JPH0615321U - 窓ガラスアンテナ装置 - Google Patents

窓ガラスアンテナ装置

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JPH0615321U
JPH0615321U JP5721792U JP5721792U JPH0615321U JP H0615321 U JPH0615321 U JP H0615321U JP 5721792 U JP5721792 U JP 5721792U JP 5721792 U JP5721792 U JP 5721792U JP H0615321 U JPH0615321 U JP H0615321U
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JP
Japan
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window glass
heater
lead wires
wires
antenna device
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Withdrawn
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JP5721792U
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Inventor
浩 飯島
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータ線やバスバー部分にメッキ処理工程を
用いなくてよい両側給電型の防曇用窓ガラスを用い、各
バスバーとチョークコイル間の接続線の配設状態の変化
に伴う影響、特に、AM放送帯の受信感度のばらつきを
少なくした窓ガラスアンテナ装置を提供する。 【構成】 窓ガラス2の幅方向に配設された複数のヒー
タ線31の両側に一対のバスバー32,33を設ける。
各バスバー32,33とチョークコイル51との間のリ
ード線6,7を窓ガラス2のガラス面に接着剤Sで固定
する。または、窓ガラス2の周囲に設けられるモール内
に各リード線6,7を封入して各リード線6,7の配設
位置を固定する。そして、各リード線6,7を接近させ
た位置から窓ガラス2の外部へ引き出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の窓ガラスに配設された防曇用のヒータ線を、受信用アン テナまたは受信用アンテナの一部として利用する窓ガラスアンテナ装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
防曇用のヒータ線をアンテナもしくはアンテナの一部として利用するには、ヒ ータ線部分を加熱用電源ならびに車体アースに対して高インピーダンスにする必 要がある。このため、チョークコイルを介して加熱用電流の供給を行っている。 加熱用電流は、数アンペア〜数十アンペアと比較的大きな電流が要求されるた め、チョークコイルが大型になる。そこで、同一コアに正極側および負極側の各 巻線をバイファイラ巻きすることで、加熱用の直流電流成分によってコアが磁気 飽和するのを防止し、コアならびにチョークコイルの小型化を図っている。
【0003】 図3ならびに図4は、従来の窓ガラスアンテナ装置の構造図である。 ヒータ線に対する給電構造として、図3(a)に示す片側給電型と、図3(b )に示す両側給電型が知られている。 図3(a)に示す従来の片側給電型の窓ガラスアンテナ装置71は、窓ガラス 72の幅方向に配設された複数のヒータ線73を上下の2つのグループに分けて 、各バスバー(給電用の端子)74,75を窓ガラス72の例えば右側に配置し 、例えば左側に折り返し用のバスバー76を設けて、ヒータ電流を折り返してい る。 各バスバー74,75を窓ガラス72の一端側に配置しているので、チョーク コイルCHとの接続線77,78が短くてすむ。
【0004】 しかしながら、この片側給電型の窓ガラスアンテナ装置71は、ヒータ線73 の配設長が長いため、自動車のバッテリ電圧(例えば12ボルト)から所定のヒ ータ電流を流すようにするには、ヒータ線73の単位長当りの抵抗値を低くしな ければならない。 このため、ヒータ線73の部分は、図5に示すように、基材である窓ガラス7 2の上に銀ペースト72aを所定の厚さで印刷し、これを乾燥・焼付けした後に 、この銀ペースト72aの上に銅メッキ72bを施し、さらにその上にヒータ部 の強度を確保するためクロムメッキ72cを施している。したがって、窓ガラス 72の製造工程が複雑となる。
【0005】 図3(b)に示す両側給電型の窓ガラスアンテナ装置81は、窓ガラス82の 幅方向に配設された複数のヒータ線83の両側に、各バスバー84,85を配置 している。 このため、チョークコイルCHを一方のバスバー85側に配置した場合、一方 の接続線86は短くてすむが、他方の接続線87は引き回しが長くなる。接続線 が長くなると金属製の窓枠等の車体アース部分との結合容量が増加し、インピー ダンスの低下となる。また、左右の配線長が異なると車体アースに対するインピ ーダンスが不平衡になり、アンテナの受信感度が低下したり、指向特性が変化す る。 特に、ヒータ線部分はAM放送帯受信用アンテナとして利用することが多いの で、接続線87の配設位置が変化するとAM放送の受信感度がばらつくことにな り、好ましくない。
【0006】 図4は、実開平3−117918号公報で提案された窓ガラスアンテナ装置の 構造図である。 この窓ガラスアンテナ装置91は、複数のヒータ線93の両側に形成した一対 のバスバー94,95の少なくとも一方の一部を他方のバスバーに向ってほぼ水 平に延長させ、この延長バスバーの取り出し端子と他のバスバーの取り出し端子 とを近傍に位置させるようにしている。 図4は、双方のバスバー94,95の下端部から窓ガラス92の中央に向って 延長部分96,97を設け、その延長した先端部98,99からチョークコイル CHとの接続を行う構造を示している。 なお、図3および図4において、符号BATは加熱用の電源、符号Cは電源に 重畳されているノイズ等を除去するためのコンデンサである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示した窓ガラスアンテナ装置91は、各バスバー94,95の取り出し 端子98,99が近接しているので、チョークコイルCHとの接続が容易となる 。 しかしながら、図4で符号96,97で示した延長部分をメッキ処理を必要と しない導電フリットの焼付け等で形成する場合、その延長部分の抵抗値は長さ1 0mm,幅1mm当り1オーム以下にすることができないため、ヒータへの通電 を行うとこの延長部分で不要な電圧降下ならびに発熱を生じてしまう。 図5に示したようなメッキ処理を施す構造にすれば、片側給電型を同様に窓ガ ラスのコストアップとなる。また、メッキ処理工程には廃液の処理が必要で、こ のための設備投資が多大となる。
【0008】 この考案はこのような課題を解決するためなされたもので、ヒータ線やバスバ ー部分にメッキ処理工程を用いなくてよい両側給電型の防曇用窓ガラスを用い、 各バスバーとチョークコイル間の接続線の配設状態の変化に伴う影響、特に、A M放送帯の受信感度のばらつきを少なくした窓ガラスアンテナ装置を提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの考案に係る窓ガラスアンテナ装置は、窓ガラスの 幅方向に配設された複数のヒータ線の両側に設けられた一対のバスバーとチョー クコイルとの間をそれぞれリード線で接続するとともに、各リード線を窓ガラス のガラス面に接着して配設位置を固定し、または、窓ガラスの周囲に付設される モール内に各リード線を封入することで、各リード線の配設位置を固定するとと もに、各リード線を近接させて窓ガラスの外部へ引き出したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
各バスバーとチョークコイルとの間をリード線で接続するので、不要な電圧降 下を生じることなく加熱用電流を供給できる。 各リード線は、ガラス面に接着またはモール内に封入されてその配設位置が固 定されるので、リード線と例えば車体の窓枠等の車体アース部分との間の結合容 量が変化することはない。 よって、アンテナの感度が変動することはなく、安定した受信を行うことがで きる。 また、各リード線は近接した位置から窓ガラスの外部へ引き出されているので 、チョークコイルとの接続が容易である。
【0011】
【実施例】
以下この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1はこの考案に係る窓ガラスアンテナ装置の構造図である。 この窓ガラスアンテナ装置1は、窓ガラス2に配設された防曇用ヒータ部3と 、アンテナ部4と、防曇用ヒータ部3への給電回路部5と、ヒータ電流供給用の 各リード線6,7とからなる。
【0012】 防曇用ヒータ部3は、窓ガラス2の幅方向に複数並列に配設されたヒータ線3 1と、各ヒータ線31の両端側に設けられた第1および第2のバスバー32,3 3とからなり、各ヒータ線31の左右の両端は第1および第2のバスバー32, 33にそれぞれ接続している。
【0013】 アンテナ部4は、水平ならびに垂直の複数のアンテナパターン41と、図示し ないフィーダ線との接続端子42とからなる。このアンテナ部4はヒータ線31 の上部に配設している。下側のアンテナパターン41aは、ヒータ部3の最上部 のヒータ線21と容量結合して、各ヒータ線31が受信した電力を効率よく取り 出すようにしている。
【0014】 給電回路部5は、チョークコイル51と、電源スイッチ52と、ヒータ用の電 源53と、電源リップルや電源に重畳されているノイズ成分を除去するためのコ ンデンサ54と、雌コネクタ55Aとからなる。
【0015】 各リード線6,7の一端は、各バスバー32,33の下端に半田付け等で接続 され、他端は雄コネクタ55Bに接続している。 各リード線6,7は、窓ガラス2のマスキング領域2a内に接着剤Sで固定し ている。そして、各リード線6,7は、互いに近接させた位置(図1では窓ガラ スの幅方向の略中央部)から、窓ガラス2の外部へ引き出している。
【0016】 以上のように各リード線6,7を用いて、各バスバー32,33へヒータ電流 を供給するので、不要な電圧降下や発熱を生ずることはない。 また、各リード線6,7は窓ガラス2に接着剤で固定されているので、各リー ド線6,7と例えば金属性の窓枠等の車体アース部分との結合容量が変化するこ とはなく、アンテナ部4の受信感度が変動することもない。 さらに、各リード線6,7は近接した状態で窓ガラス2の外部へ引き出されて いるので、チョークコイル51との接続が容易である。 また、各リード線6,7の引き出し位置を変更する場合であっても、各リード 線6,7の配設長を変更するだけでよい。
【0017】 図2はこの考案に係る他の窓ガラスアンテナ装置の構造図である。 この窓ガラスアンテナ装置11は、窓ガラス2の周囲に設けられるモール12 内に、各リード線6,7を封入して各リード線6,7の配設位置を固定したもの である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案に係る窓ガラスアンテナ装置は、窓ガラスの幅方 向両側に設けられたバスバーへヒータ電流を供給するためのリード線を、窓ガラ スのガラス面に接着またはモール内に封入して、リード線の配設位置を固定する とともに、各リード線を近接させて窓ガラスの外部へ引き出す構成としたので、 リード線と車体の窓枠等の車体アース部分との結合容量が変化し、アンテナの受 信感度が変動することはなく、安定した受信を行うことができる。
【0019】 また、リード線を用いてヒータ電流の供給を行うので、不要な電圧降下や発熱 を生じることなく、ヒータ部へ電力を供給できる。 さらに、チョークコイルの取付け位置が変更になっても、リード線の長さを変 更するだけで、容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る窓ガラスアンテナ装置の構造図
【図2】この考案に係る他の窓ガラスアンテナ装置の構
造図
【図3】従来の窓ガラスアンテナ装置の構造図
【図4】他の従来の窓ガラスアンテナ装置の構造図
【図5】従来の片側給電用ヒータ部の断面構造
【符号の説明】
1,11 窓ガラスアンテナ装置 2 窓ガラス 3 防曇用ヒータ部 4 アンテナ部 5 給電回路部 6,7 リード線 12 モール 31 ヒータ線 32,33 バスバー 51 チョークコイル S 接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの幅方向に配設された複数のヒ
    ータ線の両側にこれら複数のヒータ線へ給電するための
    一対のバスバーを備えるとともに、各バスバーへそれぞ
    れチョークコイルを介して給電することで、これらのヒ
    ータ線をアンテナもしくはアンテナの一部として利用す
    るようにした窓ガラスアンテナ装置において、 前記一対のバスバーと前記チョークコイルとの間をそれ
    ぞれリード線で接続するとともに、これらの各リード線
    を前記窓ガラスのガラス面に接着、または、前記窓ガラ
    スの周囲に付設されるモール内に封入することで、前記
    各リード線の配設位置を固定するとともに、前記各リー
    ド線を近接させて窓ガラスの外部へ引き出したことを特
    徴とする窓ガラスアンテナ装置。
JP5721792U 1992-07-22 1992-07-22 窓ガラスアンテナ装置 Withdrawn JPH0615321U (ja)

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JP5721792U JPH0615321U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 窓ガラスアンテナ装置

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JP5721792U JPH0615321U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 窓ガラスアンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0615321U true JPH0615321U (ja) 1994-02-25

Family

ID=13049367

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5721792U Withdrawn JPH0615321U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 窓ガラスアンテナ装置

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JP (1) JPH0615321U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196055U (ja) * 1975-01-31 1976-08-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5196055U (ja) * 1975-01-31 1976-08-02

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003