出してカム44とスプライ
ン係合する。次いで、カム軸駆動機構49が作動してロ
ックアーム45と嵌合凹部41Cとの係合が解かれ、解
錠される。容器41とコンテナ蓋42とのロックが解除
されると、蓋昇降台31がコンテナ蓋42(この上にウ
エハカセットWが乗っている)を載せたまま前記搬入位
置から上記受渡し位置まで下降し、庫外からのウエハカ
セットWの取り出しが可能となる。
【0059】このように、本実施例では、ウエハカセッ
トWを気密コンテナ40に収納して保管するので、ウエ
ハ保管庫1内全体を高清浄雰囲気に維持する必要がな
い。
【0060】このため、前記した高性能フィルタを用い
た大掛かりな清浄空気供給システムあるいは循環システ
ムは不必要であり、内部の構造、形状、また部品材料も
特別の考慮は不要であり、ウエハ保管庫1に壁を設ける
場合も単なるパーティションとし、庫内の空気の浄化は
クリーンルームのダウンフローを利用することができる
から、ウエハ保管庫は、従来に比して、小形で、安価に
することができる。他、メンテナンス性が悪いという問
題も解消できる。
【0061】また、高性能清浄空気供給システムあるい
は循環システムを持たせなくて済むから、停電等の影響
を受けず、スタッカークレーン30やその他の構成要素
が故障したときも、その故障やメンテナンス作業に起因
する汚染が気密コンテナ40内へ影響することはないの
で、庫内に自由に出入りすることができ、メンテナンス
は自由に行なうことができる。
【0062】なお、保管物搬入出部2では、コンテナ4
0のコンテナ蓋42を開閉し、容器41内を外気に曝す
ので、容器41内の汚染が心配な場合には、図5に示す
ように、ファン50A,高性能フィルタHEPAやUL
PA50Bからなるフィルタ装置50を設けて、保管物
搬入部2へ清浄空気を吹きつけるようにする。50Cは
通常のフィルタである。
【0063】上記実施例は、コンテナ40はウエハ保管
庫1外から搬入されたり、搬出したりしない場合である
ので、保管庫外から搬入するコンテナと庫内のコンテナ
を区別する場合は、ウエハカセットWがコンテナに収納
された状態で搬入される場合は、ウエハカセットWを、
搬入されたコンテナからコンテナ40へ移し代えるよう
にする。
【0064】また、コンテナ40の清浄度が心配ない場
合には、図6に示すように、コンテナ入出庫部3Aを設
けて、コンテナをウエハ保管庫1外から搬入したり、搬
出したりできるようにする。
【0065】次に、不活性ガスパージ機能を備えたウエ
ハ保管庫の発明について説明する。図8および図9にお
いて、保管物自動受渡し装置30がN2 ガスパージ機構
を備えている点において、図1の実施例のものと相違す
る。
【0066】上記保管物受渡し装置30を図10につい
て説明する。
【0067】図10において、51は短筒体のスカート
であって、蓋昇降台31が内部を昇降可能な内部空間A
を区画し、下端部には内方へ向く下係合周部(下フラン
ジ)51Aが形成され、この下フランジ51Aには複数
個のガイド孔51aが形成されるとともにその上面には
複数個のガイド孔51aを囲むようにシール材52が取
着されており、このシール材(例えば、Oーリング)5
2は蓋昇降台31の下面外周部に対向している。また、
スカート51の上端部に外向きの上係合周部(上フラン
ジ)51Bが形成され、その表面にシール材(例えば、
Oーリング)51bが取着されている。53は蓋昇降台
31の下面から下に垂直に延び、下端に抜け止め53a
を持つガイド杆であって、それぞれ対応するガイド孔5
1aを遊貫している。54は蓋昇降台31の内部空間3
1Aに設けられたガイドローラ、55は一部に予負荷さ
れたコイルばね55Aを有する吊り線からなる付勢装置
(吊り具)であって、コイルばね55A側端は上記内部
空間31Aに配設された係止ピン56に係止され、他部
はガイドローラ54に係合したのち、蓋昇降台31のガ
イドローラ54直下に形成されている孔57から外に引
き出されて垂下し、スカート51の下フランジ51Aの
内周端に係止されている。図10は保管物自動受渡し装
置30の蓋昇降台31が搬入位置へ下降して状態を示し
ており、この状態では、蓋昇降台31がスカート51を
付勢装置55のばね力に抗して押し下げており、下面が
シール材51aを介してスカート51の下フランジ51
Aに圧接している。36は蓋昇降台31の軸、58は蓋
昇降台36を昇降させるシリンダ装置である。
【0068】5Aはプレート5の下部側を半径方向に貫
通するガス給気口であって配管5aを通して、図示しな
いN2 ガスボンベに接続されている。5Bはプレート5
の下部側を半径方向に貫通するガス排気口、5Cは配管
5bに設けられた電磁バルブである。
【0069】次に、本実施例の動作を図10〜図12を
参照して説明する。
【0070】保管物自動受渡しユニット30の蓋昇降台
31が図10に示すようにプレート5のポート4内に位
置しているとする(受渡し位置)。この状態では、スカ
ート51の上端部がシール材51bを介しプレート5の
下面に係合している。
【0071】、空コンテナ40がいずれかの棚11から
空コンテナ移載部3へスタッカークレーン20により移
載されてプレート5上に載置されると、前記図1の実施
例の場合と同様に、カム軸48がコンテナ蓋42内へ突
出してカム44とスプライン係合する。空コンテナ40
のプレート5上への移載が完了すると、カム軸駆動機構
49が作動し、カム44が回動してロックアーム45が
コンテナ蓋中心側へ変位し、嵌合凹部41Bとの係合が
解かれ、解錠される。
【0072】容器41とコンテナ蓋42とのロックが解
除されると、蓋昇降台31が前記した搬入位置まで下降
する。この時、コンテナ蓋42は蓋昇降台31とともに
下降する。図10に示すように、蓋昇降台31が上記搬
入位置に位置決めされると、保管物搬入部2のエプロン
2A上へ移載されていたウエハカセットWが図示しない
移載ロボット等により蓋昇降台31に載っているコンテ
ナ蓋42上へ移載される。ウエハカセットWがコンテナ
蓋42上へ移載されると、蓋昇降台31およびスカート
51が上昇する。蓋昇降台31がある高さ上昇すると
(ガスパージ位置)、図12に示すように、シール材5
1bがプレート5の下面に圧接する。この時、蓋昇降台
31の下面外周部が前記した如く下フランジ51Aとの
間にシール材51aを挟圧しているので、スカート51
内はコンテナ40の内部と連通しているが、スカート外
部に対して気密に遮蔽された状態にあるので、コンテナ
40の内部も外部に対して気密に遮蔽されている。
【0073】蓋昇降台31およびスカート51が図12
に示す高さまで上昇すると、電磁弁5Cが開弁し、N2
ガスがガス供給口5Aからコンテナ40内へ、例えば、
70リットル/分、ほぼ5分間注入して、コンテナ40
内の空気をガス排気口5Bから排気させてコンテナ40
内をN2 ガスで置換する。
【0074】このガス置換が終わると、蓋昇降台31が
図10に示す受渡し位置まで上昇する。蓋昇降台31が
上記受渡し位置まで上昇してコンテナ蓋42が容器41
の開口41aを閉鎖すると、蓋昇降台31内のカム軸駆
動機構49が作動してカム軸48が前記とは逆に回動
し、ロックアーム45が嵌合凹部41Bに向かって図示
矢印方向に変位し、先端部が嵌合凹部41Bに係合す
る。これにより、コンテナ蓋42がシール材43介して
容器41の開口41pを気密にシールする。
【0075】このようにして、ウエハカセットWがウエ
ハ保管庫1内のコンテナ40に気密に収納され、ウエハ
カセットWを収納したコンテナ40はスタッカークレー
ン20により指定された棚の指定された保管セクション
へ移載され、ここに一時的に保管される。
【0076】ウエハカセットWを収納したコンテナ40
から当該ウエハカセットWを取り出す場合には、上記N
2 ガスパージは行なわない。勿論、N2 ガスパージ機構
を備えない出庫用の物品自動受渡しユニットを別に設け
てもよい。ただし、クリーンコンテナに入れて出庫し、
ガスパージが不要な外部用コンテナと区別する場合に
は、入庫時と同様コンテナを入れ替えガスパージしても
よい。
【0077】このように、本実施例では、ウエハカセッ
トWをN2 ガス置換された気密コンテナ40に収納して
保管するので、下記に述べるような利点がある。
【0078】本実施例では、保管物搬入出部2でコンテ
ナ40内へウエハカセットWを収納するに際し、N2
スパージを行なうので、N2 ガスパージ機構は保管物搬
入出部2にだけ設ければ済む利点がある。保管物搬入出
部2でのパージに要する時間が充分にとれない場合には
保管セクション等内部のパージ機能を使えばよい。
【0079】本実施例では、ウエハカセットWをN2
ス置換された気密なコンテナ40に収納して保管するの
で、保管中の前記した自然酸化膜の成長を防止すること
ができる。
【0080】また、前記特願平3―9401号のものと
異なり、ウエハ保管室内全体を不活性ガス雰囲気にする
のではないので、窒息の問題はなく、前記特願平3―9
404号のものと異なり、またウエハカセットWを気密
コンテナ40に収納して保管するので保管中にコンテナ
40を開閉する必要がなく、ウエハカセツト搬入・搬出
の都度開閉する前記特願平3―9404号の区分室式の
ものが有する欠点はなく、ガス消費量も少ないので、従
来に比しガス費用も安価で済む。
【0081】図13に、N2 ガスパージ機構を備える保
管物自動受渡し装置30の他の例を示す。この例におい
ては、前記吊り具55に代えて、押し上げ用のコイルば
ね550を用いる点において、相違する。蓋昇降台31
の支持軸32には、ばね座となる台551を固定し、こ
の台551とスカート51の下フランジ51Aとの間
に、複数本のコイルばね550Dを予負荷状態で配設し
てある。
【0082】図14は本発明の他の実施例を示したもの
で、棚11のコンテナ保管セクションの各々に図15に
示すN2 ガスパージユニット60が設けた点において、
図1の実施例と相違する。
【0083】図15において、コンテナ保管セクション
の保管台はポート62を有する環状のプレート61で構
成されている。ガスパージユニット60は、ポート62
内へ下から出入り可能な昇降台63とこれを昇降させる
昇降機構(シリンダ装置)64を備えている。この昇降
台63はプレート61の下面にシール部材65を介して
圧接するフランジ63Aを有するが、図4に示した蓋昇
降台31と同じように前記した錠開閉機構を内蔵してい
る。66はベローズであって、プレート61のポート6
2を下から覆うように設けられ、その上端部はプレート
61の下面に密に固着され、当該ベローズ66を昇降台
63の支持軸63Aが気密に貫通している。
【0084】61Aはプレート61の下部側を半径方向
に貫通するガス給気口であって配管61aを通して、図
示しないN2 ガスボンベに接続されている。61Bはプ
レート61の下部側を半径方向に貫通するガス排気口、
V1は給気側バルブ、V2は排気側バルブV2である。
【0085】この構成においては、保管物搬入部2で、
ウエハカセットWがコンテナ40に収納され、収納され
たコンテナ40はスタッカークレーン30により指定さ
れた棚11の指定されたコンテナ保管セクションの保管
台61上へ移載される。コンテナ40が保管台61上へ
移載されると、昇降台63から突出している前記したカ
ム軸48がコンテナ蓋42の前記したカム44にスプラ
イン係合する。
【0086】従って、昇降台63が内蔵する錠開閉機構
を作動させると、コンテナ蓋42のロックが解錠される
ので、昇降台63を若干下降させると、コンテナ蓋42
が外れ、容器41内がポート62内に連通する。昇降台
63のフランジ63Aもプレート61の下面から離間す
るので、容器41内はポート62を介してベローズ66
が囲む空間に連通するが、このベローズ66が囲む空間
は外部に対しては気密に遮断されている。
【0087】N2 ガスボンベに接続されている給気側バ
ルブV1、排気側バルブV2を開弁し、ガス給気口3A
から空間AにN2 ガスを圧入すると、容器41内はN2
ガスで置換される。
【0088】ところで、コンテナ40に完全な気密性を
持たせるためには、コンテナ材は金属で頑丈にし、硬度
の高いシール材(Oリング)を用い、容器41と蓋42
をがっちり固定するようにする必要がある。しかし、実
用されているものは、内部が見えるように樹脂製で、軽
量にしてあり、シール材もコンテナ強度、錠開閉機構の
所要力に合わせた材質・形状のものを用いることになる
ので、完全な気密性を持たせることは困難で、ガス漏れ
は避けることはできない。このため、保管期間が長くな
ると、コンテナ40内の不活性ガス濃度が低下し、前記
した自然酸化膜が成長してしまう恐れが出てくる。
【0089】前記した図8の実施例では、コンテナ保管
セクションにN2 ガスパージユニット60を設けている
ので、任意の時期に再パージを行なって、コンテナ40
内のN2 ガス濃度を所望レベルに維持することができる
が、各コンテナ保管セクションにN2 ガスパージユニッ
ト60を設けるのでは、ウエハ保管庫1が大形で高価に
なる。
【0090】図16はこの問題を解消するためになされ
た発明の実施例を示したもので、ウエハ保管ユニット1
0の一部の棚11を、再パージ用のN2 パージステーシ
ョン70として利用している。この再パージステーショ
ン70には、コンテナ40は、図15に示したガスパー
ジユニット60と同じガスパージユニットを設けてあ
る。
【0091】この構成においては、再パージが必要にな
ったコンテナ40を移載装置20で運びN2 ガスパージ
ステーション70へ移載し、N2 ガスパージを行なった
のち、元のコンテナ保管セクションに戻すようにする。
【0092】再パージは定期的に時間管理で行うのが簡
単であるが、コンテナ40内のN2ガス濃度を測定し、
2 ガス濃度に基づき行なうようにしてもよい。
【0093】なお、再パージについては、図1の実施例
において、保管物搬入出部2で、あるいはいくつかの保
管セクションSで行なうことも可能である。
【0094】図17に、本発明の第8図のウエハ保管庫
を配設した半導体製造装置の例を示す。同図において、
91は半導体ウエハの表面処理を行なう表面処理炉を内
蔵した装置、92はウエハ検査装置、93は移載ロボッ
ト、94は洗浄装置である。2Bはウエハ保管庫に設け
た保管物搬出部、80は保管物搬出部から保管物を移載
して次の工程へ搬送するリニアモータ式の搬送装置であ
る。
【0095】なお、上記各実施例では、一時的に保管さ
れる物品として、半導体ウエハを例にとったが、液晶表
示用基板、レチクルやイィスク類の保管に用いて同様の
効果を得ることができる。
【0096】また、本実施例のコンテナはコンテナ蓋4
2に施錠機構を持たせているが、容器41に施錠機構を
持たせる場合、プレート5側に持たせる場合もある。
【0097】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、ウエハカセ
ットを裸の状態で保管するのではなく、気密性のコンテ
ナに収納して保管するので、保管庫内を高度の清浄雰囲
気、不活性雰囲気にするための構造や機器・装置が不要
であり、その分、従来に比して小形で安価にすることが
でき、機器・装置の故障やこれらの電源喪失等に起因す
るウエハ汚染や自然酸化膜の成長が生じる恐れはなく、
また保管庫内のメンテナンス作業も自由に行なうことが
可能であるので、従来に比して、信頼性を大幅に向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】上記第1の実施例の正面図である。
【図3】上記第1の実施例におけるウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図4】上記第1の実施例における保管物自動受渡しユ
ニットを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の正面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の正面図である。
【図7】本発明の実施例で用いるコンテナの1例を示す
図である。
【図8】本発明の第4の実施例の正面図である。
【図9】上記第4の実施例におけるウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図10】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットを示す図である。
【図11】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの動作を説明するための図である。
【図12】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの動作を説明するための図である。
【図13】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの他の例を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施例のウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図15】上記第5の実施例における保管物自動受渡し
ユニットを示す図である。
【図16】本発明の第6の実施例のウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図17】上記実施例を組み込んだ半導体製造システム
の1例を示す図である。
【図18】従来のウウハ保管設備の縦断面図である。
【図20】従来のウエハ保管庫の斜視図である。
【図21】上記ウエハ保管の一部断面図である。
【図22】上記ウエハ保管の一部断面図である。
【図23】上記ウエハ保管の部分図である。
【図24】シリコン半導体ウエハの自然酸化膜の形成と
時間の関係を示す図である。
【図25】シリコン半導体ウエハの自然酸化膜の形成と
時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ウエハ保管庫 2 保管物搬入出部 3 コンテナ移載部 3A コンテナ入出庫口 10 ウエハ保管ユニット 20 移載装置 30 保管物自動受渡しユニット 40 コンテナ 41 容器 42 コンテナ蓋 44〜47 錠機構 48〜49 錠開閉機構 51〜55 N2 ガスパージユニット機構を有する保管
物自動受渡しユニット 60 N2 ガスパージユニット 70 再パージステーション
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】上記第1の実施例の正面図である。
【図3】上記第1の実施例におけるウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図4】上記第1の実施例における保管物自動受渡しユ
ニットを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の正面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の正面図である。
【図7】本発明の実施例で用いるコンテナの1例を示す
図である。
【図8】本発明の第4の実施例の正面図である。
【図9】上記第4の実施例におけるウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図10】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットを示す図である。
【図11】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの動作を説明するための図である。
【図12】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの動作を説明するための図である。
【図13】上記第4の実施例における保管物自動受渡し
ユニットの他の例を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施例のウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図15】上記第5の実施例における保管物自動受渡し
ユニットを示す図である。
【図16】本発明の第6の実施例のウエハ保管ユニット
の正面図である。
【図17】上記実施例を組み込んだ半導体製造システム
の1例を示す図である。
【図18】従来のウウハ保管設備の縦断面図である。
【図19】従来のウエハ保管庫の斜視図である。
【図20】上記ウエハ保管の一部断面図である。
【図21】上記ウエハ保管の一部断面図である。
【図22】上記ウエハ保管の部分図である。
【図23】シリコン半導体ウエハの自然酸化膜の形成と
時間の関係を示す図である。
【図24】シリコン半導体ウエハの自然酸化膜の形成と
時間の関係を示す図である。
【符号の説明】 1 ウエハ保管庫 2 保管物搬入出部 3 コンテナ移載部 3A コンテナ入出庫口 10 ウエハ保管ユニット 20 移載装置 30 保管物自動受渡しユニット 40 コンテナ 41 容器 42 コンテナ蓋 44〜47 錠機構 48〜49 錠開閉機構 51〜55 N2ガスパージユニット機構を有する保管
物自動受渡しユニット 60 N2ガスパージユニット 70 再パージステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 満弘 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 山下 哲平 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 村田 正直 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 田中 幹 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 森田 日也 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 中村 昭生 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管セクションを有する保管ユニット
    と、この保管ユニットの各保管セクションに対して保管
    物を出し入れする移載機構を搭載した移載装置とを備
    え、クリーンルーム内に設けられる保管庫において、 上記出し入れされる保管物はパーティクル汚染または/
    および化学汚染を嫌う物品を気密に収納可能なコンテナ
    であり、当該コンテナに対して前記物品を自動的に出し
    入れする装置を備えていることを特徴とするクリーンル
    ーム用保管庫。
  2. 【請求項2】 物品が搬入・搬出される保管庫の保管物
    搬入出部には、保管セクションから空または物品収納コ
    ンテナが移載されるコンテナ移載部が設けられ、上記保
    管物搬入出部に対して搬入されたまたは出庫される上記
    物品を上記コンテナに対して搬入または搬出する保管物
    自動受渡しユニットを備え、上記コンテナは蓋付の気密
    に密閉可能なコンテナであって蓋施錠機構を有し、上記
    保管物自動受渡しユニットは上記蓋施錠機構を開閉する
    錠開閉機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のク
    リーンルーム用保管庫。
  3. 【請求項3】 コンテナは底蓋付の気密に密閉可能なコ
    ンテナであって当該底蓋は施錠機構を有し、保管物自動
    受渡しユニットは上記底蓋の錠を開閉する錠開閉機構と
    蓋または容器昇降部を有し、搬入された物品は上記底蓋
    上へ庫外から搬入されることを特徴とする請求項2記載
    のクリーンルーム用保管庫。
  4. 【請求項4】 保管物搬入出部は不活性ガスパージ機構
    を備え、この不活性ガスパージ機構は保管物搬入出部に
    搬入された物品のコンテナ内への搬入時に当該コンテナ
    内をガス置換することを特徴とする請求項2または3記
    載のクリーンルーム用保管庫。
  5. 【請求項5】 不活性ガスパージ機構は、コンテナ移載
    部に設けられ保管物通過可能なポートを有し当該ポート
    内へ不活性ガス給排気する給排気口を備えたプレート
    と、保管物自動受渡しユニットに設けられコンテナと共
    動して上記ポートを気密に閉鎖可能で蓋昇降台とともに
    昇降可能な機構とからなることを特徴とする請求項4記
    載のクリーンルーム用保管庫。
  6. 【請求項6】 1または複数の保管セクションは不活性
    ガスパージ機構を備えていることを特徴とする請求項2
    または3記載のクリーンルーム用保管庫。
  7. 【請求項7】 不活性ガスパージ機構は、保管セクショ
    ンに設けられ保管物通過可能なポートを有し当該ポート
    内へ不活性ガス給排気するき給排気口を有するプレート
    と、蓋または容器昇降部を有する昇降装置と、上記プレ
    ートに取付けられコンテナと共動して上記ポートを気密
    に閉鎖可能な機構とを備え、不活性ガスパージ機構はコ
    ンテナの底蓋の錠を開閉する錠開閉機構を備えているこ
    とを特徴とする請求項6記載のクリーンルーム用保管
    庫。
  8. 【請求項8】 再パージステーションを備えていること
    を特徴とする請求項4または5記載のクリーンルーム用
    保管庫。
  9. 【請求項9】 再パージステーションは、保管ユニット
    内に設けられ、ポートを有し当該ポート内へ不活性ガス
    給排気する給排気口を備えコンテナが移載されるプレー
    トと、蓋または容器昇降部を有する昇降装置と、上記プ
    レートに取付けられコンテナと共動して上記ポートを気
    密に閉鎖可能な機構とを備え、不活性ガスパージ機構は
    コンテナの底蓋の錠を開閉する錠開閉機構を備えている
    ことを特徴とする請求項8記載のクリーンルーム用保管
    庫。
  10. 【請求項10】 物品搬入出部または保管セクションの
    不活性ガスパージ機構が再パージに用いられることを特
    徴とする請求項4〜7記載のクリーンルーム用保管庫。
  11. 【請求項11】 保管物搬入出部のコンテナ移載部に、
    コンテナ入出庫部が設けられていることを特徴とする請
    求項1〜10記載のクリーンルーム用保管庫。
  12. 【請求項12】 保管物搬入出部が高清浄雰囲気である
    ことを特徴とする請求項1〜11記載のクリーンルーム
    用保管庫。
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