JPH0234014Y2 - - Google Patents

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JPH0234014Y2
JPH0234014Y2 JP7110884U JP7110884U JPH0234014Y2 JP H0234014 Y2 JPH0234014 Y2 JP H0234014Y2 JP 7110884 U JP7110884 U JP 7110884U JP 7110884 U JP7110884 U JP 7110884U JP H0234014 Y2 JPH0234014 Y2 JP H0234014Y2
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mold
gate
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gate member
cavity
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発泡樹脂成形品の金型に関し、一層詳
細には一対の金型によつて画成されるキヤビテイ
に発泡液を導入するためのゲートに一体的に貫通
孔を設けて、金型に対して液を注入する際、ゲー
ト部分から発泡液の漏洩を阻止するように構成し
た発泡樹脂成形品用金型のゲートに関する。
ポリウレタン等の発泡樹脂材料を塩化ビニール
等の表皮材およびABS樹脂等の芯材で被覆した
製品が普及している。この種の製品はその製造に
際して予め成形用金型のキヤビテイ画成面に表皮
材および芯材を装着しておき、これらの表皮材と
芯材の間に発泡樹脂液を注入、充填して表皮材と
芯とによつて画成される空間の内部で発泡させ、
所定時間経過後に前記芯材および表皮材で被覆さ
れた発泡樹脂成形品を得ている。この場合、発泡
樹脂液を金型内に円滑に注入するために、金型に
はゲートを設け、このゲートを介して発泡樹脂液
を表皮材と芯材の間から注入、充填している。
第1図に前記の従来技術に係る発泡樹脂成形品
用金型の構造を示す。すなわち、この金型2は凸
状の上型部材4と凹状の下型部材6により構成さ
れ、これらの上下の型部材4,6は接合する時、
互いにその接合部にキヤビテイ8を画成する。な
お、上型部材4のキヤビテイ画成面4aには予め
ABS樹脂等の芯材10が配設され、一方下型部
材6のキヤビテイ画成面6aには塩化ビニール等
よりなる表皮材12が配設される。そして、この
キヤビテイ8の一端はゲート14に連通してい
る。ゲート14は上型ゲート部材16と下型ゲー
ト部材18を含み、発泡液注入路20はこれらの
上型ゲート部材16と下型ゲート部材18の当接
面に設けられた一組の凹面16a,18aにより
画成される。一方、樹脂液注入装置を構成する発
泡液注入ノズル22のノズルヘツド24と直結す
る注入口26は前記のゲート部材16,18に
夫々設けられた段部16b,18bにより形成さ
れる。
そこで、ウレタン等の発泡液の注入は、ノズル
ヘツド24を注入口26に圧接して行う。然しな
がら、この従来技術では前記注入口26は注入路
20と同様に上型部材4と下型部材6に夫々固定
された一対のゲート部材16,18に形成されて
いるため、注入口26を画成する両部材の接合部
分に微小な段差が生じることは避けられない。こ
の結果、圧接されたノズルヘツド24と注入口2
6の間に隙間が生じ、ここから注入液が漏洩する
虞れがある。従来技術ではこのように注入液が漏
洩するためその除去処理に時間がかかり、しかも
キヤビテイへの注入液の充填不良から製品の歩留
りを低下させる不都合があつた。
そこで本考案者等は型部材に設けられたゲート
部分から注入液が漏洩するのを阻止すべく鋭意考
究並びに工夫を重ねた結果、注入口部分を単一部
材で構成しこの注入口部分をキヤビテイへの注入
路に連通させれば、接合部分がないためにゲート
のずれがなく、従つて、注入液の漏洩を防止でき
る理想的な発泡樹脂成形用金型のゲートが得ら
れ、前記の不都合が一挙に解消できることが判明
した。
従つて本考案の目的は、簡単な構造で発泡樹脂
液を漏洩させることなく確実にキヤビテイに導入
することが可能な発泡樹脂成形用金型のゲートを
提供するにある。
前記の目的を達成するため、本考案は一組の金
型部材を接合してキヤビテイを画成し、このキヤ
ビテイに発泡樹脂液を注入して発泡樹脂成形品を
得るための成形用金型において、前記一方の金型
部材に第1のゲート部材を配設し、前記他方の金
型部材に第2のゲート部材を配設し、前記第1ゲ
ート部材と第2ゲート部材を接合して前記キヤビ
テイに連通する通路を画成すると共に前記第1ゲ
ートまたは第2ゲートのいずれか一方に発泡樹脂
液注入ノズルと接する注入口に連通する貫通孔を
配設することを特徴とする。
次に、本考案について好適な実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
そこで、この実施例では、金型の基本的構造に
ついては前記従来技術と略同様の構造を採用す
る。すなわち、金型30は上金型32と下金型3
4とからなり、前記上金型32に形成された凹部
32aと下金型34に形成された凹部34aによ
り発泡樹脂成形用キヤビテイ36が画成される。
実質的には、前記キヤビテイ36の下金型34の
凹部には、例えば、塩化ビニール等からなる表皮
材38が装着され、一方、上金型32の凹部には
ABS樹脂等からなる比較的硬質の芯材40が装
着される。前記表皮材38と芯材40とは一方の
端部42において互いに接合しているが他方側は
一部が開口されて前記表皮部材38と上金型32
の凹部32aとにより発泡樹脂導入用通路44が
画成される。
そこで、本考案では前記通路44に一端部が連
通し他端部が外部に露出するゲート46が金型3
0に配設される。すなわち、上金型32には比較
的厚い肉厚を有する上部ゲート部材48が取着さ
れ、一方、下金型34には下部ゲート部材50が
取り付けられる。この場合、前記上部ゲート部材
48は矩形体で形成すると共に下方に指向して傾
斜面52を形成しておく。さらに、前記上部ゲー
ト部材48の底部には後述するように下部ゲート
部材50と接合して通路54を画成する凹部56
を形成しておく。この場合、図から諒解されるよ
うに前記第1凹部56は下方に湾曲して拡開する
溝状に形成される。
一方、下部ゲート部材50は前記上部ゲート部
材48と接合するように下金型34に係着され
る。すなわち、下部ゲート部材50は第4図に示
すように立ち上がり部58を有し、この立ち上が
り部58は前記傾斜面52と接合する傾斜面60
を有する。前記傾斜面60の反対側面部には孔部
62を形成し、この孔部62の終端部分から円錐
状に拡開する孔部64を前記傾斜面60に延在さ
せておく。一方、下金型34の内部に延在する下
部ゲート部材50の台部66は前記凹部56と接
合して通路54を画成する。
なお、図中、参照符号68は表皮材38の端部
が係合するための凹部である。
本考案に係る発泡樹脂成形品用金型は基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその
作用並びに効果について説明する。
先ず、上金型32の凹部32aに芯材40を装
着し、一方、下金型34の凹部34aに表皮材3
8を装着しておき、前記上金型32を矢印A方向
に変位させて両金型32と34とを接合する。こ
の結果、キヤビテイ36に連通する通路44が画
成されると共に上部ゲート部材48と下部ゲート
部材50とが接合して凹部56と台部66との間
で通路54が画成される。この通路54は通路4
4と連通する。
このような状態で上部ゲート部材48は下部ゲ
ート部材50を矢印B方向に押圧し且つ傾斜面5
2は傾斜面60と密に接合する。このため、孔部
62から円錐状孔部64を経て通路54に至る一
連の空間には隙間の生ずることはない。
そこで、発泡液注入ノズル80を矢印C方向に
移動してノズルヘツド82を注入口62に圧接す
る。従つて、ノズルベツド82から注入される発
泡液は円錐状孔部64、通路54、通路44を介
してキヤビテイ36に到達し発泡作用を開始す
る。
その際、前記円錐状孔部64は図示の通り拡開
する形状であるために発泡液の注入が容易であ
り、しかもこの孔部64は一体的に形成されてい
る下部ゲート部材50の貫通孔であるために発泡
液が外部に漏洩する虞れはない。
所定時間経過後に発泡が完了して硬化している
成形品は上型32を下型34から離間させること
により容易に取り出すことができる。
本考案によれば、以上のように発泡液注入口が
単一部材によつて構成され、従つて、その注入口
部分に段差等が生じることがないために、発泡液
注入時にノズルヘツドとの間に隙間が生じ、ここ
から発泡液が漏洩する虞れは存在しない。このよ
うに注入時における発泡液の漏洩の防止は単にバ
リを減少させ、また成形後の金型の清掃を容にす
るばかりでなく、発泡液洩れの結果生じるキヤビ
テイへの発泡液の充填不良を阻止し不良品率を低
下させるという効果が得られる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、注入口を下部ゲート部材に配
設した場合に限らず、上部ゲート部材に形成して
も良いことは勿論であり、また、注入口を構成す
る部材を単一の別部材として上下両ゲート部材の
いずれかに固着する構成とすることもできる等、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良並び
に設計の変更ができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゲートの構造を示す発泡樹脂成
形品用金型の断面図、第2図は本考案に係るゲー
トの構造を有する発泡樹脂成形品用金型の断面
図、第3図は上部ゲート部材の斜視図、第4図は
下部ゲート部材の斜視図である。 30……金型、32……上金型、34……下金
型、36……キヤビテイ、38……表皮材、40
……芯材、42……端部、44……通路、46…
……ゲート、48……上部ゲート部材、50……
下部ゲート部材、52……傾斜面、54……通
路、56……第1凹部、58……立ち上がり部、
60……傾斜面、62……孔部、64……円錐状
孔部、66……台部、68……凹部、80……発
泡液注入ノズル、84……ノズルヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一組の金型部材を接合してキヤビテイを画成
    し、このキヤビテイに発泡樹脂液を注入して発
    泡樹脂成形品を得るための成形用金型におい
    て、前記一方の金型部材に第1のゲート部材を
    配設し、前記他方の金型部材に第2のゲート部
    材を配設し、前記第1ゲート部材と第2ゲート
    部材を接合して前記キヤビテイに連通する通路
    を画成すると共に前記第1ゲートまたは第2ゲ
    ートのいずれか一方に発泡樹脂液注入ノズルと
    接する注入口に連通する貫通孔を配設すること
    を特徴とする発泡樹脂成形品用金型。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の金型に
    おいて、第1のゲート部材と第2のゲート部材
    に傾斜面を形成し、前記夫々の傾斜面は一組の
    金型の接合時に互いに圧接するよう構成してな
    る発泡樹脂成形品用金型。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の金型において、第1のゲート部材と第2
    のゲート部材のいずれか一方に立ち上がり部を
    形成し、前記立ち上がり部に貫通孔を形成する
    と共にこの貫通孔は通路に対して拡開する円錐
    台状に形成してなる発泡樹脂成形品用金型。
JP7110884U 1984-05-16 1984-05-16 発泡樹脂成形品用金型 Granted JPS60191311U (ja)

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JPS60191311U JPS60191311U (ja) 1985-12-18
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