JP2646139B2 - アウタロータモータの軸受構造 - Google Patents

アウタロータモータの軸受構造

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロータがステータコアの外側で回転するア
ウタロータモータに関し、特に、ロータに結合された回
転軸を有するアウタロータモータの軸受構造に関するも
のである。
[従来の技術] 従来のこの種のアウタロータモータの軸受構造とし
て、実公昭51−48642号公報に掲載の技術を挙げること
ができる。
第4図は前掲公報に開示された従来のアウタロータモ
ータの軸受構造を示す部材破断側面図である。
図において、21はステータコア、22は前記ステータコ
ア21に巻装された巻線、23はステータコア21の内周に圧
入された筒状のステータ支持部材、24は前記ステータ支
持部材23を介しステータコア21をモータフレーム等に保
持する保持台、25はステータ支持部材23の両端部内周に
圧入された一対の軸受部材である。26はステータコア21
の外側に配設されたロータ、27は前記ロータ26を支持す
るロータ支持部材、28は前記ロータ支持部材27を介して
ロータ26に結合された回転軸である。
上記のように構成されたアウタロータモータにおいて
は、前記回転軸28が軸受部材25に軸支されることによ
り、ロータ26がステータコア21の外側で回転される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のアウタロータモータの軸受構造によ
ると、一対の軸受部材25が、ステータコア21に対応しな
い軸方向位置において、ステータ支持部材23の内周に圧
入されているので、合成樹脂製のステータ支持部材23を
使用した場合、高温時の熱で、軸受部材25より大きな線
膨張係数のステータ支持部材23の両端部が拡径して、軸
受部材25の圧着力が著しく低下し、ロータ26の回転に支
障をきたす可能性があった。
一方、他の特許公報、例えば、特開昭54−140102号公
報では、ステータ支持部材がその内周部で軸受を支持
し、外周の軸方向の凹凸を介してステータを支持する技
術を開示している。しかし、このものでは圧縮弾性力が
高い金属の支持金具により軸受を保持するものであるた
め、圧縮弾性力の低い樹脂を支持部材は使用できない問
題がある。
また、特開昭63−18163号公報のものでは、軸受を圧
入ハウジングに樹脂を用いているが、この圧入により膨
らむ部分はステータに接触しないようにしてあり、しか
もステータを支持するハウジングの外周に対応する内周
には空隙が設けられている。そのため、ステータを支持
する力と軸受を支持する力は分散され、ステータと軸受
の支持を強固になりにくいという問題がある。
そこで、本発明では、高温時にもステータ及び軸受の
保持が強固にできる樹脂製の支持部材を用いたアウタロ
ータモータの軸受構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明では、ロータに結合された回転軸を支持する
軸受部材と、この軸受部材を圧入し、ステータコアの内
周に圧入される筒状のステータ支持部材とを有するアウ
タロータモータの軸受構造であって、前記ステータ支持
部材は、その外周に軸方向に突出し先端が軸方向に対し
て傾斜する複数の凸部によってステータコアを支持する
合成樹脂から構成すると共に、この凸部とステータコア
との圧入部分に対応する前記ステータ支持部材の内周面
の周方向及び軸方向位置において軸受部材が支持されて
いるものである。
[作用] この発明では、平温時にはステータコアの圧入力を受
ける凸部の裏の部分が即座に内周の軸受部材の保持を担
う保持力に変化し、内容に軸受部材及びステータコアが
保持される。ステータコアが高温となり、このため合成
樹脂製のステータ支持部材が膨張しても、このステータ
支持部材の膨張は、外周に設けられた複数の凸部を介し
てステータコアの内周に規制され続けるため、この凸部
裏の部分で圧入されている軸受部材の圧入状態が維持さ
れ続け、このため高温時にもステータコア及び軸受部材
の保持が強固に行われる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した実施例を図面に従って説明
する。
第1図は本発明によるアウタロータモータの軸受構造
の一実施例を示す断面図、第2図は第1図のステータ支
持部材を示す斜視図である。
図において、1はステータコア、2は前記ステータコ
ア1に巻装された巻線、3はステータコア1の内周に圧
入された合成樹脂からなる筒状のステータ支持部材、4
は前記ステータ支持部材3を介しステータコア1をモー
タフレーム等に保持する保持台である。
前記ステータ支持部材3の基端部には、前記保持台4
の内周に係止される大径部5が突設されている。また、
ステータ支持部材3の先端部には、ステータコア1に隙
間嵌めされる小径部6が設けられ、その小径部6の内周
側には、係止段部7が形成されている。更に、ステータ
支持部材3の中間部外周には、ステータコア1の内周面
に圧接される複数の凸部8が、ステータコア1の厚さよ
り短かい長さで軸方向に延びるように形成されている。
9は前記ステータ支持部材3の内周に圧入された軸受
部材としての含油性合金からなるスリーブ軸受である。
前記スリーブ軸受9は、その先端部分がステータ支持部
材3とステータコア1との圧入部に対応する軸方向位
置、すなわち、ステータ支持部材3の前記凸部8の内周
側に位置するように、ステータ支持部材3の前記係止段
部7に位置決め係止されている。
10は前記スリーブ軸受9に挿通された回転軸、11は前
記回転軸10に固定結合されたカップ状のロータ支持部
材、12はステータコア1を外側から囲繞するように前記
ロータ支持部材11の内周面に固着されたロータである。
上記のように構成された本実施例のアウタロータモー
タの軸受構造において、次に、各部材の組付方法につい
て説明する。
組付けに際しては、まず、ステータ支持部材3を保持
台4の内側に挿入して、ステータ支持部材3の凸部8を
保持台4から露出させる。次いで、ステータコア1をス
テータ支持部材3の小径部6に隙間嵌めして、ステータ
支持部材3に対するステータコア1の同心度及び直交度
を出したのち、ステータコア1を更に押し込んでステー
タ支持部材3の凸部8に圧入する。次に、スリーブ軸受
9をステータ支持部材3の内周に圧入して、その先端を
ステータ支持部材3の係止段部7に係止する。こうすれ
ば、スリーブ軸受9の先端部外周面とステータコア1の
内周面との間にステータ支持部材3の凸部8が挟着され
る。その後、ロータ12がステータコア1に外側から対向
するように、回転軸10をスリーブ軸受9に挿入する。
このように、本実施例のアウタロータモータの軸受構
造は、ステータコア1の内周に圧入され、ステータコア
1を固定支持する合成樹脂からなる筒状のステータ支持
部材3と、そのステータ支持部材3とステータコア1と
の圧入部に対応する軸方向位置において、ステータ支持
部材3の内周に圧入され、ロータ12に結合された回転軸
10を支持する軸受部材としての含油性合金からなるスリ
ーブ軸受9とから構成したものである。
したがって、本発明のアウタロータモータの軸受構造
によれば、スリーブ軸受9がステータ支持部材3とステ
ータコア1との圧入部に対応する軸方向位置においてス
テータ支持部材3の内周に圧入されているので、熱によ
るステータ支持部材3のみの拡径がステータコア1によ
って阻止される。また、鉄製のステータコア1及び含油
性合金製のスリーブ軸受9の線膨張係数がほぼ同等であ
るため、熱により全体が拡径した場合でも、スリーブ軸
受9の所定の圧入代が確保される。したがって、高温時
でも、合成樹脂製のステータ支持部材3に対しスリーブ
軸受9を強力に圧着保持でき、回転軸10を常時安定した
状態で精度よく支持することができる。
また、本実施例のステータ支持部材3は、その外周面
に軸方向に沿って形成された凹部を挾んで形成された複
数の凸部8を具備しているので、ステータコア1の圧入
代にばらつきがある場合でも、それに対応する部分の凸
部8が適宜量塑性変形されて、そのばらつきが吸収され
る。このため、ステータ支持部材3の全外周面に対しス
テータコア1を圧入する場合とは異なり、局部的に過大
な圧入力が作用するおそれがなく、圧入力を各部均一に
して、破損等の原因を予め除去しておくことができる。
更に、本実施例のステータ支持部材3においては、前
記凸部8がステータコア1の厚さより短く形成されると
ともに、その凸部8の先端側にステータコア1に対し隙
間嵌めされる小径部6が設けられているから、ステータ
コア1を小径部6に嵌めた段階で、ステータコア1とス
テータ支持部材3との同心度及び直交度を正確に出した
のち、そのステータコア1を凸部8に簡単に圧入するこ
とができる。
ところで、上記実施例では、軸受部材として含油性合
金製のスリーブ軸受9が使用されているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、第3図に示すように、軸
受部材として玉軸受を使用して実施することも可能であ
る。
第3図は本発明によるアウタロータモータの軸受構造
の別の実施例を示す断面図である。
図において、3は合成樹脂からなる筒状のステータ支
持部材であり、その外面形状は前記実施例と同様である
が、中央部内周面に係止段部7を具備している。前記ス
テータ支持部材3の内周には、第1玉軸受14及び第2玉
軸受15が両側から圧入され、前記係止段部7によってそ
れぞれ位置決め係止されている。そして、第1玉軸受14
は、ステータコア1とステータ支持部材3との圧入部に
位置して、ステータコア1との間でステータ支持部材3
の凸部8を挾持している。その他の構成は前記実施例と
同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省
略する。
この別の実施例によっても、第1玉軸受14がステータ
コア1とステータ支持部材3との圧入部に対応する位置
に配置されているので、前記実施例と同様、高温時の熱
によるステータ支持部材3のみの拡径ステータコア1に
より防止して、ステータ支持部材3に対し第1玉軸受14
を強力に圧着保持でき、もって、ロータ12の回転精度を
常時良好に維持することができる。
[発明の効果] この発明によれば、平温時にはステータコアの圧入力
を受ける凸部の裏の部分が即座に内周の軸受部材の保持
を担う保持力に変化し、容易に軸受部材及びステータコ
アの保持ができ、ステータコアが高温となり、このため
合成樹脂製のステータ支持部材が膨張しても、このステ
ータ支持部材の膨張は、外周に設けられた複数の凸部を
介してステータコアの内周に規制され続けるため、この
凸部裏の部分で圧入されている軸受部材の圧入状態が維
持され続け、このため高温時にもステータコア及び軸受
部材の保持が強固にできる樹脂製の支持部材を用いたア
ウタロータモータの軸受構造を提供できる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアウタロータモータの軸受構造の
一実施例を示す断面図、第2図は第1図のステータ支持
部材を示す斜視図、第3図は本発明によるアウタロータ
モータの軸受構造の別の実施例を示す断面図、第4図は
従来のアウタロータモータの軸受構造を示す部分破断側
面図である。 図において、 1:ステータコア、3:ステータ支持部材 9:スリーブ軸受、10:回転軸 12:ロータ、14:第1玉軸受 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
材を示すものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータに結合された回転軸を支持する軸受
    部材と、この軸受部材を圧入し、ステータコアの内周に
    圧入される筒状のステータ支持部材とを有するアウタロ
    ータモータの軸受構造であって、前記ステータ支持部材
    は、その外周に軸方向に突出し先端が軸方向に対して傾
    斜する複数の凸部によってステータコアを支持する合成
    樹脂から構成すると共に、この凸部とスーテタコアとの
    圧入部分に対応する前記ステータ支持部材の内周面の周
    方向及び軸方向位置において軸受部材が支持されている
    ことを特徴とするアウタロータモータの軸受構造。
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