JPH0614816B2 - 脱穀機の選別部構造 - Google Patents

脱穀機の選別部構造

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JPH0614816B2
JPH0614816B2 JP4218487A JP4218487A JPH0614816B2 JP H0614816 B2 JPH0614816 B2 JP H0614816B2 JP 4218487 A JP4218487 A JP 4218487A JP 4218487 A JP4218487 A JP 4218487A JP H0614816 B2 JPH0614816 B2 JP H0614816B2
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sorting
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threshing machine
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sorting section
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JPS63207320A (ja
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大西  進
久 土井
峰義 本村
一雄 小林
豊和 川畑
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扱室の受網を介して漏下してきた漏下物を選
別する前選別部と、扱室の後方の送塵口から供給された
非漏下物を選別する後選別部とを備えた脱穀機の選別部
構造に関する。
〔従来の技術〕
かかる脱穀機の選別部構造の一つとして、実開昭56-131
848号公報に開示されているように、扱室の受網を介し
て漏下してきた漏下物を選別する前選別部と、扱室の後
方の送塵口から落下してきた非漏下物を選別する後選別
部を別体で備え、それらを独立に揺動駆動可能に構成し
たものがあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した構成の選別部構造における前選別部
及び後選別部では、それらの一端を偏心カム機構に連係
し、他端を揺動リンクの下端に枢支連結した揺動駆動手
段を用いているため、揺動した時に前後の横移動成分の
他に濾過選別面に対する縦移動成分、一般的には上下動
成分を含んでいる。そして、前選別部に含まれる縦移動
成分が選別シーブを揺動移送されていく処理物を躍らせ
るため、処理物中の切れワラが縦姿勢となって選別シー
ブに刺さり処理物の送りを阻害したり、隙間を通り抜け
て回収部に混入する等の不都合を招き、選別精度を低下
させる原因となっていた。特に、処理物の量が少ない時
には処理物の躍りがより激しくなり、切れワラの刺さり
や混入が増大する傾向にあった。
本発明は、このような点を考慮し、前選別部に含まれる
縦移動成分を抑えることによってそれに起因していた種
々の不都合を解消し、選別精度の向上を図ることを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴構成は、前記前選別部(6A)をその濾過選別
面に沿って直線往復駆動すべく、且つ、前記後選別部(6
B)を揺動駆動すべく構成するとともに、前記前選別部(6
A)がその後方側に向けて移動する送り方向の移動速度よ
りも、前記前選別部(6A)がその前方側に向けて移動する
戻し方向の移動速度を速く設定してある点にあり、その
作用・効果は次の通りである。
〔作 用〕
つまりは、選別シーブ等を備えた前選別部上の処理物
は、前選別部が直線往復駆動されると、後方への送り時
には送り方向の移動速度が比較的遅いために前選別部に
追従して後方へ移動するが、前方への戻し時には戻し方
向の移動速度が速いために前選別部に追従しきれずにそ
の位置に留まり、前選別部の後部に相対移動する。そし
て、この往復駆動を何度も繰り返すことによって処理物
は徐々に後方へ移送されていく。又、前選別部は、その
選別シーブの濾過選別面に沿って直線往復駆動されるた
めに濾過選別面に対する選別シーブの縦移動成分は一切
発生せず、それ故に該シーブ上の処理物は、濾過選別さ
れ乍らも余り躍ることなく静かに移送されていくように
なる。一方、ワラ類が多くてほぐし作用の必要な後選別
部上の処理物は、十分に躍って濾過選別されるように、
従来と同じように揺動移送されていく。
〔発明の効果〕
その結果、選別シーブ上の処理物に含まれる切れワラが
選別シーブに刺さって処理物の送りを阻害したり、抜け
落ちて回収部に混入することが少なくなり選別精度が高
まった。しかも、前選別部を直線往復駆動されるにも拘
わらず、揺動駆動させていた従来のものに匹敵する送り
能力を発揮するのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、コンバインに搭載される脱穀機を示し、扱室
(1)に扱胴(2)を軸架し、この扱胴(2)の下方に受網(3)を
張設すると共に、穂先部を扱室(1)内に挿入した状態で
穀稈株元を扱胴回転軸芯に沿って挾持搬送するためのフ
ィードチェーン(4)と、受網(3)からの漏下選別物及び扱
室終端部の送塵口(5)からの落下物を選別する選別部(A)
を設けて構成してある。
前記選別部(A)は、扱室(1)からの処理部を選別対称とす
る揺動選別装置(6)と、該揺動選別装置(6)に前方から選
別風を送る選別ファン(7)、選別された一番物を回収す
る一番物回収部(8)、二番物を回収する二番物回収部(9)
とを備えて構成してある。
前記揺動選別装置(6)は、扱室(1)の受網(3)を介して漏
下してきた漏下物を選別する前選別部(6A)と、扱室後方
の送塵口(5)から落下してきた非漏下物をほぐし選別す
る後選別部(6B)とを別体で備え、夫々が別々に駆動可能
に構成してある。
次に、これら前後選別部(6A),(6B)の構造を説明する。
前記前選別部(6A)は、左右一対の前部揺動選別板(10A)
に亘ってグレンパン(11)を設け、その後方にチャフシー
ブ(12)及びグレンシーブ(13)を上下二段で設けると共
に、該チャフシーブ(12)の上方に小グレンバン(14)を前
下り姿勢で設けて構成してある。この構成によって、受
網(3)の前3分の2を介して漏下してきた漏下物はグレ
ンパン(11)によって直接受け止められ、又、後3分の1
を介して漏下してきた漏下物は一旦小グレンパン(14)上
に受け止められて前へ送られた後、グレンパン(11)上に
落下放出される。そして、グレンパン(11)に受け止めら
れた処理物は、比重差選別され乍ら後方のチャフシーブ
(12)へ移送され、該チャフシーブ(12)によって濾過選別
され乍ら後方に移送される。
前記チャフシーブ(12)によって濾過された濾過物はグレ
ンシーブ(13)の前側に受け止められ、又、チャフシーブ
(12)後端から放出された非濾過物はグレンシーブ(13)の
後側に受け止められ、それと同時に濾過選別され乍ら選
別風によって後方に移送されて放出される。前記グレン
シーブ(13)に濾過された濾過物は、そのほとんどが籾で
あり、一番物として一番物回収部(8)に回収され、後端
から放出された非濾過物は主に枝付き籾であり、二番物
として二番物回収部(9)に回収される。
前記後選別部(6B)は、前記前部揺動選別板(10A)の後部
に側面視においてラップする状態で左右一対の後部揺動
選別板(10B)を配備し、後部揺動選別板(10B)に亘って上
下二段のストローラック(17),(18)を設けて構成してあ
る。前記上段のストローラック(17)は、扱室(1)の送塵
口(5)の下方に配置されていて、送塵口(5)から排出され
た非漏下物を濾過選別し乍ら後方へ揺動移送して後端か
ら放出する。そして、前記上段のストローラック(17)に
濾過された濾過物は、下端に設けられた送り板(17a)で
一旦受け止められた後に二番物回収部(9)へ放出され、
又、上段のストローラック(17)の後端から放出された非
濾過物は、下段のストローラック(18)に落下する。下段
のストローラック(18)は、上段のストローラック(17)か
ら落下した非濾過物を再度濾過選別し乍ら後方へ揺動移
送する。そして、下段のストローラック(18)からの濾過
物は、二番物流下板(19)上を滑落して二番物回収部(9)
に回収され、又、後方へ揺動移動された非濾過物は、後
端から機外へ排出される。尚、二番物回収部(9)に設け
られている二番スクリュー(20)の中間部には、処理歯
(図示せず)とそれと共働で作用する受歯(図示せず)とを
介在させてあり、回収した処理物を更に単粒化した後、
スロワー(21)によってグレンパン(11)上に還元する。
次に、前記前選別部(6A)と後選別部(6B)の駆動構造につ
いて説明する。
第1図に示すように、前記前選別部(6A)の前後に遊転ロ
ーラ(22),(23)を左右一組で軸支すると共に、該遊転ロ
ーラ(22),(23)を選別部(A)の側壁に固定されたガイドレ
ール(24),(25)に支持させ、チャフシーブ(12)及びグレ
ンシーブ(13)の濾過選別面に沿って前後水平に直線往復
移動可能に構成してある。そして、前選別部(6A)を直線
往復移動させるに、駆動機構(B)を設けてある。この駆
動機構(B)は、前選別部(6A)前方に設けられたクランク
ディスク(26)と、支点(X1)周りで回動する小リンク(27)
及び支点(X2)周りで回動する大リンク(28)とから構成し
てある。補足すると、小リンク(27)の長孔(27a)にクラ
ンクディスク(26)周端のピン(26a)を係入すると共に、
大リンク(28)上端の長孔(28a)に小リンク(27)のピン(27
b)を、下端の長孔(28b)に前選別部(6A)のピン(29)を係
入し、以て、第1図の矢印で示すように、クランクディ
スク(26)の時計回りの回転に連動して小リンク(27)及び
大リンク(28)が回動し、前選別部(6A)を直線往復駆動す
るようにしてある。尚、この駆動機構(B)の独自の構成
により、前選別部(6A)の前方に向かう戻し方向の移動速
度は後方に向かう送り方向の移動速度よりも速くなって
おり、作用の項で記したように、前選別部(6A)上の処理
物は後方へ迅速に移送されていくことになる。因みに、
クランクディスク(26)のピン(26a)が第1図中において
点aから点bに進むときは送り作用が働き、点bから点
aへ進むときは戻し作用が働く。一方、後選別部(6B)の
左右前端に、前記側壁に枢着されたリンク(30)の下端を
夫々枢支連結すると共に、後方下部に偏心カム機構(31)
を連係して前後に揺動自在に構成してあり、ワラ類の多
い処理物を十分に躍らせることによって効果的に濾過選
別し乍ら後方に移送するようにしてある。
以上、説明してきたように、当該脱穀機の選別構造で
は、前選別部(6A)を水平姿勢で設けられたチャフシーブ
(12)及びグレンシーブ(13)の濾過選別面に沿って往復直
線運動させることによって搬送中の選別対象としての処
理物が躍るのを抑制し、切れワラが縦姿勢となりチャフ
シーブ(12)やグレンシーブ(13)に刺さって処理物の送り
を阻害したり、或いは通り抜けて一番物回収部(15)に混
入するのを極力阻止しているのである。しかも、前選別
部(6A)の戻し速度を送り速度よりも速くすることによっ
て処理物の後方への送りを促進し、従来と同じ程度の送
り能力を確保しているのである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀機の選別部構造の実施例を示
し、第1図は駆動構造を示す側面図、第2図は脱穀機の
縦断側面図である。 (1)……扱室、(3)……受網、(5)……送塵口、(6A)……
前選別部、(6B)……後選別部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一雄 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 川畑 豊和 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室(1)の受網(3)を介して漏下してきた漏
    下物を選別する前選別部(6A)と、扱室(1)の後方の送塵
    口(5)から供給された非漏下物を選別する後選別部(6B)
    とを備えた脱穀機の選別部構造であって、前記前選別部
    (6A)をその濾過選別面に沿って直線往復駆動すべく、且
    つ、前記後選別部(6B)を揺動駆動すべく構成するととも
    に、前記前選別部(6A)がその後方側に向けて移動する送
    り方向の移動速度よりも、前記前選別部(6A)がその前方
    側に向けて移動する戻し方向の移動速度を速く設定して
    ある脱穀機の選別部構造。
JP4218487A 1987-02-24 1987-02-24 脱穀機の選別部構造 Expired - Lifetime JPH0614816B2 (ja)

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