JP2002224854A - 摩擦圧接方法及び摩擦圧接装置 - Google Patents

摩擦圧接方法及び摩擦圧接装置

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JP2002224854A
JP2002224854A JP2001024272A JP2001024272A JP2002224854A JP 2002224854 A JP2002224854 A JP 2002224854A JP 2001024272 A JP2001024272 A JP 2001024272A JP 2001024272 A JP2001024272 A JP 2001024272A JP 2002224854 A JP2002224854 A JP 2002224854A
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rotating
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friction
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Morio Sano
守夫 佐野
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IZUMI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接合部材の形状や材質等の制限が少な
く、短時間に被接合部材を摩擦圧接させることができる
摩擦圧接方法及び摩擦圧接装置を提供する。 【解決手段】 回転可能な主軸15の回転部16と、回
転部16の端部に設けられる凸部18と、第二の被接合
部材21を回転部16に挿入可能な孔17と、第一の被
接合部材22を固定する把持装置4をテーブル3に備
え、駆動可能なテーブル3で摩擦圧接装置1は構成され
る。第二の被接合部材21を孔17に挿入し、凸部18
を圧接することで第二の被接合部材21に凹部24を形
成し、凸部18と凹部24を係合させた状態で、回転部
16の回転力を第一の被接合部材22に伝達し、第二の
被接合部材21と第一の被接合部材22を摩擦圧接す
る。このため、第二の被接合部材21を主軸15にチャ
ックや治具等によって取りつける工程や取り外す工程が
省略でき、加工時間は短縮化される。また、第二の被接
合部材21には、回転部16の孔17に挿入可能な挿入
部を設ければよいため、制約も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦圧接方法及び
摩擦圧接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被接合部材を接合する接合装置として、
摩擦圧接機が知られている。摩擦圧接機は、例えば、第
一の被接合部材を固定し、第二の被接合部材を、回転さ
せた状態で第一の被接合部材側に押圧することによっ
て、第一の被接合部材と第二の被接合部材を摩擦熱で接
合するものである。従来の摩擦圧接機では、回転部の回
転力を第二の被接合部材に伝達するための把持装置(ク
ランプ装置)が用いられている。把持装置(クランプ装
置)としては、例えば、第二の被接合部材の外周部また
は内周部を把持するチャックが用いられる。あるいは、
第二の被接合部材を嵌合可能な多角形の孔部が設けられ
た治具が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被接合
部材の形状や材質等によっては、把持装置で把持するこ
とができない場合がある。例えば、チャックによって把
持される箇所にネジ部が形成されている場合には、チャ
ックによってネジ山がつぶれる可能性がある。また、被
接合部材が黄銅等のような柔らかい材質で形成されてい
る場合には、チャックによって被接合部材に傷がつく可
能性がある。また、治具を用いる場合、治具の孔部に嵌
合可能な多角形の挿入部を形成する必要がある。さら
に、被接合部材をチャックや治具に着脱する作業が必要
であるため接合時間が長くなる。本発明は、このような
問題点を解決するために創案されたものであり、被接合
部材の形状や材質等の制限が少なく、また短時間に被接
合部材を摩擦圧接させることができる摩擦圧接方法及び
摩擦圧接装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの
摩擦圧接方法である。請求項1に記載の摩擦圧接は、第
一及び第二の被接合部材の一方を回転させる回転部と一
方の被接合部材を圧接させて回転部の回転力を一方の被
接合部材に伝達する伝達手段を形成する。これにより、
被接合部材の形状や材質等の制限が少ない。また、被接
合部材をチャックや治具に着脱する作業が不要であるた
め、短時間に被接合部材を摩擦圧接させることができ
る。また、本発明の第2発明は、請求項2に記載された
とおりの摩擦圧接方法である。請求項2に記載の摩擦圧
接方法は、回転部に形成した凸部によって第二の被接合
部材に凹部を形成する。これにより、伝達手段を簡単な
構成で、容易に形成することができる。また、本発明の
第3発明は、請求項3に記載されたとおりの摩擦圧接装
置である。請求項3に記載の摩擦圧接装置は、第一及び
第二の被接合部材の一方を回転させる回転部と、回転部
に設けられ、圧接によって一方の被接合部材に伝達手段
を形成する凸部を備える。これにより、被接合部材の形
状や材質等の制限が少ない。また、被接合部材をチャッ
クや治具に着脱する作業が不要であるため、短時間に被
接合部材を摩擦圧接させることができる。また、本発明
の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの摩擦圧接
装置である。請求項4に記載の摩擦圧接装置は、回転部
に複数の凸部が設けられている。これにより、回転部の
回転力を確実に第二の被接合部材に伝達することができ
る。また、本発明の第5発明は、請求項5に記載された
とおりの摩擦圧接装置である。請求項5に記載の摩擦圧
接装置は、回転部に外周あるいは内周が多角形に形成さ
れている凸部が設けられている。これにより、回転部の
回転力を確実に第二の被接合部材に伝達することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一の実施の形
態を、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本発明の
摩擦圧接装置の一実施の形態の断面図を示す。図2aは
本実施の形態で用いる、凸部を有する回転部の断面図を
示し、図2bは正面図を示し、図2cは斜視図を示す図
である。図3aは、摩擦圧接前の第二の被接合部材を示
す図であり、図3bは第一の被接合部材を示す図であ
る。図4は、回転部と被接合部材を係合させた状態を示
す。図5は、被接合部材を摩擦圧接させる動作を示すフ
ローチャート図である。なお、以下では、第二の被接合
部材21を、回転させた状態で第一の被接合部材22に
圧接させることによって、第一の被接合部材22と第二
の被接合部材21を摩擦圧接させる場合について説明す
る。
【0006】摩擦圧接装置1は、フレーム2を有する。
フレーム2には、主軸15が、軸受けを介して回転可能
に取り付けられている。主軸15には、モータ11の駆
動力が、モータ11の出力軸に連結された出力プーリ1
2、ベルト13、主軸15に連結された入力プーリ14
を介して伝達される。主軸15の端部(図1の右側の端
部)には、第二の被接合部材21に回転力を伝達するた
めの回転部16が設けられている。回転部16には、図
2a及び図2bに示すように、第二の被接合部材21の
挿入部21aが挿入可能な孔17が設けられている。本
実施の形態では、第二の被接合部材21の挿入部21a
及び孔17は断面が円形に形成されている。なお、例え
ば、挿入部21aは第二の被接合部材21の軸方向にテ
ーパ形状になっていてもよい。また、回転部16の端部
(図1の右側の端部)には、凸部18が設けられてい
る。本実施の形態では、凸部18は、孔17の外周側
の、半径方向に対向する位置に2個設けられている。凸
部18は、第二の被接合部材21に圧接することによっ
て、第二の被接合部材21の当接部21bに凹部24が
形成され易いように形状や材質が設定されている。本実
施の形態では、凸部18は、断面が扇形状に形成され、
凸部18の先端形状はフラット面で形成されている。ま
た、凸部18は、第二の被接合部材21の材質より硬度
が高い材質で形成されている。回転部16の凸部18
と、第二の被接合部材21に形成された凹部(伝達部)
とによって、回転部16の回転力を第二の被接合部材2
1に伝達する伝達手段が構成される。また、本実施の形
態では、第二の被接合部材21に凹部24が形成され易
くするために、当接部21bは傾斜面状に形成されてい
る。なお、挿入部21aの外径や長さ、凸部18の長
さ、孔17の内径等は、第二の被接合部材21に凹部2
4が形成されるまで、第二の被接合部材21を回転部1
6に保持可能であればよい。
【0007】一方、第一の被接合部材22は、テーブル
3に取り付けられている把持装置(クランプ装置)4に
よって固定される。テーブル3は、フレーム2に設けら
れている補助フレーム2aに対して、図1に矢印で示す
方向に油圧手段5によって移動可能である。油圧手段5
によって、第一の被接合部材22と第二の被接合部材2
1の圧接力(押圧力)が調節される。なお、摩擦圧接装
置1には、摩擦圧接装置1の各部を制御する制御手段
(図示省略)が設けられている。
【0008】次に、上記のように構成された摩擦圧接装
置1を用いて第一の被接合部材22と第二の被接合部材
21を摩擦圧接させる動作を、図5に示すフローチャー
ト図を用いて説明する。いま、テーブル3が、待機位置
に位置しているものとする。まず、ステップS1で、被
接合部材を取り付ける。例えば、第一の被接合部材22
をクランプ装置4により固定保持する。また、第二の被
接合部材21の挿入部21aを回転部16の孔17に挿
入する。次に、ステップS2で、テーブル3を前進させ
る。例えば、油圧手段5を制御して、テーブル3を前進
方向(図1の左方向)に移動させる。次に、ステップS
3で、第一の被接合部材22と第二の被接合部材21を
係合(圧接)させる。例えば、油圧手段5を制御して、
第二の被接合部材21と第一の被接合部材22の押圧力
を所定値P1に制御する。これにより、回転部16の凸
部18が第二の被接合部材21の当接部21bに食い込
み、当接部21bに凹部24が形成される。この凸部1
8と凹部24とによって、回転部16の回転力を第二の
被接合部材21に伝達する伝達手段が構成される。
【0009】次に、ステップS4で、主軸15を回転さ
せる。例えば、モータ11を回転させて、主軸15を所
定回転数N(rpm)で回転させる。この時、回転部1
6の凸部18と、第二の被接合部材21に形成された凹
部24が係合しているため、主軸15の回転力によっ
て、第二の被接合部材21が回転する。次に、ステップ
S5で、摩擦発熱させる。例えば、主軸15を所定回転
数N(rpm)で回転させた状態で、油圧手段5を制御
して、第一の被接合部材22と第二の被接合部材21と
の押圧力をP1からP2に上げる。そして、圧力P2の
状態で所定時間t1の間主軸15を回転させた後、押圧
力をP2からP3に上げる。これにより、第一の被接合
部材22と第二の被接合部材21との接触部23に摩擦
熱が発生し、第一の被接合部材22と第二の被接合部材
21が摩擦圧接する。次に、ステップS6では、モータ
11の回転を停止させて主軸15の回転を停止させる。
次に、ステップS7では、モータ11の回転の停止に合
わせて、溶融状態にある第一の被接合部材22と第二の
被接合部材21の接触部23に対し、所定時間t3の間
圧力P4を印加する(アップセット加工)。次に、ステ
ップS8で、油圧手段5を制御してテーブル3を待機位
置まで後退させ、凸部18を第二の被接合部材21に形
成された凹部24から引き離す。次に、ステップS9
で、第二の被接合部材21が摩擦圧接された第一の被接
合部材22をクランプ装置4から取り出して、摩擦圧接
加工は完了する。
【0010】以上のように、本実施の形態では、主軸1
5の回転力を第二の被接合部材21に伝達させる際、凸
部18が設けられた回転部16を第二の被接合部材21
に押圧させて、第二の被接合部材21に、凸部18と係
合する凹部24を形成する。このため、第二の被接合部
材21を主軸15にチャックや冶具等によって取りつけ
る工程や取り外す工程を省略することができ、加工時間
を短縮することができる。また、第二の被接合部材21
には、回転部16の孔17に挿入可能な挿入部を設けれ
ばよいため、制約も少ない。
【0011】以下に、本発明の第二の実施の形態を、図
6〜図8を用いて説明する。図6aは本実施の形態で用
いる、連続した凸部で、凸部の内周面が多角形で形成さ
れる回転部の断面図を示し、図6bは正面図を示し、図
6cは斜視図を示す図である。図7aは、摩擦圧接前の
第二の被接合部材を示す図であり、図7bは第一の被接
合部材を示す図である。図8は、回転部と被接合部材を
係合させた状態を示す。なお、以下では、第二の被接合
部材31を、回転させた状態で第一の被接合部材32に
圧接させることによって、第一の被接合部材32と第二
の被接合部材31を摩擦圧接させる場合について説明す
る。
【0012】摩擦圧接装置は、第一の実施の形態に用い
た摩擦圧接装置1の主軸15の形状以外の構成について
は、既述した第一の実施の形態と実施的に同一であるの
で、同一符号を付し説明を省略する。主軸35の端部
(図1にある主軸15の右側の端部と同じ部分)には、
第二の被接合部材31に回転力を伝達するための回転部
36が設けられている。回転部36には、図6a及び図
6bに示すように、第二の被接合部材31の挿入部31
aが挿入可能な孔37が設けられている。本実施の形態
では、第二の被接合部材31の挿入部31a及び孔37
は断面が円形に形成されている。また、回転部36の端
部(図1にある回転部16の右側の端部と同じ)には、
凸部38が設けられている。本実施の形態では、凸部3
8は、回転部36の端部の中央部に溝部39が設けられ
ていることによって、回転部36の外周側に連続した形
状で形成されている。凸部38は、第二の被接合部材3
1に圧接することによって、第二の被接合部材31の当
接部31bに凹部34が形成され易いように形状や材質
が設定されている。本実施の形態では、溝部39は、外
周が六角形状に形成されている。また、溝部39にある
溝底面40の大きさは、孔37の外周径よりも大きく設
けられている。
【0013】一方、第一の被接合部材32は、テーブル
3に取り付けられている把持装置(クランプ装置)4に
よって固定される。油圧手段5によって、第一の被接合
部材32と第二の被接合部材31の圧接力(押圧力)が
調節される。
【0014】次に、本発明の第三の実施の形態を、図9
を用いて説明する。図9aは、第一及び第二の実施の形
態に用いた回転部と被接合部材の係合方法の変形例を示
す断面図であり、図9bは回転部の正面図である。主軸
55の端部(図1にある主軸15の右側の端部と同じ部
分)には、第二の被接合部材51に回転力を伝達するた
めの回転部56が設けられている。回転部56には、図
9a及び図9bに示すように、第二の被接合部材51の
挿入部51aが挿入可能な孔57が設けられている。本
実施の形態では、第二の被接合部材51の挿入部51a
及び孔57は断面が円形に形成されている。また、本実
施の形態では、孔57の奥底部59には、凸部58が2
箇所に設けられている。凸部58は、四角錐形状に形成
されている。凸部58は、第二の被接合部材51に圧接
することによって、第二の被接合部材51の当接部51
bに凹部54が形成され易いように形状や材質が設定さ
れている。また、凸部58は、第二の被接合部材51の
材質より硬度が高い材質で形成されている。回転部56
の凸部58と、第二の被接合部材51に形成された凹部
(伝達部)54によって、回転部36の回転力を第二の
被接合部材31に伝達する伝達手段が構成される。
【0015】なお、第一〜第三の実施の形態に用いた回
転部と被接合部材との係合方法以外の係合方法として、
例えば回転部の端面に、外周の断面が多角形状の凸部
(例えば、六角柱形状の凸部)を設け、凸部を被接合部
材に押圧によって当接させることで、回転部と被接合部
材とを係合させる。また、回転部の端面に、内周の断面
が多角形状の溝部(例えば、六角形状の溝部)を設け、
溝部を被接合部材に押圧によって当接させることで、回
転部と被接合部材とを係合させる係合方法等がある。
【0016】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更してもよい。例えば、実施の形態の摩擦圧接装置1の
構成、構造、動作について、限定されるものではない。
また、摩擦圧接する被接合部材21、22、31、32
の形状、材質等について、種々変更可能である。また、
主軸15、35の回転によって第二の被接合部材21、
31を回転させ、第一の被接合部材22、32をクラン
プ装置4で固定したが、例えば被接合部材21、22、
31、32を回転させてもよく、被接合部材21、2
2、31、32の摩擦圧接方法については、種々変更可
能である。また、第一の実施の形態では、2つの扇形状
の凸部18を用いて第二の被接合部材21を係合させた
が、第二の被接合部材21を係合させる凸部18の形
状、凸部18の数量や、凸部18の材質については、種
々変更可能である。また、円筒状の回転部16、36、
56を用いて第二の被接合部材21、31、51と係合
させたが、回転部16、36、56の形状については、
種々変更可能である。また、第一及び第二の実施の形態
では、第二の被接合部材21、31に凹部24、34が
形成され易くするために、当接部21b、31bを傾斜
面状に形成したが、当接部の形状については、種々変更
可能である。また、第二の実施の形態では、外周が六角
形状の溝部39を設け、連続する凸部38が形成された
回転部36を用いて、第二の被接合部材31を係合させ
たが、凸部38が形成される溝部39の外周は多角形状
であれば良く、溝部39の形状については、種々変更可
能である。併せて、第二の被接合部材31と係合させる
凸部38の形状、凸部38の材質については、種々変更
可能である。また、凸部18、38を当接部21b、3
1bに食い込ませ、回転部16、36と第二の被接合部
材21、31を凹部24、34で係合させたが、回転部
16、36と第二の被接合部材が当接する部位について
は、種々変更可能である。また、第三の実施の形態で
は、2箇の凸部58を第二の被接合部材21に係合させ
たが、第二の被接合部材51を係合させる凸部58の形
状、凸部58の数量や、凸部58の材質については、種
々変更可能である。また、2個の凸部58を第二の被接
合部材51に食い込ませ、回転部56と第二の被接合部
材51を凹部54で係合させたが、奥底部59で回転部
56と第二の被接合部材が当接する部位、係合方法につ
いては、種々変更可能である。また、被接合部材21、
22、31、32を摩擦圧接する動作を図5に示すフロ
ーチャート図を用いて説明したが、動作は種々変更可能
である。また、第一の実施の形態では、凸部18と第二
の被接合部材21とが当接して、第二の被接合部材21
に形成されるへこみで、回転部16の回転力を第二の被
接合部材21に伝達させたが、へこみは完全な凹型でな
くてもよく、へこみの内周面や外周面で回転部16の回
転力を第二の被接合部材21に伝達することができる当
接状態にあれば、凸部18と第二の被接合部材21とが
当接する当接形状も凹部24の概念に含まれる。同様
に、第二の実施の形態では凹部34の概念に、第三の実
施の形態では凹部54の概念に含まれる。
【0017】
【発明の効果】摩擦圧接する度に被接合部材をチャック
や治具に着脱する作業を省くことができる。これによ
り、短時間に被接合部材を摩擦圧接することができる。
また、被接合部材の形状や材質等の制限が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩擦圧接装置の一実施の形態の断面図である。
【図2】図2aは凸部を有する回転部を示す断面図であ
り、図2bは正面図を示し、図2cは斜視図を示す図で
ある。
【図3】図3aは摩擦圧接前の第二の被接合部材を示す
図であり、図3bは第一の被接合部材を示す図である。
【図4】第一の実施の形態で用いる回転部と被接合部材
を係合させた状態を示す図である。
【図5】被接合部材を摩擦圧接させる動作を示すフロー
チャート図である。
【図6】図6aは第二の実施の形態で用いる、溝部を有
する回転部を示す断面図であり、図6bは正面図を示
し、図6cは斜視図を示す図である。
【図7】図7aは摩擦圧接前の第二の被接合部材を示す
図であり、図7bは第一の被接合部材を示す図である。
【図8】第二の実施の形態で用いる回転部と被接合部材
を係合させた状態を示す図である。
【図9】図9aは回転部と被接合部材の係合方法の変形
例を示す断面図であり、図9bは回転部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1…摩擦圧接装置 3…テーブル 4…クランプ装置 11…モータ 15、35、55…主軸 16、36、56…回転部 17、37、57…孔 18、38、58…凸部 21、31、51…第二の被接合部材 22、32…第一の被接合部材 24、34、54…凹部 39…溝部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の被接合部材と第二の被接合部材を
    摩擦圧接させる摩擦圧接方法であって、前記第一及び第
    二の被接合部材の一方を回転させる回転部と前記一方の
    被接合部材を圧接させて前記回転部の回転力を前記一方
    の被接合部材に伝達する伝達部を形成することを特徴と
    する摩擦接接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の摩擦圧接方法であっ
    て、前記回転部に形成した凸部によって前記第二の被接
    合部材に前記凸部と係合する凹部を形成することを特徴
    とする摩擦圧接方法。
  3. 【請求項3】 第一の被接合部材と第二の被接合部材を
    摩擦圧接させる摩擦圧接装置であって、前記第一及び第
    二の被接合部材の一方を回転させる回転部と、前記回転
    部に設けられた凸部とを備え、前記凸部は、前記凸部と
    前記一方の被接合部材を圧接させた時に、前記一方の被
    接合部材に前記凸部と係合する伝達部を形成可能に構成
    されていることを特徴とする摩擦圧接装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の摩擦圧接装置であっ
    て、前記回転部には複数の凸部が設けられていることを
    特徴とする摩擦圧接装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の摩擦圧接装置であっ
    て、凸部の外周あるいは内周が多角形に形成されている
    ことを特徴とする摩擦圧接装置。
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