JPH0615366A - 折曲げ用金型 - Google Patents

折曲げ用金型

Info

Publication number
JPH0615366A
JPH0615366A JP17635992A JP17635992A JPH0615366A JP H0615366 A JPH0615366 A JP H0615366A JP 17635992 A JP17635992 A JP 17635992A JP 17635992 A JP17635992 A JP 17635992A JP H0615366 A JPH0615366 A JP H0615366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
bending
punch
plate material
lower punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17635992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3236351B2 (ja
Inventor
Satonari Fujita
織也 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Metrecs Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Metrecs Co Ltd filed Critical Amada Metrecs Co Ltd
Priority to JP17635992A priority Critical patent/JP3236351B2/ja
Publication of JPH0615366A publication Critical patent/JPH0615366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236351B2 publication Critical patent/JP3236351B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレスブレーキで板材をZ形に折曲げるの
に、単純なV字状の安価な金型を用い、作業性がよく、
Z曲げ寸法が変っても金型を交換する必要がない折曲げ
用金型を提供することにある。 【構成】 上部パンチ25と下部パンチ37を相対的に
移動自在に設け、上部パンチ25の下方にスライドホル
ダ27を介して、上、下に折曲げ溝33U,33Lを有
したダイ33を上下動自在に保持せしめてなる構成とし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材折曲げ機によっ
て板材にZ曲げを行うための折曲げ用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば板材折曲げ機としての例
えばプレスブレーキにおけるZ曲げ用金型に関しては、
種々なものが知られている。
【0003】第1に、パンチとダイに製品に見合うZ状
の溝を設けて、相対的にパンチとダイを上下動せしめる
ことにより挟持した板材に折曲げ加工をほどこす装置が
知られている。
【0004】第2に、パンチとダイに互に係合するV字
状突起とV溝を設け、板材に第1の折曲げ加工を行った
後、取り出した半製品を表裏交換して再び次の曲げ加工
を行う装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で知られて
いた例えばプレスブレーキにおける板材のZ曲げ用金型
としての第1の装置では、ある決った寸法のZ曲げ加工
しかできないから、製品の寸法、形状が変わると一々そ
れらに見合ったZ曲げ用金型に交換しなければならない
と云う問題がある。また、製品の板厚が変化しても対応
するZ曲げ用金型に交換しなければならないと云う問題
がある。さらに、Z曲げ用金型は特注品となるため、コ
スト高になると云う問題もある。
【0006】次に、第2の装置では第1の折曲げ加工を
行った後、半製品を取り出して表裏交換してから再び第
2の折曲げ加工を行うわけであるが、プレスブレーキで
加工された半製品は長さが長いのでこれを表裏交換する
ことは容易でない。このため作業能率を著しく低下する
と云う問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記の問題点に鑑み、
製品の形状や寸法が変化しても金型交換を行わずに加工
ができ、かつ半製品の表裏交換をすることなく加工がで
きる折曲げ用金型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、上部パンチと下部パンチを相対的に
移動自在に設け、前記上部パンチの下方にスライドホル
ダを介して、上、下に折曲げ溝を有したダイを上下動自
在に保持せしめてなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】前記の構成において、先づ板材に第1の曲げ加
工をするめたに、板材を折曲げ用金型における上部パン
チとダイ上面との間に位置決めせしめた後、上部パンチ
と下部パンチを相対的に接近せしめると、先づ下部パン
チがダイの下面に当接した後、下部パンチはさらにダイ
をスライドホルダに案内せしめながら押し上げられるか
ら、板材は上部パンチとダイ上面との協働により第1折
曲げ加工が行われる。而して、上部パンチと下部パンチ
を離反せしめると、製品はダイの前側に取り出せる。次
いで表裏の交換をせずに、そのまま下部パンチの上に位
置決めして載置せしめた後、再び上部パンチと下部パン
チとを接近せしめると、先づ下部パンチは板材をダイ下
面との間に挟持せしめた後、さらにダイはスライドホル
ダに案内されながら上面を上部パンチに当接せしめる。
依って上部パンチと下部パンチとをさらに接近せしめる
と、板材はダイ下面と下部パンチとの協働により第2の
折曲げ加工が施されて板材のZ曲げ加工が完了する。そ
して、再び上部パンチと下部パンチを相対的に離反せし
めると、Z曲げ製品を外部に取り出すことができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。
【0011】先づ、図4によって板材折曲げ加工機とし
てのプレスブレーキ1の全体と、折曲げ用金型3との関
係を説明する。プレスブレーキ1には底部にベースフレ
ーム5が設けてあり、このベースフレーム5の左右には
C形のサイドフレーム7が設けてある。この左右のサイ
ドフレーム7の上部前面には固定の上部エプロン9が左
右に延伸されて設けてある。
【0012】一方、上記左右のサイドフレーム7の下部
前面ベースフレーム5上には、前後に2重構造をしたフ
ロントフレーム11が左右に延伸されて設けてある。こ
のフロントフレーム11の後方には、箱状のリヤーフレ
ーム13がベースフレーム5との間に設けてあって、上
記フロントフレーム11の剛性を強化している。このフ
ロントフレーム11の中には、上下動自在の可動の下部
エプロン15が左右に延伸されて設けてあり、適数のプ
レスシリンダ17のピストンロッド19に連動連結され
ている。
【0013】さて、前記上部エプロン9の下端には、詳
細は後述するが上部パンチ25とスライダホルダ27と
上下動自在のダイ33とが設けてある。一方、下部エプ
ロン15の上端には下部パンチホルダ21が上下動自在
に左右に延伸された設けてある。この下部パンチホルダ
21は、前記左右のサイドフレーム7に支持されて左右
に延伸されて設けたガイドフレーム23に上下動自在に
設けられている。なお、このガイドフレーム23は前後
に2重構造をしている。そして上記下部パンチホルダ2
1の上端には、下部パンチ37が設けてある。なお、こ
の下部パンチ37から上方の上部パンチ25にかけての
後方には、公知のバックゲージ(図示省略)が前後に位
置調節自在に設けてある。
【0014】次に、図1、図2を参照しながらこの実施
例の折曲げ用金型3の詳細を述べる。先づ、前記上部エ
プロン9の下端に左右に延伸した上部パンチ25が取り
付けられている。この上部パンチ25の下端には、板材
Wを折曲げるためにV字状(普通は頂角90°)のエッ
ジ25Eが左右に延伸して設けてある。上記上部パンチ
25の左右端には、スライドホルダ27が複数のボルト
29で固定されている。そしてスライドホルダ27は、
前部スライドホルダ27Fと後部スライドホルダ27R
とに別れていて、上記上部パンチ25の下部を挟持する
ように設けてある。
【0015】さらに前、後部スライドホルダ27F,2
7Rの下部には、上下に長い長穴31が設けてある。而
して左右に延伸したダイ33が、上記前、後部スライド
ホルダ27F、27Rに挾まれて上下動自在に設けてあ
ると共に、ダイ33に設けられたボルト35と上記長穴
31とによりダイ33は上下動自在に案内されている。
【0016】このダイ33の上面には、上記上部パンチ
25のエッジ25Eと協働で板材Wを折り曲げるための
上部折曲げ溝33Uが左右に延伸して設けてある。又ダ
イ33の下面には、後述の下部パンチ37のエッジ37
Eと協働で板材Wを折り曲げるための下部折曲げ溝33
Lが左右に延伸して設けてある。一方、図4における前
記下部パンチホルダ21上面には下部パンチ37が左右
に延伸して設けてある。この下部パンチ37の上端に
は、板材Wを折り曲げるためのV字状のエッジ37Eが
左右に延伸して設けてある。
【0017】上記構成により、この実施例の折曲げ用金
型3の作用について説明する。先づ、板材Wをダイ33
の上に載置して前記バックゲージに当接せしめて位置決
めした後、プレスシリンダ11のピストンロッド19を
突出せしめると下部パンチ37が上昇する。而して、下
部パンチ37のエッジ37Eがダイ33の下部折曲げ溝
33Lに当接すると、下部パンチ37はダイ33を押し
上げる。すると板材Wは、ダイ33の上部折曲げ溝33
Uに上部パンチ25のエッジ25Eとに挟持押圧され
て、図3(a) に示したように第1の折曲げ加工が施され
る。この折曲げ点をFとする。
【0018】次に、プレスシリンダ17のピストンロッ
ド19を没入せしめると、ダイ33は下部パンチ37と
共に下降するが、ダイ33はボルト35が長穴31の下
端に当接したところで下降が止る。そして、下部パンチ
37はさらに下降を続けて上記ピストンロッド19の没
入限度に来たところで止る。すると、第1の折曲げ加工
が施された板材Wはダイ33上から引き出せる。
【0019】然る後、この板材Wは、表裏を交換するこ
となくそのまま下部パンチ37のエッジ37E上に載せ
られると共に、適宜に位置調節された前記バックゲージ
に当接せしめて位置決めされる。而して、再びピストン
ロッド19を突出せしめると、下部パンチ37は板材W
と共に上昇する。やがて、板材Wはダイ33の下面に当
接せしめられる。
【0020】そして下部パンチ37と板材Wとダイ33
とが更に上昇を続けると、やがてダイ33の上部折曲げ
溝33Uが上部パンチ25のエッジ25Eに当接する。
すると板材Wは、ダイ33の下部折曲げ溝33Lと下部
パンチ37のエッジ37Eとに挟持押圧されるから、図
3(b) に示したように第2の折曲げ点Sにおいて折り曲
げ加工が施される。
【0021】最後にプレスシリンダ17のピストンロッ
ドを没入せしめれば、下部パンチ37が下降し、やがて
ダイ33も下げ止って、下部折曲げ溝33Lと下部パン
チ37のエッジ37Eとが離反するから、Z曲げ加工が
なされた製品を取り出すことができる。
【0022】以上の如くこの実施例によれば、簡単なV
字形エッジ25E,37EとV字形の溝の上、下部折曲
げ溝33U,33Lを使って板材WのZ曲げ加工ができ
るから、折曲げ用金型3のコストが安く済む、しかも板
材Wにおける第1、第2の折曲げ点F、Sの寸法位置が
変更になっても、折曲げ用金型3を交換する必要はない
から大きな経済的効果を奏するものである。
【0023】また折曲げ加工工程においても、板材Wが
第1の折曲げ点Fで折曲げ加工が施された後、板材Wを
ダイ33から取り出してから第2の折曲げ点Sで折曲げ
加工をする際にワークWの表裏を交換する必要がないの
で作業能率が向上すると云う効果がある。
【0024】さらに板材Wの板厚が大きく変更になった
り、曲げ角度が変更になった場合には、上、下部パンチ
25,37およびダイ33を交換しなければならない
が、エッジ25E,37Eおよび上、下部折曲げ溝33
U,33Lが単純なV字形状であるから、Z字形状の金
型を準備するよりは遥かに低コストで済むと云う経済的
効果がある。
【0025】なおこの発明は、前述の実施例に限定され
るものではなく、適宜な変更を行うことにより、それ以
外の態様でも実施しうるものである。例えば、本実施例
では上部パンチ25が固定で、下部パンチ37が上下動
自在であるように説明したが、逆に下部パンチ37が固
定で上部パンチ25が上下動自在であっても対応可能で
ある。
【0026】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、この発明によればスライドホルダを介して
上部パンチに上下動自在に支持され、かつ上下にV字状
の折曲げ溝を有したダイが設けてある。依って板材をZ
状に曲げるには、先づ上部パンチとダイの上部溝によっ
て第1の曲げ加工を行い、次にダイの下部溝と下部パン
チによって板材を表裏交換せずに第2の曲げ加工が行え
るので、作業能率が向上すると云う効果がある。
【0027】また、Z曲げの曲げ位置寸法が変更になっ
ても金型を交換する必要はないから省力的効果と経済的
効果がある。
【0028】さらに、ダイの上下に設けた溝は単純なV
字状であって、Z字状の溝ではない。従って溝に係合す
る上下のパンチの形状も単純である。そのため金型自体
のコストが安くなる。依って板材の変更や、曲げ角度の
変更などで金型を交換しなければならない場合でも、出
費を低くおさえることができて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による折曲げ用金型の正面図である。
【図2】図1における左側面図である。
【図3】折曲げ工程を示す作動説明図である。
【図4】折曲げ加工機としてのプレスブレーキの一部断
面をした左側面図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ 3 折曲げ用金型 25 上部パンチ 27 スライドホルダ 33 ダイ 33U 上部折曲げ溝 33L 下部折曲げ溝 37 下部パンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部パンチと下部パンチを相対的に移動
    自在に設け、前記上部パンチの下方にスライドホルダを
    介して、上、下に折曲げ溝を有したダイを上下動自在に
    保持せしめてなることを特徴とする折曲げ用金型。
JP17635992A 1992-07-03 1992-07-03 折曲げ用金型 Expired - Fee Related JP3236351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17635992A JP3236351B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 折曲げ用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17635992A JP3236351B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 折曲げ用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0615366A true JPH0615366A (ja) 1994-01-25
JP3236351B2 JP3236351B2 (ja) 2001-12-10

Family

ID=16012238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17635992A Expired - Fee Related JP3236351B2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 折曲げ用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236351B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7528793B2 (en) 2003-09-29 2009-05-05 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna device
CN103008467A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 中联重科股份有限公司 折弯模具
CN103736849A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 张家港市隆旌汽车零部件有限公司 收割机拾取器机爪的冲压模具组

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109967604B (zh) * 2019-03-07 2021-03-26 北京中益宏宇工贸有限公司 一种汽车钣金件成型的冲压复合模及成型方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7528793B2 (en) 2003-09-29 2009-05-05 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna device
CN103008467A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 中联重科股份有限公司 折弯模具
CN103736849A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 张家港市隆旌汽车零部件有限公司 收割机拾取器机爪的冲压模具组

Also Published As

Publication number Publication date
JP3236351B2 (ja) 2001-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0615366A (ja) 折曲げ用金型
JP3205593U (ja) パイプ材等の折り曲げ加工装置
JPH0985346A (ja) プレス成形用金型装置
JPH09136124A (ja) 金属管の切断口サイジング装置
CN218195510U (zh) 一种模切机的模切机构
CN211707842U (zh) 全自动光伏边框生产线压点设备
CN219425424U (zh) 一种汽车配件冲孔折弯模具
CN112742959A (zh) 一种五金零件的冲压装置
CN219616509U (zh) 一种三轮摩托车包边套连续三步冲压模具装置
JP2543454B2 (ja) 折曲機
JP2686822B2 (ja) 波形放熱板の製造方法及び波形放熱板の切断方法
CA1073856A (en) Method of and apparatus for fabricating starting sheet assemblies for use in electrolytic refinement of metal
CN216656094U (zh) 一种铝箔冲压成型过程中的定位装置
CN215508598U (zh) 折边和侧翻边的成型模具
JPS6059057B2 (ja) エツジベント工法及びその装置
CN218475836U (zh) 一种具有送料机构的自动冲压装置
CN204620800U (zh) 一种铜材切断装置
CN220127278U (zh) 一种下翼板压弯专用装置
JPS6333927B2 (ja)
JP4132300B2 (ja) エンボスキャリアテープ成形装置
CN216540344U (zh) 一种高效隔离条手工折弯装置
US3832881A (en) Workpiece translation mechanism
CN211757950U (zh) 一种自动退料的燕尾夹成型机
CN220049580U (zh) 一种全自动车把弯曲机
CN212443692U (zh) 钢线框开口自动焊接装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees