JPS5924492Y2 - 合成樹脂射出成形用金型 - Google Patents

合成樹脂射出成形用金型

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Publication number
JPS5924492Y2
JPS5924492Y2 JP17159279U JP17159279U JPS5924492Y2 JP S5924492 Y2 JPS5924492 Y2 JP S5924492Y2 JP 17159279 U JP17159279 U JP 17159279U JP 17159279 U JP17159279 U JP 17159279U JP S5924492 Y2 JPS5924492 Y2 JP S5924492Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
synthetic resin
gate
mold
mold cavity
Prior art date
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Expired
Application number
JP17159279U
Other languages
English (en)
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JPS5688519U (ja
Inventor
紘 片岡
憲人 高尾
薫 豊内
進 今井
Original Assignee
旭化成株式会社
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Publication date
Application filed by 旭化成株式会社 filed Critical 旭化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂の射出成形用金型、一層詳しくは、特
公昭53−25352号等に記載されている方法で発泡
型物を射出成形するに適した金型に関する。
射出成形用金型には、型キャビティに合成樹脂が充填さ
れるにつれて排除されるガス体の逃げ道、すなわちガス
抜きを設けることは公知である。
しかしながら、従来、ガス抜きを設ける目的は、型キヤ
ビテイ内のガス体が合成樹脂の充填につれて圧縮され、
この圧縮されたガス体によって生じる焼け、あるいはウ
ェルドラインの目立ちを防ぐためにある。
したがって、ガス抜きの位置は合成樹脂が最後に充填さ
れる部分、たとえば、ウェルドライン発生部、樹脂の流
動端部にある。
本出願人らは特公昭53−25352号公報等に記載さ
れている方法で発泡型物を射出成形するに適した金型を
検討したところ、従来の金型のガス抜きとは全く異なる
理由により、全く異なる位置にガス抜きを設ける必要が
あることがわかり、本考案に至った。
本考案についての説明を行う前に、従来の金型内でのガ
ス体の挙動について説明する。
第1図を参照して、従来の金型組立体1は2つの金型部
分2,3を包含し、これらの金型部分が互に係合するこ
とにより型キャビティ4を構成する。
金型部分2,3のパーティング面5にはシールリング6
が設けてあって型キャビティ4を密封するようになって
いる。
シールリング6の内側には、環状の溝7が設けてあり、
この溝は金型外部の加圧ガス源あるいは大気に任意に接
続することのできるガス通路8に通じている。
型キャビティ4に対する加圧ガスの圧入、排出はガス通
路8、溝7を通してパーティング面5を経て行なわれる
合成樹脂はスプルー9、ランナー10、ゲート11を通
して行なわれる。
ガス通路8、溝7およびパーティング面5を通して型キ
ャビティに圧入された加圧ガスで予め所定の圧力に保持
された型キャビティ4にスプルー、ランナー、ゲートを
通して発泡剤を含有する合成樹脂をショートショットで
注入した状態が第2A図に示しである。
次いで、同じ経路、すなわちスプルー、ランナー、ゲー
トを通して高圧のガス体を圧入し、型キヤビテイ4内の
合成樹脂体に中空部12を生じさせる(第2B図)。
型キャビティの壁面に接触した合成樹脂部分のみが冷却
固化した状態で沖空部12の高圧ガス体をゲートを通し
て型外に放出させると、それにつれて中空部12に向っ
て発泡性樹脂が発泡する(第2C図)。
このとき、発泡力が著しく強ければ問題がないのである
が、発泡力が弱くて発泡した樹脂によって中空部を満た
すのに時間がかかると、ゲート付近に残留した微少量の
加圧ガスが勝って膨張し、冷却固化した樹脂部分を内方
に押して第2D図に示すようにゲート付近でつぶれた成
形品となる。
本考案はこのようなゲート付近に残留する微少量の加圧
ガス体に伴う問題を解決することを目的とし、ガス体を
通過させるが、合成樹脂を阻止し、かつ型キヤビテイ壁
面の残留ガスを排出するガス抜きを、ゲートあるいはゲ
ート付近の型キヤビテイ壁面に設けたことを特徴とする
射出成形用金型を提供する。
なお、本考案の技術概念では、ゲート付近に残留するガ
スの排出を要旨としている。
第3図は本考案の実施例を示しており、ここに図示した
金型は第1図に示したものとほとんど同じであるが、ゲ
ートに近い型キヤビテイ壁面に開口する2つのガス抜き
通路14.15が設けである。
これらのガス抜き通路14.15のそれぞれの開口端は
細孔を有する焼結金属、細い金属線の束、間隙を有する
ピン等で作ったプラグ16で塞いであり、ガス本体を通
過させるが、合成樹脂を阻止するようになっている。
このプラグ16の材質としては、0.01〜0.1mm
直径の細孔を多数有する焼結金属が好ましい。
第4図はダイレクトゲート18を持つ金型19に本考案
を応用した例を示し、ダイレクトゲート18に対面した
型キヤビテイ壁面に開口するガス抜き通路20が設けで
ある。
このガス抜き通路20の開口端には、先に述べたと同様
のプラグ21が設置してあり、ガス体のみを通過させる
ようになっている。
第5図はサイドゲート22の入口部にガス抜き用プラグ
23を設けた例を示し、第6図も同様にサイトゲ−12
4の入口部にガス抜き用プラグ25を設けた例を示す。
これらの実施例では、ガス抜き通路を省略しであるが、
プラグ23.25の後にそれが続いていることは了解さ
れたい。
こうして、本考案によれば、ゲート付近に高圧ガス体が
残留することてがなくなり、したがって、中空部での発
泡が遅れても成形体がつぶれることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金型の構造を示す断面図、第2A乃至2
D図は第1図に示す金型での成形過程を順次示す図、第
3図は本考案の一実施例を示す断面図、第4図は本考案
の別の実施例を示す断面図、第5図は本考案のまた別の
実施例を示す概略図、第6図は本考案のさらに別の実施
例を示す概略図である。 1・・・・・・金型、4・・・・・・型キャビティ、1
1・・・・・・ゲート、15・・・・・・ガス抜き通路
、16・・・・・・プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス体を通過させるが、合成樹脂を阻止し、かつ型キヤ
    ビテイ壁面の残留ガスを排出するガス抜きを、ゲートあ
    るいはゲート付近の型キヤビテイ壁面に設けたことを特
    徴とする合皮樹脂射出成形用金型。
JP17159279U 1979-12-13 1979-12-13 合成樹脂射出成形用金型 Expired JPS5924492Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159279U JPS5924492Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 合成樹脂射出成形用金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159279U JPS5924492Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 合成樹脂射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5688519U JPS5688519U (ja) 1981-07-15
JPS5924492Y2 true JPS5924492Y2 (ja) 1984-07-20

Family

ID=29682417

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17159279U Expired JPS5924492Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13 合成樹脂射出成形用金型

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JPS5688519U (ja) 1981-07-15

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