JPH06145427A - 安定化された加硫クロロゴムの製法およびその加硫ゴム - Google Patents
安定化された加硫クロロゴムの製法およびその加硫ゴムInfo
- Publication number
- JPH06145427A JPH06145427A JP5192479A JP19247993A JPH06145427A JP H06145427 A JPH06145427 A JP H06145427A JP 5192479 A JP5192479 A JP 5192479A JP 19247993 A JP19247993 A JP 19247993A JP H06145427 A JPH06145427 A JP H06145427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- parts
- vulcanized
- acid acceptor
- calcium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 毒性による廃棄上の問題を生じることがな
く、水分を吸収せず、浸出物を生じない、改良されたハ
ロゲン化ゴム硬化用安定剤を提供する。 【構成】 カルシウムアルミニウム・6水和物は浸出性
鉛を含まない加硫ゴムを提供しうるので、ハロゲン化ゴ
ム、たとえば塩素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポ
リエチレンおよびポリクロロプレンのための有用な硬化
用安定剤である。またゴム100部当たり約1−約30
部、極めて好ましくは約3−約15部のカルシウムアル
ミニウム・6水和物を含有するこれらの加硫ゴムは、改
良された満足すべき熱老化性および油老化性を与える。
く、水分を吸収せず、浸出物を生じない、改良されたハ
ロゲン化ゴム硬化用安定剤を提供する。 【構成】 カルシウムアルミニウム・6水和物は浸出性
鉛を含まない加硫ゴムを提供しうるので、ハロゲン化ゴ
ム、たとえば塩素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポ
リエチレンおよびポリクロロプレンのための有用な硬化
用安定剤である。またゴム100部当たり約1−約30
部、極めて好ましくは約3−約15部のカルシウムアル
ミニウム・6水和物を含有するこれらの加硫ゴムは、改
良された満足すべき熱老化性および油老化性を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化ゴムを加硫
または硬化させるための改良法および得られる加硫ゴム
に関するものである。この方法によれば、ハロゲン化ゴ
ムを1種または2種以上の活性化剤により加硫して、有
毒な鉛を含まず、かつ鉛加硫ゴムと本質的に等しい物理
的特性を備えた加硫ゴムが得られる。より詳細には、本
発明は1−約30部以上のカルシウムアルミニウム・6
水和物を含有する加硫ハロゲン化ゴムに関するものであ
る。
または硬化させるための改良法および得られる加硫ゴム
に関するものである。この方法によれば、ハロゲン化ゴ
ムを1種または2種以上の活性化剤により加硫して、有
毒な鉛を含まず、かつ鉛加硫ゴムと本質的に等しい物理
的特性を備えた加硫ゴムが得られる。より詳細には、本
発明は1−約30部以上のカルシウムアルミニウム・6
水和物を含有する加硫ハロゲン化ゴムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化ゴム、たとえばクロロスルホ
ン化ポリエチレンおよび塩素化ポリエチレンは、ゴムの
硬化および硬化したゴムの安定化を助成するために活性
化剤を必要とする。クロロスルホン化ポリエチレンおよ
び塩素化ポリエチレンゴムの場合、鉛、カドミウム、マ
グネシウム、カルシウムおよびバリウムの金属酸化物お
よび水酸化物が活性化剤および安定剤として用いられて
いる。毒性問題のためバリウム、カルシウムおよび鉛の
使用が減少し、これによって最も一般的な安定剤として
カルシウムおよびマグネシウムが残された。これらは感
湿性であって、水分を吸収し、タンク内張り用の加硫ゴ
ムを製造するためには極めて不十分であることが知られ
ている。
ン化ポリエチレンおよび塩素化ポリエチレンは、ゴムの
硬化および硬化したゴムの安定化を助成するために活性
化剤を必要とする。クロロスルホン化ポリエチレンおよ
び塩素化ポリエチレンゴムの場合、鉛、カドミウム、マ
グネシウム、カルシウムおよびバリウムの金属酸化物お
よび水酸化物が活性化剤および安定剤として用いられて
いる。毒性問題のためバリウム、カルシウムおよび鉛の
使用が減少し、これによって最も一般的な安定剤として
カルシウムおよびマグネシウムが残された。これらは感
湿性であって、水分を吸収し、タンク内張り用の加硫ゴ
ムを製造するためには極めて不十分であることが知られ
ている。
【0003】ポリクロロプレンゴムの場合、一般に亜鉛
およびマグネシウムおよび鉛の酸化物が、硬化を活性化
し、かつ加硫ゴムを安定化するために用いられる。亜鉛
は感湿性をもたらし、水分の吸収を生じることが知られ
ている。水に浸漬することが必要である場合、酸化亜鉛
および酸化マグネシウムの代わりに酸化鉛が好ましい。
埋立て要件は酸性浸出物試験において制限された鉛含量
を要求し、鉛によって安定化されたポリマーは廃棄上の
問題とみなされる。
およびマグネシウムおよび鉛の酸化物が、硬化を活性化
し、かつ加硫ゴムを安定化するために用いられる。亜鉛
は感湿性をもたらし、水分の吸収を生じることが知られ
ている。水に浸漬することが必要である場合、酸化亜鉛
および酸化マグネシウムの代わりに酸化鉛が好ましい。
埋立て要件は酸性浸出物試験において制限された鉛含量
を要求し、鉛によって安定化されたポリマーは廃棄上の
問題とみなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って上記の問題を解
決する、加硫ハロゲン化ゴムのための鉛塩以外の改良さ
れた硬化−安定剤が求められている。
決する、加硫ハロゲン化ゴムのための鉛塩以外の改良さ
れた硬化−安定剤が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に用いられるハロ
ゲン含有ゴムは既知であり、適宜選ぶことができる。そ
の例には下記のものが含まれる:ハロゲン含有オレフィ
ンゴム、たとえば塩素化ポリエチレンゴム、塩素化ポリ
プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、
塩素化エチレン/プロピレンゴム、塩素化エチレン/プ
ロピレン/ジエンゴム、塩素化エチレン/1−ブテンゴ
ム、塩素化エチレン/4−メチルペンテンゴム、塩素化
ブチルゴム、ならびにエピハロヒドリンゴム、たとえば
ポリエピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン/エ
チレンオキシドコポリマーゴム、およびエピクロルヒド
リン/アリルグリシジルエーテルコポリマーゴム、フッ
素ゴム;塩素含有およびポリクロロプレンゴム。
ゲン含有ゴムは既知であり、適宜選ぶことができる。そ
の例には下記のものが含まれる:ハロゲン含有オレフィ
ンゴム、たとえば塩素化ポリエチレンゴム、塩素化ポリ
プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、
塩素化エチレン/プロピレンゴム、塩素化エチレン/プ
ロピレン/ジエンゴム、塩素化エチレン/1−ブテンゴ
ム、塩素化エチレン/4−メチルペンテンゴム、塩素化
ブチルゴム、ならびにエピハロヒドリンゴム、たとえば
ポリエピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン/エ
チレンオキシドコポリマーゴム、およびエピクロルヒド
リン/アリルグリシジルエーテルコポリマーゴム、フッ
素ゴム;塩素含有およびポリクロロプレンゴム。
【0006】本発明者らは、ハロゲン化ゴムに用いる硬
化用配合物中にカルシウムアルミニウム・6水和物を使
用すると、工業的に最良の硬化剤である酸化鉛を含有す
る配合物により硬化した加硫ハロゲン化ゴムと対比し
て、熱老化、油老化および圧媒液老化において改良され
た安定化作用を備えた加硫ゴムが得られることを見出し
た。酸化鉛加硫ゴムは抽出された鉛により汚染された地
下水の問題のため廃棄上の問題を提起するという事実か
らみて、これは実に重要な知見である。さらにこれらの
加硫ゴムの改良された特性により、本発明の加硫ゴムは
フレオンホース、油圧ホース、ならびにガスケット、シ
ール、ならびに他の工業製品、たとえば地下ケーブル被
膜およびタンク内張りの作成に用いるものとして望まし
いものとなる。
化用配合物中にカルシウムアルミニウム・6水和物を使
用すると、工業的に最良の硬化剤である酸化鉛を含有す
る配合物により硬化した加硫ハロゲン化ゴムと対比し
て、熱老化、油老化および圧媒液老化において改良され
た安定化作用を備えた加硫ゴムが得られることを見出し
た。酸化鉛加硫ゴムは抽出された鉛により汚染された地
下水の問題のため廃棄上の問題を提起するという事実か
らみて、これは実に重要な知見である。さらにこれらの
加硫ゴムの改良された特性により、本発明の加硫ゴムは
フレオンホース、油圧ホース、ならびにガスケット、シ
ール、ならびに他の工業製品、たとえば地下ケーブル被
膜およびタンク内張りの作成に用いるものとして望まし
いものとなる。
【0007】合成結晶質カルシウムアルミニウム・6水
和物製品は、安定剤である酸化鉛または酸化マグネシウ
ム/酸化亜鉛の組み合わせを用いずに、ポリクロロプレ
ンゴムにおいて高い硬化状態を提供する。従って鉛によ
る環境汚染の有害な作用のため鉛の代替が強制されると
すれば、本発明は熱老化、油老化および圧媒液老化にお
いて利点を備えた鉛代替品として好ましいであろう。
和物製品は、安定剤である酸化鉛または酸化マグネシウ
ム/酸化亜鉛の組み合わせを用いずに、ポリクロロプレ
ンゴムにおいて高い硬化状態を提供する。従って鉛によ
る環境汚染の有害な作用のため鉛の代替が強制されると
すれば、本発明は熱老化、油老化および圧媒液老化にお
いて利点を備えた鉛代替品として好ましいであろう。
【0008】有用なカルシウムアルミニウム・6水和物
は、式Ca3Al2(OH)12を有し、アルミン酸3カル
シウム・6水和物とも呼ばれ、フーバー・コーポレーシ
ョンから得られる。
は、式Ca3Al2(OH)12を有し、アルミン酸3カル
シウム・6水和物とも呼ばれ、フーバー・コーポレーシ
ョンから得られる。
【0009】酸化カルシウム、ならびに有機酸、たとえ
ばフタル酸および特にテレフタル酸のカルシウム塩およ
びマグネシウム塩が、カルシウムアルミニウム・6水和
物を用いてこれらの加硫ゴムを硬化および調製する際に
有利に利用される。
ばフタル酸および特にテレフタル酸のカルシウム塩およ
びマグネシウム塩が、カルシウムアルミニウム・6水和
物を用いてこれらの加硫ゴムを硬化および調製する際に
有利に利用される。
【0010】上記式の化合物のBET比表面積は適宜選
ぶことができ、好ましくは約20−約100m2/gで
ある。上記式の化合物の粒径は、ゴム材料中における良
好な分散性を得るためには小さいことが好ましい。たと
えばそれは二次粒径約0.1−約10μを有する。
ぶことができ、好ましくは約20−約100m2/gで
ある。上記式の化合物の粒径は、ゴム材料中における良
好な分散性を得るためには小さいことが好ましい。たと
えばそれは二次粒径約0.1−約10μを有する。
【0011】本発明に用いられる安定化された配合の硬
化性製品は、たとえば約20−約300m2/g、好ま
しくは約20−約200m2/gの比表面積、および約
0.1−約10μの粒径を有しうる。
化性製品は、たとえば約20−約300m2/g、好ま
しくは約20−約200m2/gの比表面積、および約
0.1−約10μの粒径を有しうる。
【0012】硬化性ゴム組成物は当技術分野で知られて
いる各種の配合剤、たとえば充填剤、強化材、可塑剤、
加工助剤、架橋剤、酸化防止剤、顔料および難燃剤を含
有しうる。これらの配合剤は当技術分野で一般に知られ
ている量で使用しうる。たとえばこの量は充填剤につい
ては約5−約200phr、強化材については約5−約
150phr、可塑剤については約1−約20phr、
加工助剤については約1−約10phr、架橋剤につい
ては約0.1−約10phr、酸化防止剤については約
0.1−約10phr、顔料については約0.1−約1
0phr、および難燃剤については約1−約200ph
r(それぞれハロゲン含有ゴム100部の重量を基準と
する)である。
いる各種の配合剤、たとえば充填剤、強化材、可塑剤、
加工助剤、架橋剤、酸化防止剤、顔料および難燃剤を含
有しうる。これらの配合剤は当技術分野で一般に知られ
ている量で使用しうる。たとえばこの量は充填剤につい
ては約5−約200phr、強化材については約5−約
150phr、可塑剤については約1−約20phr、
加工助剤については約1−約10phr、架橋剤につい
ては約0.1−約10phr、酸化防止剤については約
0.1−約10phr、顔料については約0.1−約1
0phr、および難燃剤については約1−約200ph
r(それぞれハロゲン含有ゴム100部の重量を基準と
する)である。
【0013】充填剤の例には、カーボンブラック、無水
ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、クレー、タルク、炭酸カルシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、水和アルミナ、珪藻土、硫酸バリウム、
マイカ、硫酸アルミナ、リトポン、アスベストおよびグ
ラファイトが含まれる。
ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、クレー、タルク、炭酸カルシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、水和アルミナ、珪藻土、硫酸バリウム、
マイカ、硫酸アルミナ、リトポン、アスベストおよびグ
ラファイトが含まれる。
【0014】強化材の例には、高スチレン樹脂、クマロ
ン−インデン樹脂、フェノール樹脂、変性メラミン樹
脂、石油樹脂、リグニン、木綿、レーヨン、ナイロン、
ビニロン、ポリエステル、ガラス繊維、カーボン繊維お
よび鋼コードが含まれる。
ン−インデン樹脂、フェノール樹脂、変性メラミン樹
脂、石油樹脂、リグニン、木綿、レーヨン、ナイロン、
ビニロン、ポリエステル、ガラス繊維、カーボン繊維お
よび鋼コードが含まれる。
【0015】可塑剤の例には、パインタール、タル油、
ナタネ油、綿実油、落花生油、ヒマシ油、パーム油、鉱
油型柔軟剤、フタル酸誘導体(たとえばDBP、DH
P、DOPおよびDIDP)、セバシン酸誘導体、たと
えばDESおよびDOS、ならびにアジピン酸誘導体
(たとえばDOAおよびDIOA)が含まれる。
ナタネ油、綿実油、落花生油、ヒマシ油、パーム油、鉱
油型柔軟剤、フタル酸誘導体(たとえばDBP、DH
P、DOPおよびDIDP)、セバシン酸誘導体、たと
えばDESおよびDOS、ならびにアジピン酸誘導体
(たとえばDOAおよびDIOA)が含まれる。
【0016】加工助剤の例には、ストラクトル(Str
uktol)WB212(高分子量脂肪酸エステルの混
合物)およびRP−10(ジキシリルジスルフィド混合
物);ならびにゴム硬化剤、たとえばベンジジン、p−
アミノフェノールおよびp−フェニレンジアミンが含ま
れる。
uktol)WB212(高分子量脂肪酸エステルの混
合物)およびRP−10(ジキシリルジスルフィド混合
物);ならびにゴム硬化剤、たとえばベンジジン、p−
アミノフェノールおよびp−フェニレンジアミンが含ま
れる。
【0017】顔料の例には、チタンホワイト、リトポ
ン、亜硫酸亜鉛、カドミウムレッド、カドミウムイエロ
ー、バリウムイエロー、ストロンチウムイエロー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリーン、プルシアンブルー、コ
バルトブルー、酸化クロム、コバルトグリーン、カーボ
ンブラック、ハンザイエローG、レーキレッドC、ベン
ジジンオレンジ、フタロシアニンブルーおよびフタロシ
アニングリーンが含まれる。
ン、亜硫酸亜鉛、カドミウムレッド、カドミウムイエロ
ー、バリウムイエロー、ストロンチウムイエロー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリーン、プルシアンブルー、コ
バルトブルー、酸化クロム、コバルトグリーン、カーボ
ンブラック、ハンザイエローG、レーキレッドC、ベン
ジジンオレンジ、フタロシアニンブルーおよびフタロシ
アニングリーンが含まれる。
【0018】難燃剤の例には、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、テトラブロモビ
スフェノールA、塩素化パラフィン、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリエチル、ペルクロロペンタシクロデカン
および塩素化ポリフェニルがが含まれる。
酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、テトラブロモビ
スフェノールA、塩素化パラフィン、リン酸トリクレジ
ル、リン酸トリエチル、ペルクロロペンタシクロデカン
および塩素化ポリフェニルがが含まれる。
【0019】本発明をさらに説明および例示するため
に、多数の塩素化ゴムを配合し、試験した。清浄な低温
バンバリー中において、下記の表1および3に挙げた配
合成分を表に示した重量で、バンバリー内の混合物が1
80°F(約82℃)に達するまで撹拌し、次いで促進
剤および酸スキャベンジャーを添加したのちさらに1分
間混合し、そして温度が260°F(約127℃)に達
した時点で混合物をバンバリーから落下させた。
に、多数の塩素化ゴムを配合し、試験した。清浄な低温
バンバリー中において、下記の表1および3に挙げた配
合成分を表に示した重量で、バンバリー内の混合物が1
80°F(約82℃)に達するまで撹拌し、次いで促進
剤および酸スキャベンジャーを添加したのちさらに1分
間混合し、そして温度が260°F(約127℃)に達
した時点で混合物をバンバリーから落下させた。
【0020】これらの混合物の性質を表1および3に示
し、それらの加硫ゴムの特性を表2および4に示す。
し、それらの加硫ゴムの特性を表2および4に示す。
【0021】クロロスルホン化ポリエチレン組成物は3
10°F(約154℃)で、レオメーターT90プラス
10%に等しい期間硬化された。ポリクロロプレン組成
物は300°F(約149℃)で、レオメーターT90
プラス10%に等しい期間硬化された。
10°F(約154℃)で、レオメーターT90プラス
10%に等しい期間硬化された。ポリクロロプレン組成
物は300°F(約149℃)で、レオメーターT90
プラス10%に等しい期間硬化された。
【0022】 *PEGは種々の分子量のポリエチレングリコールまた
はPEG型ワックスを表す。
はPEG型ワックスを表す。
【0023】 本発明を説明するために特定の代表的な形態および詳細
につき示したが、それらにおいて本発明の精神または範
囲から逸脱することなく各種の変更および修正をなしう
ることは当業者には自明であろう。
につき示したが、それらにおいて本発明の精神または範
囲から逸脱することなく各種の変更および修正をなしう
ることは当業者には自明であろう。
【図1】カルシウムアルミニウム・6水和物を用いて硬
化させたネオプレン内張り3を示したタンクトラックの
タンク2の断面図である。
化させたネオプレン内張り3を示したタンクトラックの
タンク2の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーヴィン・ビクター・ピルキントン アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ ン,ノースウッド・ドライブ 585
Claims (8)
- 【請求項1】 ハロゲン含有ゴム、ならびに加硫剤およ
び加硫促進剤よりなる群から選ばれる員子を含んでなる
硬化性ゴム組成物を加熱下に酸受容体の存在下で硬化さ
せる方法において、該酸受容体組成物が次式 Ca3Al2(OH)12 のカルシウムアルミニウム・6水和物であることを特徴
とする方法。 - 【請求項2】 加硫されるハロゲン化ゴムがポリクロロ
プレン、クロロスルホン化ポリエチレンゴムおよび塩素
化ポリエチレンゴムよりなる群から選ばれる、請求項1
に記載の方法。 - 【請求項3】 酸受容体がゴム100部当たり約1−約
30部の量で存在する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 加硫ゴムが酸受容体のカルシウムアルミ
ニウム・6水和物のほかにMgO、CaO、Ca(O
H)2、Mg(OH)2および有機酸のカルシウム塩また
はマグネシウム塩よりなる群から選ばれる安定剤をゴム
100部当たり(phr)約1−約25部含有する、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 ハロゲン含有ゴムが約175−約350
°F(約79−約177℃)で硬化される、請求項1に
記載の方法。 - 【請求項6】 硬化性安定剤のカルシウムアルミニウム
・6水和物を含有する、ポリクロロプレン、クロロスル
ホン化ポリエチレンゴムおよび塩素化ポリエチレンより
なる群から選ばれる加硫ハロゲン化ゴム。 - 【請求項7】 硬化性安定剤がゴム100部当たり約1
−約30部の量で存在する、請求項6に記載の加硫ハロ
ゲン化ゴム。 - 【請求項8】 加硫ゴムが硬化性安定剤のカルシウムア
ルミニウム・6水和物のほかに、MgO、CaO、Ca
(OH)2、Mg(OH)2および有機酸のカルシウム塩
またはマグネシウム塩よりなる群から選ばれる少なくと
も1種の安定剤をゴム100部当たり(phr)約1−
約25部含有する、請求項6に記載の加硫ハロゲン化ゴ
ム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/923,659 US5280083A (en) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | Method of forming a stabilized vulcanizate of chloro rubbers and said vulcanizate |
US923659 | 1992-08-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145427A true JPH06145427A (ja) | 1994-05-24 |
JP3301657B2 JP3301657B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=25449047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19247993A Expired - Fee Related JP3301657B2 (ja) | 1992-08-03 | 1993-08-03 | 安定化された加硫クロロゴムの製法およびその加硫ゴム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5280083A (ja) |
EP (1) | EP0582880B1 (ja) |
JP (1) | JP3301657B2 (ja) |
CA (1) | CA2080954A1 (ja) |
DE (1) | DE69308420T2 (ja) |
MX (1) | MX9304458A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016199388A1 (ja) * | 2015-06-09 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
WO2016199386A1 (ja) * | 2015-06-09 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3182568B2 (ja) * | 1993-12-21 | 2001-07-03 | 豊田合成株式会社 | 自動車用蛇腹ゴムホース |
FR2722792B1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-09-06 | Ceca Sa | Compositions de type hydroxyde mixte d'aluminium et d'alcalino-terreux comme agents antichlore et anti-acides pour la stabilisation des resines thermoplastiques |
US5683773A (en) * | 1995-01-20 | 1997-11-04 | The Gates Corporation | Chlorine-containing polyethylene-and polyether-based elastomers stabilized with barium sulfate |
JP4282138B2 (ja) * | 1998-10-12 | 2009-06-17 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ |
MXPA03006214A (es) * | 2002-07-22 | 2004-02-04 | Goodyear Tire & Rubber | Compuesto que tiene compuesto de caucho con hidrotalcita. |
US7192646B2 (en) * | 2003-06-04 | 2007-03-20 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Hose construction containing fluoroelastomer composition and fluoroplastic barrier |
JPWO2017010279A1 (ja) * | 2015-07-13 | 2018-04-26 | 横浜ゴム株式会社 | 難燃ホース用ゴム組成物及び難燃ホース |
US11827064B2 (en) | 2015-08-31 | 2023-11-28 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Reduced weight aircraft tire |
US10723177B2 (en) | 2015-08-31 | 2020-07-28 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Reduced weight aircraft tire |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3912671A (en) * | 1974-05-23 | 1975-10-14 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Flame-retardant resinous composition |
JPS5580447A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-17 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | Prevention of rust, deterioration or coloring of polyolefin and composition |
JPS5783538A (en) * | 1980-11-12 | 1982-05-25 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | Polyolefin composition and agent thereof |
JPS58222128A (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-23 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | ハロゲン含有ゴムの耐水性改良法 |
JPS59157035A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-06 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | ハロゲン含有触媒を含む有機化合物中のハロゲン成分除去方法 |
JPS61174270A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-05 | Kyowa Chem Ind Co Ltd | 耐発錆性ないし耐着色性賦与剤 |
US5312859A (en) * | 1992-02-19 | 1994-05-17 | J. M. Huber Corporation | Acid acceptor for polymers containing acid moieties |
-
1992
- 1992-08-03 US US07/923,659 patent/US5280083A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-20 CA CA002080954A patent/CA2080954A1/en not_active Abandoned
-
1993
- 1993-07-23 MX MX9304458A patent/MX9304458A/es not_active IP Right Cessation
- 1993-07-23 EP EP93111817A patent/EP0582880B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-07-23 DE DE69308420T patent/DE69308420T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-08-03 JP JP19247993A patent/JP3301657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016199388A1 (ja) * | 2015-06-09 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
WO2016199386A1 (ja) * | 2015-06-09 | 2016-12-15 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
JP2017002173A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
JPWO2016199388A1 (ja) * | 2015-06-09 | 2018-03-29 | 株式会社ブリヂストン | ホース用ゴム組成物及びホース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69308420T2 (de) | 1997-10-16 |
CA2080954A1 (en) | 1994-02-04 |
JP3301657B2 (ja) | 2002-07-15 |
MX9304458A (es) | 1994-02-28 |
DE69308420D1 (de) | 1997-04-10 |
EP0582880B1 (en) | 1997-03-05 |
EP0582880A1 (en) | 1994-02-16 |
US5280083A (en) | 1994-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1222591A (en) | Method for curing a curable halogen-containing rubber composition | |
JP3301657B2 (ja) | 安定化された加硫クロロゴムの製法およびその加硫ゴム | |
US4234705A (en) | Curable composition of halogen-containing polymer and crosslinking agent therefor | |
US4517335A (en) | Process for vulcanization or cross-linking halogen containing rubbers in the presence of silicon containing isothiuronium compounds | |
JP2003335902A (ja) | 空気入りタイヤ用ゴム組成物 | |
KR102405292B1 (ko) | 고무 가교물 | |
US4342851A (en) | Curable composition of halogen-containing polymer | |
JP3994757B2 (ja) | 加硫用ゴム組成物およびその加硫物 | |
JPS6317097B2 (ja) | ||
GB2067535A (en) | Clay filler for elastomers | |
JPH09316238A (ja) | 有機ホスホニウム塩または有機アンモニウム塩を含有するゴム配合用組成物 | |
JPS58216058A (ja) | 医療、医薬用ゴム製品 | |
JPS6152181B2 (ja) | ||
JPH0471946B2 (ja) | ||
US4268640A (en) | Curable composition of halogen-containing polymer | |
JPH01294760A (ja) | フッ素ゴム組成物および架橋可能なフッ素ゴム組成物 | |
JP2005126617A (ja) | 塩素化ポリエチレン加硫用組成物 | |
JPH0562148B2 (ja) | ||
JPS6081248A (ja) | ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物 | |
JP2005263856A (ja) | 低ガス透過性ブチル系ゴム組成物 | |
JP2691783B2 (ja) | ハロゲン含有エラストマー加硫用組成物 | |
JPS5943055B2 (ja) | ブレンドゴム加硫組成物 | |
JP3631222B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JPS6215096B2 (ja) | ||
JPH0156097B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |