JP2009039766A - 鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋摩擦圧接機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いられて、鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋用摩擦圧接機の提供を目的にしている。
【解決手段】 本発明による鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋用摩擦圧接機は、固定鉄筋の開放端に摩擦圧接片を介在させながら結合鉄筋を当接し、しかる後に結合鉄筋を固定鉄筋側に加圧すると共に摩擦圧接片のみを回転させて固定鉄筋と摩擦圧接片及び結合鉄筋を相互に溶融連結させており、各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いても鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、土建業界の工事現場において多く採用されている各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材やパイプ等の接合に用いられる鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋摩擦圧接機に関する。
建築業界と土木業界における従来の工事現場では、圧接したい鉄筋や中実金属棒材及びパイプ等の二部材において、少なくとも一方が固定されている場合や長い場合、重い場合もしくは大きい場合等にあっては、鉄筋の圧接作業や中実金属棒材及びパイプ等の接合作業が慎重に行われている。その要因としては、同上の接合作業は極めて面倒なものになるためであって、そのためには所定期間の工期が必要であると共に、仮に工事が完成したとしてもその品質において確信を持つことが容易で無いために多くの抜き取り検査を繰り返すことを余儀なくされるのが実態だからであった。(特許文献1)
加えて、本作業で中心的に用いられているガス圧接の場合にあっては、環境条件として強風時は基本的に作業を中止であり、仮に遮蔽によって許可を受けたとしても風通しの具合によってはガス爆発、窒息ないしはガス中毒の可能性を否定できない問題が残っていたし、寒冷時にあってはアセチレンガス容器や圧力調整器に保温が必要であると共に高温時にはこれらを直射日光から保護する手当てが求められていた。又、作業的にも鉄筋の切断面にグラインダー掛けを要して圧接面の酸化皮膜除去や平滑面の確保が求められ、併せて火災、ガス事故を防止するためのガスホースの保全に関する注意や錆、油脂及び塗料等の被覆への付着除去についても気配りが求められていたからである。
一方、金属部材の接合方法として摩擦圧接機の採用も考慮されるが、従来の摩擦圧接機での金属接合は2つの金属部品のホルダーを必要としており、その一方側を回転させているのが一般的である。又、金属部品のホルダーはその自重故にこれを高速に駆動するためにも大容量の原動機が必要であり、高速回転からの停止のためには堅固な制動機を配して振動を制限しながら作動させるためにも自身に相当の重さを要することになる。これらの条件を満たすためには必然的に大型の機器になって上述の作業現場に摩擦圧接機を搬入することが困難であると共に、一方が固定されていて他方を回転させることの困難であることが多い鉄筋、パイプ等の接合に既存の摩擦圧接機を適用させるのは基本的に想到出来ないものであった。(特許文献2)
以上の状況下にあって、建築業界と土木業界の工事現場での鉄筋や中実金属棒材及びパイプ等の二部材において、一方が固定されている場合、長くて重い場合や大きい場合等では、その圧接作業や接合作業に解決できない多くの困難な問題点が指摘されているために、施工環境、作業条件及び品質保証面を満足させる施工法や採用機器への強力な要望が出されていた。
特許公開平7−214343号公報 特許公開平11−347752号公報
本発明は、各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いられて、鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋用摩擦圧接機の提供を目的にしている。
本発明による鉄筋摩擦圧接方法は、固定鉄筋の開放端に摩擦圧接片を介在させながら結合鉄筋を当接し、しかる後に結合鉄筋を固定鉄筋側に加圧すると共に摩擦圧接片のみを回転させて固定鉄筋と摩擦圧接片及び結合鉄筋を相互に溶融連結させており、土建業界の工事現場において多く採用されている各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いても鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる効果を発揮している。
本発明による第1の鉄筋摩擦圧接機は、付属する原動機で回転する駆動輪と駆動輪に対峙させて配備される複数の支持輪とで装着される摩擦圧接片を保持して回転させる摩擦圧接片駆動部、固定鉄筋を摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の中心位置に向けて設定する摩擦圧接片駆動部の一方側に固着された固定鉄筋保持部及び結合鉄筋を摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の設定された固定鉄筋側と対応する直線位置に向けて設定する摩擦圧接片駆動部の他方側に装備されて摩擦圧接片駆動部との間に配置された作動装置で移動可能に形成された結合鉄筋保持部から構成されており、上記鉄筋摩擦圧接方法に用いる際に各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に採用しても鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる効果を発揮している。
本発明による第2の鉄筋摩擦圧接機は、上記第1の鉄筋摩擦圧接機において装着される摩擦圧接片がその中心部を円錐形状に構成することを特徴としており、上記第1の鉄筋摩擦圧接機が発揮する効果に加えて各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合を更に効率的に施工できる効果を発揮している。
本発明による第3の鉄筋摩擦圧接機は、上記第1、2の各鉄筋摩擦圧接機において摩擦圧接片駆動部への摩擦圧接片の装着及び固定鉄筋保持部と結合鉄筋保持部とへの鉄筋の着脱を随意に構成することを特徴としており、上記第1、2の各鉄筋摩擦圧接機が発揮する効果に加えて鉄筋摩擦圧接機の取扱を極めて効率化できる効果を発揮している。
本発明による第4の鉄筋摩擦圧接機は、上記第1〜3の各鉄筋摩擦圧接機において摩擦圧接片駆動部の付属する原動機もしくは結合鉄筋保持部の作動装置を油圧系機器で構成することを特徴としており、上記第1〜3の各鉄筋摩擦圧接機が発揮する効果に加えて鉄筋摩擦圧接機の作動を強力にして確実にする効果を発揮している。
本発明による鉄筋摩擦圧接方法と鉄筋摩擦圧接機は、土建業界の工事現場において多く採用されている各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いても鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる効果を奏している。
本発明による鉄筋摩擦圧接方法は、固定鉄筋の開放端に摩擦圧接片を介在させながら結合鉄筋を当接し、しかる後に結合鉄筋を固定鉄筋側に加圧すると共に摩擦圧接片のみを回転させて固定鉄筋と摩擦圧接片及び結合鉄筋を相互に溶融連結するように構成されているので、建築現場のコンクリート柱に適用した実施例を示す図1と本実施例における鉄筋と摩擦圧接片とが相互に溶融連結している状態を示す図2に基づいて説明する。
コンクリート柱における複数の鉄筋群1は、個々の鉄筋毎に上方に向かって継ぎ足して行く必要があるためにコンクリートを打設されて定着している固定鉄筋2の上に新しい鉄筋3を結合しなければ成らない。そこで、固定鉄筋2には本発明による鉄筋摩擦圧接機4が配備されている。摩擦圧接片駆動部5に図2に図示されている摩擦圧接片9が予め装着されている鉄筋摩擦圧接機4の下方側には固定鉄筋保持部6が装備されているので、摩擦圧接片駆動部5に装着されている摩擦圧接片9の下側中心部に当接させた状態で固定鉄筋保持部6に固定鉄筋2を保持させることによって固定鉄筋2への鉄筋摩擦圧接機4の配備は容易に完了させることが出来る。
固定鉄筋2に配備された鉄筋摩擦圧接機4は、摩擦圧接片駆動部5の上方側に結合鉄筋保持部7を移動可能に形成しているので、固定鉄筋2に連結させる結合鉄筋8をこの結合鉄筋保持部7に保持させている。この際の結合鉄筋8は、摩擦圧接片駆動部5に装着されている摩擦圧接片9の上側中心部に当接させる状態に調整するものであり、これによって、固定鉄筋2と結合鉄筋8とは直線状に溶融結合出来るように配置されている。
以上の構成によって、固定鉄筋2と結合鉄筋8とは、図2(a)に示しているように摩擦圧接片9を間に圧接状態で介在させながら夫々は固定状態に保持されるものであるが、結合鉄筋保持部7が摩擦圧接片駆動部5との間に配置された油圧機等から成る作動装置10によって摩擦圧接片駆動部5の方向に向けて移動可能に構成されているので、結合鉄筋8は摩擦圧接片9と固定鉄筋2とに強力な圧接力を加えられている。
又、摩擦圧接片駆動部5では装着されている摩擦圧接片9が摩擦圧接片駆動部5の下方側に装備されている小型電動機等から成る原動機11によって回転出来るように保持されているので、摩擦圧接片9は固定状態で保持されている固定鉄筋2と結合鉄筋8との間では高速回転が可能である。又、摩擦圧接片9の上下両面は必要に応じてその中央部を中心にした円錐形状12に形成されているので、固定鉄筋2や結合鉄筋8との接合面13は何れも円形状の線接触状態に置かれており、このような線接触状態下での高速回転によると各鉄筋の接触端及び摩擦圧接片9の接触面では接触圧による高温状態を効率良く形成されることから両者は迅速にして満遍ない溶融状態に容易に陥ることになる。
従って、固定鉄筋2と摩擦圧接片9との接合部では何れの側からも溶融状態を連続的に形成されるものであり、同様に結合鉄筋8と摩擦圧接片9との接合部においても同じような溶融状態が形成されることになる。しかも結合鉄筋保持部7は、摩擦圧接片駆動部5との間に配置された作動装置10によって摩擦圧接片駆動部5の方向に向けて移動可能に構成されていることから、結合鉄筋8、摩擦圧接片9及び固定鉄筋2との間では常に強力な圧接力が加えられているために上述した溶融状態は継続的に続けられることになるので、結合鉄筋8と摩擦圧接片9との間及び摩擦圧接片9と固定鉄筋2との間では図2(b)に示すような両者の混合状態から成る結合体14、15が確実に形成されるものである。これによって、固定鉄筋2と結合鉄筋8とは配備された直線状の配置関係を堅持しながら容易にして確実に結合されるものである。
本発明による鉄筋摩擦圧接方法は、上記の詳細な説明のように簡便な鉄筋摩擦圧接機4を用いて固定鉄筋2と結合鉄筋8とを直線状の配置関係に保持しながらその間に配備させた摩擦圧接片9のみを高速回転させることで相互間を互いに溶融結合させているものであるから、建築業界と土木業界の工事現場における鉄筋や中実金属棒材及びパイプ等の二部材において、一方が固定されている場合、長くて重い場合や大きい場合等であっても、その圧接作業や接合作業において従来から指摘されながらも解決できなかった多くの困難な問題点を容易に解決することで、施工環境、作業条件及び品質保証面を確実に満足させている。
本発明による鉄筋摩擦圧接機は、基本的に装着される摩擦圧接片を保持して回転させる摩擦圧接片駆動部、固定鉄筋を保持された摩擦圧接片の中心位置に向けて設定する固定鉄筋保持部及び結合鉄筋を摩擦圧接片の設定された固定鉄筋側と対応する直線位置に向けて設定する移動可能に形成された結合鉄筋保持部から構成されているので、理解し易いように部分断面の側面図(a)、水平断面図(b)、上方からのB矢視図(c)及び下方からのA矢視図(d)から構成した図3に基づいて説明する。
図3(a)は、本発明による鉄筋摩擦圧接機4であってその一部を断面図で示す側面図である。
図示のように鉄筋摩擦圧接機4は、中央部に摩擦圧接片駆動部5を配置して成り、その下方側に固定鉄筋保持部6を装備すると共に上方側には結合鉄筋保持部7が摩擦圧接片駆動部5の方向に向かって降下出来る状態で配備されている。
摩擦圧接片駆動部5は、図3(a)に示すように想像線で表示している摩擦圧接片9をその内部に保持して回転可能に構成しているものであって、その基本構成は、図3(a)の部分断面及び図3(b)の水平断面において示すように、中央に摩擦圧接片9を保持しながら回転力を付与する機能を発揮している駆動輪16とこの駆動輪16に対峙させて少なくとも3点支持以上の状態で摩擦圧接片9を回転可能に保持している複数の支持輪17とから構成されている。駆動輪16の回転力は、摩擦圧接片駆動部5の下方側に取付けられている電動機もしくは油圧で回転する駆動源から構成されている原動機11の回転軸18から付与されるが、原動機11からの回転力伝達は図示のような直接接合であっても良いし、要求される回転力の大きさや摩擦圧接片駆動部5に対する原動機11の取付状態ないしは摩擦圧接片駆動部5内における駆動輪16や支持輪17の配置状態に対応させて原動機11の回転軸18と駆動輪16との間もしくは駆動輪16と摩擦圧接片9との間に各種の他の伝達機構を介在させることも可能であることは必要に応じて適宜に選択容易である。
又、摩擦圧接片駆動部5に対する摩擦圧接片9の装着は、図3(b)の水平断面において示すように、主に駆動輪16が機構的に配置されている摩擦圧接片駆動部5の本体部19の任意の片側に摩擦圧接片9を受け入れて駆動輪16の側面に接合させることの可能な開口部20を設けると共に、この開口部20を塞ぎながらその内面21に配置された複数の支持輪17で受け入れた摩擦圧接片9を駆動輪16と一体になって回転可能な状態に保持している閉鎖蓋22を形成することによって容易に実施できるものである。
そして、本体部19と閉鎖蓋22とにおいて摩擦圧接片9が装着される際にその中心位置に相当する位置であって下方側からの固定鉄筋と上方側からの結合鉄筋とが摩擦圧接片駆動部5に挿入される区域には、各鉄筋の軸径に該当して何れもが容易に配置できる大きさの孔23が形成されている。摩擦圧接片駆動部5におけるこの孔23の正確な形成によって、摩擦圧接片駆動部5に装着されている摩擦圧接片9の中心位置には固定鉄筋と結合鉄筋とが夫々の中心線を一直線状に位置関係を形成できるものである。
更に、本実施例では、摩擦圧接片駆動部5の本体部19に閉鎖蓋22を適当なボルト等の螺着によって摩擦圧接片9を取付けるようにしているが、その手法は形状においてもその支持方法においても任意であってその他の手法を採用するのは随意である。
以上のように、本発明による鉄筋摩擦圧接機4において摩擦圧接片駆動部5に対する摩擦圧接片9の装着は、摩擦圧接片駆動部5の本体部19から閉鎖蓋22を取り外すことによって開口部20を通して露出する駆動輪16の側面に対して摩擦圧接片9をその中心部に置くことに始まり、次いで取り外してあった閉鎖蓋22を摩擦圧接片駆動部5の本体部19に添えることで行う支持輪17による摩擦圧接片9の駆動輪16の側面への圧着とボルト等の螺着による閉鎖蓋22の本体部19への取り付けとで正確かつ簡易に実施できるものである。
鉄筋摩擦圧接機4には、その下方側に固定鉄筋保持部6を装備している。固定鉄筋保持部6は、鉄筋摩擦圧接機4を下側からA矢視した図3(d)に示されているように鉄筋摩擦圧接機4を固定鉄筋に取付ける際に固定鉄筋を摩擦圧接片駆動部5に装着している摩擦圧接片9の中心位置に正確に配置するために設けられるものであり、固定鉄筋を下方側もしくは横側の側方から簡単に装着出来る形状に形成されたホルダー24とホルダー24に装着された固定鉄筋を所定の位置に正確に取付けられるように位置の調整が成された後に素早く固定することの出来る締付ボルト25とから構成されている。
本実施例では、固定鉄筋保持部6の取付を摩擦圧接片駆動部5における本体部19の下方側に原動機11の取付状態を加味しながら固定しているが、この取付は任意であって本体部19のみもしくは原動機11のみへの取り付けであっても本体部19と原動機11との両方への取付であっても何らの制約も受けるものでない。
固定鉄筋保持部6が以上のように構成されているので、鉄筋摩擦圧接機4は固定鉄筋保持部6における固定鉄筋の所定位置への正確な取付行為を行うことによって固定鉄筋に正常な状態での取り付けと取り外しを可能にしている。
又、鉄筋摩擦圧接機4には、図3(a)に示されているようにその上方側に結合鉄筋保持部7を装備している。
結合鉄筋保持部7の構成は、図3(a)におけるB矢視である図3(c)が示すように上述した固定鉄筋保持部6と基本的には同様であって、結合鉄筋を上方側もしくは横側の側方から簡単に装着出来る形状に形成されたホルダー26とホルダー26に装着された結合鉄筋を所定の位置に正確に取付けられるように位置の調整が成された後に素早く固定出来る締付ボルト27とから構成されている。しかしながら、結合鉄筋保持部7は、コンクリートで固定されていた鉄筋に鉄筋摩擦圧接機4を取り付けることになっていた固定鉄筋保持部6と異なって、遊動状態にある結合鉄筋を保持しながら摩擦圧接片駆動部5の孔23に通してそこに装着されている摩擦圧接片9の中心位置に正確に設定する必要がある。
そこで、ホルダー26は後述する油圧シリンダー28に対して左右に調整可能な修正機構29を装備しながら取付けられている。修正機構29は、図3(c)が示すように油圧シリンダー28を抱え込むリング状の固定部30とホルダー26の支持部31を両側から挟みこんでいる保持体32及び修正ネジ33から構成されており、ホルダー26の支持部31を両側から修正ネジ33の操作で調整することで結合鉄筋保持部7の位置を摩擦圧接片駆動部5の孔23に結合鉄筋が正確に対応すると同時に摩擦圧接片駆動部5の内部に装備されている摩擦圧接片9の中心位置に結合鉄筋を正確に配置出来るようにしている。従って、修正機構29の操作によって結合鉄筋保持部7の正確な位置が定まるとホルダー26に螺着している締付ボルト27を締め付けることで結合鉄筋は鉄筋摩擦圧接機4に対して最終的に固定されることになる。
前述したように、結合鉄筋保持部7は油圧シリンダー28に取付けられて摩擦圧接片駆動部5の方向に向かって移動可能に構成されている。シリンダー28は伸縮可能な市販のもので充分であり、作動指令に従ってシリンダーヘッド34が取付けられている結合鉄筋保持部7と共に摩擦圧接片駆動部5の方向に移動することから、結合鉄筋保持部7に保持されている結合鉄筋は摩擦圧接片駆動部5内に装着されている摩擦圧接片9の中心位置に押し付けられるので、鉄筋摩擦圧接機4としては固定鉄筋と結合鉄筋との間に摩擦圧接片9を挟んだ状態で固定鉄筋を固定鉄筋保持部6で保持して固定状態を維持しており、結合鉄筋も同様に結合鉄筋保持部7によって保持されて固定状態を維持している。但し、摩擦圧接片9のみは駆動輪16と複数の支持輪17とによって回転可能な状態で装着されている。
本実施例での油圧シリンダーは、伸縮可能な圧縮装置の一例として採用したものであって同様の機能を備えている機種であれば他の装置を採用することは任意の範囲である。
以上の詳細な説明で明らかなように、本発明による鉄筋摩擦圧接機は、基本的に原動機で回転する駆動輪とこの駆動輪に対峙させて配備される複数の支持輪とで装着される摩擦圧接片を保持して回転させる摩擦圧接片駆動部を中心にして、この摩擦圧接片駆動部の一方側に固着されて固定鉄筋を摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の中心位置に向けて設定する固定鉄筋保持部と摩擦圧接片駆動部の他方側に装備されて結合鉄筋を摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の設定された固定鉄筋側と対応する直線位置に向けて設定するために摩擦圧接片駆動部との間に配置された作動装置で移動可能に形成された結合鉄筋保持部から構成されており、必要に応じて装着される摩擦圧接片がその中心部を円錐形状に構成したり、摩擦圧接片駆動部への摩擦圧接片の装着及び固定鉄筋保持部と結合鉄筋保持部とへの鉄筋の着脱を随意に構成しながら、更には摩擦圧接片駆動部の付属する原動機や結合鉄筋保持部の作動装置を油圧系機器で構成している。
これらの構成によって、上記した鉄筋摩擦圧接方法に用いる際には各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に採用しても鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できる効果を発揮するものである。
本発明は、建築業界と土木業界において多く施工されている各種鉄筋の圧接や中実金属棒材の接合及び種々の機械やプラント工事における金属棒材、パイプ等の接合に用いられて、鉄筋や中実金属棒材の圧接や金属棒材、パイプ等の接合を効率良く短時間で確実に施工できて施工環境、作業条件及び品質保証面を満足させる鉄筋摩擦圧接方法とそれに用いる鉄筋用摩擦圧接機を提供している。
本発明による鉄筋摩擦圧接方法のコンクリート柱への適用図 本発明による鉄筋摩擦圧接方法における鉄筋の溶融結合図 本発明による鉄筋用摩擦圧接機の説明図
符号の説明
1…鉄筋群、2…固定鉄筋、3…新しい鉄筋、4…鉄筋摩擦圧接機、5…摩擦圧接片駆動部、6…固定鉄筋保持部、7…結合鉄筋保持部、8…結合鉄筋、9…摩擦圧接片、10…作動装置、11…原動機、12…円錐形状、13…接合面、 14、15…結合体、16…駆動輪、17…支持輪、18…回転軸、19…本体部、20…開口部、21…内面、22…閉鎖蓋、23…孔、24、26…ホルダー、25、27…締付ボルト、28…油圧シリンダー、29…修正機構、30… 固定部、31…支持部、32…保持体、33…修正ネジ、34…シリンダーヘッド

Claims (5)

  1. 固定鉄筋の開放端に摩擦圧接片を介在させながら結合鉄筋を当接し、しかる後に結合鉄筋を固定鉄筋側に加圧すると共に摩擦圧接片のみを回転させて固定鉄筋と摩擦圧接片及び結合鉄筋を相互に溶融連結させることを特徴とする鉄筋摩擦圧接方法。
  2. 付属する原動機で回転する駆動輪と該駆動輪に対峙させて配備される複数の支持輪とで装着される摩擦圧接片を保持して回転させる摩擦圧接片駆動部、固定鉄筋を該摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の中心位置に向けて設定する摩擦圧接片駆動部の一方側に固着された固定鉄筋保持部及び結合鉄筋を摩擦圧接片駆動部に保持された摩擦圧接片の設定された固定鉄筋側と対応する直線位置に向けて設定する該摩擦圧接片駆動部の他方側に装備されて摩擦圧接片駆動部との間に配置された作動装置で移動可能に形成された結合鉄筋保持部から構成されることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋摩擦圧接方法に用いる鉄筋摩擦圧接機。
  3. 装着される摩擦圧接片がその中心部を円錐形状に構成することを特徴とする請求項2に記載の鉄筋摩擦圧接機。
  4. 摩擦圧接片駆動部への摩擦圧接片の装着及び固定鉄筋保持部と結合鉄筋保持部とへの鉄筋の着脱が随意に構成されることを特徴とする請求項2、3に記載の鉄筋摩擦圧接機。
  5. 摩擦圧接片駆動部の付属する原動機もしくは結合鉄筋保持部の作動装置が油圧系機器で構成されることを特徴とする請求項2〜4に記載の鉄筋摩擦圧接機。
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