JPH06155490A - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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Publication number
JPH06155490A
JPH06155490A JP33508192A JP33508192A JPH06155490A JP H06155490 A JPH06155490 A JP H06155490A JP 33508192 A JP33508192 A JP 33508192A JP 33508192 A JP33508192 A JP 33508192A JP H06155490 A JPH06155490 A JP H06155490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
foaming
cavity
raw material
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33508192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigematsu Tamura
重松 田村
Hiroo Ito
博夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP33508192A priority Critical patent/JPH06155490A/ja
Publication of JPH06155490A publication Critical patent/JPH06155490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形型キャビティ面が湾曲し、製品形状規定
用のシール部が型閉め直前の発泡原料の液面より低い位
置に設けられているものであっても、キャビティのシー
ルを確実に行い成形不良の発生を抑えることのできる発
泡成形型を提供する。 【構成】 発泡原料Pの注入発泡用キャビティ13を有
する分割型11,12からなり、発泡原料注入後型閉め
までの間に発泡原料が発泡して到達する位置より下の型
合わせ面14に製品形状規定用のシール部15を有する
発泡成形型において、前記到達位置より上の型合わせ面
に別のシール部19を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部のキャビティに
発泡原料を注入して、キャビティ形状に発泡させるため
の発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡製品を成形するための一般的な成形
型の一例を図4ないし図6に示す。図5は図4に示され
る発泡成形型を5−5線で切断した断面図を表し、図6
は図4に示される発泡成形型を6−6線で切断した断面
図を表す。この発泡成形型30はヒンジ33,33によ
って開閉自在に分割する下型31と上型32とからな
り、発泡原料の注入発泡用キャビティ34を有してい
る。
【0003】この成形型30は所定のキャビティ形状を
有する発泡製品を得るもので、前記キャビティ34内に
注入用ノズルからウレタンなどの発泡原料が注入され、
上型32が型閉めされて発泡成形がなされる。
【0004】前記下型31の型合わせ面35において、
キャビティ34のごく近くには主として製品形状規定用
に当該キャビティ34のシール部36が形成されてい
る。このシール部36は、キャビティ34内に注入され
た発泡原料の発泡圧によって、前記型合わせ面35から
生じる原料漏れを防ぐためのもので、型閉め時に前記上
型32の型合わせ面37と当接してキャビティ34を密
閉するようになっている。
【0005】ところで、かかる発泡成形に用いられるウ
レタン発泡原料は、ポリオール、触媒、発泡剤およびそ
の他の助剤を含むA液と、ジイソシアネートを含むB液
とからなり、そのA液とB液の混合により反応して発泡
体を形成する。したがって、注入された発泡原料は、混
合後から反応開始直後までは粘度の低い液状を呈してお
り、反応の進行とともにクリーム状となり発泡ガスによ
り粘度および体積を増して発泡体を形成する。
【0006】しかしながら、たとえばオートバイや自転
車のサドルなどのような、成形品の中央部分が窪んだ形
状の製品を成形する場合、図7および図8に示されるよ
うに、製品形状とは逆に下型キャビティ面34aは前記
シール部36より中央部38が盛り上がって湾曲した形
状に形成される。そのため、注入用ノズルNより注入さ
れた当初の発泡原料Pの多くは前記キャビティ面34a
のシール部36近辺に流れて溜まる。
【0007】この発泡原料Pは混合直後から反応を開始
するため、注入が完了し前記上型32を型閉めする間
に、反応の進行した発泡原料Pの体積が増加して原料液
面が上昇しシール部36を越えることがある。原料液面
がシール部36を越えて上昇すると、図9のように、上
型32を閉めた際に、発泡原料Pが前記シール部36に
挟まって成形型30を確実にシールすることが困難とな
るだけでなく、前記シール部36からの原料漏れによっ
てバリが発生したり、キャビティ34内の発泡原料Pの
発泡ガスが前記シール部36から逃げて充分な発泡がで
きず、欠肉などの成形不良を生じるおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点を解決するために提案されたものであって、成
形型キャビティ面が湾曲し、製品形状規定用のシール部
が型閉め直前の発泡原料の液面より低い位置に設けられ
ているものであっても、キャビティのシールを確実に行
い成形不良の発生を抑えることのできる発泡成形型を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
発泡原料の注入発泡用キャビティを有する分割型からな
り、発泡原料注入後型閉めまでの間に発泡原料が発泡し
て到達する位置より下の型合わせ面に製品形状規定用の
シール部を有する発泡成形型において、前記到達位置よ
り上の型合わせ面に別のシール部を設けたことを特徴と
する発泡成形型に係る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の発泡成形型の一例を示す要部
の斜視図、図2は発泡原料を注入した状態を示す断面
図、図3は型閉め状態を示す断面図である。
【0011】図1ないし図3に示されるように、この発
明の発泡成形型10はオートバイのサドルなど製品表面
が湾曲した形状の成形品を得るためのもので、ヒンジな
どで開閉自在に構成された下型11と上型12よりな
る。前記下型11と上型12とによって、成形品形状を
規定する注入発泡用キャビティ13が構成される。
【0012】前記下型11は、図のようにキャビティ面
11aの中央部17が外周部18より盛り上がった形状
に形成され、上型12との型合わせ面14には製品形状
を規定する突条の製品形状規定用シール部15が形成さ
れている。この製品形状規定用シール部15は前記型合
わせ面14のキャビティ側端部に環状に設けられてい
て、型閉めによって上型12の型合わせ面16と当接し
て前記注入発泡用キャビティ13を密閉して製品形状を
規定する。
【0013】そして、前記下型11の型合わせ面14に
おいて、前記製品形状規定用シール部15より上方に
は、同様に上型12の型合わせ面16と当接する別のシ
ール部19が突条に設けられている。この別のシール部
19は、型閉めまでの間に上昇する発泡原料Pの液面位
置に影響されることなく型合わせ面14,16を確実に
シールするためのもので、前記発泡原料Pが型閉めまで
に発泡して到達する液面Lの位置より上に環状に形成さ
れている。
【0014】なお、前記キャビティ面11aの湾曲形状
によっては、前記製品形状規定用シール部15と前記別
のシール部19とが部分的に一致していてもよい。
【0015】成形にあたっては、図2に示したように、
キャビティ13内に注入された発泡原料Pが下型キャビ
ティ面の11aの外周部18近辺に溜まり、その発泡反
応によって型閉め時までに液面Lが前記製品形状規定用
シール部15より上方の位置に到達する。
【0016】しかし、図2および図3に示されるよう
に、前記液面Lの到達位置に影響されないさらに上方の
型合わせ面14には、別のシール部19が設けられてお
り、キャビティ13は上型12の型閉めによって確実に
シールされる。キャビティ13内の発泡原料Pは、キャ
ビティ内を流動するように膨張し、正規のキャビティ形
状の発泡製品となる。
【0017】なお、必要に応じて、上型12および前記
各シール部15,19にガスぬき用孔部20を設けるこ
ともできる。
【0018】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
発泡成形型によれば、製品形状を規定するシール部とは
別に、型閉め時までに発泡原料が発泡して到達する液面
の位置より高い位置にキャビティ密閉用のシール部が設
けられている。したがって、キャビティ面が湾曲して製
品形状規定用シール部が前記発泡原料の到達位置より低
い位置にある形状の金型であっても確実にシールするこ
とができ、欠肉やバリなどの製品不良の発生を抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発泡成形型の一例を示す要部の斜視
図である。
【図2】発泡原料を注入した状態を示す断面図である。
【図3】型閉め状態を示す断面図である。
【図4】一般的な発泡成形型の斜視図である。
【図5】その5−5線における断面図である。
【図6】図4の6−6線における断面図である。
【図7】発泡原料の注入状態の一例を示す断面図であ
る。
【図8】型閉め状態を示す断面図である。
【図9】型閉め完了状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 発泡成形型 11 下型 12 上型 13 キャビティ 14 型合わせ面 15 製品形状規定用シール部 17 別のシール部 P 発泡原料 L 液面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡原料の注入発泡用キャビティを有す
    る分割型からなり、発泡原料注入後型閉めまでの間に発
    泡原料が発泡して到達する位置より下の型合わせ面に製
    品形状規定用のシール部を有する発泡成形型において、
    前記到達位置より上の型合わせ面に別のシール部を設け
    たことを特徴とする発泡成形型。
JP33508192A 1992-11-20 1992-11-20 発泡成形型 Pending JPH06155490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33508192A JPH06155490A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 発泡成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33508192A JPH06155490A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 発泡成形型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155490A true JPH06155490A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18284558

Family Applications (1)

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JP33508192A Pending JPH06155490A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 発泡成形型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108437299A (zh) * 2018-04-03 2018-08-24 芜湖撼江智能科技有限公司 一种便于拆装的模具生产装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108437299A (zh) * 2018-04-03 2018-08-24 芜湖撼江智能科技有限公司 一种便于拆装的模具生产装置
CN108437299B (zh) * 2018-04-03 2020-05-26 广东顺德京塑智能科技有限公司 一种便于拆装的模具生产装置

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