JPH09212030A - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents
画像形成装置の定着装置Info
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- JPH09212030A JPH09212030A JP8035763A JP3576396A JPH09212030A JP H09212030 A JPH09212030 A JP H09212030A JP 8035763 A JP8035763 A JP 8035763A JP 3576396 A JP3576396 A JP 3576396A JP H09212030 A JPH09212030 A JP H09212030A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トナー像を担持する転写材に対する加熱加圧手
段をそなえた定着装置のジャム処理の作業性の向上をは
かる。 【構成】加圧手段を、加圧位置と非加圧位置との間に回
動できるようにするとともに、ジャム処理時に、該手段
の非加圧位置を維持するとともに、再開時には自動的に
加圧状態に復帰する手段を設ける。
段をそなえた定着装置のジャム処理の作業性の向上をは
かる。 【構成】加圧手段を、加圧位置と非加圧位置との間に回
動できるようにするとともに、ジャム処理時に、該手段
の非加圧位置を維持するとともに、再開時には自動的に
加圧状態に復帰する手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複写機、プリンタなど
の画像形成装置、とくにその定着装置に関するものであ
る。
の画像形成装置、とくにその定着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術と解決すべき課題】静電複写機など周知の画
像形成装置にあっては、紙などの転写材に静電的に形成
されたトナー像を該転写材に定着固定するため、これを
加熱、加圧することがとがひろく行われている。
像形成装置にあっては、紙などの転写材に静電的に形成
されたトナー像を該転写材に定着固定するため、これを
加熱、加圧することがとがひろく行われている。
【0003】トナー像を担持する転写材を加熱、加圧す
る手段としては従来から種々な仕方が提案されている
が、例えば、特開平4ー44075号、特開平4ー20
4980〜204984号等に開示されているような、
所謂フイルム加熱方式が知られている。
る手段としては従来から種々な仕方が提案されている
が、例えば、特開平4ー44075号、特開平4ー20
4980〜204984号等に開示されているような、
所謂フイルム加熱方式が知られている。
【0004】このような方式の定着装置について、以下
「図7」、「図8」によって略述する。「図7」は定着
装置の加圧ローラ、ヒータユニットを含む定着部位の側
断面図であって、紙面に垂直方向に軸線を具備する加圧
ローラ5にヒータユニット6が当接している。
「図7」、「図8」によって略述する。「図7」は定着
装置の加圧ローラ、ヒータユニットを含む定着部位の側
断面図であって、紙面に垂直方向に軸線を具備する加圧
ローラ5にヒータユニット6が当接している。
【0005】前記加圧ローラ5は金属製芯金16外周に
ゴムなどの弾性材からなるローラ層17を設けてなる。
ヒータユニット6は、円筒状の耐熱性フイルムからなる
定着フィルム20と、その内面にあって前記定着フィル
ムをガイドするフイルムガイド18及び該フイルムガイ
ド18に取着されて前記加圧ローラに対向する位置に配
設されたヒータ19とからなっている。
ゴムなどの弾性材からなるローラ層17を設けてなる。
ヒータユニット6は、円筒状の耐熱性フイルムからなる
定着フィルム20と、その内面にあって前記定着フィル
ムをガイドするフイルムガイド18及び該フイルムガイ
ド18に取着されて前記加圧ローラに対向する位置に配
設されたヒータ19とからなっている。
【0006】前記フイルムガイド18の両端部、定着フ
ィルム20の紙面垂直方向外側位置に配置したばね(不
図示)によって、ヒータユニット6は前記加圧ローラ5
に圧接されて両者間に、符号Nで示すように圧接ニップ
部が形成されており、前記ヒータ19はこの部位に位置
するように配設してあるものとする。
ィルム20の紙面垂直方向外側位置に配置したばね(不
図示)によって、ヒータユニット6は前記加圧ローラ5
に圧接されて両者間に、符号Nで示すように圧接ニップ
部が形成されており、前記ヒータ19はこの部位に位置
するように配設してあるものとする。
【0007】このような定着手段により、加圧ローラ5
を駆動することによって、これと前記定着フイルム乃至
転写材との摩擦によって定着フイルム18は加圧ローラ
と同期走行する。これに対して、図示矢印A方向から前
記ニップ部Nにトナー像を担持する転写材を通過させる
ことにより、これが圧力と熱を受けてトナー像が転写材
に融解固定されて定着が行われることになる。
を駆動することによって、これと前記定着フイルム乃至
転写材との摩擦によって定着フイルム18は加圧ローラ
と同期走行する。これに対して、図示矢印A方向から前
記ニップ部Nにトナー像を担持する転写材を通過させる
ことにより、これが圧力と熱を受けてトナー像が転写材
に融解固定されて定着が行われることになる。
【0008】このような定着手段は、とくに定着ユニッ
ト6が低熱容量の部位からなっているので、スイッチ投
入から、定着部位が定着可能温度に達するまでのウェイ
トタイムを短縮でき、省電力化をも可能とするので次第
に多用されるようになってきている。
ト6が低熱容量の部位からなっているので、スイッチ投
入から、定着部位が定着可能温度に達するまでのウェイ
トタイムを短縮でき、省電力化をも可能とするので次第
に多用されるようになってきている。
【0009】「図8」は上述のような加圧ローラ5とヒ
ータユニット6とを収納して構成した定着ユニットを示
す側面図である。フレーム2には前記の加圧ローラ5、
ヒータユニット6が収納されており、該フレーム2に
は、軸10に枢着された加圧板3が取着してある。ま
た、前記加圧板3のフック13と前記フレーム2に設け
たフック14間にはばね15が配設してあって、これに
よって前記加圧板3がばね11を介して前記ヒータユニ
ット6を加圧ーラ5に当接せしめている。
ータユニット6とを収納して構成した定着ユニットを示
す側面図である。フレーム2には前記の加圧ローラ5、
ヒータユニット6が収納されており、該フレーム2に
は、軸10に枢着された加圧板3が取着してある。ま
た、前記加圧板3のフック13と前記フレーム2に設け
たフック14間にはばね15が配設してあって、これに
よって前記加圧板3がばね11を介して前記ヒータユニ
ット6を加圧ーラ5に当接せしめている。
【0010】また、前記フレーム2適所に設けたピン7
0にはレバー71が枢着してあり、その端部71aが前
記加圧板3に形成したフランジ3aに近接するように配
置してある。
0にはレバー71が枢着してあり、その端部71aが前
記加圧板3に形成したフランジ3aに近接するように配
置してある。
【0011】このような構成の定着ユニットが画像形成
装置に装着されて作動するにあたり、この定着ユニット
部位でジャムが発生した場合には、前記レバー71の外
部に突出した端部を持って図示反時計方向に回動させる
と、ばね15の作用に抗して前記加圧板3が時計方向に
回動する。これによってフイルムガイド18に対するば
ね11の作用が解除されるので、ニップ部Nに詰ってい
る転写材を自由に除去することができる。
装置に装着されて作動するにあたり、この定着ユニット
部位でジャムが発生した場合には、前記レバー71の外
部に突出した端部を持って図示反時計方向に回動させる
と、ばね15の作用に抗して前記加圧板3が時計方向に
回動する。これによってフイルムガイド18に対するば
ね11の作用が解除されるので、ニップ部Nに詰ってい
る転写材を自由に除去することができる。
【0012】ところで上記のような構成の定着装置で
は、ジャム処理後も加圧ローラに対する加圧が解除され
た状態が維持されるので、以降の画像形成動作を行うに
は再度前記レバーを元に戻してヒータユニット6と加圧
ローラ6との圧接状態を回復する必要があり、うっかり
忘れるような事態も当然あって作業性が悪いと云わざる
を得なかった。
は、ジャム処理後も加圧ローラに対する加圧が解除され
た状態が維持されるので、以降の画像形成動作を行うに
は再度前記レバーを元に戻してヒータユニット6と加圧
ローラ6との圧接状態を回復する必要があり、うっかり
忘れるような事態も当然あって作業性が悪いと云わざる
を得なかった。
【0013】本発明はこのような事態に対処すべくなさ
れたものであって、ジャム処理時に解除された加圧力
が、ジャム処理後には自動的に回復してそのまま画像形
成動作に移行できるような定着装置を提供することを目
的とするものである。
れたものであって、ジャム処理時に解除された加圧力
が、ジャム処理後には自動的に回復してそのまま画像形
成動作に移行できるような定着装置を提供することを目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決する技術手段、その作用】上記の目的を達
成するため、本発明は、トナー像を担持する転写材を加
熱するための加熱手段と、該加熱手段に圧接する加圧手
段と、少なくともこれら両手段のいずれかに駆動源から
の駆動力を付与する搬送手段とを備えていて前記加熱手
段と加圧手段との間に転写材を通過させてトナー像を転
写材に定着させるとともに、前記加圧手段の加圧を解除
する解除手段を具備する画像形成装置の定着装置におい
て、前記解除手段は、駆動源からの駆動が停止した状態
ではその解除状態が維持されるとともに、駆動が再開さ
れたときには自動的に加圧状態に復帰することを特徴と
する定着装置(1)、または、上記(1)記載のものに
おいて、加熱手段が、加圧手段に当接してこれと同期走
行する定着フイルムと、該定着フィルムからみて加圧手
段と反対側に配設した熱源とからなることを特徴とする
定着装置(2)、または、上記(1)記載のものにおい
て、加熱手段が、熱源をそなえた定着ローラであること
を特徴とする定着装置(3)、または、上記(1)乃至
(3)のいずれかのものにおいて、解除手段が、加圧位
置と非加圧位置との間を回動変位可能の加圧手段と、該
加圧手段の回動によって回動する欠歯ギヤと、駆動源か
らの駆動をワンウエイクラッチを介して前記欠歯ギヤへ
伝達するギヤをそなえてなることを特徴とする定着装置
(4)である。
成するため、本発明は、トナー像を担持する転写材を加
熱するための加熱手段と、該加熱手段に圧接する加圧手
段と、少なくともこれら両手段のいずれかに駆動源から
の駆動力を付与する搬送手段とを備えていて前記加熱手
段と加圧手段との間に転写材を通過させてトナー像を転
写材に定着させるとともに、前記加圧手段の加圧を解除
する解除手段を具備する画像形成装置の定着装置におい
て、前記解除手段は、駆動源からの駆動が停止した状態
ではその解除状態が維持されるとともに、駆動が再開さ
れたときには自動的に加圧状態に復帰することを特徴と
する定着装置(1)、または、上記(1)記載のものに
おいて、加熱手段が、加圧手段に当接してこれと同期走
行する定着フイルムと、該定着フィルムからみて加圧手
段と反対側に配設した熱源とからなることを特徴とする
定着装置(2)、または、上記(1)記載のものにおい
て、加熱手段が、熱源をそなえた定着ローラであること
を特徴とする定着装置(3)、または、上記(1)乃至
(3)のいずれかのものにおいて、解除手段が、加圧位
置と非加圧位置との間を回動変位可能の加圧手段と、該
加圧手段の回動によって回動する欠歯ギヤと、駆動源か
らの駆動をワンウエイクラッチを介して前記欠歯ギヤへ
伝達するギヤをそなえてなることを特徴とする定着装置
(4)である。
【0015】このように構成することによって、ジャム
処理を容易かつ確実に遂行することができ、作業性の良
い定着装置を得ることができる。
処理を容易かつ確実に遂行することができ、作業性の良
い定着装置を得ることができる。
【0016】
【実施例の説明】「図1」は本発明を適用するに適した
画像形成装置の概略側断面図である。これについて略述
すると、画像形成装置本体41には、該本体に着脱自在
に、転写材を収納するカセット42、像担持体52、一
次帯電ローラ54、現像器53、クリーナ55を一体に
設けたカートリッジ49が装着してある。図示の状態
で、前記カートリッジ49内の像担持体52は本体側に
装架された転写ローラ50と当接している。
画像形成装置の概略側断面図である。これについて略述
すると、画像形成装置本体41には、該本体に着脱自在
に、転写材を収納するカセット42、像担持体52、一
次帯電ローラ54、現像器53、クリーナ55を一体に
設けたカートリッジ49が装着してある。図示の状態
で、前記カートリッジ49内の像担持体52は本体側に
装架された転写ローラ50と当接している。
【0017】画像形成動作について云うと、カセット4
2から取り出された転写材Sが給紙部43を経て、像担
持体52と転写ローラ50が当接する画像形成部位に達
すると、そのときまでに、帯電ローラ54、スキャナ4
7、ミラー48を経て像担持体に画像信号を付与する手
段、現像器53等によって像担持体52上に形成された
トナー像が転写部位に存在する転写材に転移する。
2から取り出された転写材Sが給紙部43を経て、像担
持体52と転写ローラ50が当接する画像形成部位に達
すると、そのときまでに、帯電ローラ54、スキャナ4
7、ミラー48を経て像担持体に画像信号を付与する手
段、現像器53等によって像担持体52上に形成された
トナー像が転写部位に存在する転写材に転移する。
【0018】その後、転写材は像担持体52から分離さ
れ、搬送路51を経て定着装置1に至り、ここでトナー
像が転写材に定着固定され、搬送ローラ63、64を経
て装置本体頂部の積載部位46に至るものとする。
れ、搬送路51を経て定着装置1に至り、ここでトナー
像が転写材に定着固定され、搬送ローラ63、64を経
て装置本体頂部の積載部位46に至るものとする。
【0019】「図2」は上記画像形成装置における定着
ユニット部分のみを示す斜視図、「図3」その側断面図
である。該定着ユニット1はフレーム2とこれに枢着さ
れた加圧板3とを具備している。加圧板3の枢着は、こ
れに設けた軸10をフレーム2に設けた孔9に遊嵌する
ことによってなされている。また、前記フレーム2に設
けた長孔内に配置した軸受4には加圧ローラ5が配設し
てあり、これに当接する位置にヒータユニット6が配設
してある。
ユニット部分のみを示す斜視図、「図3」その側断面図
である。該定着ユニット1はフレーム2とこれに枢着さ
れた加圧板3とを具備している。加圧板3の枢着は、こ
れに設けた軸10をフレーム2に設けた孔9に遊嵌する
ことによってなされている。また、前記フレーム2に設
けた長孔内に配置した軸受4には加圧ローラ5が配設し
てあり、これに当接する位置にヒータユニット6が配設
してある。
【0020】該ヒータユニット6は前述の「図7」に示
したものと同様の構成を具備しており、そのフィルムガ
イド18の両端の、フレーム2の長孔まで突出した部位
がばね受12を形成して該長孔内に摺動自在に配置さ
れ、これと前記加圧板3との間にばね11が配設してあ
る。加圧板3はフック13、14によってフレーム2と
加圧板3との間に配置したばね15によって閉塞されて
いるので、前記ばね11がばね受12を介してヒータユ
ニット6を前記加圧ローラ5に圧接することになり、こ
の圧接ニップ部に転写材を通過させて定着を行うことが
できる。
したものと同様の構成を具備しており、そのフィルムガ
イド18の両端の、フレーム2の長孔まで突出した部位
がばね受12を形成して該長孔内に摺動自在に配置さ
れ、これと前記加圧板3との間にばね11が配設してあ
る。加圧板3はフック13、14によってフレーム2と
加圧板3との間に配置したばね15によって閉塞されて
いるので、前記ばね11がばね受12を介してヒータユ
ニット6を前記加圧ローラ5に圧接することになり、こ
の圧接ニップ部に転写材を通過させて定着を行うことが
できる。
【0021】定着ユニット1の駆動は、加圧ローラ5の
芯金16の一方の端部に設けたギヤ21が、不図示の駆
動源から駆動力を得て行われるものとする。また、フレ
ーム2に設けた軸受22に配置した軸23にはギヤ2
4、ワンウエイクラッチ25、ギヤ26が配設してあ
り、前記駆動ギヤ21はギヤ24に噛合している。
芯金16の一方の端部に設けたギヤ21が、不図示の駆
動源から駆動力を得て行われるものとする。また、フレ
ーム2に設けた軸受22に配置した軸23にはギヤ2
4、ワンウエイクラッチ25、ギヤ26が配設してあ
り、前記駆動ギヤ21はギヤ24に噛合している。
【0022】さらに、前記軸10には、前記ギヤ26に
噛み合う位置に欠歯ギヤ27が設けてあり、該ギヤ27
は定着ユニットが作動状態にあるるときには、「図
1」、「図2」に示すようにその歯部31がギヤ26に
噛合しない位置にあるように構成してある。
噛み合う位置に欠歯ギヤ27が設けてあり、該ギヤ27
は定着ユニットが作動状態にあるるときには、「図
1」、「図2」に示すようにその歯部31がギヤ26に
噛合しない位置にあるように構成してある。
【0023】「図4」前記ワンウエイクラッチ25の構
成を示す側面図である。図示のように、ギヤ26の側面
に形成されたラチェットギヤ28と、軸23側に形成さ
れたラチェットギヤ29とをそなえ、ラチェットギヤ2
9がばね30によってラチェットギヤ28側に偏倚され
ている。ギヤ26が図示左方からみて反時計方向に回動
するときにはラチェットギヤ29は右方に逃げて回転が
伝達されないが、時計方向に回転するときには両ラチェ
ットギヤが噛合して、ギヤ26の回転が軸23に伝達さ
れることになる。
成を示す側面図である。図示のように、ギヤ26の側面
に形成されたラチェットギヤ28と、軸23側に形成さ
れたラチェットギヤ29とをそなえ、ラチェットギヤ2
9がばね30によってラチェットギヤ28側に偏倚され
ている。ギヤ26が図示左方からみて反時計方向に回動
するときにはラチェットギヤ29は右方に逃げて回転が
伝達されないが、時計方向に回転するときには両ラチェ
ットギヤが噛合して、ギヤ26の回転が軸23に伝達さ
れることになる。
【0024】以上のように構成した定着ユニット(定着
装置)の作動について説明する。「図1」に示すような
画像形成装置において、定着部位にジャムが発生したと
きには、同図に符号65で示すジャム処理用の開閉蓋を
開放し、加圧板3に取着してあるレバー32を時計方向
(「図3」でみて)に回動して、ばね受12に加わるば
ね11の作用を開放し、加圧ローラ5に圧接しているヒ
ータユニット6の加圧を解除して転写材を引き出すこと
になる。
装置)の作動について説明する。「図1」に示すような
画像形成装置において、定着部位にジャムが発生したと
きには、同図に符号65で示すジャム処理用の開閉蓋を
開放し、加圧板3に取着してあるレバー32を時計方向
(「図3」でみて)に回動して、ばね受12に加わるば
ね11の作用を開放し、加圧ローラ5に圧接しているヒ
ータユニット6の加圧を解除して転写材を引き出すこと
になる。
【0025】この場合、「図3」からわかるように、レ
バー32を回動することによって加圧板3、軸10も回
動し、これによって前記欠歯ギヤ27も回動してその歯
部31がギヤ26に噛合する位置をとる。併しながら、
このときにはギヤ26が「図3」で見て反時計方向に回
動することになるのでワンウエイクラッチ25は空回り
して作動せず、この回転が駆動ギヤ21に伝達されるこ
とはない。
バー32を回動することによって加圧板3、軸10も回
動し、これによって前記欠歯ギヤ27も回動してその歯
部31がギヤ26に噛合する位置をとる。併しながら、
このときにはギヤ26が「図3」で見て反時計方向に回
動することになるのでワンウエイクラッチ25は空回り
して作動せず、この回転が駆動ギヤ21に伝達されるこ
とはない。
【0026】また、このときは、ばね15によって加圧
板3を旧位に復そうとする作用がはたらくが、この作用
によって前記欠歯ギヤ27を反時計方向に回動させる作
用がはたらくと、ギヤ26が時計方向に回動して前記ワ
ンウエイクラッチの作用で、軸23、ギヤ24を経て駆
動ギヤ21にトルクが伝達されるが、該駆動ギヤ21は
駆動源と接続されているので回転不能であるから、結
局、ばね15による加圧板3への復帰回動は阻止され
る。
板3を旧位に復そうとする作用がはたらくが、この作用
によって前記欠歯ギヤ27を反時計方向に回動させる作
用がはたらくと、ギヤ26が時計方向に回動して前記ワ
ンウエイクラッチの作用で、軸23、ギヤ24を経て駆
動ギヤ21にトルクが伝達されるが、該駆動ギヤ21は
駆動源と接続されているので回転不能であるから、結
局、ばね15による加圧板3への復帰回動は阻止され
る。
【0027】換言すると、レバー32を回動して定着ニ
ップ部における転写材への加圧を解除すると、以後、手
をレバーからはなしても加圧解除状態が継続するので、
自由にジャム処理を行うことができる。
ップ部における転写材への加圧を解除すると、以後、手
をレバーからはなしても加圧解除状態が継続するので、
自由にジャム処理を行うことができる。
【0028】ジャム処理後、装置をリセットするとその
自己診断機能によって不図示の駆動源が数秒程度発動し
て異常の有無をチェックするが、このとき、定着ユニッ
トの駆動ギヤ21にも駆動が伝達され、これによってギ
ヤ26が時計方向に回転し、ワンウエイクラッチ25を
介して欠歯ギヤ27がギヤ26の不噛合になるまで回動
する。これとともに欠歯ギヤ27から軸10を介して加
圧板3も回動して旧位に復し、各部材が「図3」に示す
位置をとって以後の定着作業が可能な状態となる。
自己診断機能によって不図示の駆動源が数秒程度発動し
て異常の有無をチェックするが、このとき、定着ユニッ
トの駆動ギヤ21にも駆動が伝達され、これによってギ
ヤ26が時計方向に回転し、ワンウエイクラッチ25を
介して欠歯ギヤ27がギヤ26の不噛合になるまで回動
する。これとともに欠歯ギヤ27から軸10を介して加
圧板3も回動して旧位に復し、各部材が「図3」に示す
位置をとって以後の定着作業が可能な状態となる。
【0029】以上説明したように、この定着装置によれ
ば、当該部位におけるジャム処理のために加圧ローラと
ヒータユニット間の加圧を解除すると、作業中その状態
が維持されてジャム処理を自由に遂行できるとともに、
終了後、装置をリセットすればこれによって定着装置が
自動的に再稼働可能の状態になるので、作業性の向上に
資するところが大きい。
ば、当該部位におけるジャム処理のために加圧ローラと
ヒータユニット間の加圧を解除すると、作業中その状態
が維持されてジャム処理を自由に遂行できるとともに、
終了後、装置をリセットすればこれによって定着装置が
自動的に再稼働可能の状態になるので、作業性の向上に
資するところが大きい。
【0030】「図5」、「図6」は本発明の他の実施例
たる定着装置をしめすもので、「図5」は要部の斜視
図、「図6」はその側断面図である。この定着装置は前
記実施例のものと同様の弾性加圧ローラに、内部に加熱
源を具備する定着ローラを圧接して構成してあり、この
ような定着装置は従来から良く知られているところであ
るので、その構成作用についての詳細な説明は省略す
る。また、前記実施例所載の装置と対応する部位には同
一の符号を付して示してあり、それらについての説明も
必要ない限り省略する。
たる定着装置をしめすもので、「図5」は要部の斜視
図、「図6」はその側断面図である。この定着装置は前
記実施例のものと同様の弾性加圧ローラに、内部に加熱
源を具備する定着ローラを圧接して構成してあり、この
ような定着装置は従来から良く知られているところであ
るので、その構成作用についての詳細な説明は省略す
る。また、前記実施例所載の装置と対応する部位には同
一の符号を付して示してあり、それらについての説明も
必要ない限り省略する。
【0031】図示の装置の構成について説明すると、加
圧板105に配設した軸受106に加圧ローラ5が配設
してあり、不図示のフレームに固定された軸受103
に、内部熱源102を有する定着ローラ101が当接配
置してある。該定着ローラ101の一方の端部にはギヤ
104が取着してあり、これが不図示の駆動源に接続し
て駆動さけるようになっている。
圧板105に配設した軸受106に加圧ローラ5が配設
してあり、不図示のフレームに固定された軸受103
に、内部熱源102を有する定着ローラ101が当接配
置してある。該定着ローラ101の一方の端部にはギヤ
104が取着してあり、これが不図示の駆動源に接続し
て駆動さけるようになっている。
【0032】定着ローラ101に対向配置した加圧ロー
ラ5は、「図6」からわかるように、加圧板105に当
接したばね107によって前記定着ローラ101側に偏
倚されており、また加圧板105には軸10が配設して
あり、これに欠歯ギヤ27が配設してある。
ラ5は、「図6」からわかるように、加圧板105に当
接したばね107によって前記定着ローラ101側に偏
倚されており、また加圧板105には軸10が配設して
あり、これに欠歯ギヤ27が配設してある。
【0033】前記定着ローラ101の駆動ギヤ104は
ギヤ24と噛合しており、該キヤ24と同軸のワンウエ
イクラッチ25、ギヤ26がが設けてあって、前記欠歯
ギヤ27は前記ギヤ26と噛合し得る位置に配置してあ
る。
ギヤ24と噛合しており、該キヤ24と同軸のワンウエ
イクラッチ25、ギヤ26がが設けてあって、前記欠歯
ギヤ27は前記ギヤ26と噛合し得る位置に配置してあ
る。
【0034】通常の画像形成時には、前記欠歯ギヤ27
は、「図6」に示すような、ギヤ26とは噛み合わない
位置に維持されているものとする。
は、「図6」に示すような、ギヤ26とは噛み合わない
位置に維持されているものとする。
【0035】ジヤム発生時に、加圧板105に取着した
レバー108を「図6」白抜き矢印方向に回動させる
と、加圧板105、従って加圧ローラは回動して定着ロ
ーラ101から離隔して定着部位にある転写材に対する
加圧を解除してその位置が保持されるから、ジャムした
転写材を容易に除去できる。
レバー108を「図6」白抜き矢印方向に回動させる
と、加圧板105、従って加圧ローラは回動して定着ロ
ーラ101から離隔して定着部位にある転写材に対する
加圧を解除してその位置が保持されるから、ジャムした
転写材を容易に除去できる。
【0036】加圧板105を回動することによる欠歯ギ
ヤのギヤ26との噛合以後の駆動ギヤ104、ギヤ2
4、ワンウエイクラッチ25、ギヤ26等の作動は前述
の実施例の場合と同様とする。従って、ジャム処理後、
装置をリセットすることによって加圧板105が自動的
に旧位に復し、その他の各部も定着作業を続行できる状
態になる。
ヤのギヤ26との噛合以後の駆動ギヤ104、ギヤ2
4、ワンウエイクラッチ25、ギヤ26等の作動は前述
の実施例の場合と同様とする。従って、ジャム処理後、
装置をリセットすることによって加圧板105が自動的
に旧位に復し、その他の各部も定着作業を続行できる状
態になる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャム発生時に、加圧ローラとこれに圧接する加熱部材
との間の加圧を解除してジャム処理を行うようにした画
像形成装置の定着装置において、ジャム処理のための操
作によって定着用の加圧状態が解除されるとともにその
状態が維持され、処理後、装置が稼働するとこれにとも
なって定着作業可能状態に自動的に復帰するので、処理
を安全且つ充分に行うことができ、解除手段の戻し忘れ
が生ずるおそれがなく作業性の向上に顕著な効果があ
る。
ジャム発生時に、加圧ローラとこれに圧接する加熱部材
との間の加圧を解除してジャム処理を行うようにした画
像形成装置の定着装置において、ジャム処理のための操
作によって定着用の加圧状態が解除されるとともにその
状態が維持され、処理後、装置が稼働するとこれにとも
なって定着作業可能状態に自動的に復帰するので、処理
を安全且つ充分に行うことができ、解除手段の戻し忘れ
が生ずるおそれがなく作業性の向上に顕著な効果があ
る。
【図1】 本発明を適用するに適した画像形成装置の概
略側断面図
略側断面図
【図2】 本発明の実施例たる定着ユニット(定着装
置)の要部の斜視図
置)の要部の斜視図
【図3】 同上側断面図
【図4】 同上に利用されるワンウエイクラッチの側面
図
図
【図5】 他の実施例を示す定着装置の要部の斜視図
【図6】 同上側断面図
【図7】 公知のフイルム加熱方式の定着装置の要部側
面図
面図
【図8】 同上定着装置の側面図
1 定着ユニット(定着装置) 2 フケーム 3 加圧板 5 加圧ローラ 6 ヒータユニット 11 ばね 12 ばね受 15 ばね 21、24、26 ギヤ 23 軸 25 ワンウエイクラッチ 27 欠歯ギヤ 28、29 ラチェットギヤ 30 ばね 41 画像形成装置本体 42 カセット 43 給紙部 45 排紙部 47 スキャナ 49 カートリッジ 50 転写ローラ 101 定着ローラ 102 ヒータ 104 駆動ギヤ 105 加圧板 107 ばね
Claims (4)
- 【請求項1】トナー像を担持する転写材を加熱するため
の加熱手段と、該加熱手段に圧接する加圧手段と、少な
くともこれら両手段のいずれかに駆動源からの駆動力を
付与する搬送手段とを備えていて前記加熱手段と加圧手
段との間に転写材を通過させてトナー像を転写材に定着
させるとともに、前記加圧手段の加圧を解除する解除手
段を具備する画像形成装置の定着装置において、 前記解除手段は、駆動源からの駆動が停止した状態では
その解除状態が維持されるとともに、駆動が再開された
ときには自動的に加圧状態に復帰することを特徴とする
定着装置。 - 【請求項2】加熱手段が、加圧手段に当接してこれと同
期走行する定着フイルムと、該定着フィルムからみて加
圧手段と反対側に配設した熱源とからなることを特徴と
する「請求項1」記載の定着装置。 - 【請求項3】加熱手段が、熱源をそなえた定着ローラで
あることを特徴とする「請求項1」記載の定着装置。 - 【請求項4】解除手段が、加圧位置と非加圧位置との間
を回動変位可能の加圧手段と、該加圧手段の回動によっ
て回動する欠歯ギヤと、駆動源からの駆動をワンウエイ
クラッチを介して前記欠歯ギヤへ伝達するギヤをそなえ
てなることを特徴とする「請求項1」乃至「請求項3」
のいずれか記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035763A JPH09212030A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像形成装置の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035763A JPH09212030A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像形成装置の定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09212030A true JPH09212030A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12450904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035763A Pending JPH09212030A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 画像形成装置の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09212030A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006221032A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008207927A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Seiko Epson Corp | 媒体搬送装置および媒体処理装置 |
US20130223864A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-08-29 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device, image forming apparatus including the same, and method for controlling the fixing device |
CN104035307A (zh) * | 2013-03-07 | 2014-09-10 | 佳能株式会社 | 图像加热设备 |
JP2014191135A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US11474464B2 (en) * | 2017-07-24 | 2022-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device and image forming apparatus, with shut off of drive transmission with opening operation of cover |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8035763A patent/JPH09212030A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006221032A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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US9037023B2 (en) * | 2012-02-29 | 2015-05-19 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device, image forming apparatus including the same, and method for controlling the fixing device |
CN104035307A (zh) * | 2013-03-07 | 2014-09-10 | 佳能株式会社 | 图像加热设备 |
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US9046840B2 (en) * | 2013-03-07 | 2015-06-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having pressing mechanism configured to press a first unit toward a second unit |
JP2014191135A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US11474464B2 (en) * | 2017-07-24 | 2022-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing device and image forming apparatus, with shut off of drive transmission with opening operation of cover |
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