JPH06149119A - トナー定着装置 - Google Patents
トナー定着装置Info
- Publication number
- JPH06149119A JPH06149119A JP4303689A JP30368992A JPH06149119A JP H06149119 A JPH06149119 A JP H06149119A JP 4303689 A JP4303689 A JP 4303689A JP 30368992 A JP30368992 A JP 30368992A JP H06149119 A JPH06149119 A JP H06149119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- gear
- drive gear
- paper
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙詰まり処理が容易にでき、紙詰まりの発生
率を低減し、しかも簡略な構造のトナー定着装置を得
る。 【構成】 定着ヒートローラ1は、駆動源からの回転駆
動力がマザーギア6、定着駆動ギア4、中継ギア7、定
着ギア3を介して伝達されることにより回転する。定着
バックアップローラ2は定着ヒートローラ1に従動す
る。定着駆動ギア4は、中継ギア7の軸部7cを中心に
回動するスイングアーム5の先端部に、中継ギア7に係
合した状態で、軸部4cを支点にして回転可能に設けら
れている。ばね等の弾性力を利用してスイングアーム5
に矢印Fの方向から押力を加えることにより、定着駆動
ギア4はマザーギア6に押しつけられ噛み合っている。
定着駆動ギア4に所定値を越える負荷が加わると、弾性
力に抗して、定着駆動ギア4は矢印Aの方向に移動し、
マザーギア6との噛み合いは解除される。
率を低減し、しかも簡略な構造のトナー定着装置を得
る。 【構成】 定着ヒートローラ1は、駆動源からの回転駆
動力がマザーギア6、定着駆動ギア4、中継ギア7、定
着ギア3を介して伝達されることにより回転する。定着
バックアップローラ2は定着ヒートローラ1に従動す
る。定着駆動ギア4は、中継ギア7の軸部7cを中心に
回動するスイングアーム5の先端部に、中継ギア7に係
合した状態で、軸部4cを支点にして回転可能に設けら
れている。ばね等の弾性力を利用してスイングアーム5
に矢印Fの方向から押力を加えることにより、定着駆動
ギア4はマザーギア6に押しつけられ噛み合っている。
定着駆動ギア4に所定値を越える負荷が加わると、弾性
力に抗して、定着駆動ギア4は矢印Aの方向に移動し、
マザーギア6との噛み合いは解除される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
複写機やプリンタ等に組み込まれるトナー定着装置に関
する。
複写機やプリンタ等に組み込まれるトナー定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術と課題】電子写真方式を用いた複写機やプ
リンタ等において、トナー像を転写された用紙が定着ロ
ーラに挟まれた状態で紙詰まりが発生することがある。
この場合、定着ローラから用紙を引き抜く際に、定着ロ
ーラを駆動するための各ギアが常に噛み合ったままであ
ると、用紙に大きな負荷がかかり、用紙が破れやすいと
いう問題がある。
リンタ等において、トナー像を転写された用紙が定着ロ
ーラに挟まれた状態で紙詰まりが発生することがある。
この場合、定着ローラから用紙を引き抜く際に、定着ロ
ーラを駆動するための各ギアが常に噛み合ったままであ
ると、用紙に大きな負荷がかかり、用紙が破れやすいと
いう問題がある。
【0003】このため、紙詰まりが発生したときには、
定着ローラを駆動するためのギアの噛み合いが外れる機
構を備えたトナー定着装置がある。しかしながら、この
ような機構を備えたトナー定着装置において、定着ロー
ラから用紙を引き抜く場合、通紙方向と逆の方向に用紙
を引き抜けば問題はないが、通紙方向に用紙を引き抜く
と、定着ローラがつられて回転し、未定着トナーが定着
ローラの全周に点在して付着する。従って、定着ローラ
の全周が汚れ、紙詰まりが発生し易くなるという新たな
問題が発生する。
定着ローラを駆動するためのギアの噛み合いが外れる機
構を備えたトナー定着装置がある。しかしながら、この
ような機構を備えたトナー定着装置において、定着ロー
ラから用紙を引き抜く場合、通紙方向と逆の方向に用紙
を引き抜けば問題はないが、通紙方向に用紙を引き抜く
と、定着ローラがつられて回転し、未定着トナーが定着
ローラの全周に点在して付着する。従って、定着ローラ
の全周が汚れ、紙詰まりが発生し易くなるという新たな
問題が発生する。
【0004】また、これとは別に、紙詰まりが発生した
ときには、定着ローラを離す機構を備えたトナー定着装
置がある。このトナー定着装置は前記問題を全て解決で
きるが、機構が複雑であった。そこで、本発明の課題
は、紙詰まり処理が容易にでき、紙詰まりが発生しにく
く、しかも簡略な構造のトナー定着装置を提供すること
にある。
ときには、定着ローラを離す機構を備えたトナー定着装
置がある。このトナー定着装置は前記問題を全て解決で
きるが、機構が複雑であった。そこで、本発明の課題
は、紙詰まり処理が容易にでき、紙詰まりが発生しにく
く、しかも簡略な構造のトナー定着装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るトナー定着装置は、(a)トナ
ーを記録紙に定着するための定着ローラと、(b)前記
定着ローラに連結された第1駆動ギアと、(c)前記第
1駆動ギアに係合して回転駆動源からの回転駆動力を前
記第1駆動ギアに伝える第2駆動ギアと、(d)前記第
1駆動ギアにかかる負荷が所定値を越えると、前記第1
駆動ギアと前記第2駆動ギアの係合を解除する手段と、
を備えたことを特徴とする。ここに、第1駆動ギアと第
2駆動ギアの係合を解除するかどうかを決定する所定値
は、記録紙の引張力(例えば2〜3kg)を基準にして
設定される。
するため、本発明に係るトナー定着装置は、(a)トナ
ーを記録紙に定着するための定着ローラと、(b)前記
定着ローラに連結された第1駆動ギアと、(c)前記第
1駆動ギアに係合して回転駆動源からの回転駆動力を前
記第1駆動ギアに伝える第2駆動ギアと、(d)前記第
1駆動ギアにかかる負荷が所定値を越えると、前記第1
駆動ギアと前記第2駆動ギアの係合を解除する手段と、
を備えたことを特徴とする。ここに、第1駆動ギアと第
2駆動ギアの係合を解除するかどうかを決定する所定値
は、記録紙の引張力(例えば2〜3kg)を基準にして
設定される。
【0006】以上の構成において、記録紙が定着ローラ
に挟まれた状態で紙詰まりが発生した場合、記録紙が破
れない程度の力で定着ローラから用紙を引き抜くことが
できるときは、第1駆動ギアにかかる負荷は所定値を越
えない。従って、第1駆動ギアと第2駆動ギアは噛み合
ったままである。定着ローラは記録紙の引き抜きにつら
れて回転することはなく、記録紙を通紙方向に引き抜い
ても、未定着トナーは定着ローラ表面に軸方向に平行に
1本の直線状に付着する。
に挟まれた状態で紙詰まりが発生した場合、記録紙が破
れない程度の力で定着ローラから用紙を引き抜くことが
できるときは、第1駆動ギアにかかる負荷は所定値を越
えない。従って、第1駆動ギアと第2駆動ギアは噛み合
ったままである。定着ローラは記録紙の引き抜きにつら
れて回転することはなく、記録紙を通紙方向に引き抜い
ても、未定着トナーは定着ローラ表面に軸方向に平行に
1本の直線状に付着する。
【0007】そして、記録紙が破れる程度の力で定着ロ
ーラから記録紙を引き抜くときは、第1駆動ギアにかか
る負荷は所定値をこえ、第1駆動ギアと第2駆動ギアの
噛み合いが外れる。従って、定着ローラは記録紙の引き
抜きにつられて回転し、記録紙は破れることなく引き抜
かれる。
ーラから記録紙を引き抜くときは、第1駆動ギアにかか
る負荷は所定値をこえ、第1駆動ギアと第2駆動ギアの
噛み合いが外れる。従って、定着ローラは記録紙の引き
抜きにつられて回転し、記録紙は破れることなく引き抜
かれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るトナー定着装置の一実施
例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2に示す
ように、トナー定着装置は、概略、定着ヒートローラ
1、定着バックアップローラ2、定着ギア3、定着駆動
ギア4、スイングアーム5、マザーギア6及び中継ギア
7で構成されている。
例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2に示す
ように、トナー定着装置は、概略、定着ヒートローラ
1、定着バックアップローラ2、定着ギア3、定着駆動
ギア4、スイングアーム5、マザーギア6及び中継ギア
7で構成されている。
【0009】定着ヒートローラ1及び定着バックアップ
ローラ2はそれぞれ一対の支軸1a,2aに互いに対向
する位置に取り付けられている。ヒートローラ1の内部
にはヒータが内蔵されており、このヒータによりローラ
1の表面を所定温度に上昇させ、維持させる。バックア
ップローラ2はヒートローラ1に圧接するように支軸2
aに回転自在に装着されている。
ローラ2はそれぞれ一対の支軸1a,2aに互いに対向
する位置に取り付けられている。ヒートローラ1の内部
にはヒータが内蔵されており、このヒータによりローラ
1の表面を所定温度に上昇させ、維持させる。バックア
ップローラ2はヒートローラ1に圧接するように支軸2
aに回転自在に装着されている。
【0010】定着ギア3はヒートローラ1が設けられて
いる支軸1aに取り付けられている。この定着ギア3は
略下方に中継ギア7と係合する。中継ギア7は小径ギア
部7aと大径ギア部7bと軸部7cからなり、小径ギア
部7aが定着ギア3に係合した状態で軸部7cを支点に
して回転することができる。スイングアーム5は中継ギ
ア7の軸部7cに、軸部7cを支点にして回動自在に設
けられている。このスイングアーム5に定着駆動ギア4
が設けられている。すなわち、定着駆動ギア4は小径ギ
ア部4aと大径ギア部4bと軸部4cからなり、小径ギ
ア部4aが中継ギア7の大径ギア部7bに係合した状態
でスイングアーム5の先端部に軸部4cを回転可能にし
て設けられている。従って、定着駆動ギア4は軸部4c
を支点にして回転することができる。
いる支軸1aに取り付けられている。この定着ギア3は
略下方に中継ギア7と係合する。中継ギア7は小径ギア
部7aと大径ギア部7bと軸部7cからなり、小径ギア
部7aが定着ギア3に係合した状態で軸部7cを支点に
して回転することができる。スイングアーム5は中継ギ
ア7の軸部7cに、軸部7cを支点にして回動自在に設
けられている。このスイングアーム5に定着駆動ギア4
が設けられている。すなわち、定着駆動ギア4は小径ギ
ア部4aと大径ギア部4bと軸部4cからなり、小径ギ
ア部4aが中継ギア7の大径ギア部7bに係合した状態
でスイングアーム5の先端部に軸部4cを回転可能にし
て設けられている。従って、定着駆動ギア4は軸部4c
を支点にして回転することができる。
【0011】マザーギア6は支軸6aに取り付けられて
おり、図示しない回転駆動源であるモータからの回転駆
動力により支軸6aを支点として回転する。さらに、ば
ね等の弾性力を利用してスイングアーム5に矢印F(図
1参照)の方向から押力を加えることにより、定着駆動
ギア4の大径ギア部4bはマザーギア6に押しつけられ
噛み合っている。そして、この定着駆動ギア4に所定値
(例えば、用紙10の引張力2〜3kg)を越える負荷
が加わると、矢印F方向からの押力に抗して軸部7cを
支点にしてスイングアーム5と定着駆動ギア4が矢印A
の方向に回動し、マザーギア6との噛み合いが解除され
るようになっている。
おり、図示しない回転駆動源であるモータからの回転駆
動力により支軸6aを支点として回転する。さらに、ば
ね等の弾性力を利用してスイングアーム5に矢印F(図
1参照)の方向から押力を加えることにより、定着駆動
ギア4の大径ギア部4bはマザーギア6に押しつけられ
噛み合っている。そして、この定着駆動ギア4に所定値
(例えば、用紙10の引張力2〜3kg)を越える負荷
が加わると、矢印F方向からの押力に抗して軸部7cを
支点にしてスイングアーム5と定着駆動ギア4が矢印A
の方向に回動し、マザーギア6との噛み合いが解除され
るようになっている。
【0012】次に、以上の構成からなるトナー定着装置
及び定着ローラを駆動するギアの解除機構の動作につい
て説明する。モータの回転駆動力は支軸6aに取り付け
られたマザーギア6を時計回り方向に回転駆動させる。
マザーギア6の回転駆動力は定着駆動ギア4を反時計回
り方向に回転駆動させる。駆動力を受けた定着駆動ギア
4は中継ギア7を介して定着ギア3を反時計回り方向に
回転駆動させる。駆動力を受けた定着ギア3は支軸1a
に固定されているので、これによって同じ支軸1aに固
定されたヒートローラ1が同方向に回転駆動され、定着
ローラ1に弾性的に圧接するバックアップローラ2が従
動回転する。こうして、用紙10はヒートローラ1とバ
ックアップローラ2に挟まれた状態で矢印B方向に搬送
され、用紙10上に転写されたトナー像は加熱、加圧さ
れ定着する。
及び定着ローラを駆動するギアの解除機構の動作につい
て説明する。モータの回転駆動力は支軸6aに取り付け
られたマザーギア6を時計回り方向に回転駆動させる。
マザーギア6の回転駆動力は定着駆動ギア4を反時計回
り方向に回転駆動させる。駆動力を受けた定着駆動ギア
4は中継ギア7を介して定着ギア3を反時計回り方向に
回転駆動させる。駆動力を受けた定着ギア3は支軸1a
に固定されているので、これによって同じ支軸1aに固
定されたヒートローラ1が同方向に回転駆動され、定着
ローラ1に弾性的に圧接するバックアップローラ2が従
動回転する。こうして、用紙10はヒートローラ1とバ
ックアップローラ2に挟まれた状態で矢印B方向に搬送
され、用紙10上に転写されたトナー像は加熱、加圧さ
れ定着する。
【0013】ところで、現像された用紙10がヒートロ
ーラ1とバックアップローラ2に挟まれた状態で紙詰ま
りが発生したと想定する。この場合、通紙方向と逆の方
向、すなわち未定着側に用紙を引き抜いて排除するのが
通常であるが、通紙方向に用紙を引き抜いて排除するこ
ともある。このとき、従来のように、定着駆動ギアとマ
ザーギアの噛み合いが解除されると、引き抜いている用
紙につられてヒートローラ及びバックアップローラが回
転する。従って、未定着トナーがヒートローラの全周に
点在して付着する。ヒートローラに付着したトナーは紙
詰まり処理後の空転時にバックアップローラに移り、紙
詰まり処理後にプリントした用紙面を広範囲に汚すこと
となり、紙詰まりも発生し易くなる。
ーラ1とバックアップローラ2に挟まれた状態で紙詰ま
りが発生したと想定する。この場合、通紙方向と逆の方
向、すなわち未定着側に用紙を引き抜いて排除するのが
通常であるが、通紙方向に用紙を引き抜いて排除するこ
ともある。このとき、従来のように、定着駆動ギアとマ
ザーギアの噛み合いが解除されると、引き抜いている用
紙につられてヒートローラ及びバックアップローラが回
転する。従って、未定着トナーがヒートローラの全周に
点在して付着する。ヒートローラに付着したトナーは紙
詰まり処理後の空転時にバックアップローラに移り、紙
詰まり処理後にプリントした用紙面を広範囲に汚すこと
となり、紙詰まりも発生し易くなる。
【0014】そこで、本実施例では、用紙10が破れな
い程度の力でローラ1,2から用紙10を引き抜くこと
ができるときは、定着駆動ギア4とマザーギア6は噛み
合ったままにされる。この場合、用紙10を引き抜いて
もヒートローラ1とバックアップローラ2はつられて回
転しない。図3に示すように、用紙10を矢印Bの方向
に引き抜いた場合、未定着トナー12はヒートローラ1
の長手方向に一直線状に付着する。ヒートローラ1に付
着したトナーは紙詰まり処理後の空転時にバックアップ
ローラ2に移り、紙詰まり処理後にプリントした用紙面
を汚すことになるが、ローラ1,2の汚れは一直線状で
あるため、用紙面の汚れは従来と比較して狭い範囲です
み、紙詰まりも発生しにくくなる。
い程度の力でローラ1,2から用紙10を引き抜くこと
ができるときは、定着駆動ギア4とマザーギア6は噛み
合ったままにされる。この場合、用紙10を引き抜いて
もヒートローラ1とバックアップローラ2はつられて回
転しない。図3に示すように、用紙10を矢印Bの方向
に引き抜いた場合、未定着トナー12はヒートローラ1
の長手方向に一直線状に付着する。ヒートローラ1に付
着したトナーは紙詰まり処理後の空転時にバックアップ
ローラ2に移り、紙詰まり処理後にプリントした用紙面
を汚すことになるが、ローラ1,2の汚れは一直線状で
あるため、用紙面の汚れは従来と比較して狭い範囲です
み、紙詰まりも発生しにくくなる。
【0015】一方、用紙10が破れる程度の力でローラ
1,2から用紙10を引き抜かなければならないとき
は、定着駆動ギア4とマザーギア6の噛み合いが解除さ
れ、用紙10は破れることなく引き抜くことができる。
すなわち、用紙10を強く引き抜くと、ローラ1,2に
負荷がかかる。この負荷は定着ギア3及び中継ギア7を
介して定着駆動ギア4に加わる。マザーギア6は回転し
ないのでギア4にある程度の負荷(例えば、用紙10の
引張力2〜3kg)が加わると、矢印F方向からの押力
に抗して軸部7cを支点にしてスイングアーム5と定着
駆動ギア4が矢印A(図1参照)の方向に回動し、マザ
ーギア6との噛み合いが外れる。従って、用紙10の引
き抜きにつれてローラ1,2は回転するので、用紙10
は破れることなくローラ1,2から引き抜くことができ
る。紙詰まりした用紙10が取り除かれた後は、マザー
ギア6から外れた定着駆動ギア4並びにスイングアーム
5は元の位置に戻され、定着駆動ギア4はマザーギア6
に再び噛み合わされる。
1,2から用紙10を引き抜かなければならないとき
は、定着駆動ギア4とマザーギア6の噛み合いが解除さ
れ、用紙10は破れることなく引き抜くことができる。
すなわち、用紙10を強く引き抜くと、ローラ1,2に
負荷がかかる。この負荷は定着ギア3及び中継ギア7を
介して定着駆動ギア4に加わる。マザーギア6は回転し
ないのでギア4にある程度の負荷(例えば、用紙10の
引張力2〜3kg)が加わると、矢印F方向からの押力
に抗して軸部7cを支点にしてスイングアーム5と定着
駆動ギア4が矢印A(図1参照)の方向に回動し、マザ
ーギア6との噛み合いが外れる。従って、用紙10の引
き抜きにつれてローラ1,2は回転するので、用紙10
は破れることなくローラ1,2から引き抜くことができ
る。紙詰まりした用紙10が取り除かれた後は、マザー
ギア6から外れた定着駆動ギア4並びにスイングアーム
5は元の位置に戻され、定着駆動ギア4はマザーギア6
に再び噛み合わされる。
【0016】なお、本発明に係るトナー定着装置は前記
実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。特に、定着ローラを駆動
するギアの解除手段は前記実施例に限定されるものでは
なく、仕様に合わせて種々の機構が採用される。
実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。特に、定着ローラを駆動
するギアの解除手段は前記実施例に限定されるものでは
なく、仕様に合わせて種々の機構が採用される。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、紙詰まり処理の際、定着ローラに連結された第
1駆動ギアにかかる負荷が所定値以内であるときは、回
転駆動源からの回転駆動力を第1駆動ギアに伝える第2
駆動ギアと前記第1駆動ギアは係合したままであるの
で、定着ローラが記録紙の引き抜きにつられて回転する
ことなく、定着ローラの表面の汚れが狭い範囲ですみ、
紙詰まり発生が従来より低減する。
よれば、紙詰まり処理の際、定着ローラに連結された第
1駆動ギアにかかる負荷が所定値以内であるときは、回
転駆動源からの回転駆動力を第1駆動ギアに伝える第2
駆動ギアと前記第1駆動ギアは係合したままであるの
で、定着ローラが記録紙の引き抜きにつられて回転する
ことなく、定着ローラの表面の汚れが狭い範囲ですみ、
紙詰まり発生が従来より低減する。
【0018】また、第1駆動ギアにかかる負荷が所定値
を越えるときは、第1駆動ギアと第2駆動ギアの係合が
解除されるので、定着ローラが記録紙の引き抜きにつら
れて回転し、記録紙は破れることなく定着ローラから引
き抜くことができる。この結果、紙詰まり処理が容易に
でき、紙詰まりの発生率を低減し、しかも簡略な構造の
トナー定着装置が得られる。
を越えるときは、第1駆動ギアと第2駆動ギアの係合が
解除されるので、定着ローラが記録紙の引き抜きにつら
れて回転し、記録紙は破れることなく定着ローラから引
き抜くことができる。この結果、紙詰まり処理が容易に
でき、紙詰まりの発生率を低減し、しかも簡略な構造の
トナー定着装置が得られる。
【図1】本発明に係るトナー定着装置の一実施例を示す
正面図。
正面図。
【図2】図1に示されているトナー定着装置の側面図。
【図3】紙詰まりが発生した際の処理方法を説明するた
めの正面図。
めの正面図。
1…定着ヒートローラ 2…定着バックアップローラ 3…定着ギア 4…定着駆動ギア 5…スイングアーム 6…マザーギア 7…中継ギア
Claims (1)
- 【請求項1】 トナーを記録紙に定着するための定着ロ
ーラと、 前記定着ローラに連結された第1駆動ギアと、 前記第1駆動ギアに係合して回転駆動源からの回転駆動
力を前記第1駆動ギアに伝える第2駆動ギアと、 前記第1駆動ギアにかかる負荷が所定値を越えると、前
記第1駆動ギアと前記第2駆動ギアの係合を解除する手
段と、 を備えたことを特徴とするトナー定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4303689A JPH06149119A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | トナー定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4303689A JPH06149119A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | トナー定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149119A true JPH06149119A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17924060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4303689A Pending JPH06149119A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | トナー定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01274736A (ja) * | 1988-04-26 | 1989-11-02 | Canon Inc | 注視点方向検出装置を有する光学装置 |
US7343129B2 (en) | 2004-10-15 | 2008-03-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP4303689A patent/JPH06149119A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01274736A (ja) * | 1988-04-26 | 1989-11-02 | Canon Inc | 注視点方向検出装置を有する光学装置 |
US7343129B2 (en) | 2004-10-15 | 2008-03-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus |
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