JPH08259101A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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Publication number
JPH08259101A
JPH08259101A JP7067835A JP6783595A JPH08259101A JP H08259101 A JPH08259101 A JP H08259101A JP 7067835 A JP7067835 A JP 7067835A JP 6783595 A JP6783595 A JP 6783595A JP H08259101 A JPH08259101 A JP H08259101A
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JP
Japan
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roller
paper
paper sheet
sheet
drive source
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Withdrawn
Application number
JP7067835A
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English (en)
Inventor
Masanori Ueda
正則 上田
Akinori Murata
昭則 村田
Nobuo Kuwabara
延雄 桑原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH08259101A publication Critical patent/JPH08259101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙後端が送りローラから離れる直前で送り
ローラと駆動源の連結を解放する用紙搬送装置、及び用
紙ジャムが発生した時に繰出しローラ及び送りローラの
少なくとも一方の連結を解除する用紙搬送装置に関し、
用紙の搬送乱れを防止し、また、ジャム用紙の除去が容
易になる用紙搬送装置を提供する。 【構成】 用紙搬送路40と、駆動源9により回転して用
紙2を搬送する搬送ローラ4と、搬送ローラ4の後段の
用紙2の長さより短い距離の用紙搬送路40上に設けら
れ、搬送ローラ4より所定量だけ多い搬送量で駆動して
用紙2を搬送し、用紙2上の被定着像を用紙2に定着す
る定着搬送ローラ7と、搬送ローラ4の前段に配置さ
れ、用紙2の後端を検出する検出手段8とを備え、検出
手段8の検出出力に基づいて、用紙2の後端が搬送ロー
ラ4を通過する所定距離手前の位置にきた時に、搬送ロ
ーラ4と駆動源9の連結を解除する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真印刷装置等の
プリンタの用紙搬送機構に関し、特に用紙の後端が送り
ローラから離れる直前で送りローラの速度を定着ローラ
の速度より速める用紙搬送装置、及び用紙ジャムが発生
した時に少なくとも繰出しローラと駆動源の連結を解除
する用紙搬送装置に関するものである。
【0002】近来、オフィスオートメーションの進展に
より、コンピュータの出力端末装置、ファクシミリ装
置、及び複写機等にレーザプリンタ等の電子写真印刷装
置が多用されている。
【0003】これらの装置では、感光ドラムに形成した
静電潜像を現像器の現像ローラによって現像剤で現像
し、給紙部から繰り出された用紙を送りローラで搬送し
て感光ドラム上の画像を転写し、例えば、圧接する加熱
ローラ及び加圧ローラを備えた定着器によって熱定着し
ている。
【0004】しかしながら、加熱ローラはヒータの発熱
により外径が変化し、且つ、加圧ローラと高い圧力で押
圧されていて、搬送精度が送りローラに比べて劣り、し
かも部品寸法の誤差もあって、用紙搬送量に差が生じ
る。このため、送りローラの送り量が加熱ローラ及び加
圧ローラの送り量より大きいと、用紙に弛みができて転
写時に感光ドラムの面から離れて印字抜けが発生する。
【0005】そこで、加熱ローラ及び加圧ローラの送り
量を送りローラの送り量より大きくしているが、そのた
めに送りローラから用紙の後端が離れた瞬間に搬送乱れ
が生じて、印刷画像が送り方向に延びて印刷品質が低下
するので、これを防止する方法が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図9は本発明が適用されるレーザプリン
タの内部側面図を例示している。図において、1aは印刷
用紙(以下用紙という)2a を集積して収容し、繰出しロ
ーラ3aを備えたホッパー、4aは送りローラ、4bは押さえ
ローラ、5はプリンタ部、6はスタッカ、40aは搬送
路、Coは制御部を示す。
【0007】プリンタ部5は、像形成体である感光ドラ
ム50の周辺に配置されたコスロトロン帯電器(以下帯電
器という)51 、LED光学ユニット(以下光学ユニット
という)52 、現像器53、転写ローラ54、除電器55、クリ
ーナ56及び定着器57で構成されている。
【0008】定着器57は、加熱ローラ7a及び加圧ローラ
7bで構成され、加熱ローラ7aは、例えば、金属材料のパ
イプの表面にフッ素コーティングを施し、ヒータを内蔵
している。加圧ローラ7bは、金属軸に硬度の低い材料、
例えば、ウレタンゴムでコーティングを施して形成され
ている。
【0009】このような構成を有するので、帯電器51
(例えば、交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を印加)
により感光ドラム50の面が帯電され、光学ユニット52か
ら印刷情報を変換した光が感光ドラム50に照射され、そ
の照射された箇所だけが電荷が下がり静電潜像が形成さ
れる。感光ドラム50の静電潜像は現像器53(後述する現
像ローラにバイアス電圧を印加)によりトナー現像され
る。
【0010】一方、用紙2aが繰出しローラ3aの回転によ
りホッパー1aから繰り出されて、送りローラ4a及び押さ
えローラ4bに挟持されて矢印方向に搬送され、転写ロー
ラ54により裏面から帯電された用紙2aに感光ドラム50上
のトナー像が転写され、定着器57で加熱/加圧定着され
て、用紙2aは排出ローラR1,R2 によってスタッカ6に排
出される。
【0011】転写後、除電部55で除電された感光ドラム
50上に残存したトナーは、クリーナ56によってクリーニ
ングされ、次の印刷動作に備える。次に、上記の搬送路
40aを模擬的に直線として示す図10により詳細に説明
する。図10に示すように、搬送路40aに繰出しローラ
3a、送りローラ4a及び押さえローラ4b、感光ドラム50、
加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bが搬送路40aの左端から
右方向に配置されている。
【0012】加熱ローラ7a及び加圧ローラ7b (駆動は加
圧ローラ7b) による用紙搬送速度V2は、送りローラ4a及
び押さえローラ4bによる用紙搬送速度V1より僅か (<5
%程度)過送りになるように、送りローラ4aと加圧ロー
ラ7bの外径に差をつけるか、或いは回転速度に差をつけ
る方法で設定されている。
【0013】過送りにする理由は、加熱ローラ7aはヒー
タの発熱(150°C 〜200 °C 程度)により外径が変化
し、且つ、トナーの定着率を確保するために、加圧ロー
ラ7bで圧接しており、用紙搬送精度は送りローラ4a及び
押さえローラ4bより劣る。そこで、用紙搬送精度は基本
的に送りローラ4a及び押さえローラ4bの用紙搬送速度に
依存しなければならない。更に部品寸法の誤差により送
りローラ4a及び押さえローラ4bによる用紙搬送速度V1と
加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bによる用紙搬送速度V2に
は必ず差が生じる。
【0014】もし、用紙搬送速度V1が用紙搬送速度V2よ
りも過送り(V1>V2) になっていると、累積弛みによっ
て用紙2aが感光ドラム50の面から離れて印字抜けが発生
する。従って、用紙搬送速度V1より用紙搬送速度V2を過
送り(V1<V2)に設定している。
【0015】この時、安定した用紙搬送を行うために
は、送りローラ4a及び押さえローラ4bによる用紙搬送力
F1が、加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bによる用紙搬送力
F2より大きく(F1>F2)設定され、加圧ローラ7bは過送
り分だけスリップする。また、送りローラ4aと押さえロ
ーラ4bの連れ廻り時のバック負荷 (挟持された用紙2aを
加熱ローラ7aと加熱ローラ7bが引っ張った時の抵抗)F3
が加熱ローラ7aと加圧ローラ7bの用紙搬送力F2より小さ
い(F3<F2)ことが必要である。
【0016】また、搬送路40a上に用紙ジャムの発生を
検出するセンサS1,S2 が設けられている。繰出しローラ
3aによって繰り出された用紙2aは、ダブルフィード或い
は斜行等によって繰り出し直後の搬送路40a上でジャム
が発生する場合がある。
【0017】ジャムが発生するとセンサS1,S2 によって
検出されて、制御部Coに通知されて、送りローラ4aを駆
動するステップモータを送り方向に対して反対方向に数
ステップ回転 (送りローラ4aと押さえローラ4bに用紙2a
が挟まっていた時に、これを離脱させるため) させてか
ら停止すると共に、印刷動作が停止される。そこで、オ
ペレータはジャム発生の用紙2aを除去する。
【0018】この場合のセンサS1,S2 による検出方法
は、用紙2aの先端がセンサS1を通過してからの時間を制
御部Coで計数して、所定時間経過しても用紙2aの先端が
センサS2を通過しない時に、センサS1,S2 の間で用紙ジ
ャムが発生したと認識する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、 加熱ローラ及び加圧ローラによる用紙搬送量を送りロ
ーラ及び押さえローラによる用紙搬送量より僅か過送り
に駆動させているが、用紙の後端がローラ及び押さえロ
ーラの挟持位置から離れた瞬間は、加熱ローラ及び加圧
ローラの搬送速度に急変するので、搬送量の差によって
搬送乱れを生じ、用紙の送り量が増すため印刷画像に送
り方向の延びを生じ、特に横線間隔が間延びする等、印
刷品質が低下する。
【0020】また、繰り出し直後に用紙ジャムが発生
した時に、繰出しローラや、送りローラ及び押さえロー
ラに用紙が挟まったままになっているので、ジャム用紙
を除去するのが困難な場合が多い。という問題点があ
る。
【0021】本発明は、用紙が搬送ローラを通過した時
の搬送乱れを緩和することができ、また、ジャム用紙の
除去を容易にすることができる用紙搬送装置を提供する
ことを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理図で、図1は請求項1に対応する原理構成図、図2
は請求項2に対応する原理構成図である。
【0023】1)請求項1に対応する手段 図1において、2は用紙、9は駆動源、40は用紙搬送
路、4は用紙搬送路40に設けられ、駆動源9により回転
して用紙2を搬送する搬送ローラ、7は搬送ローラ4の
後段の用紙2の長さより短い距離の搬送路40上に設けら
れ、搬送ローラ4の搬送量より所定量だけ多いの搬送量
で駆動して用紙2を搬送し、用紙2上の被定着像を用紙
2に定着する定着搬送ローラ、8は搬送ローラ4の前段
に配置され、用紙2の後端を検出する検出手段である。
【0024】従って、検出手段8による検出出力に基づ
いて、用紙2の後端が搬送ローラ4を通過する所定距離
手前の位置にきた時に、搬送ローラ4と駆動源9の連結
を解除するように構成されている。
【0025】2)請求項2に対応する手段 図2において、1は給紙部、2は用紙、9Aは第1の駆動
源、9Bは第2の駆動源、40は用紙搬送路、3は第1の駆
動源9Aにより回転して給紙部1より用紙2を用紙搬送路
40へ繰り出す繰出しローラ、4は用紙搬送路40に設けら
れ、対向して転接し、給紙部1より繰り出された用紙2
を第2の駆動源9Bにより回転して搬送する一対の搬送ロ
ーラ、8は用紙搬送路40で用紙2の紙詰まりが発生した
ことを検出する検出手段である。
【0026】従って、検出手段8による検出出力に基づ
いて、繰出しローラ3及び第1の駆動源9Aの連結と、搬
送ローラ4及び第2の駆動源9Bの連結の少なくとも一方
を解除するように構成されている。
【0027】次に請求項3に対応する手段を説明する。
請求項3では、請求項2において、繰出しローラ3及び
搬送ローラ4に対して共通の駆動源を設け、駆動源の正
方向の駆動により繰出しローラ3を回転し、逆方向の駆
動により一対の搬送ローラ4の片方を回転し、検出手段
8による検出出力に基づいて、繰出しローラ3及び搬送
ローラ4の少なくとも一方と駆動源の連結を解除するよ
うに構成されている。
【0028】
【作用】
1)請求項1に対応する作用 図1において、搬送される用紙2の後端を搬送ローラ4
の直前で検出手段8が検出すると、その検出出力に基づ
いて、用紙2の後端が搬送ローラ4を通過する所定距離
手前の位置にきた時に、搬送ローラ4と駆動源9の連結
が解除される。
【0029】従って、以後は定着搬送ローラ7によって
搬送されるが、用紙2の後端はまだ搬送ローラ4を通過
していないので、連れ回りの抵抗で、定着搬送ローラ7
の搬送速度に急激に変化することなく除々に変化して、
用紙2の搬送乱れを軽減することができる。
【0030】2)請求項2に対応する作用 図2において、用紙搬送路40で用紙2の紙詰まりが発生
して、検出手段8によって紙詰まりが検出されると、そ
の検出出力に基づいて、繰出しローラ3及び第1の駆動
源9Aの連結と、搬送ローラ4及び第2の駆動源9Bの連結
の少なくとも一方が解除されて、用紙2aの引き抜きに対
する回転負荷が軽減されるので、繰出しローラ3或いは
搬送ローラ4にジヤム用紙が挟まれていても、容易に除
去することができる。
【0031】次に請求項3に対応する作用を説明する。
請求項3では、検出手段8が紙詰まりを検出すると、そ
の検出出力に基づいて、繰出しローラ3及び搬送ローラ
4の少なくとも一方と駆動源の連結が解除されるので、
一つの駆動源を共通にしてコストを改善することができ
ると共に、請求項2と同様の効果がある。
【0032】
【実施例】以下、従来例で説明したレーザプリンタの現
像器に本発明を適用した実施例1及び実施例2を図3〜
図8により説明する。図3及び図4は本発明の実施例を
示す構成図、図5は回転切り換え機構を示す構成図、図
6は実施例の制御ブロック図、図7は実施例のフローチ
ャート、図8は実施例のタイムチャートである。全図を
通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0033】図3のホッパー1a、搬送路40a及びセンサ
S3は、図1及び図2の給紙部1、用紙搬送路40及び検出
手段8に夫々対応し、図3の送りローラ4a及び押さえロ
ーラ4aは、図1及び図2の搬送ローラ4に対応し、図3
の加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bは、図1及び図2の定
着加熱ローラ7に対応し、図5のモータM1は、図1の駆
動源9、図2の第1の駆動源9A、第2の駆動源9B及び請
求項3の駆動源に対応している。
【0034】図3は実施例を示す内部側面図、図4は実
施例の搬送機構の説明図(従来例で説明した図10と同
様に搬送路40aを模擬的に直線として示した)である。
図3及び図4に示すように、搬送路40a上の送りローラ
4a及び押さえローラ4bの手前に用紙2aの先端及び後端を
検出するセンサS3、排出ローラR1,R2 の手前に用紙2aの
後端を検出するセンサS4が配置されている。また、Co´
は制御部を示す。
【0035】ここで、送りローラ4a及び押さえローラ4b
による用紙搬送速度V1、用紙搬送力F1、及び連れ回り時
のバック負荷F3と、加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bの用
紙搬送速度V2及び用紙搬送力F2の関係は、V1<V2、F1>
F2、F3<F2であって、従来例で説明した条件と同様であ
る。
【0036】図5は繰出しローラ3a及び送りローラ4aの
回転切り換え機構の側面図で、(a)に示すように、回転
切り換え機構10は、繰出しローラ3a及び送りローラ4aの
間に遊星ギヤを含む切り換えギヤ群として、ギヤG1〜G1
0 が設けられている。即ち、ステップモータ (以下モー
タという)M1 の軸にギヤG1、繰出しローラ3aと同軸同径
のギヤG6、送りローラ4aと同軸同径のギヤG10 に噛み合
うギヤG9が設けられ、ギヤG1にギヤG2が噛み合ってお
り、ギヤG2、ギヤG2と同軸のギヤG3、ギヤG3に噛み合う
ギヤG4,G7 、ギヤG4と同軸のギヤG5及びギヤG7と同軸の
ギヤG8で遊星ギヤUが構成されている。
【0037】従って、(a) に示すように、モータM1が矢
印A方向に回転すると、ギヤG2,G3の回転で遊星ギヤU
が矢印C方向に揺動して、ギヤG5がギヤG6に噛合し、繰
出しローラ3aが矢印D方向(用紙2aの繰り出し方向)に
回転する。
【0038】また、(b) に示すように、モータM1が矢印
B方向に回転すると、ギヤG2,G3 の回転で遊星ギヤUが
矢印E方向に揺動して、ギヤG5,G6 の噛合が解除され、
ギヤG8がギヤG9に噛合し、送りローラ4aが矢印F方向
(用紙2aの搬送方向) に回転する。この状態でモータM1
を所定ステップ数(後述するステップ数N2)だけ矢印A
方向に回転して停止し、ギヤG8とギヤG9の噛合が離れる
と共に、ギヤG5とギヤG6が噛合しない位置に移動させる
ことにより、繰出しローラ3a及び送りローラ4aをモータ
M1との連結から解放(回転負荷を軽減)することができ
る。
【0039】図6の制御ブロック図は、本発明に関係す
る制御部Co´の一部及びプリンタ機構を示す。図におい
て、11はCPU、12はROM、13はRAM、14はタイマ
ー、15はインタフェース回路、16はプリンタ機構、17,1
8 は駆動回路、19はセンサアンプを示す。
【0040】CPU11は、ROM12の制御プログラムに
従って各部を制御する。ROM12は、印刷制御部120 、
搬送制御部121 、タイマー制御部122 及びカウンタ制御
部123 のプログラムを備える。
【0041】RAM13は、距離設定部130 、連結解放量
設定部131 、ジャム検出時間設定部132 、ジャム解放量
設定部133 、及びカウンタ134 の領域を備える。印刷制
御部120 は、インタフェース回路15で受信した印刷指令
に基づいて、従来例で説明した印刷動作及び印刷された
用紙2aの排出までの各部を駆動制御するプログラムで、
定着器57の加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bの回転駆動を
制御するプログラムを含む。
【0042】搬送制御部121 は、印刷指令に基づいて、
繰出しローラ3a及び送りローラ4aを回転制御するプログ
ラムで、モータM1の矢印A方向回転で、繰出しローラ3a
により用紙2aを繰り出した後、センサS1による用紙2aの
先端を検出した検出信号でタイマー制御部122 を起動さ
せ、ジャム検出時間設定部132 の設定時間tをタイマー
14が計数するまでに、センサS2による用紙2aの先端を検
出した検出信号の有無でジャム発生の有無を判定する。
ジャム発生時には、送りローラ4aをジャム解放量設定部
133 の設定ステップ数nだけ逆送りした後、繰出しロー
ラ3aと共に停止させる。
【0043】また、センサS3が用紙2aの先端を検出した
時に、モータM1を矢印B方向に回転させて繰出しローラ
3aから送りローラ4aの回転に切り換え、更にセンサS3に
よる用紙2aの後端の検出信号で、カウンタ制御部123 を
起動させ、距離設定部130 の設定ステップ数N1をカウン
タ134 がカウントした時に、連結解放量設定部131 の設
定ステップ数N2だけ送りローラ4aを戻してから停止させ
る。
【0044】そしてセンサS4が用紙2aの後端を検出した
検出信号により、次の用紙2aの繰り出しのために、モー
タM1を矢印A方向に回転させて繰出しローラ3aを回転さ
せる。
【0045】タイマー制御部122 は、センサS1が用紙2a
先端を検出した時の搬送制御部121からの指令により起
動し、タイマー14にジャム検出時間設定部133 の設定時
間tを計数させ、設定時間t内にセンサS2が用紙2aの先
端を検出した時の搬送制御部121 からの指令でタイマー
14をクリアし、設定時間tを経過しても指令がない時に
タイムオーバー信号を搬送制御部121 へ送りタイマー14
をクリアする。
【0046】カウンタ制御部123 は、ジャム発生時に搬
送制御部121 からの指令により起動し、カウンタ134 に
ジャム解放量設定部133 のステップ数n(送りローラ4a
の逆方向送り量)を計数させ、また、センサS3が用紙2a
の後端を検出した時に搬送制御部121 からの指令により
起動し、距離設定部130 の設定ステップ数N1を計数した
後のモータM1の逆方向回転時に、カウンタ134 に連結解
放量設定部131 のステップ数N2を計数させ、夫々計数完
了信号を搬送制御部121 へ送る。
【0047】距離設定部130 は、図4に示すように、セ
ンサS3の位置aから送りローラ4a及び押さえローラ4bの
転接位置bまでの距離mから所定距離αだけ差し引いた
距離(m−α)をモータM1のステップ数N1に換算して設
定されている。
【0048】連結解放量設定部131 は、用紙2aをステッ
プ数N1だけ搬送した後、送りローラ4aとモータM1の連結
を解放するための、モータM1をそれまでと逆方向に回転
させるステップ数N2が設定されている。
【0049】ジャム検出時間設定部132 は、センサS1,S
2 間を用紙2aが正常に搬送される時間に若干マージンを
持たせた設定時間tが設定されている。ジャム解放量設
定部133 は、ジャム発生時に、ジャム用紙を送りローラ
4aと押さえローラ4bの食い込みから解放するために送り
ローラ4aを逆方向に僅か回転させるステップ数nが設定
されている。
【0050】カウンタ134 は、カウンタ制御部123 の制
御によりステップ数N1,N2,nを計数する。タイマー14
は、タイマー制御部122 の制御により、ジャム検出時間
設定部132に設定された設定時間tを計数する。
【0051】インタフェース回路15は、コンピュータ等
の上位装置から送られ印刷指令を含む印刷情報を受信す
る。プリンタ機構16は、従来例で説明したプリンタ部5
及び排出ローラR1,R2 を一括したもので2点鎖線で囲ん
で示しており、加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bの駆動回
路16とモータM2だけを図示している。モータM2は、加圧
ローラ7bを回転させる駆動源(実際には、感光ドラム50
及び現像器53等のプリンタ部の他の機構及び排出ローラ
R1,R2 の駆動も行う) である。
【0052】このような構成及び機能を有するので、次
に図7のフローチャート及び図8のタイムチャートによ
り作用を説明する。 まず、印刷指令を受信すると、プリンタ機構16が印刷
動作を開始(加熱ローラ7a及び加圧ローラ7bも駆動) す
ると共に、モータM1が図5において矢印A方向に回転
し、繰出しローラ3aが繰り出し動作を開始する。
【0053】繰り出された用紙2aの先端をセンサS1が
検出して、タイマー14が時間計数を開始する。 用紙2aの先端をセンサS3が検出すると、モータM1を逆
方向の矢印B方向へ回転させる。すると繰出しローラ3a
の回転が停止して、送りローラ4aが搬送方向に回転して
用紙2aを搬送速度V1で搬送する。
【0054】用紙2aの先端をセンサS2が検出するまで
のタイマー14の計数時間が設定時間t以内であれば用紙
ジャムなしで、タイマー14をクリアする。 また、設定時間tを計数してもセンサS2が検出しない
時は、ジャム発生と判断して、印刷動作を停止すると共
に、モータM1の回転を停止し、更にモータM1を矢印B方
向へステップ数nだけ回転させて停止する。そこで、オ
ペレータは、繰出し3a及び送りローラ4aの上方の図示し
ていないカバーを開けて、ジャム用紙を除去する。
【0055】ジャム発生がなく、用紙2aの先端が感光
ドラム50と転写ローラ54の間の転写位置を通過し、加熱
ローラ7a及び加圧ローラ7bが挟持して定着しながら搬送
する。この時、図8(a) 及び(b) に示すように、送りロ
ーラ4a及び押さえローラ4bによる搬送速度V1と、加熱ロ
ーラ7a及び加圧ローラ7bによる搬送速度V2の差により、
用紙2aにテンションT1 (=F1−F2) が加わっている。図
8(c) に示すように、センサS3が用紙2aの後端を検出す
ると、その位置からステップ数N1(=m−α)だけ搬送
した位置で、モータM1を矢印A方向にステップN2だけ回
転(図8には図示していない)して停止する。
【0056】すると、回転切り換え機構10のギヤG9とギ
ヤG8の噛合、ギヤG5とギヤG6が噛合が解放し、繰出しロ
ーラ3a及び送りローラ4aの双方がモータM1の連結から解
放する。以後は加熱ローラ7aと加圧ローラ7bによって用
紙2aが送られるが、用紙2aの後端がまだ送りローラ4aと
押さえローラ4bに挟持されているので、図8(a) 及び
(b) に示すように、その連れ廻りの抵抗により、テンシ
ョンT2 (=F2−F3) が存在して(T1→T2) おり、一挙に
加熱ローラ7aと加圧ローラ7bの(過送り)搬送速度V2に
ならない。
【0057】用紙2aの後端が送りローラ4aと押さえロ
ーラ4bの転接位置を通過すると、用紙2aの後端は自由に
なり、テンションはT2→0となって、以後は加熱ローラ
7aと加圧ローラ7bによる搬送速度V2で定着搬送される。
【0058】かくて、用紙2aの後端をセンサS4が検出
して、排出が確認され、更に印刷が継続される時は、
〜のフローが繰り返えされる。このようにして、送りロ
ーラ4a及び押さえローラ4bと加熱ローラ7a及び加熱ロー
ラ7bによって搬送される用紙2aの後端が、送りローラ4a
及び押さえローラ4bの転接位置を通過する直前に、用紙
2aに加わるテンションをT1→T2に減少させてから、転接
位置の通過でT2→0とするように段階的に減少させて、
除々に加熱ローラ7a及び加熱ローラ7bの用紙搬送速度V2
にすることによって、搬送乱れの発生を軽減することが
できる。
【0059】また、用紙ジャムが発生した時に、繰出し
ローラ3a及び送りローラ4aのモータM1との連結を解放す
ることにより、連れ廻りの抵抗力が著しく小さくなるの
で、繰出しローラ3aや送りローラ4a及び押さえローラ4b
に挟まっていたジャム用紙を容易に除去することができ
る。
【0060】上記例では、ジャム発生時の繰出しローラ
3a及び送りローラ4aのモータM1との連結を回転切り換え
機構10の切り換えの途中で停止させて解放する場合を説
明したが、他の方法、例えば、繰出しローラ3a及び送り
ローラ4aを夫々単独にモータに接続しておき、電磁クラ
ッチ等の作動解除で両方とも解放する方法としても良
く、また、繰出しローラ3a及び送りローラ4aのいずれか
一方 (ジャム発生頻度の多い方) だけの連結を解放する
方法としても良い。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
請求項1では、用紙の後端が搬送ローラを通過する直前
で、搬送ローラの回転負荷を軽くして、定着搬送ローラ
の搬送速度に急激に変化することなく除々に変化するの
で、用紙2の搬送乱れを軽減することができる。
【0062】請求項2では、繰出しローラ及び第1の駆
動源の連結と、搬送ローラ及び第2の駆動源の連結の少
なくとも一方が解除されて、用紙の引き抜きに対する回
転負荷が軽減されるので、解除された方の繰出しローラ
或いは搬送ローラにジヤム用紙が挟まれていた時に、容
易に除去することができる。
【0063】請求項3では、共通の駆動源で駆動する繰
出しローラ及び搬送ローラの少なくとも一方が駆動源と
の連結を解放されるので、一つの駆動源を共通にしてコ
ストを改善することができると共に、請求項2と同様
に、ジャム用紙を容易に除去することができる。という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に対応する原理構成図
【図2】 本発明の請求項2に対応する原理構成図
【図3】 本発明の実施例を示す構成図(その1)
【図4】 本発明の実施例を示す構成図(その2)
【図5】 実施例の回転切り換え機構を示す構成図
【図6】 実施例の制御ブロック図
【図7】 実施例のフローチャート
【図8】 実施例のタイムチャート
【図9】 本発明が適用されるレーザプリンタの内部側
面図
【図10】 従来例を示す用紙搬送機構の説明図
【符号の説明】
1は給紙部、 1aはホッパー、
2,2a は用紙、3,3a は繰出しローラ、 4は搬送ロー
ラ、 4aは送りローラ、4bは押さえローラ、
7は定着搬送ローラ、 7aは加熱ローラ、7bは加圧
ローラ、 8は検出手段、 9は駆動
源、9Aは第1の駆動源、 9Bは第2の駆動源、
40は用紙搬送路、40aは搬送路、 M1,M2 は
モータ、 S1〜S4はセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 7/06 B65H 7/06 77/00 77/00 G03G 15/00 510 G03G 15/00 510

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路と、 用紙搬送路に設けられ、駆動源により回転して用紙を搬
    送する搬送ローラと、 搬送ローラの後段の用紙の長さより短い距離の用紙搬送
    路上に設けられ、搬送ローラの搬送量より所定量だけ多
    い搬送量で駆動して用紙を搬送し、用紙上の被定着像を
    用紙に定着する定着搬送ローラと、 搬送ローラの前段に配置され、用紙の後端を検出する検
    出手段とを備え、 検出手段による検出出力に基づいて、用紙の後端が搬送
    ローラを通過する所定距離手前の位置にきた時に、搬送
    ローラと駆動源の連結を解除することを特徴とする用紙
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 用紙搬送路と、 第1の駆動源により回転して給紙部より用紙を用紙搬送
    路へ繰り出す繰出しローラと、 用紙搬送路に設けられ、対向して転接し、給紙部より繰
    り出された用紙を第2の駆動源により回転して搬送する
    一対の搬送ローラと、 用紙搬送路で用紙の紙詰まりが発生したことを検出する
    検出手段とを備え、 検出手段による検出出力に基づいて、繰出しローラ及び
    第1の駆動源の連結と、搬送ローラ及び第2の駆動源の
    連結の少なくとも一方を解除することを特徴とする用紙
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記繰出しローラ及び前記搬送ローラに
    対して共通の駆動源を設け、駆動源の正方向の駆動によ
    り前記繰出しローラを回転し、逆方向の駆動により前記
    一対の搬送ローラの片方を回転し、 前記検出手段による検出出力に基づいて、繰出しローラ
    及び搬送ローラの少なくとも一方と駆動源の連結を解除
    することを特徴とする請求項2の用紙搬送装置。
JP7067835A 1995-03-27 1995-03-27 用紙搬送装置 Withdrawn JPH08259101A (ja)

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