JP2998049B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2998049B2
JP2998049B2 JP4137967A JP13796792A JP2998049B2 JP 2998049 B2 JP2998049 B2 JP 2998049B2 JP 4137967 A JP4137967 A JP 4137967A JP 13796792 A JP13796792 A JP 13796792A JP 2998049 B2 JP2998049 B2 JP 2998049B2
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ等に用いられる電子写真式の画像記録
装置に関し、特にその転写紙の紙づまりへの対策に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像記録装置としては、たとえば
図7に示すようなプリンタ10がある。すなわち同図に
示すプリンタ10において、給紙装置1から給紙ローラ
17により矢印A方向に給送された転写紙2は、一対の
レジストレーションローラ3によってタイミングをとら
れて潜像担持体としての感光体ドラム4へ搬送される。
感光体ドラム4は時計方向に回転駆動され、その際帯電
チャージャ5によって表面を帯電され、レーザ光学系6
からのレーザ光Lを照射されて感光体ドラム4上に静電
潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置7を通る
ときトナーによって可視像化され、この可視像は感光体
ドラム4へ搬送された転写紙2に転写チャージャ8によ
り転写され、転写された転写紙2上の可視像は定着装置
9によって定着される。そして、定着装置9を出た転写
紙2は排紙ローラ18により矢印B方向の排出部11へ
排出される。一方、可視像転写後の感光体ドラム4はこ
れに圧接するクリーニングブレード12によって残留ト
ナーを除去され、また除電ブラシ14で除電作用を受け
る。感光体ドラム4から除去されたトナーは、クリーニ
ングユニット13の回収ローラ16によってトナー回収
室15内に回収される。
【0003】定着装置9は図8に示すように、その間に
転写紙2を通す加圧ローラ92と加熱ローラ91を有
し、この加圧ローラ92と加熱ローラ91は各々フレー
ム93と94に回転自在に支持されている。フレーム9
3と94はピン95を支点に互に回動でき、ボルト・ナ
ット機構96を介して両者間に介装されたバネ97によ
り、加圧ローラ92と加熱ローラ91との間に所定の圧
力を付与している。定着装置9は図9に示すようなケー
ス98に覆われており、リリースレバー99を回動させ
ることによりバネ97のバネ力に抗して加圧ローラ92
と加熱ローラ91の間の圧力を著しく軽減(又は零に)
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像記録装置にあっては、レジストローラ3
から定着装置9に搬送中の転写紙2が何らかの原因で紙
づまりを起こした場合は、図9に示すようにまずリリー
スレバー99を回動させて加圧ローラ92と加熱ローラ
91間の圧力を軽減又は零にし、それから転写紙2を持
って装置外へ除去する。ところで、リリースレバー99
はバネ97のバネ力に抗して回動させるためその回動は
容易ではない。このためリリースレバー99の操作はか
なり面倒であり、この面倒なリリースレバー99の操作
を行わないと転写紙2は除去できないという問題があ
る。それから、図9に示すように転写紙2の上面の破線
内に画像2aが転写されるが、この転写画像2aは定着
装置9により定着される前のものであるため、転写紙2
をつかむと手にトナーが付着して手が汚れるという問題
がある。そこで本発明は、上記問題点を解決することを
課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による画像記録装置は、装置の上面部を開放
するよう回動可能に設けられるトップカバーと、通過す
る転写紙を両側から挾むように配置され前記トップカバ
ーと一体的に回動する一対の回転部材と、トナー像を転
写された転写紙を両側から挾んで所定圧をかけながら定
着動作を行う一対のローラを有する定着手段とを備え、
前記定着手段は、前記トップカバーが装置の上面部を閉
止しているときは前記一対のローラ間に前記所定圧を付
与し、前記トップカバーが開放するよう回動するときは
前記所定圧を著しく軽減するようにしたことを構成とす
るものである。
【0006】
【作用】このような構成の画像記録装置によれば、トッ
プカバーを回動させて装置の上面部を開放させることに
より、定着手段の一対のローラ間の所定圧を解除すると
同時に、通過する転写紙を両側から挾むように配置され
た一対の回転部材がトップカバーと一体的に回動するた
め、定着手段の一対のローラ間に挾まれていた転写紙の
一端側はそのローラ間から容易に抜き出すことができる
ことにより、転写紙はその他端側がトップカバーと一体
的に回動する一対の回転部材の間に挾まれたまま上方に
持ち上げられる。このため、転写紙の一端側をつかんで
一対の回転部材の間から引き抜くよう引張るだけで、紙
づまりした転写紙を容易に装置外に除去することができ
る。このように、従来のような面倒なリリースレバー9
9の回動操作が不要になって操作性が向上すると共に、
定着装置から引抜かれた転写紙の一端側の画像は定着済
みであるために、転写紙をつかんで手がトナーで汚れる
ことを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1〜図4は本発明による画像記録装置の
一実施例を示すものである。図1はプリンタ21を示す
構成図であり、このプリンタ21は、矢印方向に回転す
る感光体ドラム22の表面が帯電器24により一様に帯
電された後、光学ユニット25からの光の投射により感
光体ドラム22の表面に静電潜像が形成され、現像ユニ
ット27においてトナーにより現像されてトナー像に可
視像化され、転写帯電器28によりトナー像が転写紙3
0に転写される。さらに感光体ドラム22は回転して、
クリーニングユニット31により表面の残留トナーを除
去され、再び行なわれる以上のような一連のプロセス動
作に備える。ところで転写紙30は、カセットケース3
3から給紙ローラ34により取出されて、搬送ローラ3
6により搬送路37を搬送されて、レジストレーション
ローラ38(一対の回転部材)によりタイミングをとら
れて、転写帯電器28により転写される。その後転写紙
30はさらに搬送されて、熱定着器41(定着手段)に
よりトナー像が脱落しないように定着され、排出ローラ
43により排紙トナー44上に排出される。
【0008】プリンタ21の上面部はトップカバー45
により覆われており、このトップカバー45はピン42
を支点として回動可能となっている。図4に示すように
トップカバー45が回動してプリンタ21の上面部を開
放すると、レジストレーションローラ38や転写帯電器
28も一体的に回動(上昇)するようになっている。
【0009】熱定着器41は、図2に示すように加圧ロ
ーラ46と加熱ローラ47とを有している。加熱ローラ
47の軸47aは図示してない静止部に回転支持されて
いるが、加圧ローラ46の軸46aは図示するような機
構により回転支持されている。すなわち、軸46aはフ
ローティングハーフベアリング49により加熱ローラ4
7側に押圧されながら回転支持されており、そのフロー
ティングハーフベアリング49の背面にはバネ50が当
接して押圧することにより、加圧ローラ46と加熱ロー
ラ47の間に所定圧を付与している。バネ50は揺動フ
レーム52内に圧縮されて収納されており、フローティ
ングハーフベアリング49は揺動フレーム52内でバネ
50の軸線方向に摺動可能に収納されている。
【0010】揺動フレーム52はピン51の中心を支点
として回動(揺動)可能となっており、トップカバー4
5がプリンタ21の上面部を閉止しているときは図示す
るような位置で静止している。このとき揺動フレーム5
2の先端部52aはバネ53により押圧されて固定部5
5に接触しており、そのバネ53を収納するカバー56
は図示してないトップカバー45により下方に押圧され
ている。トップカバー45が開放してカバー56への押
圧力が除去されると、図3に示すようにバネ50が長く
伸びて、揺動フレーム52をピン51の回りに時計回り
方向に回動させ、加圧ローラ46と加熱ローラ47間の
所定圧が著しく軽減される。
【0011】このような実施例のプリンタ21におい
て、レジストレーションローラ38から熱定着器41に
搬送される転写紙30が何らかの原因で紙づまりを生じ
た場合は、図4に示すように、トップカバー45をピン
42の回りに回動させてプリンタ21の上面部を開放す
る。するとこのとき、図2に示すような状態になるよう
カバー56を下方に押圧していたトップカバー45が上
昇してその押圧力が除去されるため、カバー56の上昇
が可能となって図3に示すような状態となり、前述した
ように揺動フレーム52が回動して加圧ローラ46と加
熱ローラ47間の所定圧が著しく軽減され、その両者間
の圧力は加圧ローラ46及びその周辺部材(揺動フレー
ム52等)の重さによるものだけとなり、その圧力はレ
ジストレーションローラ38の一対のローラ間の圧力よ
りも小さくなる。
【0012】そしてこのことと、トップカバー45の開
放方向への回動によりレジストレーションローラ38も
トップカバー45と一体的に回動して上昇することとの
関係から、熱定着器41の加圧ローラ46と加熱ローラ
47との間に挾まれていた転写紙30の一端側は、トッ
プカバー45の回動時にその2つのローラ46,47間
から容易に抜き出されると共に、転写紙30の他端側は
レジストレーションローラ38の2つのローラ間に挾ま
れたままのため、転写紙30は図4に示すようにレジス
トレーションローラ38によりその他端側を保持されて
上方に持上げられることになる。このため、オペレータ
は転写紙30の一端側(図4中のP部)をつかんでレジ
ストレーションローラ38から引抜くよう引張ることに
より、紙づまりした転写紙30を容易に装置外に除去す
ることができる。
【0013】このとき、オペレータがつかむ転写紙30
の一端側(熱定着器41に挾まれていた)は画像が定着
済みであるため、転写紙30をつかんだオペレータの手
がトナーで汚れることはない。またトップカバー45を
開放するだけで熱定着器41のローラ46,47間の所
定圧が著しく軽減されるため、従来のような面倒なリリ
ースレバー99の操作が不要となって操作性を向上させ
ることができる。
【0014】図5は本発明による画像記録装置の他の実
施例を示す図である。前記実施例においては、帯電器2
4及び転写帯電器28はコロナ放電式のものを用いてい
たのに対し、この実施例はそれらの代りに接触ローラ形
式の帯電ローラ61及び転写ローラ62を用いている。
そしてレジストレーションローラ38が2つのローラ3
8aと38bに分離する形式のものが用いられると共
に、その内のローラ38aと、感光体ドラム22、クリ
ーニングユニット31、帯電ローラ61及び転写ローラ
62がトップカバー45側に設けられていて、図6に示
すようにトップカバー45がプリンタ21の上面部を開
放するよう回動すると、それらもトップカバー45と一
体的に回動(上昇)するように構成されている。その他
は前記実施例と同様である。
【0015】このような実施例においては、トップカバ
ー45が開放されると、やはり熱定着器41のローラ4
6,47間の所定圧が著しく軽減されて、その圧力は感
光体ドラム22と転写ローラ62との間の圧力よりも小
さくなると共に、感光体ドラム22と転写ローラ62が
トップカバー45と一体的に上昇するため、転写紙30
の一端側は熱定着器41のローラ46,47間から容易
に抜き出されると共に、転写紙30の他端側は感光体ド
ラム22と転写ローラ62間に挾まれたままのため、転
写紙30は図6に示すように感光体ドラム22と転写ロ
ーラ62との間にその他端側を保持されて上方に持上げ
られる。このためオペレータは、転写紙30の一端側
(図6中のP部)をつかんで感光体ドラム22と転写ロ
ーラ62との間から引抜くことにより、紙づまりを容易
に解決することができて、前記実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のような面倒なリリースレバーの回動操作が不要にな
って操作性が向上すると共に、定着装置から引抜かれた
転写紙の一端側の画像は定着済みであるために、転写紙
をつかんで手がトナーで汚れることを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の一実施例を示すプ
リンタ21の構成図である。
【図2】図1に示す熱定着器41の詳細拡大図である。
【図3】熱定着器41の一対のローラ間の所定圧が著し
く軽減されたときの詳細拡大図である。
【図4】図1に示すプリンタ21のトップカバー45を
開放状態にしたときの構成図である。
【図5】本発明による画像記録装置の他の実施例を示す
プリンタ21の構成図である。
【図6】図5に示すプリンタ21のトップカバー45を
開放状態にしたときの構成図である。
【図7】従来の画像記録装置を示すプリンタ10の構成
図である。
【図8】図7に示す定着装置9の詳細拡大図である。
【図9】定着装置9の外観斜視図である。
【符号の説明】
21 プリンタ 22 感光体ドラム 24 帯電器 25 光学ユニット 27 現像ユニット 28 転写帯電器 30 転写紙 31 クリーニングユニット 33 カセットケース 34 給紙ローラ 36 搬送ローラ 37 搬送路 38 レジストレーションローラ 41 熱定着器 42 ピン 43 排出ローラ 44 排紙トレー 45 トップカバー 46 加圧ローラ 47 加熱ローラ 49 フローティングハーフベアリング 50 バネ 51 ピン 52 揺動フレーム 53 バネ 55 固定部 56 カバー 61 帯電ローラ 62 転写ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 G03G 15/00 526 G03G 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の上面部を紙搬送方向上流側を回動
    軸にして紙搬送方向下流側を開放するよう回動可能に設
    けられるトップカバーと、 トナー像を転写された転写紙を両側から挾んで所定圧を
    かけながら定着動作を行う一対のローラを有し前記トッ
    プカバーと共に回動しないように設けられる定着手段
    と、 前記定着手段より紙搬送方向上流側に設け、搬送される
    転写紙を両側から挾むように配置され前記トップカバー
    と一体的に回動する一対の回転部材とを備え、 前記定着手段は、前記トップカバーが装置の上面部を閉
    止しているときは前記一対のローラ間に前記所定圧を付
    与し、前記トップカバーが開放するよう回動するときは
    前記所定圧を著しく軽減するようにすると共に、 前記トップカバーの回動軸を前記回転部材より紙搬送方
    向上流側に設け、前記トップカバーが開放するよう回動
    するときは前記回転部材が転写紙を挾持し転写紙の先頭
    部も共に上昇して前記定着手段の一対のローラ間から抜
    け出るようにしたことを特徴とする画像記録装置。
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