JPH06312278A - 回転摩擦溶接方法 - Google Patents

回転摩擦溶接方法

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JPH06312278A
JPH06312278A JP12499293A JP12499293A JPH06312278A JP H06312278 A JPH06312278 A JP H06312278A JP 12499293 A JP12499293 A JP 12499293A JP 12499293 A JP12499293 A JP 12499293A JP H06312278 A JPH06312278 A JP H06312278A
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JP
Japan
Prior art keywords
welded
parts
friction
eccentrically
chuck
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12499293A
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English (en)
Inventor
Kaneyasu Ishikawa
兼保 石川
Ryoji Kishikawa
良治 岸川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒状の被溶接材の中心部の加熱不足が生ずる
ことなく均一な溶け込みが得られ、かつ摩擦面の酸化物
が除去され良好な接合面が得られる回転摩擦溶接方法を
提供する。 【構成】 棒状の被溶接材1,2を回転摩擦溶接により
接合するにあたり、相対し接触している被溶接材1,2
の一方の被溶接材2を回転すると同時に偏心揺動させ、
所定の摩擦発熱が得られたら被溶接材2を同心に戻し、
圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状の被溶接材を接合
する際に用いられる回転摩擦溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棒状の被溶接材を接合するのに双
方を相対して配置し接触させ、その一方を回転させ摩擦
によって十分加熱し、双方を加圧し接合させる方法が行
われており、この方法によれば、棒状の被溶接材の接合
が他の溶接方法例えばアーク溶接方法などに比べ、極め
て短時間に行え高能率な接合方法である。しかしながら
このような方法は、被溶接材を回転による摩擦によって
加熱しているため、回転中心部と外周部とでは周速度が
異なり発熱量に差が生じ、周辺部では溶け込みが大きく
中心部では不足し、場合によっては接合しないことが生
ずるおそれがある。また中心部を十分に溶け込ませるた
めに周辺部が必要以上に加熱される場合もあり、この現
象は圧接時に生ずるバリを少なくするため、特に加圧力
を低減した場合に生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、棒状の被溶接材の中心
部の加熱不足が生ずることなく均一な溶け込みが得ら
れ、かつ摩擦面の酸化物が除去され良好な接合面が得ら
れる回転摩擦溶接方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、棒
状の被溶接材を回転摩擦溶接により接合するにあたり、
相対し接触している被溶接材の一方を回転させると同時
に偏心揺動させ、所定の摩擦発熱が得られたら被溶接材
を同心に戻し、圧接することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明回転摩擦溶接方法においては、棒状の被
溶接材の一方を回転すると同時に偏心揺動させると、被
溶接材同士の中心は変位揺動し、その結果両被溶接材の
摩擦面の中心部は十分に加熱され、摩擦面の全面にわた
り均一な溶け込みが生ずる。
【0006】
【実施例】本発明回転摩擦溶接方法の一実施例を図面に
ついて説明すると、図1は本方法を実施する装置の正面
図、図2は平面図、図3は同上装置の偏心揺動の状況を
示す平面図、図4は加圧時の状況を示す平面図、図5は
被溶接材の溶け込み状態を従来と比較して示す説明図で
ある。
【0007】図1,図2において、1及び2は相対して
いる棒状の被溶接材であり、3及び4は被溶接材1,2
をそれぞれ把持するチャックである。5は回転装置で、
チャック4がベルト6を介して回転される。7はチャッ
ク3に連結された油圧等による加圧装置、8はチャック
4側に設けられたブレーキ機構、9は回転装置5の駆動
力を接,断するクラッチである。10は偏心揺動機構で
あり、作動棒11が出入しチャック4側の可動軸受12
を前後に変位させる簡単な円弧変位揺動機構を用いてい
る。
【0008】このような装置において、被溶接材1と被
溶接材2を互いに接触させる。チャック4が回転装置5
によって回転され、被溶接材2も回転する。このとき図
3に示すように偏心揺動機構10を作動させると、被溶
接材1と被溶接材2の中心は変位揺動し、その結果被溶
接材1と被溶接材2の摩擦面の中心部は十分に加熱さ
れ、摩擦面の全面にわたり均一な溶け込みが生ずる。被
溶接材1と被溶接材2の摩擦面が摩擦熱によって十分加
熱されたら、図4に示すように被溶接材1と被溶接材2
の中心を合わせ、クラッチ9を切断し、回転をブレーキ
機構8によって急停止し、加圧装置7によって双方を加
圧接合する。
【0009】かくしてこの方法によれば、被溶接材2が
回転すると同時にその回転中心が偏心揺動するため、摩
擦面の中心部の加熱不足が生じることなく、均一な溶け
込みが得られ、摩擦溶接された被溶接材1と被溶接材2
の接合部においては、図5に示す通り、従来方法による
溶け込み状態13に対し、溶け込み状態14のように接
合面全体に均一な溶け込みが得られる。また被溶接材2
が回転中に偏心揺動するため、摩擦面の酸化物等が除去
されやすく良好な接合面が得られる。更に摩擦面と均一
な溶け込みが生ずるため、加圧装置7の圧接力を軽減す
ることができる。
【0010】
【発明の効果】要するに本発明によれば、棒状の被溶接
材を回転摩擦溶接により接合するにあたり、相対し接触
している被溶接材の一方を回転させると同時に偏心揺動
させ、所定の摩擦発熱が得られたら被溶接材を同心に戻
し、圧接することにより、棒状の被溶接材の中心部の加
熱不足が生ずることなく均一な溶け込みが得られ、かつ
摩擦面の酸化物が除去され良好な接合面が得られる回転
摩擦溶接方法を得るから、本発明は産業上極めて有益な
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明回転摩擦溶接方法の一実施例における実
施装置の正面図である。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】同上装置の偏心揺動の状況を示す平面図であ
る。
【図4】加圧時の状況を示す平面図である。
【図5】被溶接材の溶け込み状態を従来と比較して示す
説明図である。
【符号の説明】
1,2 被溶接材 3,4 チャック 5 回転装置 6 ベルト 7 加圧装置 8 ブレーキ機構 9 クラッチ 10 偏心揺動機構 11 作動棒 12 可動軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の被溶接材を回転摩擦溶接により接
    合するにあたり、相対し接触している被溶接材の一方を
    回転させると同時に偏心揺動させ、所定の摩擦発熱が得
    られたら被溶接材を同心に戻し、圧接することを特徴と
    する回転摩擦溶接方法。
JP12499293A 1993-04-28 1993-04-28 回転摩擦溶接方法 Withdrawn JPH06312278A (ja)

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