JPH08240209A - 鉄筋の接合法 - Google Patents

鉄筋の接合法

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Publication number
JPH08240209A
JPH08240209A JP4528595A JP4528595A JPH08240209A JP H08240209 A JPH08240209 A JP H08240209A JP 4528595 A JP4528595 A JP 4528595A JP 4528595 A JP4528595 A JP 4528595A JP H08240209 A JPH08240209 A JP H08240209A
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JP
Japan
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joint
reinforcing bars
reinforcing
reinforcing bar
chuck
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Pending
Application number
JP4528595A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hamashima
吉男 浜島
Hisao Aoki
尚夫 青木
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋の接合に容易に適用できる摩擦圧接を利
用した鉄筋の接合法を提供すること。 【構成】 軸方向に対向させた2本の鉄筋1、2の間に
鉄筋1、2とは別体の継手3を介在させ、継手3を回転
させるとともに鉄筋1、2を継手3に押しつけて鉄筋
1、2を継手3に摩擦圧接接合する鉄筋の溶接法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2本の鉄筋を摩擦圧接
法を利用して接合する鉄筋の溶接法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄筋の接合法には、機械式接合法
と冶金的接合法がある。本発明方法は冶金的接合法に属
するものである。従来の冶金的接合法は、主にガス圧接
法によっているが、本発明方法はガス圧接法を摩擦圧接
法の利用に変えようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋をガス圧接法にて
接合する場合には、バーナーに使用するガスが必要なこ
と、継手材の材質が鉄筋材と同じか類似でなければなら
ないこと、等の種々の制限を受ける。摩擦圧接は、材質
上の制限を受けないという利点がある反面、一方の鉄筋
を他方を鉄筋に対して押しつけ高速回転させることが困
難で容易に鉄筋の接合に適用できない。本発明の目的
は、鉄筋の接合に容易に適用できる摩擦圧接を利用した
鉄筋の接合法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の方法は次の通りである。軸方向に対向させた2本の
鉄筋の間に鉄筋とは別体の継手をセットし、前記継手を
回転させるとともに前記2本の鉄筋を前記継手に押しつ
けて前記2本の鉄筋を前記継手に摩擦圧接接合する、工
程からなる鉄筋の溶接法。
【0005】
【作用】上記本発明の鉄筋の接合法では、継手だけを回
転させればよく、鉄筋は回転させないので、容易に摩擦
圧接接合を実行できる。摩擦圧接のため、鉄筋、継手は
異種の金属材、異なる断面形状であっても容易に接合で
き、しかも摩擦による熱を利用して温度上昇させるの
で、バーナー、可燃ガスが不要である。また、摩擦によ
って、鉄筋の接合面は酸化、汚れが除去されて自動的に
新生面となり、強固に接合されるので、酸化、汚れを伴
う鉄筋の接合法として適切な方法であると云える。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例に係る鉄筋
の接合法を、図面を参照して説明する。図1は本発明方
法を実施する装置の概略を示している。図1において、
互いに接合される2本の鉄筋1、2の接合のために、鉄
筋1、2とは別体の継手3が用意される。鉄筋1、2の
断面形状は互いに異なっていてもよい。継手3は、鉄筋
1、2の対向端面間に位置される部分の中央部分に突起
3a、3bを有しており、摩擦時に突起先端に力が集中
して発熱を促進させやすいようにしてある。継手3は、
さらにスリーブ3c、3dを一体に有しており、その内
側に鉄筋1、2を受け入れて位置決めを容易にするとと
もに、継手3を回転させた時に継手3が鉄筋1、2から
外れないようにしてある。
【0007】継手3はチャック4により従動歯車5の内
周に固定され、従動歯車5が駆動歯車6によって駆動回
転されることにより継手3は継手軸芯まわりに回転され
る。従動歯車6は軸受13を介してフレーム11に支持
される。あるいは、従動歯車5を設けないで継手3の外
周に直接歯形を形成しておき、それを駆動歯車6に噛合
させて、駆動歯車6で継手3を直接回転させてもよい。
駆動歯車6は駆動モータ7により回転駆動される。駆動
モータ7には電気モータ、油圧モータ等が使用できる。
鉄筋1と鉄筋2は継手3に対して押しつけ可能とされて
いる。図1の例では、鉄筋1はチャック8によってフレ
ーム11に固定され、鉄筋2はチャック9によって可動
フレーム12に固定され、押動手段10によって可動フ
レーム12をフレーム11に対して相対移動させて、鉄
筋1と鉄筋2が継手3の軸方向両側から継手3に押し付
けられる構造とされている。チャック4、8、9は、そ
れぞれ、周方向に複数に分割され、外周がテーパとなっ
た機構を有するものを示してあるが、他のチャッキング
機構を採用してもよい。押動手段10は、たとえば
(1)電気モーテ+ねじ、ナット機構、(2)油圧モー
タ+ねじ、ナット機構、(3)電気モータ+ねじ、ナッ
ト機構+ばね、(4)油圧モータ+ねじ、ナット機構+
ばね、(5)ばね+手動ねじ、ナット、(6)液圧シリ
ンダ、(7)気圧シリンダ、などの何れであってもよ
い。ただし、突起3a、3bが摩擦圧接時摩耗しても、
なお鉄筋1、2を継手3に押しつける付勢力が残るもの
であることが必要である。
【0008】つぎに、本発明の方法を説明する。まず、
互いに軸芯を一致またはほぼ一致させて軸方向に対向さ
せた2本の鉄筋1、2の間に鉄筋1、2とは別体の継手
3をセットする。継手3の軸芯と鉄筋1、2の軸芯は一
直線上にある。継手3の突起3aは鉄筋1に接触してお
り、突起3bは鉄筋2に接触している。この状態で、鉄
筋1をチャック8によりフレーム11に固定し、鉄筋2
をチャック9によりフレーム12に固定する。また、継
手3をチャック4により従動歯車5に固定し、従動歯車
5と一体となって回転するようにする。
【0009】ついで、継手3を継手軸芯まわりに強制的
に回転させるとともに、2本の鉄筋1、2を継手3に押
しつけ、鉄筋1、2を継手3に摩擦圧接接合する。この
時、鉄筋1、2は回転しない。継手3の回転は、駆動モ
ータ7を駆動し、駆動歯車6を回転させ、駆動歯車6と
噛合している従動歯車5または継手3を回転させること
により行う。また、鉄筋1、2の継手3への押しつけは
押動手段10を作動させることにより行う。継手3の回
転開始と、鉄筋1、2の継手3への押付け開始とは、何
れが早くてもよいし、また同時であってもよい。
【0010】上記の摩擦圧接中に、継手3と鉄筋1、2
の回転押付接触面は、酸化被膜や汚れが、摩擦によって
削りとられ、新生面が自動的に表われ、かつ摩擦の熱に
よって高温となり、原子レベルでの拡散が継手3の材料
と鉄筋1、2の材料との間に生じ、強固に接合される。
継手3の材料は鉄筋1、2と同質または類似であっても
よいし、非類似であってもよい。接合と同時に駆動モー
タ8の回転を停止させる。接合終了後、押動手段10を
押し付け時と逆方向に作動させ、チャック4、8、9を
ゆるめて、接合鉄筋を装置から外す。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、鉄筋とは別体の継手を
用意しそれを接合すべき2本の鉄筋の間にセットして回
転させ、継手に鉄筋を押しつけるだけでよいので、鉄筋
を回転させる必要がなく、容易に鉄筋の接合に適用でき
る。また、摩擦圧接であるから、バーナーやアセチレン
ガスを用意する必要もない。また、ガス溶接と異なり、
継手材には安価な材料を用いることができ、コスト低
減、適用対象の拡大がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鉄筋の溶接法に用いる
ことができる装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1、2 鉄筋 3 継手 4、8、9 チャック 6 駆動歯車 7 駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に対向させた2本の鉄筋の間に鉄
    筋とは別体の継手をセットし、 前記継手を回転させるとともに前記2本の鉄筋を前記継
    手に押しつけて前記2本の鉄筋を前記継手に摩擦圧接接
    合する、工程からなる鉄筋の溶接法。
JP4528595A 1995-03-06 1995-03-06 鉄筋の接合法 Pending JPH08240209A (ja)

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JP4528595A JPH08240209A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 鉄筋の接合法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039766A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Manutec:Kk 鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋摩擦圧接機
JP2013539511A (ja) * 2010-08-06 2013-10-24 スネクマ タービンエンジンドラムを製造する方法
CN104785681A (zh) * 2015-04-16 2015-07-22 西安科技大学 一种钢筋连接车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009039766A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Manutec:Kk 鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋摩擦圧接機
JP2013539511A (ja) * 2010-08-06 2013-10-24 スネクマ タービンエンジンドラムを製造する方法
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