JPH06339324A - 脱穀装置 - Google Patents
脱穀装置Info
- Publication number
- JPH06339324A JPH06339324A JP13158593A JP13158593A JPH06339324A JP H06339324 A JPH06339324 A JP H06339324A JP 13158593 A JP13158593 A JP 13158593A JP 13158593 A JP13158593 A JP 13158593A JP H06339324 A JPH06339324 A JP H06339324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- sorting
- sieving
- rocking
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿った処理物であっても、揺動選別ケースの
粗選別用チャフシーブやラックにおける藁屑の付着によ
る詰まりを防止できるようにする。 【構成】 受網６と揺動選別ケース７との間に篩い線１
９を、その受止め作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢に
なる状態で、かつ、揺動選別ケース７の粗選別用チャフ
シーブ１３やラックの搬送終端付近にまで延びる状態で
設け、揺動選別ケース７より高速で篩い線１９を振動さ
せる駆動手段２１，２２を設ける。
粗選別用チャフシーブやラックにおける藁屑の付着によ
る詰まりを防止できるようにする。 【構成】 受網６と揺動選別ケース７との間に篩い線１
９を、その受止め作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢に
なる状態で、かつ、揺動選別ケース７の粗選別用チャフ
シーブ１３やラックの搬送終端付近にまで延びる状態で
設け、揺動選別ケース７より高速で篩い線１９を振動さ
せる駆動手段２１，２２を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室と選別部の間に受
網を設け、受網の下方に揺動選別ケースを設けた脱穀選
別装置に関する。
網を設け、受網の下方に揺動選別ケースを設けた脱穀選
別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、受網から漏下した処理物を直接に
揺動選別ケースの前半部に落下供給するように構成して
いた。
揺動選別ケースの前半部に落下供給するように構成して
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、殊に湿った処
理物である場合、揺動選別ケースの粗選別用チャフシー
ブやラックにおいて処理物に含まれる藁屑が付着して詰
まりの原因になりやすく、揺動選別ケースの選別性能向
上の面から改良の余地があった。本発明の目的は、たと
え湿った処理物であっても、揺動選別ケースの粗選別用
チャフシーブやラックにおける藁屑の付着による詰まり
を効果的に防止できるようにする点にある。
理物である場合、揺動選別ケースの粗選別用チャフシー
ブやラックにおいて処理物に含まれる藁屑が付着して詰
まりの原因になりやすく、揺動選別ケースの選別性能向
上の面から改良の余地があった。本発明の目的は、たと
え湿った処理物であっても、揺動選別ケースの粗選別用
チャフシーブやラックにおける藁屑の付着による詰まり
を効果的に防止できるようにする点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、扱
室と選別部の間に受網を設け、受網の下方に揺動選別ケ
ースを設けた脱穀装置において、受網と揺動選別ケース
との間に篩い線を、その受止め作用部が後ろ下がり傾斜
姿勢になる状態で、かつ、揺動選別ケースの粗選別用チ
ャフシーブやラックの搬送終端付近にまで延びる状態で
設け、揺動選別ケースより高速で篩い線を振動させる駆
動手段を設けたことにある。
室と選別部の間に受網を設け、受網の下方に揺動選別ケ
ースを設けた脱穀装置において、受網と揺動選別ケース
との間に篩い線を、その受止め作用部が後ろ下がり傾斜
姿勢になる状態で、かつ、揺動選別ケースの粗選別用チ
ャフシーブやラックの搬送終端付近にまで延びる状態で
設け、揺動選別ケースより高速で篩い線を振動させる駆
動手段を設けたことにある。
【０００５】
【作用】つまり、受網から落下する処理物を揺動選別ケ
ースに供給する前に篩い線で選別処理し、穀粒を揺動選
別ケースに落下供給させるとともに、藁屑を篩い線で揺
動選別ケースの粗選別用チャフシーブやラックの搬送終
端付近にまで搬送するから、藁が粗選別用チャフシーブ
やラックに落下することを十分に抑制して、たとえ湿っ
た処理物であっても、揺動選別ケースの粗選別用チャフ
シーブやラックにおける藁屑の付着による詰まりを効果
的に防止できる。そして、篩い線の受止め作用部を後ろ
下がり傾斜姿勢にし、かつ、駆動手段により篩い線を揺
動選別ケースより高速で振動させるから、篩い線におけ
る穀粒と藁屑の選別、藁屑の搬送を良好に維持して、篩
い線での詰まりを確実に防止でき、全体として良好な選
別機能を確実に発揮させることができる。
ースに供給する前に篩い線で選別処理し、穀粒を揺動選
別ケースに落下供給させるとともに、藁屑を篩い線で揺
動選別ケースの粗選別用チャフシーブやラックの搬送終
端付近にまで搬送するから、藁が粗選別用チャフシーブ
やラックに落下することを十分に抑制して、たとえ湿っ
た処理物であっても、揺動選別ケースの粗選別用チャフ
シーブやラックにおける藁屑の付着による詰まりを効果
的に防止できる。そして、篩い線の受止め作用部を後ろ
下がり傾斜姿勢にし、かつ、駆動手段により篩い線を揺
動選別ケースより高速で振動させるから、篩い線におけ
る穀粒と藁屑の選別、藁屑の搬送を良好に維持して、篩
い線での詰まりを確実に防止でき、全体として良好な選
別機能を確実に発揮させることができる。
【０００６】
【発明の効果】その結果、たとえ湿った処理物であって
も、藁屑の付着による詰まりの悪影響を受けることなく
良好な選別を確実に現出できる、選別機能において一段
と優れた脱穀装置を提供できるようになった。
も、藁屑の付着による詰まりの悪影響を受けることなく
良好な選別を確実に現出できる、選別機能において一段
と優れた脱穀装置を提供できるようになった。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、自脱型コンバインに搭載
する脱穀装置１を構成するに、扱室３内に扱胴４を前後
水平軸芯周りで駆動回転自在に設け、図外左方の刈取部
からの穀稈を挟持搬送しながら扱室３に供給するフィー
ドチェーン５を設け、扱室３とその下方の選別部２の間
に受網６を配置してある。選別部２に揺動選別ケース
７、風選用唐箕８、１番物回収用スクリューコンベア
９、２番物回収用スクリューコンベア１０、排塵ブロア
１１などを設け、処理物を揺動選別ケース７により後方
に揺動搬送しながら篩い選別および風選別処理し、穀粒
を１番物回収用スクリューコンベア９から図示しないグ
レンタンク等に送るように構成し、選別不十分な２番物
を２番物回収用スクリューコンベア１０およびスクリュ
ー式還元装置１８で揺動選別ケース７の前部に戻すよう
に構成してある。
する脱穀装置１を構成するに、扱室３内に扱胴４を前後
水平軸芯周りで駆動回転自在に設け、図外左方の刈取部
からの穀稈を挟持搬送しながら扱室３に供給するフィー
ドチェーン５を設け、扱室３とその下方の選別部２の間
に受網６を配置してある。選別部２に揺動選別ケース
７、風選用唐箕８、１番物回収用スクリューコンベア
９、２番物回収用スクリューコンベア１０、排塵ブロア
１１などを設け、処理物を揺動選別ケース７により後方
に揺動搬送しながら篩い選別および風選別処理し、穀粒
を１番物回収用スクリューコンベア９から図示しないグ
レンタンク等に送るように構成し、選別不十分な２番物
を２番物回収用スクリューコンベア１０およびスクリュ
ー式還元装置１８で揺動選別ケース７の前部に戻すよう
に構成してある。
【０００８】前後に往復駆動される揺動選別ケース７に
は、グレンパン１２、その後側に連なるチャフシーブ１
３、その下方に位置するグレンパン１４とグレンシーブ
１５、扱室３の送塵口からの処理物を受けるストローラ
ック１６、グレンシーブ１５の後側に連なるストローラ
ック１７を設けてある。
は、グレンパン１２、その後側に連なるチャフシーブ１
３、その下方に位置するグレンパン１４とグレンシーブ
１５、扱室３の送塵口からの処理物を受けるストローラ
ック１６、グレンシーブ１５の後側に連なるストローラ
ック１７を設けてある。
【０００９】受網６と揺動選別ケース７との間に側面視
で三角形状に構成した多数の篩い線１９を、その受止め
作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢になる状態で、か
つ、チャフシーブ１３の搬送終端付近にまで延びる状態
で設け、揺動選別ケース７より高速で篩い線１９を振動
させるために、ホルダー２０に篩い線１９を往復動自在
に取付けるとともに、駆動回転自在な回転カム２１とバ
ネ２２を篩い線１９に作用する状態で設けてある。
で三角形状に構成した多数の篩い線１９を、その受止め
作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢になる状態で、か
つ、チャフシーブ１３の搬送終端付近にまで延びる状態
で設け、揺動選別ケース７より高速で篩い線１９を振動
させるために、ホルダー２０に篩い線１９を往復動自在
に取付けるとともに、駆動回転自在な回転カム２１とバ
ネ２２を篩い線１９に作用する状態で設けてある。
【００１０】つまり、受網６から落下する処理物を揺動
選別ケース７に供給する前に篩い線１９で選別処理し、
穀粒を揺動選別ケース７に落下供給し、藁屑を篩い線１
９でチャフシーブ１３の搬送終端付近にまで搬送し、藁
屑がチャフシーブ１３に落下することを抑制して、たと
え湿った処理物であっても、チャフシーブ１３における
藁屑の付着による詰まりを防止するように構成してあ
る。そして、篩い線１９の受止め作用部１９ａを後ろ下
がり傾斜姿勢にし、かつ、篩い線１９を揺動選別ケース
７より高速で振動させ、篩い線１９における穀粒と藁屑
の選別、藁屑の搬送を良好に維持して、篩い線１９での
詰まりを防止するように構成してある。
選別ケース７に供給する前に篩い線１９で選別処理し、
穀粒を揺動選別ケース７に落下供給し、藁屑を篩い線１
９でチャフシーブ１３の搬送終端付近にまで搬送し、藁
屑がチャフシーブ１３に落下することを抑制して、たと
え湿った処理物であっても、チャフシーブ１３における
藁屑の付着による詰まりを防止するように構成してあ
る。そして、篩い線１９の受止め作用部１９ａを後ろ下
がり傾斜姿勢にし、かつ、篩い線１９を揺動選別ケース
７より高速で振動させ、篩い線１９における穀粒と藁屑
の選別、藁屑の搬送を良好に維持して、篩い線１９での
詰まりを防止するように構成してある。
【００１１】図２及び図３に示すように、チャフシーブ
１３において板体１３ａ夫々を下端側の支軸２３により
シーブケース１８に傾斜角変更自在に取付け、シーブケ
ース１８に対して往復動自在な連動部材２４に板体１３
ａ夫々の上端側の支軸２５を連結し、下端側の支軸２３
に揺動自在に取付けた揺動アーム２６を連動部材２４に
連動連結し、本体ケース２７に固定したピン２８に揺動
アーム２６を係合させて、シーブケース１８の揺動に伴
って板体１３ａ夫々の傾斜角が変化するように構成して
ある。そして、長孔２９とボルト３０によりピン２８の
固定位置を揺動アーム２６の長手方向に変更できるよう
にし、板体１３ａの揺動角を調節できるように構成して
ある。
１３において板体１３ａ夫々を下端側の支軸２３により
シーブケース１８に傾斜角変更自在に取付け、シーブケ
ース１８に対して往復動自在な連動部材２４に板体１３
ａ夫々の上端側の支軸２５を連結し、下端側の支軸２３
に揺動自在に取付けた揺動アーム２６を連動部材２４に
連動連結し、本体ケース２７に固定したピン２８に揺動
アーム２６を係合させて、シーブケース１８の揺動に伴
って板体１３ａ夫々の傾斜角が変化するように構成して
ある。そして、長孔２９とボルト３０によりピン２８の
固定位置を揺動アーム２６の長手方向に変更できるよう
にし、板体１３ａの揺動角を調節できるように構成して
ある。
【００１２】〔別実施例〕揺動選別ケース７の粗選別用
チャフシーブ１３に代えてラックを設けてもよく、要す
るに、粗選別用チャフシーブ１３やラックを揺動選別ケ
ース７に備えさせればよい。篩い線１９の形状は例えば
棒状など適当に変更でき、要するに、篩い線１９の受止
め作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢になり、かつ、粗
選別用チャフシーブ１３やラックの搬送終端付近にまで
延びていればよい。揺動選別ケース７より高速で篩い線
１９を振動させるに、機械式、電動式、油圧式などの各
種手段を利用でき、それらを駆動手段２１，２２と総称
する。
チャフシーブ１３に代えてラックを設けてもよく、要す
るに、粗選別用チャフシーブ１３やラックを揺動選別ケ
ース７に備えさせればよい。篩い線１９の形状は例えば
棒状など適当に変更でき、要するに、篩い線１９の受止
め作用部１９ａが後ろ下がり傾斜姿勢になり、かつ、粗
選別用チャフシーブ１３やラックの搬送終端付近にまで
延びていればよい。揺動選別ケース７より高速で篩い線
１９を振動させるに、機械式、電動式、油圧式などの各
種手段を利用でき、それらを駆動手段２１，２２と総称
する。
【００１３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】脱穀粗の縦断側面図
【図２】篩い線の斜視図
【図３】チャフシーブ駆動機構の縦断正面図
【図４】揺動選別ケースの一部切り欠き側面図
２ 選別部 ６ 受網 ７ 揺動選別ケース １３ チャフシーブ １９ 篩い線 １９ａ 受止め作用部 ２１，２２ 駆動手段
Claims (1)
- 【請求項１】 扱室（３）と選別部（２）の間に受網
（６）を設け、前記受網（６）の下方に揺動選別ケース
（７）を設けた脱穀装置であって、前記受網（６）と前
記揺動選別ケース（７）との間に篩い線（１９）を、そ
の受止め作用部（１９ａ）が後ろ下がり傾斜姿勢になる
状態で、かつ、前記揺動選別ケース（７）の粗選別用チ
ャフシーブ（１３）やラックの搬送終端付近にまで延び
る状態で設け、前記揺動選別ケース（７）より高速で前
記篩い線（１９）を振動させる駆動手段（２１，２２）
を設けてある脱穀装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13158593A JPH06339324A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13158593A JPH06339324A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339324A true JPH06339324A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15061500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13158593A Pending JPH06339324A (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06339324A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013106589A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Yanmar Co Ltd | 揺動選別装置 |
| JP2019162075A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP13158593A patent/JPH06339324A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013106589A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Yanmar Co Ltd | 揺動選別装置 |
| JP2019162075A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
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