JPH0613881Y2 - 側 溝 - Google Patents

側 溝

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JPH0613881Y2
JPH0613881Y2 JP4496290U JP4496290U JPH0613881Y2 JP H0613881 Y2 JPH0613881 Y2 JP H0613881Y2 JP 4496290 U JP4496290 U JP 4496290U JP 4496290 U JP4496290 U JP 4496290U JP H0613881 Y2 JPH0613881 Y2 JP H0613881Y2
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wall
retaining wall
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保雄 清水
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揖斐川コンクリート工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は立設された擁壁と、この擁壁に着脱自在に取付
けられるコンクリートブロック等を主な構成要素とする
側溝に関し、詳細には地面の起伏形状に応じて水路勾配
をとることができる等の長所を有する側溝に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば盛土により形成された道路の側溝にお
いては、第7図に示す如く、第1の盛土(91)上に置かれ
た平板上に断面がU字形状の溝を有する側溝が設置さ
れ、その第1の盛土(91)上に第2の盛土(92)が施される
というものであった。
ところがこの場合だと、前記U字形状の側溝の開口部に
おける一対の側壁のうち、擁壁面側の側壁(200)は、こ
の擁壁と平行に重なるので、水路を形成するという側溝
の構造から言って不要という面があったにも拘らず、こ
の側壁(200)がないと矢印方向に倒れ易く安定性に欠け
るため上記のような構成をとらざるを得ないという欠点
があった。
そこで上記欠点に鑑み、第8図に示す如く、擁壁と側壁
とが一体的に形成されたものが提案された。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の擁壁と側壁とが一体的に形成され
た従来の側溝は、第8図に示す如く、擁壁と側壁とが一
体的に形成されているので、擁壁と重なる不要の側壁(2
00)を省略できるものの、側溝の底部の下方に、盛土(9
0)の勾配による空洞が生じるという施工上避けられない
欠点があった。さらには擁壁に側溝が予じめ一体的に形
成されているので施工現場において地面の形状に起伏が
あったときに、それに応じた水路勾配がとり難いという
欠点があった。
そこで案出されたのが本考案であり、その目的とすると
ころは、施工現場における地面の起伏形状に応じて水路
勾配をとることができる側溝を安価に提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、実施例に
対応する図に付した符号を用いて以下に説明する。
「1).立設された擁壁(10)と、この擁壁(10)の壁面に
着脱自在に取付けられかつ断面がU字形状の溝を有する
コンクリートブロック(20)とより成る側溝であって、 前記コンクリートブロック(20)の開口部(22)における一
対の側壁(21a)(21b)には透通孔(23)が設けられ、かつこ
の側壁(21a)(21b)の先端は、前記擁壁(10)の壁面に対し
て各々上下に当接されると共に、前記一対の側壁のうち
上側の側壁(21a)には前記擁壁(10)に前記コンクリート
ブロック(20)を係止させる係止部(24)を有することを特
徴とする側溝(100)」、 「2).立設された擁壁(10)と、この擁壁(10)の壁面に
着脱自在に取付けられかつ断面がL字形状の溝を有する
コンクリートブロック(20)と、このコンクリートブロッ
ク(20)を受ける受台(30)とより成る側溝であって、 前記コンクリートブロック(20)の側壁(21)の一方は、前
記コンクリートブロック(20)を前記擁壁(10)に取付けて
係止させる係止部(24)と、透通孔(23)とを有すると共
に、この側壁(21)の先端が前記擁壁(10)の壁面に対して
当接され、他方の側壁(21)は、その先端が前記擁壁(10)
の壁面に着脱自在に取付けられた前記受台(30)に当接さ
れていることを特徴とする側溝(100)」、 「3).前記係止部(24)は、ピン(60)を嵌合させるピン
ホール(61)により構成されていることを特徴とする請求
項1又は2記載の側溝(100)」 を各々内容とする。
(考案の作用) 上記手段により本考案の請求項1に係る側溝において
は、 まず、擁壁(10)を施工した後、これに基礎の盛土を確実
にし、次いで、施工現場における地面の起伏形状に応じ
て水路勾配をとれるように大きさを選択した断面がU字
形状で、開口部(22)の側壁(21)に透通孔(23)及び係止部
(24)を有するコンクリートブロック(20)を、この擁壁(1
0)に取付けて係止部(24)により係止する。次いでコンク
リートブロック(20)の上側の側壁(21a)の高さ付近まで
盛土をする。次いでコンクリートブロック(20)の側壁(2
1a)(21b)の透通孔(23)よりセメント(80)を流し込んで側
溝(100)の溝の深さを調整すると共に水路勾配をとる。
ここで、前記水路勾配について以下に説明する。
例えば、地面の起伏により、水を流したい方向に向って
この地面が高くなっていると、この方向に低く水路勾配
をとることは難しい。ところが、このような場合に大き
さの異なる(溝が深い)コンクリートブロック(20)を、
その地面が高く成っている側の擁壁(10)に取付けて使用
すれば、第6図に示す如く、段差(70)が生じ、従って矢
印方向に向って低く勾配をとることが可能となる。
つまり、このとき透通孔(23)よりセメント(80)を流し込
むことによってこの段差(70)をなだらかにすると共に水
路勾配をとり、水をより流れ易くするのである。
次に請求項2に係る側溝(100)においては、擁壁(10)
と、断面がL字形状の溝を有するコンクリートブロック
(20)と、擁壁(10)に着脱自在で前記コンクリートブロッ
ク(20)を受ける受台(30)とにより構成してあるので前記
請求項1の作用に加え、U字形状のコンクリートブロッ
ク(20)に較べて側壁が少ない分だけ軽く、従って取付け
作業が容易と成る。
そして請求項3に係る側溝(100)においては、前記請求
項1又は2に係る側溝(100)の作用に加え、係止部(24)
がコンクリートブロック(20)の側壁(21)に設けられたピ
ンホール(61)により構成してあるので、擁壁(10)とコン
クリートブロック(20)とを、このピンホール(61)にピン
(60)を嵌合させることにより容易に係止させる。
(実施例) 以下図面について本考案の実施例を詳細に説明するが、
これは代表的なものを示したものであり、本実施例によ
って本考案が限定されるものではない。
実施例1 まず第1図、第3図及び第5図に示す如く、本実施例に
係る側溝(100)は、コンクリートより成り、かつピンホ
ール(61)を有し、断面がL形の擁壁(10)と、断面がU字
形状の溝を有するコンクリートブロック(20)とより構成
してある。
このコンクリートブロック(20)は、その開口部(22)にお
ける一対の側壁(21a)(21b)に各々透通孔(23)を設けてあ
り、かつこの側壁(21a)(21b)の先端は、擁壁(10)の壁面
に対して各々上下に当接させてある。またこの一対の側
壁(21a)(21b)のうち上側の側壁(21a)には擁壁(10)にコ
ンクリートブロック(20)を係止させるためのピンホール
(61)より成る係止部(24)と、このピンホール(61)に嵌合
させるピン(60)とを設けてある。
実施例2 第2図、第4図及び第5図に示す如く、本実施例に係る
側溝(100)は、コンクリートより成り、かつ上部にピン
ホール(61)を有し、断面がL形の擁壁(10)と、断面がL
字形状の溝を有するコンクリートブロック(20)と、この
コンクリートブロック(20)を受ける受台(30)とより構成
してある。
このコンクリートブロック(20)の側壁(21)の一方は、こ
のコンクリートブロック(20)を擁壁(10)に取付けて係止
させるピンホール(61)より成る係止部(24)と、透通孔(2
3)とを有すると共に、この側壁(21)の先端が擁壁(10)の
壁面に対して当接させてある。そして前記側壁(21)の他
方は、その先端が擁壁(10)の壁面に着脱自在に取付けた
受台(30)に当接させてある。
上記実施例1及び実施例2においては、擁壁(10)にL形
のものを採用してあるが、それ以外の形状の擁壁(10)で
あっても良い。
また、コンクリートブロック(20)の係止部(24)にはピン
ホール(61)を設けると共に、これに嵌合させるピン(60)
を設けてあるが、これらピンホール(61)とピン(60)以外
であっても良い。しかし係止させる作業が簡単なピンホ
ール(61)とピン(60)とを採用するのが望ましい。またこ
のピンホール(61)とピン(60)を嵌合させて擁壁(10)とコ
ンクリートブロック(20)とを取付けて係止させることが
できるものであればその形状はどのようなものでも良
い。
なお、本考案の必須の構成要素ではないが、擁壁(10)の
底部(40)の一端に突出部(50)を形成させれば、矢印方向
の摩擦抵抗を大きくし、この擁壁(10)が後に滑ったり倒
れたりするのを防止するので都合が良い。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案を採用すると、以下の効果を
奏する。
まず請求項1に係る側溝は、 擁壁に着脱自在にコンクリートブロックを取付けるこ
とができるので、施工現場における地面の起伏形状に応
じてコンクリートブロックの大きさを選択することによ
って水路勾配を容易にとることができる。
側溝の底部下方に盛土時に生じる空洞が発生しないの
で確実な施工ができる。
断面がU字形状の溝を有するコンクリートブロックを
使用し、かつこの開口部における一対の側壁には透通孔
が設けてあるので、このU字形状のコンクリートブロッ
クをそのまま採用するのに較べてセメントの使用量が少
なくて済み、その分コスト的にも有利である。
次に請求項2に係る側溝は、請求項1に係る側溝の効果
に加え、断面がL字形状の溝を有するコンクリートブロ
ックを採用しているので断面がU字形状のコンクリート
ブロックを採用する場合と較べて側壁が少ない分だけ軽
量であり、施工作業がし易い。
そして請求項3に係る側溝は、請求項1又は請求項2に
係る側溝の効果に加え、コンクリートブロックの側壁に
設けた係止部をピンホールにより構成してあるので、こ
のコンクリートブロックを擁壁に取付けて係止させると
きは、ピンを採用することによってこのピンをピンホー
ルに嵌合させるだけで済み、取付けが容易であり、作業
能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1に係る側溝の斜視図、第2図
は本考案の実施例2に係る側溝の斜視図、第3図は実施
例1に係る側溝を使用した状態を示す縮小断面図、第4
図は実施例2に係る側溝を使用した状態を示す縮小断面
図、第5図は本考案の実施例に係る側溝の係止部付近の
部分拡大断面図、第6図は第3図のA−A線断面図、第
7図は従来の側溝を使用した状態を示す縮小断面図、第
8図は第7図とは別の従来の側溝を使用した状態を示す
縮小断面図である。 符号の説明 10……擁壁、20……コンクリートブロック、21(21a)(21
b)……側壁、22……開口部、23……透通孔、24……係止
部、30……受台、60……ピン、61……ピンホール。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設された擁壁と、この擁壁の壁面に着脱
    自在に取付けられかつ断面がU字形状の溝を有するコン
    クリートブロックとより成る側溝であって、 前記コンクリートブロックの開口部における一対の側壁
    には透通孔が設けられ、かつこの側壁の先端は、前記擁
    壁の壁面に対して各々上下に当接されると共に、前記一
    対の側壁のうち上側の側壁には前記擁壁に前記コンクリ
    ートブロックを係止させる係止部を有することを特徴と
    する側溝。
  2. 【請求項2】立設された擁壁と、この擁壁の壁面に着脱
    自在に取付けられかつ断面がL字形状の溝を有するコン
    クリートブロックと、このコンクリートブロックを受け
    る受台とより成る側溝であって、 前記コンクリートブロックの側壁の一方は、前記コンク
    リートブロックを前記擁壁に取付けて係止させる係止部
    と、透通孔とを有すると共に、この側壁の先端が前記擁
    壁の壁面に対して当接され、他方の側壁は、その先端が
    前記擁壁の壁面に着脱自在に取付けられた前記受台に当
    接されていることを特徴とする側溝。
  3. 【請求項3】前記係止部は、ピンを嵌合させるピンホー
    ルにより構成されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の側溝。
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