JPH06146460A - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

Info

Publication number
JPH06146460A
JPH06146460A JP4294199A JP29419992A JPH06146460A JP H06146460 A JPH06146460 A JP H06146460A JP 4294199 A JP4294199 A JP 4294199A JP 29419992 A JP29419992 A JP 29419992A JP H06146460 A JPH06146460 A JP H06146460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof panel
panel
roof
girder
slip member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4294199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2664037B2 (ja
Inventor
Takahisa Moriya
隆久 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP4294199A priority Critical patent/JP2664037B2/ja
Publication of JPH06146460A publication Critical patent/JPH06146460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2664037B2 publication Critical patent/JP2664037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根パネルの滑落の危険性を回避するととも
にその設置位置の調整を行わずに済むようにされた屋根
パネルを提供する。 【構成】 この屋根パネル1は、例えば4枚の単位パネ
ル10,20,30,40及び結合棟木50が相互に連
結されてなるもので、その下側に滑止め部材60,70
が取り付けられている。滑止め部材60(70)は、相
互に止着されて一体化された単位パネル10,30(2
0,40)に跨って、それらの縦芯材11a,31c
(21a,41c)に止着され、単位パネル同士の連結
強度を高めている。滑止め部材60の取付け箇所は、屋
根パネル1を屋根部分の所定位置に設置した際に、滑止
め部材60が軒先側の外壁80上の桁材81に丁度棟側
から当接するような位置である。また、滑止め部材70
の取付け箇所は、滑止め部材70が母屋85上の桁材8
6に丁度棟側から当接するような位置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の屋根部分に設置さ
れる屋根パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、建物の建築技術として、現場での
作業の簡便化を図り工業化を推進するために、工場で方
形状の枠体に野地板を取り付けることによりパネル状に
作った屋根パネルを建物の躯体上に設置して建物の屋根
部分を作るというものが知られている。そして、この屋
根パネルは、クレーンで吊り上げられて躯体上に降ろさ
れた後、その上から軒桁や母屋に止着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、屋根パネルを
躯体上に降ろしてクレーンのワイヤーを外すと、屋根パ
ネルを止着するまでは屋根勾配により軒側に屋根パネル
が滑落する危険性がある、という問題点があった。
【0004】また、屋根パネルの軒の出の調整、即ち軒
先側の外壁から屋根パネルを所定量だけ突出させるよう
に、屋根パネルの設置位置を調整するのに非常に手間を
要するという問題点もあった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、屋根パネルの滑落の危険性を回避する
とともにその設置位置の調整を行わずに済むようにされ
た屋根パネルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る屋根パネルにおいては、建物の躯体上
の一部に棟側から衝止されて該躯体上からの屋根パネル
の滑落を防ぐ滑止め部材が、軒先側の躯体から屋根パネ
ルを所定量だけ突出させるように屋根パネルの設置位置
を位置決めし得る箇所に、屋根パネルの下側に突出して
設けられている構成とした。
【0007】具体的には、滑止め部材は板材であり、複
数の単位パネルが相互に連結されて一体化されてなる屋
根パネルの、少なくとも一対の隣接する単位パネルに跨
って設けられている。そして、滑止め部材は建物の軒先
側の外壁または外壁上の桁材に衝止される位置に設けら
れていてもよいし、母屋または母屋上の桁材に衝止され
る位置に設けられていてもよい。
【0008】
【作用】本発明に係る屋根パネルには、建物の軒先側の
外壁または外壁上の桁材や、母屋または母屋上の桁材な
どの躯体上の一部に棟側から衝止される滑止め部材が設
けられているため、この屋根パネルを棟側から軒側に向
かって滑らせるように建物の屋根部分に降ろせば、屋根
パネルは滑止め部材を介して躯体上の一部に棟側から係
止されてその滑落が防止される。
【0009】また、滑止め部材が、軒先側の躯体から屋
根パネルを所定量だけ突出させるような箇所に設けられ
ているため、屋根パネルを滑止め部材を介して躯体上の
一部に棟側から係止させるだけで、その設置位置が位置
決めされる。
【0010】さらに、滑止め部材が板材でできていれ
ば、屋根パネルに対する取付けが簡便に行え、施工性が
よい。
【0011】また、滑止め部材が屋根パネルの構成要素
である一単位パネルとその隣の単位パネルとに跨って設
けられていれば、滑止め部材が補強部材となり、それら
隣り合う単位パネル同士の連結強度がより一層高められ
る。
【0012】
【実施例】本発明に係る屋根パネルの実施例を図1乃至
図3に示し、以下に説明する。それらのうち、図1は屋
根パネルが建物の屋根部分に取り付けられた状態の要部
縦断面図、図2は屋根パネルを下側から見上げた斜視
図、図3は屋根パネルの変形例を下側から見上げた斜視
図である。
【0013】この屋根パネル1は、図1及び図2に示す
ように、例えば4枚の単位パネル10,20,30,4
0及び結合棟木50が相互に連結されてなるもので、そ
の下側に滑止め部材60,70が取り付けられている。
これら単位パネル10,20,30,40及び結合棟木
50は、一般に個別に現場に搬入され、そこでそれらの
芯材同士がボルト・ナットや釘などにより相互に止着さ
れて組み立てられる。そして、滑止め部材60,70も
現場で取り付けられる。
【0014】単位パネル10は、例えば縦芯材11a,
11b,11c及び横芯材12a,12b,12c,1
2dにより格子状に組まれた枠体13上に野地板14が
取り付けられ、さらにその上に屋根仕上材15が取り付
けられてできている(取り付けられていない場合もあ
る。)。なお、縦芯材及び横芯材の数は特に限定しな
い。単位パネル20も同様に、縦芯材21a,21b,
21c及び横芯材22a,22b,22c,22dから
なる枠体23、野地板24、および屋根仕上材25から
できている。単位パネル30(40)も同様に、縦芯材
31a,31b,31c(41a,41b,41c)及
び横芯材32a,32b,32c,32d(42a,4
2b,42c,42d)からなる枠体33(43)、野
地板34(単位パネル40に付いては図に表れていな
い。)、および屋根仕上材35(単位パネル40に付い
ては図に表れていない。)からできている。滑止め部材
60,70は、例えば帯状の板材で、木や所謂コンパネ
(コンクリート打設用の型枠材)などでできている。そ
して、屋根パネル1には、これら滑止め部材60,70
のうち少なくとも1つが設けられている。両者とも設け
られていてもよいのはいうまでもない。
【0015】滑止め部材60は、相互に止着されて一体
化された縦芯材11a(単位パネル10)と縦芯材31
c(単位パネル30)に跨って、それら両縦芯材11
a,31cに釘65などで止着され、単位パネル同士の
連結強度を高めている。その取付け箇所は、屋根パネル
1を屋根部分の所定位置に設置した際に、滑止め部材6
0の軒先側先端が軒先側の外壁80上の桁材81(桁材
81がない場合には外壁80の上端部)に丁度棟側から
当接するような位置である。なお、本実施例では、外壁
80は外壁パネルで構成されている。
【0016】同様に、滑止め部材70は、一体化された
縦芯材21a(単位パネル20)と縦芯材41c(単位
パネル40)に跨り、釘75などで止着され、単位パネ
ル同士の連結強度を高めている。その取付け箇所は、屋
根パネル1を屋根部分の所定位置に設置した際に、滑止
め部材70の軒先側先端が母屋85上の桁材86(桁材
86がない場合には母屋85)に丁度棟側から当接する
ような位置である。これら、母屋85、桁材81、前記
外壁80および前記桁材81は、棟木90とともに建物
の躯体上の一部をなしている。
【0017】上述のように構成された屋根パネル1は以
下のようにして躯体上に設置される。先ず、屋根パネル
1をクレーンで吊り上げ、棟側から軒側にスライドさせ
ながら躯体上に降ろす。そして、外壁80上の桁材81
に滑止め部材60を当接させるとともに、母屋85上の
桁材86に滑止め部材70を当接させる。この際、屋根
パネル1の軒の出、即ち外壁80からの出入りは適正に
なり、調整する必要がない。なお、屋根パネル1は、そ
の上から打ち込まれる釘や止着用金物などを介してその
下の外壁80や母屋85に止着される。
【0018】上記実施例によれば、躯体上に屋根パネル
1を降ろす際に、桁材81,86に滑止め部材60,7
0を夫々棟側から係止させることにより、躯体上から屋
根パネル1が滑落するのを防ぐことができるとともに、
軒の出が最適になるように屋根パネル1の設置位置が位
置決めされるので、その設置位置を調整する手間が省け
る。
【0019】また、滑止め部材60,70が板材ででき
ているため、屋根パネル1に簡便に取り付けることがで
きるので、現場での手間を殆ど増やさずに済み、施工性
がよい。
【0020】なお、上記実施例においては、屋根パネル
1の組立ては現場で行われるとしたが、予め工場などで
単位パネル10,20,30,40を一体化させ、さら
に滑止め部材60,70を取り付けてから現場に搬入し
てもよい。
【0021】また、図3に示す変形例の屋根パネル1’
のように滑止め部材60’(70’)を屋根パネル1’
の幅一杯、すなわち縦芯材11c(21c)から縦芯材
31a(41a)まで、渡してもよい。このようにすれ
ば単位パネル10,30(20,40)の連結強度がさ
らに高まる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る屋根パネルによれば、屋根
パネルに滑止め部材が設けられているため、この屋根パ
ネルを滑止め部材を介して建物の軒先側の外壁または外
壁上の桁材や、母屋または母屋上の桁材などの躯体上の
一部に棟側から係止させることによって、躯体上から屋
根パネルが滑落するのを防ぐことができる。
【0023】また、滑止め部材が、軒先側の躯体から屋
根パネルを所定量だけ突出させるような箇所に設けられ
ているため、屋根パネルを滑止め部材を介して躯体上の
一部に棟側から係止させるだけで、軒先の突出量が最適
になり、屋根パネルの設置位置を調整する手間が省け
る。
【0024】さらに、滑止め部材が板材でできていれ
ば、屋根パネルに簡便に取り付けることができるので、
現場での手間を殆ど増やさずに済み、施工性がよい。
【0025】また、滑止め部材が屋根パネルの構成要素
である一単位パネルとその隣の単位パネルとに跨って設
けられていれば、滑止め部材が補強部材となり、それら
隣り合う単位パネル同士の連結強度がより一層高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における屋根パネルが建物の屋根部分
に取り付けられた状態の要部縦断面図である。
【図2】その屋根パネルを下側から見上げた斜視図であ
る。
【図3】屋根パネルの変形例を下側から見上げた斜視図
である。
【符号の説明】
1,1’ 屋根パネル 10,20,30,40 単位パネル 60,60’,70,70’ 滑止め部材 80 外壁(躯体上の一部) 81,86 桁材(躯体上の一部) 85 母屋(躯体上の一部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の躯体上に設置される屋根パネルで
    あって、前記躯体上の一部に棟側から衝止されて同躯体
    上からの屋根パネルの滑落を防ぐ滑止め部材が、軒先側
    の躯体から屋根パネルを所定量だけ突出させるように屋
    根パネルの設置位置を位置決めし得る箇所に、屋根パネ
    ルの下側に突出して設けられていることを特徴とする屋
    根パネル。
  2. 【請求項2】 前記滑止め部材は板材であることを特徴
    とする請求項1記載の屋根パネル。
  3. 【請求項3】 前記屋根パネルが、相互に連結されて一
    体化される複数の単位パネルからなり、前記滑止め部材
    が少なくとも一対の隣接する単位パネルに跨って設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の屋根
    パネル。
  4. 【請求項4】 前記滑止め部材が建物の軒先側の外壁ま
    たは外壁上の桁材に衝止される位置に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の屋根パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記滑止め部材が母屋または母屋上の桁
    材に衝止される位置に設けられていることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の屋根パネル。
JP4294199A 1992-11-02 1992-11-02 屋根パネル Expired - Fee Related JP2664037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4294199A JP2664037B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 屋根パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4294199A JP2664037B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 屋根パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06146460A true JPH06146460A (ja) 1994-05-27
JP2664037B2 JP2664037B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=17804604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4294199A Expired - Fee Related JP2664037B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 屋根パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2664037B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139716U (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 ミサワホ−ム株式会社 屋根パネルと母屋等との接合金具
JPH0463715U (ja) * 1990-10-15 1992-05-29
JPH04269246A (ja) * 1991-02-21 1992-09-25 Misawa Homes Co Ltd 屋根パネル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139716U (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 ミサワホ−ム株式会社 屋根パネルと母屋等との接合金具
JPH0463715U (ja) * 1990-10-15 1992-05-29
JPH04269246A (ja) * 1991-02-21 1992-09-25 Misawa Homes Co Ltd 屋根パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2664037B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK279021B6 (sk) Strešný doskový dielec na šikmé strechy a spôsob j
JPH06146460A (ja) 屋根パネル
JP3876507B2 (ja) 小屋組構造およびその施工法
JP2602609Y2 (ja) バルコニー用床パネル
JP2533509Y2 (ja) 屋根パネルの構造
JPH0518034A (ja) 屋根パネル
JP2500024Y2 (ja) 屋根パネルの構造
JP2510366B2 (ja) 棟飾りの取付構造
JP3282931B2 (ja) 建築用大型パネルおよび大型屋根パネル
JP2515899Y2 (ja) 屋根パネルの固定装置
JPH04269246A (ja) 屋根パネル
JP2563344Y2 (ja) 屋根材固定金具
JPH08144418A (ja) 天井パネル及び屋根ユニット
JP3192259B2 (ja) 寄棟屋根における屋根パネル体の設置構造
EP1496173B1 (en) Method and arrangement for installing sandwich panels in tall buildings
JP4355066B2 (ja) バルコニー用壁パネル及びバルコニー用壁パネルと床部との接合構造
JP2501133Y2 (ja) 軒構造
JP2515898Y2 (ja) 屋根パネル
JPH08302888A (ja) 天井パネルおよび天井パネルを用いた住宅の施工方法
JPS60195251A (ja) 屋根の瓦葺き工法
JPH11117460A (ja) 瓦の固定構造
JP2000154609A (ja) 屋根パネル及びその施工法
JPH10299201A (ja) 壁際の施工方法および壁際に用いられる雨押さえ部材
JPH04216753A (ja) 建築物用縦葺き屋根
JPH05263503A (ja) 棟包み用係止具

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees