JPH06153988A - デルタバレロラクトンのラセミ混合物を分離する酵素的方法 - Google Patents

デルタバレロラクトンのラセミ混合物を分離する酵素的方法

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JPH06153988A
JPH06153988A JP5165567A JP16556793A JPH06153988A JP H06153988 A JPH06153988 A JP H06153988A JP 5165567 A JP5165567 A JP 5165567A JP 16556793 A JP16556793 A JP 16556793A JP H06153988 A JPH06153988 A JP H06153988A
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Peter Poechlauer
ペーター・ペッヒラウアー
Marion Wagner
マリオン・ヴァーグナー
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Chemie Linz GmbH
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Chemie Linz AG
Chemie Linz GmbH
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    • C07D309/16Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D309/28Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D309/30Oxygen atoms, e.g. delta-lactones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12P17/02Oxygen as only ring hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 (式中、RはHまたはアシル基、R1 、R2 はH、C1
〜C20−アルキル、アルアルキル基またはアルアルキル
基を示す)の化合物のラセミ混合物の分離方法であっ
て、該ラセミ混合物を希釈剤中加水分解酵素の存在下に
導入し、Rが水素である場合には、エステル化剤の存在
下に反応させることによって対掌的に純粋なベータ−ヒ
ドロキシ−デルタ−バレロラクトンと対掌的に純粋なベ
ータ−アシルオキシ−デルタ−バレロラクトンを含有す
る反応混合物を製造し、そしてこれを従来の方法で分離
する。 【効果】 完全に対掌体のうちの一つに転化後に反応が
終了し、最高の純度の生成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デルタバレロラクトン
のラセミ混合物を分離する酵素的方法に関する。
【0002】
【従来技術】ZA91/1153において、特にアルキ
ル鎖またはアリール基により置換されたオキセタノン類
の対掌体が良好な医薬作用を示すことが記載されてい
る。
【0003】ZA91/1153において、これらの対
掌的に純粋なオキセタノン類を製造のための2つの一連
の反応が記載されている。反応1によると、メチルアセ
トアセトナートから出発して、(2RS,3RS,5S
R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル
−デルタ−バレロラクトンを中間生成物として製造し、
このものを数段階の手段によりrace−(2RS,3
RS,5SR)−5−ベンジルオキシ−2−ヘキシル−
3−ヒドロキシエキサドデカン酸に転化する。この段階
において、ラセミ体の分割は、対掌的に純粋なアミンの
補助下に塩の形成により行われ、従って(2R,3R,
5S)−対掌体から(2S,3S,5R)化合物を分離
している。引き続いて、対掌的に純粋な(2S,3S,
5R)化合物を対掌的に純粋なオキセタノンに循環す
る。この一連の反応においてラセミ体の分割が非常にゆ
っくりと生じるので、対掌的に純粋なオキセタンの製造
でない限り対掌体は、最終的に拒絶される前に数段階の
方法により転化しなければならない。
【0004】反応2によると、対掌的に純粋な3−ヒド
ロキシテトラデカン酸エステルを数段階の方法により光
学的に純粋な5−(R)−3−ベンゾイルオキシ−1−
ヒドロキシテトラデシリデン)−2,2−ジメチル−m
−ジオキサン−4,6−ジオンに転化し、このものを
(R)−5,6−ジヒドロ−6−ウンデシル−2H−ピ
ラン−2,4(H)−ジオンにラセミ化なしに転化し、
そして更に数段階の方法により対掌的に純粋なオキセタ
ノンに反応させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにすることにおいては、製造するのが簡単ではない対
掌的に純粋な3−ヒドロキシテトラドデカン酸エステル
を出発生成物として使用しなければならない。上記のピ
レンへの循環が非常に少ない収率で進行するので、多量
の対掌的に純粋な原料がこの一連の反応の際に損失して
しまう。
【0006】ZA91/1153による対掌的に純粋な
オキセタノンを製造するために、ラセミ体の分割が反応
1の先の方法段階において非常に簡単にかつ効率的に行
うことができ、それによって上記のピランへの巡回がさ
せられるといことを見出した。
【0007】上記の通りのベータ−ヒドロキシ−デルタ
−バレロラクトンのまたはベータ−アセトキシ−デルタ
−バレロラクトンのラセミ混合物を加水分解酵素を使用
して選択的にエステル化または加水分解した場合には、
簡単な方法で対掌的に純粋な(2S,3S,5R)−ベ
ータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクトンと対掌的に
純粋な(2R,3R,5S)−ベータ−アセトキシ−デ
ルタ−バレロラクトンとの混合物または対掌的に純粋な
(2R,3R,5S)−ベータ−ヒドロキシ−デルタ−
バレロラクトンと対掌的に純粋な(2S,3S,5R)
−ベータ−アセトキシ−デルタ−バレロラクトンとの混
合物が得られ、これらは次いで非常に簡単な方法で分離
することができる。これによって、驚くべきほど完全に
対掌体のうちの一つに転化後に反応が終了し、もって最
も高い純度の生成物が得られる。所望の対掌的に純粋な
オキセタノンは、上記の分離された化合物から、場合に
よりアセチル基の脱離の後にZA 91/1153に記
載された方法に従って得ることができる。
【0008】この酵素反応は、極めて短い期間で完了す
る。このことは、総じて期待されなかったことである。
何故ならば、ヨーロッパ特許出願公開第0 439 7
79号明細書には、置換されていないかまたはラクトン
環においてメチル基で置換されたアルファまたはベータ
−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクトンの酵素分離は、
リパーゼおよびビニルエステルを用いたエステル化の補
助下に150時間までかかることが記載されているから
である。これに対して、本発明による反応は、本発明に
よるベータ−ヒドロキシ−バレロラクトンがアルキル鎖
またはアリール鎖で置換されているとしても本発明によ
る反応は、一般には数時間内で、場合によっては1ない
し2時間で完了し、もってこの反応は、ヨーロッパ特許
出願公開第0 439 779号明細書に記載されたも
のよりも立体的な理由によりより一層ゆっくりと進行さ
せるべきである。
【0009】従って、本発明の対象は、一般式
【0010】
【化10】 (式中、Rは水素またはアシル基を示し、そしてR1
よびR2 は、R1 およびR2 が同時に水素原子を意味し
ないという条件で、互いに独立して水素、アルファ位ま
たはベータ位以外の位置で酸素原子により侵入されてい
てもよい4個ないし20個の炭素原子を有する直鎖状ま
たは分枝鎖状のアルキルを示すかまたは非置換アルアル
キル基または反応条件下に不活性な基で置換されたアル
アルキル基を示す)で表される化合物のラセミ混合物の
分離方法であって、一般式Iで表される化合物のラセミ
混合物を希釈剤中にそして加水分解酵素の存在下に導入
し、そして一般式IにおけるRが水素である場合には、
エステル化剤の存在下に反応させて、これによって対掌
的に純粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクト
ンと対掌的に純粋なベータ−アシルオキシ−デルタ−バ
レロラクトンを含有する反応混合物を製造し、そしてこ
れを従来の方法で分離することを特徴とする方法であ
る。
【0011】一般式Iで表されるラセミ混合物は、1:
1の比率で対掌体を含有する混合物だけでなく任意の組
成で対掌体を含有する、従って一方の対掌体が豊富であ
る混合物と理解される。
【0012】一般式Iにおいて、Rは、水素またはアシ
ル基であり、好ましくは水素である。アシル基は、一般
式−CO−R3 (式中、R3 は非置換または反応条件下
に不活性な基で置換されたアルキルまたはアリール基で
あり、好ましくは1個ないし6個のC原子、特に好まし
くは1個ないし4個のC原子を有するアルキル基であ
る)で表される基である。
【0013】R1 およびR2 は互いに独立して水素(但
し、R1 およびR2 は同時に水素を示さない);4個な
いし20個、好ましくは4ないし17個の炭素原子を有
する直鎖または分枝鎖状、好ましくは直鎖状のアルキル
基;アルファ位またはベータ位以外の位置で酸素原子に
より侵入されていてもよい4個ないし20個、好ましく
は4ないし17個の炭素原子を有する直鎖状または分枝
鎖状直鎖状のアルキル基または非置換アルアルキル基ま
たはアルキルまたはアルコキシ基(但し、アルキル基ま
たはアルコキシ基は好ましくは1個ないし6個のC原子
を示す)で置換されたアルアルキル基である。好ましく
は、アルアルキル基としてベンジル基がある。好ましく
は、R1 およびR2 は互いに独立して水素原子またはア
ルキル基を示し、特にR1 およびR2 はアルキル基であ
ることが好ましい。
【0014】特に好ましいベータ−ヒドロキシ−デルタ
−バレロラクトンは、Rが水素またはアシル基を示し;
1 が4個ないし17個のC原子を有するアルキル基を
示し、そしてR2 が6個ないし17個のC原子を有する
アルキル基を示す一般式Iで表されるものである。
【0015】Rが水素を示す一般式Iで表される化合物
のラセミ混合物は、ZA 91/1153に記載のいず
れか一つの方法に従って製造することができる。Rがア
シル基を示す一般式Iで表される化合物のラセミ混合物
は、Rが水素を示す一般式Iで表される化合物のラセミ
混合物からR基を導入することができる方法によるいず
れかのエステル化法によって製造することができる。好
ましくは、エステル化は、Rが水素を示す一般式Iで表
される化合物のラセミ混合物を無水カルボン酸またはカ
ルボン酸クロライドで塩基、例えばピリジン、トリエチ
ルアミウン、ジメチルアミノピリジンの存在下に転化す
ることによって行われる。
【0016】本発明による方法を実施するために、一般
式Iで表される化合物のラセミ混合物を希釈剤中に導入
する。Rがアシル基を示す場合、エステル化剤を添加し
ない。この場合には、水または水性塩あるいは使用する
エステラーゼに至適のpHを示す緩衝溶液、好ましくは
燐酸緩衝液を希釈剤として使用する。緩衝溶液は、その
ままあるいは有機希釈剤と一緒に使用される。好適な有
機希釈剤は、例えば脂肪族または芳香族炭化水素類、例
えばヘキサン、トルエン、キシレン、エーテル類、例え
ばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ter
t−ブチル−メチル−エーテル、テトラヒドロフラン、
ケトン類、例えばアセトン、tert−ブチル−メチル
−ケトンあるいはかゝる希釈剤の混合物である。有機希
釈剤の緩衝溶液の添加により、出発ラセミ混合物の部分
的溶解または分散が達成される。有機溶剤が水と混和性
でない場合、本発明の方法は、2相反応として進行し、
もってこの場合には両相の良好によく混合することが与
えられる。
【0017】Rが水素を示す場合、エステル化剤を出発
ラセミ混合物に添加する。従来のエステル化剤、例えば
カルボン酸エステル類、例えば一般式R5 COOR
6 (式中、R5 およびR6 は互いに独立してアルキル、
アリールまたはアルアルキル基を示す)で表される化合
物、多価アルコールのカルボン酸エステル、例えばグリ
セロールトリアシレート、例えばグリセロールトリアセ
テート、グリセロールトリブチラート、無水カルボン
酸、例えばヨーロッパ特許出願公開第0 269 45
3号明細書に記載されたようなものまたはビニルエステ
ル類、例えば米国特許第4,963,492号明細書に
よるようなものをエステル化剤として使用することがで
きる。好ましくは、一般式R5 COOR6 (式中、R5
およびR6 は互いに独立して1個ないし6個のC原子を
有するアルキル基を示す)で表されるカルボン酸エステ
ル;グリセロールトリアシレート;一般式CH2 =CH
−O−COR7 (式中、R7 は水素、1個ないし18個
のC原子を有するアルキル基またはフェニル基を示し、
特に好ましくは1個ないし6個のC原子を有するアルキ
ル基を示す)で表されるビニルエステル;一般式R8
CO−CO−R9 (式中、R8 およびR9 は同一または
異なって、好ましくは同一であって、アルキル、アリー
ルまたはアルアルキル基を示し、特に好ましくは1個な
いし6個のC原子を有するアルキル基を示す)で表され
る無水カルボン酸をエステル化剤として添加するのが好
ましい。
【0018】この場合、好適な希釈剤は、不活性希釈
剤、例えば脂肪族または芳香族炭化水素類、例えばキシ
レン、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、tert−ブチル─メチル−エーテ
ル、ケトン類、例えばtert−ブチルメチル−ケトン
並びにエステル化剤それ自身または上記希釈剤の混合物
である。
【0019】少なくとも0.5当量、好ましくは1ない
し8当量のエステル化剤をRが水素を示す一般式Iとの
ラセミ混合物1当量当り添加される。一般には、過剰の
エステル化剤の添加により良好な結果が得られる。特
に、エステル化剤は、希釈剤として同時に添加すること
も好ましく、これによって大過剰のエステル化剤が添加
される。
【0020】無水カルボン酸をエステル化剤として添加
する場合には、得られた酸を結合するために塩基、例え
ば炭酸水素ナトリウムまたはカリウムを反応混合物に添
加する。
【0021】次いで、出発ラセミ混合物の溶液または懸
濁液を加水分解酵素に接触させる。加水分解酵素とは、
例えばリパーゼ、エテラーゼ、プロテアーゼと理解され
る。好ましいのは、リパーゼまたはエラストラーゼであ
り、特に好ましい微生物Alcaligens、Pse
udomonas、Candida、Mucorのリパ
ーゼまたはエラストラーゼである。加水分解酵素は、洗
浄された酵素分画としてまたは加水分解酵素を含有する
微生物の懸濁液として添加することができるが、好まし
くは洗浄された酵素分画として添加される。
【0022】加水分解酵素は購入することができ、そし
て反応条件に関して販売者の指示に従って添加するのが
好ましい。本発明による転化の際には、加水分解酵素は
活性の際立った損失には悩まされず、従って繰り返して
添加することができる。
【0023】好適な量の加水分解酵素は、使用される出
発化合物、使用される希釈剤および任意のエステル化剤
の化学的性質に依存し、そしてパイロット試験により直
ちに決定することができる。添加された加水分解酵素が
再使用可能であるので、多量のヒドロラアーゼが反応速
度に対して良好な効果を有しているような場合に製造費
用を極めて高価にするとこなしに多量の加水分解酵素を
害なしに添加することができる。約0.05ないし2g
の加水分解酵素を一般式Iで表される出発化合物1g当
り添加するのが好ましい。
【0024】加水分解酵素がエステル結合を結合および
分解の両方をできるので、これらは、Rがアシル基を示
す一般式Iで表される化合物の選択的加水分解およびR
が水素を示す一般式Iで表される化合物の選択的エステ
ル化の両方を行うことができる。
【0025】加水分解酵素が反応混合物に添加されるか
あるいは反応混合物を加水分解酵素上にポンプ移送する
かのいずれかである。反応温度としては、加水分解酵素
がその最高の活性を示すように選択された温度であるこ
とが好ましい。この温度は、一般には市販加水分解酵素
には記載されており、そしえて別に簡単なパイロット試
験により決定することができる。反応温度は、使用され
る加水分解酵素に依存し、そして使用される基質に依存
して−10℃から添加加水分解酵素の失活温度までの範
囲である。一般には、反応温度は室温から60℃までの
範囲である。
【0026】加水分解酵素を一般式Iで表される化合物
のラセミ混合物に接触させると、加水分解酵素は、対掌
的に純粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクト
ンとベータ−アセトキシ−デルタ−バレロラクトンとの
混合物を含有する反応混合物を製造する。特にエステル
化剤としてビニルエステルを使用すると、反応は全体的
に予期できないほどの非常に短い時間で完了する。反応
が対掌体のうちの1つへの転化後にそれ自身で終了をむ
かえるということを見出したのでこの反応は、実質的に
100%の選択率で進行する。
【0027】従って、転化に続いて簡単な薄層またはガ
スクロマトグラフィーを行い、そして所望の生成物の過
剰反応および汚染を防ぐために特定の転化度にて反応を
中止する必要はない。酵素がこのような高い選択率をほ
とんど示さず、そしてリパーゼが転化の際に一つの対掌
体を好むがこれらがまた一般に基質が好ましい対掌体を
低下させるとすぐに第2の対掌体を転化するということ
が知られているので、本発明の反応の高い選択率は、極
めて驚くべきことである。
【0028】所望の対掌体を引き続いて反応混合物から
分離する。反応混合物中の1つの対掌体が遊離基を有し
ている化合物であり、第2の対掌体がアセチル化された
ヒドロキシ基を有している化合物であるので、分離を行
うのは非常に簡単であり、そして分離は公知の方法、例
えば結晶化、抽出、蒸留、クロマトグラフィーによって
行うことができる。
【0029】R1 がヘキシルを示しそしてR2 がウンデ
シル基を示す化合物の場合、対掌的に純粋なヒドロキシ
およびアシルオキシ化合物が結晶により分離することが
でき、それによって遊離ヒドロキシ基を有する化合物を
有為に晶出させ、一方アセチル化されたヒドロキシ基を
有する化合物を有為に溶液中に残すということは特に驚
くべきことに思われる。結晶物の濾別により、対掌的に
純粋なアセトキシ化合物が母液中で得られる。
【0030】Rがアシル基を示し、およびR1 およびR
2 が上記意味を持つ一般式Iで表される対掌的に純粋な
化合物は、ZA91/1153号明細書に記載されてい
る(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ベンジル
オキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンを除
いて新規であり、そして本発明の対象である。
【0031】分離された化合物は、引き続いて従来の方
法、例えば結晶化、再結晶化、クロマトグラフィーによ
って更に精製することができる。本発明の好ましい態様
において、R1 およびR2 が4ないし20個のC原子を
有するアルキル基を示し、そしてRがアシル基を示す一
般式Iで表される化合物を有機希釈剤を添加しながらp
H7で燐酸ナトリウム緩衝液に懸濁させる。この反応混
合物を室温ないし60℃の範囲の温度でリパーゼと接触
させ、この際にリパーゼを反応混合物に添加するかある
いは反応混合物を連続的に反応系に不溶性のリパーゼ、
好ましくは固定化リパーゼ上にポンプ移送する。
【0032】反応混合物のpH値は、水性の塩基の添加
により一定に保持される。反応の経過は、クロマトグラ
フィーによりあるいは消費された塩基の量の助けにより
追跡される。得られそして実質的に対掌的に純粋なベー
タ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクトンと実質的に対
掌的に純粋なベータ−アセトキシ−デルタ−バレロラク
トンを含有する混合物が反応混合物を単に冷却すること
によって分離され、その際にヒドロキシ化合物は結晶と
して沈澱し、一方アシルオキシ化合物は溶液中に残存す
る。
【0033】本発明の別の好ましい態様において、Rが
水素を示し、R1 およびR2 が4ないし20個の炭素原
子を有する一般式Iで表される化合物のラセミ混合物が
一般式R5 COOR6 で表されるカルボン酸エステル、
一般式CH2 =CH−O−COR7 で表されるビニルア
ルカノエートまたは一般式R8 −CO−O−CO−R 9
で表される無水カルボン酸(式中、R5 、R6 、R7
8 またはR9 は1個ないし6個の炭素原子を有するア
ルキル基を示す)またはグリセロールトリアシレート、
特に好ましくはグリセロールトリアセテート、グリセロ
ールトリブチラート、ビニルアセテート、ビニルブチラ
ート、無水酢酸、無水プロピオン酸または酢酸エチルに
溶解または懸濁される。無水カルボン酸を使用する場
合、塩基、例えば炭酸水素カリウムを、反応系のpH値
を一定に保持するために添加する。転化の経過は、クロ
マトグラフィーによって追跡される。転化が終了した
後、反応混合物を冷却し、その際に実質的に対掌的に純
粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクトンが反
応混合物から結晶として晶出し、あるいは希釈剤および
エステル化剤をロータリーエバポレータにより蒸発さ
せ、そしてベータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクト
ンをベータ−アシルオキシ−デルタ−バレロラクトンを
結晶化または再結晶することによって残留物から分離す
る。
【0034】この方法は、ベータ−ヒドロキシ−および
ベータ−アシルオキシ−デルタ−バレロラクトンの純粋
な対掌体をもたらす。このようにする際に、使用する加
水分解酵素の特異性、混合物の(2R,3R,5S)−
対掌体かまたは(2S,3S,5R)−対掌体が転化さ
れるかに依存する。いずれの場合においても、ヒドロキ
シ化合物としての1つの対掌体およびアシルオキシ化合
物としての第2の対掌体を含有する混合物が製造され
る。何故なら、一般式IにおけるRがアシル基を示す場
合、(2S,3S,5R)−対掌体だけまたは(2R,
3R,5S)−対掌体だけがアシル化され、一方他方の
対掌体は、反応混合物中で未反応のままであるからであ
る。ヒドロキシ化合物は、公知の方法に従ってアシルオ
キシ化合物から迅速に分離される。分離に続いて、反応
および未反応対掌体の両者を更に使用する。所望の対掌
体がアシル化生成物として製造された場合には、例えば
アルカリ加水分解によりアシル基を脱離することによっ
て所望の対掌的に純粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ−
バレロラクトンに迅速に転換することができる。
【0035】本発明によるラセミ体から分離された対掌
的に純粋な(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−
ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトン
は、式
【0036】
【化11】 (式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味を有する)で
表されるオキセタノンを製造するのに使用することがで
きる。かゝるオキセタノンは、リパーゼ抑制剤、特にテ
トラヒドロリプセタチン(THL)の俗称で知られてい
る式
【0037】
【化12】 で表されるN−ホルミル−L−ロイシン−(S)−1−
(((2S,3S)−3−ヘキシル−4−オキソオキセ
タン−2−イル)−メチル)−ドデカンエステルの製造
に使用することができる。
【0038】デルタ−バレロラクトンを介する式IIで
表されるオキセタノンの製造並びにTHLの製造は、Z
A 91/1153号明細書に記載されている。本発明
による下記化合物を対掌的に純粋な形態で提供するため
の式
【0039】
【化13】 で表されるデルタ−バレロラクトンからの式IIで表さ
れるオキセタノンの製造並びに式
【0040】
【化14】 で表されるデルタ−バレロラクトンの式
【0041】
【化15】 で表されるオキセタノンを介する式IVで表される化合
物の製造も本発明の対象である。
【0042】THLを製造するための本発明による方法
におけるラセミ体の分割は、反応順序の非常に初期の段
階にて行われ、その際に有効でない対掌体をほとんど転
化する必要はない。この理由のためおよび高い反応速度
および高い選択率のために、本発明による方法は、技術
的知識の拡大を表す。
【0043】
【実施例】
実施例1 0.1gのrace−(2RS,3RS,5RS)−2
−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ
−バレロラクトン(0.33mモル)(IUPAC:r
ace−(1,u)−3−ヘキシル−4−ヒドロキシ−
6−ウンデシル−3,4,5,6−テトラヒドロピラン
−2−オン)を2mlの酢酸ビニルに溶解させ、そして
0.1gのCandida cylindraceaか
らのリパーゼで処理した。インキュベーションを230
rpmの攪拌機上で室温にて行った。反応の経過を薄膜
クロマトグラフィーにより追跡した。
【0044】2時間後、(2R,3R,5S)−対掌体
が全体的に対応する(2R,3R,5S)−2−ヘキシ
ル−3−アセトキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロ
ラクトンに転化し、そして反応は停止していた。
【0045】アセテートの光学的旋光量(アルフ
D 20)は、−65°であり、融点は93℃であり、こ
れは理論値に対応する。 実施例2 Pseudomonasからのリパーゼをリパーゼとし
て使用して実施例1と同様にして実施例2を行った。結
果は、実施例1のものに対応していた。
【0046】実施例3 1gのラセメート、15mlの酢酸ビニルおよび1gの
Candida cylindraceaからのリパー
ゼを使用した以外は実施例1と同様にして実施例3を行
った。4時間後、反応は停止しており、リパーゼを濾別
し、希釈剤をロータリーエバポレータ中での蒸発により
除去し、そして残留物をクロマトグラフィー分離した
(シリカゲル60,溶離剤 ジイソプロピルエーテル:
n−ヘキサン=2:1)。
【0047】そのようにした際に、−65.3度のアル
ファD 20(および93℃の融点を有する(2R,3R,
5S)−2−ヘキシル−3−アセトキシ−5−ウンデシ
ル−デルタ−バレロラクトンが得られ、そして+49.
7度のアルファD 20(理論値:+48ないし+50°)
および108℃の融点を有する(2S,3S,5R)−
2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デル
タ−バレロラクトンが得られた。
【0048】実施例4 Pseudomonasからのリパーゼをリパーゼとし
て添加して実施例3と同様にして実施例4を行った。結
果は、実施例3のものに対応していた。
【0049】実施例5 酢酸ビニル中の300mlのrace−(2RS,3R
S,5SR)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンの5重量%溶液を、
10gのPseudomonasからのリパーゼを充填
したモジュールを通して40℃の温度でポンプ移送し
た。N,0−ビス−(トリメチルシリル)−トリフルオ
ロアセトアミドを有するサンプルの誘導の後反応の経過
をガスクロマトグラフィーにより追跡した。
【0050】4.75時間の後、(2R,3R,5S)
−対掌体が実質的に総じて3−アセトキシ誘導体に転化
し、そして反応が停止していた。リパーゼを引き続いて
酢酸ビニルで洗浄し、反応混合物を10℃に冷却した。
【0051】そのようにした際に、(2S,3S,5
R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル
−デルタ−バレロラクトンが結晶として理論量の60%
である4.5gの収量で晶出した。
【0052】実施例6 50gのラセミ体、1100mlの酢酸ビニルおよび2
0gのPseudomonasからのリパーゼを使用い
た以外は実施例3と同様にして実施例6を行った。
【0053】5.25時間後、ほぼ50%の転化に達し
た。結晶質(2S,3S,5R)−ヒドロキシ化合物の
収量は、理論量の50%に相当する12.5gであり、
+49°のアルファD 20を有していた。
【0054】実施例7 5.0gのrace−(2RS,3RS,5SR)−2
−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ
−バレロラクトンを40℃で102mlの酢酸ビニルに
溶解し、そして0.5gのAlcaligenesから
のリパーゼの転化後に攪拌しながらインキュベーション
した。反応の経過を薄膜クロマトグラフィーにより追跡
した。
【0055】3時間後、(2R,3R,5S)−対掌体
が全体に対応する(2R,3R,5S)−2−ヘキシル
−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラ
クトンに転化し、そして反応が停止していた。濾過後、
反応溶液を10℃に冷却し、そして得られた沈澱を酢酸
ビニルから再結晶させた。そのようにした際に、(2
S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5
−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンが理論値の60
%の収率でそして97%純度で得られた。
【0056】実施例8 酢酸ビニルの代わりに300mlの酢酸エチルを使用
し、ラセミ体に基づいて2当量の酢酸ビニルを転化しな
がら、そして5gのPseudomasからのリパーゼ
を使用して実施例5と同様にして実施例8を行った。
【0057】30時間後、(2R,3R,5S)−対掌
体が全体的に(2R,3R,5S)−アセトキシ誘導体
に転化した。反応混合物を10℃に冷却した後、結晶質
(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ
−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンが理論値の
25%の収率で+47.1度のアルファD 20にてそして
106℃の融点で晶出した。
【0058】実施例9 酢酸エチル中の300mlのrace−(2RS,3R
S,5SR)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンの5重量%溶液を、
ラセミ体に基づいて6当量の酢酸ビニルおよび5gのP
seudomonasからのリパーゼで処理し、そして
攪拌しながら40℃でインキュベーションした。
【0059】15時間後、(2R,3R,5S)−対掌
体がほぼ全体的に(2R,3R,5S)−3−アセトキ
シ誘導体に転化した。リパーゼを濾別し、そして反応混
合物を10℃に冷却した。
【0060】このようにした際に、(2S,3S,5
R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル
−デルタ−バレロラクトンが結晶として25%の収率で
+48.4°のアルファD 20および106℃の融点で製
造された。
【0061】実施例10 酢酸エチルの代わりにtert−ブチル−メチル−エー
テル中のラセミ体の溶液および2当量の代わりに6当量
の酢酸ビニルおよび5gの代わりに10gのPseud
omasからのリパーゼを使用して実施例8と同様にし
て実施例10を行った。
【0062】16.75時間後、(2R,3R,5S)
対掌体が実質的に全体的に(2R,3R,5S)−アセ
トキシ誘導体に転化した。収量は2.1gであり、これ
は理論値の28%である。アルファD 20は+48°であ
った。
【0063】実施例11 625.0gのrace−(2RS,3RS,5SR)
−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デ
ルタ−バレロラクトンをトルエンに溶解して、そして1
120mlのビニルブチラートで処理した。この溶液を
150gのAlcaligenesからのリパーゼを充
填したモジュールを通して40℃の温度でポンプ移送し
た。反応の経過を実施例5に記載のの通りにして追跡し
た。5.8時間後、(2R,3R,5S)−対掌体が実
質的に全て3−ブトキシ誘導体に添加した。モジュール
を1000mlのトルエンを使用して洗浄し、洗浄溶液
の容量を蒸発により最少化し、残留物を反応混合物と一
緒にし、そして全ての混合物を4℃に冷却した。
【0064】この方法で、理論値の83.6%である9
7%以上の化学的純度および99.5%以上の対掌的純
度を有する261.1gの結晶質(2S,3S,5R)
−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デ
ルタ−バレロラクトンが得られた。
【0065】実施例12 1120mlの代わりの123mlのビニルブチラート
および150gのAlcaligenesからのリパー
ゼの代わりに無機キャリヤー上のPseudomasか
らのコレステリン−エラスターゼの10gの固定体を使
用して実施例11に記載の通りに実施例12を行い、そ
の際に反応を25.9時間後に終了させた。この方法で
理論値の80.5%である98%以上の化学的純度およ
び97.5%以上の対掌的純度を有する251.7gの
結晶質(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒド
ロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンが得
られた。
【0066】実施例13 625.0gの代わりに20.9gのラセミ出発原料、
4688mlの代わりに156.3mlのトルエン、1
120mlの代わりに37.4mlのビニルブチラート
およびAlcaligenesからのリパーゼの代わり
に無機キャリヤー上に固定された5.0gのPseud
omasからのリパーゼを使用した以外は実施例11と
同様にして実施例13を行ったが、その際に反応を5時
間後に終了した。モジュールを、1000mlの代わり
に100mlのトルエンで洗浄した。
【0067】この方法で、理論値の95.0%である9
7%以上の化学的純度および99.5%以上の対掌的純
度を有する10.0gの結晶質(2S,3S,5R)−
2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デル
タ−バレロラクトンが得られた。
【0068】実施例14 トルエン中のrace−(2RS,3RS,5SR)−
2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デル
タ−バレロラクトンの300mlの5重量%溶液に1当
量の無水酢酸および乾燥し粉末化したKHCO3 を添加
した。この反応混合物を40℃で5gのPseudom
asからのリパーゼを充填したモジュールを通してポン
プ移送した。反応の経過を薄膜クロマトグラフィーによ
り追跡した。完全な転化後、この反応混合物を濾別し、
そして基希NaHCO3 水溶液で抽出した。有機相を硫
酸ナトリウムで乾燥させ、そして引き続いて10℃に冷
却した。
【0069】このようにした際に、3.5gの(2S,
3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンが理論値の46%の
収率で93%の純度で得られた。
【0070】実施例15 酢酸エチル中のrace−(2RS,3RS,5SR)
−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デ
ルタ−バレロラクトンの400mlの5重量%溶液を4
0℃の温度で5gのPseudomasからのリパーゼ
を充填したモジュールを通してポンプ移送した。反応の
際に生成したエタノールを蒸留により連続的に除去し
た。
【0071】反応の経過を薄膜クロマトグラフィーによ
り追跡した。完全な転化の後に、希釈剤を蒸発させた。
残留物を酢酸ビニルから再結晶させた。
【0072】このようにした際に、2.5gの(2S,
3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンが理論値の50%の
収率で97%の純度で得られた。
【0073】実施例16 25mlのラセミ体、350mlの酢酸エチルおよび1
0gのPseudomasからのリパーゼを使用して5
0℃にて実施例15と同様にして実施例16を行った。
【0074】完全な転化の後に、反応溶液を冷却し、こ
のようにして73%のrace−(2RS,3RS,5
SR)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシ
ル−デルタ−バレロラクトンから10.4gの結晶質混
合物が得られた。引き続いての酢酸エチルからの再結晶
により97%の純度で(2S,3S,5R)−ヒドロキ
シ化合物が得られた。
【0075】実施例17 ピリジン中で無水酢酸の存在下にrace−(2RS,
3RS,5SR)−2−ヘキシル−3−ヒドトキシ−5
−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンをエステル化す
ることによって得られた1gのrace−(2RS,3
RS,5SR)−2−ヘキシル−3−アセロキシ−5−
ウンデシル−デルタ−バレロラクトンを60mlの0.
01モル燐酸ナトリウム緩衝液(pH=7.0)および
3mlのテトラヒドロフランに懸濁させた。0.5gの
Pseudomasからのリパーゼを添加した後、この
混合物を40℃でインキュベートし、その際にpH値を
0.1M水酸化ナトリウム水溶液を連続的に添加するこ
とによって一定に保持した。反応を薄膜クロマトグラフ
ィーによりそして消費された水酸化ナトリウム溶液によ
り制御した。約40時間の後、出発ラセミ生成物に基づ
いて50%の転化が得られ、そして反応は終了した。
【0076】この反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そ
して有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発さ
せた。残留物を酢酸ビニルから再結晶させた。このよう
にした際に、理論値の60%である0.3gの(2R,
3R,5S)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンが−48.2°のア
ルファD 20で得られた。(2S,3S,5R)−2−ヘ
キシル−3−アセトキシ−デルタ−バレロラクトンの光
学的旋光量アルファD 20は+65°であった。
【0077】実施例18 2.0g(5.56mモル)のrace−(2RS,3
RS,5SR)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−
ウンデシル−デルタ−バレロラクトンを40℃にて10
mlのトルエンに溶解し、そして5gの無水プロピオン
酸、1gの炭酸水素ナトリウムおよび0.5gのPsu
domonasからのリパーゼで処理した。230rp
mの攪拌装置上で40℃にてインキュベーションを行っ
た。
【0078】3時間後、ほぼ50%の転化が得られた。
濾過に続いて、この反応混合物を10℃に冷却し、その
際に理論値の48%である480mgの結晶質(2S,
3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンが得られた。
【0079】実施例19 加水分解酵素として0.5gのAlcaligenes
からのリパーゼを使用した以外は実施例18と同様にし
て実施例19を行った。
【0080】2時間後、ほぼ50%の転化が得られた。
濾過に続いて、この反応混合物を10℃に冷却し、その
際に理論値の50%である0.5gの結晶質(2S,3
S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウン
デシル−デルタ−バレロラクトンが得られた。
【0081】実施例20 2.0gのrace−(2RS,3RS,5SR)−2
−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ
−バレロラクトン(5.56mモル)を40℃にて10
mlのトルエンに溶解し、そして5gのトリブチラート
および0.5gのPsudomonasからのリパーゼ
で処理した。230rpmの攪拌装置上で40℃にてイ
ンキュベーションを行った。
【0082】48時間後、ほぼ50%の転化が得られ
た。酵素の濾別および反応混合物の10mlのトルエン
での希釈に続いて、5%の(2R,3R,5S)−ブチ
ラートで汚染された理論値の75%である750mgの
結晶質(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒド
ロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンが反
応混合物の0℃への冷却により得られた。
【0083】実施例21 加水分解酵素として0.5gのAlcaligenes
からのリパーゼを使用した以外は実施例20と同様にし
て実施例21を行った。
【0084】48時間後、50%の転化が得られた。酵
素を濾別し、そしてこの反応混合物を10℃に冷却する
と、その際に1.5%の対応する(2R,3R,5S)
−ブチラートで汚染された理論値の50%である結晶質
(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ
−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンが得られ
た。
【0085】実施例22 エステル化剤として5gのグリセロールを使用した以外
は実施例20と同様にして実施例22を行った。
【0086】48時間後、50%の転化が得られた。酵
素を濾別し、そしてこの反応混合物を10℃に冷却する
と、その際に73%の対掌的に純粋な(2S,3S,5
R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル
−デルタ−バレロラクトンおよび27%の対応する(2
R,3R,5S)−アセテートを含有する890mgの
結晶が得られた。tert−ブチル−メチル−エーテル
からの再結晶に続いて、+48°のアルファD 20を有す
る結晶中で得られた78%の(2S,3S,5R)−ヒ
ドロキシ化合物が得られた。
【0087】実施例23 0.5gのAlcaligenesからのリパーゼを使
用した以外は実施例22と同様にして実施例23を行っ
た。
【0088】24時間後、50%の転化が得られた。酵
素を濾別し、そしてこの反応混合物を10℃に冷却する
と、理論値の63%である630mgの結晶質(2S,
3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウ
ンデシル−デルタ−バレロラクトンが93%の純度で得
られた。
【0089】実施例24 77%の(2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒ
ドロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンお
よび23%の(2R,3R,5S)−2−ヘキシル−3
−アセトキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクト
ンの3gの混合物をtert−ブチル−メチルエーテル
から再結晶した。
【0090】このようにした際に、使用した対掌体に基
づいて78%である1.8gの(2S,3S,5R)−
2−ヘキシル−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デル
タ−バレロラクトンが+48°のアルファD 20で得られ
た。
【0091】実施例25 (2S,3S,5R)−2−ヘキシル−3−ヒドロキシ
−5−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンおよび(2
R,3R,5S)−2−ヘキシル−3−アセトキシ−5
−ウンデシル−デルタ−バレロラクトンの15.89g
の当量結晶質混合物を300mlのトルエンから再結晶
した。このようにした際に、理論値の46%である3.
5gの1.8gの(2S,3S,5R)−2−ヘキシル
−3−ヒドロキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラ
クトンが97%の純度で得られた。
【0092】上記の実施例に記載された薄膜クロマトグ
ラフィーを、ジイソプロピルエーテル:n−ヘキサン=
2:1,cer−スルフェート噴霧試薬中で行った。光
学的旋光量アルファD 20をクロロホルム溶液(c=1g
/100ml)中で測定した。この実施例において得ら
れた収量は、常に出発ラセミ混合物に転化された純粋な
対掌体の量に基づいている。
【0093】(2S,3S,5R)および(2R,3
R,5S)−2−ヘキシル−3−アセトキシ−5−ウン
デシル−デルタ−バレロラクトンの対掌的純度は、1
MRによりトリス(3−(2,2,2−トリフルオロ−
1−ヒドロキシエチリジン)−d−カンフォレート)−
ユーロピウムを使用して測定した。光学的旋光量アルフ
D 20は、(2R,3R,5S)化合物に関しては−6
5°であり(2S,3S,5R)化合物に関しては+6
5°である。融点は、93℃である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリオン・ヴァーグナー オーストリア国、カッツドルフ、アイヒヴ ィーゼルシュトラーセ、9

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rは水素またはアシル基を示し、そしてR1
    よびR2 は、R1 およびR2 が同時に水素原子を意味し
    ないという条件で、互いに独立して水素、アルファ位ま
    たはベータ位以外の位置で酸素原子により侵入されてい
    てもよい4個ないし20個の炭素原子を有する直鎖状ま
    たは分枝鎖状のアルキルを示すかまたは非置換アルアル
    キル基または反応条件下に不活性な基で置換されたアル
    アルキル基を示す)で表される化合物のラセミ混合物の
    分離方法であって、一般式Iで表される化合物のラセミ
    混合物を希釈剤中にそして加水分解酵素の存在下に導入
    し、そして一般式IにおけるRが水素である場合には、
    エステル化剤の存在下に反応させて、これによって対掌
    的に純粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ−バレロラクト
    ンと対掌的に純粋なベータ−アシルオキシ−デルタ−バ
    レロラクトンを含有する反応混合物を製造し、そしてこ
    れを従来の方法で分離する、上記方法。
  2. 【請求項2】 R1 およびR2 が各々独立して4個ない
    し20個のC原子を有するアルキル鎖である式Iで表さ
    れる化合物を使用する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 Rが水素である式Iで表される化合物を
    使用する請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 一般式R5 COOR6 で表されるカルボ
    ン酸エステル、一般式CH2 =CH−O−COR7 で表
    されるビニルアルカノエートまたは一般式R 8 −CO−
    O−CO−R9 で表される無水カルボン酸(式中、
    5 、R6 、R7、R8 またはR9 は1個ないし6個の
    炭素原子を有するアルキル基を示す)またはグリセロー
    ルトリアシレートを添加する請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 Rがアシル基である式Iで表される化合
    物を添加する請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 リパーゼを加水分解酵素として添加する
    請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 式 【化2】 (式中、R1 およびR2 はR1 およびR2 が同時に水素
    原子を意味しないという条件で、互いに独立して水素、
    アルファ位またはベータ位以外の位置で酸素原子により
    侵入されていてもよい4個ないし20個の炭素原子を有
    する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を示すかまたは
    非置換アルアルキル基または反応条件下に不活性な基で
    置換されたアルアルキル基を示す)で表される対掌的に
    純粋なオキセタノンを式 【化3】 (式中、R1 およびR2 は上記の通りの意味を有す)で
    表されるデルタ−バレロラクトンから製造する方法にお
    いて、一般式 【化4】 (式中、Rは水素またはアシル基を示し、そしてR1
    よびR2 は上記の通りの意味を有す)で表される化合物
    のラセミ混合物を分離するために、一般式Iで表される
    化合物おラセミ混合物を希釈剤中にそして加水分解酵素
    の存在下に導入し、そして一般式IにおけるRが水素で
    ある場合には、エステル化剤の存在下に反応させて、こ
    れによって対掌的に純粋なベータ−ヒドロキシ−デルタ
    −バレロラクトンと対掌的に純粋なベータ−アシルオキ
    シ−デルタ−バレロラクトンを含有する反応混合物を製
    造し、そしてこれを従来の方法で分離する、改良された
    方法。
  8. 【請求項8】 R1 およびR2 が互いに独立して4個な
    いし20個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状の
    アルキル基を示す式IIで表される対掌的に純粋なオキ
    セタノンの製造のための請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 式 【化5】 で表されれるN−ホルミル−L−ロイシン−(S)−1
    −((2S,3S)−3−ヘキシル−4−オキソオキセ
    タン−2−イル)−メチル)ドデシル−エステルを、式 【化6】 で表されるデルタ−バレロラクトンから式 【化7】 で表されるオキセタノンを介して製造する方法におい
    て、一般式 【化8】 (式中、Rは水素またはアシル基を示す)で表される化
    合物のラセミ混合物を分離するために、一般式Iで表さ
    れる化合物のラセミ混合物を希釈剤中にそして加水分解
    酵素の存在下に導入し、そして一般式VIIにおけるR
    が水素である場合には、エステル化剤の存在下に反応さ
    せて、これによって対掌的に純粋なベータ−ヒドロキシ
    −デルタ−バレロラクトンと対掌的に純粋なベータ−ア
    シルオキシ−デルタ−バレロラクトンを含有する反応混
    合物を製造し、そしてこれを従来の方法で分離する、改
    良された方法。
  10. 【請求項10】 (2S,3S,5R)−2−ヘキシル
    −3−ベンゾイルオキシ−5−ウンデシル−デルタ−バ
    レロラクトンを除く一般式 【化9】 (式中、Rはアシル基を示し、そしてR1 およびR
    2 は、互いに独立して水素、アルファ位またはベータ位
    以外の位置で酸素原子により侵入されていてもよい4個
    ないし20個の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状
    のアルキル基を示すかまたは非置換アルアルキル基また
    は反応条件下に不活性な基で置換されたアルアルキル基
    を示す)で表される対掌的に純粋な化合物。
  11. 【請求項11】 (2S,3S,5R)−2−ヘキシル
    −3−アセトキシ−5−ウンデシル−デルタ−バレロラ
    クトン
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