JPH11347752A - 摩擦圧接機 - Google Patents

摩擦圧接機

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JPH11347752A
JPH11347752A JP15781698A JP15781698A JPH11347752A JP H11347752 A JPH11347752 A JP H11347752A JP 15781698 A JP15781698 A JP 15781698A JP 15781698 A JP15781698 A JP 15781698A JP H11347752 A JPH11347752 A JP H11347752A
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thrust
welding machine
work
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広一 川浦
Morio Sano
守夫 佐野
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Toyota Industries Corp
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IZUMI KOGYO KK
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】慣性モーメントの小さい主軸装置を備えた摩擦
圧接機を提供する。 【解決手段】先端側で一方のワークW1を把持し、主軸
ボックス2に軸受装置3を介して回転可能に支承された
主軸装置4を、主軸ボックス2に内装されて軸受装置3
を介して回転可能に支承された主軸5と、主軸5に軸方
向に進退可能に内装されたドローバー10と、ドローバ
ー10の後退により主軸5の内周面に案内されて縮径す
る把持部12bをもつコレットチャック12とで構成す
る。コレットチャック12は、縮径した把持部12bに
より丸棒状のワークW1を直接把持可能である。また、
コレットチャック12は、縮径した把持部12bにより
ワークW1が取付けられたアダプタ13を把持可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接合すべく二つの
ワークを摩擦圧接により接合する摩擦圧接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、摩擦圧接に用いられる装置と
して、図6に示すような摩擦圧接機が知られている。こ
の摩擦圧接機は、先端側で一方のワークW1を把持し、
主軸ボックス22に軸受装置23を介して回転可能に支
承された主軸装置24と、一方のワークW1に対向して
他方のワークW2を把持し、両ワークW1、W2に摩擦
推力及びアップセット推力を付与可能な推力付与装置3
0とを有する。
【0003】ここでの主軸装置24は、機台21上に設
置された主軸ボックス22内に軸受装置23を介して回
転可能に支承された主軸25と、主軸25を回転駆動す
る主軸モータ(図示せず)と、主軸25に内装され油圧
シリンダ26によって軸方向に進退動可能なドローバー
27と、主軸25の一方の軸端面に連結固定され、ドロ
ーバー27の後退により一方のワークW1を把持する回
転チャック28とを備えている。
【0004】また、推力付与装置30は、主軸装置24
の回転チャック28に把持される一方のワークW1と同
一軸心上に整合すべく他方のワークW2を把持する固定
チャック31と、固定チャック31を保持し、機台21
上のレール32に案内されて前記軸心の向きに進退動可
能な往復台33と、ブラケット34に取付けられて往復
台33を進退動させるスライドシリンダ(推力付与手
段)35とを備えている。
【0005】このように構成された摩擦圧接機により摩
擦圧接を行うには、まず、主軸装置24のドローバー2
7を操作して回転チャック28に一方のワークW1を固
定するとともに、推力付与装置30の固定チャック31
に他方のワークW2を固定する。そして、主軸装置24
及び推力付与装置30を作動させることにより両ワーク
W1、W2に相対回転及び摩擦推力を付与して、圧接に
十分な状態になるまで相互の接合界面を発熱させた後、
主軸装置24の作動停止により両ワークW1、W2の相
対回転を急停止させるとともに、推力付与装置30の作
動により両ワークW1、W2にアップセット推力を付与
する。これにより、両ワークW1、W2は接合界面で摩
擦圧接する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
主軸装置24の回転チャック28は、主軸25の軸端面
に連結固定されており、径方向の寸法が大きい構造とな
っているため、回転チャック28自体の慣性モーメント
が大きい。そのため、慣性モーメントの大きなワークを
回転チャック28に把持して摩擦圧接を行うことが困難
となる。
【0007】また、回転チャック28の慣性モーメント
が大きいと、主軸装置24を高速回転させたり急停止を
させる上で不利になるため、最適な条件で摩擦圧接を行
うことが困難となる。本発明は上記実状に鑑み案出され
たものであり、慣性モーメントの小さい主軸装置を備え
た摩擦圧接機を提供することを解決すべき課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、先端側で一方のワークを把持し、主
軸ボックスに軸受装置を介して回転可能に支承された主
軸装置と、前記一方のワークに対向して他方のワークを
把持し、前記両ワークに摩擦推力及びアップセット推力
を付与可能な推力付与装置とを有し、前記主軸装置の作
動及び前記推力付与装置の作動により前記両ワークに相
対回転及び前記摩擦推力を付与して圧接に十分な状態に
なるまで相互の接合界面を発熱させた後、前記主軸装置
の作動停止及び前記推力付与装置の作動により前記相対
回転を停止して前記両ワークにアップセット推力を付与
して前記両ワークを前記接合界面で摩擦圧接する摩擦圧
接機において、前記主軸装置は、前記主軸ボックスに内
装されて前記軸受装置を介して回転可能に支承された主
軸と、該主軸に軸方向に進退可能に内装されたドローバ
ーと、該ドローバーの後退により前記主軸の内周面に案
内されて縮径する把持部をもつコレットチャックとから
なるという手段を採用している。
【0009】この手段によれば、主軸装置に装備される
コレットチャックは、ドローバーの後退により把持部が
主軸の内周面に案内されるように構成されているため、
主軸の内周径よりも径寸法が小さいものとなり、主軸装
置の慣性モーメントは小さくなる。これにより、慣性モ
ーメントのより大きなワークの摩擦圧接が可能になると
ともに、主軸装置の高速回転や急停止を有利に行うこと
ができるため、最適な条件で摩擦圧接を行うことが可能
になる。したがって、本発明によれば、慣性モーメント
の小さい主軸装置を備えた摩擦圧接機を提供することが
できる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記コレットチャックは、縮径した前記把
持部により前記一方のワークを把持可能であるという手
段を採用している。この手段によれば、一方のワークが
コレットチャックにより直接把持される。請求項3記載
の発明は、請求項2記載の発明において、前記コレット
チャックは、縮径した前記把持部により前記一方のワー
クが取付けられたアダプタを把持可能であるという手段
を採用している。
【0011】この手段によれば、一方のワークがコレッ
トチャックで直接把持できない異形のものであっても、
アダプタを用いることにより、形状や大きさなどが異な
る種々のワークの摩擦圧接を行うことができる。なお、
アダプタのコレットチャックに把持される部分の大きさ
を統一しておけば、形状や大きさなどが異なる種々のワ
ークに対してそれぞれ適合するアダプタを用意すること
により対応することができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記アダプタ及び前記主軸装置の少なくと
も一方には、相対回転を生じしめるトルクの滑りを防止
する滑り防止手段が設けられているという手段を採用し
ている。この手段によれば、アダプタを用いて摩擦圧接
を行う際に、アダプタと主軸装置との間での相対回転が
生じないことから、両ワークへの相対回転の付与を効率
良く確実に行うことができ、両ワークの接合界面で発熱
させる工程を効率良く確実に行うことができる。
【0013】なお、ここでの滑り防止手段としては、例
えば、キー部材とこれに係合するキー溝との組み合わせ
を採用したり、あるいは両者の接合面の少なくとも一方
の表面を凹凸状に荒らすことにより摩擦係数を高める等
の手段を採用することができる。請求項5記載の発明
は、請求項3又は4記載の発明において、前記アダプタ
及び前記一方のワークの少なくとも一方には、相対回転
を生じしめるトルクの滑りを防止する滑り防止手段が設
けられているという手段を採用している。
【0014】この手段によれば、アダプタを用いて摩擦
圧接を行う際に、アダプタとこれに取付けられる一方の
ワークとの間での相対回転が生じないので、両ワークへ
の相対回転の付与を効率良く確実に行うことができ、両
ワークの接合界面で発熱させる工程を効率良く確実に行
うことができる。なお、ここでの滑り防止手段として
は、例えば、係合ピンとこれに係合する係合孔との組み
合わせを採用したり、あるいは両者の接合面の少なくと
も一方の表面を凹凸状に荒らすことにより摩擦係数を高
める等の手段を採用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。図1は本実施形態に係る摩擦圧接機の
一部を断面で示す正面図であり、図2はその摩擦圧接機
に用いられるアダプタにワークを取付けた状態の正面図
であり、図3は図2の III−III 線矢視断面図である。
【0016】図1に示すように、この摩擦圧接機の機台
1上には、先端側で一方のワークW1を把持し、主軸ボ
ックス2に軸受装置3を介して回転可能に支承された主
軸装置4と、一方のワークW1に対向して他方のワーク
W2を把持し、両ワークW1、W2に摩擦推力及びアッ
プセット推力を付与可能な推力付与装置30が配設され
ている。
【0017】機台1上の一端側に配設された主軸ボック
ス2は、一端に開口部2aをもち他端に中央軸孔2bが
設けられた底壁部2cを有する。この主軸ボックス2
は、開口部2a側が推力付与装置30と対向するように
配置されている。主軸ボックス2の内側には、主軸装置
4の一部を構成し、一端側に小径部を有する円筒状の主
軸5が軸受装置3を介して回転可能に支承されている。
主軸5の小径部は主軸ボックス2の中央軸孔2bから突
出し、主軸5の大径側の開口端は主軸ボックス2の開口
部2aに位置している。そして、主軸5の大径側の開口
端と主軸ボックス2の開口部2aとの間には、オイルシ
ール6aを有するリング状のベアリングキャップ6が取
付けられている。
【0018】主軸ボックス2の中央軸孔2bから突出し
た主軸5の小径部にはプーリ7が取付けられている。こ
のプーリ7には、主軸モータ(図示せず)の回転軸との
間に架装されたベルト(図示せず)が装着されており、
その主軸モータの駆動により主軸5が回転するようにな
っている。主軸5の大径側開口端部の内周には、開口端
側に向かって次第に径が大きくなるテーパ状の内周面を
有する円筒状のテーパ部材8が嵌着されている。また、
主軸5の大径側開口端面には、後述のアダプタ13に設
けられたキー溝13fと係合するキー部材(滑り防止手
段)9が取付けられている。
【0019】そして、主軸5の内部空間には、ドローバ
ー10が軸方向へ移動可能に配設されている。このドロ
ーバー10は、主軸5の小径側端部に設けられた油圧シ
リンダ11によって主軸5の内部空間を軸方向に進退動
操作可能である。ドローバー10の先端部には、雌ねじ
部を有する嵌合孔10aが設けられており、この嵌合孔
10aにはコレットチャック12がねじ止めにより取付
けられている。ドローバー10の内部には、ワークW1
の挿入位置を決めるとともに圧接時の推力を受けるスト
ッパ10bが挿入されている。
【0020】このコレットチャック12は、外周に雄ね
じ部を有する円筒状の基部12aと、基部12aの一端
側から軸方向に突出し周方向に分割されて円筒状に形成
された把持部12bとからなる。把持部12bは、テー
パ部材8のテーパ状内周面の傾斜角度と符合するテーパ
状の外周面と、略一定の径で形成された内周面とをも
ち、先端に向かって次第に肉厚となるように形成されて
いる。そして、この把持部12aは、付け根部分よりも
先端側が拡開するように変形されている。このコレット
チャック12は、ドローバー10が後退するときに把持
部12aがテーパ部材8の内周面に案内されつつ弾性変
形することにより縮径するように構成されている。
【0021】そして、本実施形態の主軸装置は、コレッ
トチャック12で把持するワークW1の形状に応じて用
いられる、例えば図2及び図3に示すようなアダプタ1
3を具備している。このアダプタ13は、ワークW1が
取付けられる取付面を有する円板状の本体部13aと、
本体部13aの背面(取付面と反対側の面)の中央に突
設された円柱状の把持ピン13bとからなる。把持ピン
13bは、コレットチャック12の把持部12bに把持
される部分であり、把持部12bの内周面(把持面)の
大きさに合わせてその径の大きさが設定されている。
【0022】本体部13aの取付面中央には、把持ピン
13bと同一軸心をもつ円柱状の芯出しピン13cが設
けられている。また、本体部13aの取付面の所定位置
には、取付面に取付けられるワークW1を保持する一対
の係止フック13dが取付面に対して平行に揺動可能に
設けられている。さらに、本体部13aの取付面の所定
位置には、ワークW1に形成された係合孔が嵌合され、
本体部13aとワークW1との相対回転を生じしめるト
ルクの滑りを防止する係合ピン(滑り防止手段)13e
が4個所に突設されている。また、本体部13aの背面
には、主軸5に設けられたキー部材9と係合するキー溝
(滑り防止手段)13fが径方向に延設されている。
【0023】なお、図1に示す本実施形態の推力付与装
置30は、図6に示す従来の推力付与装置と同じもので
あるため、共通する構成部材に同一の符号を付して詳し
い説明は省略する。本実施形態の摩擦圧接機は以上のよ
うに構成されており、次にその作用を説明する。
【0024】まず、一方のワークW1が主軸装置4のコ
レットチャック12に直接把持可能な丸棒状のものであ
る場合には、図4に示すように、コレットチャック12
にそのワークW1を直接把持させる。即ち、主軸装置4
の油圧シリンダ11を作動させてドローバー10を進出
させることにより、主軸5内から突出して先端側がやや
拡開した状態となったコレットチャック12の把持部1
2bにワークW1の一端部を挿入した後、油圧シリンダ
11を作動させてドローバー10を後退させる。これに
より、コレットチャック12の把持部12bは、テーパ
部材8の内周面に案内されて弾性変形しつつ縮径し、ワ
ークW1を強固に把持してテーパ部材8の内側に収納さ
れた状態となって、ワークW1の把持を完了する。
【0025】また、一方のワークW1が異形のものであ
る場合には、アダプタ13を介してそのワークW1をコ
レットチャック12に把持させる。この場合には、図2
及び図3に示すように、まず、ワークW1をアダプタ1
3の芯出しピン13c及び係合ピン13eに嵌合し、ワ
ークW1の端縁部に係止フック13dを係止させること
により、アダプタ13の取付面にワークW1を取付け
る。
【0026】次に、前記と同様に、油圧シリンダ11を
作動させてドローバー10を進出させることにより、主
軸5内から突出して先端側がやや拡開した状態となった
コレットチャック12の把持部12bにアダプタ13の
把持ピン13bを挿入し、油圧シリンダ11によりドロ
ーバー10を後退させる。これにより、図5に示すよう
に、コレットチャック12の把持部12bは、テーパ部
材8の内周面に案内されて弾性変形しつつ縮径し、ワー
クW1を強固に把持してテーパ部材8の内側に収納され
た状態となって、ワークW1の把持を完了する。
【0027】そして、ワークW1と接合すべく他方のワ
ークW2をワークW1と同一軸心上に整合するように推
力付与装置30の固定チャック31に固定して、両ワー
クW1、W2の摩擦圧接を開始する。まず、主軸モータ
の駆動により主軸装置4を回転させてワークW1を回転
させるとともに、推力付与装置30のスライドシリンダ
35を作動させて往復台33を進出させることにより、
両ワークW1、W2に相対回転及び摩擦推力を付与し、
圧接に十分な状態になるまで両ワークW1、W2相互の
接合界面を発熱させる。
【0028】このとき、アダプタ13を用いている場
合、圧接時にはワークW1の大きさに比してコレットチ
ャック12の径が小さいため把持力が不足するが、アダ
プタ13とコレットチャック12との間には、キー溝1
3fとキー部材9との組み合わせによる滑り防止手段が
設けられているため、両者間での相対回転は生じない。
また、アダプタ13とこれに取付けられるワークW1と
の間にも、係合ピン13eと係合孔との組み合わせによ
る滑り防止手段が設けられているため、両者間での相対
回転は生じない。これにより、両ワークW1、W2への
相対回転の付与が効率良く確実に行われ、両ワークW
1、W2の接合界面で発熱させる工程が効率良く確実に
行われる。
【0029】その後、主軸装置4の作動停止により両ワ
ークW1、W2の相対回転を急停止させるとともに、推
力付与装置30のスライドシリンダ35を作動させて両
ワークW1、W2にアップセット推力を付与する。これ
により、両ワークW1、W2は接合界面で摩擦圧接す
る。その後、摩擦圧接して一体になった両ワークW1、
W2を、上記と逆の操作により、コレットチャック12
或いはアダプタ13、固定チャック31から取り外すこ
とにより、両ワークW1、W2の摩擦圧接作業を完了す
る。
【0030】以上のように、本実施形態の摩擦圧接機に
よれば、一方のワークW1を把持する主軸装置4のコレ
ットチャック12は、ドローバー10の後退により主軸
5の内周面に案内されて縮径する把持部12bを有する
構成であるため、主軸装置4の慣性モーメントを従来よ
りも格段に小さくすることができる。これにより、慣性
モーメントのより大きなワークの摩擦圧接が可能になる
とともに、主軸装置4を高速回転させたり急停止させる
上で有利になるため、最適な条件で摩擦圧接を行うこと
が可能になる。
【0031】そして、主軸装置4のコレットチャック1
2は、一方のワークW1を取付けたアダプタ13を把持
可能であるため、一方のワークW1が異形のものであっ
ても、アダプタ13を用いることにより、形状や大きさ
などが異なる種々のワークW1の摩擦圧接を行うことが
できる。また、アダプタ13とコレットチャック12と
の間には、キー溝13fとキー部材9との組み合わせに
よる滑り防止手段が設けられており、摩擦圧接を行う際
に、両者間での相対回転が生じないため、両ワークW
1、W2への相対回転の付与を効率良く確実に行うこと
ができる。
【0032】さらに、アダプタ13とこれに取付けられ
るワークW1との間には、係合ピン13eと係合孔との
組み合わせによる滑り防止手段が設けられており、摩擦
圧接を行う際に、両者間での相対回転が生じないため、
これによっても両ワークW1、W2への相対回転の付与
を効率良く確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る摩擦圧接機の一部を断
面で示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態で用いられるアダプタにワー
クを取付けた状態の正面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る摩擦圧接機の主軸装置
にワークを装着した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る摩擦圧接機の主軸装置
にアダプタを介してワークを装着した状態を示す断面図
である。
【図6】従来の摩擦圧接機の一部を断面で示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1、21…機台 2、22…主軸ボックス 2
a…開口部 2b…中央軸孔 2c…底壁部 3、23…軸
受装置 4、24…主軸装置 5、25…主軸 6…ベ
アリングキャップ 6a…オイルシール 7…プーリ 8…テーパ部材 9…キー部材(滑り防止手段) 10、27…ドローバー 10a…嵌合孔 11、26…油圧シリンダ 12…コレットチャッ
ク 12a…基部 12b…把持部 13…アダプ
タ 13a…本体部 13b…把持ピン 13c…
芯出しピン 13d…係止フック 13e…係合ピン(滑り防止
手段) 13f…キー溝(滑り防止手段) 28…回転チャ
ック 30…推力付与装置 31…固定チャック 3
2…レール 33…往復台 34…ブラケット 35…スライドシリンダ(推力付与手段) W1…一方のワーク W2…他方のワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側で一方のワークを把持し、主軸ボ
    ックスに軸受装置を介して回転可能に支承された主軸装
    置と、前記一方のワークに対向して他方のワークを把持
    し、前記両ワークに摩擦推力及びアップセット推力を付
    与可能な推力付与装置とを有し、前記主軸装置の作動及
    び前記推力付与装置の作動により前記両ワークに相対回
    転及び前記摩擦推力を付与して圧接に十分な状態になる
    まで相互の接合界面を発熱させた後、前記主軸装置の作
    動停止及び前記推力付与装置の作動により前記相対回転
    を停止して前記両ワークにアップセット推力を付与して
    前記両ワークを前記接合界面で摩擦圧接する摩擦圧接機
    において、 前記主軸装置は、前記主軸ボックスに内装されて前記軸
    受装置を介して回転可能に支承された主軸と、該主軸に
    軸方向に進退可能に内装されたドローバーと、該ドロー
    バーの後退により前記主軸の内周面に案内されて縮径す
    る把持部をもつコレットチャックとからなることを特徴
    とする摩擦圧接機。
  2. 【請求項2】 前記コレットチャックは、縮径した前記
    把持部により前記一方のワークを把持可能であることを
    特徴とする請求項1記載の摩擦圧接機。
  3. 【請求項3】 前記コレットチャックは、縮径した前記
    把持部により前記一方のワークが取付けられたアダプタ
    を把持可能であることを特徴とする請求項1記載の摩擦
    圧接機。
  4. 【請求項4】 前記アダプタ及び前記主軸装置の少なく
    とも一方には、相対回転を生じしめるトルクの滑りを防
    止する滑り防止手段が設けられていることを特徴とする
    請求項3記載の摩擦圧接機。
  5. 【請求項5】 前記アダプタ及び前記一方のワークの少
    なくとも一方には、相対回転を生じしめるトルクの滑り
    を防止する滑り防止手段が設けられていることを特徴と
    する請求項3又は4記載の摩擦圧接機。
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Cited By (9)

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