JPH06144224A - 台車のゲージ変更方法および可変ゲージ台車ならびに地上設備 - Google Patents

台車のゲージ変更方法および可変ゲージ台車ならびに地上設備

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JPH06144224A
JPH06144224A JP4322514A JP32251492A JPH06144224A JP H06144224 A JPH06144224 A JP H06144224A JP 4322514 A JP4322514 A JP 4322514A JP 32251492 A JP32251492 A JP 32251492A JP H06144224 A JPH06144224 A JP H06144224A
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track
rail
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満治 吉野
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直 杉本
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    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F7/00Rail vehicles equipped for use on tracks of different width
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61HBRAKES OR OTHER RETARDING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR RAIL VEHICLES; ARRANGEMENT OR DISPOSITION THEREOF IN RAIL VEHICLES
    • B61H9/00Brakes characterised by or modified for their application to special railway systems or purposes

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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 台車枠や台車の基本構成を複雑化することな
く、軸受部のみを改良するだけで実現可能で、走行安定
性が従来のゲージ固定方式の台車に劣らず、地上設備か
ら可動部分をなくし、保守が容易な台車のゲージ変更方
法を提供する。 【構成】 台車枠2の側はり1に掛け渡された車軸6に
対し、車輪7を支持する軸箱9をスライド自在に配装
し、各軸箱9に設けた複数の位置決め用鞍部9a・9b
箇所に、軸箱受12bに対し軸箱9を選択的に解除可能
な鎖錠手段で結合した状態で、一方の軌道から中継軌道
に入ると、軸箱受12b側に設けた補助輪15が走行路
36と係合し車輪車軸側を除く車体を扛上して、前記鎖
錠手段による位置決めを解除する。続いて中継軌道のゲ
ージの内外ガイドレールのおのおの間隔が変化する区間
を台車が走行することで、一対のガイドレールまたは一
対のレールが車輪7を押圧し、この押圧力で車輪7と係
合しつながった左右の各軸箱9が相対的に横移動し、台
車1が中継軌道から出て台車1のゲージが変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一対のレールの間隔
であるゲージ(軌間ともいう)の異なるレールを走行す
る車両において、その車体を支持する台車のゲージ(左
右の車輪間隔)をレールの間隔に合わせて変更する方法
と、ゲージを変更可能な可変ゲージ台車と、台車のゲー
ジを変更するためのガイドレール等からなる地上設備と
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の車両では、車体を支持する台車の
車輪のゲージは軌道のゲージに対応して常に一定に保持
されており、同一の車両で異なるゲージの軌道へ乗り入
れることは不可能ある。例えば、新幹線では広いゲージ
(広軌)のレール上を車両が走行し、在来線では狭いゲ
ージ(狭軌)のレール上を車両が走行する。
【0003】従来の技術としては、次のものがあった。
【0004】 車両の車輪のゲージはそのまま保持
し、軌道のゲージを車輪のゲージに合うように改造する
いわゆる改軌で、異なるゲージであった区間に乗り入れ
る。
【0005】 スペインにおける「タルゴ(TALGO)
列車」の可変ゲージ台車がある。この台車は、台車枠に
左右方向にスライド可能な車軸で支えられている独立し
た車輪と、車輪ゲージの位置決めをするロックピン等か
らなり、地上設備としては、車体を支持する車体支持レ
ールと、車輪の位置を案内する案内レールなどからな
る。そして、台車のゲージの変更は、車体支持レールが
台車フレームの一部に接触することによって、車体重量
を支えると同時に車輪が無負荷となり、ロックピンがは
ずされ、車輪は左右方向へスライド可能となり、案内レ
ールによって車輪が新しい位置へ移動し、ロックピンが
挿入されて車輪が位置決めされ、車体支持レールから台
車が降りて、車輪ゲージの変更が終了することにより行
われる。
【0006】 特開昭54−47221号公報に記載
のボギー台車がある。このボギー台車は、左右一対の独
立した板状の台車枠の前後に車輪を自由回転可能に配設
し、車体をバネ部材を介して支持する下部バーの両側部
下面にラックをレール幅方向に設けるとともに、このラ
ックに噛合するラックを台車枠の中央部上面にレールの
幅方向に設けている。そして、台車ゲージの変更は、下
部バーの両側下面をそれぞれベルトコンベヤで持ち上げ
てラックから浮かせ、台車枠の車輪の走行に合わせて下
部バーを車体とともに移動させながら、除々にゲージが
変更される一対のレールによって台車枠とともに車輪の
間隔を変え、最終の目標ゲージのレール上に台車が完全
に移行したときに、ベルトコンベヤで持ち上げた下部バ
ーのラック部を台車枠のラック上に載置して位置決めす
ることによって行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術では、次のような問題点がある。
【0008】 軌道のゲージを変換する場合:軌道の
設備の改造に莫大な費用と労力と時間がかかる。車輪の
ゲージは代わっていないので、結局のところ異なるゲー
ジの区間には乗り入れられない。
【0009】 「タルゴ列車」の場合:台車は、専用
の台車枠、輪軸、また車体側は専用の台車支持構造を必
要とするため、旧来車を改造してタルゴの可変ゲージ台
車に改造することは困難である。図13(a)にタルゴ
のゲージ変換地上設備の平面図を簡略して示す。狭軌軌
道のレール31aと広軌軌道のレール33aの間に台車
フレームと係合する走行路36aと車軸のロックピンを
解除するロック解除レール37a、内側ガイドレール3
4a、外側ガイドレール35aがある。以上のようにタ
ルゴの場合は地上設備を構成する部品の点数が多く保守
のための手間がかかる。ゲージ変換の際、車体支持レー
ル上散水して台車フレームをスライドし易くしている
が、このための散水排水機構の保守が必要である。
【0010】 特開昭54−47221の場合:台車
枠上で車体を持ち上げた際はもちろんであるが、走行中
にも、台車枠が転倒するおそれがある。ゲージの変換時
に、台車枠と車体の下部バーの移動速度を一致させるの
が困難である。台車枠上で、地上に設けたベルトコンベ
ヤにより車体を持ち上げ且つ移動させるので、そのため
の設備が大型で複雑になるうえに、持ち上げ可能な重量
にも制限があるため、乗客を乗せたままでのゲージ変更
は困難である。
【0011】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あって、台車枠や台車の基本構成を複雑化することな
く、軸受部のみを改良するだけで実現可能で、走行安定
性が従来のゲージ固定方式の台車に劣らず、地上設備か
ら可動部分をなくし、保守が容易な台車のゲージ変更方
法および可変ゲージ台車ならびに地上設備を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の台車のゲージ変更方法は、a)ゲージが相
互に異なる一方の軌道から他方の軌道に移行する台車
を、両軌道を接続する中継軌道または非レール軌道上を
走行させながら、前記台車のゲージを変更する方法であ
って、b)台車枠の側はりに掛け渡された車軸に対し、車
輪を支持する軸箱をスライド自在に配装し、各軸箱に設
けた複数の位置決め箇所に、軸箱受に対し軸箱を選択的
に解除可能な鎖錠手段で結合した状態で、c)一方の軌道
から中継軌道または非レール軌道に入ると、軸箱受側に
設けた補助輪が走行路と係合し車輪車軸側を除く車体を
扛上して、前記鎖錠手段による位置決めを解除し、d)続
いて中継軌道のゲージまたは非レール軌道の内外ガイド
レールのおのおの間隔が変化する区間を台車が走行する
ことで、一対のガイドレールまたは一対のレールが車輪
を押圧し、e)この押圧力で車輪と係合しつながった左右
の各軸箱が相対的に横移動し、所定の移動が完了し、車
軸を位置決めした後、f)補助輪が走行路からはずれて、
鎖錠手段を鎖錠、保持した後、g)台車が中継軌道または
非レール軌道区間から出て台車のゲージ変更を完了し、
該台車が他方の軌道へ移行するものである。
【0013】また上記方法を実施するために本発明の可
変ゲージ台車(請求項2)は、A)台車枠のと左右の側は
りに車軸を掛け渡し、該車軸に一対の車輪を備えた台車
において、B)前記車軸に対しスライド自在な車輪と、C)
前記車輪を回転自在に支承する軸箱と、D)前記軸箱を支
持する軸箱受に対して左右方向に複数の位置で前記軸箱
を固定する、鎖錠解錠可能な鎖錠手段と、E)前記軸箱受
に装着した転動自在な補助輪とを備えている。
【0014】請求項3記載のように、F)前記車輪が前記
車軸に対して回転するようにしてもよく、あるいは請求
項4記載のように、G)前記車輪が前記車軸に対して回転
しないようにしてもよい。
【0015】請求項5記載のように、H)前記軸箱受を一
部に有する軸はりの一端を、前記側はりに対し上下方向
に揺動自在に枢着することが好ましい。
【0016】さらに上記方法を実施するために本発明の
地上設備(請求項6)は、1)狭いゲージの軌道と、広い
ゲージの軌道と、該両軌道の間を接続し、ゲージが連続
的に変化する部分の両端にゲージが一定な部分を設けた
中継軌道と、2)中継軌道の区間内に配置し、平面的には
ゲージと所定の関係寸法を保持して位置し、上下方向に
は、ゲージが連続的に変化する区間を越える長さにわた
って、レール頭頂面より高く、かつ始終端部を下方に向
けて連続的に傾斜させた補助輪用の走行路とを設けてい
る。
【0017】請求項7記載のように、3)前記中継軌道の
区間内で走行路の全長を超えて配置し、平面的にはゲー
ジと所定の関係寸法を保持して一対のレールの内側に位
置し、上下方向には、レール頭頂面以上の上端高さに設
けた一対の内側ガイドレールを備えたり、請求項8記載
のように、4)前記中継軌道の区間内で走行路の全長を超
えて配置し、平面的にはゲージと所定の関係寸法を保持
して一対のレールの外側に位置し、上下方向には、レー
ル頭頂面以上の上端高さに設けた一対の外側ガイドレー
ルを備えたり、あるいは請求項9記載のように、5)前記
中継軌道の区間内で走行路の全長を超えて配置し、平面
的にはゲージと所定の関係寸法を保持して一対のレール
の内側に位置し、上下方向には、レール頭頂面以上の上
端高さに設けた一対の内側ガイドレールと、6)前記中継
軌道の区間内で走行路の全長を超えて配置し、平面的に
はゲージと所定の関係寸法を保持して一対のレールの外
側に位置し、上下方向には、レール頭頂面以上の上端高
さに設けた一対の外側ガイドレールとを備えたりするこ
とができる。
【0018】請求項10記載のように、7)前記走行路を
全長にわたって、その高さを請求項6〜9に記載の地上
設備の走行路の高さよりも下げて、前記走行路の全長よ
りも短い長さの範囲で、前記走行路と前記レールの高低
差に実質的に等しい高低差となるようにレール高さを下
げるか、あるいは請求項11記載のように、8)前記走行
路と前記走行路に対応する位置のレール高さを前記レー
ル上を走行する台車の重心位置が変化しないように調整
して、前記走行路と前記レールの高低差に実質的に等し
い高低差を生じさせることが好ましい。
【0019】さらにまた上記方法を実施するために本発
明の地上設備(請求項12)は、I)狭いゲージの軌道と
広いゲージの軌道に挟まれ、レールの敷いていない非レ
ール軌道と、II)幅方向には広いゲージ軌道のレールよ
りも外側に位置し、長手方向には、広いゲージの軌道の
一部から狭いゲージの軌道の一部まで非レール軌道に跨
がって敷設してあり、上下方向にはレール頭頂面よりも
高く、かつ始終端部を下方に向けて連続的に傾斜させた
補助輪用の走行路と、III)走行路の区間内で、狭いゲー
ジの軌道のレールの内側から広いゲージの軌道のレール
の内側までを結び、上下方向には、レール頭頂面以上の
上端高さに設けた一対の内側ガイドレールとを設けてい
る。上記方法を実施するために本発明の地上設備(請求
項13)は、I)狭いゲージの軌道と広いゲージの軌道に
挟まれ、レールの敷いていない非レール軌道と、II)幅
方向には広いゲージ軌道のレールよりも外側に位置し、
長手方向には、広いゲージの軌道の一部から狭いゲージ
の軌道の一部まで非レール軌道に跨がって敷設してあ
り、上下方向にはレール頭頂面よりも高く、かつ始終端
部を下方に向けて連続的に傾斜させた補助輪用の走行路
と、IV)走行路の区間内で、走行路の内側にあり、狭い
ゲージの軌道のレールの外側から広いゲージの軌道のレ
ールの外側までを結び、上下方向には、レール頭頂面以
上の上端高さに設けた一対の外側ガイドレールとを設け
ている。
【0020】請求項14記載のように、V)前記走行路の
区間内で、狭いゲージの軌道のレールの内側から広いゲ
ージの軌道のレールの内側までを結び、上下方向には、
レール頭頂面以上の上端高さに設けた一対の内側ガイド
レールを備えてもよい。
【0021】
【作用】上記した構成を有する請求項1の台車のゲージ
変更方法によれば、例えば、狭いゲージのレール上から
広いゲージのレール上に台車が移行する際、台車が中継
軌道に進入する手前で補助輪を介して軸箱受が扛上さ
れ、台車枠上に車体を備えた車両では軸箱上に作用して
いた車体荷重が軸箱には作用しなくなる。これと同時
に、軸箱の位置決め箇所である鞍部で車輪の位置を拘束
している鎖錠手段による位置決めが解除される。この状
態は、中継軌道を挟んで狭いゲージの軌道から広いゲー
ジの軌道上へ台車が完全に移行し終わるまでの間、継続
される。この間に、車軸に対し両側の車輪が軸箱と共に
レールの間隔の変化に応じてそれぞれ外側へスライドす
る。そして、最終的に台車の左右の車輪の間隔が広いゲ
ージの軌道のレールの間隔と等しくなるまで拡がり、ま
た左右の車軸も車輪の間隔の拡がりに応じて拡がる。こ
の状態で、補助輪などを介して扛上されていた軸箱受
が、外側にスライドした軸箱上の別の位置決め箇所に降
下し、軸箱上に軸箱受が再び前記鎖錠手段によって拘束
され、位置決めされる。この結果、台車の左右の車輪の
間隔が一定に保持され、台車は広いゲージの軌道上を安
定して走行できるようになる。なお、広いゲージの軌道
上から狭いゲージの軌道上に台車を移行する際にも、上
記と逆手順の作用により台車のゲージが変更される。
【0022】上記の構成を有する本発明の請求項2の可
変ゲージ台車によれば、請求項6の地上設備に対応して
台車の車輪間隔が軌道のゲージの変化に応じて変更され
る際に、軸箱受が補助輪により車軸に対して扛上され、
軸箱上面の位置決め用鞍部から軸はりの端部が抜け出
し、軸箱に対する軸箱受の位置決めが解除される。これ
により、車軸上の車輪は軸箱と共にスライド可能な状態
になり、レールまたはガイドレールを介して軌道のゲー
ジの変化に応じて台車の車輪間隔が変更される。また補
助輪を介して軸箱受を扛上している間は、走行路にかか
る車体荷重は軸バネを介して支持されるので、通常の走
行状態と同様に乗り心地が良好である。
【0023】請求項3記載の可変ゲージ台車では、左右
の車輪がそれぞれ自由に回転できるので、直線路での走
行安定性が優れている。
【0024】請求項4記載の可変ゲージ台車では、左右
どちらの車輪も車軸の回転に対して固定されているの
で、従来の車輪の挙動とかわりがない。
【0025】請求項5記載の可変ゲージ台車では、補助
輪による軸箱受の扛上が、てこの作用により円滑に行わ
れる。
【0026】上記構成を有する請求項6の地上設備は、
レールと走行路で構成され、可動部分が全くない。また
車両が、広いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ向か
って走行する場合、左右の補助輪を走行路が持ち上げ、
軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態が解除される。そ
して、広いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ向かっ
て走行しているときは、レールが車輪を押圧する役目を
はたす。
【0027】請求項7記載の地上設備も、レールと走行
路および内側ガイドレールで構成され、可動部分が全く
ない。また、車両が、狭いゲージの軌道から広いゲージ
の軌道へ向かって走行する場合、左右の補助輪を走行路
が持ち上げ、軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態が解
除される。そして、狭いゲージの軌道から広いゲージの
軌道へ向かって走行しているときは、内側ガイドレール
が車輪を押圧する役目をはたす。さらに車両が、広いゲ
ージの軌道から狭いゲージの軌道へ向かって走行する場
合、左右の補助輪を走行路が持ち上げ、軸箱が軸箱受か
ら抜け出して拘束状態が解除される。また狭いゲージの
軌道から広いゲージの軌道へ向かって走行しているとき
は、レールが車輪を押圧する役目をはたす。
【0028】請求項8記載の地上設備も、レールと走行
路および外側ガイドレールで構成され、可動部分が全く
ない。また、車両が、広いゲージの軌道から狭いゲージ
の軌道へ向かって走行する場合、左右の補助輪を走行路
が持ち上げ、軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態が解
除される。そして、広いゲージの軌道から狭いゲージの
軌道へ向かって走行しているときは、外側ガイドレール
が車輪を押圧する役目をはたす。なお、車輪を押圧する
力が、請求項6のレールのみの場合よりも相対的に大き
くとれるため、請求項6のレールのみの場合よりも相対
的に中継軌道の区間を短くできる利点がある。
【0029】上記構成を有する請求項9の地上設備は、
レールと走行路および内側ガイドレール、外側ガイドレ
ールで構成され、可動部分が全くない。また、車両は狭
いゲージの軌道から広いゲージの軌道へ走行すること
も、広いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ走行する
ことも可能であり、いずれの場合も、左右の補助輪を走
行路が持ち上げ、軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態
が解除される。狭いゲージの軌道から広いゲージの軌道
へ走行する場合は内側ガイドレールが車輪を押圧し、広
いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ走行する場合は
外側ガイドレールが車輪を押圧する役目をはたす。
【0030】請求項10記載の地上設備では、請求項6
〜9記載の地上設備と比べると、走行路およびレールの
位置が相対的に低い位置にあるため、そこを走行する台
車の重心も相対的に低い位置になる。
【0031】請求項11記載の地上設備では、ゲージ変
更時に補助輪が台車枠を支持する際に、台車および車両
の重心位置がゲージ変更前と変更後でほとんど変化しな
いから、ショックが生じず乗り心地が悪くならない。
【0032】上記の構成を有する請求項12の地上設備
は、走行路および内側ガイドレールで構成され、可動部
分が全くない。また、車両が狭いゲージの軌道から広い
ゲージの軌道へ走行する場合、左右の補助輪を走行路が
持ち上げ、軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態が解除
され、内側ガイドレールが車輪を押圧する役目をはた
す。このとき、軸箱は軸箱受から抜け出すがレール上へ
落ちることはなく、左右へスライド可能な状態で軸箱受
下部のブラケットで保持される。
【0033】上記構成を有する請求項13の地上設備
は、走行路および外側ガイドレールで構成され、可動部
分が全くない。また車両が広いゲージの軌道から狭いゲ
ージの軌道へ走行する場合、左右の補助輪を走行路が持
ち上げ、軸箱が軸箱受から抜け出して拘束状態が解除さ
れ、外側ガイドレールが車輪を押圧する役目をはたす。
このとき、軸箱は軸箱受から抜け出すがレール上へ落ち
ることはなく、左右へスライド可能な状態で軸箱受下部
のブラケットで保持される。
【0034】請求項14記載の地上設備も、走行路およ
び内側ガイドレール、外側ガイドレールで構成され、可
動部分が全くない。また、車両は狭いゲージの軌道から
広いゲージの軌道へ走行することも、広いゲージの軌道
から狭いゲージの軌道へ走行することも可能であり、い
ずれの場合も、左右の補助輪を走行路が持ち上げ、軸箱
が軸箱受から抜け出して拘束状態が解除される。このと
き、軸箱は軸箱受から抜け出すが地上へ落ちることはな
く、左右へスライド可能な状態で軸箱受下部のブラケッ
トで保持される。狭いゲージの軌道から広いゲージの軌
道へ走行する場合は内側ガイドレールが車輪を押圧し、
広いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ走行する場合
は外側ガイドレールが車輪を押圧する役目をはたす。
【0035】
【実施例】以下、本発明の可変ゲージ台車および地上設
備の実施例について図面を参照して説明し、併せて本発
明の台車ゲージ変更方法について説明する。
【0036】図1(a)は本実施例の可変ゲージ台車の位
置を地点Aと地点Dで代表して示したゲージ変換地上設
備の側面図、同(b)はゲージ変換地上設備の平面図、同
(c)は地点Aから地点Gまでの各地点における本実施例
の可変ゲージ台車とゲージ変換地上設備の正面図であ
る。
【0037】図1に基づき、狭軌側から広軌側に変換す
る場合を順を追って説明する。
【0038】地点A:台車1が狭いゲージの軌道のレー
ル31上を走行している。
【0039】地点B:左右の車輪7は、内外のガイドレ
ール34・35内に進入している。 地点C:補助輪15が走行路36の上を走る。走行路3
6は補助輪15を持ち上げる高さに設置してある。補助
輪15が持ち上がると、軸箱受12bが持ち上がること
になって、結果的に補助輪15が台車枠2を持ち上げ
る。つまり、走行路36が軸箱受12bを持ち上げるこ
とで輪軸を除く台車1と車体Cを持ち上げる。これによ
り、車輪7には荷重がほとんど作用しなくなる。また軸
はり11の先端部における凹状溝12内の軸箱受12b
が、軸箱9の狭軌側鞍部9aから抜け出し、車輪7が軸
箱9および歯車装置20と共に車軸6に対しレール幅方
向にスライド可能な状態になる。このとき、狭軌側鞍部
9aの最上端と軸箱受12bの下端とが接触せずにスラ
イド可能な状態になるまでの、補助輪15の上下変位量
が、補助輪15の持ち上げのための必要量である。
【0040】地点D:車輪7は狭い軌道のレール31上
から中継軌道のレール32上へ移行し、車輪7の内側が
内側ガイドレール34によって案内され、ゲージの漸次
広がる中継軌道のレール32上を走行しながら、左右の
車輪7が徐々に外側へスライドしていく。このスライド
に伴って、軸箱9および歯車装置20も車輪7と共に車
軸6に対し外側へ移動するが、台車枠2の側はり3およ
び軸はり11の位置は変化しない。つまり、軸はり11
に対し軸箱9が移動することになる。
【0041】地点E:車輪7が広いゲージの軌道のレー
ル33上に移行し、車輪7のゲージが広軌のゲージに対
応している。そして、軸箱9の広軌用鞍部9bが、軸は
り11の位置に移動している。
【0042】地点F:走行路36が終了し、補助輪15
が元の状態まで下降することによって車体と台車枠2が
下がり、凹状溝12内の軸箱受12bが軸箱9の広軌用
鞍部9bに嵌合して位置決めされ、台車枠2の側はり3
に軸箱9が再び拘束されて位置決めされる。同時に、車
軸6に対する左右の車輪7のスライドも阻止され、定位
置に固定される。
【0043】地点G:車輪7が内外のガイドレール34
・35内から抜け出し、台車1はゲージの広い軌道のレ
ール33上を走行できるようになる。
【0044】上記したA〜Gの過程を経て台車1の車輪
7のゲージが狭軌から広軌に変更される。なお、広軌か
ら狭軌に台車1が移行するときの車輪7のゲージの変更
は、車輪7が外側のガイドレール35で内側へ案内され
る点が相違するだけで、それ以外の点については全く共
通している。
【0045】図2(a)は本実施例の可変ゲージ台車に対
応する地上設備の実施例を示す右側面図、図2(b)は同
平面図である。図2(b)に示すように、ここでは地上設
備30は、狭軌軌道のレール31と、広軌軌道のレール
33と、ゲージの異なるレール31、33同士を接続す
る中継軌道のレール32と、中継軌道のレール32の全
長にわたって車輪7のバックゲージ側を押圧する内側の
ガイドレール34と、中継軌道のレール32の全長にわ
たって車輪7の外側を押圧する外側のガイドレール35
と、補助輪15を走行させるための左右一対の走行路3
6とを備えている。
【0046】一対の内側のガイドレール34は、各レー
ル31、32、33から内側方に地点によって決まる所
定の寸法だけ離間させ連続して敷設してある。これらの
内側のガイドレール34の押圧作用をする頂部は、レー
ル31、32、33の頭頂面よりやや高くしてある。ま
た一対の外側のガイドレール35は、各レール31、3
2、33から外側方に同じく地点によって決まる所定の
寸法だけ離間させ連続して敷設してある。これら外側の
ガイドレール35も内側と同様に、押圧作用をする頂部
はレール31、32、33の頭頂面よりやや高くしてあ
る。なお、内側のガイドレール34、外側のガイドレー
ル35の両端部は、車輪7を受け入れ易いように広げて
あり、車輪7がレール31又はレール33と内側のガイ
ドレール34又は外側のガイドレール35との間にスム
ーズに進入するようにしている。走行路36の全長は、
内側のガイドレール34、外側のガイドレール35の全
長より短く、レール31、32、33の外側に敷設され
ている。さらに、両端部では補助輪15の乗り移りをス
ムーズにするために端部が下向きの傾斜をつけている。
【0047】図3(a)は本実施例の台車に対応する地上
設備の実施例を示す右側面図、図3(b)は同平面図であ
る。図3は図2に示す地上設備の内で外側ガイドレール
35がない場合の実施例を示す。
【0048】図2の地上設備では、狭軌ゲージ側、広軌
ゲージ側のいずれからでも車両の進入ができるが、ガイ
ドレールが全くない場合、または外側ガイドレールのみ
設ける場合は広軌ゲージ側からのみ進入、内側のガイド
レールのみ設ける場合は、狭軌ゲージ側からを主たる進
入方向として用いるのに適している。
【0049】図5、図6、図7は本可変ゲージ台車の実
施例を示す。図5(a)は地点Aの狭軌ゲージ軌道におけ
る可変ゲージ台車の平面図、図5(b)は地点Gの広軌ゲ
ージ軌道における可変ゲージ台車の平面図、図6(a)は
地点A狭軌ゲージ軌道における可変ゲージ台車の正面
図、図6(b)は地点G広軌ゲージ軌道上における可変ゲ
ージ台車の正面図である。図7は可変ゲージ台車の側面
図である。
【0050】本実施例の台車1は、図5(a)のように略
H形の台車枠2を備えている。この台車枠2は、相対向
する左右一対の側はり3の中間位置を平行な2本の横は
り4にて連結した構造からなり、各側はり3の中央部上
には、車体Cの荷重を支持するための円板状の支持座5
が取り付けられている。左右の側はり3の前後の各端部
間に掛け渡される前後一対の車軸6には、左右の車輪7
がそれぞれストッパー8・8の範囲内でスライド自在に
配装されている。
【0051】車輪7は、スプライン17を介し車軸6に
相対回転できないように配装される場合と、プレーンベ
アリング18により車軸6に相対回転自在に配装される
場合とがある。車輪7の中心支持部は内方および外方に
延設され、図8に示す外側の円筒状支持部7aの周囲が
軸箱9に内蔵された軸受9’により回転自在に支持され
ており、軸箱9は車軸6に対して車輪7および歯車装置
20、ブレーキ装置21と一体的にスライドするように
構成されている。また各軸箱9の上部には、車軸6の軸
方向に沿って外側から順に狭軌用鞍部9aと広軌用鞍部
9bとがそれぞれ凹設されている。さらに、図7に示す
内側の円筒状支持部7bの外周には、従動する傘歯車1
0が車輪7と一体回転可能に圧入されている。
【0052】車軸6にスライド自在に配装された車輪7
の傘歯車10には、図示を省略した駆動モータからの回
転力が、動力伝達軸16、自在継手16aおよび傘歯車
10に噛合する駆動傘歯車10’を介して伝達され、車
輪7が回転する。歯車装置20と横はり4に固設された
ブラケット22を狭軌状態、広軌状態いずれにも対応で
きる柔軟性を持つゴムブッシュ24を両端に備えたリン
ク23で接続することによって、歯車装置20の駆動お
よびブレーキ装置21の制動にともなう回転反力を台車
枠2に伝える。台車1の中央部の牽引装置25は、台車
1の進行方向前後の牽引力を車体Cに伝えるものであ
り、車体Cの荷重は牽引装置25には直接作用しない。
【0053】図7に示すように、各側はり3の下部の中
央部寄りに前後一体のブラケット3aがそれぞれ一体に
形成され、各ブラケット3aに軸はり11の基端が軸1
1aにより枢支されている。軸はり11の先端部には下
端開放の凹状溝12が開設され、この凹状溝12内の対
向面は、それぞれ平坦な嵌合面12aに形成され、軸箱
9の前後面9cに上下左右方向に摺動自在に嵌合されて
おり、軸箱9の回転を阻止している。また軸はり11の
適所に、補助輪15の支持部11bが下向きに延設さ
れ、この支持部11b・11b間に補助輪15が支軸1
5aにより転動自在に取り付けられている。そして軸は
り11の凹状溝12内の軸箱受12bが、前記軸箱9の
鞍部9a又は鞍部9bに選択的に嵌合可能に構成されて
いる。
【0054】また軸はり11の先端部上には、図8のよ
うにバネ受け座13aが装着され、側はり3の端部内に
もバネ受け座13bが装着され、両バネ受け座13a・
13b間に弾性部材である軸バネ14が縮装されてい
る。これにより台車枠2は、軸はり11の先端部上に軸
バネ14を介して支持されるとともに、軸はり11は、
軸箱9の鞍部 9a・9bに対し嵌脱自在に位置決めさ
れる。
【0055】図8(c)では、台車枠2は走行路36上の
補助輪15によって支持され、軸はり11の先端部にお
ける凹状溝12内の軸箱受12bが、軸箱9の鞍部9a
又は9bから抜け出している。したがって、車輪7は車
軸6に対しスライド可能な状態になっており、外側ガイ
ドレール35又は内側ガイドレール34に案内され、中
継軌道のレール32に沿って移動する。なお厳密には、
車輪7に、車軸6・軸箱9・傘歯車10の荷重および自
重が作用するが、車体Cおよび台車枠2の荷重が作用し
ていないので、車輪7は車軸6上をスムーズに移動す
る。
【0056】図9(a)は本発明の別の実施例にかかる可
変ゲージ台車の狭軌状態を示す平面図で、図9(b)は前
記可変ゲージ台車の広軌状態を示す平面図で、それぞれ
図5(a)と図5(b)に対応する。図9(a)に示すよう
に、本実施例の台車1’は付随台車であり、駆動モータ
の回転力を車輪7に伝達するための動力伝達軸16や傘
歯車10などを備えていない。このため、車輪7に一体
に形設される中心支持部は、外方にだけ延設されてい
る。つまり、内側の円筒状支持部7b(図8)を備えて
いない。軸箱9は車軸6に対して車輪7およびブレーキ
装置21と一体的にスライドするように構成されてい
る。ブレーキ装置21と横はり4に固設されたブラケッ
ト22を狭軌状態、広軌状態いずれにも対応できる柔軟
性を持つゴムブッシュ24を両端に備えたリンク23で
接続することによってブレーキ装置21の制動にともな
う回転反力を台車枠2に伝える。
【0057】本実施例の台車1’と前記実施例の台車1
とは、駆動台車か付随台車かが相違するだけであって、
その他の構成については図2に示す地上設備30も含め
て共通している。したがって、前記実施例の駆動台車1
と共通する部材については、同一符号を用いて図中に示
した。
【0058】図10は図1(a)の一部を拡大した側面図
で、図の右側の台車1の一方の補助輪15が走行路36
に達する直前と、図の左側の同じく直後とを示す。
【0059】図10に示すように、補助輪15が走行路
36の傾斜部を上り、完全に走行路36上を走行する
と、補助輪15を介して台車枠2の側はり全体が軸バネ
14と軸はり支持部11aを介して押し上げられ、輪軸
を除く車両全体が扛上される。この状態では、台車1お
よび車体Cの荷重は補助輪15により全て支持され、車
輪7には実質的に輪軸の自重のみが作用している。
【0060】図11は地上設備の別の実施例を示すもの
で、図1(a)の一部を拡大した側面図で、図の右側の台
車1の一方の補助輪15が走行路36に達する直前と、
図の左側の同じく直後とを示す。
【0061】本実施例の地上設備の30’では、図の右
側の通常走行状態と図の左側のゲージの変更中の状態と
で車体Cの上下方向の変化が少ない。つまり図10の構
成では補助輪15が持ち上がって車体の高さが変化する
が、これを防ぐため通常走行時とゲージの変換中の補助
輪15の高さ位置がほぼ同じとなるよう走行路36の高
さを設定し、かつ、中継軌道のレールをゲージが連続的
に変化する区間より長い範囲で、走行路36に対応する
位置の31の一部と33の一部を含むレール32の高さ
を下げて、補助輪15の走行する高さが図の右側の通常
走行状態の場合と変わらないようにしている。
【0062】図4(a)は本実施例の可変ゲージ台車に対
応する地上設備のさらに別の実施例を示す右側側面図、
図4(b)は同平面図である。図4(b)に示すように、こ
の地上設備30”は、図2の地上設備30の中で走行路
36の区間内で中継軌道のレール32を廃止し、広いゲ
ージの軌道と狭いゲージの軌道のレールの端部に下に向
かって傾斜を設けている。
【0063】図12は図4(a)の一部を拡大した側面図
で、図の右側の台車1の一方の補助輪15が走行路36
に達する直前と、図の左側の同じく直後とを示す。
【0064】図13はゲージ変換地上設備の従来の例と
本発明の比較をするための図で、同図(a)はタルゴの地
上設備の平面図、同図(b)は本発明の地上設備の平面図
である。
【0065】図13(a)に示すタルゴの場合には、狭軌
軌道のレール31aと広軌軌道のレール33aの間に台
車フレームと係合して車体全体を支持する走行路36a
がある。台車には車輪を狭軌または広軌に固定するロッ
クピンがあるが、このロックピンを解除するロック解除
レール37aが設けられ、さらに内側ガイドレール34
a、外側ガイドレール35aも設けられる。ここで寸法
精度を要求される部分は、狭軌軌道のレール31a、広
軌軌道のレール33a、走行路36a、ロック解除レー
ル37a、内側ガイドレール34a、外側ガイドレール
35aの各終始端における配置上の寸法とその相互間
隔、および台車フレームと係合する部分である走行路3
6aとロック解除レール37a相互の平行度と高さであ
る。
【0066】一方、図13(b)の本発明の場合には、狭
軌軌道のレール31と広軌軌道のレール33の間には走
行路36のほか、内側ガイドレール34または、外側ガ
イドレール35もしくは中継軌道のレール32を設けて
いる。ここで寸法精度が要求される部分は、走行路36
の終始端における走行路36と狭軌軌道のレール31ま
たは広軌軌道のレール33の相互配置間隔および走行路
36の平行度のみである。
【0067】以上のように本発明におけるゲージ変換の
地上設備は、寸法精度を管理する部分が少なく、簡略化
されている。なお、内側ガイドレール34、34aおよ
び外側ガイドレール35、35aは、図13(a)、(b)
いずれの場合であっても滑らかな平面形状あるいは、直
線状など特に形状は限定されない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の台車のゲージ変更方法および可変ゲージ台車
ならびに地上設備には、次のような効果がある。
【0069】(1) 本発明のゲージ変更方法によれば、台
車の構成が簡単であり、従来の台車の軸はりを含んだ軸
受けを改良するだけで実現可能である。
【0070】(2) 本発明の可変ゲージ台車によれば、駆
動装置のない付随台車への適用がよいが、駆動台車への
適用も可能である。
【0071】(3) 請求項3記載の可変ゲージ台車によれ
ば、直線路での走行安定性が優れている。
【0072】(4) 請求項4記載の可変ゲージ台車によれ
ば、従来の車輪の挙動とかわりがない。
【0073】(5) 請求項5記載の可変ゲージ台車では、
補助輪による軸箱受の扛上がてこの作用によりスムーズ
に行われる。
【0074】(6) 本発明の地上設備は、レールおよび走
行路、またはレールおよび走行路およびガイドレールで
構成され、可動部分が全くない。
【0075】(7) 請求項7記載の地上設備では、車両が
狭いゲージの軌道から広いゲージの軌道へ向かって走行
しているときは、内側ガイドレールが車輪を押圧する役
目をはたす。
【0076】(8) 請求項8記載の地上設備では、車両が
広いゲージの軌道から狭いゲージの軌道へ向かって走行
しているときは、外側ガイドレールが車輪を押圧する役
目をはたす。また車輪を押圧する力が、請求項6のレー
ルのみの場合よりも相対的に大きくとれるため、相対的
に中継軌道の区間を短くできる。
【0077】(9) 請求項9記載の地上設備では、車両が
が狭いゲージの軌道から広いゲージの軌道へ走行する場
合は内側ガイドレールが車輪を押圧し、広いゲージの軌
道から狭いゲージの軌道へ走行する場合は外側ガイドレ
ールが車輪を押圧する役目をはたす。
【0078】(10)請求項10記載の地上設備では、請求
項6〜9記載の地上設備に比べ走行路およびレールの位
置が相対的に低い位置にあるため、そこを走行する台車
の重心も相対的に低い位置になる。
【0079】(11)請求項11記載の地上設備では、ゲー
ジ変更時に補助輪が台車枠を支持する際に、台車および
車両の重心位置がゲージ変更前と変更後でほとんど変化
しないから、ショックが生じず乗り心地が悪くならな
い。
【0080】(12)請求項12記載の地上設備は、請求項
7記載の地上設備とほぼ同様の効果がある。
【0081】(13)請求項13記載の地上設備は、請求項
8記載の地上設備とほぼ同様の効果がある。
【0082】(14)請求項14記載の地上設備は、請求項
9記載の地上設備とほぼ同様の効果がある。
【0083】(15)本発明をとくに上記した「タルゴ列
車」と比較した場合には、次のような点で優れている。
地上設備自体については、本発明の方が寸法精度を要求
される箇所が少なく地上設備を簡単なものとすることが
できる。また、「タルゴ列車」が地上設備に散水のため
の設備を必要とするのに対し、本発明では散水不要なた
め、そのための設備も不要である。さらに「タルゴ列
車」の台車は、ロックピンをスライドさせて鎖錠解錠し
ているのに対し、本発明では鎖錠解錠機構にロックピン
が不要なため、構造が簡単で保守が容易である。「タル
ゴ列車」の台車の鎖錠機構は、車体支持機構とは独立に
設けているので、地上には鎖錠解錠のための設備を車体
支持のための設備を別々に設けている。これに対し、本
発明では車体支持機構と鎖錠解錠機構が一体となってい
るため、地上には車体支持のための設備のみでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲージ変更方法の手順を示す図面で、
図1(a)は本発明の可変ゲージ台車の第1実施例である
駆動台車と、地上設備の側面図である。図1(b)は図1
(a)の地上設備の平面図である。図1(c)はゲージが変
更されるときのA〜G各地点における図1(a)の台車の
正面図である。
【図2】本発明の地上設備の実施例を示す図面で、図2
(a)は内側のガイドレールと外側のガイドレールを装備
した側面図、図2(b)は図2(a)の平面図である。
【図3】本発明の地上設備の他の実施例を示す図面で、
図3(a)は内側のガイドレールのみを装備した側面図
で、図3(b)は図3(a)の平面図である。
【図4】本発明の地上設備のさらに別の実施例を示す図
面で、図4(a)は中継軌道のレールを廃止した側面図、
図4(b)は図4(a)の平面図である。
【図5】本発明の可変ゲージ台車の第1実施例を示す図
面で、図5(a)は狭軌の場合の平面図、図5(b)は広軌
の場合の平面図である。
【図6】図6(a)は図5の可変ゲージ台車の狭軌の場合
の正面図、図6(b)は同じく広軌の場合の正面図であ
る。
【図7】図5の可変ゲージ台車で、補助輪が作用してな
い場合の側面図である。
【図8】図8(a)は図5(a)のA−A線断面図、図8
(b)は図1(c)の地点Dにおける図5(a)のA−A線
に対応する部分の断面図、図8(c)は図5(b)のB−B
線断面図である。
【図9】本発明の第1実施例の可変ゲージ台車を付随台
車に適用した例を示す図面で、図9(a)は狭軌の場合の
平面図、図9(b)は広軌の場合の平面図である。
【図10】図1(a)の一部を拡大した側面図で、図の右
側は台車の一方の補助輪が走行路に達する直前、図の左
側は台車の一方の補助輪が走行路に乗った直後を示して
いる。
【図11】地上設備の別の実施例を示す拡大側面図で、
図10に対応する。
【図12】図4(a)の一部を拡大した側面図で、図の右
側は台車の一方の補助輪が走行路に達する直前、図の左
側は台車の一方の補助輪が走行路に乗った直後を示して
いる。
【図13】従来の地上設備の一例と本発明の地上設備と
を比較するための図面で、図13(a)は従来の「タルゴ
列車」の地上設備を示す平面図、図13(b)は本発明の
地上設備の平面図である。
【符号の説明】
1・1’台車 2 台車枠 3 側はり 4 横はり 5 枕バネ 6 車軸 7 車輪 7a 外側支持部 7b 内側支持部 8 ストッパー 9 軸箱 9a 狭軌用鞍部 9b 広軌用鞍部 10 傘歯車 10’駆動傘歯車 11 軸はり 12 凹状溝 12b 軸箱受 14 軸バネ 15 補助輪 16 動力伝達軸 17 スプライン 18 プレーンベアリング 20 歯車装置 21 ブレーキ装置 22 ブラケット 23 リンク 24 ゴムブッシュ 30・30’地上設備 31・32・33 レール 34・35 ガイドレール 36 走行路 37 ロック解除レール C 車体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲージが相互に異なる一方の軌道から他
    方の軌道に移行する台車を、両軌道を接続する中継軌道
    または非レール軌道上を走行させながら、前記台車のゲ
    ージを変更する方法であって、 台車枠の側はりに掛け渡された車軸に対し、車輪を支持
    する軸箱をスライド自在に配装し、各軸箱に設けた複数
    の位置決め箇所に、軸箱受に対し軸箱を選択的に解除可
    能な鎖錠手段で結合した状態で、 一方の軌道から中継軌道または非レール軌道に入ると、
    軸箱受側に設けた補助輪が走行路と係合し車輪車軸側を
    除く車体を扛上して、前記鎖錠手段による位置決めを解
    除し、 続いて中継軌道のゲージまたは非レール軌道の内外ガイ
    ドレールのおのおの間隔が変化する区間を台車が走行す
    ることで、一対のガイドレールまたは一対のレールが車
    輪を押圧し、 この押圧力で車輪と係合しつながった左右の各軸箱が相
    対的に横移動し、所定の移動が完了し、車軸を位置決め
    した後、 補助輪が走行路からはずれて、鎖錠手段を鎖錠、保持し
    た後、 台車が中継軌道または非レール軌道区間から出て台車の
    ゲージ変更を完了し、該台車が他方の軌道へ移行するこ
    とを特徴とする台車のゲージ変更方法。
  2. 【請求項2】 台車枠のと左右の側はりに車軸を掛け渡
    し、該車軸に一対の車輪を備えた台車において、 前記車軸に対しスライド自在な車輪と、 前記車輪を回転自在に支承する軸箱と、 前記軸箱を支持する軸箱受に対して左右方向に複数の位
    置で前記軸箱を固定する、鎖錠解錠可能な鎖錠手段と、 前記軸箱受に装着した転動自在な補助輪とを備えたこと
    を特徴とする可変ゲージ台車。
  3. 【請求項3】 前記車輪が前記車軸に対して回転する請
    求項2記載の可変ゲージ台車。
  4. 【請求項4】 前記車輪が前記車軸に対して回転しない
    請求項2記載の可変ゲージ台車。
  5. 【請求項5】 前記軸箱受を一部に有する軸はりの一端
    を、前記側はりに対し上下方向に揺動自在に枢着した請
    求項2〜4のいずれかに記載の可変ゲージ台車。
  6. 【請求項6】 狭いゲージの軌道と、広いゲージの軌道
    と、該両軌道の間を接続し、ゲージが連続的に変化する
    部分の両端にゲージが一定な部分を設けた中継軌道と、 中継軌道の区間内に配置し、平面的にはゲージと所定の
    関係寸法を保持して位置し、上下方向には、ゲージが連
    続的に変化する区間を越える長さにわたって、レール頭
    頂面より高く、かつ始終端部を下方に向けて連続的に傾
    斜させた補助輪用の走行路とを設けたことを特徴とする
    地上設備。
  7. 【請求項7】 前記中継軌道の区間内で走行路の全長を
    超えて配置し、平面的にはゲージと所定の関係寸法を保
    持して一対のレールの内側に位置し、上下方向には、レ
    ール頭頂面以上の上端高さに設けた一対の内側ガイドレ
    ールを備えた請求項6記載の地上設備。
  8. 【請求項8】 前記中継軌道の区間内で走行路の全長を
    超えて配置し、平面的にはゲージと所定の関係寸法を保
    持して一対のレールの外側に位置し、上下方向には、レ
    ール頭頂面以上の上端高さに設けた一対の外側ガイドレ
    ールを備えた請求項6記載の地上設備。
  9. 【請求項9】 前記中継軌道の区間内で走行路の全長を
    超えて配置し、平面的にはゲージと所定の関係寸法を保
    持して一対のレールの内側に位置し、上下方向には、レ
    ール頭頂面以上の上端高さに設けた一対の内側ガイドレ
    ールと、 前記中継軌道の区間内で走行路の全長を超えて配置し、
    平面的にはゲージと所定の関係寸法を保持して一対のレ
    ールの外側に位置し、上下方向には、レール頭頂面以上
    の上端高さに設けた一対の外側ガイドレールとを備えた
    請求項6記載の地上設備。
  10. 【請求項10】 前記走行路を全長にわたって、その高
    さを請求項6〜9に記載の地上設備の走行路の高さより
    も下げて、前記走行路の全長よりも短い長さの範囲で、
    前記走行路と前記レールの高低差に実質的に等しい高低
    差となるようにレール高さを下げた請求項6〜9のいず
    れかに記載の地上設備。
  11. 【請求項11】 前記走行路と前記走行路に対応する位
    置のレール高さを前記レール上を走行する台車の重心位
    置が変化しないように調整して、前記走行路と前記レー
    ルの高低差に実質的に等しい高低差を生じさせた請求項
    10記載の地上設備。
  12. 【請求項12】 狭いゲージの軌道と広いゲージの軌道
    に挟まれ、レールの敷いていない非レール軌道と、 幅方向には広いゲージ軌道のレールよりも外側に位置
    し、長手方向には、広いゲージの軌道の一部から狭いゲ
    ージの軌道の一部まで非レール軌道に跨がって敷設して
    あり、上下方向にはレール頭頂面よりも高く、かつ始終
    端部を下方に向けて連続的に傾斜させた補助輪用の走行
    路と、 走行路の区間内で、狭いゲージの軌道のレールの内側か
    ら広いゲージの軌道のレールの内側までを結び、上下方
    向には、レール頭頂面以上の上端高さに設けた一対の内
    側ガイドレールとを設けたことを特徴とする地上設備。
  13. 【請求項13】 狭いゲージの軌道と広いゲージの軌道
    に挟まれ、レールの敷いていない非レール軌道と、 幅方向には広いゲージ軌道のレールよりも外側に位置
    し、長手方向には、広いゲージの軌道の一部から狭いゲ
    ージの軌道の一部まで非レール軌道に跨がって敷設して
    あり、上下方向にはレール頭頂面よりも高く、かつ始終
    端部を下方に向けて連続的に傾斜させた補助輪用の走行
    路と、 走行路の区間内で、走行路の内側にあり、狭いゲージの
    軌道のレールの外側から広いゲージの軌道のレールの外
    側までを結び、上下方向には、レール頭頂面以上の上端
    高さに設けた一対の外側ガイドレールとを設けたことを
    特徴とする地上設備。
  14. 【請求項14】 前記走行路の区間内で、狭いゲージの
    軌道のレールの内側から広いゲージの軌道のレールの内
    側までを結び、上下方向には、レール頭頂面以上の上端
    高さに設けた一対の内側ガイドレールを備えた請求項1
    3記載の地上設備。
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