JPH06147576A - 換気煙突 - Google Patents

換気煙突

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Publication number
JPH06147576A
JPH06147576A JP32890692A JP32890692A JPH06147576A JP H06147576 A JPH06147576 A JP H06147576A JP 32890692 A JP32890692 A JP 32890692A JP 32890692 A JP32890692 A JP 32890692A JP H06147576 A JPH06147576 A JP H06147576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilating
air passage
wall
peripheral wall
chimney
Prior art date
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Pending
Application number
JP32890692A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Morimoto
光昭 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】換気煙突の防火性を向上でき、延焼を防止しう
る。 【構成】野地板6に穿設され屋根裏に通じる孔6Aを囲
んで立上がり内部に屋根裏に通じる内の空気路A1を有
する内側の囲壁2と、内側の囲壁2を上下で開口する外
の空気路A2を隔てて囲む外側の囲壁3と、内側の囲壁
2上端を閉じる天井板4とを具えるとともに、前記内側
の囲壁2に、不燃材料からなり前記内、外の空気路A
1、A2を結ぶ中間の空気路を形成する複数の通気具5
…を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内側の囲壁に不燃材料
からなる複数の通気具を設けることにより、防火性に優
れた空気路を形成しうる換気煙突に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば複数階建の家屋の傾斜屋根
に、屋内の換気、通風の他、該傾斜屋根にアクセントを
付与しその外観を向上するために換気煙突が形成される
ことが多々ある。
【0003】このような換気煙突は、従来、傾斜屋根の
野地板に穿設された孔を囲んで該野地板から立ち上がる
囲壁と、この囲壁上端を閉じる天井板とを具えるととも
に、前記孔からの空気は、囲壁に設けられた換気口から
屋外に排出され、屋内の換気を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のものにあっては、前記換気口が換気効率を維持
するため比較的その開口面積を大として設けられるた
め、屋外からこの換気口を通って換気煙突内部に炎が流
入しやすく、延焼の危険があるなど防火性に劣るもので
あった。
【0005】本発明は、内側の囲壁に不燃材料からなる
複数の通気具を設けることを基本として、各通気具によ
り形成される換気口の開口面積の総和を維持しつつ夫々
の開口面積を小とでき、換気効率を低下させることなく
防火性を向上しうる換気煙突の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の換気煙突は、野地板に穿設され屋根裏に通
じる孔を囲んで立上がり内部に屋根裏に通じる内の空気
路を有する内側の囲壁と、内側の囲壁を上下で開口する
外の空気路を隔てて囲む外側の囲壁と、内側の囲壁上端
を閉じる天井板とを具えるとともに、前記内側の囲壁
に、不燃材料からなり前記内、外の空気路を結ぶ中間の
空気路を形成する複数の通気具を設けている。
【0007】
【作用】内部に屋根裏に通じる内の空気路を有する内側
の囲壁に、不燃材料からなり、内、外の空気路を結ぶ中
間の空気路を形成する複数の通気具を設ける。このよう
に通気具を複数としたため、内、外の空気路を結ぶ中間
の空気路となる換気口の開口面積の総和を維持しつつ各
換気口の開口面積を小さくでき、屋外からの換気煙突内
部への炎の流入を効果的に防ぎ、通気具を不燃材料から
形成したことと相まって、延焼を防止し、換気効率を低
下させることなく防火性を向上しうる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜6において本発明の換気煙突1は、野地板6
に穿設され屋根裏Rに通じる孔6Aを囲んで立上がり内
部に屋根裏Rに通じる内の空気路A1を有する内側の囲
壁2と、上下で開口する外の空気路A2を隔てて内側の
囲壁2を囲む外側の囲壁3と、内側の囲壁2上端を閉じ
る天井板4とを具えるとともに、前記内側の囲壁2に、
不燃材料からなり前記内、外の空気路A1、A2を結ぶ
中間の空気路A3を形成する複数の通気具5…を設けて
いる。
【0009】野地板6は、瓦を敷設することにより傾斜
屋根を形成しうる合板からなり、その適宜の位置に屋根
裏Rに通じる矩形の孔6Aが穿設される。
【0010】前記孔6Aを囲んで野地板6から立上がる
前記内側の囲壁2は、本実施例では、図2〜5に示すよ
うに、孔6Aの前方で立上がる前壁パネル10と、孔6
Aの後方で立上がりかつ該前壁パネル10と平行な後壁
パネル11と、孔6Aの側方で立上がりかつ前壁パネル
10、後壁パネル11を継ぐ1対の側壁パネル12、1
2とを有する。
【0011】前壁パネル10は、野地板2に立設される
矩形の基板13上端に載置・固定される水平な下枠材1
4と、この下枠材14の両端から立上がる縦枠材15、
15と、縦枠材15、15上端間を継ぐ水平な上枠材1
6とからなる矩形の枠組の前面に例えば石膏ボードから
なる面材17を添着したパネル体であって、前記面材1
7は、その上端を上枠材16上面と揃え、かつ側端、下
端に、縦枠材15、15、下枠材14からはみ出すはみ
出し部17A、17A、17Bを夫々形成している。
【0012】又前記後壁パネル11は、野地板2に立設
されかつ前記基板13の高さよりも高さをやや大とした
矩形の基板19上端に載置・固定される水平な下枠材2
0と、この下枠材20両端から立上がる縦枠材21、2
1と、縦枠材21、21上端を継ぐ水平な上枠材22と
からなる矩形の枠組の後面に例えば石膏ボードからなる
面材23を添着したパネル体であって、前記面材23
は、その上端を上枠材22上面と揃え、かつ側端、下端
に縦枠材21、21、下枠材20からはみ出すはみ出し
部23A、23A、23Bを夫々形成している。
【0013】前記側壁パネル12は、前記基板13、1
9の両端を継ぎかつ基板13と同高の基板24上端に載
置・固定される斜めの下枠材25と、この下枠材25の
両端から立上がる縦枠材26A、26Bと、縦枠材26
A、26Bの上端を継ぐ水平な上枠材27と、該上枠材
27の下方で縦枠材26A、26Bを継ぐ水平な中枠材
29と、この中枠材29、上枠材27を等間隔を有して
継ぐ垂直かつ3本の継ぎ材30…とからなる台形状の枠
組の側面に、前記上枠材27、中枠材29、継ぎ材3
0、縦枠材26A、26Bによって囲まれる矩形かつ4
つの換気口31…を残して例えば石膏ボートからなる面
材32を添着したパネル体であって、前記面材32の上
端、側端は、夫々上枠材27上面、縦枠材29A、29
B前後面に揃うとともに、面材32の下端に、下枠材2
5からはみ出すはみ出し部32Aを形成している。
【0014】なお前記換気口31を形成する上枠材2
7、中枠材29、継ぎ材30…、および縦枠材26A、
26Bの側面には、換気口31を囲んで面材32が添着
されない小巾の露出部33が形成される。
【0015】又前記孔6Aを囲んで配される前記基板1
3、19、24は、図2、図3に示すように、前記野地
板6上面に固定される固定片34の一側縁から基板1
3、19、24に取付く取付片35を立上げた取付金具
36を用いて野地板6に取付けられる。
【0016】前記前壁パネル10は、前記はみ出し部1
7Bを基板13前面に当接させて該基板13上に立設さ
れるとともに、前記はみ出し部32Aを基板24側面に
当接させて該基板24上に立設される前記側壁パネル1
2の前端は、前壁パネル10の前記はみ出し部17Aに
固定される。
【0017】又前記後壁パネル11は、前記はみ出し部
23Bを基板19後面に当接させて該基板19上に立設
されるとともに、前記はみ出し部23A、23Aは、側
壁パネル12、12の後端を固定する。なお前記上枠材
16、22、27は同一水平面内で整一する。
【0018】このように前壁パネル10、後壁パネル1
1、側壁パネル12、12を基板13、19、24を介
して野地板6上に立設することにより、内部に前記孔6
Aを介して屋根裏Rに通じる内の空気路A1を有する角
筒状の内側の囲壁2が形成される。
【0019】この内側の囲壁2には、複数、本例では4
つの通気具5…が配設される。通気具5は、図3、図5
に示すように、向き合う前記側壁パネル12、12の各
換気口31、31に比較的密に挿入しうる角筒状の基体
37と、該基体37の上面に設けた孔部37Aを囲んで
立上がる立片39を有した立上げ金具40とからなると
ともに、この通気具5は、例えば金属製の不燃材料から
形成される。
【0020】前記通気具5の基体37は、向き合う前記
換気口31、31に側方から挿入されかつ一方の端部に
突設したフランジ41を、図6に示すように、前記露出
部33にビス止めすることにより該換気口31、31間
に架け渡される。
【0021】又内側の囲壁2に取付けられた4つの前記
基体37…上面には前記立上げ金具40がその立片39
下端から突出するフランジ42を基体37にビス止めす
ることにより夫々取付けられ、これにより内側の囲壁2
に4つの通気具5…を配設する。なお基体37の両端
は、防虫用の金網などからなるネット43、43が取付
けられている。
【0022】さらに通気具5…を取付けた内側の囲壁2
上端は、矩形の天井板4を各上枠材16、22、27、
27にビス止めすることにより該天井板4によって閉じ
られる。なお天井板4上面には、図3に示すように、金
属製の天井仕上げ板56が添着される。
【0023】又内側の囲壁2は、前記外側の囲壁3によ
って囲まれる。外側の囲壁3は、内側の囲壁2のコーナ
部に取付けられる支持金具44により両端が固定される
4枚の断面波形状の金属製の化粧板45…からなり、こ
れにより換気煙突1の外観を向上している。
【0024】前記支持金具44は、図4に示すように、
前記面材17、23、32、32の端部にビス止めされ
る縦長矩形の取付片46と、この取付片46の内側の囲
壁2コーナ部に位置する側縁から突出する突片47と、
この突片47の突出端から略く字状にのびる支持片49
と、該支持片49の端縁から面材17、23、32と平
行にのびる張出し片50と、この張出し片50の端縁か
ら直角に折曲がる小長さの挟持片51とを有する1対の
支持金物52、52からなり、この支持金物52、52
を、前記突片47、47を当接させて前記面材17、2
3、32に取付けかつ前記支持片49と挟持片51との
間に前記化粧板45の端部を嵌着することにより、支持
片49と前記突片47とによって上下で開口する外の空
気路A2を内側の囲壁2と外側の囲壁3の化粧板45と
の間で形成して、該外側の囲壁3が内側の囲壁2を囲ん
で取付けられる。
【0025】なお前記支持金具44の2つの支持金物5
2、52外端間には、前記挟持片51、51に両側端が
固着される化粧カバー53が配設され、前記化粧板45
と共に換気煙突1の意匠性を高めている。
【0026】然して、前記内の空気路A1は、前記通気
具5…により形成される中間の空気路A3によって外の
空気路A2に連通し、前記孔6Aからの空気を内の空気
路A1、中間の空気路A3の前記孔部37A、換気口3
1、および外の空気路A2を介して屋外に排出でき、屋
内を換気しうる。
【0027】又通気具5、換気口31を複数個、本実施
例では4つ設けたため、換気口31…の開口面積の総和
を維持しつつ各開口面積を小とでき、屋外からの炎の流
入を防止し、かつ通気具5を不燃材料から形成したこと
と相まって、換気効率を低下させることなく防火性を向
上しうる。
【0028】なお前記支持金具44の支持片49、49
により囲まれる略三角形状の部分には、図1〜4に示す
ように、該支持金具44の上端から上方に突出する支柱
54が嵌着され、この4本の支柱54…により前記天井
板4上方を覆う断面円弧状の屋根材55を支持する。
【0029】図7、図8に本発明の他の実施例を示す。
本実施例において内側の囲壁2に設けられる通気具5
は、該内側の囲壁2の側壁パネル12に設けた4つの換
気口31…に夫々取付く金属製の不燃材料からなるとと
もに、換気口31に嵌入される角筒状の小長さの基体5
7の4つの端縁に取付片59を直角に折曲げるこにより
設けている。なお本例における側壁パネル12の面材3
2は、前記実施例の露出部33を形成することなく、台
形状の枠組に添設される。
【0030】複数、本例では4つの前記通気具5は、図
8に示すように、換気口31に基体57を嵌入しかつ前
記取付片59を前記面材32に釘を用いて固着すること
により換気口31に取付けられ、前記内の空気路A1と
外の空気路A2とを結ぶ中間の空気路A3を形成する。
【0031】なお前記基体57の内端は、前記上枠材2
7、中枠材29、継ぎ材30…、縦枠材26A、26B
の内面と略面一となるとともに、4つの換気口31…の
内面には、防虫用の金属製のネット60が添着される。
【0032】
【発明の効果】叙上の如く本発明の換気煙突は、内側の
囲壁に不燃材料からなる複数の通気具を設けているた
め、換気効率を低下させることなくこの通気具により形
成される中間の空気路の開口面積を小とでき、屋外から
の炎の流入を防止しうる一方、不燃材料を用いたことと
相まって、換気煙突の防火性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】その屋根流れ方向の断面図である。
【図3】その屋根棟部がのびる方向の断面図である。
【図4】その横断面図である。
【図5】その分解斜視図である。
【図6】通気具の取付構造を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例における通気具を示す分解
斜視図である。
【図8】その取付構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
2 内側の囲壁 3 外側の囲壁 4 天井板 5 通気具 6 野地板 6A 孔 A1 内の空気路 A2 外の空気路 A3 中間の空気路 R 屋根裏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】野地板に穿設され屋根裏に通じる孔を囲ん
    で立上がり内部に屋根裏に通じる内の空気路を有する内
    側の囲壁と、内側の囲壁を上下で開口する外の空気路を
    隔てて囲む外側の囲壁と、内側の囲壁上端を閉じる天井
    板とを具えるとともに、前記内側の囲壁に、不燃材料か
    らなり前記内、外の空気路を結ぶ中間の空気路を形成す
    る複数の通気具を設けてなる換気煙突。
JP32890692A 1992-11-12 1992-11-12 換気煙突 Pending JPH06147576A (ja)

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JP32890692A JPH06147576A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 換気煙突

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JP32890692A JPH06147576A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 換気煙突

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610232B2 (ja) * 1972-03-02 1981-03-06
JPH021334B2 (ja) * 1982-03-03 1990-01-11 Mitsubishi Electric Corp

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610232B2 (ja) * 1972-03-02 1981-03-06
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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951024