JPH06153469A - 誘導電動機の回転子導体製造方法 - Google Patents

誘導電動機の回転子導体製造方法

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JPH06153469A
JPH06153469A JP29950392A JP29950392A JPH06153469A JP H06153469 A JPH06153469 A JP H06153469A JP 29950392 A JP29950392 A JP 29950392A JP 29950392 A JP29950392 A JP 29950392A JP H06153469 A JPH06153469 A JP H06153469A
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Japan
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end ring
conductor
rotor
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rotor core
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JP29950392A
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English (en)
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Kazuhiro Aoyama
和裕 青山
Shigeki Nishimura
茂樹 西村
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業環境の改善、作業時間の短縮、工程不良
率の低減、電動機の回転性能の安定化を図ることのでき
る誘導電動機の回転子導体製造方法を提供することを目
的とする。 【構成】 回転子鉄心1に設けられる複数のスロット4
内に挿入される導体バー5とエンドリング8とを備え、
導体バー5の端面とエンドリング8をその接触面におい
て摺動摩擦の発熱による金属融解を用いて相互の電気的
接続を行い一体にして製造する方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家電製品のファン駆動用
などに使用される誘導電動機の回転子導体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導電動機の回転子はその製造過
程において、コストの合理化と共に作業環境の改善が強
く求められている。
【0003】以下、従来の誘導電動機の回転子導体製造
方法について図18〜図21を参照しながら説明す。図
に示すように、複数個の丸型のスロット101を外周部
近傍に配置し、各スロット101に、開口部102を設
けた回転子鉄心103を一枚ごとに微少角度ずつ回転子
軸104の円周方向に回転させ、複数枚積層してスキュ
ーを形成した後、導電材料性の導体バー105を前記ス
ロット101の内部に挿入し、積層した回転子鉄心10
3の軸方向の両側端面において、前記導体バー105を
挿通または嵌合させる孔106を有する導電材料性のエ
ンドリング107を組み分け、前記導体バー105とエ
ンドリング107とをガス溶接108もしくわ半田付け
などにより、相互の電気的接続を行い回転子導体を一体
に構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
電動機の回転子導体の製造方法では、燃焼性ガスの発生
や、半田ヒコームの発生など作業環境上の問題のほか、
ガス溶接では導体バー105およびエンドリング107
の断面積を一定に保持することが困難で電動機としての
回転性能が不安定となると共に、溶融アルミが回転子鉄
心103の外周部からはみ出てしまい工程不良の原因と
なる危険性があり、また、ガス温度や溶融範囲の設定や
作業時間の短縮が困難であるなどの問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、導体
バーとエンドリングを他の物質を介在させることなく相
互の電気的接続を行い、作業環境の改善、作業時間の短
縮、工程不良率の低減、電動機回転性能の安定化を図る
ことのできる誘導電動機の回転子導体の製造方法を提供
することを第1の目的とする。
【0006】また第2の目的は導体バーの両端面とエン
ドリングとを同時に同一回転速度で逆方向に摺動させる
ことにより、電気的接続作業を同一条件で相互の溶着を
一度に行うと共に作業時間の大幅な短縮を図ることにあ
る。
【0007】また第3の目的は導体バーとエンドリング
の一体化が終了直後に回転子鉄心などに加わる機械的な
歪力を軽減し、前記回転子導体接合部の変形,破壊など
を軽減し工程不良率の低減を図ることにある。
【0008】また、第4の目的は、導体バーとエンドリ
ングの一体化が終了直後にエンドリングの保持固着を解
除し、回転子導体接合部などに歪力が加わることを防止
することにある。
【0009】また、第5の目的は、部品点数を削減し、
作業時間の削減を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、回転子軸の周りに微少角度
ずつ回転させ、スキューされて連続的に積層固着された
回転子鉄心と、この回転子鉄心の外周部近傍に設けた複
数のスロット内に挿入または圧入された導体材料からな
る導体バーと導体材料の板材からなるエンドリングとを
備え、前記導体バーの端面とエンドリングは、その接触
面において摺動摩擦の発熱による金属融解を用いて相互
の電気的接続を行い一体に製造する誘導電動機の回転子
導体製造方法としたものである。
【0011】また、第2の目的を達成するために第2の
手段は、スロットに挿入された導体バーを有する回転子
鉄心を保持し回転する回転子鉄心保持部材と、エンドリ
ングを保持し、前記導体バーの端面にエンドリングを押
圧し回転する一対のエンドリング保持部材とを備え、前
記回転子鉄心保持部材と前記エンドリング保持部材を同
一速度で逆方向に回転して導体バーとエンドリングの電
気的接続を行い製造する誘導電動機の回転子導体製造方
法としたものである。
【0012】また、第3の目的を達成するために第3の
手段は、スロットに挿入された導体バーを有する回転子
鉄心を保持する回転あるいは停止可能な回転子鉄心保持
部材と、エンドリングを保持し、前記導体バーの端面に
エンドリングを押圧する回転自在なエンドリング保持部
材とを備え、前記回転子鉄心保持部材の回転を停止し、
エンドリング保持部材を回転し、導体バーとエンドリン
グを溶着一体化した直後に回転子鉄心保持部材を前記エ
ンドリング保持部材と同一速度で回転して製造する誘導
電動機の回転子導体製造方法としたものである。
【0013】また、第4の目的を達成するために第4の
手段は、スロットに挿入された導体バーを有する回転子
鉄心を保持する回転子鉄心保持部材と、エンドリングを
着脱手段を介して保持し、前記導体バーの端面にエンド
リングを押圧し回転するエンドリング保持部材とを備
え、前記導体バーと、エンドリングを溶着して一体化し
た直後に前記エンドリング保持部材よりエンドリングを
離脱せしめて製造する誘導電動機の回転子導体製造方法
としたものである。
【0014】また、第5の目的を達成するために第5の
手段は、回転子鉄心のスロットに両端が回転子鉄心の軸
方向端面より突出するように挿入された導体バーと、高
熱容量性でかつ高溶解温度性材料からなり、エンドリン
グ形状を形成する凹型断面を有し、前記導体バーの端面
に押圧し回転するエンドリング成型部材とを備え、前記
導体バーとエンドリング成型部材との摺動摩擦による発
熱により、前記導体バーの端面を溶解してエンドリング
を形成し製造する誘導電動機の回転子導体製造方法とし
ている。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1手段の方法により、導体
バーとエンドリングとの対向接触部は摺動摩擦の発熱に
より溶解し一体化され、相互の金属融解による溶融接合
部を介して導体バーとエンドリングが電気的に接続され
回転子導体が製造されることとなる。
【0016】また、第2手段の方法により、導体バーを
有する回転子鉄心が回転子鉄心保持部材により保持さ
れ、エンドリングがエンドリング保持部材により保持さ
れ、回転子鉄心保持部材と一対のエンドリング保持部材
が同一速度で逆方向に回転するので、導体バーの両端面
を同時に金属融解ができ一対のエンドリングを一度に導
体バーに電気的に接続ができることとなる。
【0017】また、第3手段の方法により、導体バーと
エンドリングとの電気的接続が完了した直後に回転子鉄
心保持部材をエンドリング保持部材と同方向に同一回転
速度で回転するので、導体バーとエンドリングとの接合
部、すなわち溶融接合部やエンドリングなどに対し変形
力等の負荷が印加されることが防止されることとなる。
【0018】また、第4手段の方法により、導体バーと
エンドリングとの電気的接続が完了直後にエンドリング
を保持している着脱手段による固着を解除してエンドリ
ングがエンドリング保持部材より離脱され、導体バーを
設けた回転子鉄心とエンドリングは一体となり回転する
ので、導体バーの溶融接合部やエンドリングに対し変形
力等の負荷が印加されることが防止されることとなる。
【0019】また、第5手段の方法により、回転子鉄心
の軸方向の端面より突出した導体バーの突出部分が溶解
し、エンドリング成型部材によりエンドリングが形成で
きるので別部品としてのエンドリングの必要がなくなる
こととなる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図1
〜図9を参照しながら説明する。
【0021】図に示すように回転子鉄心1には回転子軸
2が嵌合される回転子軸孔3と外周部近傍にはスロット
4を複数個設け、適当なスキュー値(角度Q)で積層さ
れて前記回転子軸2に固着されている。
【0022】そして、スロット4には円柱状の導体バー
5を挿入または圧入し、回転子鉄心1の外周部を回転子
鉄心保持部材6により固着保持し、前記導体バー5はそ
の負荷側または反負荷側の端部において、エンドリング
保持部材7により回転自在に保持されたエンドリング8
と対向接触し、導体バー5の回転子軸2方向に加圧した
状態で保持されている。
【0023】そして、回転子鉄心保持部材6を固定し、
エンドリング保持部材7を回転手段(図示せず)を用い
て高速回転させて摩擦発熱を生じさせることにより、導
体バー5とエンドリング8との対向接触部を溶解し一体
化して、相互の金属融解による溶融接合部9を介し電気
的接続を行う方法とする。
【0024】このように本発明の第1の実施例における
誘導電動機の回転子導体の製造方法によれば、円柱状の
導体バー5とドーナツ状のエンドリング8相互の対向接
触部周辺の一部を直接溶解することにより電気的接続を
行うので、エンドリング8の加工や、このエンドリング
8と導体バー5との組み付け工程が簡略化されると共
に、導体材料の回転子鉄心1の外径からのはみ出しや、
回転子導体断面積のばらつきを防止し、前記導体バー5
とエンドリング8との接合用部材を不要とし作業環境の
悪化を防止することができることとなる。
【0025】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図10を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分には同一符号をつけて詳細な説明を省略
する。(以下、各実施例についても同称にする。) 図に示すように複数個のスロット4にセットされた導体
バー5を有する回転子鉄心1を鉄心保持部材6により固
着保持し、前記導体バー5は回転子鉄心1の負荷側およ
び反負荷側の端部においてエンドリング保持部材7a,
7bにより回転自在に保持されたエンドリング8a,8
bと回転子軸2方向にそれぞれ加圧されて対向接触して
いる。
【0026】そして、鉄心保持部材6を固定し、エンド
リング保持部材7a,7bをそれぞれ反対方向に高速回
転させ摩擦発熱を生じさせることにより、導体バー5と
エンドリング8a,8bとの対向接触部を同時に溶解し
て一体化し、相互の金属融解により第1実施例の溶融接
合部9に相当する部分を介し電気的に接続する方法とす
る。
【0027】このように本発明の第2実施例における誘
導電動機の回転子導体の製造方法によれば、導体バー5
と負荷側および反負荷側のエンドリング8aと8bを同
時に同等の条件で金属融解による電気的接続作業を極め
て短時間で行うことができることとなる。
【0028】(実施例3)以下、本発明の第3実施例に
ついて図11を参照しながら説明する。
【0029】図に示すように、スロット4に挿入された
導体バー5を有する回転子鉄心1を保持する回転子鉄心
保持部材6aを回転あるいは停止可能に設け、エンドリ
ング8を保持し、前記導体バー5の端面にエンドリング
8を押圧する回転自在なエンドリング保持部材7とを設
ける。
【0030】そして、回転子鉄心保持部材6aの回転を
停止させた状態でエンドリング保持部材7を高速回転さ
せ、導体バー5とエンドリング8との電気的接続が完了
直後に回転子鉄心1を保持していた回転子鉄心保持部材
6aの停止状態を解除して、エンドリング8を保持し高
速回転中のエンドリング保持部材7と同方向に同一回転
速度まで瞬時にして立上がらせ、導体バー5とエンドリ
ング8との接合部すなわち第1実施例の溶融接合部9に
相当する部分と、エンドリング8などに対し変形力等の
負荷が印加されることを防止することができる。
【0031】このように本発明の第3実施例における誘
導電動機の回転子導体の製造方法によれば導体バー5と
エンドリング8の一体化が終了直後に回転子鉄心1に加
わる機械的な歪力を軽減することができることとなる。
【0032】(実施例4)以下、本発明の第4実施例に
ついて図12を参照しながら説明する。
【0033】図に示すように、スロット4に挿入された
導体バー5を有する回転子鉄心1を保持する回転子鉄心
保持部材6と、エンドリング8をチャッキング装置(図
示せず)などにより着脱自在に保持し、前記導体バー5
の端面にエンドリング8を押圧する回転自在なエンドリ
ング保持部材7cとを設ける。
【0034】そして、回転子鉄心保持部材6により回転
子鉄心1の回動を阻止した状態でエンドリング8を保持
したエンドリング保持部材7cを高速回転させ、導体バ
ー5とエンドリング8との電気的接続が完了直後にエン
ドリング保持部材7cのチャッキング装置を解放して、
エンドリング保持部材7cよりエンドリングを離脱せし
め、エンドリング保持部材7cの回動力がエンドリング
8側に伝達されないようにして、回転子鉄心1やエンド
リング8に対し変形力等の負荷が印加されるのが防止さ
れることとなる。
【0035】このように本発明の第4実施例における誘
導電動機の回転子導体製造方法によれば、導体バー5と
エンドリング8の一体化が終了直後に溶融接合部に加わ
る機械的な歪力を軽減することができることとなる。
【0036】(実施例5)以下、本発明の第5実施例に
ついて図13〜図17を参照しながら説明する。
【0037】図に示すように回転子鉄心1のスロット4
に挿入される導体バー5aの両端部をエンドリング8c
の総容量をスロット数により分けた量に相当する量だけ
回転子鉄心1の軸方向の端面より突出させ、前記エンド
リング8cの形状と同じ凹型断面を有すると共に高熱容
量(高溶解温度)性材料からなるエンドリング成型部材
10を形成する。
【0038】そして、回転子鉄心1は回転子鉄心保持部
材6により回転を阻止するように保持し、前記エンドリ
ング成型部材10は軸方向に加圧されて回転自在に設け
られ、前記導体バー5aの端面にエンドリング成型部材
10を接触させ高速回転することにより、導体バー5a
の回転子鉄心1から突出した部分が溶解し、エンドリン
グ8cが成型される。
【0039】このように本発明の第5実施例における誘
導電動機の回転子導体製造方法によれば、導体バー5a
の端部を溶解することによりエンドリング8cを形成す
るため、別部品としてのエンドリングが不要となると共
に、エンドリングを別個に製造する製造工程の必要もな
くなることとなる。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば導体バーの端面とエンドリングとの金属摩擦
により相互の電気的接続を行う方法であるので、作業時
間の短縮、作業環境の改善、工程不良率の低減および電
動機回転性能の安定化を図ることのできる誘導電動機の
回転子導体製造方法を提供できる。
【0041】また、スロットに挿入された導体バーを有
する回転子鉄心を保持する回転子鉄心保持部材と、エン
ドリングを保持し、前記導体バーの端面にエンドリング
を押圧するエンドリング保持部材を一対設け、回転子鉄
心保持部材とエンドリング保持部材を同一速度で逆方向
に回転するようにしているので、導体バーとエンドリン
グの電気的接続が回転子鉄心の両側において同等の溶融
条件で行うことができ、大幅な作業時間の短縮を図るこ
とができる。
【0042】また、導体バーとエンドリングの電気的接
続が終了直後にエンドリングは導体バーの設けられた回
転子鉄心と共に回転するようにしているので、回転子鉄
心に加わる歪力を軽減し、前記導体バーとエンドリング
の接合部の変形,破壊等の工程不良の低減を図ることが
できる。
【0043】また、導体バーとエンドリングの電気的接
続が終了直後にエンドリングの保持固着を解除するよう
にしているので、前記エンドリング,導体バーと回転子
鉄心の接合部等の変形,破壊を防止し工程不良の低減を
図ることができる。
【0044】また、回転子鉄心の端面より突出し設けら
れる導体バーの端部をエンドリング成型部材による摩擦
により溶解し、エンドリングを成型するようにしている
ので、別個にエンドリングの必要がなくなり部品点数の
削減、作業時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の誘導電動機の回転子導体
製造方法により導体バーとエンドリングの接合時の状態
を示す拡大断面図
【図2】同第1実施例の回転子鉄心に導体バーを設けた
状態を示す斜視図
【図3】同第1実施例の積層前の回転子鉄心の斜視図
【図4】同第1実施例の回転子鉄心の側面図
【図5】同第1実施例の方法により製造した回転子の斜
視図
【図6】同第1実施例のエンドリングの斜視図
【図7】同第1実施例の導体バーの斜視図
【図8】同第1実施例の製造時の部材構成を示す斜視図
【図9】同第1実施例の導体バーとエンドリングの溶融
接合部を示す概略断面図
【図10】同第2実施例の製造時の部材構成を示す斜視
【図11】同第3実施例の製造時の部材構成を示す斜視
【図12】同第4実施例の製造時の部材構成を示す斜視
【図13】同第5実施例の回転子鉄心に導体バーを設け
た状態を示す斜視図
【図14】同第5実施例の製造時の部材構成を示す斜視
【図15】同第5実施例のエンドリング成型部材の斜視
【図16】同第5実施例のエンドリング成型部材の断面
【図17】同第5実施例の方法により製造された回転子
の斜視図
【図18】従来の回転子に用いられる導体バーの斜視図
【図19】同エンドリングの斜視図
【図20】同回転子の斜視図
【図21】同積層前の回転子鉄心の斜視図
【符号の説明】
1 回転子鉄心 2 回転子軸 4 スロット 5,5a 導体バー 6,6a 回転子鉄心保持部材 7,7a,7b,7c エンドリング保持部材 8,8a,8b,8c エンドリング 9 溶融接合部 10 エンドリング成型部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸の周りに微少角度ずつ回転さ
    せ、スキューされて連続的に積層固着された回転子鉄心
    と、この回転子鉄心の外周部近傍に設けた複数のスロッ
    ト内に挿入または圧入された導体材料からなる導体バー
    と導体材料の板材からなるエンドリングとを備え、前記
    導体バーの端面とエンドリングは、その接触面において
    摺動摩擦の発熱による金属融解を用いて相互の電気的接
    続を行い一体に製造する誘導電動機の回転子導体製造方
    法。
  2. 【請求項2】 スロットに挿入された導体バーを有する
    回転子鉄心を保持し回転する回転子鉄心保持部材と、エ
    ンドリングを保持し、前記導体バーの端面にエンドリン
    グを押圧し回転する一対のエンドリング保持部材とを備
    え、前記回転子鉄心保持部材と前記エンドリング保持部
    材を同一速度で逆方向に回転して製造する請求項1記載
    の誘導電動機の回転子導体製造方法。
  3. 【請求項3】 スロットに挿入された導体バーを有する
    回転子鉄心を保持する回転あるいは停止可能な回転子鉄
    心保持部材と、エンドリングを保持し、前記導体バーの
    端面にエンドリングを押圧する回転自在なエンドリング
    保持部材とを備え、前記回転子鉄心保持部材の回転を停
    止し、エンドリング保持部材を回転し、導体バーとエン
    ドリングを溶着一体化直後に回転子鉄心保持部材を前記
    エンドリング保持部材と同一速度で回転して製造する請
    求項1記載の誘導電動機の回転子導体製造方法。
  4. 【請求項4】 スロットに挿入された導体バーを有する
    回転子鉄心を保持する回転子鉄心保持部材と、エンドリ
    ングを着脱手段を介して保持し、前記導体バーの端面に
    エンドリングを押圧し回転するエンドリング保持部材と
    を備え、前記導体バーとエンドリングを溶着一体化直後
    に前記エンドリング保持部材よりエンドリングを離脱せ
    しめて製造する請求項1記載の誘導電動機の回転子導体
    製造方法。
  5. 【請求項5】 回転子鉄心のスロットに両端が回転子鉄
    心より突出するように挿入された導体バーと、高熱容量
    性でかつ高溶解温度性材料からなり、エンドリング形状
    を形成する凹形断面を有し、前記導体バーの端面に押圧
    し回転するエンドリング成型部材とを備え、前記導体バ
    ーとエンドリング成型部材との摺動摩擦による発熱によ
    り、前記導体バーの端面を溶解してエンドリングを形成
    して製造する誘導電動機の回転子導体製造方法。
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