JPH084408Y2 - ブーツ形容器の樹脂製足部材 - Google Patents
ブーツ形容器の樹脂製足部材Info
- Publication number
- JPH084408Y2 JPH084408Y2 JP7463393U JP7463393U JPH084408Y2 JP H084408 Y2 JPH084408 Y2 JP H084408Y2 JP 7463393 U JP7463393 U JP 7463393U JP 7463393 U JP7463393 U JP 7463393U JP H084408 Y2 JPH084408 Y2 JP H084408Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- boot
- ankle
- foot
- foot member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、発泡スチロール等の樹
脂製の足部材に、筒状の脛部材を組合せてブーツ形にな
し、その脛部材の中に、菓子類や小物品を詰めて、主と
して、幼児等へのクリスマスプレゼントの容器として使
用するブーツ形容器の樹脂製足部材に関するものであ
る。
脂製の足部材に、筒状の脛部材を組合せてブーツ形にな
し、その脛部材の中に、菓子類や小物品を詰めて、主と
して、幼児等へのクリスマスプレゼントの容器として使
用するブーツ形容器の樹脂製足部材に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】前記のブーツ形容器は（図２参照）、ブ
ーツの足部２と足首部３を一体にした発泡スチロール等
の独立発泡樹脂体の中実形状になした足部材１と、ブー
ツの脛部分になる筒状の脛部材４との組合せからなり、
その足部材１の足首部３の上端に脛部材４を連結してブ
ーツ型になす構造を有しており、その脛部材４の中空部
へ小形玩具や菓子類等の小物品を詰めて使用するように
なっている。そして、その足部材１は、足部材１の成形
キャビティー１９を有する合せ型の樹脂成形型９に、樹
脂材料を注入して発泡処理して成形されており、その成
形型９の合せ型は、足部材１の左半部分の左キャビティ
ー１７と右半部分の右キャビティー１８を有する左右型
からなり、その左右型の接合合体によって生じた成形キ
ャビティー１９に、樹脂を注入して足部材１が成形され
ている。
ーツの足部２と足首部３を一体にした発泡スチロール等
の独立発泡樹脂体の中実形状になした足部材１と、ブー
ツの脛部分になる筒状の脛部材４との組合せからなり、
その足部材１の足首部３の上端に脛部材４を連結してブ
ーツ型になす構造を有しており、その脛部材４の中空部
へ小形玩具や菓子類等の小物品を詰めて使用するように
なっている。そして、その足部材１は、足部材１の成形
キャビティー１９を有する合せ型の樹脂成形型９に、樹
脂材料を注入して発泡処理して成形されており、その成
形型９の合せ型は、足部材１の左半部分の左キャビティ
ー１７と右半部分の右キャビティー１８を有する左右型
からなり、その左右型の接合合体によって生じた成形キ
ャビティー１９に、樹脂を注入して足部材１が成形され
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来のブーツ形
容器の足部材１は、前記の成形型９によって樹脂成形さ
れるので、型の合せ目ラインの型パートライン５が、足
部材１の左右方向の中間にあらわれる形状を有すると共
に、その成形型９の左右型は、成形すべき足部材１の左
右方向に移動するので、容器の機能に影響しない足部材
１の足裏部分と足首部３の内部に肉ぬすみが存在しない
全体中実形状となる。従って、樹脂材料が多く必要とな
って、材料無駄を生ずると共に、成形時の樹脂注入と発
泡時間が長くなって、成形インターバルが長くなり、量
産低コストの生産性に欠ける不具合がある。
容器の足部材１は、前記の成形型９によって樹脂成形さ
れるので、型の合せ目ラインの型パートライン５が、足
部材１の左右方向の中間にあらわれる形状を有すると共
に、その成形型９の左右型は、成形すべき足部材１の左
右方向に移動するので、容器の機能に影響しない足部材
１の足裏部分と足首部３の内部に肉ぬすみが存在しない
全体中実形状となる。従って、樹脂材料が多く必要とな
って、材料無駄を生ずると共に、成形時の樹脂注入と発
泡時間が長くなって、成形インターバルが長くなり、量
産低コストの生産性に欠ける不具合がある。
【０００４】本考案は、以上の従来技術の不具合点を解
消し、材料の無駄消費がなく、かつ、高生産性で成形で
きるブーツ形容器の樹脂製足部材を提供するものであ
る。
消し、材料の無駄消費がなく、かつ、高生産性で成形で
きるブーツ形容器の樹脂製足部材を提供するものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案のブーツ形容器の樹脂製足部材は、「独立発泡
樹脂製にして足部と足首部分を有する足部材と、該足部
材の足首部の上部に連結する筒状の脛部からなり、該脛
部の中空部を物入れ部になすブーツ形容器の前記足部材
を、樹脂成形用合せ型の接合ラインの型パートライン
を、前記足部の側周にあらわすと共に、前記足首部分の
上端に開口して凹陥部をなす足首肉ぬすみ部と、足裏を
凹陥した足裏肉ぬすみ部、の少くとも一つを設けた形状
になしたことを特徴とするブーツ形容器の樹脂製足部
材」になっている。
る本考案のブーツ形容器の樹脂製足部材は、「独立発泡
樹脂製にして足部と足首部分を有する足部材と、該足部
材の足首部の上部に連結する筒状の脛部からなり、該脛
部の中空部を物入れ部になすブーツ形容器の前記足部材
を、樹脂成形用合せ型の接合ラインの型パートライン
を、前記足部の側周にあらわすと共に、前記足首部分の
上端に開口して凹陥部をなす足首肉ぬすみ部と、足裏を
凹陥した足裏肉ぬすみ部、の少くとも一つを設けた形状
になしたことを特徴とするブーツ形容器の樹脂製足部
材」になっている。
【０００６】
【作用】以上の形状を特徴とする本考案のブーツ形容器
の樹脂製足部材は、樹脂成形用合せ型の型パートライン
を、足の側周にあらわすので、そのパートラインを接合
面として足部材の上半部分と下半部分の成形キヤビティ
ーを有する一対のハーフ型構造の合せ型によって成形さ
れる。従って、その上半部分のハーフ型と下半部分のハ
ーフ型に肉ぬすみ部の膨出部を形成することが可能とな
り、足部材を構成する足首部分の上端に開口して凹陥部
をなす足首肉ぬすみ部と、足裏を凹陥させる足裏肉ぬす
み部を設けることができる。以上から、ブーツ型容器の
足部材として容器機能に影響しない贅肉部分を、前記の
肉ぬすみ部にして、樹脂資材の無駄消費を防止すると共
に、単一の足部材当りの所要樹脂材料の減少によって、
射出成形と発泡時間が短縮され、成形インターバルが速
くなって、当該生産性の向上ができる。
の樹脂製足部材は、樹脂成形用合せ型の型パートライン
を、足の側周にあらわすので、そのパートラインを接合
面として足部材の上半部分と下半部分の成形キヤビティ
ーを有する一対のハーフ型構造の合せ型によって成形さ
れる。従って、その上半部分のハーフ型と下半部分のハ
ーフ型に肉ぬすみ部の膨出部を形成することが可能とな
り、足部材を構成する足首部分の上端に開口して凹陥部
をなす足首肉ぬすみ部と、足裏を凹陥させる足裏肉ぬす
み部を設けることができる。以上から、ブーツ型容器の
足部材として容器機能に影響しない贅肉部分を、前記の
肉ぬすみ部にして、樹脂資材の無駄消費を防止すると共
に、単一の足部材当りの所要樹脂材料の減少によって、
射出成形と発泡時間が短縮され、成形インターバルが速
くなって、当該生産性の向上ができる。
【０００７】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本
考案の一実施例を示す図１を参照して、この実施例は、
幼児向けのクリスマスプレゼントを入れるブーツ形容器
の足部材１であり、発泡スチール製にして足部２と足首
部３を一体にした形状を有し、樹脂成形型９の型の接合
ラインとして筋条をなす型パートライン５が、足部３の
下端近くの側周にあらわれている。そして、足部２に
は、足裏を凹陥させた足裏肉ぬすみ部７が設けられると
共に、足首部３には、上端開口して凹陥部をなす足首肉
ぬすみ部６が設けられた形状を有している。
考案の一実施例を示す図１を参照して、この実施例は、
幼児向けのクリスマスプレゼントを入れるブーツ形容器
の足部材１であり、発泡スチール製にして足部２と足首
部３を一体にした形状を有し、樹脂成形型９の型の接合
ラインとして筋条をなす型パートライン５が、足部３の
下端近くの側周にあらわれている。そして、足部２に
は、足裏を凹陥させた足裏肉ぬすみ部７が設けられると
共に、足首部３には、上端開口して凹陥部をなす足首肉
ぬすみ部６が設けられた形状を有している。
【０００８】即ち、この足部材１は（図１の（Ｅ）参
照）型接合ライン１０から上の足部２と足首部３の上部
キヤビティー１３を有し、かつ、足裏ぬすみ部６と同形
の足首ぬすみ部成形柱１５を垂設した成形上型１１と、
型接合ライン１０から下の足部２の下部キヤビティー１
４を有し、かつ、足裏ぬすみ部７と同形の足裏ぬすみ部
成形突部１６を隆設した成形下型１２からなる合せ型を
用い、その成形上型１１と成形下型１２の合体状態の成
形キヤビティーに樹脂を注入し、発泡処理した後、その
成形上型下型１１・１２を離反させて、型パートライン
５と足裏肉ぬすみ部７と足首肉ぬすみ部６を有する形状
に成形される。
照）型接合ライン１０から上の足部２と足首部３の上部
キヤビティー１３を有し、かつ、足裏ぬすみ部６と同形
の足首ぬすみ部成形柱１５を垂設した成形上型１１と、
型接合ライン１０から下の足部２の下部キヤビティー１
４を有し、かつ、足裏ぬすみ部７と同形の足裏ぬすみ部
成形突部１６を隆設した成形下型１２からなる合せ型を
用い、その成形上型１１と成形下型１２の合体状態の成
形キヤビティーに樹脂を注入し、発泡処理した後、その
成形上型下型１１・１２を離反させて、型パートライン
５と足裏肉ぬすみ部７と足首肉ぬすみ部６を有する形状
に成形される。
【０００９】以上の図１実施のものは、足裏肉ぬすみ部
７と足首肉ぬすみ部６を有しない、同一サイズの従来の
中実形状のものに比べて、所要樹脂材料が約７５〜８０
％に低減すると共に、その材料低減に基づいて、成形型
への樹脂注入時間の短縮と発泡時間の短縮によって、成
形インターバルが約５０〜６０％に短縮された。
７と足首肉ぬすみ部６を有しない、同一サイズの従来の
中実形状のものに比べて、所要樹脂材料が約７５〜８０
％に低減すると共に、その材料低減に基づいて、成形型
への樹脂注入時間の短縮と発泡時間の短縮によって、成
形インターバルが約５０〜６０％に短縮された。
【００１０】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案のブーツ形
容器の樹脂製足部材は、樹脂材料を低減して省資源を図
ると共に、成形インターバルが短縮されて、成形生産性
を向上し、併せて、コスト低減を図る実用的効果があ
る。
容器の樹脂製足部材は、樹脂材料を低減して省資源を図
ると共に、成形インターバルが短縮されて、成形生産性
を向上し、併せて、コスト低減を図る実用的効果があ
る。
【図１】本考案一実施例のブーツ形容器の樹脂製足部材
を示し、図中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はそ
の左側面図、図中の（Ｃ）はその右側面図、図中の
（Ｄ）はその正面断面図、図中の（Ｅ）はその樹脂成形
型の正面断面図
を示し、図中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はそ
の左側面図、図中の（Ｃ）はその右側面図、図中の
（Ｄ）はその正面断面図、図中の（Ｅ）はその樹脂成形
型の正面断面図
【図２】従来のブーツ形容器の樹脂製足部材を示し、図
中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はその左側面
図、図中の（Ｃ）はその右側面図、図中の（Ｄ）はその
正面断面図、図中の（Ｅ）はその樹脂成形型の正面断面
図
中の（Ａ）はその正面図、図中の（Ｂ）はその左側面
図、図中の（Ｃ）はその右側面図、図中の（Ｄ）はその
正面断面図、図中の（Ｅ）はその樹脂成形型の正面断面
図
１ 足部材 ２ 足部 ３ 足首部 ４ 脛部 ５ 型パートライン ６ 足首肉ぬすみ部 ７ 足裏肉ぬすみ部 ９ 成形型 １０ 型接合ライン １１ 成形上型 １２ 成形下型 １３ 上部キヤビティー １４ 下部キヤビティー １５ 足首肉ぬすみ部成形柱 １６ 足裏肉ぬすみ部成形突部
Claims (1)
- 【請求項１】 独立発泡樹脂製にして足部と足首部分を
有する足部材と、該足部材の足首部の上部に連結する筒
状の脛部からなり、該脛部の中空部を物入れ部になすブ
ーツ形容器の前記足部材を、樹脂成形用合せ型の接合ラ
インの型パートラインを、前記足部の側周にあらわすと
共に、前記足首部分の上端に開口して凹陥部をなす足首
肉ぬすみ部と、足裏を凹陥した足裏肉ぬすみ部、の少く
とも一つを設けた形状になしたことを特徴とするブーツ
形容器の樹脂製足部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7463393U JPH084408Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ブーツ形容器の樹脂製足部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7463393U JPH084408Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ブーツ形容器の樹脂製足部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737910U JPH0737910U (ja) | 1995-07-14 |
| JPH084408Y2 true JPH084408Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=13552813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7463393U Expired - Lifetime JPH084408Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ブーツ形容器の樹脂製足部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084408Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7463393U patent/JPH084408Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0737910U (ja) | 1995-07-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |